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2024年2月20日 (火)

折々の《まんぽ俳句》(No.6)虚子の「去年今年」(夏井先生vs薫風士)

  

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_153005_2写真は「夏井いつきの 俳句鑑賞の授業」(PHP研究所2022.1.6発行)の表紙と裏表紙にある授業時間の項目部分です。 

  

この本を読んで、高浜虚子の俳句「去年今年つらぬく棒の如きもの」について、夏井先生の解釈も多くの著名俳人と同じく薫風士の新説と異なる通説に従っていることに気付き、俳句HAIKUの読者に薫風士の新説に納得して頂くべく、夏井先生の授業時間に合わせて、次のとおり、俳句HAIKU の記事を整理しました。

   

現代俳句協会とか、俳人協会・俳句文学館日本伝統俳句協会など、俳句結社の新旧・大小を問わず、俳句愛好家(愛好者)にご一読頂ければ幸いです。

     

青色文字のタイトルをクリック(タップ)して、俳句HAIKUの記事をご覧下さい。

  

(1)高浜虚子と坪内稔典(俳句は詠み人・読み人次第

 

(2)俳句・HAIKU 《言語の壁にチャレンジ

 

(3)俳句の文法《助詞「や」と「か」

    プレバト「金秋戦2022」の俳句を考える

   俳句の推敲 《老鶯・夏鶯・残鶯・乱鶯

    

(4)初鏡と小春の鏡(プレバト俳句の推敲

  『父の日』の楽しい句作と鑑賞:助詞 《や・の・を・も・に・と・は

 

(5)俳句・HAIKU 言語の壁を破るチャレンジ(2

 

(6)「片陰」(俳句の文法・口語と文語

 

(7)俳句の定型とリズム

    自由律の俳句は、散文の断片になりがちなので、お勧め出来ません。

  

(8)虚子の俳句『去年今年貫く棒の如きもの』の棒とは何か

   趣味の俳句《作り方・楽しみ方 5つのポイント

   俳句の鑑賞:柿(追補版

    

(9)俳句《待春

  「敬老の日」「子規忌・糸瓜忌・獺祭忌」に思うこと

      俳句:故郷の《里芋

         俳人の人生とその時代の社会や世相を知り俳句を鑑賞する村越化石ハンセン病      

  初仕事・仕事始・出初》能登半島地震緊急支援にオスプレイを  

   俳句談義(8):「初蝶来何色と問ふ黄と答ふ」《虚子の対話の相手は誰か?    

   梅雨晴間綾子生家を訪ねけり

     

10虚子の俳句『去年今年貫く棒の如きもの』の棒とは何か

  《大晦日・大年》(岸田内閣に望む

   

(「まん歩ネット俳句会」1月の投句から)

ああ無常果てなき戦(いくさ)去年今年

       (呑舟)

  

暁に祈る平穏去年今年

      (古達磨)

  

去年今年まんぽ俳句を口ずさみ

密かなる闘志を胸に去年今年

       (薫風士)

   

俳句は、AI(エイアイ)に頼るのではなく、人が詠んでこそ俳句の価値があり意味があります。

AIには哲学や感情が無く、愛が有りません。

人間には哲学があり、感性があり、愛があります。

俳句に感性を込めて自然や人の営みを詠むのが花鳥諷詠です。

  

折々に、まんぽ俳句を口ずさみ、俳句を通じて世界平和の実現を目指して、花鳥諷詠をして、元気に過ごしたいものです

夏祭り最後を飾る揚げ花火」をご覧下さい。

  

「まんぽ俳句」の「まんぽ」は、一般に使われている「線路の下をくぐるためのトンネル」のことではなく、「散歩」を「万步」や「漫歩」などの掛詞にした、健康長寿を目指す「吟行」を意味する薫風士の造語です。

  

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2024.4.15 更新

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