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2018年11月 7日 (水)

俳句の鑑賞 「露けし・露」

  

俳誌のサロンの歳時記から「露けし」や「露」の俳句を気の向くままに抜粋して掲載させて頂きます。詳細は青色文字の季語をクリックしてご覧下さい。

             

露けし1

・花火やむあとは露けき夜也けり (正岡子規

・祝はれてをりて露けくをりにけり (山田弘子

  

露けし2

・踏切のレール露けき通夜戻り (恩田甲)

・子規墓前露けき言葉交しつゝ (稲畑汀子

  

露けし3

・落雷の欅露けし挙兵の地 (江崎成則)

・露けしや母の逝きたる夜の白む (大橋麻沙子)

  

露けし4

・握手して別れしことも露けしや (安原葉)

・湯の街の更けゆくほどに露けき灯 (三村純也

  

露けし5

・露けしや苔を鎧ひし将の墓 (長谷川翠)

・大本営跡の地下壕露けしや (大久保白村

  

露けし6

・ついてくる己が足音露けしや (岩岡中正

・露けしや不戦の城の四百年 (涌羅由美)

   

露1

・なほ露の綺羅置く吉備の野路を行く (稲畑汀子)

・露に座す一度盗まれたる仏 (村越化石

  

露2

・見舞ふこと叶はず露の別れかな (稲畑汀子)

・露拭けば木椅子の木目雲の如し (能村登四郎

  

露3

・芋の葉の露もて遊びては落し (安西可絵)

・芋の露こぼして泥の手を洗ふ (杉良介)

   

露4

・露の山鐘楼に鐘なかりけり  (比田誠子)

・翁忌の露ふりこぼす朝の鳥 (高橋とも子)

   

露5

・露深し胸毛の濡るゝ朝の鹿 (河東碧梧桐

・握手して露の別れとふと思ふ (安原葉)

   

露6

・石仏のあたり露濃き嵯峨野なる  (豊田都峰)

・草千里露の千里となりにけり  (佐藤京子)  

  

露7

・朝の日に露光りけり残る菊 (兼子栄子)

・吊橋の揺れに露の身ゆだねけり (中島知恵子)

  

露8

・露濡れの身を震はせて犬帰る (泉田秋硯)

・露の世にライバルとして友として (今橋眞理子)

  

露9

・朝露の日の出とともに光り初む (大久保白村)

・喪の家の欅がためる露の玉 (坪内稔典

  

露10

・気が合へば歩幅も合へり露の坂 (川村文英)

・朝露の椰の記念樹奈良ホテル (小澤菜美)

 

露11

・タイガースフアンてふ露の世の私 (稲畑廣太郎

・横川路の露踏み重ね五十年 (稲畑汀子)

  

露12

・今日蛇笏明日は素十忌露葎 (岩木茂)

・露の世や先日会ひしばかりの訃 (安原葉)

  

露13

・一めんのきらめく露となりにけり (久保田万太郎

・雁渡るいつもどこかで戦あり (山田正子)

  

「チュヌの便り」の愛犬「チュヌ」が10月16日に永眠しました。

ここをクリックして「チュヌの俳句・四季」をご高覧下さい。

  

・愛犬の姿無き庭露けしや

・愛犬を偲ぶ芝庭露光る

  

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コメント

「俳句の面白さ・奥の深さ」が分かり、俳句に嵌りますよ。

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