時疫とて春場所侘し無観客
・春場所の拍子木響く館うつろ
・春場所や客無く響く仕切り声
・春場所や負けるなコロナウイルスに
・春場所の白鵬早しはたき込み
・春場所や八艘飛びの技の冴え
・春場所や巨体を叩く音重し
・春場所や白鵬優勝四十四
久しぶりに炎鵬が巧みな技の冴えを見せてくれたのが印象的でした。
無観客興行で声援が無いのは物足りませんが、四股名の呼び声や関取の仕切り前の叩く音、行司の声など、今場所のTV観戦ではよく聞こえ興味が湧きました。
「てふ」は、「という」意味の俳句で使われる古語ですが、「ちょう」と読みます。「呼出」は鶴竜を「かくりゅうふ」と言うなど、四股名を長引かせて呼ぶのに「ふ」を追加しているように聞こえました。
令和の最初の大相撲春場所はパンデミックとなったコロナウイルスの感染拡大予防のために史上初の無観客で開催されたことが将来語り継がれることでしょう。
久しぶりに千秋楽は2敗を喫した白鵬・鶴竜の横綱対決となりましたが、白鵬が依然として強さを示し44回目の幕内優勝を達成しました。
(「四十四」は「5・7・5」のリズムを整えるために「しじゅうよん」と読んで下さい。)
下記のURLをクリック、幕内取り組みのNHK動画をご覧下さい。
https://www1.nhk.or.jp/sports2/sumomovies/
(青色文字をクリックすると関連の記事をご覧になれます。)
9月19日は正岡子規の忌日「獺祭忌」です。
「芭蕉・子規・虚子の俳句、まんぽ写真・俳句などを楽しもう!(WEB特集)」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2020/09/web-1bc9.html
をご一読下さい。
「俳句の面白さ・奥の深さ」が分かりますよ。
(薫風士)
投稿: | 2020年9月25日 (金) 14時22分