写真 Feed

2024年7月 9日 (火)

保護色の変幻巧み夏の蝶

   

(2024.7.23 更新)

タイトルは「まんぽ俳句」の拙句です。 

蝶の擬態について、「秋蝶秋の蝶 (写真と俳句)」を書きましたが、夏の蝶にも当てはまります。

   

我が庭の一期一会や夏の蝶

          (薫風士)

 

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冒頭の写真の朝日差す梅木の葉や2番目の写真右下隅や3番目の写真下部中程に夏の蝶(蛾か?)が見えます。

  

    

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写真をタップ拡大すると、蝶が見えます(最初の写真は画面右端中程を、二つ目の写真は右下を、ご覧下さい)。

 

夏蝶の逢引きしたる我が狭庭

         (薫風士)

 

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飛び立った蝶は、番になって飛び去りました‼️

「番」は「つがい」と読んで下さい。

    

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最後の写真をタップ拡大してご覧になると、小さな梅木の右下から二つ目の枝の先端に蝶が見えるでしょう‼️

(手作りの庭を改修中で、煉瓦や石が散乱しています。)

  

最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

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2024年7月 7日 (日)

五月晴の吟行《ユニトピア》

  

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7月3日に丹波篠山市のユニトピアを俳句仲間と吟行しました。

吟行の写真を記事の最後に掲載しますので、梅雨明けのシーズンに備えて、写真をタップ拡大してご覧になり、疑似吟行や吟行句の推敲をして頂けると幸いです。

青色文字をタップすると、歳時記(俳誌のサロン)の例句や俳句HAIKUのリンク記事をご覧になれます。

     

紫陽花に迎へられたるユニトピア

梅雨の園受付嬢の優しくて

せせらぎの桂並木や陰涼し

五月晴の軽トラ行き来ユニトピア

梅雨茸や気根珍し落羽松

猪の木彫りの迎ふ夏館

玄関の天井の隅に鍬形

夏燕レイクプラザの空を二羽

玄関は頭足に注意燕の巣

小さき橋蛇の如くに夏の池

          (薫風士)

     

掲句はユニトピア紹介のまんぽ俳句です。

幹事さんが晴れ女で参加者の心がけの良いおかげか、前日まで降っていた雨は上がりましたが、真夏日の暑さになりました

  

梅雨時の平日なので、シーズンに備えてキャンプ場やプールなど整備工事中でしたが、団体客以外の来場者は殆ど無く、Lake Plazaでの昼食や句会もゆっくり出来て、満足でした。

レイクプラザから駐車場までシャトルバスで送ってくれたので帰路の疲れはなく、吟行をエンジョイしました。

 

ユニトピアは、高齢者は入場無料だったので、夏休みに孫を連れて釣りやパタ-ゴルフなど(有料)をしたいと思っています。

  

ユニトピアは、2022年の「山の日」に孫を連れて訪ねたことがあり、俳句HAIKUの記事にしています。

『山の日』を満喫しけりユニトピア (吟行写真集)」をご覧下さい。

    

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冒頭の写真は、ユニトピアのパンフレットです。

 

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2024年7月 4日 (木)

句集「良夜」と「芭蕉句碑・文学碑紀行集」

  

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6月に開催された柏陵同窓会で同席の方と「俳句HAIKU」のことや「茶寿」のことなどを話題に雑談したところ、大阪市在住の小田氏が芭蕉句碑などの写真を十数年前にまとめた資料の一部を先日送ってくれましたが、偶然その日に、丹波市在住の足立頼昌氏がご自身の句集2号「良夜」を送ってくれました。

  

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この写真は日本伝統俳句協会7月のカレンダー(上部分)です。

  

7月旧暦の呼称「文月」に因んで、次のとおり写真で紹介させて頂きます。

  

  

写真や青色の文字をタップして記事をご覧頂けると幸いです。

   

(句集2号「良夜」)

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最初の写真は句集「良夜」の表紙と「丹波新聞社会長の紹介序文」(P3)です。     

 

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(短冊の頁 P11,14&15) 

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足立氏は書家でもあり、高源寺などに自句の扁額を奉納されています。

   

    

  

  

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「春」の挿絵と除夜の俳句(P24)
挿絵は丹波市在住の植村八郎氏です。

植村八郎氏の紹介記事(丹波新聞2012.7.30)「故郷の50山『句画集』に 青垣の植村八郎さん」をご覧下さい

   

子・孫から句集発刊に寄せて           

_061432写真は、冬の俳句の最後(P100)と「子・孫から句集発刊に寄せて」の最初の部分です。

  

   

   

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この写真は、「子・孫から句集発刊に寄せて」の美恵子さん(妻)の締めの俳句「年新た夫妻の齢百七十」のページです。

       

    

 「あとがき」(P110~111)

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足立頼昌氏は丹波市俳句協会の設立に尽力した方(初代会長)です

現役時代から俳句に親しみ、退職時には芭蕉の「奥の細道」を辿って10日間の旅をされるなど、俳句に対して並々ならぬ情熱を注がれた理想的な俳句生活の凝縮が、句集2号(良夜)の上梓となったことは、真にお目出度く、祝杯の冷やし酒を酌みながらこの紹介記事を書かせて頂きました。

      

因みに、「芭蕉の足跡・東北《紅葉の名所巡り》」や仲秋の名月」、「俳句《名月・姫路城》」、「本との出会い(1)」、「本との出会い(2)」など俳句HAIKU の記事をご覧頂けると、幸いです。

      

「芭蕉句碑・文学碑紀行集」

日本の各地を巡って約5百基の句碑などを記録した写真と紀行文なので小田氏の手元のままに埋もれてしまうのは惜しい気がしますが、ご本人は出版するお考えは無いようです。

 

それはともかくとして、同窓会で単に思い出話ばかりでなく、前向きに生きている方々と未来を語り、青春の心を維持して、まんぽ俳句を楽しみ健康長寿を目指したいと思っています。

    

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最後に、現役時代から俳句を夫妻でエンジョイしていた方の句集の紹介記事「句集《行雲」をご覧下さい。

   

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2024年6月11日 (火)

アナベルや時の記念日断捨離す《写真と俳句》

     

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タイトルは、ブログ用の拙句です。
ここの青色文字をクリック(タップ)すると、近江神宮HPの記事「時の記念日(6月10日)の由来」をご覧頂けます。

 

時の日や八十路の日々句に遊び

アナベルを時の記念に挿し木して

       薫風士

冒頭の写真は、句友に貰ったアナベルの挿木柏葉紫陽花(?)の苗木(「まんぽ道」で貰って挿木した花の種から小さな鉢に生えた柏葉紫陽花なのか?)ですが、その紫陽花の成長ぶりを世相とともにフォローしたいと思っています。

昨年句友から頂いた黒竹の筍は黒竹の色に成長し、竹の秋の風情になり、今年生えた2本の筍は高さが一人前に成長しています。

      

季語として扱いにくい「時の記念日」(7音)は、「時の日」と4音に簡略化して俳句に用いられています。

ここをクリック(タップ)して、歳時記の「時の日」の例句をご覧下さい

ちなみに、「勤労感謝の日」は9音なので作句が容易ではありませんが、アイスクリーム(7音)は、俳句では「氷菓」(ひょうか・ひか)と表現されるのが一般的です。

バレンタイン」や「スカイツリー」などの6音字の作句にチャレンジしました。ここをクリック(タップ)して、「麗かやスカイツリーを撮り漫歩」をご覧頂けると幸いです。

     

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2024年6月 6日 (木)

「芒種」の手塚治虫記念館吟行 (写真と俳句)


  

掲句は、季語と観光スポット紹介のブログ用まんぽ俳句です。

写真を掲載しますので、擬似吟行をして頂けると幸いですが、二十四節気の「芒種」の日(6月5日)に宝塚市立手塚治虫記念館を見学して、吟行をしました。

   

五月晴手塚治虫に会ひに行く

火の鳥へ芒種の漫歩句を口に

口ずさむ一人連句の芒種かな

芒種とて治虫の世界少し触れ

火の鳥の世界に浸る芒種かな

空想も夢想も楽し夏館

父の日は孫と訪ねむ記念館

DNA遺伝隔世芒種かな

火の鳥や薄暑の街をまん歩する

七変化愛でつゆるゆる「花のみち

記念館のトップ虹色五月晴

五月晴ミラーボールに立つチンク

進化するチンクの世界芒種かな

断捨離の心を知るや芒種の日

薄暑行く鉄腕アトム記念館

薄暑下のアニメ工房アトム描く

  

面白きアトムの世界芒種かな

ここをクリック(タップ)して、朝日新聞の記事「対話型AI『アトムの世界、夢でない』経団連会長、ルール作り促す」をご覧下さい

  

火の鳥の原画なずるや芒種の日

(この俳句の「なずる」は「愛でる」の比喩的表現で、空想句です。作品には手を触れていませんので、誤解しないで下さいね。)

  

面白き俳句の世界芒種かな

ここをクリック(タップ)して、「芭蕉や虚子の面白い俳句をまとめました」をご覧下さい

    

芒種の日カフェで開くミニ句会

氷菓食ぶ古りし歳時記開きつつ

「氷菓」は「ひょうか」と読みますが、アイスクリームなどの意味なので「食む」と言わず、「食ぶ」と表現する方が響きが相応しくてよいと思います。

薫風士は、歯の治療中なので柔らかいチ-ズケ-キを食べましたが、その美味しさに大満足でした。

  

アナベルを挿し木にしたる我が狭庭

アナベルとふ紫陽花くれし句友かな

         (薫風士)

  

宝塚の「花のみち」で見かけた白い紫陽花を吾庭に欲しいと思って話題にしたところ、句友が挿し木にすると良いと言って、後日くれました。

「とふ」は、「てふ」と同様に、「という」意味を表す古語です。

  

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冒頭の写真は、日本伝統俳句協会6月のカレンダー(一部分)と手塚治虫記念館の入場券やパンフレット、記念館周辺の風景です。

最後の写真はNHK-TV南さんの天気予報の解説画面です。

写真をタップ拡大してご覧になり、疑似吟行をして頂ければ幸いです。

  

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2024年6月 3日 (月)

岡山・後楽園と烏城 (俳句と写真集)

 

6月1日は市民デ-で、子供連れは烏城見物が無料だったのか(?)、幼子をよく見かけました。
岡山城は黒い色をしているので、「烏城」(うじょう)と呼ばれます。

 


幼連れ初夏の岡山後楽園
城好きか薄暑の烏城稚児抱き
錦鯉幼の餌に群れ寄り來
八橋を渡る水面に初夏の空
水黽や空渡るかに後楽園
八橋を渡る水面や目高群る
ちなみに、「八つ橋」は「銘菓」の一つですが、橋の形状の場合は、「八橋」と書くようです。
二つ三つ小さき祠や木下闇
缶ビール飲む我を撮る異国人

         (薫風士


缶ビールを飲みながら休んでいると、先程まで傍に居たドイツ人らしき外国人がスマホで動画を撮っている風景に入っているように見えました。
「祠」(ほこら)は木陰の薄暗がりにありましたが、スマホで撮った写真は自動的に明るい画面に修正されるので「木下闇(こしたやみ)」という夏の季語の実感が出ていません。
「小さき」は「ちさき」と短く「5・7・5」のリズムで読んで下さい
水面に映っている松の近辺に水黽(アメンボ・夏の季語)が見えます。

 

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二拍手に初夏の鳩来や地鎮祭

 


地鎮祭初夏の街角まんぽ道
地鎮祭祝ぐ乾杯や若葉風
新世代來しニュータウン風薫る

         (薫風士)


掲句は地鎮祭をまんぽ道で見かけて詠んだ新世代歓迎の存問の俳句です。


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2024年5月28日 (火)

今日の俳句と写真《ばった・飛蝗・はたはた》


転びてもおんぶのままに飛蝗跳ぶ
密着し飛蝗の番跳び回る

       (薫風士)

オンブバッタは、どうしてメスがオスをおんぶしているの

「番」は「つがい」と読み、最後に掲載した写真をご覧ん下さい。上記の青色文字をクリックすると、NHK「読むらじる」の解説をご覧になれます。

 

  
歳時記(俳誌のサロン)の「ばった(飛蝗 バッタ 螇蚸)」から気の向くままに例句を抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細は、青色文字をクリック(タップ)して、ご覧下さい。

 

   
おんぶばったよ荷はかるがると比良山系

       (若森京子)

 

   
飛蝗とぶ北緯三十八度線

       (松山律子)

 

 
牛の背におんぶ螇蚸の身じろがず

       (吉田明子)

 

 
介助犬じつと待ちゐる背に飛蝗

       (静寿美子)

 


はたはたの上にはたはたただ狂へ

       (江島照美)

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2024年5月26日 (日)

俳句《初夏の街お初天神がんこへと》


タイトルはブログ用の拙句「まんぽ俳句」です。
がんこ曾根崎本店で開催された同期の飲み会に参加するために、入社当時以来の数十年ぶりに、思い出にひたりながらお初天神界隈を漫歩しました。
次回の参加に仲間も道に迷わず、よい思い出になるように、写真を順次掲載し、追って「まんぽ俳句」を掲載します。

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参加者の写真を見ると、がんこに於ける同期飲み会の満足度が分かりますが、プライバシー保護の観点から、「まん歩ネット俳句会」の世話人の写真を代表させて頂きます。

思ひ出の八幸見上ぐ初夏の空

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仄聞によると、がんこの創業は昭和38年とのことですが、まん歩ネット俳句会の世話人(薫風士)はそれ以前に八幸で歓送会をして頂き、ニューヨ-ク駐在員として派遣されて日本に居ませんでした。

 


 



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2024年5月 5日 (日)

俳句徒然《蜥蜴》

 

近づけば意外と優し蜥蜴の眼

挨拶に來るも横向く蜥蜴かな

         (薫風士)

     

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冒頭の蜥蜴(トカゲ)の写真は、7月21日の朝、テラスに近づいた蜥蜴がじっとしていたのを撮りました。

5月4日(みどりの日)に撮った蜥蜴は動いて顔を撮らせてくれませんでしたが、同じ蜥蜴なら気を許してくれたのかも知れません。

  

蜥蜴は夏の季語です
  
     

歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに例句を抜粋掲載させて頂きます。例句の詳細は青色文字の季語をタップ(クリック)してご覧下さい。

   

蜥蜴1

我を見て舌を出したる大蜥蜴

        (高浜虚子)

   

蜥蜴2

争ひと見しは蜥蜴の睦み合ひ

     (田中峰雪)

  

蜥蜴3

弾痕の残る城壁青とかげ

      (岩永はるみ)

  

(蜥蜴4)

切れ長の目の流し目の蜥蜴かな

       (飛高隆夫)

   

蜥蜴5

恐竜の皃して指程の蜥蜴

       (森なほ子)

   

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2024年5月 2日 (木)

春雨の廣田神社吟行写真集

 

八十八夜に当たる5月1日は生憎の春雨になりましたが西宮市の廣田神社に参拝して霊気を賜り、吟行して広田山荘で句会をしました。

 

広田神社は、伊勢神宮など、日本に22社ある官幣大社の一つです
廣田山公園の名勝「小葉三葉躑躅」の花は散ってしまい、新緑になっていたので、来年は春風花の盛りの「つつじ祭り」に訪ねて「まんぽ俳句」を口ずさみたいと思っています。
  

 

春雨に踏む音清しさざれ石
春雨に祈りを込めて参拝す
春雨に霊気賜り句に遊ぶ
鰹木の金輝くや春の宮
絶へざりし春の神水龍の口
岩間より春の神水流す龍
廣田山三葉躑躅の新樹かな


仲良しや八十八夜の俳句会


この句は中七が八音の字余りですが、「仲良しの八十八夜俳句会」と定型にするより句意が明瞭で、リズムも良くインパクトがあって良いと思い、敢えて字余りの句にしました。

         (薫風士)


青色文字をクリック(タップ)してリンク記事をご覧下さい。
写真は、 スマホ写真なので、タップ拡大してご覧になり、疑似吟行をして頂けると幸いです
掲句は観光スポット紹介のブログ用拙句ですが、「神水」は「夏の季語」とされています。(カラー図説日本大歳時記の写真参照)

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「兜麓底績碑と天狗のさばき」の写真の記事の詳細は、ここをクリック(タップ)して、ご覧下さい
最後の写真は、カラー図説日本大歳時記「神水」などの解説(一部分)や廣田神社の解説書と境内マップです。
賽銭箱が三ヵ所あるのを見て、「二礼二拍一礼」の参拝様式には「参拝」と「三拝」の掛詞や「三顧の礼」に通じる意味があると、ふと思いました。
ちなみに、「兜麓底績碑」は、「とろくていせきひ」と読みます。


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2024年4月15日 (月)

春の屋久島吟行(写真俳句集)

屋久杉の生きざま知りし春の旅

長寿をと触れし屋久杉春の雨

春の雨滴る車窓紀元杉

春雨に仰ぎ巡るや紀元杉

春雨の紀元杉触れ気を得たり

      (薫風士)

屋久島観光の思い出に何らかのお役にたてばとの思いで、スマホ写真や拙句(観光スポット紹介の「まんぽ俳句」)を掲載します。

(青色文字をタップすると、リンク記事を読むことが出来ます。)

 

A_105056_2冒頭の写真は、春雨の紀元杉の精気を得ようとして、順番待ちをしている観光客と樹齢三千年の屋久杉の大幹です。

 

写真は、タップ拡大してご覧になれます。

 

      

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日本旅行「おとなび」のパンフレッのトの写真(一部分)のとおり、4月9日から2泊3日のツアーで、種子島の観光後に、高速船「ロケット号」で屋久島を訪ね、ヤクスギランドの観光をしました。

       

   

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写真は、ヤクスギランドのパンフレットや屋久島の宮之浦港に停泊した高速船「Rocket」と、ヤクスギランドで撮った屋久島概要案内板です。

  

  

風格や宮之浦岳春日射し

         (薫風士)

   

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この写真は、10日に屋久島いわさきホテルのロビー上階やレストランから眺めた夕日に映える宮之浦岳などの風景です。

 

   

この山並みを新年に眺めて

初日差す宮之浦岳威儀糺す

などと詠んでみたいと、ふと思いましたが、屋久島も冬期には雪が降るのでヤクスギランドはクロ-ズされるとのことでした。

         

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11日の朝、ホテルのレストランの窓から眺めた日の出の風景写真のように、屋久島に到着した10日は麗かな好天でしたが、標高約千メ-トルのヤクスギランドの観光中は雨が降り、屋久島特有の気象変化を体験しました。

    

    

晴れ男黙して笑むや春の雨

ヤクスギランドにしては小雨で幸いでした。

 

春風や電話ボックス杉の洞
       (薫風士)

  

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幸いなことに、大雨にならず、自分なりにゆっくりヤクスギランド30分コースの吟行をエンジョイすることが出来て、屋久島の春雨の一時を満喫しました。

      

    

屋久杉の花粉を鎮め春の雨

花粉症マスク無用の島の春 

春雨に撮影ポ-ズ踏んばって

   

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ガイドさんの親切な誘いに素直に応じて、屋久杉ランド休憩施設「森泉」の前で、思い出に、恥ずかしながら、なりふり構わず写真を撮ってもらいました。

      

  

      

春夕餉黒豚は無理胃無き老

屋久島や昼餉のあごの美味かりし

飛び魚の揚物美味き昼餉春

    

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ちなみに、「飛魚(あご)」は夏の季語ですが、掲句の最後を「かな」とせず、「春」と季重なりのインパクトのある表現にして、春の喜びを強調しました。

「つばめ魚」は俳句では「飛魚」の別称ですが、一般的に「つばめ魚」といえば、「ツバメダイ」を意味します。

  

「おとなび」のツアー参加者に高齢者が多く、食事時間を十分とれない場合の料理は、「量より質」を優先して欲しいと思いました。

     

軟水の故か酒無し島の春

昭和60年3月に環境庁(現環境省)が「名水百選」を選定した中の一つとして、「屋久島宮之浦岳流水」が選ばれたとのことですが、超軟水なので日本酒の製造には適しないのか地酒は無く、灘の酒「大関」を頂きました。

  

屋久島の朝風呂浸る麗かな
         (薫風士)

   

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ここをクリック(タップ)すると、Rakuten Travelの「屋久島いわさきホテル」「神の湯」の効能などの解説をご覧になれます

    

                  

春雨に撮影ポ-ズ紀元杉

紀元杉の春雨に笑む晴れ男

    

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掲載した写真をご覧頂くと、今度の種子島と屋久島への吟行旅行の満足度がお分かり頂けると思います。  

「まん歩ネット俳句会」は趣味のネット俳句会なので参加費など無料ですが、ダークパターンが多くて油断できない時世なので、世話人の顔が見えないと不安に思われる方が居るかも知れないとの懸念から、「露出趣味だ」と誤解されるリスクを厭わず、ありのままの素顔の写真を掲載しました。

記事の内容や写真をご覧の上、安心して気軽に「まん歩ネット俳句会」に参加して頂ければ幸いです。 

      

「おとなび」や満喫したる春の旅

春の旅まんぽ句会へ句友得し

お陰様で、広島からツアーに参加していた方がまん歩ネット俳句会に参加し投句してくれることになりました 

  

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ちなみに、この記事を略書き終えた4月16日朝と、今日(4月24日)の昼餉に見た俳句HAIKUへのアクセス累計は、写真のとおり1,100,220件とか、1,103,868件と、縁起よく数字が対称的に並んでいたので駄句を口遊みました。

      

「おとなび」の旅のブログ春うらら   

         

最後まで写真をご覧頂き、擬似吟行や思い出の参考にして頂けると幸いです。

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2024年4月12日 (金)

種子島《春の吟行写真俳句集》

 

(2024.7.1更新)
冒頭の写真は、H3打上げ成功のNHK-TVニュース画面の一部分です。

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「だいち4号」打ち上げ成功おめでとう‼️

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2024年4月9日から2泊3日の「おとなび」のツアーで種子島と屋久島を訪ねました。 _074911

  

  

 

旅程は、最後の写真(日本旅行 おとなび のパンフレット一部分)をタップ拡大してご参照下さい。

   

さくら号の瞬く車窓花惜しむ

 

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山陽新幹線はトンネルが多いので、車窓の桜は瞬く間に過ぎ去りました

これまでに「さくら号」に乗ったのは2回程と思いますが、列車の仕様に「桜」を連想させるものは見当たりませんでした。

   

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おとなびの弁当美味し春の旅

       (薫風士) 

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博多駅で配ってくれた弁当は結構美味しく頂きました。

       

  

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種子島宇宙センターや千座の岩屋(ちくらのいわや)などの写真や拙句(観光スポット紹介の「まんぽ俳句」)を順次掲載します。

  

この記事が旅の思い出や擬似吟行の何らかのご参考になれば幸いです。

青色文字(季語など)をタップすると、歳時記の例句やリンク記事をご覧になれます。

   

春潮のジェットフォイルや桜島

春潮の高速船や薩摩富士

高速船唸るうねりや春の潮

  

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ジェットフォイルが時々うねる大波に抵抗するかのように、ゴトゴトと唸って揺れました。

      

火縄銃構へば窓に春日射す

   
20244種子島鉄砲館の重い火縄銃レプリカを構えて拙句を口遊みました。

「春日射す」(はるびさす)は、「春の日矢」(はるのひや)に表現を替える方が面白いかも知れませんが、俳句は好き好きです

   

春潮や岩の形は象の鼻

春の海象の水飲みてふ奇岩

春潮にサーフィンの影三つ四つ

  

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種子島いわさきホテルの部屋の窓から春の海を眺めると、「象の水飲み岩」という大岩(山?)があり、その近くにサーフィンをしている人がいました。

「てふ」は、「と言う」意味の古語で、「ちょう」と1音で読みます。

「波乗り」(サーフィン)は夏の季語です

  

   

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(写真)

種子島いわさきホテルの夕食のメニューと前菜

   

南国や酒は焼酎春の宿

求めしは甘き日本酒春の旅

胃無き身の入れ歯無念や春夕餉

       (薫風士)

老人が多い「おとなび」の食事は、入れ歯でも食べられるように、「量より質」を重要視してほしいと思います。

  
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種子島宇宙センターは世界一美しいロケット発射場とのことですが、納得しました。

   

春光宇宙センター美観かな

春天やロケットあげる労苦談

春風や撮影禁止管制棟

春潮の退きし岩屋に入るスリル

「入る」は「いる」と、「5-7-5」のリズムで読んで下さい

        
_121020ガイドさんの解説によると、引潮の絶好のタイミングに千座の岩屋を訪ねたのは非常にラッキーで、「千座の岩屋」のこんな奥まで入ることが出来たのは珍しいとのことでした。

岩屋の中から見る風景のみならず、外側の岩も見る角度や視点によって、色々な形に見えて連想が浮かび興味がつきませんでした。

「千座」(ちくら)は、「千人が座れる」と言う広さを意味するとのことです。

  

岩屋より一期一会の春の潮

春光や千座岩屋の細波

春の海車窓一瞬夫婦岩

バスガイド唄声(うらら)艶やかに

         (薫風士)

  

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2024年4月 5日 (金)

大阪城《初桜・開花・満開》

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tenki.jpの2024年桜開花予報によると、高知県は3月23日に開花し、3月31日に満開でしたが、神戸市は4月1日の万愚節に開花し、4月8日の花祭りに満開の見込みです。

  

「開花」や「満開」は季語ではありませんが、検索の便を考慮してタイトルに含めました。

   

4月6日に訪ねた大阪城公園の満開の桜は圧巻でした。汗ばむ陽気花見を満喫しました

  

最後の写真を見て疑似吟行をして頂けると幸いですが、青色文字をクリック(タップ)すると、リンク記事をご覧になれます。

    

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(写真)

日本伝統俳句協会4月のカレンダー(一部分)

 

     

    

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まんぽ道で花見の一行に合いました。話しかけたところ、いきいき百歳体操」のグループの花見とのことでした。杖を頼りに歩いている方もいましたが、楽しそうにしていました。

   

振り返り又ふりかへり初桜

掲句は、俳句を始めた頃に全国俳句大会に参加して感銘を受けた特選句です。

俳句大会や入選者の記憶は定かではありませんが、俳句とはこういう風に詠むものかと、印象に残っています。

    

ここをクリック(タップ)すると、歳時記(俳誌のサロン)の「初桜」など、桜の例句をご覧になれます

  

青色文字のタイトルをクリック(タップ)して、「《花は桜》(俳句と写真集)」や「花見して自由奔放句を口に」をご覧下さい。

    

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武庫川堤防の桜並木には犬連れや家族連れなどが沢山花見をエンジョイしていました。

   

   

犬連れや城の花見の人混みに

ベロ出して喘ぐ子犬や花日和

大阪城公園の約3千本ある桜は満開で、花見に絶好の日和でしたが、花に興味のない子供や子犬が夏日のような熱さにウンザリしていました。

   

花の雲たなびき青きビル聳ゆ

  

ここをクリック(タップ)すると、芭蕉の俳句観音のいらかみやりつ花の雲」の英訳をご覧になれます。

    

花の雲タワークレ-ンXに

「X」は、「旧ツイタ-」のことでなく、形のことです。

寝屋川の船の駅の写真をタップ拡大してご覧下さい。 

  

満席のROAD-TRAIN花見客

イベント城ホに並ぶ花見客

御座船の花見断念時間待ち

暑さにウンザリした孫は御座船に乗って見たいと言いましたが、乗船は2-3時間待ちだったので断念し、アイスを食べました。

    

ミライザやコース迷ひし花見客

掲句は観光スポット紹介の拙句ですが、広大な敷地の広場や通路に観光客が溢れ、順番待ちの行列で、ランチの選択や行き先に迷い、口ずさみました

        (薫風士

  

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2024年3月 8日 (金)

折々の《まんぽ俳句》(No.10)《雲龍院春の吟行》

   

2024年3月7日、泉涌寺を拝観してから、雲龍院を訪ねました

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冒頭の写真は、雲龍院の拝観券と菊の御紋の石庭やパンフレットの折込面の一部分です。

  

   

(パンフレットの写真をタップ拡大すると、解説記事をご覧になれます。青色文字をタップしてリンク記事をご覧下さい。) 

     

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遠近にミモザの花や龍華殿    「遠近」は「おちこち」と読んで下さい。     

         (薫風士)

  

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龍阿吽春の公開龍華殿

       (薫風士)

   

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龍華殿は、辰年の今年は特別に公開されましたが、普段は非公開故、内部の襖絵の龍は撮影禁止とのことで、巨大な見事な阿吽の龍の写真は残念ながら撮れませんでした。

     

ここをクリック(タップ)し、雲龍院の四季折々の写真スポットの口コミの写真をタップ拡大して無数にご覧になれますが、いずれにせよ、実際に訪れて見る迫力には及びません。

  

薫風士がスマホで撮った外回りの写真と拙句「まんぽ俳句」を掲載します。

  

竹筒の水琴窟や春の庭

春苑の天へ枯れ木の杉の龍

白き枯れ杉愛づ龍天に昇る如

      (薫風士)

   

最後の写真をタップ拡大してご覧になると、落雷で枯れた杉の木を避雷針を付けて昇り龍に見立てて維持している様子が分かります。

「龍天に昇る」は、春の季語ですが、そのままでは8音字で必然的に破調になるので、定型の俳句にするには工夫が必要です

   

因みに、「龍淵に潜む」は秋の季語ですが、やはり8音字なので、作句に工夫を要します。

最上川 秋の舟下り(写真と俳句)」に掲載した記事や拙句(まんぽ俳句)をご覧頂ければ幸いです。

  

天に昇るや最上の淵に潜む龍

       

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折々の《まんぽ俳句》(No.9)《泉涌寺・舎利殿の吟行》

    

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午前中に東福寺を拝観し、午後は泉涌寺の特別公開された舎利殿を拝観し、龍の声を聴きました。

 

拍手せば春の舎利殿龍の声

  

指定位置に立って手を叩くと、龍の鳴き声のように響きました。

雲龍院拝観の写真や吟行句など、追って掲載します。

   

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折々の《まんぽ俳句》(No.8)《東福寺「春の吟行」》

     

破蓮の池に映ゆるや大三門

        (薫風士)

  

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前日まで雨模様の天気が続いていましたが、昨日は吟行日和に恵まれて京都東福寺と泉涌寺へお参りして、吟行しました。

    

ミモザ咲く寺苑に小さき六地蔵 

          (薫風士)

  

東福寺への参道にある霊源院(東福寺頭)に可愛い六地蔵があり、外国からの観光客が興味深げに写真を撮っていました。

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冒頭の写真に続き、東福寺の写真を以下に掲載しますので、疑似吟行をして頂けると幸いです。

    

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最後の写真は、東福寺駅に近い蕎麦屋で食べた鰊蕎麦冷酒「京舞妓」です。 

          

ちなみに、ここをクリック(タップ)して、冬の「吟行日和」に恵まれたまんぽ俳句記事「冬晴の吟行楽し誓子館(吟行句と写真)」をご覧下さい。

  

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2024年2月 7日 (水)

早春の吟行《清荒神》

   

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冒頭の写真は清荒神清澄寺境内案内図や行事案内ポスター、パンフレット(一部分)、清荒神駅ホ-ムにある清荒神清澄寺案内板などです。

 

 

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宝塚市にある清荒神清澄寺を2月7日に訪ね吟行した写真を掲載します。

 

  

鉄斎美術館は閉鎖されていましたが、4月4日から開館され、富岡鉄斎没後100年記念展覧会が開催されます❗

  

写真をタップ拡大してご覧になり、疑似吟行をされるのも結構ですが、実際にお参りし、吟行されることをお勧めします。

写真や「まんぽ俳句」の拙句が吟行の何らかのヒントになれば幸いです。

最後の写真の雛壇は宝光亭にありました。

   

紅白の春の山茶花参道に

(「山茶花」は冬の季語なので「春の山茶花」としました。)

   

あな不思議スマホ写真に春の虹

(不思議なことに、スマホで撮った参道の写真に逆さ虹が写っています。「虹」は夏の季語なので、「春の虹」と表現しました。)

   

濡れつつも交はす季語論春時雨

(「時雨」は冬の季語ですから「春時雨」にしました。)

   

狛犬も布袋(ほてい)も阿吽春の杜

(清荒神の境内は神仏習合で、狛犬の奥にある対の布袋の笑みも、気のせいか、阿吽(あうん)に見えました。

  

早春の鳥居仰ぐ女(め)赤と黒

(珍しい緑青色の鳥居を見上げていた老女(?)連の赤や黒のコ-トの色が印象的でした。)

   

春の池鯉悠然と神の杜

(池苑に黒い鯉が沢山悠々と泳いでいました。)

  

荒神の薄墨桜芽吹き未だ

(薄墨桜の芽吹きまでには未だ間がありそうです。)

  

大いなる仏足石や冴反る

(「冴返る」は春の季語です。奈良の薬師寺にある仏足石は753年に作られ日本最古です。)

  

春天を仰ぎ掛け水大地蔵

(巨大な一願地蔵に水を掛けるのは容易ではありませんでした。)

  

切株の朽ち面笑むや杜の春

(朽ちて穴が開いた切り株を遊び心で誰かが笑顔に造形したようです。)

  

手相見の見るは足元春の顔

(占師は手相を見ながら客の顔色や足元を見て占うとのことです。

この句は「俳句擬き川柳擬き」ですが、「春の顔」を「客の顔」に変えると、完全な川柳になります。)

  

早春の古りし参道花舗明り

(平日早朝の参道は参拝者も稀で古びた店が並ぶ中で花屋さんの赤や黄色の花が印象的でした。)

  

白蛇の幸も売り物春の店

池田竹産店の白蛇の親子を見て蛇嫌いの句友も可愛いと言っていました。

    

春浅き参道犬と相老いて

(参道や境内で犬連れの参拝者をよく見かけました。)

  

春の宮犬の顔出す乳母車

(乳母車に稚児と犬を乗せている夫婦がいました。)

   

荒神の水音清し春の滝

(「滝」は夏の季語なので「春の滝」とし、遊び心で「上五」の「荒神」と「中七」の「(水音)清し」を合わせると「清荒神」になる表現にしました。)

  

龍王てふ滝に祈る女春の杜

「てふ」は、「ちょう」と読み、「という」意味の古語です

「女」は「め」と定型のリズムで読んで下さい。)

竜王滝に手を合わせている女性を見かけて口遊みましたが、滝の左の岩陰に小さな地蔵が立っています。

         (薫風士)

  

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2023年12月 9日 (土)

《冬霧》丹波並木道中央公園

    

冬霧に霞む丹波の並木道

冬霧朝日の霞む並木道

冬霧の並木を行くや句を口に

冬霧や俳句談議す俳句好き

冬霧の晴れておどろし恐竜像

冬霧の晴れる思ひや言ひ尽くし

冬晴を俳句好き行く並木道

古民家の天井窓の冬明り

句座の昼冬菜サラダをたっぷりと

アッシ-役終へし夕餉の温め酒

      (薫風士)

     

「古民家」の俳句の「冬明り」は、「初明り」とすれば新年の俳句となりますが、「月明かり」とすれば名月の俳句になると思います

青色文字の文字をクリック(タップ)して、リンク記事をご覧頂ければ、面白さが倍増すると思います。

    

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掲句は、デカンショで知られる丹波篠山市兵庫県立丹波並木道中央公園を俳句仲間と12月6日に吟行して詠んだ拙句(まんぽ俳句)です。  

聞くところによると、第55回三田市民文化祭俳句大会は会長以下関係者のボランティア活動により成功裏に終わりましたが、会員の高齢化で開催の準備が大変だと、将来が危惧されます。

  

そこで、三田市の協力をもっと得ることが出来ないのか?と話題にしたところ、三田俳句協会の関係者は「残念ながら三田市にはその余裕が無い」と諦めているようでした。  

歴史的に著名な俳人がいた丹波市など、市を挙げて「俳句で町おこし」をしている市と同一に論ずることは出来ませんが、俳句は比較的に費用を掛けずに市民の健康維持に役立てることが出来ると思います。

妊婦や病人を受け入れる病院の維持管理体制を確立することは勿論重要ですが、市民の健康維持、特に、寝たきり高齢者の発生を予防するためにも、市民の文化活動を支援協力する一環として、三田市当局の関係者が市民文化祭俳句大会の準備などに協力する体制を作って頂けないでしょうか?

そうすれば、高齢者のみならず現役で活躍している若者にとっても魅力のある「花と緑」の豊かな文化的ベッドタウンとして、もっと活性化されるのではないでしょうか?

  

並木道公園を案内してくれた句友はこの公園を毎日のように散歩しているそうですが、薫風士は三田市にある兵庫県立人と自然の博物館(ひとはく)周辺の深田公園を散歩して、健康維持の「まんぽ俳句」を口ずさんでいます。

  

皆さんも現地を訪ねることが出来ない場合は、写真をタップ拡大してご覧になり、疑似吟行の「まんぽ俳句」を口遊み、生きづらい世を「それぞれ」にエンジョイされることを願っています。

「まんぽ俳句」を貴方が詠まれるのに、薫風士の「冬のまんぽ俳句特集」が何らかのご参考になれば幸いです。

  

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ここをクリックして、恐竜が啼く動画をご覧下さい❗
  
  

最後の写真は、ホロンピアホテルにある「旨いもん屋 さんで~」の一画を薫風士が撮ったもので、丹波並木中央公園の古民家の写真ではありませんが、ここで句会をさせて頂いたので掲載しました。

  

 

2023年12月 7日 (木)

冬紅葉愛でし石庭石像寺

   

石庭の父子の句碑や冬紅葉

「父子」は「おやこ」と読んで下さい。

  

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2023年11月18日丹波市で開催された第23回青春俳句祭俳句ラリーのスポット「石像寺」(せきぞうじ)や西山酒造を訪ねました。

  

   

タイトルはブログ記事用の拙句ですが、石像寺には知る人ぞ知る重森三玲の石庭があります。

当日は舞鶴若狭自動車道から丹波路を愛車で駆けつけましたが、時雨や霙が降って道に迷い投句締め切りに遅れて、残念ながら真面な投句が出来ませんでした。

ここをクリック(タップ)して、「庭園ガイド 石像寺」の素晴らしい写真と解説をご覧下さい

俳句祭終了後に吟行して撮ったスマホ写真ですが、石像寺の石庭や高浜虚子所縁の西山酒造の三々庵(ささあん)や庭の写真も掲載します

    

粕汁と地酒を愛でて恙無し

       (薫風士)

    

写真をタップ拡大して、疑似吟行をして頂ければ幸いです。

ちなみに、廣田神社には稲畑汀子と稲畑廣太郎の親子句碑があります

  

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