丹波篠山雛祭り《吟行の写真俳句》
2023年3月14日、句友と丹波篠山の雛祭りを見に行き、篠山城大書院•武家屋敷安間家資料館•青山歴史村•歴史美術館を4館共通券(600円)で巡りました。
写真と拙句を掲載しますが、バザールタウン篠山の駐車場で句友を待っている間に、軽トラがよく行き来したので、先ず1句詠みました。
軽トラの行き交ふ丹波春浅し
城跡を望む花芽のなほ硬し
白鷺も鵜もゐる濠や春浅し
青き踏み濠辺に立てば鷺飛びぬ
白鷺も青鷺もゐし春の濠
御祓(みそぎ)とて竹樋に流す紙の雛
水琴窟春の煌めき樋を流れ
雛流す水琴窟の音清し
句に遊び篠山城趾青き踏む
城跡や天道虫が下萌に
デカンショ館鎧と雛の威容かな
春ともし写真禁止の美術品
春日陰法廷跡の被告席
白梅や無文銭てふ庭に映ゆ
下萌や青山銭の石囲
春風やお伽草子の大絵巻
目纏の舞ひたる庭の春日向
武家屋敷小さき紅梅庭隅に
暖かや別れを惜しむ立ち話
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2024.12.6 更新
投稿: | 2024年12月 6日 (金) 19時51分