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2024年11月 2日 (土)

今の世に言はぬが花か返り花

  

タイトルはブログ用の拙句ですが、句意をどう解釈しますか?

 

俳句は好き好きですが、川柳と異なり、ニュートラルな表現の俳句は鏡のように読み人次第で句意が様々に解釈されます

  

俳句の深よみ《龍の玉》をご覧下さい。

  

かっての封建的村社会的感覚では「言わぬが花」であることも、複雑な多様性の現代では明確に言うべきでしょうが、気を付けて言っているつもりでも、はっきり言うと聞き手次第で「パワハラだ」「セクハラだ」などと誤解されて非難されることもあります。

  

楽しみながら「一人連句」で「まんぽ俳句」や「川柳」を口ずさみ、TPO(time・place・opportunity)に合う表現方法を工夫していれば、いずれ・そのうちに、正確な言葉の使い方が身につくでしょう。

  

継続は力なり」です。「言葉の力」・「俳句の力」《癒し》」をご覧下さい。

  

「俳句HAIKU」をフォローして頂く方々のお役に立てば幸いです。

   

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2024年10月18日 (金)

秋の一茶記念館吟行(俳句の英訳と写真)

       

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冒頭の写真は、一茶記念館のパンフレットです。

ここをクリック(タップ)して、「一茶記念館」のホームページをご覧下さい

    

2024106日に京都の無鄰菴で開催された英語俳句(Haiku of Issa)の俳画教室を見学し、展示された色紙の一茶の俳句「かたつむりそろそろ登れ富士の山」の誤訳に気付き、英訳の添削についてアドバイスしました。

  

「かたつむりそろそろ登れ富士の山」について、子供の教育に参考になる解説記事があります。

ここをクリック(タップ)して、「園長日記」をご覧下さい。

    

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この写真は、10月13日に一茶記念館を訪れて撮った俳諧寺の傍の一茶像と「初夢に」の句碑です。

   

俳句は好き好き、解釈は読み人次第ですから様々な英訳が可能ですが、一茶記念館のホームページに掲載される一茶の俳句や「古典に親しむ」の「一茶の俳句集」などにより、折に触れて薫風士L.P. Lovee)なりに原句に忠実に翻訳しますので、フォローして頂けると幸いです。

   

痩蛙まけるな一茶是に有

(yase-gaeru makeruna issa koreni-ari)

  

Skinny frog!

Never lose!

Issa's here, supporting you_

  

初夢に故郷を見て涙かな

(hatsuyume-ni furusato-o-mite namida-kana)

   

bringing tears,

my native place appeared_

the first dream of new year

           

そば所と人はいうなり赤とんぼ

soba-dokoro-to hito-wa-yuunari akatonbo

  

the noted place for soba

so, people say_

red dragonflies

     

夕月や流れ残りのきりぎりす

yuu-getsu-ya nagare-nokori-no kirigirisu

  

the evening moon_

Katydids chirping,

left over from the flood

  

ここをクリック(タップ)すると、「ふくろう日記・別室」に、上記俳句の句碑・解説があります。

      

きょうからは日本の雁ぞ楽に寝よ

kyō-kara-wa nihon-no-gan-zo rakuni-neyo

  

from today

you are Japanese wild geese_

Sleep at ease!

       

是がまあ つひの栖か 雪五尺

(korega maa tsui-no-sumika-ka yuki-go-shaku)

    

Well, well !

my final dwelling_

the snow fifteen deep

     

(上記は、最後の写真の一茶の句碑の俳句の英訳です。)

  

雪とけて村いっぱいの子どもかな

(yuki-toke-te mura-ippai-no kodomo-kana)

   

the snow has melted,

full of children_

my native village

  

うまさうな雪や ふうわりふうわりと

umasou-na yuki-ya fuuwari-fuuwari-to

  

snow falling

softly and gently,

all seeming delicious

  

上記の翻訳は、世界一短い詩と言われる俳句の特徴を生かした薫風士(L.P Lovee)の簡潔な英訳です。

   

AIにアナログ勝るや一茶の忌

(eiai-ni anarogu masaru-ya issa-no-ki)

       (Kumpūshi)

  

superior to AI,

analog haiku_

memorial day of Issa

 (Translated by L.p.Lovee )

  

晩秋の北アルプスや朝餉窓

JAL-CITYホテル16階の展望レストランの北アルプスを望む窓辺で、バイキングと爽やかな風景を満喫しました。

(最後の写真をご参照下さい。)

        (薫風士)

    

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2024年10月 7日 (月)

秋の吟行《無鄰菴・英語俳画教室》

  

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2023年9月30日に京都市左京区の南禅寺界隈を吟行した記事「秋の蹴上・無鄰菴吟行(俳句と写真)」を多くの方ご覧頂いたと思いますが、今年(2024年)も句友に誘われて10月6日に無鄰菴を訪ねたところ、一茶の俳句の英訳を使用した俳画教室が開催されていました。

  

詳細は、ここをクリック(タップ)して、「日本の風」の「お知らせ」をご覧下さい。

  

俳画教室の主催者は芸大出身の方なので一茶の俳句の英訳の適正さの是非は不問にされているようでした。

  

かたつむりそろそろ登れ富士の山

   

この俳句は、次のとおり英訳すると良いと思います。

 

Climb Mt.Fuji,

slowly, slowly_

snail !

  

または、

   

Snail !

Climb slowly and slowly_

Mt. Fuji

  

上記は薫風士の英訳です。

展示されていた色紙の英訳は、次のとおり、不定冠詞があるため、明瞭な命令形になっていないので不適切です。

  

A snail_

climb Mt.Fuji

but slowly, slowly

  

俳句では助詞や切れ字、語順などが大切ですが、英語の俳句や英訳においても冠詞や前置詞、語順などが大切です。

  

「英語の俳句は単語を並べて置けば良い」という人がいますが、このセリフは、奥の深い俳句への入門の敷居を低くするための初心に対する言葉ですから、誤解しないで下さいね

 

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この写真は、蹴上の観光スポットである「ねじりまんぽ」です。

 

  

   

ここをクリック(タップ)して、「折々の《まんぽ俳句》(No.6)虚子の「去年今年」(夏井先生vs薫風士)」をご覧下さい。

  

国際俳句協会への薫風士の投稿「英語でわかる芭蕉の俳句」や俳句HAIKUの「文芸翻訳」の記事をフォローして頂けると幸いですが、英語俳句誤訳集《言葉の壁》」や「まんぽ俳句を楽しもう!」をご一読下さい。

(青色文字をタップすると、リンク記事が表示されます。)

  

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2024年5月 9日 (木)

アイリスの一輪咲くや躑躅散る

 

(airisu-no ichirin saku-ya tsutsuji chiru)

    

upon blooming of an iris,

flowers of azalea droop_

my garden

    

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タイトルは庭の季節の移ろいを表現するためのブログ用拙句です。

躑躅」は晩春の季語ですが、「アイリス」は初夏の季語です。

  

Photo

写真のように咲き誇っていた躑躅が散りはじめ、5月7日にはジャ-マンアイリスが一輪咲きました。

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Click here to see "Trip to Poland (Haiku and pictures; lecture on haiku)".

   

「チュヌの俳句・夏(Haiku of Chunu・Summer)」や「イタリア旅行」をご覧下さい。  

  

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2023年3月 1日 (水)

Haiku of Bashō(芭蕉300句 181~190)

    

降る音や耳も酸うなる梅の雨

(huru-oto-ya mimi-mo-suunaru ume-no-ame)

                           (181/300)  

the sounds of rain,

falling on plum-trees,

make my ears sour.

 

 

雲雀鳴く中の拍子や雉の声

(hibari-naku naka-no-hyōshi-ya kiji-no-koe)

                            (182/300)

cries of pheasants,

making rhythmical beats

among chirps of skylarks  

 

しばしまもまつやほととぎす千年

shibashima-mo matsu-ya hototogisu sen-nen

                           (183/300)

awaiting a cry of a little cuckoo,

for a short time_

as if for a thousand years

  

(注)

この俳句は「5--4」の破調です。

「松は千年竹は万年」という諺に因んで、「まつや」を「待つや」と「松や」の掛詞にしています。

   

五月雨や桶の輪切る夜の声

samidare-ya oke-no-wa-kiruru yoru-no-koe

                            (184/300)  

the early summer rain_

the tub’s hoop break:

the voice of night

   

(注)

この俳句をWEB検索すると、「桶の輪切る」を「箍が切れた」と解釈していますが、「桶の輪切れし」とか「桶の輪切れたる」という表現でないので、そのような解釈は誤りでしょう。

「夜の音」といわず「夜の声」と擬人的表現をして、「桶の箍が切れるほど強い五月雨に桶の水が溢れている音がする」のを比喩的に詠んだ俳句と解釈して、「切る」を「break」と不定詞(動詞の現在形の「s」を付けない原形)にして、仮定法現在で訳出しました。

ちなみに、「575訳」も次のとおり翻訳していますが、誤訳と言えるでしょう。  

in the summer rain

the hoop of the pail has split,

a sound of the night  

 

子ども等よ昼顔咲きぬ瓜むかん

kodomo-ra-yo hirugao-saki-nu uri-mukan

                           (185/300)   

Children!

Bindweeds are in bloom_

I’ll peel cucumbers for you.

 

 

五月雨や色紙へぎたる壁の跡

samidare-ya shikishi-hegi-taru kabe-no-ato

                           (186/300)  

the early summer rain_

a trace on the wall:

peeled-off poetry-card

  

田一枚植て立去る柳かな

ta-ichimai uete-tachisaru yanagi-kana

                            (187/300)  

upon planting rice

in a lot of paddy field,

there left a willow

 

蕣や是も又我が友ならず

asagao-ya koremo-mata waga-tomo-narazu   

                           (188/300)  

morning glories_

neither they

my companions

 

玉祭りけふも焼場のけぶり哉

tamamatsuri kyo-mo-yakiba-no keburi-kana

                            (189/300)   

today too_

the crematory

smoking

  

家はみな杖にしら髪の墓参

ie-wa-mina tsue-ni-shiraga-no hakamairi

                            (190/300)

the whole family_

visiting the grave,

with sticks and grey-haired 

 

2023年2月26日 (日)

Haiku of Bashō (210/300)《秋の風》

 

見送りのうしろや寂し秋の風

(miokuri-no ushiro-ya-sabishi aki-no-kaze)

   

(L.P. Lovee 訳)

seeing you off,

I feel lonely by my back

in the autumn wind

    

(575訳)

as I see you off

it is sad to see your back

in the autumn wind

   

(注)

この俳句は芭蕉が名古屋に滞在中に門人の野水が上方に出発した時の餞別吟です。

「見送りのうしろ」を「575訳」は「野水の背中」と普通の解釈をして英訳していますが、L.P. Lovee訳は「芭蕉db.」の下記の解説に従って「芭蕉の背中」と解釈して翻訳しています。

芭蕉のみが実態を知っていることでしょうが、いずれの解釈も当てはまるかもしれません。

芭蕉db.の解説

野水が上方に出発した。その見える影はと見送っていると、なぜか自分の背中に秋風を感じて寂しくなる。

   

Haiku of Bashō (209/300)《散柳》

  

庭掃て出ばや寺に散柳

(niwa-haite ide-baya-tera-ni chiru-yanagi)

     

I’d like to sweep the garden

before leaving the temple_

fallen willow leaves

   

(注)

この俳句は、「全昌寺を出立しようとする芭蕉に寺の若い僧たちが紙と硯をかかえてお堂の階段の下まで一句を求めて追いかけて来たので、とりあえず草鞋をはいたままで詠み書き与えた即興句」です。(「芭蕉db.」や「芭蕉会議」参照。)

   

  

Haiku of Bashō (208/300)《いなづま・稲妻》

  

いなづまを手にとる闇の紙燭哉

(inazuma-o te-ni-toru-yami-no shisoku-kana)

    

a shisoku-torch in the dark,

looking like lightning

taken with your hand

 

2023年2月24日 (金)

Haiku of Bashō (207/300)《名月》

  

名月や門に指くる潮頭

(meigetsu-ya kado-ni-sashikuru shiogasira

  

the harvest moon_

coming up to the gate,

the crest of tide wave

  

Haiku of Bashō (206/300)《月見》

 

けふの今宵寝る時もなき月見哉

 

(試訳A)

this evening_

I’ll have no sleep:

moon-viewing

  

(試訳B)

today's evening_

without sleeping,

moon-viewing

   

(注)

「切れ」には試訳A、Bいずれも「_」を用いていますが、Aのsleepは名詞なので句読点にコロン「:」を用い、Bのsleepは動詞なので句読点はコンマ「,」にしています。 

「けふの今宵」を 考慮してAは「I'll」と未来形に翻訳し、Bは文字通りの英訳にしました。

   

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Haiku of Bashō (205/300)《猫の恋》

  

麦めしにやつるる恋か猫の妻

(mugimeshi-ni yatsururu-koi-ka neko-no-tsuma)

  

a cat’s wife_

emaciated with boiled barley;

yet in love?

  

(注)

俳句の切字を英語で表現するには句読点(「_」や「,」「;」「:」)や疑問符「?」、感嘆符「!」などを適宜活用すると良いと思います。

  

2023年2月23日 (木)

Haiku of Bashō (204/300)《夕顔・秋・瓢》

 
夕顔や秋はいろいろの瓢哉
(yūgao-ya aki-wa-iroiro-no fukube-kana)

(試訳A)
moonflowers_
various gourds ripen
in autumn
 
(試訳B)
moonflowers_
various gourds made
in autumn



(注)
この俳句は、上五の「や」と下五の「哉」と、切字を二つ用いて、更に「5-8-5」の破調にしています
芭蕉は意図的に型破りの俳句にして、夏から秋への季節の移ろいの感慨を強調したのでしょうか
 
この俳句の解釈は夏に花を見て詠んだのか、秋に実を見て詠んだのか、定説が無いようですが、花を見て詠んだ俳句と解釈するのが妥当だと思います。(芭蕉db.参照
  
試訳Aは自然に実る瓢を詠んだという解釈で英訳し、試訳Bは色々な瓢箪が作られることを詠んだという解釈でシンプルな英訳にしました。
「575訳」は花を見て詠んだことを前提に、上記の何れの解釈にも当てはまる「5-8-5」のシラブルで、次の通り英訳しています。
  
bottle gourd flowers
in autumn all turn into gourds
of different shapes
 

2023年2月22日 (水)

Haiku of Bashō(203/300)《茸狩・夕時雨》

 

茸狩やあぶなきことに夕時雨

(takegari-ya abunaki-koto-ni yū-shigure)

   

mashroom gathering_

barely escaping dangerous happening:

seasonal rain in the evening

    

(注)

この俳句の「や」を「切字」と解釈して「_」を用いましたが、三段切れになります。

英語俳句の文脈から判断すると、「_」の代わりに「,」を用い、「:」で「happening」即ち「rain」であることを明瞭に表現する方が良いでしょう。

いずれにせよ、俳句の切字を英語で表現するには句読点(「_」や「,」「;」「:」)や疑問符「?」、感嘆符「!」などを適宜活用して、句意を簡潔・明瞭に表現すると良いと思います。

    

Haiku of Bashō (202/300)《秋涼し・瓜・茄子》

  

秋涼し手毎にむけや瓜茄子

(aki-suzushi te-gotoni-muke-ya uri-nasubi)

  

cool in autumn_

let’s peel respectively with hands

oriental melons and eggplants

   

(注)

この俳句は、松玄庵に招かれて出された料理に感謝を込めた句です。 (芭蕉db.参照

   

2023年2月21日 (火)

Haiku of Bashō (201/300)《萩》

  

蕎麦もみてけなりがらせよ野良の萩

(soba-mo-mite kenarigaraseyo nora-no-hagi)

   

look at buckwheat flowers, too

for making them envious_

wild bush-clovers

   

この俳句は、芭蕉が荘右衛門宅を訪問した際に蕎麦の花を見て、「けなりがらせよ(羨ましがらせよ)」と萩の花に呼び掛けている挨拶吟です。

芭蕉db.参照

Haiku of Bashō (200/300)《撫子》

  

酔て寝むなでしこ咲ける石の上

(yōte-nen nadeshiko-sakeru ishi-no-ue)

   

I’ll sleep drunken

on a rock with

pinks in bloom

  

Haiku of Bashō (199/300)《露けし・女郎花》

   

ひょろひょろと猶露けしや女郎花

(hyoro-hyoro-to nao-tsuyukeshi-ya ominaeshi)

  

slender,

yet dewy_

maiden flowers

   

Haiku of Bashō (198/300)《秋の風》

  

あかあかと日は難面もあきの風

(akaaka-to hi-wa-tsurenaku-mo aki-no-kaze)

  

red red_

the sun indifferent, but

autumnal wind

  

Haiku of Bashō (197/300)《秋》

   

秋来にけり耳をたづねて枕の風

(aki-kinikeri mimi-o-tazune-te makura-no-kaze)

    

autumn has come_

the wind of pillow,

coming to my ears

    

(注)

この俳句は、芭蕉が俳諧宗匠となった34歳の作です。

藤原敏行の歌「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる」(古今集)をパロディー化した句とのことで、「6-7-6」の破調です。(芭蕉db.参照

    

2023年2月19日 (日)

Haiku of Bashō (196/300)《枯芝・陽炎》

 

枯芝やややかげろふの一二寸

(karesiba-ya yaya-kagerou-no ichi-ni-sun)

   

the withered lawn_

one or two inches of

slight heat-haze

   

 

(注)

この俳句は、「枯芝」(冬の季語)と「陽炎」(春の季語)を用い、季節の移ろいを詠んだ句です