俳句エッセイ Feed

2021年10月 5日 (火)

(俳句と川柳)「夜長」《新総裁へのエール》

   
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先ず、「歳時記」(俳誌のサロン)から「夜長」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きますが、最後に新総裁へのエールの拙句(俳句と川柳)を掲載します。

  

例句の詳細は季語(青色文字)などをクリック(タップ)してご覧下さい。写真はタップ・拡大してご覧下さい。

     

 夜長1

ああ夜長同じニュースを何度聞く 

          (林翔)

  

イソップの世界に母と子の夜長

        (柴田良二)

 

夜長2

退院やまづは夜長を愉しまむ

       (辰巳比呂史)

  

クルーズに夜長楽しむ街明り 

        (小松渓水)

  

夜長3

亡き母の話に戻る夜長かな

       (柿澤喜三郎)

   

句がゆがみ夜長はなせぬ虫眼鏡

      (吉田多美)

   

夜長4

踊子の長身豊胸リド夜長

       (勝原文夫)

  

酒断ちの餉のすぐ終る夜長かな 

     (藤田直美)

 

夜長5

みちのくの頭良くなる湯に夜長

      (大野林火)

   

退屈で真面日な話聞く夜長 

     (松田都青)

  

夜長6

孫描きし漫画を壁に夜長かな

       (國保八江)

  

子規の書を閉ぢては開く夜長かな 

        (大橋晄

  

夜長7

安請合悔いる睡魔の夜長かな

        (高木典子)

   

一眠りしてしまひたる夜長かな 

      (安原葉)

  

長き夜1

長き夜のごつた煮とろ火仕上げかな

        (北川孝子)

   

長き夜や千年の後を考へる 

      正岡子規)

   

長き夜2

長き夜の秒針の音聞こえけり

      (木村みかん)

    

長き夜や心の鬼が身を責める 

      (一茶)

   

長き夜3

長き夜や母にならずに伯母になり

       (木戸渥子)

   

長き夜の逸話果てなき同期会 

      (高木邦雄)

   

最後に拙句をご笑覧下さい。

青色の文字をクリック(タップ)すると「俳句HAIKU」の関連記事をご覧になれます。

  

口遊む夜長のエール願ひ込め

長き夜を政治談議俳句論

酌み交はし夜長の談議コロナ論

長き夜を句に遊びつつ手酌酒

エールの句新総裁へ長き夜に

句に込めし民の夜長の願ひかな

ピーポーの遠音遠近夜長かな

長き夜やコロナ禍祈る子の未来

総裁よ夜長のエールご覧あれ

    

岸田文雄氏が節目の第100代総理大臣に選任されました。
来るべき衆議院選挙で従来通りの選挙結果になるなら、自民党の新総裁岸田文雄氏は節目の第101代総理大臣になるでしょう。

 
薫風士に限らず、多くの国民は、「国民の声を聞き有言実行の透明な政治を推進してくれること」を期待を込めて新総裁と新閣僚の手腕に注目しているでしょう。
その期待を裏切らないで、新総裁や新閣僚は「令和の本格的な総理大臣や閣僚」になるべく、「初心を忘れず」・「至誠一貫」・「不動心」で地道な努力を重ねてほしいものです。

  

世論調査によると支持率が自民党の期待より低いとのことですが、安倍流(?)の「まやかし」の美辞麗句をせず、国民の願いに応える地道な実績を積み重ねると、国民に糠喜びをさせる政権よりも支持率が上がり、本格的な長期政権を確立できるでしょう。

  

岸田文雄総理大臣にはご多忙でしょうが、喫緊の課題の解決が一段落した後には、ヘルマン・ファンロンパイ氏との俳句の交流や「俳句のユネスコ無形文化遺産への登録」を願う俳句愛好家の思いや「俳句を通じて世界平和を!」という薫風士の願いにも思いを馳せて頂ければ望外の喜びですが、総理大臣ともなれば喫緊の課題は絶えないでしょうから、総理大臣退任後には俳句愛好家の願い「俳句を通じて世界平和を!」をご支援頂きたいものです。

  

冒頭の写真は2018年7月に薫風士がポーランドで俳句の講演をした際に撮影してもらったものです。

「ポーランドの旅(写真と俳句 講演のことなど)」http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/haikupoland.html

をご覧下さい。

   

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

2021年9月27日 (月)

俳句と川柳の鑑賞 <大相撲>

   

青色文字(タイトルなど)をクリック(タップ)して記事をご一読下さい。

  

・秋場所や新横綱の不動心

「不動心」は照ノ富士が横綱昇進の伝達式に用いた言葉です。

2021年9月場所は新横綱の照ノ富士が13勝2敗で優勝し、一人横綱の責任を果たしました。

 

・怪我多き体重依存大相撲

   

怪我で大関から序2段まで陥落した後に不屈の努力で大関に復帰し、更に横綱となり新横綱優勝を成し遂げた照ノ富士には全く敬服します。

白鵬と照ノ富士の横綱対決を見たいと思っていましたが、コロナ禍の白鵬が休場しました.

9月27日のNHK NEWS WEBによると、残念ながら白鵬が膝の怪我で引退することになりましたが、歴史に残る大記録を残しました

  

白鵬の全勝優勝名古屋場所

タイトルの俳句のとおり、怪我で6場所休場していた白鵬が、横綱の進退をかけたなりふり構わない技で、千秋楽まで14連勝の大関照ノ富士に勝ち、優勝しました。(2021年7月)

    

秋場所や至誠一貫相撲道

「至誠一貫」は関脇正代が大関昇進の伝達式の口上に用いた四字熟語です。(2020年9月)

   

時疫とて春場所侘し無観客

千秋楽は2敗を喫した白鵬・鶴竜の横綱対決となりましたが、白鵬が依然として強さを示し、44回目の幕内優勝を達成しました。(2020年3月)

   

 大相撲の俳句「初場所」

           (2019年1月)

・大寒や天覧相撲熱気満つ  

・初場所や一人横綱仁王立ち 

   

俳句の鑑賞 <「相撲」・「角力」>

 正岡子規や江戸時代の俳人の相撲の俳句など、ご覧になれます。

            (出典「575筆まか勢」)

      

2021年9月24日 (金)

俳句の鑑賞:「秋」の特集

     

大阪・関西万博の期間延長を!《亀の夏至の呟き》」をご覧下さい。

   

虚子記念文学館と谷崎潤一郎記念館

    

初秋の吟行《萩の寺・東光院

   

終戦記念日・墓参・盆」の俳句をご覧下さい。

記事の内容はタイトル(青色文字)をクリック(タップ)してご覧下さい。    

江戸時代から現代までの著名な俳人の俳句をご覧になれます。

    

秋」の俳句を鑑賞しよう

  

この記事や歳時記の例句を読めば、「俳句の面白い読み方」・「俳句の深読みの面白さ」がわかるでしょう。

    

越前の恐竜博や秋うらら(吟行の俳句と写真

 

初秋のパラリンピック応援句

パラリンピック選手への応援・エールの俳句擬き・川柳もどきです。

   

俳句の鑑賞《残暑・秋暑し

俳句と川柳の面白さがわかるでしょう。

  

敬老の日・子規忌・糸瓜忌》に思うこと

自分の死をも滑稽味のある俳句にする正岡子規の悲壮な覚悟・辞世句などをご覧になれます。

  

俳句の鑑賞《夜長・長き夜

  

子規の忌や俳句HAIKUに明け暮れて

櫂未知子先生の「居残り授業」になった田中要次さんの俳句の推敲を考えました。

  

俳句の鑑賞《秋晴・天高し

歳時記(俳誌のサロン)の親しみやすい「秋晴」・「天高し」の例句をご覧になれます。

   

句に遊びドライブ旅行秋高し 

山口県の角島元乃隅稲荷神社龍宮の潮吹別府弁天池秋吉台秋芳洞岩国城錦帯橋笠戸島夕日岬柳井白壁の町並み須佐ホルンフェルスなど、吟行の俳句と写真をお楽しみ頂ければ幸いです。

   

秋麗」の俳句と「深田公園」の写真

歳時記の親しみやすい例句「秋うらら」や愛犬チュヌと散歩した深田公園(三田市)の写真をお楽しみ頂けると幸いです。

   

買物へ虫の音続く遊歩道(子規忌の「まんぽ俳句」と写真

 

俳句の鑑賞《初紅葉・薄紅葉

兵庫県立人と自然の博物館」の周辺・「深田公園」は薄紅葉が美しくなり始めました。散歩で撮った写真と歳時記の例句をお楽しみ頂けると幸いです。

  

秋の声・秋の水・秋の空

歳時記などの例句や薫風士がメタルアートなど気の向くままに口遊んだ深田公園紹介の俳句や写真をご覧になれます。

  

俳句の鑑賞《名月

「名月」(歳時記)の例句や名月(ニュータウンの夕暮れ)の写真など、ご覧になれます。

   

俳句の鑑賞《後の月

「後の月」は陰暦九月十三夜の月です。歳時記の例句をご覧になれます。

  

俳句の鑑賞 《露けし・露

歳時記の「露けし」や「露」の例句をご覧になれます。

  

俳句の鑑賞《相撲・角力

正岡子規や江戸時代の俳人の相撲の俳句など、ご覧になれます。(出典「575筆まか勢」)

   

秋場所や至誠一貫相撲道

 「至誠一貫」は関脇正代大関昇進の伝達式の口上に用いた四字熟語です。コロナ禍の2021年9月場所は白鵬が休場しましたが、新横綱の照ノ富士が13勝2敗で優勝し、一人横綱の責任を果たしました。

秋場所や新横綱の不動心

「不動心」は照ノ富士が横綱昇進の伝達式に用いた言葉です。怪我で大関から序2段まで陥落した後に不屈の努力で大関に復帰し、更に横綱となり新横綱優勝を成し遂げた照ノ富士には全く敬服します。

白鵬と照ノ富士の横綱対決を見たいと思っていましたが、今朝(9月27日)のニュースによると、残念ながら白鵬が膝の怪我で引退することになりました。

  

俳句《小鳥来る・鳥渡る・渡り鳥

歳時記(俳誌のサロン)から小鳥の俳句を抜粋させて頂きました。

  

秋風の俳句を鑑賞しよう

日本大歳時記(講談社)の「秋風」の解説や歳時記(俳誌のSalon)の例句など、ご覧になれます。

  

奥の細道むすびの地記念館」(大垣市)を見学(俳句と写真

歳時記(俳誌のサロンの例句と薫風士の吟行句や写真などをご覧になれます。 

  

楽しい吟行俳句アルバム 《芭蕉の足跡・加賀路

句友の手作りの吟行アルバムをお楽しみ頂けると幸いです。

    

芭蕉ゆかりの伊賀上野吟行(俳句と写真特集

  

楽しい吟行の俳句アルバム(岡山城と後楽園ほか

  

奈良公園・柳生の里の吟行(俳句と写真

  

西近江路・琵琶湖周辺の吟行俳句と写真(改訂版

   

俳句の鑑賞《秋の雲・秋雲

歳時記(俳誌のサロン)」の「秋の雲」・「秋雲」の例句をご覧になれます。

  

俳句の鑑賞《台風・野分》(改訂版

  

俳句と川柳の鑑賞《文化の日

  

秋彼岸の俳句)夏井いつき先生の添削を添削する(特集

  

俳句の鑑賞《柿

   

「菊」の俳句鑑賞

   

俳句の鑑賞《秋の雨・秋雨・秋時雨

   

防災の日」の俳句鑑賞《震災・地震・津波

   

俳句の鑑賞《爽やか・薄紅葉》(御嶽山「播州清水寺」に詣で

   

俳句と写真《イタリア旅行》 HAIKU & pictures (Trip to Italy

   

俳句・フォトアルバム《東欧の旅》 Haiku & Pictures (Trip to E. Europe)

   

写真と俳句《ロシアの旅》Pictures & Haiku (Trip to Russia)

      

俳句雑感(5) 季語とは何か?《西瓜と西瓜割

    

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

2021年9月20日 (月)

俳句と川柳《吾亦紅と総裁選》(改訂版)

  

吾亦紅総裁選の当馬か

吾亦紅永田の風に靡くのみ

政界は男社会か吾亦紅

潔し男社会の吾亦紅

下馬評の大穴小穴吾亦紅

吾亦紅あやつる巧み傀儡師

傀儡にされるは誰か吾亦紅

美辞麗句実行如何吾亦紅

コロナ禍の政治談議や吾亦紅

       (薫風士

   

緊急事態宣言が9月末まで延長されました。薫風士の掲句は自民党の総裁選に因んで詠んだコロナ禍の憂さ晴らしのブログ用俳句擬き・川柳ですが、引用させて頂いた「歳時記」の俳句は数十年前に政治とは全く無関係に詠まれた俳句です。

 

若手政治家の発言が影響力を持つようになり、政界が活気づくことは国民にとって望ましいことです。

数年前に、「政治談議(12):不当な党議拘束を止めよ!」という記事を書きましたが、自民党の総裁選に於いて派閥領袖の拘束が事実上出来なくなり、自主投票になったことは結構なことです。

しかし、決選投票で派閥の領袖が若い世代の投票に大きな影響力を持てば、元の木阿弥になるでしょう。

次の衆議院選挙における結果がどうなるかは、我々庶民の一人一人の投票次第ですから、しっかり考えて投票しましょう。

 

経済同友会のセミナー閉幕時のアピールは、「『嫌われる勇気』を持って結果を追求できるリーダーの誕生を期待している」とのことですが、肝心なことは「誰に嫌われるのか?」嫌われる対象と政策の中身の問題でしょう。

 

現代の政治の必須の要件は「政治の透明性だ!」と大多数の国民は思っているのではないでしょうか? 

 

自民党の新総裁は総理大臣になるのでしょうから、新総裁は有言実行に撤し、国民の期待を裏切らないようにしてほしいものです。

    

<提言>「平和の俳句」月間(「俳句の日」から「子規忌」) 川柳と俳句(先輩の句集を拝読して思うこと) をご覧下さい。

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(写真1)

日経新聞電子版(パソコン画面の一部分)

クリック or タップすると拡大します。

     

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(写真2)薫風士の義父の句碑と吾亦紅

  

   

    

「吾亦紅」の俳句を気の向くままに「歳時記(俳誌のサロン)」から抜粋・掲載させて頂きます。

青色文字をクリック(タップ)して例句の詳細やリンク記事をご覧下さい。

   

吾亦紅1

真実を吾が信条と吾亦紅 

        (高橋照子)

  

吾亦紅2

吾亦紅ぽつんぽつんと気ままなる

        (細見綾子

   

吾亦紅3

吾亦紅高く吹かるる花野かな 

        (手島南天)

   

吾亦紅4

吾亦紅気付かぬほどの自己主張 

        (伊庭玲子)

   

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

      

2021年9月10日 (金)

川柳と俳句(先輩の句集を拝読して思うこと)

    

先日、同窓の先輩(前川淳氏)からシャープOBグループ「そうりゅう会」の句集を送って頂きました。

この川柳句会のメンバーは20~30人のようですが、これまでに「249回の長きに渡り、一度の休会も無く開催された」とのことです。

 

現在はコロナ禍で通常の川柳句会は開催出来ず、「パソコンメールによる投句句会」を実施されているようです。

 

前川氏の川柳はブログ「俳句HAIKU」で3年ほど前に紹介させて頂きましたが「先輩の川柳(改定通読版)」参照)、ご恵送頂いた「そうりゅう会」句集の先輩の投句から、「季語のある川柳」と「政治家への風刺か自戒の念と思われる川柳」を抜粋・掲載させて頂きます。

   

アジサイ梅雨の音符で咲いている

・蓄えの先生を見て学ぶ

散り際はきれいさっぱり掃除する

流暢すぎる言は得てして中身なし

   

8月25日は「川柳発祥の記念日」とされ、9月23日は柄井川柳の命日で川柳忌」とされています。

 

川柳愛好家によって、この約1か月の間を「川柳と俳句の俳諧啓蒙月間」として俳句の世界遺産登録への運動を支援して頂けないでしょうか?

   

俳句をユネスコ世界無形文化遺産へ(草の根運動)」や「俳句と川柳: 世界遺産へ小異捨て」などで述べましたが、川柳界と俳句界が日本の伝統的庶民文芸である「俳諧(俳句と川柳)」をユネスコ世界無形文化遺産として登録する運動に協力して頂けることを願っています。   

 

俳句の啓蒙運動について書いた「<提言>「平和の俳句月間(「俳句の日」から「子規忌」)」や「俳句仲間のエッセイ: 俳句と川柳」などをご一読頂き、皆さんがこの運動に協賛して頂けると望外の喜びです。

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。

  

2021年9月 4日 (土)

<提言>「平和の俳句」月間(「俳句の日」~「子規忌」)

  

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「俳句の日」とされる8月19日から正岡子規の命日9月19日までの1か月を「俳句月間」として俳句・教育関係者により俳句を通じて子供たちに対する日本文化の啓蒙活動をして頂いたら如何でしょうか?

  

9月21日は国連の定めた平和の日です

   

平和の俳句」といえば金子兜太が有名ですが、俳句は、日本の誇るべき世界文化遺産にふさわしい庶民芸術の一つです。

人々が好き好きに、自然と人の営み花鳥諷詠として詠み個性を発揮する世界最短の詩です。

 

俳句の教育はある程度実践されているのでしょうが、プレバトのような一方的な査定やランク付けはしない教育が実施されることを願っています。

  

俳句でクイズ・ゲームを楽しもう!」や「俳句ブログ:終戦記念日《「戦争と平和」特集》」をご一読頂けると有難いです。

   

(青色文字をクリックorタップしてリンク記事をご覧下さい。)

                        

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事(タイトル)が表示されます。記事のタイトルをタップ(クリック)して、ご覧下さい。

  

2021年9月 1日 (水)

初秋の俳句鑑賞(パラリンピックに因んで)

    

(P.S. 2022.7.21)

NHK NEWS WEBによると、新型コロナ感染の第7波が急拡大し、20日には全国の新規感染者数が過去最多となる15万2536人と発表されました。

俳句《涼し》死の話」や言葉の力•俳句の力《癒し》をご覧下さい。

     

 (2021.9.1) 

パラリンピアンの懸命な競技姿にはメダル獲得の有無に拘わらず感動し、励まされます。

掲句は俳句擬きのパラリンピック選手へのエール・応援のブログ俳句です。

 

(リンク記事や例句の詳細は青色文字をクリックorタップしてご覧下さい。)

 

「初秋」は「はつあき」又は「しょしゅう」と読み「5・7・5」のリズムにします。

   

9月1日は「防災の日」です。

新型コロナウイルスの全世界感染者数は2億1千7百万人を超え、日本の感染者数は150万人を超えています。

死者は全世界で450万人を超え、日本は1万6千人を超えています。

感染拡大が収まらない状況で、コロナ禍の「パラリンピック2020」が無事に終わることを祈っています。

  

処暑(8月23日)が過ぎても猛暑が続きうんざりし、「コロナ禍の憂さ晴らしになれば良いが」との思いで、「俳句クイズ」などの記事を書いていていましたが、さすがに朝は涼しくなり、「初秋」の感じがします。

       

初秋の笑みマスコットブーケ手に

初秋のメダルの笑みはマスク裏に

初秋のパラリンピアン闘志秘め

初秋やパラリンピアン笑み豊か

爽やかやパラリンピックメダリスト

爽やかやパラリンピアン競う笑み

深夜にも東京パラや涼新た

         (薫風士)

    

 「平和の俳句」啓蒙月間について  

「俳句の日」とされる8月19日から正岡子規の命日9月19日までの1か月を「俳句月間」として俳句・教育関係者により俳句を通じて子供たちに日本文化の啓蒙活動をして頂いたら如何でしょうか?

コロナ禍の自粛生活で子供たちが無意味なwebゲームに夢中になっているのは親泣かせです。

  

俳句は、日本の誇るべき世界文化遺産にふさわしい庶民芸術の一つです。人々が好き好きに、自然と人の営みを花鳥諷詠として詠み個性を発揮する世界最短の詩です。

 

俳句の教育はもう既に実践されているのでしょうが、プレバトのような一方的な査定やランク付けはしない教育をしてほしいものです。

 

大人のための俳句の面白さの啓蒙の一助になれば幸いですが、「俳句の日」俳句でクイズ・ゲームを楽しもうをご覧下さい。   

 

 815日の終戦記念日の俳句を特集しました。俳句ブログ:終戦記念日<「戦争と平和」特集>をご一読下さい。

        (薫風士

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

   

2021年8月30日 (月)

俳句鑑賞《流星・星流る》

     

(2024.11.25 更新)

混沌は宇宙の秩序星流る

星流る世界平和を見届けむ

流星や待ちし友来ぬクラス会

流星や折り紙愛し友逝きぬ

スペインを愛せし友や星流る

         (薫風士)

  

漕ぎ終へし重き艪櫂や星流る

流星や昭和はレトロ句に生きむ

        (木下さとし)

  

冒頭の写真は花鳥2023年11月号「花鳥徒然」の薫風士(木下聰)の投稿記事です。

  

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この写真は、花鳥705号~716号の表紙を集めて、坊城俊樹主宰の遊び心を生かして、「マンボウの春の夢」の俳句の色紙の形にして、スマホで撮ったものです。

  
俳句を通じて世界平和の実現に些かでもお役にたてたいと、八十路の初夢を見て、薫風士はささやかなブログ「俳句HAIKU 」を書いています。

 

青色文字をクリック(タップ)して、「初夢の俳句」や「梅東風や届け世界にこの思ひ」、「血に染むなドニエプルてふ春の川」などを一読し、遊び心に託した思いをシェアして頂ければ望外の喜びです。

      

(2021年8月30日の記事)

コロナ禍の五輪の空や星流る

流星やパラリンピアン闘志燃ゆ

流星や昭和の五輪遠くなり

コロナてふ令和の敵や星流る

流星や宇宙の声に耳すませ

流星やコロナ変異の蔓延りて

流星や地球の未来如何ならむ

流星に思ひを馳せる八十路かな 

         (薫風士)

   

「平和の俳句」啓蒙月間について

8月19日は「俳句の日」とされていますが、正岡子規の命日が9月19日ですから、8月19日からの1か月を「平和の俳句月間」として俳句・教育関係者により俳句を通じて子供たちに伝統ある日本文化の啓蒙活動をして頂いたら如何でしょうか?

   
コロナ禍の自粛生活で子供たちが無意味なwebゲームに夢中になっているのは親泣かせです。

  
俳句は、個性を発揮する芸術の一つであり、好き好きですから、学校における俳句教育では、プレバト俳句のような一方的な査定・ランク付けはしないでほしいものです。

  
大人のための俳句の面白さの啓蒙の一助になれば幸いですが、8月15日の終戦記念日の俳句を特集しました。

  
俳句ブログ:終戦記念日「戦争と平和」特集
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/08/post-452c.html
をご一読頂き、その思いをシェアして頂ければ嬉しいです。

   

海神の胸に飛び込み流れ星 

       (吉村玲子)

掲句は国際俳句協会第21回俳句大会現代俳句協会賞受賞句です。

   

「歳時記」(俳誌のサロン)からタイトルに相応しい俳句を抜粋・掲載させて頂きますが、掲句は新型コロナウイルス発生より数年前に詠まれた俳句であり、コロナとは全く関係ありません。

(例句の詳細やリンク記事は青色文字の季語などをクリック or タップしてご鑑賞下さい。)

  

流星1

流星や弟妹三人病得て  

        (中上照代)

  

流星2

星も旅したきときあり流れ星 

        (鷹羽狩行)

 

流星3

流星や遠く聞こゆる救急車  

        (永井恵子)

  

大空の清艶にして流れ星  

      (高浜 虚子)

 

流れ星蚊帳を刺すかに流れけり

       (金子兜太)

       

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

     

2021年8月15日 (日)

「戦争と平和」(俳句と川柳:終戦記念日特集)

 

(2024.8.15 更新)
711nhktv_120920 写真は、NHK-TVニュース画面の一部分です。

2月7日は「北方領土の日」です。
ロシアのプーチン大統領は国際条約を破り、日本の北方領土になし崩しでロシア住民を移住させています。
この事態を放置すると、ロシアの住民を保護するという口実で軍事侵攻を推し進め日本の領有権を略奪する恐れがあります。

日本の平和を維持するためには、共産主義専制国家が付け入る隙を生じないように、自由主義圏との連携を堅持しつつロシアとの平和交渉を粘り強く推進しなければなりません。

そのために、全ての政治家が公明正大なクリーンな政治を大局的見地で推進してくれることを切望しています。


(P.S. 2022.12.13)

今年の漢字は「戦」に決定されました。

「コロナとの戦い」など、「戦い」の相手は様々ですが、プーチン大統領など時代錯誤の専制政治がある限り、平和への戦いには自衛手段も疎かに出来ません。

「防衛費の増強・増税」を防ぐためにも、各人がそれぞれの分野で世界平和への訴えを続けましょう。

冬帝やアナクロ専制如何にせむ
      薫風士

 



青色文字をクリック(タップ)して、「俳句《涼し》死の話」や「言葉の力•俳句の力《癒し》」、「梅東風や届け世界にこの思ひ」、etc. をご覧下さい。

 


(P.S. 2022.9.21)

9月21日は国連が定めた「世界平和デー」です

日本は世界で唯一の被爆国として「平和憲法」を堅持して来ました

国連が率先して「世界に平和憲法を進める運動」を推進して欲しものです

花祭の俳句《21世紀の宗教・世界平和を考える》」をご覧下さい。

 



(P.S. 2022.8.15)

8月15日は終戦記念日です。

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まやかしの「旧統一教会」の「世界平和統一家庭連合」への名称変更や詐欺的イベントと政治家とのもたれ合いの関係などが問題になっています。

 


「旧統一教会」や「世界平和統一家庭連合」とこのような関係をもった政治家は、「知らなかった」とか、「認識していなかった」とか、「事務局に任せていた」などと責任逃れのまやかしの弁解をせず、率直に釈明すべきでしょう。

 


政治家、特に幹部の政治家は、配下の事務局や担当者に適切な指示をする管理・監督責任が一般人以上にあることを認識すべきです。

「知らなかった」などと、無責任な弁明をすることは、政治家としての資質の欠如を表明していることになります。

 


安倍元総理大臣は、生きていたら何と釈明するのでしょうか

「政府を批判する者は『反日だ』」などと、まさか繰り返さないでしょうね!?!


「死者に鞭打つ」ことを良しとしない日本文化を尊重する岸田政権により、コロナ禍の非常時に国民の反対にもかかわらず、国葬までしてもらえるのですよ!

 


 


「いかさま」の新興宗教は論外ですが、前世紀の預言者などに由る既存の宗教を超越して、21世紀の科学を拠り所にした宇宙時代にふさわしい宗教心をもって平和を祈りましょう!

宗教と科学の対立と融合」をご覧下さい。



 


(P.S. 2022.7.7)

俳句の鑑賞《西日》をご覧下さい

7月10日の参議院選挙の候補者は乱立状況で、単なる売名行為をしているのではないかと思うような泡沫候補者や元タレントの人気にたよる安易な選挙対策もあるようです。

政治家は国民の期待を裏切らないように公明正大な政治を推進して欲しいものですが、選挙権を放棄することなく、まやかしの無い有言実行の候補者を見極め、しっかり考えて投票しましょう。

 

 


(P.S. 2022.5.3)

今日は憲法記念日です。

俳句談義(15):「昭和の日」・「憲法記念日」と俳句

梅東風や届け世界にこの思ひ
をご覧下さい。

 


(P.S. 2022.4.15)

ウクライナ紛争について、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、紛争解決案を提言しました。

 


青色文字をクリック(タップ)して、「『花祭』の俳句《21世紀の宗教・世界平和を考える》」や「血に染むなドニエプルてふ春の川」に書いた思いをシェアして頂ければ望外の喜びです。

 


 

春一番おぞましきとはこの言葉


掲句は2022.3.5の春一番に詠んだ薫風士の即興句・俳句擬きです。

55983177「何がおぞましいか」、青色文字をクリック(タップ)してリンク記事をご覧下さい。


 


(2021.8.15の記事)


コロナ禍の東京五輪2020は「コロナ禍の俳句鑑賞:半夏生とオリパラ」の拙句のとおり、お祭り気分になれない「完全な形無観客」のままで8月8日に閉幕しました。
東京五輪2020が2年延期して開催されていたら新型コロナウイルスの感染拡大も収束して、文字通りスポーツの祭典として盛り上がり、経済の活性効果もあったでしょうに、1年の延期で強行されたことは残念でした。

 



8月15日は「終戦記念日」です。

「昭和年代の戦争は連合国枢軸国の戦いでしたが、令和年代の戦いは新型コロナウイルスと人類との戦い」と言えるでしょう。


 


スポーツの祭典終えて終戦日



コロナ禍の式典侘し終戦日



コロナ禍の出水に怯え終戦日



戦うは自然災害終戦日



独裁とコロナが敵よ終戦日



良心と科学が頼り終戦日



多様性受容し平和終戦日



切札はワクチン接種終戦日


 


掲句は薫風士のブログ用俳句・川柳です。



NHKは「開戦 太平洋戦争〜日中米英 知られざる攻防〜」など、特集番組を放映しています。


「俳句HAIKU」も戦争と平和に関わるこれまでの記事を特集しました。


青色文字のタイトルをクリック(タップ)してご覧下さい。


 


ポーランドの旅(写真と俳句 講演のことなど)



「花見酒」令和を祝ひ句に遊ぶ



「みどりの日」の俳句を読んで思うこと



季語「東北忌」・「3.11」に思うこと



八月の俳句に思うこと



815祈り繋がむ終戦日



869祈り繋ぐか原爆忌



鎮魂の鐘殷殷と広島忌



乙女等の祈りの歌や長崎忌



「蝉しぐれ」と「山眠る」(政治家の引き際)



俳句談義(5):戦時中の高浜虚子・文芸家としての良心


 


俳句の鑑賞:初夏 《コロナ禍に思うこと》」で紹介した現代音楽作曲家の新作:ロクリアン正岡/「敬愛する近しい人のための生前葬音楽」をYouTubeで聴きました。

ピッコロ独奏編などコロナ禍の癒しになれば幸いですが、チューバ独奏編は悲し8.2みに胸が裂ける思いがします。
癒しの効果は俳句より音楽だと思いますが、コロナフレイルの予防長寿には俳句・吟行が効果的でしょう。


 


青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。


 

  

2021年8月13日 (金)

東京2020 喜怒哀楽俳句・川柳クイズ:誰のことか?(百日紅・雲の峰・総括編)

   

(P.S 2022.8.31)

2019_jpower (写真)J-Power Groupの8月のカレンダーの一部分

「ひまわり」がウクライナの国花とみなされていることを最近知りました。

「TOKYO 2020」の開催をワクチンの開発・普及が進み新型コロナウイルスの感染拡大の収束が期待されるまで2年間延期していたら、暗殺による安部晋三元総理大臣の不慮の死も起こらなかったかもしれません。

   

(2021.8.13)

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この記事に掲載する俳句俳句擬き川柳擬きは、「TOKYO 2020 俳句クイズ: メダリストは誰か? ひまわり編)」の続編として、コロナ禍の自粛の憂さ晴らしになることを期待して、8月も折に触れて「詠み」、合わせて「令和の俳諧」として40句にしました。

ダジャレですが、コロナ禍のオリンピック選手を遠隔・リモートで暖かく応援すべく、SNSでフォローし、お友達を「呼び」、ご一緒にクイズゲーム感覚で「俳句HAIKU」の記事を「読み」、なお厳しい「猛暑」・「残暑」の憂さ晴らしをしながら「日本語の豊かさ」・「俳句の面白さ」も知って頂ければ嬉しいですね。

  

高笑いするのは早い百日紅さるすべり

 この俳句擬きには、東京五輪2020に限らず、多くの読者にとって共感する事や思い当たる人が存在するのではないでしょうか?

   

六位とて己のベスト雲の峰

雲の峰目指し走破女子八位

雲の峰混合初の金メダル

コロナ禍の泳ぎの舞や雲の峰

限界に挑みしリレー雲の峰

胴上げや悲願達成真夏の夜

金に湧く侍ジャパン雲の峰

息詰まるタイブレークや百日紅

魔女とても栄枯盛衰さるすべり

雲の峰世界の王者メダル無く

雲の峰目指し撫子銀メダル

体操と鉄棒二冠さるすべり

金取りしカエル好き旅心

ここをクリック(タップ)して「コロナ禍の梅雨のひととき『美かえる』で」をご覧下さい 

   

さるすべり怪我乗り越えて銅メダル

さるすべり遊びを極め金と銀

   

明暗を分けし一年一念さるすべり  

 東京五輪2020の開催延期をワクチンの開発・普及が進み新型コロナウイルスの感染拡大の収束が期待されるまでの2年間とせず、1年間としたのは何故でしょうか

   

雲の峰パリの五輪へ夢を馳せ

雲の峰姉妹の得たる金メダル

雲の峰メダル僅差で取り損ね

さるすべり野野軽々と銀と銅

雲の峰演武を極め金メダル

銀メダル雲の峰へとペダル踏み

   

コロナ禍や祭り気分の無き五輪

コロナ禍の客無き夏の五輪終ふ

五輪終へキョキョ虚虚キョキョと時鳥

 ここをクリック(タップ)してリンク記事 (「復興」の次は「コロナ」か むなしい五輪の大義) をご覧下さい

  

2021年7月25日 (日)

オリパラと向日葵の俳句 (コロナ禍の暑中見舞い)

   

(P.S 2022.9.20)  

2019_jpower_2

(写真)J-Pwer Groupのカレンダー8月の一部分

   
「ひまわり」はウクライナの国花とみなされています。

  

「TOKYO 2020」の開催をワクチンの開発・普及が進み新型コロナウイルスの感染拡大の収束が期待されるまで2年間延期していたら、暗殺による安倍晋三元総理大臣の不慮の死も起こらなかったかもしれません。

 

安倍晋三前総理大臣の「完全な形で開催する」という発言にもかかわらず、「オリパラ」の開催を新型コロナウイルスの感染拡大が収束するまで何故延期しないのか、マスコミもそのことに何故触れないのか、不思議に思っていました。

その原因が明らかになることを期待させる記事があり、リンクしていたところ、その記事が何故か削除されました。

   

(2021.7.25の記事)

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新型コロナ変異ウイルスの感染拡大が続く中、7月23日から開催された東京オリンピックは、冷房の部屋で扇風機を回し、昼寝もしながら観戦しています。

コロナ感染に気をつけ熱中症にならないよう観戦が感染にならないように、気をつけて「オリパラ」を観戦しましょう。 

 

コロナ禍自粛の俳句が退屈しのぎ・気分転換・慰みになれば幸いです。

  

大向日葵コロナ禍見舞ふ絵手紙

7月22日は「海の日」で各地で猛暑日になり、拙宅の庭でも蝉が鳴き始め本格的な夏になりました。冒頭の写真の如く、向日葵(ひまわり)の絵手紙の暑中見舞い状が親戚から来ました。

   

夏の雲隠す五輪の飛行雲

ブルーインパルスの描く五輪の飛行機雲があいにくの雲でよく見えなかったのは残念でしたが、人生は時の運です。

向日葵の花束胸に金メダル 

  

この俳句の青色文字をクリックして、TOKYO 2020 俳句クイズ: メダリストは誰か? ひまわり編)」のクイズをお楽しみ下さい。

ここをクリック(タップ)して、「東京2020喜怒哀楽俳句クイズ:誰のことか?(百日紅・雲の峰編)」のクイズもお楽しみ頂けると幸いです

   

向日葵に笑み堂々の金メダル

  

オリンピックなどのスポーツに限らず、政治経済文化何事も正々堂々とやってほしいものです

NHK NEWS WEBによると、7月31日の新規感染者数は全国で12,341人です。現役世代のワクチン接種を促進しないと、「オリパラ」も楽しめない爆発的な感染拡大・医療崩壊になる恐れがあります。

 

2016年のリオ・オリンピックに詠んだ「八月の俳句に思うこと」もここをクリック(タップ)してご笑覧下さい

           
「歳時記」から向日葵の俳句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

(青色文字をクリックすると例句の詳細がご覧になれます。) 

    

向日葵1

向日葵や昔の母の強かりき  

       (落合由季女)

 

向日葵2

向日葵は種に少女は母親に  

        (林昭太郎)

  

向日葵3

豪雨去り倒れし向日葵介錯す 

        (松木清川)

   

向日葵4

向日葵の迷路に母子呼び交す 

        (北島智子)

   

向日葵5

向日葵を揺らし嵐電進みけり 

        (長濱順子)

     

向日葵6

風力とソーラーパネルと向日葵と 

        (佐藤喜孝)

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

2021年7月21日 (水)

白鵬の全勝優勝名古屋場所

   

(2024.5.13 更新)

夏場所や怪我で全滅上位陣

             (薫風士)

  

2023年7月23日の更新記事「大暑の名古屋場所《気》」をここをクリックしてご覧下さい

    

(2021.7.21の記事)

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タイトルの俳句のとおり、怪我で6場所休場していた白鵬が、横綱の進退をかけたなりふり構わない技で、千秋楽まで14連勝の大関照ノ富士に勝ち、45回目の優勝をしましたが、14日目の大関正代との白鵬の異常な立会の仕方や照ノ富士に対する張手の仕方などにたいして、「横綱相撲ではない」と非難の声が上がっています。

日本の伝統的な相撲観・横綱観からすれば当然の非難でしょうが、横綱相撲について、日本の伝統としての相撲道のあるべき姿は何か、「相撲憲章」のような一般的に明文化されたものが何かあるのでしょうか?

ふと、宮本武蔵の逸話を連想しましたが、勝利に対する白鵬の凄まじい執念には感心するばかりです。白鵬の達成した様々な歴史的記録は将来の語り種になることでしょう。

いずれにせよ、立会や張手などについて、反則などの明文化された規定が無いなら、外国人の国際的感覚からすれば、「ルールに違反しない限り、勝つために前例のない戦略・戦術を使うことは非難されるべきではない」ということでしょう。

このような考え方はオリンピック・パラリンピックの外国からの選手や関係者の考え方にもあることを考慮して対応する必要があると思います。

  

オリンピック・パラリンピック組織委員会日本相撲協会などの関係者が、「素人のたわ言」などと無視しないで、将来の大相撲発展のために然るべき対策を考慮して頂ければ、相撲ファンとして望外の喜びです。 

照ノ富士は怪我をして序二段まで転落しながら努力を重ねて大関に復帰し、白鵬に負けたとはいえ横綱昇進を成し遂げたことに感動しました。

  

秋場所や新横綱の不動心

 

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秋場所では、令和の新横関として、照ノ富士が「口上」のとおり白鵬と堂々たる横綱相撲を見せてくれることを楽しみに応援しています 

  

オリパラのメダル獲得数に気を奪われて、新型コロナ変異ウイルス拡大防止のための自粛が疎かになったりして「観戦」が「感染」になることは禁物です。

大相撲秋場所が無観客開催に追い込まれることにならないように気を付けて、オリパラも応援・観戦しましょう。

  

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トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

  

2021年7月20日 (火)

海の日や遊び心を如何にせむ

      

(P.S. 2022.7.19)

久しぶりに神戸ハーバーランドを訪ねて吟行しました。
『海の日』の俳句と写真」をご覧下さい。

  

(青色文字をクリック or タップすると、リンク記事をご覧になれます。)

    

(2021.7.20)

タイトルと次の俳句はコロナ禍に「遊び心」の満たされない欲求不満などをぼやいた薫風士のコロナ俳句です。

   

コロナ禍のオリパラ憂う猛暑の日

  

「今日は第3月曜日・海の日だ」と思っていましたが、今年の海の日は東京オリンピック開催の前日(7月22日木曜日)に移動され、東京オリンピック開催当日(7月23日)は「スポーツの日」として休日に変更されています。

せっかくの4連休も、不要不急の外出・移動が新型コロナウイルス感染拡大防止のために自粛を要請されていますから、夏の海を愛でる吟行をしたり、夏休み子供を連れて海水浴に遊びに行ったり、家族旅行をすることもできません

 

7月22日は「大暑」です。

冷房の部屋でオリパラ関連のテレビ番組でも見ながら、昼寝をして真夏日猛暑日を凌ぎ、歳時記など俳句の鑑賞をしたりして過ごすしかありません。

 

残念ながら、スポーツの祭典を楽しむ喜びは不完全燃焼です

「将来少しでも読者のお役に立つように、俳句HAIKUの記事の書き方を工夫しよう」と思っていますが、「俳句HAIKU」がコロナ禍の読者の慰みや参考になれば幸いです

  

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

     

2021年7月 6日 (火)

(チュヌの叫び)梅雨の暮まん歩に会ひしルナとララ

    

故郷を「まんぽ俳句」で元気にす

青色文字をクリック(タップ)してリンク記事をご覧下さい。

  

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先日、可愛いトイプードルを2匹連れて散歩している方に深田公園などの「まん歩」の帰路に会い、久しぶりにSNS記事にワンちゃんとの出会いを書くことにしました。

 

最後まで読んで、「チュヌの叫び」に耳を傾け、「鉦叩き」の声をお聞きください。

 

ルナとララは13歳と10歳の親子とのことで、人間なら老々介護の人もいる年ですが、まだまだ元気そうでした。

 

青色文字をクリック(タップ)して、色々なワンちゃんとの出会いを紹介した「ペット(愛犬)の写真とチュヌの俳句」などをご覧下さい

  

愛犬「チュヌ」は大型のサモエドなので12歳と8か月で亡くなりました。

 

今年はチュヌの3回忌を迎えることになりますが、東京五輪パラリンピック開催中・終了後の新型コロナ変異ウイルスの再拡大により、コロナ禍の自粛が再々要請され、今年も彼岸の法要は実施されないことになるでしょう

  

「愛犬『チュヌ』の追悼句」をご一読頂ければ嬉しいですが、新型コロナ変異ウイルスにしてやられることなく、杞憂に過ぎなかったと笑える日が来ることを祈るばかりです。

  

コロナ禍にオリンピック・パラリンピックを強引に推進している政治家や取り巻きの関係者のご心労はいかばかりか、ご苦労さまなことですが、「スピード感を持って」とか「緊張感をもって」とか政治家好みの実を伴わない場当たり的美辞麗句や拙速主義の政治手法に振り回される医療関係者や一般市民は堪りません。

  

東京オリンピック・パラリンピックの開催の延期を2年にするか、将来4年延期の順送りにするか、思い切った対策をせず、1年延期にした安倍政権やIOC関係者の見通しの甘さ初期対策の拙さ、が最後まで尾を引いていく感じがします。

  

「大切なことは、完全な形で、オリンピック・パラリンピックを日本で開催をすることだ。」と言いながら、言ったことが実現出来なくなると(常套手段の病気をせいに?)引っ込み、後任にしりぬぐいをさせ、自らの失政を棚に上げて、「安心してオリパラを楽しみたい」という国民の批判的な声を曲解して「反日」などとまやかしの「レッテル張り」をして非難する厚顔さ・無責任さ、傲慢さにはあきれるばかりでなく、憤りさえ感じます。

      

早朝に散歩していると久しぶりに「ソラちゃん」(10歳)に会い立ち話をしていると、たまたま愛犬の散歩をしている方が通りかかったので名前を尋ねると「プーちゃん」(3歳?)でした。

  

「ぷーちゃん」のお父さんはお仕事にお出かけの時間になったのでお話が出来ず残念でした。

チュヌの追悼に来た鉦叩の声は、ここをクリックしてお聞き下さい。 

     

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

   

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2021年6月29日 (火)

著名な俳人の「字余りの俳句」の鑑賞

 

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かって、「俳句の定型とリズム」という記事を書きましたが、俳句の面白さをエンジョイして頂きたく、著名な俳人の「字余り」の代表句を掲載します。

 

青色文字をクリック(タップ)して解説のリンク記事をご一読下さい。

  

(松尾芭蕉)

旅に病んで夢は枯野をかけ廻る

芭蕉の辞世句として有名なこの俳句は「6・7・5」の字余りですが、辞世句には字余りの俳句が多くあり、今更付言することはありません。

《枯野》<芭蕉の辞世句> ドナルド・キーン訳の推敲を考える」や「辞世句(俳諧・川柳・俳句)を集めました」をご覧下さい。

        

 かれ朶に烏のとまりけり秋の暮

「中七」を「中九」の字余りにして、烏が飛んで行く行き先を見届けた時間的経過を表現していると思います。

    

(与謝蕪村) 

 しら梅に明る夜ばかりとなりにけり

「中七」を「中八」にして詠嘆することにより、辞世句としての感慨を強調しています。

蕪村は、薫風やともしたてかねついつくしま」という破調「5・8・5」の、深読みすると面白い、俳句も作っています。

ここをクリック(タップ)して「俳句鑑賞 <蕪村の俳句『薫風や』は面白い>」をご笑覧下さい

  

(小林一茶) 

雀の子そこのけそこのけお馬が通る

この俳句は「5・8・7」と「中七」と「下五」が字余りですが、リズムは整っていて俳諧味があります。

  

 正岡子規 

糸瓜咲いて痰のつまりし仏かな

この俳句は子規の辞世3句の一つですが、句意を明瞭にするためにやむを得ぬ「上五」が「上六」の字余りになっています。一般に、上五の字余りは許容されています。

    

(高浜虚子) 

我のみの菊日和とはゆめ思はじ

この俳句は「下五」が「下六」の字余りです。句意を明瞭に強調するのにやむを得ない字余りの表現でしよう。

     

(星野立子)

父がつけしわが名立子や月を仰ぐ

 この俳句は「上五」と「下五」が字余りの「6・7・6」の破調です。助詞「や」の詠嘆的切字と「下六」の「月を仰ぐ」とが呼応して、破調により、感慨深い句になっています。

   

(金子兜太) 

水脈の果炎天の墓碑を置きて去る

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この俳句は、「中七」を「中八」にして、句意を明瞭にするとともに感情表現を強調しています。

(写真はトラック島における金子兜太の戦争体験「酒止めようか どの本能と遊ぼうか」61頁)

  

夏井いつき先生の査定で、プレバト梅沢富美男永世名人の俳句「読み終へて痣の醒めゆくごと朝焼」(「5・9・4」の破調)が「俳句のお手本」とされました。

そのことに納得できず、「お手本のリズム音痴や熱帯夜」という記事をかきました。ここをクリック(タップ)してご笑覧下さい

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

  

2021年6月25日 (金)

俳句の鑑賞:「昼寝」

   

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昨日「まんぽ」をしていて、合歓の花が咲いているのに気付きました。「ネムノキ」は夜になると葉が合わさって閉じることから「夫婦円満」の象徴とされています。

夏至も過ぎ、梅雨の中休みで昼下がりには眠気を催し、昼寝をすことが多くなりました。

 

老いの身では如何ともしがたく、「まん歩」して俳句を口遊み、眠気を催せば昼寝をして、自然環境に恵まれたベッドタウンの自由気ままな健康管理をするばかりです。

 

薫風士の昼寝の俳句をご笑覧下さい。

    

 何もかも昼寝したるか風死して

 

コロナ禍や自由気ままな昼寝せむ 

 

 昼寝してコロナに負けず大の字に

 

コロナ禍の昼寝大の字我が天下

 

大の字に老躯広げて夏座敷

 

 ママを呼ぶ隣家の声昼寝醒め

 

 選手権五輪はテレビ昼寝しつ

 

 我知らぬ永久の眠りへ昼寝して

     

上記の「永久の眠り」の俳句のように、茶寿も健やかに祝って永久の眠りにつくことが薫風士の理想ですが、この俳句の助詞を入れ替えて、次のとおり修正すると薫風士の辞世句か追悼句になるのではないでしょうか?

   

我知らず永久の眠りに昼寝して

    

「歳時記(俳誌のサロン)」などの例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。青色文字(季語など)をクリック(タップ)して例句の詳細をご覧下さい。

 

昼寝1

昼寝より覚め一憂に戻りたる

       (山田弘子)

  

昼寝2

天寿とは昼寝の覚めぬ御姿         

      (阿波野青畝)

  

昼寝3

腹を見せ木陰のパンダ大昼寝  

       (小林佐江子)

 

昼寝4

約束をころりと忘れ昼寝せり  

       (伊藤通友)

 

昼寝5

かみの毛のそよいでゐたる昼寝の子 

       (加藤みき)

 

昼寝6

山鳩のけだるく鳴けり昼寝覚  

       (北崎展江)

 

昼寝7

子どもらの歓声遠く昼寝かな 

     (波戸辺のばら)

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

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2021年6月23日 (水)

梅雨明けしも続く忍従沖縄忌

     

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写真は、NHK-TV ニュースの一部分です。沖縄戦から80年の節目の2025年6月23日に、タイトル句を現状に合わせて改訂しました。 

  

(P.S. 2022.6.23)

今年の沖縄忌は沖縄返還50周年の節目です。

沖縄は6月20に梅雨明けしました。

   

沖縄忌七歳児詠む平和の詩

沖縄忌本土復帰の五十年

慰霊の日俳句に託すこの思ひ

梅雨明けや覇権争ひ止める知恵

この思ひWEBの記事に沖縄忌

沖縄忌ままならぬとて諦めず

  

ウクライナ戦争終結と世界の恒久平和のために、世界の政治指導者が「究極の愛Ultimate LOVE」を発揮して、賢明な政治を推進してくれることを祈っています。

    

(2021.6.23の記事)

コロナ禍の続く忍従沖縄忌

忍従の雨の祈りや沖縄忌

          木下さとし

   

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6月23日は「沖縄忌」とされていることを知り、沖縄の人々のご苦労に思いを馳せて詠んだ拙句をタイトルにしました。

   

沖縄忌乙女の詩(うた)の高らかに

平和の世誓ふ乙女や沖縄忌 

沖縄忌乙女の詩に雨しとど

雨洗ふ平和の礎(いしじ)沖縄忌

五月雨の洗ふ礎や平和の灯

ビデオにて首相挨拶沖縄忌

六二三語り繋がむ沖縄忌

   

掲句は、今年の「平和の詩」に選ばれて「みるく世の謳」を朗読した上原美春さん(宮古島市の中学生)の堂々とした態度をNHK-TVの実況放映を見て感動して詠んだ拙句です。

菅首相は、コロナ禍のビデオメッセージで、「『できることはすべて行う』との方針の下、沖縄の基地負担の軽減に向け、一つ一つ、確実に結果を出していく決意であります。」と述べています。安倍流(?)の口先の美辞麗句に終わらず、是非とも言行一致にしてほしいものです。

歳時記(俳誌のサロン)の「沖縄忌」の俳句から2句抜粋・掲載させて頂きますが、例句の詳細はここをクリックしてご覧下さい

   

沖縄忌手榴弾など知らぬ世に  

        (川村欽子)

 

空の青海の碧さや沖縄忌   

        (滝口洋子)

   

6月21日に7都道府県の「緊急事態宣言」は解除され、「まん延防止等重点措置」に移行しましたが、沖縄県は7月11日まで「緊急事態宣言」が継続されます

戦没者のご冥福を謹んでお祈りするとともに、新型コロナウイルスの感染拡大がワクチン接種の徹底により速やかに収束することを祈ります。

  

本との出会い(1)「あの海にもう一度逢いたいをご覧下さい。

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

2021年6月16日 (水)

俳句:「汗」と「オリパラ」

        

(2021.6.16 の記事)

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コロナ禍の「外出自粛」が続き、汗をかく機会が少なくなっていますので、週に2回位は汗をかく運動をすることが「熱中症対策」として勧められています。

薫風士は「健康管理の月一ゴルフ」をして、「梅雨晴れ」の「真夏日」の汗をかきました。

そこで、歳時記から「汗」の俳句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

  

汗1

 身二つとなりたる汗の美しき

     (野見山朱鳥)

   

喪服着て生けるしるしの汗しとど

      (田中藤穂)

 

汗2

ほのかなる少女のひげの汗ばめる

      (山口誓子)

 

汗の香の違ふテニス部ラグビー部  

     (木暮陶句郎)

  

汗3

 嬰あやす百面相に玉の汗     

       (今井忍)

 

にこやかな看護士顔に玉の汗   

      (長山野菊)

  

汗4

 初めての子を抱く若き父の汗  

      (柳沢典子)

 

子の汗をひたすら拭ふ汗の母  

     (名村早智子)

  

汗5

流る汗おのずとひきし杉木立  

     (加藤二三子)

   

汗引きてしまひしピアノコンサート 

      (二宮一知)

  

汗6

飽食のモナリザに似る顔の汗  

      (加藤峰子)

  

静脈を叩くナースに汗滲む  

     (北川キヨ子)

  

汗7

諦めしバスに間に合ひ汗やまず 

     (保田英太郎)

  

部活の子の乗り合ひバスの汗臭し 

      (岩崎靖子)

 

汗8

黙々と鍬ふる夫や汗滂沱    

      (大川暉美)

 

駄駄こぬる幼涙と玉の汗    

      (木村弓子)

  

汗9

ままごとの一人二役汗かいて  

      (北島智子)

  

順路とて迷路や汗の行き止まり 

      (稲畑汀子)

  

汗10

汗ひかる勝者敗者の区別なく  

      (岡佳代子)

 

セ・パ交流投手は汗を衿で拭く 

      (水野範子)

  

汗11

フィナーレの指揮者の背ナや透ける汗 

      (古沢幸次)

  

アンコールに応ふ指揮棒汗飛ばす   

      (石橋萬里)

   

汗12

汗知らぬ施設ぐらしに笑みあらず 

      (山崎靖子)

  

こんなにも汗の笑顔の集ふ会   

      (稲畑汀子)

    

最後に薫風士のコロナ俳句「汗」をご笑覧下さい

蛇足ですが、「オリパラ」は季語ではありません。

  

飛び乗れば女性車両や玉の汗

  

コロナ禍の月一ゴルフ汗をかき

  

汗まみれバンカーショット繰り返し

  

コロナ禍汗と涙のオリパラ

  

コロナ禍のオリパラ汗の決勝(結晶)よ

  

オリパラのコロナ禍の汗リバウンド

リバウンドは「新型コロナ変異ウイルス感染拡大の第5波(?)が起ること」を指しています。

   

オリパラに汗し抑えよリバウンド

      

オリパラやコロナ禍汗すその成果

  

コロナ禍のオリパラメダル汗の笑み

   

コロナ禍やオリパラ(苦)にし汗(褪せ)拭ふ

   

東京五輪・パラリンピックは文字通りスポーツの祭典として皆が心から楽しめることを期待して、新型コロナ感染拡大の恐れがなくなるまで延期することを「俳句HAIKU」で訴え続けてきましたが、ままならず、「コロナ禍の思い」をありったけ発散したくて、駄句を列記してしまいました。

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2021年6月 9日 (水)

コロナ禍の花鳥諷詠梅雨晴れ間

    

(2024.6.29 更新)

新型コロナウイルスの感染拡大が収束し、人々は梅雨の晴れ間を楽しんでいます。

このような平和を世界に広めたいものです。

梅雨の亀の呟き《政界の若返りを!》」や「夏祭り最後を飾る揚げ花火 《俳句XXX》」をご一読下さい。

  

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冒頭の写真は、2024年6月29日の近江舞子の風景とNHK-TV画面の一部分(兵庫県2022年の梅雨時の熱中症搬送者数と最高気温の解説画面)です。

    

タイトルの拙句は検索の便宜を考慮して「梅雨晴れ間」と表記していますが、俳句では「梅雨晴間」と簡潔に記述するのが普通です。  

    

一般に、「冷酒」は「れいしゅ」とよみますが「5・7・5」のリズムにして、「ひやしざけ」と読むこともあります。

箸を置く度に陶製の箸置きの蛙の眼がクルクル動くのが可愛くて憂さ晴らしの駄句を口遊みました

        

冷酒酌む娘自慢を胸に秘め

箸置きの蛙相手に冷酒              

真夏日や五輪討論頓珍漢

梅雨晴間コロナの憂さは晴れぬまま

諦めの花鳥諷詠梅雨晴間

夏燕飛び行く空に円虹かな

コロナ禍の五輪は嫌と牛蛙

          

安倍政権を引き継いだ菅首相は「総理大臣として責任を取る」旨の発言をしていますが、人流が増加すれば新型コロナ感染が拡大することは経験則から自明です。

総理大臣が事後に責任を取っても、国民にとっては意味がありませんね!

政治家は国民の声を馬鹿にせず、謙虚に耳を傾け、国民の期待に応えるべく未来を見据えて速やかに政策を決定・実行してほしいものです。

 

昨年6月に俳句HAIKUの記事「吟行に除疫祈るや梅雨晴間 (俳句と写真)」を書きましたが、新型コロナ感染防止対策は、まさか「神風」を期待する人は居ないでしょう。

大震災などの大災害が起こらないことはひたすら「神頼み」にせざるを得ませんが、コロナ感染拡大のリバウンドの防止は「神頼み」ではなく、政治・行政・国民の対応で解決すべきでしょう!

      

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2021年6月 4日 (金)

俳句鑑賞《かえる・蛙・雨蛙・青蛙・牛蛙・土蛙・殿様蛙・蟇・河鹿》 

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冒頭の写真は、タップ拡大すると、画面の両端に蜻蛉が枝に留まっているのが見えます。

 

蜻蛉が戯れたり留まったりしている庭の情景を眺めていると、雨催ひのせいか、吾庭の何処かで蛙が鳴きました。

雨もよい吾庭の秋の蛙鳴く   

        (薫風士)   

    

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  この写真は、カラー図説日本大歳時記「蛙」のページの一部です。

   

写真をタップ・拡大すると、例句や解説をご覧になれます。

青色文字をタップして、解説や例句など、リンク記事をご覧下さい。

    

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日本伝統俳句協会のカレンダー

2021年3月

 

    

   

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狭庭の草取りをしていると、目の前に蛙がじっとしているのに気付き、駄句を口ずさみました。

 

   

 目くらまし巧みな蛙吾が庭に

  

「蛙の俳句」といえば、松尾芭蕉の代表句「古池や蛙飛びこむ水の音」を思い浮かべるでしょう。 

 

「かえる」は伝統俳句では旧仮名遣いで「かはづ」と記述するのが普通ですが、東京都のコロナ感染拡大防止キャンペーンに因んで「かえる」をタイトルに用いました。

        

「蛙」は「春の季語」ですが、「雨蛙」や「蟇(がまがえる)」などは「夏の季語」です。

 

梅雨から夏の賑やかな鳴き声で蛙の存在を実感するのが一般的でしょう。  

     

蛙の音芭蕉を偲び句に遊ぶ

  

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写真はお気に入りの陶蛙の箸置きです。

箸を置く度に目をクリクリと動かします。 

     

箸置きは陶の蛙や夏料理

         (薫風士)

  

「歳時記」(俳誌のサロン)の例句を気の向くままに、抜粋・掲載させて頂きます。

(「蛙」を詠んだ拙句と写真は最後に更に掲載します。ご笑覧下さい。)    

    

蛙1

コンビニのあかりは消えず遠蛙 

        (田中清司)

   

さながらにコントラバスや牛蛙 

         (大橋晄)

  

蛙2

初蛙広き仏間に一人寝る   

      (大西八洲雄)

   

初蛙やさしき雨の午後となり 

       (阿部正枝)

 

蛙3

点滴は妻の命脈蛙の夜    

       (関根初男)

  

手を握るのみの見舞や遠蛙  

       (間宮あや子)

  

蛙4

よく見ればよき面構へ青蛙  

         (足利徹)

   

掌にのれば仏頂面の青蛙   

       (樋口みのぶ)

  

蛙5

雨蛙かしこまりたる雨催    

        (稲畑汀子)

  

雨どつと沸騰点こす蛙かな  

        (村田岳洋)

  

蛙6

ニュータウンに残る古池牛蛙 

        (中田禎子)

  

蛙田の闇の広がる車窓かな  

        (松尾芳子)

  

蛙7

早暁や令和二日の遠蛙    

       (谷田貝順子)

  

千年の杉の霊気を青蛙    

       (楠本和弘)

  

最後に薫風士の「コロナ俳句」・「まんぽ俳句」と写真をご笑覧下さい。 

蛙の声はここをクリックして、お聞き下さい  

コロナ禍やコロナコロナと蛙鳴く  

コロナ禍や五輪変えろと鳴く河鹿

牛蛙コロナは嫌ブーイング

小さくして一葉に守(も)らる青蛙

土蛙汚らしくし身を守り

身構へる殿様蛙石模様

鎮座して殿様蛙すまし顔

ひき鳴きて姿暗ます保身術

蛙鳴くアートの池やホロンピア

チアダンス池のアートに夕蛙

蛙鳴く池の広場のチア練習

蛙鳴き鴉飛び立つチアダンス

蛙鳴く池越えショットナイスオン

コロナ禍やは自粛五輪とて  

冷房五輪は家で皆帰ろう

猛暑日の五輪マラソン一葉散る

 

(ひき)も鳴くガッツの涙初優勝

日本ゴルフツアー選手権を見て、木下稜介選手の初優勝の感激を詠んだ俳句です。 (NHK-TV画面の写真参照) 

  

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