« 俳句《梔子の花》 | メイン | 俳句《パリ五輪「日焼」と「汗」》 »

2024年8月 3日 (土)

俳句「猛暑」「俄雨」《夏の橋立吟行》

     

_124844_124914

2022年10月に天橋立を訪ねた際に書いた記事「秋の天橋立《バス旅行の写真と俳句》」を読んで頂いた方もあると思いますが、2024年7月27日の猛暑に家族で天橋立を訪ねました。

     

こうのとり待ちたるホ-ム酷暑かな

冷房にほっと一息こうのとり

夕立に駆け込み茶屋の昼餉愛づ

冷酒のチョイ飲みセット愛でにけり

「あなたとの出逢いに乾杯」と気の利いた台詞が箸の包みに書いてあります。

この老舗「ちとせ茶屋」はキャッチフレーズを巧みに利用しており、応対も「気が利いて」、「記の効いた」・「機の効いた」文化度の高い現代的老舗と思いました。

写真をタップ拡大してご覧下さい。

          

_104447_135948_13261120240727_142046

   

   

  

   

「冷房」や「夕立」は夏の季語ですが、「猛暑」や「俄雨」は歳時記に季語として認知されていないようです。

 

「俄雨夜中に降れど夕立と」 まんぽ俳句を詠むメモ代わりに撮った写真を掲載しますが、俳句結社の俳句会などに投句する場合は、主宰やメンバ-の好みを考慮して推敲すれば良いとして、日記代わりの「まんぽ俳句」を口遊んでいます。

皆さんも写真を見て疑似吟行をして頂けると幸いです。

     

俄雨上がり昼餉を終へ街へ

俄雨炎暑を冷やし心地良し

(にわたずみ)塔を映して風涼し

猛暑日の雨後の智恩寺涼しけり

晴れ男愛づや廻旋の橋 

雨宿りの昼餉のお陰でタイミングよく、珍しい廻旋橋の廻旋情景を見物出来ました。

ここをクリック(タップ)して、天橋立観光協会の観光ガイドで廻旋橋の解説・動画をご覧下さい。)

   

モノレールの窓曇らせし夏の雨

橋立や夏の雲を股のぞき

股のぞき夏の橋立登り龍

股のぞきパリにつながる夏の海

股のぞきビューランドの風涼し

炎天下なかよし地蔵穏やかに

リフトにて橋立愛づや夏の風

            (薫風士)

   

_142100_14225820240727_142357_144743_14454720240727_14480920240727_153637_154925_152935

_153435_160652

最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

 

コメント

2024.12.12 更新

2024.9.7 更新

コメントを投稿