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2015年11月13日 (金)

辞世句(俳諧・川柳・俳句)を集めました。

              

10月29日には早くも年賀葉書発売され、今日(11月11日)は友人から喪中欠礼の葉書を受け取った。ご尊父が104歳の天寿を全うされた由である。長寿だから、弔意でなく祝意を表したい気になる。

日本は平和を維持したお蔭で世界一の長寿国である。

そこで、ふと、辞世の句俳諧川柳俳句)を集めてブログを書くことを思いついた。

(作者名など青色文字をクリックすると、それについてウィキペディアの解説等がご覧になれます。)

 

あさがほにけふは見ゆらむ我世かな 

          (荒木田守武

 

浮世の月見過しにけり末二年 

           (井原西鶴

 

旅に病んで夢は枯野をかけ廻る 

           (松尾芭蕉

 

月も見て我はこの世をかしく哉 

           (加賀千代

 

白梅に明る夜ばかりとなりにけり 

           (与謝野蕪村

 

木枯や跡で芽を吹け川柳  

         (柄井八右衛門

 

人魂(ひとだま)で行く気散じや夏野原 

           (葛飾北斎

 

露の世は露の世ながらさりながら 

           (小林一茶

 

たらいからたらいへうつるちんぷんかん

           (小林一茶

 

腹いたや苦しき中に明けがらす

           (山岡鉄舟

 

動くもの終わりはありて瘤柳 

    (初代談洲楼燕枝)(柳亭

 

絲瓜咲いて痰のつまりし仏かな 

            (正岡子規

 

独り句の推敲をして遅き日を 

           (高浜虚子

 

春の山屍を埋めて空しかり 

         高浜虚子

 

もりもり盛りあがる雲へあゆむ 

          (種田山頭火

 

春の山のうしろから烟が出だした 

           (尾崎放哉

 

九十五齢とは後生極楽春の風 

           (富安風生

 

水涕や鼻の先だけ暮れ残る  

          (芥川龍之介

 

一輪の花となりたる揚花火  

           (山口誓子

 

戒名は真砂女でよろし紫木蓮 

          (鈴木真砂女

 

さめぬなりひとたび眠りたる山は 

          (京極杞陽

 

    

俳句や川柳ではありませんが、有名な高杉晋作の辞世の歌に「おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり」があります。

  

(趣味人倶楽部入選句から抜粋)

・あの世からスマホで打つわ極楽なう

・天国の花々マクロで撮って待つ

・待ってたが大器晩成やって来ず

・しょうがないあの世でスマホのマスターを

・辞世の句応募するまで旅たてず

・自分史を配ってみたが誰も見ず

・名を残すつもりがHNだけになり

・往復券あれば買いたいあの世行き

・あの世での妖怪ウオッチ楽しみだ

・お迎えはダメよ~ダメダメ、まだ早い

・辞世の句考えすぎて頭痛の苦

    

川柳のサイト  サイトの名称をクリックしてご覧下さい。   

辞世句五百吟サラリーマン川柳朝日川柳

        

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コメント

俳句の比喩と掛詞《白鳥》
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/haiku/

をご覧下さい。 (薫風士)

俳句《暮早し・短日・日短・日の短か》
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/11/post-4fc3.html

をご覧下さい。 (薫風士)

「俳句《涼し》死の話」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/07/post-70ee.html

「言葉の力《俳句は癒し》」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/07/post-ea4b.html
   
をご覧下さい。 (薫風士)

「春」の俳句特集:薫風士のブログ <俳句HAIKU>
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/02/haiku-f2f4.html

をご覧下さい。

既成の医療体制の見直しや「デジタル田園都市国家構想」の実現を期待しています。

「年越やオミクロン株蔓延りて(医療の在り方)」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/01/post-ed54.html

「大晦日」「大年」の俳句(岸田内閣に望むこと)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/12/post-1143.html

「(冬の俳句特集)不意打ちのオミクロン株冬の雷」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/12/post-89b4.html

などをご一読下さい。 

(薫風士)

岸田文雄総理大臣には喫緊の課題が一段落すれば、「俳句を通じて世界平和を」という俳句愛好家の思いにも耳を傾けてほしいものです。
「渡月橋」etc.の俳句 (橋梁通信掲載に因んで)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/11/post-9ffc.html
をご覧下さい。

(薫風士)

<提言>「平和の俳句」月間(「俳句の日」から「子規忌」)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/09/post-153d.html

川柳と俳句(先輩の句集を拝読して思うこと)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/09/post-1e86.html

をご覧下さい。

(薫風士)

8月19日は「俳句の日」とされています。
正岡子規の命日は9月19日ですから、8月19日からの1か月を「俳句月間」として俳句・教育関係者により俳句を通じて子供たちに日本文化の啓蒙活動をして頂いたら如何でしょうか?
俳句の教育はもう既に実践されているのでしょうが、コロナ禍の自粛生活で子供たちが無意味なwebゲームに夢中になっているのは親泣かせです。
俳句は、個性を発揮する芸術の一つであり、好き好きです。プレバトのような一方的な査定やランク付けはしないで教育すべきでしょう。
大人のための俳句の面白さの啓蒙の一助になれば幸いですが、
8月15日の終戦記念日の俳句を特集しましたので
俳句ブログ:終戦記念日 <「戦争と平和」特集>
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/08/post-452c.html
をご一読下さい。

(薫風士)
          

コロナ禍の俳句の鑑賞:「汗」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/06/post-ae3e.html

俳句の鑑賞:「昼寝」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/06/post-fe4e.html
をご覧下さい。

(薫風士)

(コロナ禍の不急の五輪開催の是非)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/04/post-44d5.html

俳句鑑賞:「初夏」 《コロナ禍に思うこと》
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/05/post-072b.html
をご一読下さい。

(薫風士)

「プレバト夏井先生の添削を添削する」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/purebato.html

「春」の俳句特集:薫風士のブログ「俳句HAIKU」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/02/haiku-f2f4.html

をご覧下さい。「俳句の面白さ・奥の深さ」が分かるでしょう。

(薫風士)

新型コロナウイルスの感染拡大を懸念して、2月の節分から「コロナ俳句」をブログ「俳句HAIKU」に書いてきました。
コロナ感染拡大の第三波が大きく、遂に全国的に「Go Toトラベル」のキャンペーンが年末年始は中止されることになりました。

来年のコロナ禍の経済対策としては、
「Go Toトラベル」や「Go Toイート」を中止して、
「新型コロナウイルス感染防止の対策マニュアル」を整備し、適合するホテルやレストラン、居酒屋、喫茶店などを認定し、「コロナ対策三ツ星店」とか、「三密防止対策三ツ星店」など、適切な呼称でコロナ対策を奨励する方が良いでしょう。
認定基準を一般に公表し、店の客が自然にチェックしてくれるように工夫するとか、公式のチェック制度も作ると、ごまかす店も無くなり、真面目に営業している店が繁盛することになるでしょう。
この思いを皆さんがシェアして、政府や自治体の関係者を動かしてくれるとありがたいです。

ちなみに、「ミシュランの三つ星」を獲得したスペインの著名なレストランがコロナの影響で廃業に追い込まれたそうです。

(薫風士)

「俳句は楽しむもの・苦にするものではない」
初心者が「名句」でなく「迷句」を作っても
恥じることはありません。
「迷句でも楽しめば良い」と割り切って
5・7・5を口ずさみましょう。
その内に、まぐれでも「名句」が出来るのが、
俳句の面白さです。
若い世代に俳句の楽しさを知ってほしいとの思いから
このブログ「俳句HAIKU」を書いています。
ご笑覧下さい。

薫風士

SNS世代に俳句の楽しさ・面白さを知ってほしいと、
漫歩・万歩・SNSで楽しむ
「まんぽ俳句会」を始めました。

・気の合ひし句友と談義年忘れ (薫風士)

http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/11/post-d2ef-1.html
をご覧下さい。

ご投稿をお待ちしています。

(薫風士)

「高浜虚子と金子兜太」をご覧下さい。
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/02/post-16ca.html
をクリックして両先達の対称的な辞世句をご鑑賞下さい。

シルバー川柳も面白いですよ!
第18回シルバー川柳入選発表(全国有料老人ホーム協会)
http://www.yurokyo.or.jp/news/silversenryu/20180907_01.html
をご覧下さい。

山口誓子の辞世の俳句については
週刊俳句Haiku Weeklyの「山口誓子『大洋』をめぐって」
が参考になります。
http://weekly-haiku.blogspot.jp/2008/06/blog-post_29.html
をご覧下さい。

水木しげるさんは辞世の句を作ることなく鬼籍入りをされたのでしょうか。
ご冥福をお祈りいたします。
あの世からこの世を見守ってくださいね。
我慢がならないときは、妖怪になってこの世に現れて下さい。
ところで、「テロとの戦い」が話題にならない日はありませんが、
テロを防止するためには必然的に「監視社会」になるでしょう。
監視されることを避けることは出来なくても、
不当な独裁的・独善的監視は防止しなければなりません。
政治談議
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/essay-on-politics/
をご覧下さい。

ウイキペディアによると、
喜多 一二(川柳作家)は治安維持法違反で逮捕され、29歳で病死している。
「反戦川柳作家・鶴彬」
http://www2.nsknet.or.jp/~mshr/asobi/senryu/turuakira.html
を見ると、沢山の川柳がある。
だが、ベッドに手錠でくくりつけられたまま病死したとのことだから
辞世の句を作ることは許されなかったのだろう。
「川柳で侵略戦争と闘った若者、鶴彬没後70周年」
http://www.liveinpeace925.com/culture/tsuru_akira.htm
をご覧下さい。

色々な川柳があるものとビックリ!
 英訳付・プロ野球・シニア・脳トレ・辞世句等

感心あり楽しく、面白く読まして頂いています。

時々の仕事休みに脳のリフレッシュに、
また読まして頂きます。

チエヌの主人様に感謝です。

 鶴亀より   
 

毎日新聞のWEB版に「脳トレ川柳」という記事があった。
http://mainichi.jp/select/news/20151111k0000m040005000c.html
をご覧下さい。

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