地域情報 Feed

2022年6月19日 (日)

「朝顔」の俳句

   

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先日庭の片隅に早くもコスモスが一輪咲いていましたが、今朝、庭に出てみると朝顔が一輪咲いていました

     

朝顔は夏の花だと思っている方もいるでしょうが、「コスモス」も「朝顔」も「秋の季語」とされています。

奈良の「般若寺」はコスモスと紫陽花が6月末まで見頃だそうです。

   

朝顔の俳句といえば、加賀千代女の「朝顔に釣瓶とられて貰らひ水 」が有名ですが、現代は水道が充実し井戸水は殆ど使われなくなっているので若い世代にはこの俳句の面白さはピンとこないかもしれません。    

  

花と緑と水我が街ニュータウンは、水資源に恵まれ、水道水も井戸水に劣らぬ美味しさがあります。今は亡き愛犬チュヌが公園で水道水を遣るとゴクゴクと美味しそうに飲んだ姿を思いだします。

御多聞に洩れず高齢化による世代交代が徐々に進んでいますが、世代間交流も推進されているようです

散歩していると、街のあちこちにリフォームや建て替え工事など、街の新陳代謝の風景が見られます。

そこで、拙句を口遊みました

   

・今朝の庭朝顔一つ艶やかに  

・朝顔や遠き宅地の槌の音

     

ウクライナには槌音ならぬ爆弾の音が今も響いているのでしょうか

悲しいことです

ウクライナ戦争が停止され、ウクライナの街の再建が開始される日が速やかに来ることを祈っています

「究極の愛・ラブを!(Ultimate LOVE!)」をご覧下さい。

「自己実現」や「世界平和実現」の指針とすべき言葉24語の頭文字を「LOVE」に当てはめています

     

「歳時記」(俳誌のサロン)や「575筆まか勢」の「朝 顔」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細や解説は青色文字(季語や解説記事など)をタップ(クリック)してご覧下さい。

  

朝顔1  

・路地に朝顔アメリカにエノラ・ゲイ 

          (池田澄子)

 

朝顔2

・朝顔や勝手口までよく見えて 

           (笠学)

 

朝顔3

・朝顔の咲いて園児を欺かず 

          (渡邉春生)

   

朝顔4

・朝顔や双子乗せゆく乳母車 

       (わかやぎすずめ)

   

朝顔5

・朝顔を咲かせ余生を楽しめる 

           (上原恒子)

 

朝顔6

手術日のあさがほひとつ咲いてをり 

           (竹下昌子)

    

(575筆まか勢)

朝顔や泣きやみて子の深呼吸

            (中拓夫)

   

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2022年6月 3日 (金)

俳句《苔の花》

    

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冒頭の写真はカラー図説 日本大歳時記の「苔の花」などの解説ページや散歩で見かけた路傍の苔や紫陽花です。

   

タップ拡大してご覧下さい。

  

先日、「兼題に《苔の花》が出されたが、どこか近くに咲いているかしら?」と、句友が聞いたので、今朝、明け易の早朝散歩に出かけ、駄句を口にしながら左右に注意していると、路傍に苔が生えているのに気づきました。

近づいてみると冒頭の写真のように苔が伸び始めていましたが、未だ花は咲いていませんでした。

   

・苔の花いつ頃咲くやまんぽ道

・朝日影未だ咲かざる苔の花

見たきもの苔寺に咲く苔の花

大原や声明響く苔の花

・苔の花自然の摂理諾ひて

              (薫風士)

    

歳時記(俳誌のサロン)の冒頭句を引用させて頂きます。

・何んの花が好きかと問われ苔の花   

            (和田魚里)   

   

 ここの青色文字をクリック(タップ)して、「575筆まか勢」の例句や「きごさい歳時記」の「苔の花」の解説などをご覧下さい。

  

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2022年5月27日 (金)

若葉・楠若葉《梅田界隈吟行の写真俳句》

   

新型コロナ感染拡大防止政策により長らく開催出来なかった会社・同期の「定例飲み会」が久しぶりに開催されたので、最寄りのバス停から大阪空港経由・梅田・新大阪行きの特急神姫バスに乗り大阪・梅田へ行きました。

芭蕉の本を漁りにジュンク堂書店に入ったところ、目についた「芭蕉の風景」(小澤實著を買いましたが、同期会参加受付時間(正午)までには未だ1時間余りあったので梅田界隈をぶらぶら吟行してまんぽ俳句」を詠みました。

天気予報が外れて幸い帰路も雨が降らなかったので、「ハービス(大阪梅田)バス停」まで初めて通る道に迷ったのを幸いに、堂島川沿いの葉桜の並木堤をぶらつき駄句を口遊みました。

拙句と写真をご笑覧頂ければ幸いです。

  

・バス降りしハービス通り若葉風

楠若葉AVANZA前の広場にも

若葉光ビルの書店を出でし街

鴉の巣街の真中の大楠に

・梅新の楠をさ揺らせ風薫る

・風薫る福沢諭吉誕生地

碑に馳せる諭吉の思ひ楠若葉

・命綱下げ初夏のビルを拭く

・ビルを拭く命知らずや若葉風

葉桜や堂島川の並木道

風涼し堂島川の蛸の松

・句に遊ぶ梅田界隈風薫る

   

大阪万博2025を控えて緑化事業が促進されているのは嬉しいことですが執拗な新型コロナウイルス変異株の発生震災が気がかりです

コロナや震災に対する対策を十分練って、経済的効果のみならず、国際文化交流の実を上げてほしいものですが、人工島「夢洲」は万博用地やIR誘致用地のみならず大震災や台風などの避難対策にも活用できないか、もしも未検討なら、長期的観点で是非検討されることを切望しています。

   

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2022年5月24日 (火)

綾部吟行《山家城址公園と筍掘り》

   

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう!

    

先日綾部ゆかりの句友のアレンジで「山家城址公園」と「グンゼスクエア」にある「綾部バラ園」を訪ねて吟行俳句会をエンジョイしたことを「俳句《椎の花》(綾部バラ園吟行の俳句と写真)」のタイトルで書きましたが、今回は山家城址公園吟行について拙句写真を掲載します。

まず、山家城址公園の城門2階にある「山家城址資料館」を見学しましたが、実戦に使われた甲冑など、興味深い展示があり、資料館の案内の方の親切な説明に筍掘りの約束の時間を忘れてしまい、「竹の子」の取れる竹藪の近くに行ったところ、既に筍は掘られて軽トラックに積み込まれていました。

   

・郷土愛あふるるガイド風薫る

・実戦に旧りし甲冑初夏展に

・資料館出でし城門若葉風

・初夏展に竹の子掘りを忘れけり

掘りたての筍既に軽トラ

・掘りたての筍句友と山分けに

・胃は無くも旬の筍刺身とし

筍の妻の手料理昼も夜も

  

竹藪は、句友の姻戚の所有地ですが、低価格輸入木材のために杉山が林業として成立しなくなり、手入れ不足から竹が蔓延って出来たもので、本来の目的ではないとのことでした。

 

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2022年5月12日 (木)

街角の花を潤ひ走り梅雨

    

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5月4日に沖縄は梅雨入りしましたが、11日には奄美地方も梅雨入りしました。 

  

歳時記(俳誌のサロン)の「走り梅雨」の例句はここをクリック(タップ)してご覧下さい

    

まんぽ俳句」を口ずさみながら散歩していると歯科医の看板が目に入り、西宮の句友がいつだったか歯科医院が多くなったと言っていたことを思い出しました。

   

我がニュータウン花と緑の街」も「高齢化が進み西宮と同じだな」と、「歯科医の窓の風景」を俳句に詠むことを思いつきました。

我がニュータウンも古びて来ましたが、幸い世代交代の新陳代謝が徐々に進み、医療施設が随所にあり近場の「かかりつけ医」(ホームドクター)を利用できるベッドタウンの生活をエンジョイしています。

     

コロナ禍近場の歯科へサンダル

  

・横たふる歯科の足先走り梅雨

  

・椅子傾ぐ歯科医の窓や花は葉に

    

葉桜を幾度見しや歯科の窓

   

   

ここをクリック(タップ)して、「椅子傾ぐ歯科医の窓辺樫若葉」をご覧下さい。歯科医の仕事ぶりを俳句に詠んでいます。

   

先月、ロシア軍がウクライナ侵攻を止めることを願って、次の拙句を掲載しました。

ここをクリック(タップ)して「俳句HAIKU」の記事「飛行雲ほのかに二つ春の空」をご一読頂ければ幸いです。

  

・横たふる歯科の足先春の空

    

今年(2022年)の5月15日は沖縄返還50周年にあたり、様々な記念イベントが開催されるでしょうが、6月23日は沖縄忌です。

ここをクリック(タップ)して、「コロナ禍の続く忍従沖縄忌」(2021.6.23)をご一読頂ければ幸いです

   

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2022年4月30日 (土)

惜春やゴルフに興じ句に遊ぶ

  

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前日も翌日も雨でしたが、晴れ男の幹事のお陰で当日は汗ばむほどの「夏日」のゴルフ日和に恵まれ、まんぽ俳句を口遊みながら健康管理の月一ゴルフ有馬富士CCでエンジョイしました。

No.8ホールフェアウェイでアナグマ(ムジナ貉?)がゴルフプレイヤーを恐れることなく芝生の何かを無心に啄んでいました。

(写真をタップ・拡大してご覧下さい。)

  

春麗ゴルフ幹事は晴れ男

麗や貉を見やりミスショット

待ちチョロの先に貉や春麗

    

青色文字をクリックすると、「待ちチョロ」防止方法など、ゴルフレッスンの参考記事をご覧になれます

歳時記(俳誌のサロン)「惜春」の例句はここをクリックしてご覧下さい

   

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2022年4月14日 (木)

北山緑化植物園・春爛漫の吟行(俳句と写真)

         

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今日は花冷えですが、先日、夏日と言える春爛漫の「西宮市北山緑化植物園」を句友と訪ね、吟行をエンジョイしました

   

  

   

北山緑化植物園には満開の見事な桜や多種多様な花があり満足しましたが、残念ながら、温室は改装の為か閉鎖中でした。 

俳句会で共感を呼んだ拙句は「熊ん蜂」などの写生句でしたが、ウクライナの人々に思いを馳せて詠んだブログ用の拙句などを掲載します。(ブログ用の拙句には「季重なり」の俳句がありますので、例句の参考としてはご注意下さい。)

「歳時記」や「575筆まか勢」の例句は拙句の青色文字の季語(青色文字が記事にリンクしている場合はその記事の中の季語)をクリック(タップ)してご参照下さい。

   

写真をタップ・拡大して疑似吟行をして頂ければ幸いですが、是非とも素晴らしい緑化植物園を直にお楽しみ下さい。

   

・園入れば花爛漫に息を呑む

・青と黄の園児の帽子花の舞 

・削岩機手にする背へ花の舞

・余念なき園の補修や花曇

・読み違ひみどりみとり花の園

・纏ひ付き逃げ飛ぶ速さ熊ん蜂

楽しさや句友と句作花の下

             

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花の下ウクライナ旗と童像(写真・俳句)」でも述べようにウクライナの国旗の色は青と黄の二色なので、「向日葵」(ウクライナの国花)や「チューリップ」(トルコの国花)を用いて、紛争が速やかに終わることを祈り、ウクライナを応援する俳句を詠みました。花の黄色と葉の青を重ねて比喩的に詠んだ応援句の心算ですが、比喩の俳句としては強引過ぎです。しかし、和平を求める思いの強さとして、ご容赦下さい。

   

花見にもキーウの人に思ひ馳せ    

菜の花の爛漫として夏日かな    

・夏日とて向日葵は未だ緑化園

・青と黄の園児に注ぐ花の舞    

菜の花に馳せる思ひやウクライナ     

・求めしは黄のチュ―リップ緑化園 

       

トルコの大統領レジェップ・タイイップ・エルドアン氏)が和平の仲介の努力をしているようですが未だ進展していません。   

梅東風や届け世界にこの思ひ」で訴えたように、日本国憲法前文の理念は世界平和を望む国国の共通の理念としてNATO本来の理念でもある筈ですから、その精神に則ってロシアとウクライナ両国大統領が歩み寄り、「向日葵」が咲く真夏日頃までには和平が成立することを祈っていますが、情勢は予断を許しません。

恒久的な平和は、「『花祭』の俳句《21世紀の宗教・世界平和を考える》」で述べた提言が受け入れられた時に実現されるでしょう。

「緑化園」のみならず、「梅園」や「手作りの庭」などの手入れと同じように、「平和な社会」も手入れをしなければ維持できません。

「俳句HAIKU」も日々・折々に更新したいと思っています。

       

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2022年4月 3日 (日)

花の下ウクライナ旗と童像(夙川公園吟行)

    


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タイトルは、俳句会に出席する途次にJR「さくら夙川駅」で下車し、夙川公園の花見をして、写真のような情景を詠んだ拙句です。

  

地蔵さんと思い込んでいた「像」は「鎮魂の童像」でした。

この童像の作者が誰か存じませんが、ご本人か何方かが傍にウクライナの小さな国旗を幾つか立てて、ウクライナ紛争の犠牲者に対する追悼と速やかな紛争解決を祈ったのでしょう。その祈りに共感して、急遽この記事を書きました。

      

句会への車窓に涙花時雨

・花堤童の像に涙雨

鎮魂の童の像や花時雨

花万朶小鳥は雨の蜜を愛で

コロナ禍や宴は自粛花時雨 

    

掲句の「涙」は比喩です。俳句会で投句した原句では「ぽつり」としていましたが、このブログ用に修正しました。

ウクライナに桜はあるのでしょうか? 

桜の蜜を吸っている小鳥は鶯でしょうか

(写真をタップ・拡大してご覧下さい。)

  

ウクライナの人々に平穏な日常が速やかに戻ることを祈っています。

ウクライナ紛争について、これまでに詠んだ俳句の記事をご覧頂き、その思いをシェアして頂ければありがたいです。

青色文字のタイトルをタップ(クリック)してご覧下さい。

  

四季の雲(写真・俳句)《四月馬鹿の宵》ウクライナ紛争の速やかな解決を祈って

梅東風や届け世界にこの思ひ

俳句の鑑賞《花曇・花冷》

血に染むなドニエプルてふ春の川

   

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2022年3月29日 (火)

俳句の鑑賞《花曇・花冷》

     

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう!

  

武庫川の桜並木に短冊句

 (写真をタップ・拡大して短冊句をご覧下さい。)

青色文字(季語など)をタップ(クリック)して例句や解説記事をご覧下さい。   

   

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各地で桜が満開となりましたが、今日の昼にかけて春雨となり、午後は「花曇り」・「花冷え」です。

    

・きびきびと選抜野球花冷に

   

選抜高校野球の決勝戦「大阪桐蔭 vs. 近江」を見ながら掲句を詠みました。大阪桐蔭が高校野球史に残る記録的な圧倒的強さを見せましたが、近江もベストを尽くし、コロナ禍の花冷えに清々しい気持ちになりました

  

先日来、ウクライナに思いを馳せて「花曇」や「花冷」など、さまざまに拙句を詠みました。ここをクリックして、ご覧下さい。

   

・花曇キエフの空は如何ならむ

花冷に思ひ馳せるやマリウポリ

 春風に耳傾けよこの思ひ

ウクライナの和平はなるか日は朧   

   

気の向くままに歳時記から例句を抜粋・掲載させて頂きます。

  

花曇1

・千駄ヶ谷四ツ谷市ヶ谷花曇 

            (曽根久順)

   

花曇2

・槌音の律義に響く花曇 

           (中村喜美子)

 

花曇3

・山鳩のくくうくくうと花ぐもり 

           (田所節子)

  

575筆まか勢」の「花曇」の例句はここをクリック(タップ)してご覧下さい

   

花冷1

・花冷を来て白粥に和みたり 

           (江木紀子)

 

花冷2

・花冷の椅子ひとつ足す通夜なかば 

           (田所節子)

 

花冷3

・花冷や若き日の悔いふと過り 

           (久保田雪枝)

 

花冷4

・花冷や日暮れの雨は音もなし 

           (芝生南天)

 

花冷5

・花冷えやつるりと光る牛の像 

           (丑久保勲)

 

花冷6

・花冷えの余震ごもりとなりにけり 

           (門伝史会)

 

花冷7

・花冷えや選挙ポスターみな笑顔 

           (奥田温子)

  

花冷8

・花冷えやかかる電話の皆長し 

           (大塚たきよ)

  

575筆まか勢」の「花冷え」の例句はここをクリック(タップ)してご覧下さい

  

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2022年3月21日 (月)

三田独活小屋・有馬富士公園吟行(春の俳句と写真)

    

・人誰も美しき死を恋ふ西行忌

            (生澤瑛子)

    

・詩心を求めまん歩西行忌

コロナ禍の句心発露西行忌            

            (薫風士)

    

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(写真)

日本伝統俳句協会カレンダー

(2021年3月と2022年3月の一部分)

   

写真をタップ・拡大すれば掲載された俳句をご覧になれます。

    

2022年3月19日、兵庫県立有馬富士公園の独活(うど)小屋など、公園関係者のご親切な案内のお陰で、春寒の吟行をエンジョイしました。

バーチャル吟行が出来るように、写真を23枚最後に掲載しています。色々な「春」の季語をありのままに用い、巧拙に捉われず拙句31句掲載しましたが、写真を見て俳句を口遊み、少しでもコロナ禍の憂さ晴らしをして頂ければ望外の喜びです。

やっと、3月22日から「まん延防止等重点措置」が解除され、23日の午後には大阪城の桜の開花が確認され、25日には神戸の王子動物園の桜も開花しました。

まさに「春本番」・「春うらら」になりました。

自然のリアルに勝るものはありませんから、是非とも現地を訪ねて吟行をお楽しみ下さい

(青色文字をタップすると例句やリンク記事をご覧になれます。)

      

紅梅の彼方に小さき有馬富士

早春の登頂目指せし有馬富士

・曇天に固く閉じたる桜の芽

咲初め何れが先か桜桃

馬酔木咲く小道を暫し流れ沿ひ

鶯の声の巧拙小径行く

・晴れ男好かれしものは目まとひ

福島てふ大池巡り春寒し

・有馬富士裾野に一つ独活の小屋

・藁小屋の藁を分ければ独活覗く

独活白し薄暗がりの小屋の奥

・茅葺や奥に雛段吊るし雛

盆栽実棉の弾け萱の軒

春風や心ばかりの募金して

・もてなしは今朝取り立ての独活料理

独活料理三品試食に盛り上がり

独活切る女(め)八十路男(をのこ)が教へをり

・独活小屋の主は八十路の元サラぞ

・独活小屋も炭焼窯も守り八十路

・萱軒に炭焼薪の整然と

炭焼はエコの枯木ぞ有馬窯

曇天を突く意気盛ん辛夷の芽

・有馬富士折々映ゆる春の池

・うずくまり浮寝ならざる岸の鴨

・さざ波へ水脈を伸ばすや春の鴨

春の鴨水辺の何か啄みて

・幼子もも見つめる春の池

三椏の花や瀬音の磴険し

・吟行の帰路は春雨晴れ男

三月の吟行終へて恙無し

・恙無き春の一日を惜しみけり

      

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

 

  

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2022年2月 5日 (土)

四季の雲(写真・俳句)《早春・春の雲》

     

Click here to see all contents of HAIKU in English.

   

P.S. 2022.4.5 改定

ウクライナ紛争について、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、記事を書きました。

青色文字をクリック(タップ)して、梅東風や届け世界にこの思ひ

血に染むなドニエプルてふ春の川をご覧下さい。

     

(2022.2.5)

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立春の翌朝、シャッターを開けると、東の空に日の出の雲が面白い形をして、恐竜が顔を突き合わせているように見えました。

  

春の朝恐竜の如雲対峙

・今朝の雲何の兆しか春浅し

・たをやかな縁の輝き春の雲

春立ちて翌日の雲と対話して

早春や平和を祈り句を口に

            (薫風士)

   

冒頭の写真の雲の形は対峙する恐竜のように見えますが、嚙み合って喧嘩をしようとしているのか、口付け(キス)をして仲良くしようとしているのか、見る人次第で真逆の見方ができると思います。

「何を暢気に馬鹿なことを言ってるんだ。目障りな電柱や鉄塔ばかりじゃないか!」と無関心な方、「電柱ばかりの風景観光立国がちゃんちゃらおかしい!」と嘲笑する方、「観光立国を言うなら、電柱や電線を無くして街の美観を促進せよ!」と腹立たしく思う方、「電線の地中化の資金源や労働力などはどうするのか?」と愚直に考え込む方、「地下ケーブル化は老朽化した道路・橋梁・水道などの改修・都市再開発に合わせて推進すると良い」と前向きに考える方、様々でしょうが、「何か思っていても、何も言わない方」が殆どではないでしょうか?

  

(青色文字をタップすると、関連のリンク記事をご覧になれます。)

冬季オリンピックのNHK TV (LIVE放映)を見ながらこの記事を書いています。

ここをクリック(タップ)すれば、NHK NEWS WEB「北京2022」をご覧になれます

  

残念ながら、コロナ禍・人権問題・冷戦問題、etc. 世界情勢は覇権争いで多難ですから、「スポーツの祭典」も無邪気に「お祭り気分」にはなれません。

芸術でも政治問題でも、何事も好き好きです。捉え方は、人それぞれでしょう

  

「人の顔の違い」以上に「人の考え方の違い」がある筈だから、「お互いに理解し合う」ことに心掛けなければならないと思いながら、かって「福井県立 恐竜博物館」の勝山の恐竜や「兵庫県立 人と自然の博物館」(ひとはく)の丹波竜を幼孫と見物したことを思い出し、子供たちの将来に思いを馳せて、この記事を書いていたところ、

現代音楽の作曲家・ロクリアン正岡氏から、Yutube の新曲の連絡が来ていました。

   

ロクリアン正岡/絵と音楽「みんなの娘が好い子に育ちますように!
         

青色文字(曲名)をクリック(タップ)してお聴き下さい。

  

ロクリアン・正岡氏は、薫風士のブログ「俳句HAIKU」の記事:

究極のラブを!(Ultimate LOVE!)

宗教と科学の融合

ポーランドの旅(写真と俳句 講演のことなど)等と同じ思いで、「みんなの娘が好い子に育ちますように!」を作曲されたかも知れないと、我田引水の解釈をしています。

  

徒然に、「俳句HAIKU」の「春の俳句特集」や「エッセイを多くの方々にご愛読頂き、薫風士の思いをシェアして頂ければ望外の喜びです。 

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

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2022年2月 1日 (火)

清住の片栗訪ね丹波路へ (俳句と写真)

  

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2021年4月にコロナを避けて、丹波路の達身寺や「清住かたくりの里」「かいばらの雛めぐり」などを訪ねて俳句仲間と吟行し、三友楼で昼餉と句会をエンジョイしました。

拙句を掲載しますが、青色文字をタップすると丹波市観光協会の解説記事や「歳時記」「575筆まか勢」などの例句をご覧になれます。

  

・咲きそろひ一行迎ふ黄水仙

花の舞ふ茅葺御堂達身寺

虫食ひの木彫仏の舞

片栗の花や瀬音に咲き揃ひ

堅香子かたかごの小径行き交ふ大カメラ

の列鼠も牛も同じ丈

・嫁入りのの行列鼠かな

・見ほれたる己の干支の牛の

・門入れば一人静てふ花楚々と

・満ち足りし春の昼餉や句座の膳

・聞きほれる女将の秘話や春の昼

   

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2022年1月13日 (木)

写真と俳句 <初戎・十日恵比須・残り恵比寿・残り福>

  

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう!

   

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新型コロナウィルス・オミクロン株の感染が急増している中、先日(2022.1.10~11)、近場の戎神社や三輪神社などにお参りし、コロナの収束を祈り、仲間と吟行して駄句を詠みました。

  

まず拙句を掲載しますが、青色文字をクリック(タップ)して「575筆まか勢」や「歳時記」の例句、リンク記事などをご鑑賞下さい。

   

・パスカルに句友集ふや福寿草

 吟行のメンバーはJAパスカルに集合し、各人思い思いの花などを買いました。

  

初戎達治偲びつ橋渡り

  写真をタップ・拡大すると、三好達治の解説をご覧になれます。

   

門松を逆さに飾る思ひ遣り

 「戎」の写真をタップ・拡大すると、「逆さ門松」の由来をご覧になれます。

   

残り福昨日吉とて今日は凶

 十日恵比須は晴れに恵まれ「吉」でしたが、残り恵比寿は雨に祟られ「凶」でした。

  

・晴れ男雨に方無き残り福

 晴れても降っても、吟行の句作はそれなりにエンジョイ出来ます

   

初手水自動水栓アルコール

 新型コロナ感染予防が徹底していました。

    

故郷の偲ぶ昔日寒参

 戦時下の故郷は、一般的に若者は必勝祈願の寒参「三輪神社」などにしていました

    

大歳てふ雨に淑気の神社かな

 大原の大歳神社は永禄3年に氏子が寄進したとのことです。

 「てふ」は「という」意味の古語で「ちょう」と読みます

   

・大杉に雨の淑気や旧りし宮

 大歳神社は杉の大木に囲まれ、冬雨の淑気に包まれていました。

    

餅花に迎へられたる句座の膳

 「お屋敷・三田の里」(がんこ)で昼餉を済ませ句会をしました。 

   

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2021年12月18日 (土)

冬晴の誓子館を訪ねけり(吟行句と写真)

   

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう!

青色文字をタップするとリンク記事をご覧になれます。

    

神戸大学の山口誓子記念館を冬晴れの吟行日和に俳句仲間と訪ね、記念館に展示された山口誓子の代表句の一つ 「学問のさびしさに耐へ炭をつぐ」 の英訳を見て俳句の英訳の難しさ・楽しさを再認識し、昨日「俳句HAIKU」の記事「神戸大学山口誓子記念館を訪ねて(俳句の英訳)」を書きましたが、今回は拙句とその裏付けとなる写真を掲載します。

    

・振り返り愛しむ六甲冬紅葉

Going downward on the Rokko,

I looked back again to admire

the colored leaves up there.

     

・玻璃に映ゆ名残の紅葉誓子邸

Reflected on the windows,

remaining colored leaves_

the restored house of haiku-poet Seishi

       

冬晴の六甲台や誓子邸

・格子戸を入れば侘助三つ四つ

冬日差す誓子の色紙「虹の環を

木の葉髪見入る筆跡誓子かな

・誓子邸名残の紅葉玻璃に映ゆ

・玻璃越しに名残の紅葉誓子邸

凩や誓子邸より茅渟の海

・煙突の高き煙や冬雲

・煌めくや冬日の彼方茅渟の海

     

余談ですが、プレバト梅沢富美男永世名人は、「70点でよい」と言っています

最近気になることは、世間一般に子供の教育など、何事にも100点満点を求める完全主義の傾向が強く、政治の世界でも満点を求めて主観的な思い込みで頭ごなしに批判をし過ぎる傾向があることです。何をもって70点や100点とするかは人それぞれの考え方・価値観次第です。

「努力もせず、いい加減にして良い」とは決して思いませんが、努力をしても出来ないことはあります。人生には、「自分がコントロール出来ること」と「自分がコントロール出来ないこと」があります。

向上心は大切ですが、あまり無理をしないようにしましょう。

欲が深すぎると常に不満を抱き、不幸なみじめな気持ちに陥り、精神衛生上も良くないでしょう。うつ病になると、何事も前向きに考えることが出来なくなるでしょう。うつ病の一面は「努力が出来ない病気」といえるのではないでしょうか? 重症化すると、「自殺願望」に陥る危険があると思います。

コロナ禍の生きづらい世の中になりましたが、無理をしないで、それぞれの自分のペースで、必要なら社会的支援も活用して、乗り越えましょう。

今年は「丑年」で牛歩の日々でしたが、「寅年」の来年はどのような1年になるのでしょうか?!

  

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岸田文雄総理大臣には喫緊の課題が一段落すれば、「俳句を通じて世界平和を」という俳句愛好家の思いにも耳を傾けてほしいものです。 「渡月橋etc.の俳句 (橋梁通信掲載に因んで)」をご覧下さい。

    

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2021年11月19日 (金)

俳句 <大根と蕪>(いい夫婦)

    

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう!

青色文字をタップしてリンク記事をご覧下さい。  

11月22日は「いい夫婦の日」です。夫婦健在で俳句を楽しめると最高ですが、夫が亡くなってから俳句を楽しんでおられる方も結構多いようです。俳句では「夫」を「つま」と読んでリズムを整えることがあります

先日、多趣味の句友が菜園で本格的に自作した野菜を届けて呉れ、軟らかくよく煮た大根を胃の無い身体ながら美味しく戴き、駄句を口遊みました。

   

・葉をも煮る句友の呉れし長大根

・大根煮る妻に己は皿洗ひ

・ありがたや胃の無き身にも煮大根

・風呂吹を婦唱夫随で作りけり

・風呂吹に手酌の夕餉留守を守り

風呂吹に手酌進むや駄句捻る

・深まりし夫婦の絆大根食む

  

風呂吹き」は大根や蕪などを大きく切って茹でたりたり蒸したものに練り味噌をかけて食べる日本料理で、冬の季語です。  

俳句のリズムを整えるために、「大根」は「だいこん」と「だいこ」、「蕪」は「かぶら」と「かぶ」、いずれかに読み変えて下さい。

  

大根の俳句といえば、高浜虚子の俳句「流れゆく大根の葉の早さかな」のことを思いますが、歳時記(俳誌のサロン))や「575筆まか勢」の例句から気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は季語(青色文字)をタップしてご覧下さい。

   

大根1

・大根引一本づゝに雲を見る  

           (一茶)

  

大根2

・大根を水くしやくしやにして洗ふ 

           (高浜虚子

   

大根3

・祓はれて田辺大根完売す 

           (林和子)

  

大根4

・どかと着く京大根の重さかな 

           (坊城中子)

   

大根5

・老う程に手抜き料理の大根煮る 

            (先山実子)

  

大根6

・秋刀魚焼く妻に大根おろすわれ 

             (塩田博久)

   

大根7

・ばあちゃんと呼ばるるに慣れ大根煮る 

            (押田裕見子)

   

大根8

・父の忌に蒔き母の忌に引く大根 

             (原友子)

    

575筆まか勢

・夕月に大根洗う流かな

           (正岡子規)

   

・のびあがりのびあがり大根大根

             (山頭火)

  

・大根馬菩薩面して眼になみだ

            (川端茅舎) 

 

・宵月のやがて大根の葉に照りぬ

           (中村草田男 

   

・大根を刻む刃物の音つゞく

            (山口誓子 

     

突然の話題変更ですが、大谷翔平選手のMVP受賞のニュースが入りました。

野球の俳句を作って楽しもう!」をご覧下さい。

青色の文字をタップすると記事をご覧になれます。

  

蕪1

・蕪汁好む齢となりにけり

           (池田加代子)

  

蕪2

・長湯して湯の花の香や蕪汁

           (稲葉ちよこ) 

  

蕪3

・子のつむり洗ふがごとく蕪洗ふ

           (近藤紀子)

   

575筆まか勢

・蕪甘く煮えて任地の住み心地

           (田中英子)

   

・おく霜の一味付けし蕪かな

             (一茶)

    

11月22日は「いい夫婦の日」です。歳時記「秋刀魚3」から抜粋・掲載させて頂きます。

・秋刀魚焼く妻に大根おろすわれ

           (塩田博久)

     

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

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2021年11月15日 (月)

時雨晴れ「つくしの里」を吟行す (俳句と写真)

    

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう!

青色文字をクリック(タップ)して歳時記の例句やリンク記事をご覧下さい。

    

新型コロナウイルス感染拡大第5波が一応収束し、飲食店等に対する時短要請等が解除されたので、2021年11月9日に「仲よし俳句会」の吟行俳句会を近場の「つくしの里」で開催しました。

吟行地の解説と三田市民文化祭俳句大会の紹介を兼ねて薫風士の投句等を「歳時記」の前座に掲載します。

   

(薫風士の投句等)

初冬のつくしの里を句に遊ぶ

口遊む試歩の俳句冬紅葉

・口ずさむ試歩の俳句や時雨晴

の里を試歩せり句を口に

・黒豆か収穫後の畝黒し

初時雨上がり白鷺滑降す

木枯に白鷺飛ぶや羽束川

に朱の鮮やかな吸引車

・ミニロール配られ句座の冬温し

     

林わこさんの投句

・黒豆の畑は刈り取り間近なる

立冬の村の奥より犬の声

・誕生の記念樹桜紅葉して

 

山田京子さんの投句

穭田や真っ赤な傘の人通る

・山裾に添ふ家並や秋桜

・揺らぎ合ひても縺れなく秋桜

    

第53回三田市民文化際俳句大会が2021年11月13日に開催されましたが、薫風士は都合で募集句に投句せず、当日は生憎の風邪で寝込んでしまい、残念ながら欠席しました。

第50回第51回の大会では幸い当日の席題投句が入選しましたが、俳句大会の募集句は吟行句とは異なり、俳句の表現の巧みさのみならず題材にインパクトが無いと選者の注目を惹くことができません。

植坂和子さんの三田俳句協会賞受賞句「病理学研究室の鶏頭花」はコロナ禍の俳句大会の応募句として多くの選者の共感を呼ぶのに成功しています。

今回の当日投句の席題は「冬紅葉」と「口」だったそうです。

句友の頑張りの試歩を詠んだ薫風士の掲句「冬紅葉」・「口遊み」は、「もし今回の俳句大会に応募していればお題を二つとも含む俳句として入賞したかもしれない」と自画自賛していますが、斬新さに欠けているのでダメでしょうね。

いずれにせよ、吟行は楽しむことを優先し、投句の際に推敲すれば良いと思っています。

そこで、一句

口切茶寿も祝ぎたし句に遊び

            (薫風士)

    

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2021年11月11日 (木)

神戸同人俳句会の投句から

   

故郷を「まんぽ俳句」で元気にしよう!

青色文字をクリック(タップ)してリンク記事をご覧下さい。

  

(2021年11月神戸同人薫風士の投句) 

・きらめくや桜紅葉の生田川

 神姫バスで新神戸を過ぎると生田川が秋晴れに煌めき桜紅葉が鮮やかでした。

  

秋蝶の番舞ひ来る庭手入れ

 今年も鮮やかな模様の蝶の番(つがい)が毎日のように吾庭に来て舞いました。

  

秋天へ吠ゆる恐竜越前路

 福井県立恐竜博物館PRの白い恐竜像が秋天へ吠えるかに大口を開けていました。

  

車掌帽被り秋思か電車っ子

 サンダーバードの車掌が電車好きの子供に車掌帽を被せサ-ビスをして呉れました。

   

・自粛解け新酒を求め灘五郷

 新型コロナ感染拡大が漸く収束し飲食店などに対する自粛要請が解除されました。

   

麒麟草褪せての住吉郷

 細雪」で有名な谷崎潤一郎の旧邸(倚松庵)を訪ねる途中、近くの住吉川季節の移ろいを詠みました。は秋の季語ですが麒麟草は夏の季語です。

       

2021年9月10日 (金)

川柳と俳句(先輩の句集を拝読して思うこと)

    

先日、同窓の先輩(前川淳氏)からシャープOBグループ「そうりゅう会」の句集を送って頂きました。

この川柳句会のメンバーは20~30人のようですが、これまでに「249回の長きに渡り、一度の休会も無く開催された」とのことです。

現在はコロナ禍で通常の川柳句会は開催出来ず、「パソコンメールによる投句句会」を実施されているようです。

前川氏の川柳はブログ「俳句HAIKU」で3年ほど前に紹介させて頂きましたが「先輩の川柳(改定通読版)」参照)、ご恵送頂いた「そうりゅう会」句集の先輩の投句から、「季語のある川柳」と「政治家への風刺か自戒の念と思われる川柳」を抜粋・掲載させて頂きます。

   

アジサイ梅雨の音符で咲いている

・蓄えの先生を見て学ぶ

散り際はきれいさっぱり掃除する

流暢すぎる言は得てして中身なし

   

8月25日は「川柳発祥の記念日」とされ、9月23日は柄井川柳の命日で川柳忌」とされています。

川柳愛好家によって、この約1か月の間を「川柳啓蒙月間」として世界遺産登録への運動を推進して頂けないでしょうか?

   

俳句をユネスコ世界無形文化遺産へ(草の根運動)」や「俳句と川柳: 世界遺産へ小異捨て」などで述べましたが、川柳界と俳句界が日本の伝統的庶民文芸である「俳諧(俳句と川柳)」をユネスコ世界無形文化遺産として登録する運動に協力して頂けることを願っています。    

俳句の啓蒙運動について書いた「<提言>「平和の俳句月間(「俳句の日」から「子規忌」)」や「俳句仲間のエッセイ: 俳句と川柳」などをご一読頂き、皆さんがこの運動に協賛して頂けると望外の喜びです。

青色文字をクリック(タップ)してリンク記事をご覧下さい。

    

2021年8月22日 (日)

俳句の鑑賞《雷・いかづち・霹靂神》

    

ごみ収集日」の塵を出しに門を出ると、大きな「雷」の音が轟き、雨が降り始めました。

雷は夏の季語です。「春雷」や「遠雷」の記事や、「冬の雷」に因んで書いた不意打ちのオミクロン株冬の雷(冬の俳句特集)」を青色文字をクリック(タップ)し、ご覧下さい。

  

・温暖化憂ふ大雨霹靂神

         (薫風士)

「霹靂神」は「はたたがみ」と読み、「激しい雷」のことです。

   

「雷」の俳句を「歳時記」(俳誌のサロン)や「575筆まか勢」から気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語等)をクリック(タップ)してご鑑賞下さい。

   

 雷1

・雷に小屋は焼れて瓜の花   

            (蕪村)

 

・遠雷やバックミラーに救急車 

           (米須あや子)

   

雷2

・雷鳴のまじりてをりぬ長電話 

           (久保木千代子)

 

・雷に負けず劣らず泣く赤子 

           (市川伊團次)

   

雷3

・うつくしき眼と会ふ次の雷待つ間

           (西東三鬼) 

 

・忽ちに一山を消す大雷雨 

           (岩渕彰)

  

雷4

・戰争終わりただ雷鳴の日なりけり 

           (中村草田男)

 

・気に掛る医師の黙考梅雨の雷 

           (辰巳比呂史)

  

雷5

・夜の雷雨砲車に光りては消ゆる

           (長谷川素逝)

 

・雷一過しんかんとして町の中

           (片野美代子)

  

雷6

・遠雷におびえる猫とにらめっこ

           (松本アイ)

 

・日雷フライト前の緊張感 

           (前川ユキ子)

  

雷7

・豪快な雷雨の後の涼しさよ 

           (小峯雅子)

 

・居酒屋の盛り塩流す雷雨かな

           (萩原渓人)

  

雷8

・雷光に浮び出でたる遭難碑

           (森脇貞子)

 

・遠雷や土蔵の屋根の鬼瓦 

           (久世孝雄)

  

雷9

・炎帝と雷神競ふ大都会 

           (江草礼)

 

・雷神の咆哮メトロの地上駅

           (金田けいし)

   

雷10

・雷鳴も仲間に加へ笑ひヨガ

           (布川孝子)

 

・雷雨来て鹿天平の簷の下 

           (狭川青史)

  

雷11

・雷鳴の響きに負けて電話切る 

           (井上正子)

 

・番組を中断雷雨注意報 

           (瀬島洒望)

 

575筆まか勢

・いかづちの去りて和解の口火切り 

           (木下勝実)

 

・秋雲をころがる音や小いかづち 

           (飯田蛇笏)

   

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2021年7月25日 (日)

オリパラと向日葵の俳句 (コロナ禍の暑中見舞い)

   

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新型コロナ変異ウイルスの感染拡大が続く中、7月23日から開催された東京オリンピックは、冷房の部屋で扇風機を回し、昼寝もしながら観戦しています。

皆さん、感染に気をつけ熱中症にならないよう観戦が感染にならないように、気をつけて「オリパラ」を観戦して下さいね。 

コロナ禍自粛の俳句が退屈しのぎ・気分転換・慰みになれば幸いです。

  

・大向日葵コロナ禍見舞ふ絵手紙

7月22日は「海の日」で各地で猛暑日になり、拙宅の庭でも蝉が鳴き始め本格的な夏になりました。冒頭の写真の如く、向日葵(ひまわり)絵手紙暑中見舞い状が親戚から来ました。

   

夏の雲隠す五輪の飛行雲

ブルーインパルスの描く五輪の飛行機雲があいにくの雲でよく見えなかったのは残念でしたが、人生は時の運で、期待どおりの金メダルの獲得が出来るか注目しましょう

安倍晋三内閣当時に、安倍氏は次のように述べていましたが、TOKYO 2020の開催をワクチンの開発・普及が進み新型コロナウイルスの感染拡大の収束が期待されるまでの2年間の延期にせず、1年間の延期に決定したのは何故でしょうか?

「『完全な形』と申し上げたが、まず、アスリートと観客にとって安全で安心できるものでなければならない。そして、規模は縮小せずに行う、かつ、観客にも一緒に感動を味わっていただきたいということだ」、「延期や中止については、一切言及はしていない。大切なことは、完全な形で、オリンピック・パラリンピックを日本で開催をすることだ。」

IOCから「オリンピック・オーダー」の金章を貰っていたからではないでしょう

延期の期間をどうするのかIOCと交渉をしたのか? しなかったのか? 1年間の延期を決定した関係者から当時の事情を是非とも説明してほしいものです。

マスコミは何故このコロナ禍のオリパラ開催の根本原因・問題点に言及して責任を正さないのでしょうか? 

     

向日葵の花束胸に金メダル 

 この俳句の青色文字をクリックして、TOKYO 2020 俳句クイズ: メダリストは誰か? ひまわり編)」のクイズをお楽しみ下さい。ここをクリック(タップ)して、「東京2020喜怒哀楽俳句クイズ:誰のことか?(百日紅・雲の峰編)」のクイズもお楽しみ頂けると幸いです

   

向日葵に笑み堂々の金メダル

  

オリンピックなどのスポーツに限らず、政治経済文化何事も正々堂々とやってほしいものです

イチローとリオ五輪のロシア・ドーピング問題」をテーマにした風変わりなロクリアン正岡氏の現代音楽をお聴き下さい。ロクリアンモードの音楽は現代の不安を象徴しているような気がします。  

新型コロナウイルスの発生などの自然現象は自然の摂理として甘受しなければなりませんが、感染の拡大防止の対策は政治と人心の問題です。7月29日に新型コロナウイルスの1日の全国の感染者数は過去最多の1万人を超えましたが、7月31日の新規感染者数は全国で12,341人です。現役世代のワクチン接種を促進しないと、「オリパラ」も楽しめない爆発的な感染拡大・医療崩壊になる恐れがあります。

2016年のリオ・オリンピックに詠んだ「八月の俳句に思うこと」もここをクリック(タップ)してご笑覧下さい

           
「歳時記」や「575筆まか勢」から向日葵の俳句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

(季語(青色文字)をクリックすると例句の詳細がご覧になれます。) 

    

向日葵1

・向日葵や昔の母の強かりき  

            (落合由季女)

 

向日葵2

・向日葵は種に少女は母親に  

            (林昭太郎)

  

向日葵3

・豪雨去り倒れし向日葵介錯す 

            (松木清川)

 

向日葵4

・向日葵の迷路に母子呼び交す 

            (北島智子)

 

向日葵5

・向日葵を揺らし嵐電進みけり 

            (長濱順子)

   

向日葵6

・風力とソーラーパネルと向日葵と 

            (佐藤喜孝)

 

575筆まか勢

・向日葵がすきで狂ひて死にし画家  

            (高浜虚子)

 

・向日葵のゆさりともせぬ重たさよ

            (北原白秋)

  

・向日葵も油ぎりけり午後一時   

            (芥川龍之介)

  

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