写真 Feed

2024年3月 8日 (金)

折々の《まんぽ俳句》(No.10)《雲龍院春の吟行》

   

2024年3月7日、泉涌寺を拝観してから、雲龍院を訪ねました

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冒頭の写真は、雲龍院の拝観券と菊の御紋の石庭やパンフレットの折込面の一部分です。

  

   

(パンフレットの写真をタップ拡大すると、解説記事をご覧になれます。青色文字をタップしてリンク記事をご覧下さい。) 

     

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遠近にミモザの花や龍華殿    「遠近」は「おちこち」と読んで下さい。     

         (薫風士)

  

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龍阿吽春の公開龍華殿

       (薫風士)

   

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龍華殿は、辰年の今年は特別に公開されましたが、普段は非公開故、内部の襖絵の龍は撮影禁止とのことで、巨大な見事な阿吽の龍の写真は残念ながら撮れませんでした。

     

ここをクリック(タップ)し、雲龍院の四季折々の写真スポットの口コミの写真をタップ拡大して無数にご覧になれますが、いずれにせよ、実際に訪れて見る迫力には及びません。

  

薫風士がスマホで撮った外回りの写真と拙句「まんぽ俳句」を掲載します。

  

竹筒の水琴窟や春の庭

春苑の天へ枯れ木の杉の龍

白き枯れ杉愛づ龍天に昇る如

      (薫風士)

   

最後の写真をタップ拡大してご覧になると、落雷で枯れた杉の木を避雷針を付けて昇り龍に見立てて維持している様子が分かります。

「龍天に昇る」は、春の季語ですが、そのままでは8音字で必然的に破調になるので、定型の俳句にするには工夫が必要です

   

因みに、「龍淵に潜む」は秋の季語ですが、やはり8音字なので、作句に工夫を要します。

最上川 秋の舟下り(写真と俳句)」に掲載した記事や拙句(まんぽ俳句)をご覧頂ければ幸いです。

  

天に昇るや最上の淵に潜む龍

       

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折々の《まんぽ俳句》(No.9)《泉涌寺・舎利殿の吟行》

    

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午前中に東福寺を拝観し、午後は泉涌寺の特別公開された舎利殿を拝観し、龍の声を聴きました。

 

拍手せば春の舎利殿龍の声

  

指定位置に立って手を叩くと、龍の鳴き声のように響きました。

雲龍院拝観の写真や吟行句など、追って掲載します。

   

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折々の《まんぽ俳句》(No.8)《東福寺「春の吟行」》

     

破蓮の池に映ゆるや大三門

        (薫風士)

  

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前日まで雨模様の天気が続いていましたが、昨日は吟行日和に恵まれて京都東福寺と泉涌寺へお参りして、吟行しました。

    

ミモザ咲く寺苑に小さき六地蔵 

          (薫風士)

  

東福寺への参道にある霊源院(東福寺頭)に可愛い六地蔵があり、外国からの観光客が興味深げに写真を撮っていました。

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冒頭の写真に続き、東福寺の写真を以下に掲載しますので、疑似吟行をして頂けると幸いです。

    

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最後の写真は、東福寺駅に近い蕎麦屋で食べた鰊蕎麦冷酒「京舞妓」です。 

          

ちなみに、ここをクリック(タップ)して、冬の「吟行日和」に恵まれたまんぽ俳句記事「冬晴の吟行楽し誓子館(吟行句と写真)」をご覧下さい。

  

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2024年2月 7日 (水)

早春の吟行《清荒神》

   

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冒頭の写真は清荒神清澄寺境内案内図や行事案内ポスター、パンフレット(一部分)、清荒神駅ホ-ムにある清荒神清澄寺案内板などです。

 

 

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宝塚市にある清荒神清澄寺を2月7日に訪ね吟行した写真を掲載します。

 

  

鉄斎美術館は閉鎖されていましたが、4月4日から開館され、富岡鉄斎没後100年記念展覧会が開催されます❗

  

写真をタップ拡大してご覧になり、疑似吟行をされるのも結構ですが、実際にお参りし、吟行されることをお勧めします。

写真や「まんぽ俳句」の拙句が吟行の何らかのヒントになれば幸いです。

最後の写真の雛壇は宝光亭にありました。

   

紅白の春の山茶花参道に

(「山茶花」は冬の季語なので「春の山茶花」としました。)

   

あな不思議スマホ写真に春の虹

(不思議なことに、スマホで撮った参道の写真に逆さ虹が写っています。「虹」は夏の季語なので、「春の虹」と表現しました。)

   

濡れつつも交はす季語論春時雨

(「時雨」は冬の季語ですから「春時雨」にしました。)

   

狛犬も布袋(ほてい)も阿吽春の杜

(清荒神の境内は神仏習合で、狛犬の奥にある対の布袋の笑みも、気のせいか、阿吽(あうん)に見えました。

  

早春の鳥居仰ぐ女(め)赤と黒

(珍しい緑青色の鳥居を見上げていた老女(?)連の赤や黒のコ-トの色が印象的でした。)

   

春の池鯉悠然と神の杜

(池苑に黒い鯉が沢山悠々と泳いでいました。)

  

荒神の薄墨桜芽吹き未だ

(薄墨桜の芽吹きまでには未だ間がありそうです。)

  

大いなる仏足石や冴反る

(「冴返る」は春の季語です。奈良の薬師寺にある仏足石は753年に作られ日本最古です。)

  

春天を仰ぎ掛け水大地蔵

(巨大な一願地蔵に水を掛けるのは容易ではありませんでした。)

  

切株の朽ち面笑むや杜の春

(朽ちて穴が開いた切り株を遊び心で誰かが笑顔に造形したようです。)

  

手相見の見るは足元春の顔

(占師は手相を見ながら客の顔色や足元を見て占うとのことです。

この句は「俳句擬き川柳擬き」ですが、「春の顔」を「客の顔」に変えると、完全な川柳になります。)

  

早春の古りし参道花舗明り

(平日早朝の参道は参拝者も稀で古びた店が並ぶ中で花屋さんの赤や黄色の花が印象的でした。)

  

白蛇の幸も売り物春の店

池田竹産店の白蛇の親子を見て蛇嫌いの句友も可愛いと言っていました。

    

春浅き参道犬と相老いて

(参道や境内で犬連れの参拝者をよく見かけました。)

  

春の宮犬の顔出す乳母車

(乳母車に稚児と犬を乗せている夫婦がいました。)

   

荒神の水音清し春の滝

(「滝」は夏の季語なので「春の滝」とし、遊び心で「上五」の「荒神」と「中七」の「(水音)清し」を合わせると「清荒神」になる表現にしました。)

  

龍王てふ滝に祈る女春の杜

「てふ」は、「ちょう」と読み、「という」意味の古語です

「女」は「め」と定型のリズムで読んで下さい。)

竜王滝に手を合わせている女性を見かけて口遊みましたが、滝の左の岩陰に小さな地蔵が立っています。

         (薫風士)

  

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2023年12月 9日 (土)

《冬霧》丹波並木道中央公園

    

冬霧に霞む丹波の並木道

冬霧朝日の霞む並木道

冬霧の並木を行くや句を口に

冬霧や俳句談議す俳句好き

冬霧の晴れておどろし恐竜像

冬霧の晴れる思ひや言ひ尽くし

冬晴を俳句好き行く並木道

古民家の天井窓の冬明り

句座の昼冬菜サラダをたっぷりと

アッシ-役終へし夕餉の温め酒

      (薫風士)

     

「古民家」の俳句の「冬明り」は、「初明り」とすれば新年の俳句となりますが、「月明かり」とすれば名月の俳句になると思います

青色文字の文字をクリック(タップ)して、リンク記事をご覧頂ければ、面白さが倍増すると思います。

    

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掲句は、デカンショで知られる丹波篠山市兵庫県立丹波並木道中央公園を俳句仲間と12月6日に吟行して詠んだ拙句(まんぽ俳句)です。  

聞くところによると、第55回三田市民文化祭俳句大会は会長以下関係者のボランティア活動により成功裏に終わりましたが、会員の高齢化で開催の準備が大変だと、将来が危惧されます。

  

そこで、三田市の協力をもっと得ることが出来ないのか?と話題にしたところ、三田俳句協会の関係者は「残念ながら三田市にはその余裕が無い」と諦めているようでした。  

歴史的に著名な俳人がいた丹波市など、市を挙げて「俳句で町おこし」をしている市と同一に論ずることは出来ませんが、俳句は比較的に費用を掛けずに市民の健康維持に役立てることが出来ると思います。

妊婦や病人を受け入れる病院の維持管理体制を確立することは勿論重要ですが、市民の健康維持、特に、寝たきり高齢者の発生を予防するためにも、市民の文化活動を支援協力する一環として、三田市当局の関係者が市民文化祭俳句大会の準備などに協力する体制を作って頂けないでしょうか?

そうすれば、高齢者のみならず現役で活躍している若者にとっても魅力のある「花と緑」の豊かな文化的ベッドタウンとして、もっと活性化されるのではないでしょうか?

  

並木道公園を案内してくれた句友はこの公園を毎日のように散歩しているそうですが、薫風士は三田市にある兵庫県立人と自然の博物館(ひとはく)周辺の深田公園を散歩して、健康維持の「まんぽ俳句」を口ずさんでいます。

  

皆さんも現地を訪ねることが出来ない場合は、写真をタップ拡大してご覧になり、疑似吟行の「まんぽ俳句」を口遊み、生きづらい世を「それぞれ」にエンジョイされることを願っています。

「まんぽ俳句」を貴方が詠まれるのに、薫風士の「冬のまんぽ俳句特集」が何らかのご参考になれば幸いです。

  

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ここをクリックして、恐竜が啼く動画をご覧下さい❗
  
  

最後の写真は、ホロンピアホテルにある「旨いもん屋 さんで~」の一画を薫風士が撮ったもので、丹波並木中央公園の古民家の写真ではありませんが、ここで句会をさせて頂いたので掲載しました。

  

 

2023年12月 7日 (木)

冬紅葉愛でし石庭石像寺

   

石庭の父子の句碑や冬紅葉

「父子」は「おやこ」と読んで下さい。

  

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2023年11月18日丹波市で開催された第23回青春俳句祭俳句ラリーのスポット「石像寺」(せきぞうじ)や西山酒造を訪ねました。

  

   

タイトルはブログ記事用の拙句ですが、石像寺には知る人ぞ知る重森三玲の石庭があります。

当日は舞鶴若狭自動車道から丹波路を愛車で駆けつけましたが、時雨や霙が降って道に迷い投句締め切りに遅れて、残念ながら真面な投句が出来ませんでした。

ここをクリック(タップ)して、「庭園ガイド 石像寺」の素晴らしい写真と解説をご覧下さい

俳句祭終了後に吟行して撮ったスマホ写真ですが、石像寺の石庭や高浜虚子所縁の西山酒造の三々庵(ささあん)や庭の写真も掲載します

    

粕汁と地酒を愛でて恙無し

       (薫風士)

    

写真をタップ拡大して、疑似吟行をして頂ければ幸いです。

  

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2023年11月10日 (金)

芭蕉の足跡・東北《紅葉の名所巡り》

  

山寺や紅葉を見れば奇岩見ゆ

初紅葉見仰ぐや奇岩仁王門

仁王門仰げば奇岩初紅葉

      (薫風士)

  

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冒頭の写真は立石寺(山寺)の仁王門の初紅葉ですが、仁王門の屋根の上に蛙の口に似た奇岩が見えます。

この奇岩は、見方を変えると、「片目の猫の顔」に見えます

俳句は、詠人次第ですが、読み人次第で面白い深読みが出来ます

 

芭蕉の「奥の細道」の足跡を廻りたいとの思いで2023年10月に東北旅行をしました。 

 

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旅程はこの写真(クラブツーリズムのパンフレット「旅のしおり」の一部分)のとおりですが、芭蕉所縁の下記の「奥の細道」の名所と「厳美渓」「鳴子峡」「山形県総合運動公園」「寒河江温泉の紅葉公園」「秋保大滝」「磊々峡」の10箇所を訪ねて詠んだ紅葉(黄葉)の「俳句」とその写真を逐次掲載します。

         

最後に掲載した写真をタップ拡大して、皆さんも疑似吟行をエンジョイして頂けると幸いです。

   

これまでに書いた次の記事のタイトル(青色文字)をタップして、紅葉の俳句や写真などをご覧下さい。

   

中尊寺-金色堂 《秋の平泉》(写真と俳句

最上川秋の舟下り(写真と俳句) 

芭蕉の足跡巡り《秋の山寺・立石寺 

  

季語をタップすると、歳時記(俳誌のサロン)などをご覧になれます。   

  

富士川や富士雲隠れ草紅葉

朝9時頃東京駅発のツアーに参加するために前日上京の新幹線で詠んだ拙句です

翌日からは夏日のような秋晴れに恵まれ、吟行の旅をエンジョイしました。

    

皇居映ゆ朝餉の窓や薄黄葉

ホテルの朝餉の窓に見えた皇居の景色の写生句です。

 

晩秋の車窓に仄か富士の峰

東北新幹線「やまびこ号」の車窓の彼方に富士山がほのかに見えました。

 

中尊寺手前の道は初紅葉

破蓮や小さき池の片隅に

ここをクリック(タップ)して、「中尊寺の歴史」をご覧になると、観光客が紅葉に気をとられて見落とした小さな蓮池に藤原氏の歴史が残されていることが分かります。

  

大杉の間の日差し黄葉映ゆ

薄紅葉映ゆる日差しや月見坂

「間」は「はざま」と、詩的なリズムで読んで下さい。

       (薫風士)

  

紅葉より団子人気や厳美溪

黄葉より団子が良しと旅の人

薄紅葉写し流るや厳美溪

「厳美溪」は「げんびけい」と読み、岩手県一関市の紅葉の名所で、奇岩と青い流れの景色が写真愛好家の人気スポットですが、渓流を挟んで「郭公だんご」がロ-プを使って販売され、外国からの観光客の人気を呼んでいるようです

写真をタップ拡大すると、「かっこうだんご」を運ぶ籠がロープにぶら下がっているのが見えるでしょう。

  

駆けつけしダム湖の山は薄黄葉

薄紅葉とてバスガイド詫び重ね

薄黄葉鳴子のダムの谷深く

時の閉門ぎりぎりに間に合い、晴天のお陰でダムの眼下や山の薄紅葉を愛でることが出来ました。帰路は日が暮れて真っ暗の山道にスリルを感じましたが、山交バスの安全運転で無事ホテルに着きました。

   

バス送る花笠音頭秋の旅

山形の郷土料理「芋煮ご膳」を満喫してバスに乗ると、いつまでも店の方が花笠を振って見送って呉れました。

    

溪谷の岩にハ-トや薄紅葉

(にわたずみ)岩のハ-トに秋の空

鳴子峽秋水映ゆるハ-ト岩

         薫風士

  

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秋保温泉郷観光案内所「秋保・里センター」では宮城県のゆるキャラ「むすび丸」の像が迎えて呉れました。

「磊々峡」(らいらいきょう)の呼称は「石が沢山ある峡谷」の意味とのことですが、「秋保」を「あきう」と読む根拠や謂れを聴き忘れました。

      

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岩の窪みに雨水が溜まり見事なハ-トの形をしています。

写真をタップ拡大して、画面の左下の岩盤をご覧下さい。

  

雨に愛ず秋保大滝薄紅葉

秋保(あきう)は、宮城県仙台市の紅葉の名所で、紅葉の山と秋保大滝の美観が写真スポットです。

午前中は雨が降り続いていたそうですが、幸いなことに雨が上がり、薄紅葉を見て紅葉の盛りの美観を想像しました。

  

国際俳句協会のホームページに芭蕉の俳句の英訳記事「英語でわかる芭蕉の俳句」を投稿しています。ここをクリック(タップ)して、ご覧下さい

  

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2023年10月28日 (土)

芭蕉の足跡巡り《秋の山寺・立石寺》

     

閑さや岩にしみ入る蝉の声

       (芭蕉)

      

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立石寺入山券(写真参照)の案内図のとおり、芭蕉が詠んだと思われる岩を観察しながら、山寺の「奥の院」まで老躯を労わり労わりして、千段余りの石段を登りました。

写真をタップ拡大してルートをご覧下さい。

    

ここをクリック(タップ)して、立石寺のホームページの写真やすばらしい動画(最後にある。2:32)をご覧になると、山寺の全貌が分かります

   

ここをクリック(タップ)して「蝉の俳句を鑑賞しよう」(俳句HAIKU)をご覧下さい。

   

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この写真はクラブツーリズムのパンフレット「旅のしおり」の一部分です。

芭蕉が掲句を詠んだ季節とは異なっても、その岩を実際に見ておきたいとの思いで、クラブツーリズムの「テーマのある旅」のツアーに参加し、「芭蕉と曽良が二人旅でニ-ニー蝉の声を聴き、芭蕉ならではの感性で『閑さや』の名句が生まれたのだ」と、一応納得しましたが、毛越寺にお参りする時間がなかったので、来年の夏(蝉の鳴く頃)にもう一度平泉や山寺など岩手県や山形県の観光地をゆっくり訪ね吟行したいと思います。

   

慌ただしいツアーで閑さを詠むのは難しく、月並みの凡人俳句ですが、「俳句は好き好き」と、思いつくままにブログ用にまんぽ俳句を口遊みました。

     

秋茜芭蕉と曽良の座像に来 

小鳥来る芭蕉と曽良の座像かな 

秋茜」(=赤とんぼ)や「小鳥来る」は取合せのしやすい秋の季語です。

    

蝉塚に暫し憩ふや秋茜

「秋茜」は「赤蜻蛉」のことですが、「冬茜」は「冬夕焼」のことです。

   

縁石に躓き転ぶや秋の山 

五大堂へ行く断崖の石畳の道は狭いので、スマホ写真を撮りながら後退りをして道を譲ったところ、縁石に踵が躓き仰向けに倒れましたが、どなたかに引き起こして頂き、幸いなことに怪我をせず、駄句を口遊みました。 

根本中堂でお祈りをしていたお陰か怪我をしませんでしたが、縁石の傍に雨水溝の水を落とす穴があり、危ない所でした。 

この拙句は中七が字余りの「5・8・5」の破調です。

ここをクリック(タップ)して「著名な俳人の『字余りの俳句』の鑑賞」をご覧下さい。

  

初紅葉仰げば岩の大蛙    

        

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掲句は、「初紅葉だ」と、仁王門を見上げた時に蛙の口に似た大岩が見えたので、ブログ用に詠んだ即興句ですが、この奇岩は見方を変えると、片目の猫に見えます。

(写真をタップ拡大してご覧下さい。)

   

  

石磴を上る千段天高し

俳聖を偲び千段秋の夏

奥の院詣でし汗や初紅葉

薄黄葉背にしたる奥の院

山寺に詣でし昼餉芋煮蕎麦

       薫風士

   

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「秋の夏」は当日の秋晴れの「夏日」を表現した造語です。

「背」は「そびら」と、「5・7・5」のリズムで読んで下さい

        

  

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芋煮は山形の特産だけの美味しさがありました!

お暇があれば写真をタップ拡大して疑似吟行をして頂けると幸いです。

 

最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事をご覧になれます。

   

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最上川 秋の舟下り(写真と俳句)

       

芭蕉の「奥の細道」の足跡を巡って、平泉の金色堂、最上川の舟下り、山寺(立石寺)を2023年10月に訪ねました。

        

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私達が乗った舟下りの船頭さんは、世界的にヒットした映画「おしん」の船頭役をしたとのことです。

最後に掲載した動画で、船頭さんの「おしん」の台詞入りの「最上川舟唄」をお楽しみ下さい。

  

最上川舟唄の囃子「ヤーエーエード」は、ヘブライ語の「神よ、永久の神よ」という意味に解釈されるそうです。

 

舟唄における日本とユダヤの関係の詳細に興味があれば、ここをクリック(タップ)して、「古代史の研究・山形民謡『最上川舟唄』」をご一読下さい

  

この瞬間もパレスチナの庶民は宗教や人種などの覇権争いの戦禍に苦しんでいるのは悲しいことですが、日本は幸いにして平和憲法と自衛隊のお陰で代理戦争の修羅場にならずに正月を迎えることが出来たことに感謝しています。

  

戦争は人為的に防ぐことが出来ますが、地震などの天災の発生を防ぐことは出来ません。

しかし、過去の天災の経験を生かし、将来の天災の被害を最小限に押さえる努力は出来るでしょう。

  

「《東北忌・3.11》に思うこと」や「《初仕事・仕事始・出初》能登半島地震緊急支援にオスプレイを!」をご覧下さい。

福島や石川の震災復興が未来志向で促進されることを祈っています。  

  

「舟唄」などのヒットでお馴染みの八代亜紀さんが12月30日に膠原病などの指定難病で亡くなられたことを1月9日のニュースで知りました。 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

   

このツアーの旅程は、冒頭の写真(クラブツーリズムのパンフレット「旅のしおり」の一部分)のとおりですが、ここをクリック(タップ)して、「奥の細道」(芭蕉db)をご覧下さい。

        

 五月雨を集めて早し最上川

暑き日を海にいれたり最上川

         (芭蕉

         

ゆるやかな最上の流れ黄葉映ゆ

ごとんゴトン秋の最上浅瀬行く

船頭のおしんの唄や秋深む

       (薫風士)

   

掲句はブログ用の「まんぽ俳句」です。

「ごとんゴトン」は船底が浅瀬の岩に触れる音です。

特別の事情が無い限り、最上川の舟下りは年中実施しているそうです。

写真をタップ拡大して、疑似吟行をお楽しみ下さい   

         

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最後の写真は宿泊したホテル・シンフォニーアネックスの窓からの最上川の夕方の風景や夕食「清風」の献立表などです

  

  

地元特産の「寒河江産つや姫御飯」等と地酒に、胃の無い老躯ながら、夕餉をエンジョイすることが出来しました。

(「寒河江」は「さがえ」と読みます。つや姫の新米の旨さが印象的でした。)

     

ここの青色文字をクリックして、「おしん」に出演した船頭さんの「おしん」の台詞入りの「最上川舟歌」や英語混じりの観光客向けの「最上川舟唄」をお聞き下さい。     

      

ここをクリックして、イタリア旅行の写真とベネチアのゴンドラ船頭などを詠んだバイリンガル俳句をご覧頂ければ幸いです

   

天に昇るや最上の淵に潜む龍

   

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掲句は、2024年(令和6年)の干支が辰なので「龍淵に潜む」(秋の季語)と「龍天に昇る」(春の季語)をもじってブログ用に詠んだ拙句です。

青色文字をタップしてリンク記事をご覧になり、この俳句の破調込めた比喩の「龍」や「夏祭り」の俳句の「X」の意味を考えて頂けると幸いです

  

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2023年10月26日 (木)

中尊寺-金色堂 《秋の平泉》(写真と俳句)

   

五月雨の降残してや光堂

       (松尾芭蕉

   

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芭蕉の掲句について、ここをクリック(タップ)して、「奥の細道」(芭蕉db.)をご覧下さい。 

  

ここをクリック(タップ)して中尊寺HPの「金色堂について」を開くと、金色堂の歴史や撮影禁止の金色堂内部の写真などをご覧になれます

  

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日記代わりに詠んだ拙句(まんぽ俳句)を取りあえず掲載し、金色堂周辺の写真を最後に掲載しますので、写真をタップ拡大し、疑似吟行をして頂けると幸いです。

   

        

金色の旧りし御堂や秋の声

金箔の幾秋経しや秋の堂

神杉を仰ぐ秋気や平泉

見返れば弁慶堂の秋の声

神杉の秋の木漏れ日月見坂

  

「金色」は「こんじき」、「神杉」は「しんさん」と読んで下さい。

ここをクリック(タップ)して、「世界遺産平泉」をご覧下さい

  

泰衡を偲ぶ敗荷中尊寺

破蓮や一瞥されて無視されて

「敗荷」は「やれはす」と読み、「破蓮」と同義の秋の季語です。

ツアーの一行にはうらぶれた小さな蓮池は興味が無さそうでした。

  

一行の去りし神苑秋澄みぬ

             (薫風士)

   

ここをクリック(タップ)して、中尊寺HPの「中尊寺の歴史」をご覧になると、観光客に見落とされそうな小さな蓮池の中尊寺ハスに藤原氏の歴史が残されていることが分かるでしょう。

最後の写真は宿泊した「ホテル オニコウベ」の窓の朝霧の眺めです。

   

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2023年10月10日 (火)

東京の四季《まんぽ俳句写真特集》

  

旅の思い出に写真俳句を作ろう  

タイトル(青色文字)をクリックして記事をご覧下さい。

  

   

人と船往来のどか隅田川 

202349日に開催された「花鳥7百号記念大会坊城中子お別れ会」に参加した翌日、隅田川沿いの「俳句の散歩道」などを散策し、藤棚の下で弁当を食べ、大川の春を満喫して、「まんぽ俳句」を口遊みました。

   

  

 

麗かやスカイツリーを撮り漫歩 

字数の多いスカイツリーの句作にチャレンジして「まんぽ俳句」を詠みました。

貴方も遊び心で俳句にチャレンジしませんか?

  

  

  

 

花鳥七百号記念大会・坊城中子お別れ会に参加して 

コロナ禍の行動制限が解除されて202349日に待望の花鳥七百号記念大会と坊城中子(2021.8.16逝去、享年93)お別れ会が東京の富岡八幡宮婚儀殿で開催され、参加しました。

記事の写真を見て、どの選者が下戸か酒豪か当てるのも一興でしょう。 

    

  

  

芭蕉記念館・俳句の散歩道》真夏の吟行俳句と写真 

青色文字をクリックしてリンク記事をご覧になると面白さが倍増すると思いますが、是非とも現地を訪ねてご自身のまんぽ俳句を詠まれることをお勧めします。   

  

  

  

花鳥6百号記念全国俳句大会に参加 

2014年8月22~23日に東京の霞会館で開催された花鳥6百号記念全国俳句大会に参加しました。大会の情景の写真や入選句の記事をご覧下さい。

     

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2023年10月 2日 (月)

秋の建仁寺(まんぽ俳句と写真)

  

一昨日(2023.9.30)、正岡子規の俳句の英訳色紙の展示会を友人が開いているのを見に行った帰路、建仁寺を訪ねて、「まんぽ俳句」を詠みました。

 

写真と拙句をご笑覧下さい。

青色文字をクリック(タップ)すると、歳時記の例句やリンク記事をご覧になれます。

  

色変へぬ松を背(そびら)に大砂紋

花頭窓白き砂紋の秋気かな

方丈の大雄苑や秋高し

法堂の秋燈に映ゆ双龍図

双龍も阿吽やの建仁寺

双龍のお茶目な目玉秋の堂

襖絵の七賢人に秋思かな

金風や風神跳びし金屏風

秋日和笑みを誘ひし雷神図

建仁寺訪ね一日の秋惜しむ

      (薫風士)

  

(写真はタップ拡大出来ます。)

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2023年10月 1日 (日)

秋の蹴上・無鄰菴吟行(俳句と写真)

        

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(冒頭の写真)

無鄰菴のパンフレットの一部分です。

   

  

    

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(2023.9.30)

正岡子規の俳句の英訳の色紙展を開いている友人からお誘いがあり、京都の蹴上にある無鄰菴を訪ね、色紙展や庭の吟行をエンジョイしました。     

拙句と写真を掲載しますのでご笑覧頂ければ幸いです。

写真をタップ拡大すると、色紙の英語や俳画をご覧になれます。

        

友集ひ蹴上の秋の俳画展

爽やかや英語俳句の色紙展

床の間に並ぶ色紙や秋日影

秋澄むや英字の書体端正に

色紙展玻璃窓見れば初紅葉

南禅寺三門高し天高し

廃線に乙女戯れ秋高し

       (薫風士)

  

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2023年9月30日 (土)

仲秋の名月(写真俳句)

  

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(写真)

親戚がくれたものです。

タップ拡大して兎の餅つきをご覧下さい。

    

中秋や宵の八時のまん歩する

名月や明るき窓に子等の声

中秋の名月愛でて八千歩

十五夜のまんぽ俳句を口ずさみ

名月の映ゆる水面やホロンピア

仲秋深田公園月明かり

仲秋のマンション映ゆる宵の池

まん歩して中秋の月惜しみけり

  

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2023年9月14日 (木)

四季の吟行《丹波篠山市》

  

丹波篠山市吟行の記事をまとめました。

タイトル(青色文字)をクリック(タップ)して、記事をご覧下さい。

   

《冬霧》丹波並木道中央公園

   

福住の町並み・「住之江の庭」秋の吟行

  

波々伯部神社祇園祭吟行

   

桜の俳句と写真(丹波篠山吟行)

  

丹波篠山・戎神社吟行

  

兵庫陶芸美術館・登り窯吟行(俳句と写真

   

山の日」を満喫しけりユニトピア (吟行写真集

   

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2023年9月13日 (水)

福住の町並み・「住之江の庭」秋の吟行

  

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2023年9月12日に俳句仲間と丹波篠山市の旧宿場町エリア「福住」を訪ね、丹波路ならではの吟行をエンジョイしました。

  

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冒頭の写真は、丹波篠山市教育委員会発行のパンフレットの一部分です。

 

写真をタップ拡大してご覧下さい。

  

住吉神社の敷地にある重森三玲作の枯山水の庭園「住之江の庭」などの写真や拙句(まんぽ俳句)をご笑覧下さい。

  

稔り田や旧街道の一里塚

福住むてふ郷の稔田豊かなり

故郷を誇るガイドや秋の宮

住之江の庭の彼方は初黄葉

三玲作枯山水の庭時雨る

秋時雨厭はずガイド元教授

爽やかや枯山水のモダニズム

雨上がり枯山水の秋気澄む

せせらぎの煌めく畔秋の草

秋草を探り談笑俳句好き

爽やかに余生談議も句座の昼

門入れば尊徳像秋茜

福住や栗転がりしアスファルト

福住の一日惜しみつ栗拾ふ

拾ひたり旧街道に落ちし栗

夕餉にと拾ふ落栗篠山路

栗飯は舗装道の落ち栗ぞ

安酒を汲みて栗飯愛でにけり

    

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2023年8月 6日 (日)

波々伯部神社祇園祭吟行

 

8月6日に句友のアレンジで、丹波篠山市の波々伯部(ほほかべ)神社の「祇園祭」を吟行しました。
二基の曳山でデコノボウと呼ぶ操り人形が3年に1回奉納されるとのことですが、それは残念ながら見ることは出来ませんでした。
「でこのぼう」の解説はここをクリックしてご覧下さい

 

薫風士の吟行句と写真をご覧下さい。

 

夏祭旧りし曳山デコノボウ
自粛解け氏子総出の夏祭
若者のバイトも募り夏祭
手作りの稚児の冠夏祭
七色や日焼の稚児の冠飾
身の丈の祭飾や稚児禊ぐ
高齢の天狗元気や夏祭
波々伯部の天狗見つめる夏帽子
山車回す高き掛け声炎天へ
砂埃り山車転回の夏の宮
山鉾や社務所の軒をすれすれに
お旅所へ山車連なるや青田風
山車行くや実り豊かな青田道
炎天下天狗導く稚児と山車
山鉾の彼方白雲眩しけり
黒豆の畑の緑や山車の列
花散りし稲穂さゆるや山車速し
山車廻る豆と稲穂の細き辻
夏祭り惜しむや帰路の稚児太鼓
夏祭り余韻楽しむ太鼓の音
濃き影や日焼の巫女の帰り道
夏祭り徐疫平和祈りけり
忘るるな8月6日広島忌

 

「山車」は夏の季語とされています。情景を鮮明に詠むには季重なりもやむを得ない場合もあると思いますが、季重なりの俳句は「ダメ句」とする選者もいます
掲句を参考にする場合は選者の「嗜好」と「思考」の「好み」を考慮して下さい。
写真はタップすると、拡大してご覧にになれます。


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_155840 _154855 _154900_154920 _155057_2 青色文字をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

2023年7月31日 (月)

神戸どうぶつ王国 《真夏日の吟行》

  

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729日、「弥生まち協 多世代交流日帰りバス旅行」に参加して、舞子公園を見物し、その後、ポ-トアイランドにある神戸どうぶつ王国を訪ねました。

   

冒頭の写真は、園内ガイドマップと参加者に配られた「神戸どうぶつ王国」のパンフレットの一部分です。 

ここをクリックして、神戸どうぶつ王国・パークガイドをご覧下さい。

神戸どうぶつ王国は昨年12月に環境省から「認定希少種保全動物園」に認定されています

  

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持参のサンドウィッチとおにぎりの弁当を二階の「弁当持込エリア」で食べてから、「風のスタジアム」でバ-ドパ-フォ-マンスを見ました。

その後、園内を散策しましたが、珍しい動物や植物を目の当たりにして、つい、時間の経つのを忘れるほどでした。

  

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名も知らない珍しい動物や植物を俳句に詠むのは至難の技ですが、自分なりに見たまま「まんぽ俳句」を口遊み、エンジョイしました。

薫風士のスマホ写真をタップ拡大してご笑覧頂き、写真と拙句を対比して間違いに気づかれた場合には、ご指摘頂けると望外の喜びです。

       

炎天下輪潜り巧み白鸚鵡

真夏日の園の飛翔や鷹の芸

片陰の砂にごろ寝は狼か

炎天下プレ-リ-ドッグ岩の上

ビーバーはごろ寝暑さに顎を出し

ホースライド日陰の親を振返り

緑蔭に豚も腹這ふ昼下り

駱駝とて暑さに勝てずごろ寝して

川獺も夏陽避けるや岸に沿ひ

何を撮る日焼けの腕に大カメラ

葦見れば川獺の顔夏の池

薄衣を背に羽織るごとマレーバク

車椅子ベビーカ-行く夏の園

熱帯の森が主人や夏館

熱帯の森巡り行く夏着客

夏着客インコとアロー呼び交はし

ハシビロコウ見落としたるか夏の園

冷房の熱帯の森車椅子

熱帯の森の冷房心地良し

夏シャツの客を見物ナマケモノ

白シャツにウンチかけるなナマケモノ

夏の園人馴れしたるオウギバト

緑蔭にシロムネオオハシ動かざる

冷房に疲れ癒すや帰路のバス

猛暑日のガイド・運転謝し拍手

冷酒酌む一日の旅を無事に終へ

        (薫風士)

 

青色文字(季語など)をタップすると、「歳時記(俳誌のサロン)」や「575筆まか勢」の例句やリンク記事をご覧になれます。

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2023年7月30日 (日)

舞子公園《真夏日の吟行》

  

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7月29日に「多世代交流日帰りバス旅行」に参加し、舞子公園を散策しました。

冒頭の写真は参加者に配られたパンフレットの一部分です。

最後に掲載している写真をタップ拡大してご覧になり、疑似吟行をして頂けると幸いです。

  

舞子海上プロムナード」に初めて上がりました。海面から50mほどの高さにあり、一見の価値がありましたが、写真ではスリルを味わうことが出来ません。

写真を見ながら「まんぽ俳句」をご笑覧下さい。

  

夏の潮真下に渡る丸太かな

アイス売る海上喫茶おみくじも

夏潮の大橋背に自撮りの子

大橋を仰ぐ彼方や夏の雲

大橋の鎖に掛かる夏の雲

夏空や孫文忍ぶ移情閣

炎天下明治天皇忍ぶ歌碑

夏帽子日傘行き交ふ舞子浜

       (薫風士)

     

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2023年7月12日 (水)

万緑と青田《丹波竜の里・化石工房吟行俳句》

   

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梅雨の晴間の7月11日に、丹波竜化石工房「ちーたんの館」と丹波竜の里を吟行しました

  

  

「ちーたん」の由来は、係の方のご説明によると、次の通りです。

ちーたんの「ち」は地層・いのち、「-」は永遠・永く、「たん」は丹波・誕生を意味し、

体は、しましま地層模様、化石のアップリケを付けている。

(冒頭の写真参照)

  

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現地を訪問できない方は、写真をタップ拡大してご覧になり、疑似吟行をして頂けると幸いですが、ご参考までに拙句(ブログ用まんぽ俳句)を掲載します。

   

梅雨晴の恐竜の里訪ねけり

万緑の中の館の丹波竜

恐竜の化石の展示夏館

ちーたんの館の冷房心地よし

丹波竜の里へ青田の峡の道

風涼し化石探しの実習場

万緑に巨像肌色丹波竜

恐竜の歩幅の標(しるべ)青田道

恐竜の遺蹟隠すや今年竹

丹波竜の化石遺蹟や青田風

万緑の流れの化石丹波竜

白鳥の器に下ろし夏大根

白鳥の器に薬味冷酒酌む

  

花ふじ」で昼食を食べて、ミニ句会をしました。

  

青色文字(季語)をタップすると、歳時記の例句やリンク記事をご覧になれます。

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