「旗日」は死語か? 「建国記念の日」の俳句を読んで思うこと
(2025.2.9 更新)
2月7日は「北方領土の日」ですが、2月7日が「北方領土の日」とされたのは、下記の写真のように、1855年2月7日(旧暦 安政元年12月21日)に「日魯通好条約(日露和親条約)」が調印されたことに因んでいます。
写真は、外務省の記事の一部分です。
これらの写真は、2月9日午後7時のNHK-TV ニュース画面の一部分です。
ロシアのプーチン大統領は国際条約を破り、日本の北方領土になし崩しでロシア住民を移住させています。
この事態を放置すると、ロシアの住民を保護するという口実で軍事侵攻を推し進め日本の領有権を略奪する恐れがあります。
日本の平和を維持するためには、共産主義専制国家が付け入る隙を生じないように、自由主義圏との連携を堅持しつつロシアとの平和交渉を粘り強く推進しなければなりません。
そのために、全ての政治家が公明正大なクリーンな政治を大局的見地で推進してくれることを切望しています。
「戦争と平和(俳句と川柳:終戦記念日特集)」をご覧下さい。
春浅し命の限り句を口に
建国日思ひを新た己が役
日の丸が民家の門に建国日
(薫風士)
某俳句会で次の俳句が投句され、様々な意見が出て俳句談義が盛り上がりました。
旗日とふ日本語ありき建国日
作者は「旗日」は死語になっていると考えてこの俳句を作っています。
いずれにせよ、俳句は好き好き、日章旗に対する思いも各人各様でしょう。
ちなみに、「とふ」とは「問う」という意味の旧仮名使いの場合もありますが、上記の俳句の場合は、「という」の古語です。
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「建国記念の日」は戦前は「紀元節」と言っていました。
梅正に綻びそむる紀元節
(正岡子規)
旗日とやわが家に旗も父もなし
(池田澄子)
この俳句について、「増殖する俳句歳時記」の清水哲男氏の句評には「もはや死語の感のある旗日」とあり、「旗日」という言葉は死語になっていなくても「老人語」とみなされるでしょう。
2月11日を建国記念日とすることは、古事記などの神話に基づいていることを認識して、日本の歴史や未来に思いをはせ、日本の平和を守る努力をすることが大切でしょう。
人々が「究極のLOVE」(Ultimate LOVE)を実践し、平和憲法の堅持により日章旗が平和国家日本のシンボルとして内外の人々に広く受け入れられる日が来ることを祈っています。
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2025.2.12 更新
投稿: | 2025年2月12日 (水) 09時40分