俳句の鑑賞 「後の月」
「後の月」は、陰暦八月十五夜に対して、陰暦九月十三夜の月。今年(2018年)は10月21日に当たり、秋の季語です。ちなみに、10月の満月は25日です。
三方(さんぼう)に栗や枝豆を盛って祭る習慣から「栗名月」「豆名月」などと呼ぶこともあります。
歳時記(俳誌のサロン)から「後の月」の俳句を気の向くままに抜粋させて頂きます。(詳細は青色文字「後の月」をクリックしてご覧下さい。)
(後の月1)
後の月鴫たつあとの水の中 (与謝蕪村)
療養の須磨に雲間の後の月 (田畑美穂女)
(後の月2)
木曽の痩もまだなをらぬに後の月 (松尾芭蕉)
芭蕉句碑照らし須磨なる後の月 (手島伸子)
(後の月3)
後の月賢き人をとふ夜かな (与謝蕪村)
鐘の無き火の見やぐらや後の月 (宮崎高根)
「俳句の鑑賞 <「名月」>」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2017/10/post-2f97.html
もご覧下さい。
(薫風士)
投稿: | 2020年10月25日 (日) 17時53分