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2019年2月24日 (日)

高浜虚子と金子兜太

    

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2月20日は「鳴雪忌」ですが、金子兜太の一周忌です。2月22日は高浜虚子の生誕の日です。

「虚子」といえば「客観写生」、「兜太」といえば「平和の俳句」です。

金子兜太の師系は、水原秋櫻子に師事した加藤楸邨人間探求派です。

秋櫻子は虚子に師事しましたが、「客観写生」の理念に飽き足らず離反し、そのことが新興俳句運動の契機になりました。

   

(青色文字をクリックすると俳句の解説などリンク記事をご覧になれます。)

   

高浜虚子の例句)

    ・春風や闘志抱きて丘に佇つ (1913年

   (注)河東碧梧桐自由律俳句)への対抗表明の句です。

  ・遠山に日の当りたる枯野かな(客観写生)

    ・去年今年貫く棒の如きもの (棒とは何か

    時ものを解決するや春を待つ (1914年

  ・大寒の埃のごとく人死ぬる 1941年(昭和16年

    ・春の山屍を埋めて空しかり (1959年 辞世句)

    (注)「空しかり」とは「空然り」とも解釈できます。

         

金子兜太の例句)

    ・水脈の果 炎天の墓碑を 置きて去る (1955年)

    ・彎曲し 火傷し 爆心地のマラソン (1961年)

  ・梅咲いて庭中に青鮫が来ている (1978年)

    ・夏の山国母いてわれを与太と言う (1985年?)

  ・長寿の母うんこのように我を産みぬ (2004年

    河より掛け声 さすらいの終る その日 (2018年

   (注)この句の「河より掛け声」は実際のことでしょうが、「三途川」を意識して辞世句としたという解釈は穿ち過ぎでしょうか?

   

「虚子嫌い」や「兜太嫌い」もいますが、どちらにも熱烈な支持者がいます。俳句に限らず、何事も好き好きですね。平和憲法を維持して多様性の社会をエンジョイしましょう。   

高浜虚子は「自由にものを言えない世界大戦の時代」を「客観写生の俳句」に徹することにより生き延びましたが、平和を希求していたに違いありません

金子兜太は「戦後の自由にものが言える時代」の平和の俳句を謳歌して大往生しました。

両先達のご冥福と世界平和を祈ります。

  

 

コメント

9月19日は正岡子規の忌日「獺祭忌」です。

「芭蕉・子規・虚子の俳句、まんぽ写真・俳句などを楽しもう!(WEB特集)」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2020/09/web-1bc9.html
をご一読下さい。

「俳句の面白さ・奥の深さ」が分かりますよ。

(薫風士)

「俳句は楽しむもの・苦にするものではない」
初心者が「名句」でなく「迷句」を作っても
恥じることはありません。
「迷句でも楽しめば良い」と割り切って
5・7・5を口ずさみましょう。
その内に、まぐれでも「名句」が出来るのが、
俳句の面白さです。
若い世代に俳句の楽しさを知ってほしいとの思いから
このブログ「俳句HAIKU」を書いています。ご笑覧下さい。

薫風士

安倍総理の「桜を見る会」の実態が問題になっています。
政治家は「信なくば立たず」を肝に銘じて、
「政治の透明性」を求めている庶民に応えてほしいものです。

・気の合ひし句友と談義獺祭忌 (薫風士)

「まんぽ俳句会」(SNSも活用)を始めました。
ご投稿をお待ちしています。
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/11/post-d2ef-1.html
をご覧下さい。

(薫風士)

冒頭の写真にある虚子の俳句は読みにくいですが、次のとおりです。

・春山を相して京に都せりと

・この池の生々流転蝌蚪の紐

俳句雑感(7) 金子兜太の「炎天」の俳句について
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/08/post-afab.html
をご覧下さい。

松尾芭蕉や高浜虚子の俳句などを英訳して掲載しています。
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/generaltranslation/
をご覧下さい。

世間一般に「いじめ」や「虐待」などが問題になっています。
子供たちの健やかな成長と世界平和への思いを込めて書いたブログ
「究極のラブを!」
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「令和」への期待を込めて書いた「新元号祝ひ花見の俳句詠む」
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