タイトルは、ブログ用の拙句です。
「背」は、「5-7-5」のリズムにするために、「せな」と読んで下さい。
パンフレットの写真は、「ひとはく通信 ハ-モニー」(118号)の一部分です。タップ拡大して解説をご覧下さい。
春分の日なので好天を期待していましたが、あいにくの雨になり、「ひとはく」の新館で本を読んだり、小鳥の標本を見たりして過ごしました。
何事にせよ、「良かれ」と思ってアドバイスしても、「押し付けは嫌だ」と、反発を招くことがよくあるので、なるべく「不言実行」で「背を見せる」ように心がけていますが、ままになりません。
それでも、「いずれわかるだろう」と、諦めないで自分に言い聞かせているこの頃ですが、元気な子供が居るのは嬉しいことです。
「ひとはく」で愛でる自然や彼岸の日
「新館」の仕掛け巧みや春の雨
春雨の音リズミカル鎖樋
春雨や見てるつもりが見られをり
下からも上からも見ん山笑ふ
暖かや親の背見て子は育つ
(薫風士)
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3月14日、句友と丹波篠山の雛祭りを見に行き、吟行しました。
篠山城大書院•武家屋敷安間家資料館•青山歴史村•歴史美術館を4館共通券(600円)で巡りました。
写真と拙句を掲載します。
バザールタウン篠山の駐車場で句友を待っている間に、軽トラがよく行き来したので先ず1句詠みました。
軽トラの行き交ふ丹波春浅し
城跡を望む花芽のなほ硬し
白鷺も鵜もゐる濠や春浅し
青き踏み濠辺に立てば鷺飛びぬ
白鷺も青鷺もゐし春の濠
御祓(みそぎ)とて竹樋に流す紙の雛
水琴窟春の煌めき樋を流れ
雛流す水琴窟の音清し
句に遊び篠山城趾青き踏む
城跡や天道虫が下萌に
デカンショ館鎧と雛の威容かな
春ともし写真禁止の美術品
春日陰法廷跡の被告席
白梅や無文銭てふ庭に映ゆ
下萌や青山銭の石囲
春風やお伽草子の大絵巻
目纏の舞ひたる庭の春日向
武家屋敷小さき紅梅庭隅に
暖かや別れを惜しむ立ち話
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「まんぽ俳句」とは、「散歩」を「万步」や「漫歩・漫遊」などの掛詞にした薫風士の造語です。
「俳句は好き好き」と割りきって、健康長寿を目指して、まんぽ俳句を口ずさんでいます。
頼もしき無邪気な幼春の園
春浅き家路の子らの声元気
春めくや老の感慨一入に
まん步にはマスク忘るな花粉症
庭隅に植ゑし球根芽を出しぬ
不死鳥に剪定したる垣根杉
杉垣根花粉は嫌と花芽切る
小さくとも松竹梅あり庭の春
朝日さす舗装工事や暖かし
3.11の今日は夏日になるところもあるそうです。
福島の復興が未来志向で促進されることを祈っています。
(薫風士)
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(上記の写真)
常勝寺のパンフレット(一部分)と
読売新聞記事(切り抜き)
2月11日の建国記念日に行われた丹波市・常勝寺の追儺式「鬼こそ」を句友と吟行した際の写真を掲載します。
写真を見ながら、思いつくままに吟行紹介の拙句を逐次掲載しますが、皆さんも追体験・疑似吟行をして頂けると幸いです。
丹波路の低き山並春浅し
鬼こそへ三百六十五段をも
千年の杉を仰ぐや春の磴
稚児縋る大師の像や寺の春
仁王像目を光らせて鬼やらい
鬼こその法螺貝響き尉(じょう)舞ひ來
この句の「尉」は、「老翁」ではなく、「炭火の白い灰」の意味です。
追儺式世界平和を祈る声
寿老尊笑み綻ばす追儺式
般若経の転読はやし鐘太鼓
「はやし」は「早し」と「囃し」の掛詞です。
里山へ法螺響かせて鬼やらい
鬼こそに目を輝かせ肩車
御堂裏鬼残雪に出番待ち
鬼の剣幼仰ぐや鬼やらい
鬼こそや童仙人面の笑み
鬼こその由来知りたき追儺式
(薫風士)
NHK関西ブログによると、常勝寺は桜も楽しめるのでまた吟行に行きたいと思います。
(2023.12.16 更新)
冬霧に朝日の霞む並木道
ここをクリック(タップ)して、「《冬霧》丹波並木道中央公園」をご覧下さい。
十八番パターを急かす冬の霧
12月15日なのに10月並みの気温に恵まれて、曇りながら時雨ることもなく今年最後の健康管理ゴルフを仲間とエンジョイしました。
掲句は、夜は雨が降る予報で18番ホ-ルではクラブハウスが霧に霞み始め、パットを急ぎながら頭に浮かんだ駄句(まんぽ俳句)です。
この写真はクラブハウスのレストランの一角です。
地酒は自腹でしたが、友達の誕生日優待券のお陰で美味しい鰻重をご馳走になりました。
(2023.2.8 の記事)
2月8日は「針供養」の日ですが、最近は針仕事や針供養をする主婦は殆ど居ないでしょう。
今朝の日の出は靄にくっきりと見え、国際俳句協会のホームページに翻訳を投稿した芭蕉の俳句がふと浮かび、このブログ記事を書くことにしました。
春もややけしきととのふ月と梅
(芭蕉)
この芭蕉の俳句を深読みして掛詞として翻訳し、国際俳句協会のHPに投稿しました。
ここをクリックして、「英語でわかる芭蕉の俳句」をご覧下さい。
歳時記(俳誌のサロン)から、気の向くままに例句を抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細は青色文字(季語)をクリックしてご覧下さい。
濃きものは淡きに食はれ山霞
(鷹羽狩行)
曳船の霞んで上る隅田川
(及川澄江)
月斗忌の海おほいなる霞かな
(島谷征良)
大霞比良白嶺を浮き立たす
(沢田清子)
白内障の故か万物遠霞
(大橋晄)
春なれや名もなき山の薄霞
(芭蕉)
夕霞川面見下ろす露天風呂
(丸山酔宵子)
高階の都心眺望遠霞
(安原葉)
「靄」の例句を、なるべく宣伝の無いサイトから、気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。
詳細は青色文字をクリック(タップ)してご覧下さい。
「俳句季語一覧ナビ」の例句から1句
靄中にうく日輪や花菜雨
(西山泊雲)
冬の靄クレーンの鉤の巨大のみ
(山口青邨)
(薫風士)
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タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。
(P.S. 2023.9.14)
丹波篠山市吟行の記事を纏めました。
ここをクリック(タップ)して、「四季の吟行《丹波篠山市》」をご覧下さい。
(2023.1.12の記事)
初戎丹波の一日惜しみけり
(写真)
令和5年1月17日現在の俳句HAIKUへのアクセス累計が縁起の良い数字「880,770件」なので記念に掲載しました。
2023年1月10日に丹波篠山市の戎神社や「まけきらい稲荷」などを俳句仲間と吟行し、200年の由緒ある玉川楼で昼食を頂き、初句会をしました。
拙句の青色文字(季語など)をタップすると、歳時記(俳誌のサロン)や「575筆まか勢」の例句、観光案内記事などをご覧になれます。
吟行地紹介の写真をタップ拡大して、疑似吟行をして頂ければ幸いです。
丹波路や冬靄の峰朝日差し
初戎へ河原町てふ城下街
水音の淑気の磴や朱の鳥居
興味があれば、「HAIKU (バイリンガル英語俳句) 」の「芭蕉300句の英訳」をご覧下さい。
凶とても御陰はあるよ初御籤
本経寺主に焚火もてなされ
扁額の句集は読めず時雨る軒
注連飾り格子戸潜り句座に就く
初句会硝子障子の庭を愛で
初句会俳句論議も楽しみて
熱燗に鯖街道とふ膳を愛で
牡丹鍋メニューに惜しみ句座の昼
(薫風士)
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(2023.12.10 更新)
俳句を市民の文化としてエンジョイしよう!
青色文字をタップ(クリック)して、「俳句の比喩と掛詞《白鳥》」や「猿回し《季語とは何か》」をご覧下さい。
「歳時記(俳誌のサロン)」の「里芋」の例句を1句抜粋・掲載させて頂きます。
・山芋と里芋うまし里帰り
(村越化石)
冒頭の写真の里芋に詠んだ拙句を3句:
里芋を共に食ひたる友は逝き
故郷を想ひ里芋求めけり
里芋や妻の憂ひは物価高
(薫風士)
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。
(写真)皇居前の堀
タップ・拡大すると、水鳥が一羽見えます。
「歳時記(俳誌のサロン)」や「575筆まか勢」から気の向くままに例句を抜粋・掲載させて頂きますが、最後に掲載した水鳥の写真と日記代わりの拙句も作句のヒント・ご参考になれば幸いです。
青色の文字をタップすると例句の詳細が表示されます。
・水鳥の餌に寄り来しはヌートリア
(大橋敦子)
・水鳥の陽光こぼす嵯峨野かな
(片岡久美子)
・水鳥の影紫に余呉の湖
(木村傘休)
・古利根や朝靄うすれ浮寝鳥
(岸恒雄)
・琵琶湖より余呉湖は昏し浮寝鳥
(藤井啓子)
・水鳥の水尾の静かに広かりし
(高浜年尾)
・いざこざのなき隔たりに浮寝鳥
(高澤良一 )
最後に拙句と写真を掲載します。
・水鳥や用心深き人嫌
・浮寝鳥都心の堀の片隅に
・よく見れば彼方の陰に浮寝鳥
・マンションの映ゆる水面や浮寝鳥
・漣(さざなみ)の移ろひ静か浮寝鳥
・束の間の微睡なりや浮き寝鳥
・浮寝鳥一声上げて動き出す
・一声を聞きつけ飛翔浮き寝鳥
・点々と日の出の翳の浮寝鳥
・朝靄の漂ふ水面鴨の群
・溜池の中州に宿る親子鴨
・立ち去りし後の岸辺へ浮き寝鳥
(薫風士)
(写真)
深田公園や車池公園、三田谷公園の池
タップ拡大すると水鳥が見えます。
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タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。
「カラー図説 日本大歳時記」
1981年発行「猿回し」の解説ページ
タップ拡大してご覧下さい。
ウイキペディアによると、猿回しは、「4500年前のメソポタミア文明に職業としてあったが、日本には奈良時代に中国から伝わり」、「昭和30年代(1955年 - 1964年)にいったん絶滅した[6]」が、「1978年(昭和53年)に周防猿まわしの会が猿まわしを復活させ、現在は再び人気芸能となっている。」とのことです。
正月の行事(牛馬の厄払い)として行われた「猿回し」は、現在では本来の宗教的行事ではなく「大道芸」として親しまれていますから、選者の選句で「猿回し」を「正月の季語」として厳密に適用されると違和感があります。
松尾芭蕉は「不易流行」(ふえきりゅうこう)と言い、高浜虚子は「古壺新酒」(ここしんしゅ)と言っています。
「季語」は古い歳時記の分類に捉われず、弾力的に運用すれば良いでしょう。
健康長寿の俳句をエンジョイするためには、「正月」でなくとも、「季重なり」になっても、あまり気にせず、実際の猿回しの情景を素直に詠んで句作を楽しめば良いと思っています。
猿曳やアナクロ専制如何にせむ
(薫風士)
掲句は川柳擬き・俳句擬きのブログ用俳句ですが、「575筆まか勢」や「歳時記(俳誌のサロン)」から「猿回し」の「季重なり」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細は青色文字をタップ(クリック)してご覧下さい。
(575筆まか勢)
竹馬をよけて通るや猿まはし
(高浜虚子)
寺の門に猿曳憩ふ百日紅
(寺田寅彦)
(歳時記)
花吹雪人だかりして猿廻し
(松沢久子)
梅の下掛声高き猿回し
(古川さかえ)
秋日和猿回しゐる天満宮
(長濱順子)
曳猿の空を見てゐる梅白し
(宇都宮敦子)
先日句友と「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」にて吟行し、日記代わりに詠んだ猿回しの拙句と写真を掲載します。
2022年12月17日(土)18日(日)には、神戸モンキーズ劇場にて特別公演(手話を取り入れた猿まわしショー)をするとのことですが、機会があれば夜のイルミネーションに吟行をしたいと思っています。
日溜まりに人待ち顔の猿回し
猿回し電飾用の馬像背に
句材にと話しかけたる猿回し
佳い句をと祈って呉れし猿回し
猿回し八艘飛びを十八番(おはこ)とし
しくじりも演技の一つ猿回し
曳猿のお辞儀頭を地に付けり
猿曳の弁舌に乗り笊へ札
さよならの手振り合はすや猿回し
「マイちゃん」の八艘飛びの動画をご覧下さい。
(動画は句友が撮ってくれたものです。)
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(P.S. 2022.12.20)
(写真)
弥生が丘コミュニティセンターの入口や廊下に飾られていたリースや展示をスマホで撮ったものです。タップ拡大してご覧下さい。
12月20日、俳句投稿の葉書を郵便ポストに投函する際に、「カフェーやよい」でコーヒーを頂きました。
コロナ禍で開催中止になっていた「カフェーやよい」が久しぶりに開催され、来年1月も開催する予定とのことですが、コロナ感染拡大第8波が年末年始の忘年会や新年会の開催によって急拡大しないことを祈るばかりです。
(2022.11.13)
11月11日、「同期の飲み会」に参加した前後の時間を活用して梅田・中之島公園界隈を吟行したところ、街路樹がクリスマスのイルミネーション並木となっていました。
歳時記(俳誌のサロン)や「575筆まか勢」から「聖夜」や「クリスマス」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細は青色文字の季語をタップしてご覧下さい。
(聖夜1)
聖夜劇村人Aの役は吾子
(稲畑廣太郎)
(聖夜2)
雪降らす子が出て終る聖夜劇
(平田紀美子)
(聖夜3)
玻璃越しの眼下に梅田聖夜の灯
(橋本靖子)
(聖夜4)
猫の見る猫の番組聖夜かな
(田中信行)
(クリスマス1)
クリスマス路面電車は雨に濡れ
(南村健治)
(クリスマス2)
友集ひフォンデュを囲むクリスマス
(辰巳比呂史)
(クリスマス3)
自分へのプレゼント買ひクリスマス
(増田甚平)
(クリスマス4)
原宿の街煌めきてクリスマス
(田中藤穂)
(クリスマス5)
消灯のナースにメリークリスマス
(林徹也)
(575筆まか勢)《聖夜》
みなとみらい天まで点し聖夜来る
(岡田文子)
ほろ酔ひの一歩に揺らぐ聖夜の灯
屋台とは聖夜に背向け酔ふところ
(佐野まもる)
(575筆まか勢)《クリスマス》
雪になるはずがかく晴れクリスマス
(久保田万太郎)
長崎に雪めづらしやクリスマス
(富安風生)
離陸せぬうちに眠れりクリスマス
(夏井いつき)
(写真)
マンションで開催されるクリスマス会のピアノの練習をしている孫。
わが孫もクリスマス会ピアノ弾く
(薫風士)
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紅葉狩りに遠出をしなくても、「健康管理のゴルフ」や漫歩で「花と緑の街」の錦秋の紅葉狩をエンジョイしています。
とは言っても、京都の紅葉の名所を満喫する吟行をしたいと思っています。
昨日は秋雨でしたが、今日は朝から秋日和となり、「錦秋」の「ひとはく」周辺の深田公園を散歩し、我が街讃歌の駄句を口遊みました。
錦秋の花と緑の街まん歩
玻璃の壁池の細波紅葉映ゆ
水澄みてアートの池に映ゆる空
太極拳向かふ玻璃壁紅葉映ゆ
風に舞ふメタルアートに映ゆ紅葉
紅白の帽子の列や秋の園
秋麗ローラースケート公園へ
先々月、「プレバト《金秋戦2022》の俳句を考える」という記事を書きましたが、「錦秋」の深田公園の朝の「まん歩」をして、句作をエンジョイしました。
拙句を前座に掲載しますが、俳句は好き好きです。
写真を掲載しますので疑似吟行をして頂けると幸いです。
「金秋」と「錦秋」の違いは、ここをクリックして「WNウエザーニュース」をご参照下さい。
「秋晴や」は「あきばれや」と読まず「しゅうせいや」と読むと、「秋声や」と同音異義になります。
いずれにせよ、「遠足」が晩春の季語とされていますので、掲句は「季重なり」になりますが、ブログ記事用に敢えてありのままに詠みました。
「著名俳人の『季重なり』俳句集」をご覧下さい。
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この写真は恐竜が対峙しているように見えた雲が面白くて撮ったものですが、ロシア(共産主義・専制国家圏)とウクライナ(資本主義・自由主義国家圏)が対峙している象徴として掲載しました。
プーチン大統領専制下のロシア軍のウクライナ侵攻が終結することを祈って書いた「花祭《21世紀の宗教・世界平和を考える》」をご覧下さい。
世界の平和があればこそ日本の平和も維持できるでしょう。
水澄むや心清ませば分かること
(薫風士)
世界の指導者が疑心暗鬼を生む対処的政策ばかりでなく、長期的観点で公明正大な政治を推進してくれることを切望して、拙句を口ずさみました。
秋澄むや思ひ馳せるはウクライナ
水澄みしド二プル川を血に染むな
混沌の宇宙の摂理秋澄みぬ
水澄むや本音を言えば失言に
政界の濁沈まるか秋の水
「梅東風や届け世界にこの思ひ」や「戦争と平和(俳句と川柳:終戦記念日特集)」をご覧下さい。
丹波路の水分かれ橋や水澄めり
虹の木てふアートを映し水澄みぬ
秋澄むや福島池を巡る園
秋澄むや句友と巡る池の園
秋水の煌めく水車蔵の庭
掲句は故郷の秋を詠んだ拙句ですが、新型コロナ感染拡大防止の自粛も解除されたので、遠出の吟行をエンジョイしたいものです。
「楽しい秋の旅《秋吉台・錦帯橋・etc.》」や「京都の旅《写真俳句集》」をご覧下さい。
水澄みて澄みて水無きごとくかな
(吉村玲子)
上記の「水澄みて」の俳句は国際俳句協会第21回俳句大会伝統俳句協会賞受賞句です。
歳時記(俳誌のサロン)の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細は青色文字(季語・タイトル)をクリック(タップ)してご覧下さい。
(水澄む1)
水澄みて由良の上流なりしかな
(稲畑汀子)
(水澄む2)
水澄めり今日何ほどを働きし
(岡本眸)
(水澄む3)
水澄みて四方に関ある甲斐の国
(飯田龍太)
(水澄む4)
水澄んで木の葉一枚流れ来る
(深見けん二)
(水澄む5)
山気澄み水澄む里の曼珠沙華
(落合絹代)
(水澄む6)
富士全容映ゆる湖水澄めり
(高木邦雄)
(秋澄む)
杞陽句碑但馬の国の秋澄める
(西村しげ子)
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思い出の写真俳句を作ろう!
(写真)菊正宗のパンフレットの表紙
写真はタップして拡大出来ます。
(青色文字をタップしてリンク記事をご覧になると、面白さが倍増します。)
10月1日が「日本酒の日」だったからというわけではありませんが、先日(2022.10.11)灘の菊正宗記念館や福寿の酒心館を俳句仲間と訪ね、秋晴れの吟行をエンジョイしました。
酒樽の箍作りを見学することが主な目的でしたが、樽酒や箍作りはノウハウ(企業秘密)で写真撮影は禁止でした。
拙句と写真を掲載します。
気配りの女性ガイドや天高し
「下らぬ」の語源解説爽やかに
竹を割る音爽やかや箍作り
巧技新酒の樽の箍(たが)作り
竹しなり叩かる音の澄にけり
杉の香の満ちる新酒の樽詰め場
会所場の消防法被秋灯(あきともし)
秋澄むや江戸を伝へる水車小屋
秋澄みて回る水車や蔵の庭
蔵元の庭の水車や小鳥来る
遠近(おちこち)に雀の番(つがい)秋うらら
煌めきて住吉川の水澄めり
朝ドラの甘辛しゃんや古酒新種
前庭の芒煌めく酒心館
蔵元を訪ねし夕餉新酒酌む
「柿」も「柘榴」も秋の季語ですが、「かって蛍も飛んでいた」と言われる灘郷の蔵元「酒心館」などの庭の自然の豊かさを強調するために敢えて「季重り」の俳句にしました。
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(写真)
(切符の半券)
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昨日(2022.10.12)、「弥生が丘ふれあい活動推進協議会」(ふれあい協)主催のバス旅行で天橋立に行きました。
新型コロナ感染拡大防止のための自粛で開催されなかった久しぶりのバス旅行だった上に予期せぬクーポンの支給があり、参加の皆さんも大満足の様子でした。
「ふれあい協」主催のバス旅行に参加したのは2016年の鳥取砂丘旅行以来です。
今回のようなクーポン支給の旅行は今後期待できないだろうと思いますが、新型コロナの感染が再拡大しなければそれに勝ることは無いでしょう。
スマホ写真と拙句を掲載します。皆さんの思い出になれば幸いです。
秋の伊根「ふれあい協」のバス旅行
鴎舞ふ伊根湾めぐり秋愛(お)しむ
えびせんを鴎に遣るや秋麗(あきうらら)
鴎舞ひ舟屋連なる秋の潮
小半時鴎と愛(め)でし秋の海
秋の亀背(せな)にうごめく亀の像
雨催(あまもよい)股越しに観る秋の空
初紅葉股のぞきして愛でもして
ドライバへ拍手でお礼秋の暮
句に遊び恙無く終へ秋の旅
秋の旅終へし夕餉に土産物
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最後の写真はバスの高速道路走行中の慰みに提供されたクイズ用紙です。
単純に考えて回答すれば正解だったのに、一見「ウソ」に見えても、掘り下げて考えると実質的には「ホント」になる設問など、考え過ぎて正解を逃した問題が幾つかあり、残念ながら賞品を手にすることが出来ませんでした。
(写真)
有馬富士を望む高台のティーグラウンドで仲間がショットをしている情景です。
タイトルの「同期会」とは春と秋に開催したゴルフコンペや「飲み会」のことです。
同期のゴルフコンペは30年余り続きましたが、年を重ねる毎に本人や家族の健康上の支障や死亡などにより参加者が減少したので、今回を最後のコンペにすることになりました。
無理なゴルフをして不測の事故が起こると困るので元気な間に止めておこうという配慮です。
同期会とは別に元気な仲間と毎月(週日)1回健康管理のゴルフ(月1ゴルフ)をエンジョイしています。
週日の参加が可能な若い会社OBにはメンバー同伴優待券などの利用もできますので「OB」を出すことなど気にせず、ゴルフコースの会員でなくても遠慮せず、気軽に参加して欲しいと思っています。
青色文字(タイトルなど)をクリックしてゴルフ俳句や川柳の記事をご覧下さい。
同期の「飲み会」や「談話会」など、用心して昼間に行っていますが、ゴルフコンペのように体力を必要としないので未だエンジョイ出来そうです。
・花は葉に元気な仲間同期会
ところで、「旧統一教会」との関係のあった著名な政治家が、刑事責任を問われることを避けるためでしょうが、「イベントの主催者が旧統一教会関連団体だったことは知らなかった。これから気を付けます。」などと、まるで世間知らずの子供のような弁明をして、与党も野党も政治家としての説明責任を果たしたと思っているかのようなまやかしの発言が多々あるのにはあきれるばかりか、憤りを感じ、情けなくなります。
「旧統一教会」などに限らず、宗教団体や関連組織がやっている事には良いことも悪いこともあり、何らかの組織の構成メンバーには善人も悪人もいるでしょう。
マスコミもタレント依存の安易な視聴率稼ぎの「十把ひとからげの批判・レッテル貼り」の報道をするのではなく、掘り下げた取材と公正な報道を粘り強く推進してくれることを期待しています。
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(P.S. 2022.9.23)
(写真)
9月22日のプレバトを見ると、「プレバト俳句 ふるさと王争奪戦」という新企画の「写真俳句」番組でしたが、夏井先生の査定や添削も納得できる興味深い番組でした。
「俳句HAIKU」の写真俳句は「吟行地を紹介し、読者が写真を自然に見立てて疑似吟行をする参考になること」を意図していますので、プレバトの写真俳句のように写真と俳句をセットしたポスター用とは趣旨が異なり、写真と俳句をそれぞれ別に掲載しています。
誤解されないように念のために、急遽このP.S.を追加しました。
(2022.9.15)
9月10日から開催されている兵庫陶芸美術館のルネ・ラリック展を俳句仲間と見に行き、登り窯の吟行やランチをエンジョイしましたが、句会開催時間の都合で陶器展の見学に十分時間を掛けられなかったのは些か残念でした。
ご参考までに写真を掲載します。写真をタップ拡大して解説をご覧下さい。
吟行地紹介のブログ用拙句を掲載しますが、皆さんも是非現地を訪ねて吟行をお楽しみ頂ければ幸いです。
爽やかやルネ・ラリックのガラス展
秋色の花柄の皿陶器展
受付の冷房効くや祝電板
アベマキの古木に宿る実南天
実南天宿る神木五百歳
神木の黄葉し守るや窯幾代
秋暑し穴塞がれし登窯
裾分の林檎も愛でて句座の昼
段菊を愛でつ昼餉や虚空蔵
(薫風士)
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タイトルはブログ用の拙句ですが、「9.11」と言えば、2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件を思い出します。
プーチン大統領下のロシア軍のウクライナ侵略行為とそれに対する経済制裁で多くの人々が犠牲になっていますが、又、イスラエルはハマスの殲滅を目指してパレスチナへの軍事攻撃を始めました。
マスコミはその時々の現象を捉えて報道していますが、人気タレントを集めた興味本位の報道ばかりでなく、深く掘り下げた取材をして、根本的な解決策を考える識者の提言をもっと報道に取り上げて欲しいと思っています。
9月11日の自治会のクリーンデーに参加しました。
政界もクリーンにして政治に対する国民の信頼を取り戻してほしいものです。
タイトル(俳句)の「9.11」は「きゅーいちいち」と読んで下さい。
先日書いた「俳句HAIKU」の記事「著名俳人の季重なり俳句集」に因んで、草取りの状況などを敢えて季重なりのブログ用まんぽ俳句に詠みました。
クリーンデー秋の夏雲帰路の空
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故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう!
8月11日、「山の日」に、コロナ禍にせよ、WEBゲームに嵌って家に閉じこもっているのは健康に悪いので、丹波篠山市の「ユニトピアささやま」に家族で出かけました。
タイトルは「ユニトピアささやま」を賞賛する薫風士の俳句です。
「まんぽ俳句」を口遊みながらスマホで写真を撮りました。
ユニトピアかつら並木の影涼し
親子行くアスレティックや深緑
林越しプールの子等の声賑し
緑映ゆ昼餉の窓の矢代池
特産の黒豆カレー夏の昼
幼子の帰路は鼻歌雲の峰
写真を掲載しますので、疑似吟行をお楽しみ頂ければ幸いですが、現地を訪ねて吟行されることをお勧めします。
ここをクリック(タップ)して、「楽しい吟行(四季の写真俳句特集)」をご覧下さい。
貴方の吟行のご参考になれば幸いです。
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「俳句HAIKU」の累計アクセスが79万123になりました。
ご愛読ありがとうございます。
新型コロナウイルス感染第7波が急拡大し、全国の一日の新規感染者が7月23日には初めて20万人を超えました。
安倍・菅政権当時に医療体制の見直しと経済効果を考慮したコロナ感染拡大防止対策を友人と話題にし、「俳句HAIKU」の記事で提言していましたが、反応の無い状態だったのを残念に思っていました。
遅ればせながらでも、その反応と言える動きが岸田政権で漸く出てきたことは救われる思いです。
2022年の土用の丑の日は7月23日と8月4日なので、拙句をタイトルとし、「かかりつけ医」と「土用の丑の鰻」に因んだ「まんぽ俳句」を掲載します。
青色文字(季語)をタップ(クリック)して、「歳時記」や「575筆まか勢」の例句をご覧下さい。
節電の明るさ淡き熱帯魚
冷房は緩めの内科律儀かな
かかり医は律儀な寡黙蝉時雨
ひぐらしに暮れゆく林飛行雲
我が命医者頼みとし鰻食む
鰻食みコロナ7波に負けるまい
風涼しワクチン接種終へし帰路
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