常勝寺吟行《鬼こそ・鬼やらい・追儺式》
(上記の写真)
常勝寺のパンフレット(一部分)と
読売新聞記事(切り抜き)
2月11日の建国記念日に行われた丹波市・常勝寺の追儺式「鬼こそ」を句友と吟行した際の写真を掲載します。
写真を見ながら、思いつくままに吟行紹介の拙句を逐次掲載しますが、皆さんも追体験・疑似吟行をして頂けると幸いです。
丹波路の低き山並春浅し
鬼こそへ三百六十五段をも
千年の杉を仰ぐや春の磴
稚児縋る大師の像や寺の春
仁王像目を光らせて鬼やらい
鬼こその法螺貝響き尉(じょう)舞ひ來
この句の「尉」は、「老翁」ではなく、「炭火の白い灰」の意味です。
追儺式世界平和を祈る声
寿老尊笑み綻ばす追儺式
般若経の転読はやし鐘太鼓
「はやし」は「早し」と「囃し」の掛詞です。
里山へ法螺響かせて鬼やらい
鬼こそに目を輝かせ肩車
御堂裏鬼残雪に出番待ち
鬼の剣幼仰ぐや鬼やらい
鬼こそや童仙人面の笑み
鬼こその由来知りたき追儺式
(薫風士)
NHK関西ブログによると、常勝寺は桜も楽しめるのでまた吟行に行きたいと思います。
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