プレバト 夏井先生の添削を添削する (添削記事特集編)
(P.S. 2022.10.15)
(写真)
4ch.TVの一画面
梅沢富美男さんや春風亭昇吉さんの俳句《お題「大谷翔平」》と、キスマイ横尾さんの俳句《お題「檸檬」》の推敲を考えました。
「『プレバト金秋戦2022』の俳句を考える」をご覧下さい。
9月22日のプレバトを見ると、「プレバト俳句 47都道府県 ふるさと王争奪戦」とかいう新企画の「写真俳句」番組でしたが、夏井先生の査定や添削も納得できる興味深い番組でした。
「俳句HAIKU」の写真俳句は、プレバトのように写真と俳句とをセットしたポスター用ではなく、「読者が写真を自然に見立てて疑似吟行をする参考になること」を意図して写真と俳句をそれぞれ別に掲載しています。
誤解されないように、念のためにこのP.S.を追加しました。
(P.S. 2022.6.25)
東国原英夫永世名人や梅沢富美男永世名人等の俳句の推敲を試みました。
青色文字(タイトル)をクリック(タップ)して、その記事をご覧下さい。
元の記事に戻るには、戻る印「←」をタップして操作して下さい。
「プレバト『春の俳句タイトル戦』について、『学問のすすめ』」
(写真)4ch.TV画面の一部分
WEBでプレバトを検索すると、夏井いつき先生を持ち上げる記事ばかりなので、熱さましの記事を書いてバランスをとることも必要だろうと思いながらプレバト俳句を視聴していましたが、プレバト梅沢富美男永世名人の俳句「秋彼岸」の夏井先生の添削が実務派薫風士の目にもイマイチという感じがしましたので、僭越ながら次の通り再添削を提案しました。
「エンタメ番組の俳句に素人が向きになるとは、馬鹿な奴だな」と、冷笑されるかも知れないと思っていましたが、幸い共感のコメントを頂いています。
(永世名人の原句)
・口立ての カセットの声 秋彼岸
(夏井先生の添削)
・カセットに 父の口立て 秋彼岸
「口立て」とは、広辞苑によると、「定まった脚本が無く、俳優同士の簡単な申し合わせで、台詞その他その場の思いつきで演ずる芝居」のことです。 広辞苑によると、「秋彼岸」は、「秋の彼岸会」、「秋分の前後1週間」のことです。
夏井先生は「秋彼岸」と言えば、「死んだ父のことだとわかるだろう」と断定しています。しかし、永世名人の解説を聞いている視聴者は、この夏井先生の添削に納得するでしょうが、視聴者でない一般の読者は、「秋彼岸に父がカセットに口立てを吹き込んだ」ことを詠んだものと解釈する可能性があります。
次のように語順を変えると、「亡父の口立てがカセットにある」ことが明瞭になり、誤解の余地がなくなるでしょう。
(薫風士の添削)
・カセットに 口立ての父 秋彼岸
「カセットに父が居る」ことはあり得ないので、詩心のある読者なら文字通りの解釈はせず、「父とは亡父の声の比喩である」と理解するでしょう。
プレバト俳句の夏井いつき先生の添削について、この他に次の通り記事を書いています。
梅沢富美男永世名人の眼鏡の俳句の添削について考えました。
助詞「の」を「へ」に変えて自他の区別をすることを考えました。
「字余り」・「破調」の是非を考えよう!
添削は、文法を軽視せず、「作者の思い」を再現してほしい。
「作者の思い」に焦点を当てて文法を軽視せず添削してほしい。
・プレバト Kis-My-Ft2 さんの『遠雷』の俳句を考える
俳句の背景の真実を考慮して添削してほしい。
お題が「百円ショップ」の梅沢富男永世名人の俳句の添削に ついて
助詞「や」と「は」の違い。夏井先生が「ボツ」に査定した梅沢富美男永世名人の俳句「おひねり・夏芝居」添削の是非
言葉や作者の思いを大切に添削してほしい。金子恵美さんの俳句の添削について思ったこと。
夏井先生の添削とフルポン村上さんの反応について俳句の推敲を考えました。
この一連の記事がプレバト俳句の視聴者・夏井先生のファンや俳句HAIKUの読者などの参考になれば嬉しいです。
(P.S.)「平和の俳句」啓蒙月間の提言について
8月19日は「俳句の日」だそうです。
正岡子規の命日は9月19日ですから、8月19日からの1か月を「俳句月間」として俳句・教育関係者により俳句を通じて子供たちに日本文化の啓蒙活動をして頂いたら如何でしょうか?
俳句の教育はもう既に実践されているのかも知れませんが、コロナ禍の自粛生活で子供たちがwebのつまらないゲームに夢中になっているのは親泣かせです。
俳句は個性を発揮する芸術の一つです。好き好きです。
プレバトのような一方的な査定やランク付けはしない教育をしてほしいものです。
大人のための俳句の面白さの啓蒙の一助になれば幸いですが、8月15日の終戦記念日の俳句を特集しました。
「俳句ブログ:終戦記念日 <「戦争と平和」特集>」をご高覧下さい。
記事のタイトル(青色)をクリック(タップ)して詳細をご一読下さい。
(薫風士)
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俳句特集《新年・正月・一月》
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2015/12/post-8611.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2023年1月11日 (水) 10時34分
トマトの俳句(ウクライナ応援句)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/05/post-f1ef.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2023年1月 8日 (日) 16時43分
「猿回し」《季語とは何か》
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/12/post-63ec.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年12月21日 (水) 07時04分
俳句 《蜜柑》(故郷を偲んで)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/11/post-07ca.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年11月29日 (火) 06時43分
始めまして。茅ヶ崎で俳句を楽しんでいる游々子と申します。プレバトの俳句には大いに疑問を感じているものの一人です。夏井さんに忖度してのことなのか、破調の句が多くて辟易しています。破調の句を作る人に問うてみたいのは、彼らが何故17音に拘っているのかということです。そもそも17音というのは五七五を足し算した結果のものであって、17音そのものには意味がありません。五七五のリズムが重要なのであって、それを崩したものは、もはや俳句と呼んではならないと思っています。
投稿: 游々子 | 2022年11月27日 (日) 14時45分
俳句《暮早し・短日・日短・日の短か》
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/11/post-4fc3.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年11月15日 (火) 08時34分
俳句《水澄む・秋澄む》
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/10/post-7f03.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年10月30日 (日) 02時05分
京都の旅《写真俳句集》
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/10/post-2729.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年10月26日 (水) 05時55分
「京都・秋の旅《落柿舎と去来墓》」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/10/post-d32f.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年10月16日 (日) 08時26分
著名俳人の「季重なり」俳句集
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/09/post-20f5.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年9月22日 (木) 18時08分
「終戦記念日・墓参・盆」の俳句
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/08/post-07b6.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年8月23日 (火) 06時12分
「俳句《涼し》死の話」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/07/post-70ee.html
や
「言葉の力《俳句は癒し》」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/07/post-ea4b.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年7月26日 (火) 09時22分
「春」の俳句特集:薫風士のブログ <俳句HAIKU>
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/02/haiku-f2f4.html
をご覧下さい。
投稿: | 2022年4月 1日 (金) 09時44分
カセットに口立て(をしている様子)の父
よりも
カセットに父の口立て
の方が省略をしている言葉が少なく、散文的でないので夏井先生の添削の方がいいように思います。
目の前で行っているとしたら、に、ではなく、へを使うと思いますので、誤読はないと思います。
投稿: | 2022年3月14日 (月) 17時37分
父が目の前にいるのであれば
カセットに父の口立て
ではなく
カセットへ口立ての父
と書けるはずです。
夏井先生添削が正しいのでは?
カセットに口立て(をしている様子)の父
よりも
カセットに父の口立ての方が、散文的ではないと思います。
投稿: | 2022年3月14日 (月) 17時35分
「四季の雲(折々の写真・俳句)《早春・春の雲》」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/02/post-06b7.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年3月 4日 (金) 20時53分
「春浅し命の限り句を口に (本との出会い)」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/02/post-e18a.html
をご覧下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年2月24日 (木) 20時40分
年越やオミクロン株蔓延りて(医療の在り方)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/01/post-ed54.html
や
「大晦日」「大年」の俳句(岸田内閣に望むこと)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/12/post-1143.html
をご一読下さい。 (薫風士)
投稿: | 2022年1月 3日 (月) 15時48分
「神戸大学山口誓子記念館(俳句「学問の」の英訳)」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/12/post-9602.html
や
「冬晴の誓子館を訪ねけり(吟行句と写真)」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/12/post-27ba.html
をご覧下さい。
(薫風士)
投稿: | 2021年12月27日 (月) 16時06分
岸田文雄総理大臣には喫緊の課題が一段落すれば、「俳句を通じて世界平和を」という俳句愛好家の思いにも耳を傾けてほしいものです。
「渡月橋」etc.の俳句 (橋梁通信掲載に因んで)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/11/post-9ffc.html
をご覧下さい。
(薫風士)
投稿: | 2021年12月 6日 (月) 00時25分
・長き夜や俳句ブログに思い込め
(俳句と川柳) <衆院選> 第101代総理大臣への期待 (「吾亦紅」と「夜長」に思うこと)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/10/10-d078.html
をご覧下さい。
(薫風士)
投稿: | 2021年10月24日 (日) 07時16分
俳句 HAIKU: 俳句と川柳の鑑賞 <吾亦紅と総裁選> (enjoy.jp)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/09/post-e881.html
や
川柳と俳句(先輩の句集を拝読して思うこと)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/09/post-1e86.html
をご覧下さい。
(薫風士)
投稿: | 2021年10月 3日 (日) 06時37分
「俳句の日」俳句でクイズ・ゲームを楽しもう!
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/08/post-6142.html
をご覧下さい。
(薫風士)
投稿: | 2021年9月 2日 (木) 11時17分
八合目にドラム缶風呂のある山小屋(宿泊所)はどこにありますか?
俳句で想像を膨らませるのは良いですが事実でないことを描くのは?
投稿: taroppon | 2021年8月 5日 (木) 20時50分
砂日傘がボツとなりましたが、ババヘラは海岸線沿いの国道7号線に点々と店が設置され、海水浴帰りの客が立ち寄っていくオアシスのような場所です。したがって、砂日傘は海水浴を連想させる言葉なので、削除してはいけないのです。
投稿: | 2021年8月 5日 (木) 20時16分