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2019年1月20日 (日)

俳句に親しむ <『待春』の俳句>

  

Img_2218・少年を枝にとまらせ春待つ木 (西東三鬼

掲句は合本歳時記の例句ですが、「待春」は「春近し」よりも主観的で、待ちわびる気持ちが強い(冬の季語)、と解説されています。

  

掲載の写真はカラー図解日本大歳時記の季語「春待つ」の解説ページです。写真にない部分には、「目を開いて眺めた風景というよりも、瞼のうらに思い描くとき。ことに雪深い地では、待春の情はひとしお切実なものがあろう。(飯田龍太)」とあります。

      

筆まか勢」に「春待つ」の例句が無数にありますが、盲目の俳人・緒方句狂の例句「我が杖も春待つものゝ一つかなが目にとまりました。この句は、盲目などの事情で作者にとって杖が不可欠のものであることを知って初めて作者の思いが十分理解できる一例でしょう。

高浜虚子時ものを解決するや春を待つ」という句を40歳の時(1914年、大正3年)に作っています。この年には第一次世界大戦勃発など大事件が次々と発生しています。

   

歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに「待春」の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。

 

(歳時記「待春」の詳細や関連の記事は青色文字をクリックしてご覧下さい。)

 

・待春や氷にまじるちりあくた (河合智月

・待春の心が先に歩きをり (稲畑汀子

・待春や出窓に並ぶ植木鉢 (木村てる代)

・待春の伊豆の波音聞く宿り (安原葉)

・待春や日差し明るくなればなほ (大橋晄)

   

最後に拙句を掲載させて頂きます。

待春や夢を求めて果てしなく (薫風士)

  

 

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