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2017年6月21日 (水)

俳句鑑賞 <「蛍」・「ほたる」・「ほうたる」>

         

 ・大蛍()ゆらりゆらりと通りけり (小林一茶

  一茶の俳句にはおおらかな句が多いですね。

・学問は 尻から抜ける ほたる哉 (与謝蕪村

  掲句の解釈には、Turukame paradise の解説が参考になります。

  (青色の文字をクリックして解説記事をご覧下さい。)

・草の葉を落るより飛蛍哉 (松尾芭蕉

  「きごさい」の「蛍(ほたる)仲夏」には様々な俳人の蛍の例句が掲載されています。 

手のうへにかなしく消る螢かな (向井去来

・蛍火の今宵の闇の美しき (高浜虚子

かたまるや散るや蛍の川の上 (夏目漱石

  NPOホタルの会「ホタルと日本人・蛍狩りのサイト「蛍の文化史」に様々な俳句や短歌が紹介されています。 

・手から手へ思ひを伝へ初蛍

  掲句は蛍狩りでチュヌの主人(薫風士)が初蛍を捕らえ、仲間に順に見せその喜びを伝えたことを詠んだ俳句です。チュヌの主人にとっては蛍狩りは童心に返る楽しいものです。単に「喜び」とせず、少しロマンチックな表現にして俳句会で高得点を得た俳句です。  

  蛍の鑑賞スポットをインターネットで検索すると、「るるぶ.com」の「ホタル観賞に行こう‼や「死ぬまでには見ておきたい!関東の美しすぎる『ほたる鑑賞』スポット7選というサイトなどがありました。

  インターネット歳時記には季語が「蛍・ほたる・ほうたる」の俳句が2000句余り掲載されています。気の向くままに下記に抜粋します。 

季語「蛍」などをクリックして俳句の詳細をご覧下さい。

蛍1

人殺す我かも知らず飛ぶ蛍 (前田普羅 

蛍2

浮島にいのち継ぐ火や姫螢 (岡田貞峰)

蛍3

かこひたる掌にふれずして舞ふ螢 (赤座典子)

蛍4

螢火を見に來し宿で醉ひつぶれ (片岡祥子)

蛍5

蛍の闇にふれたる手のぬくみ (大森美恵)

蛍6

手の螢見せて匂ひぬ人の妻 (竹貫示虹)

蛍7

ゆるやかに着て人と逢ふ蛍の夜 (桂信子

蛍8

無人駅夜は蛍火の銀座なる (延江金児)

9

湯の町の旅の一夜や蛍狩 (松元末則)

蛍10

蛍より多きギャラリー渓の径 (金山藤之助)

蛍11

死なうかと囁かれしは蛍の夜 (鈴木真砂女

蛍12

蛍火の明滅滅の深かりき (細見綾子

蛍13

螢獲て少年の指みどりなり (山口誓子

蛍14

放たれし一夜仮設の蛍かな (松本秀子)

蛍15

峡の湯の熱りを冷ます蛍狩 (升田ヤス子) 

ほたる

朝がきて虫となりたるほたるかな (和田瑞子)

ほうたる

ほうたるの匂ひ幼き日の匂ひ (細野みさを)

    

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