2023年9月12日に俳句仲間と丹波篠山市の旧宿場町エリア「福住」を訪ね、丹波路ならではの吟行をエンジョイしました。
冒頭の写真は、丹波篠山市教育委員会発行のパンフレットの一部分です。
写真をタップ拡大してご覧下さい。
住吉神社の敷地にある重森三玲作の枯山水の庭園「住之江の庭」などの写真や拙句(まんぽ俳句)をご笑覧下さい。
稔り田や旧街道の一里塚
福住むてふ郷の稔田豊かなり
故郷を誇るガイドや秋の宮
住之江の庭の彼方は初黄葉
三玲作枯山水の庭時雨る
秋時雨厭はずガイド元教授
爽やかや枯山水のモダニズム
雨上がり枯山水の秋気澄む
せせらぎの煌めく畔秋の草
秋草を探り談笑俳句好き
爽やかに余生談議も句座の昼
福住や栗転がりしアスファルト
福住の一日惜しみつ栗拾ふ
夕餉にと拾ふ落栗篠山路
栗飯は舗装道の落ち栗ぞ
最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。
八月尽何の兆しか宵の空
(薫風士)
ウラジスラバ - シモノバさんの俳句を読んで思ったことを書きました。
写真は、8月31日の満月の空です。
空の雲の模様が「四季の雲(写真・俳句)《早春・春の雲》」の空に似て、何かが対峙して噛み合っているかのようにも見えます。
30日の「盆の月」は曇りで見えなかったので、31日の満月を愛で、世界の平和を祈りましたが、ウクライナ戦争の終結の兆しはありません。
日本経済新聞電子版8月27日付の「春秋」(写真参照)に、ウラジスラバ・シモノバさんの俳句が次のとおり引用されていました。
真っ青な空がミサイル落としけり
シモノバさんのウクライナ語俳句の翻訳の「空がミサイルを落とす」という表現は腑に落ちません。
ミサイルを落とすのは空ではなく、人間です。
次の仮想俳句や川柳に込める薫風士の思いを世界の人々がシェアしてくれることを祈っています。
ミサイルの打ち止めならず盆の月
(俳句)
月面へ覇権争い持ち込むな
(川柳)
月面や月の資源の権益については、「宇宙条約」が適用されるのでしょうが、国際条約が反故にされることが無いことを祈っています。
写真は、日本伝統俳句協会のカレンダー8月後半部分です。
写真をタップ拡大すると、掲載の俳句をご覧になれます。
「チュヌの便り」として2014年に掲載を始めた薫風士のブログは、2018年にチュヌが亡くなったのを契機に、ブログの名称を「俳句HAIKU」に変え、
キャッチフレーズを
World peace through HAIKU!
に改めました。
この写真は、「俳句HAIKU」のアクセス累計です。
「チュヌの便り」~「俳句HAIKU」の10年間のアクセス累計は、お陰様で8月30日(盆の月)に百万件の大台にのりました。
ブログ用の川柳擬きの拙句をご笑覧下さい。
満月やチュヌにアクセス百万に
百万のアクセス謝すや盆の月
盆の月馳せる思ひはウクライナ
月面へ競ふ先着盆の月
盆の月憂ふ未来の宇宙戦
満月や慈悲の心を月面へ
恙無き白寿目指すや盆の月
(薫風士)
ここをクリック(タップ)して、「花祭《21世紀の宗教・世界平和を考える》」をご一読下さい。
歳時記(俳誌のサロン)から「盆の月」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。
青色文字(季語)をタップして、例句の詳細をご覧下さい。
本音述べ後悔もあり盆の月
(後藤とみ子)
戦前派戦中派老い盆の月
(吉田多美)
話したきことの溢るる盆の月
(一民江)
最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。
(2025.6.13 更新)
写真は、親戚がくれた暑中見舞い状と、鴉か何かに食われた穴の開いた無惨な西瓜です。
2023年は8月23日の「処暑」が過ぎても残暑とは言いがたい猛烈な暑さが続いていますした。
ロシア軍がウクライナ侵攻を始めてから3年半が経ちましたが停戦は実現せず、イスラエルのシリア・ガザ地区などへの攻撃が続いています。
タイトルは、ウクライナなどの戦争の終結を祈りつつ詠んだブログ記事用の拙句です。
先日、日本経済新聞電子版8月27日付の「春秋」のコピー(写真参照)を後輩が送って呉れました。
その記事に、ウラジスラバ・シモノバさんの俳句が次のとおり引用されていました。
真っ青な空がミサイル落としけり
この俳句はシモノバさんがウクライナ語で詠んだ俳句の翻訳でしょうが、「空がミサイルを落とす」という表現は腑に落ちません。
ミサイルを落とすのは空ではなく、人間です。
自然現象は止めることが出来ませんが、人間のすることは止めることが出来ます。
この点を認識して原句が作られたのかどうか、ウクライナ語は知らないので、英語訳があれば是非それを見て確認したいものです。
「梅東風や届け世界にこの思ひ」が令和の人々の目の黒いうちに実現するとは思えませんが、その平和の祈りは、俳句を通じて続けることによって世界の人々にシェアして頂き、未来へつながれることを願っています。
青色の文字をタップして、薫風士などのリンク記事をご覧下さい。
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。
8月6日に句友のアレンジで、丹波篠山市の波々伯部(ほほかべ)神社の「祇園祭」を吟行しました。
薫風士の吟行句と写真をご覧下さい。
夏祭旧りし曳山デコノボウ
「山車」は夏の季語とされています。情景を鮮明に詠むには季重なりもやむを得ない場合もあると思いますが、季重なりの俳句は「ダメ句」とする選者もいます。
掲句を参考にする場合は選者の「嗜好」と「思考」の「好み」を考慮して下さい。
写真はタップすると、拡大してご覧にになれます。




青色文字をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。
7月29日、「弥生まち協 多世代交流日帰りバス旅行」に参加して、舞子公園を見物し、その後、ポ-トアイランドにある神戸どうぶつ王国を訪ねました。
冒頭の写真は、園内ガイドマップと参加者に配られた「神戸どうぶつ王国」のパンフレットの一部分です。
ここをクリックして、神戸どうぶつ王国・パークガイドをご覧下さい。
神戸どうぶつ王国は昨年12月に環境省から「認定希少種保全動物園」に認定されています。
持参のサンドウィッチとおにぎりの弁当を二階の「弁当持込エリア」で食べてから、「風のスタジアム」でバ-ドパ-フォ-マンスを見ました。
その後、園内を散策しましたが、珍しい動物や植物を目の当たりにして、つい、時間の経つのを忘れるほどでした。
名も知らない珍しい動物や植物を俳句に詠むのは至難の技ですが、自分なりに見たまま「まんぽ俳句」を口遊み、エンジョイしました。
薫風士のスマホ写真をタップ拡大してご笑覧頂き、写真と拙句を対比して間違いに気づかれた場合には、ご指摘頂けると望外の喜びです。
炎天下輪潜り巧み白鸚鵡
真夏日の園の飛翔や鷹の芸
片陰の砂にごろ寝は狼か
炎天下プレ-リ-ドッグ岩の上
ビーバーはごろ寝暑さに顎を出し
ホースライド日陰の親を振返り
緑蔭に豚も腹這ふ昼下り
川獺も夏陽避けるや岸に沿ひ
何を撮る日焼けの腕に大カメラ
葦見れば川獺の顔夏の池
薄衣を背に羽織るごとマレーバク
車椅子ベビーカ-行く夏の園
熱帯の森が主人や夏館
熱帯の森巡り行く夏着客
夏着客インコとアロー呼び交はし
ハシビロコウ見落としたるか夏の園
冷房の熱帯の森車椅子
熱帯の森の冷房心地良し
夏シャツの客を見物ナマケモノ
白シャツにウンチかけるなナマケモノ
夏の園人馴れしたるオウギバト
緑蔭にシロムネオオハシ動かざる
冷房に疲れ癒すや帰路のバス
猛暑日のガイド・運転謝し拍手
冷酒酌む一日の旅を無事に終へ
(薫風士)
青色文字(季語など)をタップすると、「歳時記(俳誌のサロン)」などの例句やリンク記事をご覧になれます。
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧になれます。
7月29日に「多世代交流日帰りバス旅行」に参加し、舞子公園を散策しました。
冒頭の写真は参加者に配られたパンフレットの一部分です。
最後に掲載している写真をタップ拡大してご覧になり、疑似吟行をして頂けると幸いです。
「舞子海上プロムナード」に初めて上がりました。海面から50mほどの高さにあり、一見の価値がありましたが、写真ではスリルを味わうことが出来ません。
写真を見ながら「まんぽ俳句」をご笑覧下さい。
夏潮を真下に渡る丸太かな
アイス売る海上喫茶おみくじも
夏潮の明石大橋自撮りの子
明石大橋仰ぐ彼方や夏の雲
大橋の鎖に掛かる夏の雲
夏空や孫文偲ぶ移情閣
炎天下明治天皇偲ぶ歌碑
夏帽子日傘行き交ふ舞子浜
(薫風士)
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧になれます。
(P.S. 2023.10.14)
米寿祝ぐ三田青磁や富士の山
(薫風士)
三田青磁の手作りの富士山を手作りの庭の日本列島に置き、米寿のお祝いの「まんぽ俳句会」をするのが夢です。
(2023.6.20の記事)
冒頭の写真は三田三輪明神窯史跡園のパンフレットの一部分です。
秋に開催する仲間の吟行の事前確認のために梅雨の晴れ間に三輪明神窯跡園を訪ねたところ、係の方が史跡園などの説明を丁寧にしてくれて、三輪神社に通ずる小道の案内もしてくれました。
俄雨(にわか雨)が上がるまでの雨宿り中に展示品を見ながら三田青磁の詳しい説明を聞くことができて非常に有意義でした。
五月雨や青磁史聞きつ雨宿り
五月雨や三輪明神の加護祈る
(薫風士)
「五月雨」は、「さみだれ」か「さつきあめ」か、いずれかに、俳句の定型リズム「5・7・5」にして詠んで(読んで)下さい。
写真をタップ拡大してご覧になると、三輪明神窯跡園の一端がわかるでしょう。
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧になれます。
(2024.8.13 更新)
「五月晴の吟行《ユニトピア》」をご覧下さい。
冒頭の写真は、琵琶湖水難供養像など、2024年6月29日の五月晴れの琵琶湖近江舞子の風景です。
梅雨の晴れ間の水遊びを楽しんでいる人々には、外国からの観光客もいるようでした。
(写真をタップ・拡大してご覧下さい。)
今もウクライナやパレスチナなど、戦禍に苦しんでいる人々がいることは悲しいことです。
「梅東風や届け世界にこの思ひ」や「夏祭り最後を飾る揚げ花火 《俳句XXX》」などをご覧下さい。
深田公園の写真は、2023年5月に新型コロナウイルス感染拡大防止の行動規制がインフルエンザ並になり、梅雨籠りで体力が衰えるといけないとの思いで、梅雨の晴れ間の五月晴れに散歩に出かけた時に撮った風景です。
五月晴れと言っても、雨上がりの曇り空です。
深田公園に行くと、ホロンピア館のマジックガラスの壁を鏡にして太極拳をしている人々やトレッキングに集まった元気な人々が談笑していました。
梅雨晴間トレッキングの老多し
トレッキング笑み集ひ行く五月晴
(薫風士)
トレッキングは6字なので5・7・5の定型に収めることは困難なので、上五の字余りとして用いて俳句のリズムを一応整えています。
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。
(2025.5.8 更新)
花は葉にソフトパワーの師の逝きて
句に遊び平和を愛づや花は葉に
葉桜や平和ありての句を口に
口遊まん平和の祈り花は葉に
「口遊まん」は「くちずさまん」と読み、「口ずさもう」と解釈して下さい。
(薫風士)
(高浜虚子)
青色文字をクリック(タップ)してリンク記事をご覧頂けると幸いです。
これらの写真は、武庫川の葉桜の風景と「希望の丘 句碑園」のパンフレットの一部分です。
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。
(P.S. 2025.4.25)
藤棚や老の手作り庭と磁器
(薫風士)
冒頭の拙句は、まんぽ道でお逢いした仲睦まじいご夫婦への存問の俳句で、写真は拝見した素晴らしい手作りの庭と磁器の一部分です。
(2023.5.3菩提寺存問の記事)
NHKが丹波市にある白毫寺の九尺藤の紹介をしていたので何年振りかに菩提寺を訪ねました。
「九尺藤」は藤の種類の呼称であり、藤の花の長さが実際に9尺(約3メートル)もあるわけではありません
拙句と写真を掲載します。ご覧下さい。
故郷や九尺藤で町起こし
薫風やおばあちゃんてふ道の駅
藤見たさ車延々田舎道
代田映ゆ藤見へ車遅々として
車列遅々代田へ早し用水路
蝌蚪の紐取りて遊びし溝は無く
菩提寺へ筍生ゆる山の道
薫風や七福神の迎ふ寺
風薫る一心橋を渡る庭
思ひ出の詰まる寺苑や風薫る
藤棚の下に構へる大カメラ
二人連れペットと愛でる藤の花
葉桜や十三羅漢居並びて
羽伸ばしくつろぐ孔雀春の午後
藤棚や池の辺(ほとり)に父の句碑
菩提寺や愛犬偲ぶ藤の花
(薫風士)
鐘楼より月代今ぞ見え初めし
青田風吹き抜けてゆく夕餉かな
(一楓)
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。
4月4日、花見日和に恵まれ幹事の配慮で俳句仲間と丹波篠山市ならではの楽しい花見の吟行をして、句会は、「バザールタウン篠山」にある「花ふじ」で昼食をすませて行いました。
拙句と写真を掲載します。
空青き花の城跡飛行雲
石垣に佇てばのどかな城下町
城跡を見返りあびる花吹雪
花見時解放したる市長室
市庁舎の高きより愛づ花の濠
市庁舎を城に似せたる花の町
花舞ひ来白亜の庁舎空青し
ウクライナ旗掲げ庁舎ののどけらし
茅葺の赤きポストや花舞ひ来
デカンショの踊りの像や飛花の舞
篠山の流れはいづく花筏
そろそろと花のトンネル行く車
篠山や花のトンネル抜け句座へ
花を愛で昼餉に愛でる地酒かな
丹波路や帰路の花見も満喫す
平和なる日本の春を謳歌して
丹波路の花の一日を惜しみけり
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「和文俳句」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
新聞記事の写真は句友が呉れた読売新聞の切り抜きです。
タイトルは、ブログ用の拙句です。
「背」は、「5-7-5」のリズムにするために、「せな」と読んで下さい。
パンフレットの写真は、「ひとはく通信 ハ-モニー」(118号)の一部分です。タップ拡大して解説をご覧下さい。
春分の日なので好天を期待していましたが、あいにくの雨になり、「ひとはく」の新館で本を読んだり、小鳥の標本を見たりして過ごしました。
何事にせよ、「良かれ」と思ってアドバイスしても、「押し付けは嫌だ」と、反発を招くことがよくあるので、なるべく「不言実行」で「背を見せる」ように心がけていますが、ままになりません。
それでも、「いずれわかるだろう」と、諦めないで自分に言い聞かせているこの頃ですが、元気な子供が居るのは嬉しいことです。
「ひとはく」で愛でる自然や彼岸の日
「新館」の仕掛け巧みや春の雨
春雨の音リズミカル鎖樋
春雨や見てるつもりが見られをり
下からも上からも見ん山笑ふ
暖かや親の背見て子は育つ
(薫風士)
最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。
2023年3月14日、句友と丹波篠山の雛祭りを見に行き、篠山城大書院•武家屋敷安間家資料館•青山歴史村•歴史美術館を4館共通券(600円)で巡りました。
写真と拙句を掲載しますが、バザールタウン篠山の駐車場で句友を待っている間に、軽トラがよく行き来したので、先ず1句詠みました。
軽トラの行き交ふ丹波春浅し
城跡を望む花芽のなほ硬し
白鷺も鵜もゐる濠や春浅し
青き踏み濠辺に立てば鷺飛びぬ
白鷺も青鷺もゐし春の濠
御祓(みそぎ)とて竹樋に流す紙の雛
水琴窟春の煌めき樋を流れ
雛流す水琴窟の音清し
句に遊び篠山城趾青き踏む
城跡や天道虫が下萌に
デカンショ館鎧と雛の威容かな
春ともし写真禁止の美術品
春日陰法廷跡の被告席
白梅や無文銭てふ庭に映ゆ
下萌や青山銭の石囲
春風やお伽草子の大絵巻
目纏の舞ひたる庭の春日向
武家屋敷小さき紅梅庭隅に
暖かや別れを惜しむ立ち話
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「和文俳句」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
「まんぽ俳句」とは、「散歩」を「万步」や「漫歩・漫遊」などの掛詞にした薫風士の造語です。
「俳句は好き好き」と割りきって、健康長寿を目指して、まんぽ俳句を口ずさんでいます。
頼もしき無邪気な幼春の園
春浅き家路の子らの声元気
春めくや老の感慨一入に
まん步にはマスク忘るな花粉症
庭隅に植ゑし球根芽を出しぬ
不死鳥に剪定したる垣根杉
杉垣根花粉は嫌と花芽切る
小さくとも松竹梅あり庭の春
朝日さす舗装工事や暖かし
3.11の今日は夏日になるところもあるそうです。
福島の復興が未来志向で促進されることを祈っています。
(薫風士)
俳句HAIKUの最新の記事を見るには、この青色文字の俳句HAIKUをタップして下さい。
(上記の写真)
常勝寺のパンフレット(一部分)と
読売新聞記事(切り抜き)
2月11日の建国記念日に行われた丹波市・常勝寺の追儺式「鬼こそ」を句友と吟行した際の写真を掲載します。
写真を見ながら、思いつくままに吟行紹介の拙句を逐次掲載しますが、皆さんも追体験・疑似吟行をして頂けると幸いです。
丹波路の低き山並春浅し
鬼こそへ三百六十五段をも
千年の杉を仰ぐや春の磴
稚児縋る大師の像や寺の春
仁王像目を光らせて鬼やらい
鬼こその法螺貝響き尉(じょう)舞ひ來
この句の「尉」は、「老翁」ではなく、「炭火の白い灰」の意味です。
追儺式世界平和を祈る声
寿老尊笑み綻ばす追儺式
般若経の転読はやし鐘太鼓
「はやし」は「早し」と「囃し」の掛詞です。
里山へ法螺響かせて鬼やらい
鬼こそに目を輝かせ肩車
御堂裏鬼残雪に出番待ち
鬼の剣幼仰ぐや鬼やらい
鬼こそや童仙人面の笑み
鬼こその由来知りたき追儺式
(薫風士)
NHK関西ブログによると、常勝寺は桜も楽しめるのでまた吟行に行きたいと思います。
(2023.12.16 更新)
冬霧に朝日の霞む並木道
ここをクリック(タップ)して、「《冬霧》丹波並木道中央公園」をご覧下さい。
十八番パターを急かす冬の霧
12月15日なのに10月並みの気温に恵まれて、曇りながら時雨ることもなく今年最後の健康管理ゴルフを仲間とエンジョイしました。
掲句は、夜は雨が降る予報で18番ホ-ルではクラブハウスが霧に霞み始め、パットを急ぎながら頭に浮かんだ駄句(まんぽ俳句)です。
この写真はクラブハウスのレストランの一角です。
地酒は自腹でしたが、友達の誕生日優待券のお陰で美味しい鰻重をご馳走になりました。
(2023.2.8 の記事)
2月8日は「針供養」の日ですが、最近は針仕事や針供養をする主婦は殆ど居ないでしょう。
今朝の日の出は靄にくっきりと見えました。
春もややけしきととのふ月と梅
(芭蕉)
歳時記(俳誌のサロン)から、気の向くままに例句を抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細は青色文字(季語)をクリックしてご覧下さい。
濃きものは淡きに食はれ山霞
(鷹羽狩行)
曳船の霞んで上る隅田川
(及川澄江)
月斗忌の海おほいなる霞かな
(島谷征良)
大霞比良白嶺を浮き立たす
(沢田清子)
白内障の故か万物遠霞
(大橋晄)
春なれや名もなき山の薄霞
(芭蕉)
夕霞川面見下ろす露天風呂
(丸山酔宵子)
高階の都心眺望遠霞
(安原葉)
「靄」の例句を、なるべく宣伝の無いサイトから、気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。
詳細は青色文字をクリック(タップ)してご覧下さい。
「俳句季語一覧ナビ」の例句から1句
靄中にうく日輪や花菜雨
(西山泊雲)
「575筆まか勢」《冬の靄》から1句
冬の靄クレーンの鉤の巨大のみ
(山口青邨)
(薫風士)
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。
タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。