俳句エッセイ Feed

2024年7月13日 (土)

恋鴉・烏の恋《季語について》

   

恋烏脅せば逃げて又合流

諦めぬ烏の恋の媚びる声

         (薫風士)

 

掲句はまんぽ俳句です。 

下記最後の写真をタップ拡大すると、左上隅に鴉が向き合って止まっているのが見えます。

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「恋烏」や「烏の恋」は季語ではありませんが、「まんぽ俳句」を口遊み、一人で楽しむ分には季語として歳時記にあるか否かは不問にしてエンジョイし、投句する際に俳句結社や選者の方針・嗜好などを考慮して推敲すれば良いと思っています。

一般論として、辞書に無くても通用する言葉があるように、「歳時記に無い言葉でも、季節感の表現があれば良い」と言えるのではないでしょうか?

  

「初烏」や「寒烏」は正月や寒の季語として馴染があります。

俳句・HAIKU by L. P. Lovee (5) 《初烏・New year’s crow》」や

寒・寒晴《寒中見舞》」をご覧下さい。

   

「恋烏」が季語としてあるか否か、興味が湧きWEB検索などして調べたところ、「B'z.恋鴉」という歌がありましたが、俳句の季語としての「恋鴉」は見当たりませんでした。

  

「烏」は春も夏も人並みに恋をするので季語として認められないのでしょうが、「烏の子」や「子烏」は初夏の季語として歳時記(俳誌のサロン)に例句があります。

    

ちなみに、「猫の恋」や「子猫」は共に春の季語です。

ここをクリック(タップ)して、「猫の日の俳句鑑賞《猫・恋猫・恋の猫》」をご覧下さい。

 

「子猫」の例句は、ここをクリックして、「歳時記」(俳誌のサロン)をご覧下さい

   

2024年7月 4日 (木)

句集「良夜」と「芭蕉句碑・文学碑紀行集」

  

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6月に開催された柏陵同窓会で同席の方と「俳句HAIKU」のことや「茶寿」のことなどを話題に雑談したところ、大阪市在住の小田氏が芭蕉句碑などの写真を十数年前にまとめた資料の一部を先日送ってくれましたが、偶然その日に、丹波市在住の足立頼昌氏がご自身の句集2号「良夜」を送ってくれました。

  

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この写真は日本伝統俳句協会7月のカレンダー(上部分)です。

  

7月旧暦の呼称「文月」に因んで、次のとおり写真で紹介させて頂きます。

  

  

写真や青色の文字をタップして記事をご覧頂けると幸いです。

   

(句集2号「良夜」)

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最初の写真は句集「良夜」の表紙と「丹波新聞社会長の紹介序文」(P3)です。     

 

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(短冊の頁 P11,14&15) 

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足立氏は書家でもあり、高源寺などに自句の扁額を奉納されています。

   

    

  

  

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「春」の挿絵と除夜の俳句(P24)
挿絵は丹波市在住の植村八郎氏です。

植村八郎氏の紹介記事(丹波新聞2012.7.30)「故郷の50山『句画集』に 青垣の植村八郎さん」をご覧下さい

   

子・孫から句集発刊に寄せて           

_061432写真は、冬の俳句の最後(P100)と「子・孫から句集発刊に寄せて」の最初の部分です。

  

   

   

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この写真は、「子・孫から句集発刊に寄せて」の美恵子さん(妻)の締めの俳句「年新た夫妻の齢百七十」のページです。

       

    

 「あとがき」(P110~111)

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足立頼昌氏は丹波市俳句協会の設立に尽力した方(初代会長)です

現役時代から俳句に親しみ、退職時には芭蕉の「奥の細道」を辿って10日間の旅をされるなど、俳句に対して並々ならぬ情熱を注がれた理想的な俳句生活の凝縮が、句集2号(良夜)の上梓となったことは、真にお目出度く、祝杯の冷やし酒を酌みながらこの紹介記事を書かせて頂きました。

      

因みに、「芭蕉の足跡・東北《紅葉の名所巡り》」や仲秋の名月」、「俳句《名月・姫路城》」、「本との出会い(1)」、「本との出会い(2)」など俳句HAIKU の記事をご覧頂けると、幸いです。

      

「芭蕉句碑・文学碑紀行集」

日本の各地を巡って約5百基の句碑などを記録した写真と紀行文なので小田氏の手元のままに埋もれてしまうのは惜しい気がしますが、ご本人は出版するお考えは無いようです。

 

それはともかくとして、同窓会で単に思い出話ばかりでなく、前向きに生きている方々と未来を語り、青春の心を維持して、まんぽ俳句を楽しみ健康長寿を目指したいと思っています。

    

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最後に、現役時代から俳句を夫妻でエンジョイしていた方の句集の紹介記事「句集《行雲」をご覧下さい。

   

最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事を一覧できます。

  

 

2024年6月11日 (火)

アナベルや時の記念日断捨離す《写真と俳句》

     

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タイトルは、ブログ用の拙句です。
ここの青色文字をクリック(タップ)すると、近江神宮HPの記事「時の記念日(6月10日)の由来」をご覧頂けます。

 

時の日や八十路の日々句に遊び

アナベルを時の記念に挿し木して

       薫風士

冒頭の写真は、句友に貰ったアナベルの挿木柏葉紫陽花(?)の苗木(「まんぽ道」で貰って挿木した花の種から小さな鉢に生えた柏葉紫陽花なのか?)ですが、その紫陽花の成長ぶりを世相とともにフォローしたいと思っています。

昨年句友から頂いた黒竹の筍は黒竹の色に成長し、竹の秋の風情になり、今年生えた2本の筍は高さが一人前に成長しています。

      

季語として扱いにくい「時の記念日」(7音)は、「時の日」と4音に簡略化して俳句に用いられています。

ここをクリック(タップ)して、歳時記の「時の日」の例句をご覧下さい

ちなみに、「勤労感謝の日」は9音なので作句が容易ではありませんが、アイスクリーム(7音)は、俳句では「氷菓」(ひょうか・ひか)と表現されるのが一般的です。

バレンタイン」や「スカイツリー」などの6音字の作句にチャレンジしました。ここをクリック(タップ)して、「麗かやスカイツリーを撮り漫歩」をご覧頂けると幸いです。

     

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2024年4月28日 (日)

俳句・HAIKUを世界遺産に!

    

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俳句をユネスコ世界無形文化遺産へ(草の根運動)」というタイトルの記事を2018年に書きましたが、今朝(2024.4.28)のNHK-Eテレで和食のユネスコ無形文化遺産に関連した放映をしていました。

冒頭の写真は、テレビ画面の一部分です。

 

「和食の特徴」と「俳句の特徴」は、次のとおり類似点や共通点がありますが、両者の致命的な違いは「言語の壁の有無」です。

  

(和食の特徴)

#多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重

#健康的な食生活を支える栄養バランス

#自然の美しさや季節の移ろいの表現

#正月などの年中行事との密接な関わり

  

(俳句の特徴)

#多様で新鮮な風景・情景とその印象の尊重

#健康的・文化的生活を支える花鳥諷詠のバランス

#自然の美しさや季節の移ろいの表現

#正月などの年中行事との密接な関わり

  

和食は言葉の障壁が無く、味覚と視覚によって世界の人々に理解されてユネスコ無形文化遺産に比較的容易に登録されたのでしょうが、言葉を命とする俳句には国際的言語の違いという障壁のみならず季節や習慣の違いなどの障壁もあり、ユネスコ無形文化遺産登録への国際的理解を得るのは容易ではありません。

  

恒久的世界平和実現の大義のために、政界でも超党派でこの運動に協力している現状を「売名行為だ」などと一面的にネガティブにとらえないで俳句界や川柳界も超結社的に協力してくれることを切望しています

 

「俳句」が「HAIKU」として「ユネスコの世界無形文化遺産」に登録され、恒久的世界平和が実現することを祈っています。

皆さんが「俳句HAIKU」の記事をシェアしてくれることによって、このささやかな記事が「俳句のユネスコ世界無形文化遺産登録」実現への一助になり、いつの日かに恒久的世界平和が実現するとの夢を見つつ永久の眠りにつければ最高の喜びです

 

幸せや世界遺産を日々食って

幸せや世界遺産の句に遊び

幸せや永久の眠りに昼寝して

     (薫風士)

    

2024年4月 1日 (月)

俳句《四月馬鹿・万愚節》31句


   

翔平の兄は新庄四月馬鹿

ここをクリック(タップ)して、日刊スポーツの記事(【日本ハム】22億円だまし取られた過去持つ新庄剛志監督「俺はお兄ちゃん?」大谷翔平にエール)をご覧下さい。

拙句の青色文字をクリック(タップ)して、お暇があれば、リンク記事をご覧下さい。

俳句の面白さが倍増すれば幸いです。

「新庄」と言えば、野球を知らぬ俳句愛好家は最上川を詠んだ芭蕉の俳句芭蕉像を連想するでしょう

ここをクリック(タップ)して、新庄市HPの「八向(やむき)楯と芭蕉乗船の地」をご覧下さい

     

翔平の善意が徒に万愚節

大谷翔平選手は、人を信じる善意の行為が徒(あだ)になり、信頼していた専属通訳(水原一平氏)の賭博依存症の被害に遭ったのではないでしょうか?

  

万愚節賭博は嫌よIR(アイアール)

「IR」は、「国際会議場や展示場、ホテル、レストラン、ショッピングモール、エンターテイメント施設、カジノなどで構成される一群の施設」を意味する言葉「Integrated Resort(統合型リゾート)」の略ですが、「カジノ(賭博)」の公認は慎重に検討しないと、将来に禍根を残すことになるでしょう。

  

万博のコスパは如何万愚節

「コスパ」は「コストパフォーマンス」の略称です。

大阪•関西万博の建設費の増大が問題になっていますが、コストダウンのみならずアウトプットの向上、開催期間の延長とか建設施設の開催後の有効活用など、コスパの向上を推進してほしいものです。

   

地震対策如何万博万愚節

地震対策」は「ないたいさく」と「5・7・5」の定型のリズムで読んで下さい。

遊び心で全て漢字の俳句にしました。

    

欠かせない宇宙の視点万愚節

物事を判断するには、一歩踏み込んで360度の視点で考える必要があると思っています。  

  

句友とす墓の話や万愚説

Xの中身は如何四月馬鹿

夏祭り最後を飾る揚げ花火」をご覧下さい。

  

  

忖度地震に惑ふや万愚節

防災や震災復興対策は「原状回復」よりも「未来志向の根本的復興対策」が必要でしょうが、高齢化・過疎化の現状を考慮すると、容易ではありません。

      

売り込みの記事はフェイクか万愚節  

欲を呼ぶメ-ルは詐欺か四月馬鹿

急いては事を仕損ずる」という諺がありますが、ネット販売などの巧みな「ダ-クパターン」に騙されないように注意しましょう。

   

川柳も俳句も遺産万愚節

川柳も俳句や同じ四月馬鹿

倍増のアクセス期待万愚節

  

まんぽ俳句」を口遊み花鳥諷詠のみならず俳諧の精神も生かしてユネスコ世界無形文化遺産登録への草の根運動をエンジョイしたいと思っています。

  

先生の笑ひ虚ろや万愚節

子供達の教育は、プレバト流の専制的序列主義ではなく、自然に接し自然から学ぶ「個性を生かすゆとりのある教育」を推進して欲しいと思っています。

     

トランプはミ-ファーストか万愚節

アメリカの市民が世界平和実現の為の賢明な選択をしてくれることを祈るばかりです。

梅東風や届け世界にこの思ひ」をご覧下さい。

  

まやかしアナクロも嫌万愚節

「アナクロ」は「アナクロニズム」(時代錯誤)の略です。

   

聴く耳にこの句届くや四月馬鹿

聴く耳の結果を期待万愚節

聞く耳に期待をしたり四月馬鹿

たとえ俳句馬鹿と嘲られても、批判に応えるには、偏見を覆す結果を出す忍耐強い努力が必要だと思っています。

   

万愚節まん歩に愛でる開花かな

借景の木蓮枯れし万愚節

万愚節松食虫の蔓延りて

木蓮も松も枯れたり万愚節

松枯れの増ゆる無惨や万愚節

切られ過ぎ躑躅が泣くや万愚節

犬連れと行き交ひ暮れし万愚節

最後の写真をご覧下さい。

 

万愚節公約破り何するの

四月馬鹿善意無視して何するの

栃の花散りし新芽や天を突く

「橡」は「栃」とも書いて、花や実が俳句に詠まれています

   

俳句記事市長に届け万愚節

花と緑を愛で、健康長寿を目指して、まん歩をエンジョイ出来る町の環境を維持して欲しいものです。

最後の写真をご覧下さい。

         (薫風士)

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2024年3月20日 (水)

折々の思い《春分の日》

  

天気予報によると、「春分の日」(2024.3.20)は全国的に荒れ模様で、定例の健康管理の月一ゴルフも中止となりました

昨日、懸案の馬鈴薯の植え付けをやっとしたことでもあり、疲れを癒すことにし、今日は買い物のアッシ-以外の仕事をせず、国会中継も無いので、選抜高校野球春場所の相撲、韓国で開催されるメジャーリーグ開幕戦のダルビッシュ(パドレス)と大谷翔平(ドジャーズ)の対決など、ごろ寝をしながら日永テレビを見て過ごすことにしました

  

青色の文字をタップすると、俳句HAIKUのリンク記事や例句などをご覧になれます。

以下に掲載の写真をタップ拡大すると、記事の一部分をご覧になれます。

    

_092350_094731最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

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2024年3月15日 (金)

折々の俳句《日永・遅日・永き日》

  

永き日を囀りたらぬ雲雀かな 

        (芭蕉)

      

「永き日」も「丁寧な答弁」も過去の自民党のマイナスイメージを払拭するには足りないでしょう?

  

コロナ・マイナンバー川柳 《誤解すな コロナとCOCOA 愛車にも》」をご覧下さい。

  

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(写真)

カラー図説 日本大歳時記「日永・永日・永き日・日永し」

   

    

  

「永き日」や「日永」(ひなが)、「遅日」(ちじつ)などは春の季語です。

   

歳時記(俳誌のサロン)の例句から気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字の季語をクリック(タップ)して、ご覧下さい。

   

日永1

鶏の坐敷を歩く日永かな 

        (一茶)

   

懸垂の数競ふ子の日永かな

      (いしだゆか)

   

日永2

ランドセルまた見せに来る日永かな

      (石川倜子)

 

急行の通過の駅の日永なる

       (松崎鉄之介

   

日永3

人の名を二人で忘れ日永かな

     (高倉恵美子)

 

歩くために歩く坂道日永かな

      (秋岡美津子)

 

日永4

ひとり言にひとり頷く日永かな

      (佐藤信子)

  

職退きて家族に使ふ日永かな

       (中村嚢介)

   

遅日1

杖ありてこその歩みの遅日なる

     村越化石

 

避難所に又も余震のある遅日

       (藤浦昭代)

  

遅日2

立ち話の声すぐわかり遅日かな

     (森なほ子)

  

剪定の音小さくなる遅日かな

       (谷口一献)

 

遅き日

遅き日やどこかで子供叱る声

       (田中矢水)

  

永き日1

永き日の猫にうつつてゐる欠伸

       (黒川南無観)

   

永き日2

永き日や待ったの多き父子囲碁

        (森脇貞子)

   

永き日3

永き日や伸びたる足の爪を切る

      (橋本修平)

  

  

遅き日や急いては事を仕損ずる

        (薫風士) 

 

      

薫風士の掲句は歳時記とは無関係です。

「確定申告の最終日となった15日、岸田文雄首相が「納税の意味を考えて協力を」と発言し、ワード「納税の意味」がX(旧ツイッター)でトレンド1位となった。」とのWEB記事がありましたが、この記事は、昨日ようやく「e-Tax」で作成した確定申告書を兎も角投函したので書いています

  

兎も角というのは、控除項目に記入すべき国民年金税の記入漏れをして、昨年より追徴税が増えたことに気付きましたが、修正方法が分からず、やむを得ずそのまま申告書を投函したからです。

俳句《春の雨・春雨》(改訂版)」をご覧下さい。

  

「NHKをぶっ壊す」などという物騒な党もあるようですが、「NHK+」のお陰で「参院予算委 国会中継」を聴きながらこの記事を書いています。

 

民主主義下の自由も、乱用されると、将来失うことになることを懸念しています

 

政治家が国民の声に真摯に耳を傾ける公明正大な為政を推進してくれることを切望しています

    

安倍政権当時の国会中継の答弁は聴く気にならぬ決まり文句や何を言っているのか分からない早口などが多かったのですが、聴く耳を持つ岸田政権下の答弁は丁寧に行われ、野党の質問の仕方も改善されてきたので、最近の国会中継は視聴する気になります。

 

岸田内閣の支持率は危機レベルの低水準で低迷していますが、有言実行によって国民の期待に応える結果を出してくれることを期待しています

  

国会の中継聴きつ日永の日

多事多難日永に足らぬ審議かな

真夏日や街行く人は皆マスク

        (薫風士)

   

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2024年2月24日 (土)

折々の《まんぽ俳句》 (No.7) 《天皇誕生日》

   
2024年2月23日の天皇誕生日の東京は3℃の冴返る雨になりましたが、天皇陛下64歳の誕生日を祝う一般参賀に6000人が二重橋を渡ったとのことです。

  

春雨に参賀六千誕生日

冴返る小雨に参賀誕生日

 

掲句は、天皇誕生日の一般参賀の状況をNHK-TVのニュースを見ながらブログ用に苦吟した拙句(まんぽ俳句)です。

 

ここをクリック(タップ)して、NHKニュースをご覧下さい。

 

午前9時半に皇居の正門が開くと、待っていたおよそ6000人が二重橋を渡って宮殿の前に向かいましたが、午後の記帳と合わせて1万6000人近くがお祝いに訪れたとのことです。

  

「天皇誕生日」は9音字になるので、「誕生日」を「参賀」と合わせることにより、定型「5-7-5」でも天皇誕生日と分かる俳句にしました。

   

天皇誕生日老は家で祝ぐ

 

掲句は、一応「天皇誕生日」を春の季語としてブログ用に作った拙句です。

 

「天皇誕生日」は9音字なので定型「5-7-5」で詠むことは出来ず、必然的に自由律で苦吟したものですが、「天皇誕生日」を季語とすることには抵抗を感じます。

  

令和の今上天皇の誕生日(2月23日)と昭和天皇の誕生日(4月29日)は「春」の季語と言えるでしょうが、平成の天皇(上皇天皇)の誕生日(12月23日)の場合は「冬」の季語になり、混乱が生じます。

 

ちなみに、4月29日の祝日は2005年に「みどりの日」から「昭和の日」に変更されましたが、「12月23日」は平日になっています。

  

八月の俳句に思うこと」をご覧下さい。

    

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2024年2月20日 (火)

折々の《まんぽ俳句》(No.6)虚子の「去年今年」(夏井先生vs薫風士)

  

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_153005_2写真は「夏井いつきの 俳句鑑賞の授業」(PHP研究所2022.1.6発行)の表紙と裏表紙にある授業時間の項目部分です。 

  

この本を読んで、高浜虚子の俳句「去年今年つらぬく棒の如きもの」について、夏井先生の解釈も多くの著名俳人と同じく薫風士の新説と異なる通説に従っていることに気付き、俳句HAIKUの読者に薫風士の新説に納得して頂くべく、夏井先生の授業時間に合わせて、次のとおり、俳句HAIKU の記事を整理しました。

   

現代俳句協会とか、俳人協会・俳句文学館日本伝統俳句協会など、俳句結社の新旧・大小を問わず、俳句愛好家(愛好者)にご一読頂ければ幸いです。

     

青色文字のタイトルをクリック(タップ)して、俳句HAIKUの記事をご覧下さい。

  

(1時間目)

# 高浜虚子と坪内稔典(俳句は詠み人・読み人次第

 

(2時間目)

# 俳句・HAIKU 《言語の壁にチャレンジ

 

(3時間目)

# 俳句の文法《助詞「や」と「か」

# プレバト「金秋戦2022」の俳句を考える

# 俳句の推敲 《老鶯・夏鶯・残鶯・乱鶯

    

(4時間目)

# 初鏡と小春の鏡(プレバト俳句の推敲

# 『父の日』の楽しい句作と鑑賞:助詞 《や・の・を・も・に・と・は

 

(5時間目)

# 俳句・HAIKU 言語の壁を破るチャレンジ(2

 

(6時間目)

#「片陰」(俳句の文法・口語と文語

 

(7時間目)

# 俳句の定型とリズム

自由律の俳句は、散文の断片になりがちなので、お勧め出来ません。

  

(8時間目)

# 虚子の俳句『去年今年貫く棒の如きもの』の棒とは何か

# 趣味の俳句《作り方・楽しみ方 5つのポイント

# 俳句の鑑賞:柿(追補版

    

(9時間目)

# 俳句《待春

#「敬老の日」「子規忌・糸瓜忌・獺祭忌」に思うこと

 #  俳句:故郷の《里芋

    俳人の人生とその時代の社会や世相を知り俳句を鑑賞する村越化石ハンセン病      

#初仕事・仕事始・出初》能登半島地震緊急支援にオスプレイを  

#  俳句談義(8):「初蝶来何色と問ふ黄と答ふ」《虚子の対話の相手は誰か?    

# 梅雨晴間綾子生家を訪ねけり

     

10時間目

# 虚子の俳句『去年今年貫く棒の如きもの』の棒とは何か

#大晦日・大年》(岸田内閣に望む

   

(「まん歩ネット俳句会」1月の投句から)

ああ無常果てなき戦(いくさ)去年今年

       (呑舟)

  

暁に祈る平穏去年今年

      (古達磨)

  

去年今年まんぽ俳句を口ずさみ

密かなる闘志を胸に去年今年

       (薫風士)

   

俳句は、AI(エイアイ)に頼るのではなく、人が詠んでこそ俳句の価値があり意味があります。

AIには哲学や感情が無く、愛が有りません。

人間には哲学があり、感性があり、愛があります。

俳句に感性を込めて自然や人の営みを詠むのが花鳥諷詠です。

  

折々に、まんぽ俳句を口ずさみ、俳句を通じて世界平和の実現を目指して、花鳥諷詠をして、元気に過ごしたいものです

夏祭り最後を飾る揚げ花火」をご覧下さい。

  

「まんぽ俳句」の「まんぽ」は、一般に使われている「線路の下をくぐるためのトンネル」のことではなく、「散歩」を「万步」や「漫歩」などの掛詞にした、健康長寿を目指す「吟行」を意味する薫風士の造語です。

  

最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

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2024年2月14日 (水)

折々の《まんぽ俳句》(No.5)「バレンタイン」と「去年今年」

   

バレンタイン」の俳句を楽しもう!(作句と鑑賞)」をご覧下さい。

     

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バレンタインデーの由来は、ウィキペディアの解説によると、

「キリスト教の司祭ウァレンティヌス(バレンタイン)がローマ帝国皇帝・クラウディウス2世命令に背いたため、2月14日にルペルカリア祭に捧げる生贄として処刑されたことにある・・・(中略)・・・

皇帝は、愛する人を故郷に残した兵士がいると士気が下がるという理由で、兵士たちの婚姻を禁止したが、婚姻を禁止されて嘆き悲しむ兵士たちのためにウァレンティヌスが内緒で結婚式を行い、その噂が皇帝の耳に入り、皇帝は二度とそのような行為をしないようウァレンティヌスに命令した。しかし、ウァレンティヌスは皇帝の命令に屈しなかった。」

とのことです。

     

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この写真のとおり、2024年2月19日午前0時現在の「俳句HAIKU」へのアクセス累計は1,078,898件と、縁起の良い数字が面白い並び方をしています。

   

若い世代の人々が結婚して子孫を残したいと、未来に希望の持てるように、岸田内閣が聞く耳を生かした政策を推進してくれることを切望していますが、その実現の為には、若者や女性がもっと政治に関心を持ち、政治を我が事として声をあげることが必要でしょう。
しかし、大局をわきまえずに1円や2円の類のことばかりに拘り過ぎるとか、人任せにして政治に無関心でいるとか、聞く耳をもった政治家をないがしろにしていると、日本もナチスのような煽動政治家やプーチンとか、誰かさんのようなアナクロ専制主義者に振り回される国になるのではないかと、危惧しています。

 

高邁なことをしているつもりでしていることが公明正大か?

物忘れが多くなったからには引退すべきでないか?

真に国民の幸せをもたらすことは何か?

  

政治に関わっている方々には、折々に謙虚に自省してくれることを願っています。  

夏祭り最後を飾る揚げ花火」の「X」(旧Twitter)に関わる俳句をご一読頂き、薫風士の危惧をご理解の上、その思いを皆さんがシェアしてくれると有難いです。

    

今年のバレンタインデーは幸いなことに、昨年の寒さと打って変わった春の陽気になり、友人が貸してくれた「夏井いつきの 俳句鑑賞の授業」を暖かい縁側で読みました。  

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写真は「俳句鑑賞の授業」(PHP研究所2022.1.6発行)の裏表紙にある授業時間の項目部分です。 

この本は初心者が俳句に興味を持つように上手く編集してあるな、と感心しましたが、高浜虚子の俳句「去年今年つらぬく棒の如きもの」の夏井先生の解釈が薫風士の解釈と異なり、通説に従っていることに気付き、俳句HAIKUの読者に薫風士の新説に納得して頂くべく、夏井先生の授業時間に合わせて、次のとおり、俳句HAIKU の記事を整理しました。

新旧を問わず、俳句愛好家(愛好者)の句作や俳句鑑賞に何らかのご参考になれば幸いです。    

青色文字のタイトルをクリック(タップ)して、俳句HAIKUの記事をご覧下さい。

  

(1時間目)

#高浜虚子と坪内稔典(俳句は詠み人・読み人次第

 

(2時間目

#俳句・HAIKU 《言語の壁にチャレンジ

 

(3時間目)

#俳句の文法《助詞「や」と「か」

#俳句の推敲 《老鶯・夏鶯・残鶯・乱鶯

    

(4時間目)

#初鏡と小春の鏡(プレバト俳句の推敲

#『父の日』の楽しい句作と鑑賞:助詞 《や・の・を・も・に・と・は

 

(5時間目)

#俳句・HAIKU 言語の壁を破るチャレンジ(2

 

(6時間目)

#「片陰」(俳句の文法・口語と文語

 

(7時間目)

#俳句の定型とリズム

  

(8時間目)

#虚子の俳句『去年今年貫く棒の如きもの』の棒とは何か

趣味の俳句《作り方・楽しみ方 5つのポイント

俳句の鑑賞:柿(追補版

    

(9時間目)

#俳句《待春

#「敬老の日」「子規忌・糸瓜忌・獺祭忌」に思うこと

 #俳句:故郷の《里芋

         (俳人の人生とその時代の社会や世相を知り俳句を鑑賞する村越化石ハンセン病      

初仕事・仕事始・出初》能登半島地震緊急支援にオスプレイを  

俳句談義(8):「初蝶来何色と問ふ黄と答ふ」《虚子の対話の相手は誰か?    

梅雨晴間綾子生家を訪ねけり

     

10時間目

#虚子の俳句『去年今年貫く棒の如きもの』の棒とは何か

大晦日・大年》(岸田内閣に望む

   

(「まん歩ネット俳句会」1月の投句から)

ああ無常果てなき戦(いくさ)去年今年

       (呑舟)

  

暁に祈る平穏去年今年

      (古達磨)

  

去年今年まんぽ俳句を口ずさみ

密かなる闘志を胸に去年今年

       (薫風士)

   

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俳句は、AI(エイアイ)に頼るのではなく、人が詠んでこそ俳句の価値があり意味があります。

AIには哲学や感情が無く、愛が有りません。

人間には哲学があり、感性があり、愛があります。

俳句に感性を込めて自然や人の営みを詠むのが花鳥諷詠です。

折々に、まんぽ俳句を口ずさみ、花鳥諷詠をして、元気に過ごしたいものです

「まんぽ俳句」の「まんぽ」は、一般に使われている「線路の下をくぐるためのトンネル」のことではなく、「散歩」を「万步」や「漫歩」などの掛詞にした、健康長寿を目指す「吟行」を意味する薫風士の造語です。

  

最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

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2024年1月20日 (土)

一茶忌《俳句とAI》

  

AIに潜むリスクや一茶の忌

        (薫風士)

   

最近、生成AI(せいせいエイアイ)ChatGPTを利用した「AI一茶くん」等がありますが、俳句は人が詠んでこそ意味があり、価値があると思います。

AI(エイアイ)には感情が無くて愛が有りませんが、人間には感性があり、愛があります。

俳句に感性を込めて自然や人の営みを詠むのが花鳥諷詠でしょう。

AIは既存のデ-タを集めても、倫理観が無く、そのデ-タを哲学的に活用することは出来ず、真の創造性や芸術性が有りません。

  

AIには思わざるリスクが潜んでいるかもしれません。

 

人間の感性を活かして、AIを活用すると良いでしょうが、それが出来るだけの俳句の作句力や鑑賞力を身につけることが先決だと思っています。

  

AIに負けじと苦吟一茶の忌

        (薫風士)

 

初夢の俳句」をご覧下さい。

  

歳時記(俳誌のサロン)から一茶忌の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字の季語をタップ(クリック)して、ご覧下さい。

  

一茶忌の信濃は雪となりにけり

      (近藤幸三郎)

 

合席の赤子をあやし一茶の忌

      (櫨木優子)

 

物忘れするもめでたし一茶の忌

      (稲畑汀子)

  

小林一茶(宝暦13年5月5日~文政10年11月19日:新暦1763年6月15~1828年1月5日)の解説と代表句は、青色文字をクリック(タップ)して、政府広報オンラインの「小林一茶:弱い者に寄り添う俳人」や「Kobayashi Issa: A Haiku Poet Who Empathized with the Weak」をご覧下さい。

  

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2024年1月17日 (水)

折々の《まんぽ俳句》(No.1) 《阪神忌》

   

最近、生成AI(せいせいエイアイ)ChatGPT を利用した俳句自動作成アプリAI一茶くん」等がありますが、俳句は人が詠んでこそ意味があり、価値があると思います。

AI(エイアイ)には感情が無くて愛が有りませんが、人間には感性があり、愛があります。

俳句に感性を込めて自然や人の営みを詠むのが花鳥諷詠です。

《初夢》の俳句」をご覧頂けると幸いです。

  

折に触れて、「俳句HAIKU」の既存の記事を更新したり、新しい記事を掲載します。  

このサイトが、健康長寿を目指して折に触れて貴方の「まんぽ俳句」を口遊んで頂くのに何らかの参考になると嬉しいです

(青色文字をタップすると、リンク記事をご覧になれます。)

   

被災者の思ひ分たむ阪神忌

阪神忌心ばかりの義援して

震災の思ひを共に阪神忌

アレアレの連覇祈るや阪神忌

阪神忌アレの連覇を恙無く

       (薫風士)

  

1月17日は阪神忌です。

阪神忌に思うこと」や《初仕事・仕事始・出初》能登半島地震緊急支援にオスプレイを!」をご覧下さい。

被災された方々に謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げると共に、速やかな復興をお祈りして、「気は心」の寄付をし、提言をしました。

  

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2024年1月 4日 (木)

《初仕事・仕事始・出初》能登半島地震緊急支援にオスプレイを!

 

被災された方々に、

謹んでお見舞い申し上げます

   

この記事のタイトルを見ただけで馬鹿扱いにせず、最後まで読んで頂けると幸いです。

   

NHKテレビの「あさイチ」で、黒柳徹子さんと朝ドラ「ブギウギ」のモデルになった淡谷のり子との往年の対談シーンが先日放映されましたが、淡谷のり子の歌を聴いて16歳で特攻隊員として飛び立った戦時下の至誠のある青年のことを思うと、日本と世界の平和の為にもっと若い政治家が奮起して活躍してほしいという切望を新たにしました。

 

軍事独裁政権が、天皇を現人神(あらひとがみ)にして太平洋戦争を推進し、有無を言わせず、純真な若者を戦争に駆り立てた悲壮な一時期がありましたが、かっての政治家や官僚などはそれなりの倫理観を持っていたと思います。

しかし、日本社会の活性化や政治の刷新の為には、長老の偏狭さが老害になっていないか派閥の幹部は謙虚に考えて、若者に活躍の場を譲る配慮をして欲しいものです。

 

政治資金規正法違反の多額のキックバックを受け取って真面に税金も払っていない倫理観のない議員がいる現状は悲しいことです。

 

「政策研鑽の場とし派閥が必要だ」と言っている長老がいますが、若者の人材育成にはかっての狭い村社会的な派閥に依存するのではなく、全体的な人材育成の場を設けて、複雑多様な国際社会に適応出来る視野の広い有為の人材を育成すべきでしょう。

 

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(写真)

4ch-TV画面の一部分

 

派閥解消に反対している料簡の狭い長老が居座り、老害になっては困ります

  
令和の政治家や官僚には21世紀に相応しい倫理観と哲学を持ってほしいものですが、龍が昇らないままに大年を迎えることにならないように起死回生の政界刷新・若返りが推進されることを切望しています。

  

初仕事思ひを込めて句を口に

頼もしき消防隊や出初式

寒に入る心ばかりの義援して

起死如何期待違うな岸総理

  

「違うな」は「たがうな」と読んで下さい。

自民党の刷新は、「岸田下ろし」を口にしている長老が引退すれば足かせが無くなり、岸田総理が国民の納得できる思い切った若返り組閣人事をすれば、容易に実現出来るでしょう?

  

拙句(「起死と岸」のゴロ合わせのダジャレ川柳)に込めた思いを実現すべく、俳句HAIKU をフォローしてリンク記事をご覧頂き、シェアして頂けると幸いです。 

   

NHKのニュースを見ていると、能登半島地震の被災地で石川県に土砂崩れなどの影響で孤立している地域があるようです。 

自衛隊の救援物資を運ぶ予定の海保機に日航機が衝突するという不幸な事故が起こりました。

  

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オスプレイは米軍や自衛隊基地に現在30機程(?)あるようですが、屋久島沖に於ける米軍機の墜落事故の結果、全て飛行停止になっています。

米軍オスプレイの墜落事故は軍事訓練目的の無理な飛行をしたからではないのでしょうか?

  

機体の問題点を把握して、安全第一の飛行をすれば、オスプレイを能登半島地震の被災地の救援物資の運搬などに活用出来るのではないでしょうか?

  

日本はオスプレイを十数機買ったようですが、オスプレイは一機の価格が200億円(?)もするのにそんな簡単なことも出来ないほどお粗末なオスプレイを買ったのなら国民が払った貴重な税金の3000億円(?)もの無駄使いをしていることになります。

    

関係者がまだ未検討なら、大至急、聞く耳を持つ岸田首相には税金の有効活用を検討して将来の災害対策の布石として、将来の大災害の救助にオスプレイを活用することも非常事態の緊急処置として是非とも検討して頂きたいと思いますが、維持費と安全性の観点でオスプレイの使用は検討に値しないということでしょうか?

  

自民党の安倍派議員などが政治資金規正法違反容疑で逮捕され、自民党や岸田内閣の支持率が最悪のレベルに低下しています。

 

「あらゆる可能性を排除せず」真に国民のためになる思い切った決断をして政治の刷新・若返りを推進しなければ、岸田内閣が「万事休す!」になるのは時間の問題ではないでしょうか ⁉️

  

「難を転じて福となす」

ピンチは最大のチャンスです。

岸田内閣やオスプレイの起死回生の活躍を期待して駄句を口遊みました

  

オスプレイ平和の使途の初仕事

オスプレイ仕事始めに石川へ

オスプレイ天に昇るや龍の如

  

掲句は季語「龍淵に潜む」と「龍天に昇る」を捩った俳句擬きの比喩の拙句です。

初夢の俳句」をご覧下さい❗

                    (薫風士)

  

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タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。

        

2023年12月 9日 (土)

《冬霧》丹波並木道中央公園

    

冬霧に霞む丹波の並木道

冬霧朝日の霞む並木道

冬霧の並木を行くや句を口に

冬霧や俳句談議す俳句好き

冬霧の晴れておどろし恐竜像

冬霧の晴れる思ひや言ひ尽くし

冬晴を俳句好き行く並木道

古民家の天井窓の冬明り

句座の昼冬菜サラダをたっぷりと

アッシ-役終へし夕餉の温め酒

      (薫風士)

     

「古民家」の俳句の「冬明り」は、「初明り」とすれば新年の俳句となりますが、「月明かり」とすれば名月の俳句になると思います

青色文字の文字をクリック(タップ)して、リンク記事をご覧頂ければ、面白さが倍増すると思います。

    

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掲句は、デカンショで知られる丹波篠山市兵庫県立丹波並木道中央公園を俳句仲間と12月6日に吟行して詠んだ拙句(まんぽ俳句)です。  

聞くところによると、第55回三田市民文化祭俳句大会は会長以下関係者のボランティア活動により成功裏に終わりましたが、会員の高齢化で開催の準備が大変だと、将来が危惧されます。

  

そこで、三田市の協力をもっと得ることが出来ないのか?と話題にしたところ、三田俳句協会の関係者は「残念ながら三田市にはその余裕が無い」と諦めているようでした。  

歴史的に著名な俳人がいた丹波市など、市を挙げて「俳句で町おこし」をしている市と同一に論ずることは出来ませんが、俳句は比較的に費用を掛けずに市民の健康維持に役立てることが出来ると思います。

妊婦や病人を受け入れる病院の維持管理体制を確立することは勿論重要ですが、市民の健康維持、特に、寝たきり高齢者の発生を予防するためにも、市民の文化活動を支援協力する一環として、三田市当局の関係者が市民文化祭俳句大会の準備などに協力する体制を作って頂けないでしょうか?

そうすれば、高齢者のみならず現役で活躍している若者にとっても魅力のある「花と緑」の豊かな文化的ベッドタウンとして、もっと活性化されるのではないでしょうか?

  

並木道公園を案内してくれた句友はこの公園を毎日のように散歩しているそうですが、薫風士は三田市にある兵庫県立人と自然の博物館(ひとはく)周辺の深田公園を散歩して、健康維持の「まんぽ俳句」を口ずさんでいます。

  

皆さんも現地を訪ねることが出来ない場合は、写真をタップ拡大してご覧になり、疑似吟行の「まんぽ俳句」を口遊み、生きづらい世を「それぞれ」にエンジョイされることを願っています。

「まんぽ俳句」を貴方が詠まれるのに、薫風士の「冬のまんぽ俳句特集」が何らかのご参考になれば幸いです。

  

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ここをクリックして、恐竜が啼く動画をご覧下さい❗
  
  

最後の写真は、ホロンピアホテルにある「旨いもん屋 さんで~」の一画を薫風士が撮ったもので、丹波並木中央公園の古民家の写真ではありませんが、ここで句会をさせて頂いたので掲載しました。

  

 

2023年10月11日 (水)

「客観写生」と「花鳥諷詠」の違い

 

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(写真)

花鳥2023年11月号の「花鳥徒然」の記事(薫風士の投稿)です。

タップ拡大してご一読下さい。

  

  

  

高浜虚子は、自由にものが言えない戦時中の俳句では「客観写生」を唱道し、戦後自由にものが言えるようになると、「花鳥諷詠」を推奨したのだろうと推測していましたがウイキペディアには次の解説があり、両者の違いについて明確な定義は無いようです。

     

「花鳥諷詠」は1928年4月21日の「大阪毎日新聞」の講演会で提唱された。「花鳥」は季題の花鳥風月のことで、「諷詠」は調子を整えて詠う意味である[注 1]

一般に「花鳥風月」といえば「自然諷詠」の意味になるが、虚子によれば「春夏秋冬四時の移り変りに依って起る自然界の現象、並にそれに伴ふ人事界の現象を諷詠するの謂(いい)であります」(『虚子句集』)と「人事」も含めている。この「花鳥諷詠」は「ホトトギス」(俳誌)の理念であるが、それまで主張していた「客観写生」との関係は必ずしも明らかではない。虚子は終生この主張を変えることなく繰り返したが、理論的な展開は示さなかった。

 (以下省略)

    

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(写真)

人と自然の博物館のイベントのパンフレットと新館の軒からの眺めです。

 

ひとはく」(兵庫県立人と自然の博物館)の新館の軒にある鎖樋が秋雨に奏でる音を聴きながら「まんぽ俳句」を口遊み、冒頭の写真を見ながら拙句を推敲していて、ふと客観写生と花鳥諷詠のことを考えました。  

   

(A. 客観写生)

秋雨の旋律奏づ鎖樋

  

(B. 花鳥諷詠)

秋雨の旋律愛づや鎖樋

   

掲句について、「Aは客観写生であり、Bは花鳥諷詠である」と言えるのではないでしょうか?

 

客観写生をして、感じたことや思ったことを俳句に詠み込めば、それが花鳥諷詠だと思います。

 

貴方のお考えなど、何らかのコメントを頂けると幸いです。

  

ちなみに、花鳥諷詠についてWEB検索をすると、「新興俳句と花鳥諷詠論」(松井利彦著)という興味深い参考になる記事がありました。

    

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2023年8月30日 (水)

「盆の月」に祈ること

  

八月尽何の兆しか宵の空

       (薫風士)

    

ウラジスラバ - シモノバさんの俳句を読んで思ったことを書きました。

  

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(写真)

8月31日の満月

   

  

空の雲の模様が「四季の雲(写真・俳句)《早春・春の雲》」の空に似て、何かが対峙して噛み合っているかのようにも見えます。

    

30日の「盆の月」は曇りで見えなかったので、31日の満月を愛で、世界の平和を祈りましたが、ウクライナ戦争の終結の兆しはありません。
  

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日本経済新聞電子版8月27日付の「春秋」(写真参照)に、ウラジスラバ・シモノバさんの俳句が次のとおり引用されていました。

  

真っ青な空がミサイル落としけり

  

シモノバさんのウクライナ語俳句の翻訳の「空がミサイルを落とす」という表現は腑に落ちません。

ミサイルを落とすのは空ではなく、人間です。  

次の仮想俳句や川柳に込める薫風士の思いを世界の人々がシェアしてくれることを祈っています。

   

ミサイルの打ち止めならず盆の月      

        (俳句)

 

月面へ覇権争い持ち込むな

        (川柳)

月面や月の資源の権益については、「宇宙条約」が適用されるのでしょうが、国際条約が反故にされることが無いことを祈っています

        

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写真)

日本伝統俳句協会のカレンダー8月後半部分

   

写真をタップ拡大すると、掲載の俳句をご覧になれます。

     

チュヌの便り」として2014年に掲載を始めた薫風士のブログは、2018年にチュヌが亡くなったのを契機に、ブログの名称を「俳句HAIKU」に変え

キャッチフレーズを

俳句を通じて世界平和を! 

World peace through HAIKU!   

故郷を『まんぽ俳句』で元気に、

未来へ繋ごう!

に改めました。

  

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(写真)

俳句HAIKUのアクセス累計

「チュヌの便り」~「俳句HAIKU」の10年間のアクセス累計は、お陰様で8月30日(盆の月)に百万件の大台にのりました。

    

ブログ用の川柳擬きの拙句をご笑覧下さい。    

  

満月やチュヌにアクセス百万に

百万のアクセス謝すや盆の月

盆の月馳せる思ひはウクライナ

月面へ競ふ先着盆の月

盆の月憂ふ未来の宇宙戦

満月や慈悲の心を月面へ

恙無き白寿目指すや盆の月

      

ここをクリック(タップ)して、「花祭《21世紀の宗教・世界平和を考える》」をご一読下さい。

   

歳時記(俳誌のサロン)から「盆の月」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

青色文字(季語)をタップして、例句の詳細をご覧下さい。

  

盆の月1 

本音述べ後悔もあり盆の月

        (後藤とみ子)

  

盆の月2

戦前派戦中派老い盆の月

       (吉田多美)

  

盆の月3

話したきことの溢るる盆の月

       (一民江)

    

最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

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2023年8月26日 (土)

西瓜食み馳せる思ひやウクライナ

     

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(写真)

親戚がくれた暑中見舞い状と、

鴉か何かに食われた無惨な西瓜

     

8月23日の「処暑」が過ぎても、残暑とは言いがたい猛烈な暑さが続いています。

  

残暑お見舞い申し上げます

 

ロシア軍がウクライナ侵攻を始めてから1年半が経ちましたが、停戦の気配はありません。

  

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タイトルは、ウクライナ戦争の終結を祈りつつ詠んだ、ウクライナ応援のブログ記事用の拙句です。

  

   

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先日、日本経済新聞電子版8月27日付の「春秋」のコピー(写真参照)を後輩が送って呉れました 

その記事に、ウラジスラバ・シモノバさんの俳句が次のとおり引用されていました。

  

真っ青な空がミサイル落としけり

 

この俳句はシモノバさんがウクライナ語で詠んだ俳句の翻訳でしょうが、「空がミサイルを落とす」という表現は腑に落ちません。

ミサイルを落とすのは空ではなく、人間です。

自然現象は止めることが出来ませんが、人間のすることは止めることが出来ます

 

この点を認識して原句が作られたのかどうか、ウクライナ語は知らないので、英語訳があれば是非それを見て確認したいものです

     

梅東風や届け世界にこの思ひ」が令和の人々の目の黒いうちに実現するとは思えませんが、その平和の祈りは、俳句を通じて続けることによって世界の人々にシェアして頂き、未来へつながれることを願っています。

  

青色の文字をタップして、リンク記事をご覧下さい。 

  

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2023年8月24日 (木)

俳句《処暑》

   

8月23日は「処暑」でしたが、東北まで猛暑日になり、駄句を口ずさみました。

   

処暑なるも熱中症のアラートも

天気図の処暑の列島濃き赤に

温暖化処暑の猛暑日北国も

汗だくバンカーショット処暑の午後

        (薫風士)

   

湯上りの子を追ふ処暑の八畳間

       (朝妻力)

   

ここをクリック(タップ)すると、歳時記の「処暑」(俳誌のサロン2023.8.23作成)の例句をご覧になれます

    

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2023年8月19日 (土)

俳句の日季語を活かして句に遊ぶ

  

八月や季語を活かしてこそ俳句

  

タイトルや掲句はブログ記事用の川柳擬きの拙句ですが、俳句は季語やリズムを活かしてこそ俳句の良さがあるのではないでしょうか

819日は「俳句の日」とされています。

「俳句の日」~「子規忌」を「平和の俳句月間」として、「俳句を通じて世界平和を」の運動を推進して欲しいものです。   

八月の俳句に思うこと」や「終戦記念日の俳句に思うこと」をご覧下さい。

(青色の文字をクリックすると、その記事をご覧になれます。)

   

インターネットを検索していると、民間出身の初代宮内庁長官だった田島道治(たじま・みちじ)が書いた「昭和天皇拝謁記」の概要を紹介する記事が「文春オンライン」にありました。

その一部分を抜粋掲載させて頂きます。

(この記事は削除されたのか、詳細をご覧頂くことが出来ません。ここをクリックして、NHK NEWS WEB の記事「昭和天皇拝謁記」をご覧下さい。)

  

「・・・・、開戦を命令した宣戦の詔勅であるが、本当は平和裡に解決して欲しいけれどもやむなく開戦に至ったのであるという文言こそ、自分の意思なのだと天皇は強調していた。それも理解せずに自分の退位を請願するような老人の主張はおかしいと田島に愚痴をこぼしたのである。 

しかし田島は、天皇の命令が下されたならば必ず謹んで従う(つまり戦争をすることが当然と受け止める)し、そもそも「朕が志ならんや」は日清・日露戦争の宣戦の詔勅でもあった常套句で、そうは受け止めないのが普通であると答えた。このあたり、民間出身の田島らしい返答でもあろう。必ずしも昭和天皇におもねるような答えを返すのではなく、正直に思うことを述べたのである。(以下省略)」

  

コミュニケーションの難しさをあらためて感じましたが、「大寒の俳句(コロナ禍国際同盟に思うこと)」や「季語・季題が大寒の俳句を集めました」、天皇誕生日の俳句に思うこと」、「夏祭り最後を飾る揚げ花火」などをご覧頂き、薫風士の思いをシェアして頂けると幸いです。

「ロ-マは一日にして成らず」「ちりも積もれば山となる」「さざれ石の苔のむすまで」

という思いで、健康長寿を目指して「俳句HAIKU 」の記事を書いています。

  

最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

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2023年8月17日 (木)

終戦記念日の俳句に思うこと

     

コロナ禍の行動自粛が解けた今年の夏の全国高校野球は恒例どおりに行われていますが、8月17日の西東京代表日大三高と岡山代表おかやま山陽の試合が特に印象的でした。 

試合終了のサイレンの音を球児等はどんな思いで聞いたのだろうか?と、ふと、戦時中の空襲警報のサイレンの音を思い出しウクライナの人々に思いを馳せて平和の有難さを噛みしめました。

ここをクリックして、俳句HAIKUの記事「血に染むなドニエプルてふ春の川」をご覧下さい

  

終戦記念日の俳句についてインターネットを検索していると、「アサ芸biz」とかいう記事に、次のような記載(抜粋)がありました。

   

「岸田のやることは、モスクワに乗り込んでいって、プーチンに『今やってることをやめなさい』と、プーチンに直談判をなぜしないの、岸田は? それが今の日本の世界に置かれた立場の中でやるべきことなんだ」

亀井氏のド直球の提言は反響を呼び、SNSでは《亀井さん、岸田総理にそんな度胸ないよ》《戦争を知ってる亀井さんと岸田総理の温度差を感じる》《亀井さんが岸田総理に直談判してほしい》といったコメントが寄せられていた。」

     

上記の記事を黙って見過ごすわけにはいかず、コメントさせて頂きますが、

プーチン大統領に直談判して問題が簡単に解決するとはとうてい思えません。

誰が交渉するにせよ、日本の政治家が直談判をすると、途方もない交換条件を突きつけられて、馬鹿を見るだけでしょう!

岸田総理にはそんな浅はかな行動をしてもらいたくないですね。

岸田首相とその支持者のみならず多くの方々に「俳句HAIKU」の記事戦争と平和(俳句と川柳:終戦記念日特集)」や《台風・野分》(改訂版)」を読んで頂ければ幸いですが、皆さんが良い対策を真剣に考えて頂ければ望外の喜びです。

   

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