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2021年1月 3日 (日)

ウイルスの根絶祈る初御空 (2020 コロナ俳句・川柳特集)

     

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2021.1.2 の「NHK NEWS WEB」によると、日本の新型コロナ感染者数は24万人を超え、死者は3,500人を超えていますが、全世界の感染者数は8,396万人を超え、死者は約183万人です。

  

日本経済新聞WEB(2021.1.2)によると、「米東部時間1日午後の段階で米国内の新型コロナ感染者数は累計2007万人、死者数は累計34万6000人を超え、いずれも国別で最も多い。」とのことです。

   

去年今年コロナコロナに明け暮れて    

去年今年GoTo自粛ままならず

コロナ禍や地球は一つ初御空

  

新型コロナウイルスのパンデミックに対する思いを2020年の「節分」から「大晦日」までにブログ「俳句HAIKU」に掲載した日記代わりの「コロナ俳句」と「コロナ川柳」の主な81句を編集・再掲載します。

   

(2月)1句

鬼やらいコロナウイルス退治をと 

  

(3月)11句

春風や難を転じて福にせむ

春眠やコロナウイルス寝るが勝ち

啓蟄コロナウイルス蔓延りて

浮かれざる開花だよりやパンデミック

青き踏むコロナ蔓延る街を避け

ひとはく」の園に野遊びコロナ避け

春愁コロナ時疫の輪に掛かり

愛犬の彼岸妨ぐコロナかな

時疫とて春場所侘し無観客

春場所やコロナてふウイルス

春場所や負けるなコロナウイルスに

   

(4月)7句

亀鳴くやコロナ来るなと過疎の町 

たんぽぽやコロナを知らぬ漫歩道

故郷やコロナ来るなと蛙鳴く

春耕の美女はマスクにコロナ避け

春光やコロナ打倒とボール蹴る

たんぽぽやコロナを知らぬ漫歩道

戦ふは新型コロナ昭和の日

   

(5月)20句

コロナ禍の苦戦続くや「みどりの日」

コロナ禍の公園閉鎖みどりの日

コロナ禍の巣箱に小鳥子供の日

裏庭に小鳥の声や夏めきて

蔓延のコロナ滅びず夏に入る  

コロナ禍や「三密」を避け夏立ちぬ

夏場所はコロナに負けし大相撲

コロナ禍の砦は皆の良心よ

母の日や感謝の会もオンライン

生も死もコロナも摂理風薫る

声を上げ吹き飛ばそうよコロナ鬱

生真面目に基準を守り馬鹿にされ

国民がコロナを抑え今日がある

第二波も抑え込もうよ油断せず

コロナ禍の朝令暮改自画自賛

コロナ禍や遊具封鎖の子供の日 

コロナ禍に平和憲法祝ふ老

コロナ禍や狭庭の亀の松の芯

コロナかも春の風邪かも油断せず

真夏日や街行く人は皆マスク

    

(6月)5句

コロナとて封鎖の足湯かんこ鳥 

梅雨空コロナ来るなと鬼瓦

誤解すなコロナとCOCOA愛車の名

マイナンバーコロナ回避に役立つの?

独裁もコロナも怖いマイナンバー

  

(7月)6句

蝉しぐれコロナコロナに明け暮れて 

梅雨明けやコロナウイルスなほ盛ん  

イベントのキャンセル続き溽暑かな

我が狭庭コロナを知らず巣立つ   

海の日」やコロナテストの促進を  

コロナ禍の「スポーツの日」や庭手入れ

   

(8月)4句

涼しコロナマスクの散歩人 

天守への坂の炎暑やマスクして

コロナ禍の式典侘し原爆忌

コロナ禍や庭の初物冷酒愛で

  

(9月)4句

コロナ禍や秋の草取りマスクして 

コロナ禍や漫歩に愛づる百日紅

コロナ禍や白く逞し百日紅

清貧の自粛の日々や百日紅

 

(10月)5句

ゆるキャラもマスクで迎ふ秋の城  

コロナ禍の蓑虫庵や小鳥来る  

コロナ禍の自産自消や秋耕す  

コロナ禍の地産地消水の秋  

コロナ禍やテラスに野菜秋麗

   

(11月)5句

七五三コロナ感染過去最多

風除や避けたきものはウイルスよ 

コロナ禍や時雨忌待たず初時雨

冬ざれやコロナ感染日々拡大  

コロナ禍や日々冬ざれの庭手入れ

  

(12月)13句

コロナ禍の通信句会漱石忌

逆縁にするなコロナ禍冬ごもり 

コロナ禍の俳句推敲冬ごもり

3密と無縁や庭の日向ぼこ 

Go Toの期待外れや冬ざるる 

冬ざれの庭の手入れを恙無く   

Go Toの迷走続き暮早し 

コロナ禍の安産祈り日向ぼこ

風花やコロナを避けてカイト揚げ

数へ日コロナ感染過去最多

大晦日歌合戦も無観客

コロナ禍の歌の世相や大晦日

コロナ禍や茶寿を夢見て晦日蕎麦

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

2020年12月20日 (日)

菅首相の忘年会問題の是非とコロナ拡散防止対策緊急提言

      

新型コロナウイルス感染拡大の第三波が大きく、遂に全国的に「Go Toトラベル」のキャンペーンを年末年始は中止し、5人以上参加の忘年会などの開催も国民に自粛することを要請した菅義偉首相が参加した忘年会には8人位いたことが問題視されています。

    

忘年会新年会の画一的な自粛要請に応じて、皆さんが年末年始に自粛しても、これまでのような「Go To」キャンペーンが再開されると、コロナ感染拡大の第4波が来てオリンピック開催も危ぶまれる事態になるでしょう。

  

一律の人数制限や時短ではなく、次のような対策を講じてほしいものです。

  

「新型コロナウイルス感染防止の対策マニュアル」を整備し、

適合するホテルやレストラン、居酒屋、喫茶店などを認定し、

認定基準適合の準備に要したコストの一部を補助し、

「コロナ対策Bグルメ店」とか、「コロナ対策三ツ星店」とか、「三密防止対策認定店」など、

実態に応じ、店主や経営者の要請も考慮して適切な呼称を決めて、コロナ対策を奨励する。

  

「認定基準」は、「一律に5人以下」などとせず、「店ごとの定員」や「部屋ごとの定員」などを規定して、

一般に公表するとともに、店の来客が自然にチェック出来るように店頭に公示することを義務化し、

公式のパトロールなどのチェック体制も整備する。

認定基準を順守しなかった店や補助金需給申請に偽りがあった場合の罰則等をしっかり規定する。

  

一律の人数制限や時短ではなく、きめ細かい新型コロナウイルス対策を是非とも推進してほしいものです。

経済的に余裕のある人々は三密を防止している飲食店などの年末年始の会食も適切に実施すれば良いのではないでしょうか?

そうすると、

「安いから行くのではなく、安心できるから行く」という客が増えて、

真面目に営業している店が繁盛することになり、経済効果も上がるでしょう。

  

コロナ対策は、むやみに政争の具にせず、政治家や既存の専門家会議メンバーのみならず、レジャー・旅行・飲食店などの関連の専門学者や経済学者などが協議して、一般市民の声も取り入れ、きめ細かく検討して決定し、法律や条例により実施を徹底することが肝要でしょう。

  

この思いを皆さんがシェアして、

政府や自治体の関係者を動かしてくれるとありがたいです。

ご意見のご投稿を歓迎します。

  

ちなみに、「ミシュランの三つ星」を獲得したスペインの著名なレストランがコロナの影響で廃業に追い込まれたそうです。

  

(薫風士の思いを詠んだ俳句を掲載します。青色文字をタップし、例句や解説をご覧下さい。)

  

逆縁にするなコロナ禍冬ごもり

順縁を諾ひ老の冬籠

コロナ禍の俳句推敲冬ごもり

故郷の大雪偲ぶ自粛かな

順縁の天寿を祈り日向ぼこ

   

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2020年11月 3日 (火)

時雨忌や俳句はすごい奥深し

    

タイトルは俳句を称える拙句です。

 

時雨忌や濡羅吏くらりと身を躱し 

時雨忌や平和憲法堅持せむ

時雨忌や時雨のごとき記憶かな

       (薫風士)

 

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2020年の1031日は旧暦の915日に当たり、秋晴れに恵まれ、ハロウィンムーンとかブルームーンなどと言われる珍しい満月でした。

   

安酒を求めし帰路や後の月」などと駄句を口遊みながら、十三夜や十五夜の月を愛で、スマホカメラで写真を撮りましたが、電線や街灯、ビルなどが多くて良い写真スポットを中々見つけることが出来ませんでした。

 

日本伝統俳句協会の10月のカレンダーに十三夜を詠んだ俳句「業平の現れさうな十三夜(吉村玲子)」が掲載されていましたが、作者は何処でこの俳句を詠まれたのでしょうか?

   

時雨忌」は松尾芭蕉(1644年~16941128日)の命日(陰暦1012日)のことで、「芭蕉忌」・「翁忌」・「桃青忌」などと言われ、冬の季語とされています。

 

芭蕉の俳句300句の英訳にチャレンジし、国際俳句協会のホームぺージに「英語で分かる芭蕉の俳句」というシリーズ記事を掲載して頂いています。

 

青色文字をタップして、記事をご高覧頂ければ、有難いです。

  

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2020年10月 9日 (金)

コロナ禍の自産自消や秋耕す

   

(P.S. 2022.10.23)

円安や自産自消の秋耕を

円安の物価高耐へ秋耕す

生ごみを埋めて秋耕庭の隅

治にゐても乱を忘れず秋耕を

   

「骨太」の政策と言われても、「日本経済を弱体化した従来の政策では、何が骨太なのか」全く納得できません。

「休耕すれば補助金を出す」という類の姑息な政策を継続するのではなく、「効率的な農業を支援する政策」を岸田政権では是非推進して欲しいものです

 

「新しい資本主義」とは何か、まだよく分かりませんが、「自己責任一点張りでなく、自助努力と国や自治体の援助とを公明正大に結びつける政策」を推進してくれることを期待しています。

 

最近の米国を中心とした資本主義圏の政策は初期資本主義の良さが無くなり、投機主義になり一部の富裕層のみが富を享受する傾向になっているようですが、日本にもこのような現状をもたらしたのはアベノミクスではないでしょうか

その日暮らしの限界的生活に追われている多くの国民にとっては、「資産所得倍増計画」などといわれても納得できないでしょう。

この状態を放置していると共産主義国家の専制政治を利することを懸念しています。

   

いずれにせよ、円安が1ドル150円前後まで進行し、野菜など食料品が次々に値上がりしているので、ジム通いの代わりの健康管理に趣味と実益を兼ねて、ささやかながら自衛のために、「庭弄りの秋耕」をエンジョイしています。

  

(2020.10.9 の記事)

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(写真)

日本伝統俳句協会10月のカレンダーの一部分

(掲載の俳句をご鑑賞下さい。クリックすると拡大します。)

   

  

 

タイトルの俳句は「秋耕」や「自産自消」・「地産地消」というにはおこがましい庭弄りを詠んだものです。

新型コロナウイルス感染の拡大が話題になり始めた頃に春耕の俳句ブログを書きましたが、新鮮な夏野菜を食べたことに味を占めレタスやキャベツ、ネギ、などの苗を植えました。

この日(10月1日・旧暦8月15日)は暖かい「秋日和」で庭仕事には汗ばむ程で、夜は中秋の名月も楽しめましたが、今日(10月8日)は「寒露」の秋雨で急に寒くなり、セーターを着こみ、「晴耕雨読」ならぬ「俳句ブログ」を書いています。

  

コロナ禍の地産地消水の秋  

コロナ禍やテラスに野菜秋麗

   

我田引水ですが、マンション住まいの方方にはベランダのプランターで野菜や花を育てるなどして、「句作の楽しさ」を知ってほしいと思っています。

   

青色文字の季語をクリックするとその季語の俳句をご覧になれます。

「秋耕」の「歳時記」はここをクリックしてご覧下さい。

  

ここをクリックして

「芭蕉・子規・虚子の俳句、『まんぽ写真俳句』などを楽しもう!(WEB特集)」

もご一読頂ければ幸いです。

  

ところで、台風14号は週末に西日本に接近しそうですが、災害が生じないことを祈っています

     

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

2020年8月29日 (土)

プレバト Kis-My-Ft2 さんの「遠雷」の俳句を考える

    

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(写真は「プレバト」TV画面の一部分です。)

            

・遠雷の夜汽車カカオの奴隷史 

  
横尾渉(Kis-My-Ft2)さんの「遠雷」の俳句について、夏井先生は次のような句評をし、「名人5段に1ランク昇格」の査定をしました。

夜汽車に乗っている人物が本を読むに違いないと読み手が想像できる。

1音足して17音にするのは簡単。前半で「よ」の詠嘆か、後半に「は」で余韻を残す方法がある。言葉を1つ入れると全体のバランスが崩れ、16音でいく2つのバランスで押し出すことで、最初の季語が主役として読み手の心に残るのではないかと作者が判断した。

かつての「奴隷史」を今年句に詠む意味も、若い作者が詠む意味も、心の中に深く受け止められる。これこそ直すとダメ。

  

上記の如く、夏井先生は「作者が判断した」・「直すとダメ」と字足らずの原句をそのまま是認していますが、この査定に「さすが夏井先生だ」と、納得しましたか?  

 

この俳句を定型にするのに助詞の「よ」とか「は」を足すのは、仮にエンタメ俳句番組の為にするにしても、論外の文法音痴・リズム音痴な添削です。

  

このような添削の前置きで視聴者の「目くらまし」をして、寸足らずの16音の俳句に対して、「勇気がある決断」と持ち上げ、「昇格」の査定をするのは、「プレバト俳句の名人レベル」のエンターテインメントにせよ、如何なものでしょうか? 納得できません。

  

夏井先生は、「夜汽車に乗っている人物が本を読むに違いないと読み手が想像できる。」と断定していますが、「カカオ奴隷史」という有名な本があるわけではありませんから、「夜汽車」を「奴隷の移送」に関連付ける解釈も可能です。

  

(注)

米国における蒸気機関車の鉄道運行は1830年代に始まっていますが 、リンカーンが「奴隷解放宣言」をしたのは1862年です。

  

プレバト番組では作者が句意を解説しているから視聴者には「読書」と分かりますが、一般の人々がこの句を解説無しに初めて読んだ場合には、上記のとおり句意が不明瞭でしょう。

俳句は「なぞなぞ」ではありません。軽み」が俳句の特徴の一つです。

あなたには、原句の句意が直ぐに分かりましたか?

  

次のように添削すると、作者の「素晴らしい発想」を生かして、その句意を反映するまともな伝統的俳句に修正出来るのではないでしょうか?

    

 (A) 遠雷やカカオ奴隷史読む夜汽車 

 (B) 遠雷やカカオ奴隷史手に夜汽車 

 (C) 遠雷の夜汽車に読むやカカオ奴隷史

 (D)遠雷の夜汽車に読みしカカオ奴隷史

 (E)遠雷の夜汽車に読まんカカオ奴隷史

     

最近は、インターネットの絵文字や漫画、Twitterなどの便利さの影響で言葉を上手に使うことが下手になったのか、「人目を惹く奇抜さ」を狙っているのか、「舌足らずの稚拙な小児的表現」や「奇抜などぎつい表現」・「日本語の美しさや豊かさを疎かにする表現」が多くなっているような気がしています。

  

プレバト俳句もそのような影響を受けているのでしょうか?

 

それとも、「自由律俳句」の師系の影響を受けているのでしょうか?

 

正岡子規は彼の世でこのような傾向をどのように思っているでしょうか?

  

いずれにせよ、上記の定型俳句(A)や(B)では「インパクトが無い」と、ご不満でしょうか?

カカオ奴隷史」を強調するには、(C)や(D)のように字余りの俳句にするのも一案です。

(C)は夜汽車で現に読んでいる状態、(D)は夜汽車で読んだ「カカオ奴隷史」を読み返しているか、思い出している状態を詠んだものと言えるでしょう。

しかし、説明的・散文的に「下五」が重く響き、気に入りません。

(E)のようにすると、「カカオ奴隷史」を「今から夜汽車で読もうとする作者の意気ごみ」が感じられますが、題材に比して力が入りすぎた大げさな感じがします。

  

俳句は好き好きですが、薫風士の好みとしては、読んでいる状態なら(A)、これから読もうとしているなら(B)が良いと思います。

  

貴方なら、どのように添削しますか?

     

余談ですが、アメリカのトランプ大統領やその支持者の意識は黒人を奴隷にしていた西部劇時代から変わらぬ「白人優先」・「黒人蔑視」のようですね。

 

11月の米国大統領選挙は共和党の「トランプ」 vs 民主党の「バイデン」で実施されます。

 

安倍晋三総理大臣が潰瘍性大腸炎の再発で突然辞任することを8月28日午後に表明されました。

「お疲れさま!」、お大事に治療に専念されることを祈ります。

 

「お疲れさん」は医者や医療関係者の挨拶のようです。

 

コロナ対策で先ずして頂きたかったことは、「アベノマスク」の配布よりも、医療従事者の「働き方改革」の支援でしたね!

 

次期大統領と次期総理大臣は独裁国に牛耳られずに対話ができ、コロナ対策世界の平和・良好な日米関係を維持するのにふさわしい人物が選ばれることを切望しています。

  

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2020年8月14日 (金)

乙女等の祈りの歌や長崎忌

   

(2024.10.12 写真追加)

黙祷に祈りの鐘や長崎忌

      (薫風士)

  

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写真はNHK-TV画面の一部分です。

 

2024年のノーベル平和賞は、日本被団協は広島と長崎の被爆者の全国組織で、原爆投下の11年後の1956年に結成された日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が受賞しました。

 

核兵器の非人道性を広めるための草の根運動が評価されたとのことです。(日本経済新聞参照

  

(2022年8月の記事)

被爆77年目の「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」が恒例の如く行われ、国連代表として参列したグテーレス事務総長の挨拶などをNHK-TVライブ放映で拝聴し、どなたの挨拶にも共感しましたが、何方も触れられなかった世界平和実現の基本問題を指摘したいと思います。

 

それは、「核廃絶」と同様に人々の意識が変わらない限り実現不可能な課題ですが、既存の宗教を超越し、21世紀の科学に基づいた普遍的な宗教心を持つこと」です。

 

旧統一教会」・「世界平和家庭連合」と政治家の関係は卑近な例ですが、問題を矮小化せず、恒久的平和へ根本的解決をする地道な努力を世界に広げましょう

     

(2020.8.14の記事)

(写真:日経新聞WEB版の記事、写真はクリックすると拡大します。)

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被爆から75年の節目の長崎平和祈念式典も新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡散防止のために参加人数を制限して、8月9日に粛々と行われました。

   

安倍総理大臣の式辞が長崎平和祈念式典と広島平和記念式典とほとんど同じだったと批判している人も居るようですが、肝心なことは「美辞麗句の違いの有無」よりも、「式辞で言ったことを実践するか否かの違い」でしょう。

       

コロナ禍の献水献花長崎忌

   

粛々と進む式典原爆忌

  

切切と被爆者の辞や長崎忌

   

No more の 祈り繋ごう Nagasaki忌

    

実践をしてこそ式辞原爆忌

          (薫風士

 

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写真は、NHK-TV画面の一部分です。  

          

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写真は、「コロナ感染者数」WEB記事です。

      

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この写真は、「安倍内閣支持率」のWEB記事です。    

   

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2020年8月 8日 (土)

鎮魂の鐘殷殷と広島忌

  

(P.S. 2022.8.6)

今朝、被爆77年目の「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」が恒例の如く行われ、国連代表として参列したグテーレス事務総長の挨拶などをNHK-TVライブ放映で拝聴し、どなたの挨拶にも共感しましたが、何方も触れられなかった世界平和実現の基本問題を指摘したいと思います。

 

それは、「核廃絶」と同様に人々の意識が変わらない限り実現不可能な課題ですが、「既存の宗教を超越し、21世紀の科学に基づいた普遍的な宗教心を持つこと」です。

  

旧統一教会」・「世界平和家庭連合」と政治家の関係は卑近な例ですが、問題を矮小化せず、恒久的平和へ根本的解決をする地道な努力を世界に広げましょう

    

ままならぬ効を焦らず広島忌  

梅東風や届け世界にこの思ひ

(青色文字をタップして、リンク記事をご覧下さい。)

         

(2020.8.8)  

Let's join in the campaign: "No more Hiroshima! No more Nagasaki!".   

8月6日は被爆から75回目の「広島忌」・「広島平和記念日」です。   

     

コロナ禍の式典侘し原爆忌  

No more の叫び繋ごう Hiroshima忌

      

(掲句は薫風士のタイトル俳句擬きの即興句です。)

英語やローマ字を俳句に用いるのは一般には認められませんが、上記の俳句は平和首長会議の「No more Hiroshima!」を俳句に取り込みました。

クリックして被爆者の生の声をお聞き下さい。

 

869祈り繋ぐか原爆忌 815祈り繋がむ終戦日」は薫風士のブログのタイトル句ですが、クリックして是非内容をご一読下さい。皆さんの思いに通ずるものがあると思っています。

    

(写真)日本経済新聞電子版の記事の一部

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2020年7月31日 (金)

蝉しぐれコロナコロナに明け暮れて

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Click here to see "Bashō's haiku in Japanese and English by L. P. Lovee".

  

リビングの窓の外に羽化したのか、蝉がいましたが、今年初めての蝉時雨を「スポーツの日」(7月24日)に聞きました。

今年はオリンピック・パラリンピックが開催される予定で、「スポーツの日」が特例として10月でなく7月に設定されましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的拡大が続いているために残念ながらオリンピックの開催は1年延期されました。

コロナ禍のGoTo迷走鵯巣立つ」で述べたように、ワクチンや治療薬が開発され、医療体制が整備されてパンデミックの拡大が収束しない限り、来年もオリンピック開催すべきではないでしょう。 

   

梅雨になればカビが生えるように、スペイン風邪や新型コロナウイルスのようなウイルスも一定期間潜んでいてもまた形を変えてパンデミックを引き起こすでしょう。

経済成長一辺倒でなく、医療体制は現在のコロナ対策の応急処置のみならず、長期的観点で根本的な改革をして将来に備える必要があるでしょう。

さもなければ、経済活動や産業の衰退のみならず、医療費や医療体制が逼迫すると医療崩壊が生じ、「受益と負担」の争い、「社会不安」の増大、「日本社会の崩壊」に繋がることが懸念されます。  

現役の若い世代はコロナを恐れず働かざるを得ませんが、良識を発揮してコロナとの戦いに打ち勝ってくれることを祈るばかりです。

     

梅雨明けやコロナウイルスなほ盛ん    

・若者よ耳を貸せかせ蝉しぐれ   

・若者に耳を貸せかせ蝉時雨

        

近畿地方は平年より10日遅く7月31日に梅雨明けしました。

「蝉しぐれ」といえば、「蝉の俳句を鑑賞しよう」で述べたように芭蕉高浜虚子の蝉の俳句のことを思い出します。

拙句は「何を言いたいのか?」、助詞「よ」と「に」の違い、「語句の省略」と「比喩」などについて、句意をお考え頂ければ有難いです。

  

ここをクリックして蝉しぐれをお聞きください。

下の写真はNHK-TVニュースの1画面です。)

  

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2020年6月22日 (月)

コロナ・マイナンバー川柳 《誤解すな コロナとCOCOA 愛車にも》

        

(P.S. 2022.3.15)

確定申告書をe-Taxで作成し、申告期限内に投函してほっとしたので、ウクライナ紛争について、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、書いた記事を読んで頂きたく、この P.S.を追加しました。

 

青色文字をクリック(タップ)して、「血に染むなドニエプルてふ春の川」をご覧下さい。   

  

(2020.6.22)

タイトルの川柳に因んだ俳句を一句詠みました。 

コロナ禍のダジャレ俳句や守武忌

  

高浜虚子などの駄洒落俳句に興味があれば、ここをクリックして、「俳句談義(13):<花と鼻> 高浜虚子と芥川龍之介」をご覧下さい。    

以下に川柳を掲載します。ご笑覧下さい。

 

治に居ても乱を忘れずマイナンバー

いつの世も砦は皆の良心よ

マイナンバーコロナ回避に役立つの?

位置情報コロナ回避に役立つの?

マイナンバー主権在民有ってこそ!

マイナンバー独裁制の具は嫌よ!

マイナンバー恐怖政治にしないでよ!

独裁もコロナも怖いマイナンバー

効率とリスクは表裏マイナンバー

考えて!マイナンバーの使い方

マイナンバー脱税防ぐ立役者

給付金促進してよ!マイナンバー

脱税を防ぎ給付にマイナンバー

 

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(P.S.)

ガラ携(ガラケー)を使っていた高齢者はスマホを十分使いこなせず、ガラケー並みにしかスマホを使えないのに、20ギガを最低料金に設定する体制には納得できません。

在宅でパソコンを使っている私の体験からすると、インターネットをいくら使ってもWiFiがあれば、スマホは1ギガも使わずに済みます。

コロナ禍の外出自粛が要請されている高齢化社会にスマホやマイナンバーの活用を推進するために、 「1ギガの適性な最低料金をいくらにすべきか?」

高齢者もスマホ無しには生活できない事態になっていますから、 IT関係の政治家や専門家は、現体制を消費者の目線で再検討して欲しいものです。

         (薫風士

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2020年6月17日 (水)

「コロナ俳句」・「給付金川柳」

     

(P.S. 2022.7.17)

7月16日は「閻魔詣で」の日です。

言葉の力・俳句の力《癒し》や「俳句《涼し》死の話をご覧下さい。

     

(2020.6.17)

  

入梅やスマホで対話マスクして 

   

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Dsc_1272東京都は6月11日に梅雨入りしましたが、「東京アラート」を解除しましたのでコロナ騒動や特別定額給付金申請の初期の混乱も一段落しただろうと思い、「特別定額給付金のオンライン申請」をしてみようと準備していると、裏庭の巣箱から巣立った四十雀が暇乞いをするかのように親子で手作りの庭を飛び交っていました。  

         

  

四十雀(シジュウカラ)親子飛び交ひ暇乞ひ

   

四十雀チュッチュッと鳴くや詐欺注意

   

老鶯やスマホ無しには生きにくし

  

老鶯も時鳥も来今朝の庭

    

老鶯やくたびれ儲けオンライン

  

老鶯やアナログ未だ捨てがたし

  

「定額」が「低額」に化けオンライン

  

給付金くたびれ果てるオンライン

       

タイトルの俳句と掲句は薫風士の「俳句擬き」・「川柳もどき」ですが、「老鶯」から「老翁」を読者が連想することを期待しています。    

「俳句HAIKU」が読者の無聊の慰みに少しでも役立てば幸いですが、青色文字(季語)をクリックして、「老鶯」や「夏鶯」の伝統俳句・歳時記をご覧下さい。

      

総務省のホームぺージでしょうか、「特別定額給付金」を「オンラインで申請する」ための手順解説動画(所要時間:5分余り)がありますが、一度見たぐらいでは手順を覚えられないし、PDFの解説も老眼には疲れ易く読み切れません。

パソコンを使用して申請する場合は「ICカードリーダライタ」が必要ですが、余程の物好きでない限り、それを購入してまでパソコンで申請するような馬鹿なことはしないでしょう。

スマホでも機種や市町村によって申請受付の可否がある上に、「マイナンバーカード取得時の暗証番号」(署名用電子証明書の暗証番号)やマイナンバー利用者証明用の暗証番号の入力が必要で、更に「振り込み口座」の確認書類(写真)のアップなど、スマホの操作に熟練していても手続きが非常に煩雑です。

一通り入力作業を終わったつもりでも、「申請受付完了」に至らず、何が問題かわからぬままに最初から繰り返すことになり、ギブアップしました。

e-Tax確定申告の体験から予想していた通り、オンライン申請は徒労に終わりました。

蛇足ですが、薫風士は誤解や混乱の防止の一助になればとの思いで「コロナ川柳」を書いています。

一歩踏み込んで自分と相手の立場を考えて対処することにより誤解は防止出来るでしょうが、誤解の責めを何れが負うべきかはケース・バイ・ケースです。 

          

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2020年5月31日 (日)

コロナ禍に外堀埋める法改正(コロナ川柳)

           

コロナ禍の砦は皆の良心よ  

声を上げ吹き飛ばそうよコロナ鬱   

生真面目に基準を守り馬鹿にされ   

国民がコロナを抑え今日がある

 (注)新型コロナウイルスの拡散を抑えたのは国民の生真面目さのお陰でしょう。

  アベノマスクはまだ届きませんが、お友達の手作りマスクで間に合っています。

   

第二波も抑え込もうよ油断せず

 (注)「第二波」とは「新型コロナウイルス」や「無用の法改正」のことです。

     

「忖度」の「しわ寄せ」何時も末端に       

 不始末は目下のせいに美辞麗句   

美辞麗句辻褄合わせ失言に   

美辞麗句並べいつまで居座るの?   

忖度の尻ぬぐいさせ居座るの?  

コロナ禍の朝令暮改自画自賛   

忖度は目下に向けてすると良い  

忖度は私利私欲をば捨ててこそ      

上向いて忖度すると馬鹿見るよ!

     

タイトルと掲句は薫風士の「切ない憂さ晴らしのコロナ川柳」です。

新型コロナ拡散防止のために国民が自粛努力している時に、どさくさにまぎれて、与党やその支持者に「三権分立の原則」を揺るがすような検察庁法改正の執拗な動きがあるのは、新型コロナ問題に劣らぬ大問題です。

   

森法務大臣や安倍総理大臣は黒川検事長を「訓告」・「辞任」処分ですませ、「懲戒」にしなかったのは何故でしょうか?

「黒川氏が多大な貢献をした組織」とは何を指すのでしょうか? 

       

検察庁法改正案」の問題点は、「検事長など幹部が63歳で退職する『役職定年』を設けた上で、内閣が認めればその年齢を過ぎても役職にとどまることができるとする内容が盛り込まれた。」ことにあるのです。

「人事権は本来内閣にあるのだから何ら問題は無い」という説明は問題点の本質をはぐらかしています。

身分を保証する定年(定期)を前提として内閣が人事権を行使することは当然ですが、本来定期であるべき定年を時の内閣が個人によって延長したり・しなかったりすることは内閣の人事権の乱用と言わざるを得ません。

森法務大臣はこの点を理解していないのでしょうか?

  

森まさこ法務大臣の言動には「法務大臣としての適格性」に大半の国民が疑問を抱いているのではないでしょうか?

     

安倍首相は、「法務省と検察庁の人事案を最終的に内閣として認めたもので、責任は私にある。批判は真摯(しんし)に受け止めたい。」と述べたそうです。

しかし、内閣で黒川検事長の定年延長を決定しておきながら、「まやかしの発言」をされては、国民は納得できませんね。

民信無くば立たず」ということをご存じでしょう?

  

安倍総理大臣の執念の憲法改正に道を開くための「憲法改正国民投票法」の改正は安倍首相にとっては喫緊の課題かもしれませんが、国民にとっては不要不急の課題です。

この「改正案」を審議することになるなら、その前に喫緊の問題である「森まさこ大臣」の「法務大臣」としての「適格性」そのものについて、国会で十分審議してほしいものです。

安倍首相も森法務大臣など取り巻きも、国民の望まない法律改正をゴリ押ししない方が、国民のためにも、ご自身のためにも、良いと思いますよ!

    

検察官適格審査会」の制度もあり、また、検察の起訴内容の是非は最高裁判所により審理・決定され、最高裁判所裁判官の国民審査もあるのですから、問題のある「検察庁法の改正案」が廃案になっても、「検察と政府間の公平性」や「立法と司法間の公平性」は維持されることを森法務大臣や安倍総理大臣は承知しているのでしょう?

「検査官適格審査会」を活用せず、黒川検事長の定年延長を性急に閣議で決定したのは何故でしょうか?

    

この「検察庁法改正法案」の問題点は、「人は保身のために忖度をする」ということを巧みに利用することになる弊害があることです。  

この検察庁法改正案の問題点は「定年延長を『恣意的に』時の内閣が出来る」ことにあるのです  

「『公務の運営に著しい支障が生じる』と判断すれば最大で3年間勤務を延長できる。」とのことですが、「『公務の運営に著しい支障』とは何か、『特定の人物』を対象とするのではなく、『制度としての判断基準』を法律の改正案と同時に具体的に例示して審議すべきでしょう。

「恣意的な人事決定をすることは無い」と幾ら繰り返されても、納得出来ることではありません。不備のあるままに法案を強行採決すべきではないでしょう。

  

森法務大臣や安倍総理大臣などには、「自らが蒔いた種」が「公務の運営に著しい支障」を来すことに自覚や自責の念は無いのでしょうか?

  

政権維持のためなのか、保身のためなのか、「不都合なことは記録を残さず」、「無用の忖度」や「まやかしの発言」が多いのは問題です。 

国民の付託を受けた国会議員・大臣・総理大臣には「説明責任」があります。

国民は国会議員に白紙委任をしているわけではありません。

この法案や「国民投票法改正案」の審議・成立を急ぐ理由を国民に明確に説明する義務があるでしょう。  

国民の納得できる説明がないままに、数の力で強行採決される異常事態がまかり通るとなれば長期政権が独裁化・腐敗していることの証になるのではないでしょうか?

  

野党議員は国会審議をボイコットするのではなく、その問題点を明確にして、「政権維持のために『定年延長』が内閣の人事権として不当に行使されることを防ぐための修正法案」を提出して、与党案と比較しながら議論すべきなのです。  

野党やその支持者は、「批判のための批判」と非難されないように、小気味よい批判をしてスタンドプレーで終わることなく、国民の幅広い理解が得られる条理に基づく法案を積極的且つ地道に提案するようにしてほしいものです。

そして、いつでも与党に代わり政権を引き受けられるように、政権の座に居るつもりで国会の審議を活用してほしいものです。

たとえ、与党の数の力・不条理がまかり通り、野党の法案が否決されたとしても、単にボイコットする姑息な方法より国民の支持をより多く得ることになるでしょう。

  

しかし、官僚に限らず、人は「忖度」をするのみならず、本能的に「保身」を考えるのが普通ですから、検察庁法改正案は法案そのものを「検察庁法の改悪」として廃案に追い込むより他に「三権分立の原則」を守る良い方策は無いかもしれません。

          

肝心なことは、民主主義・平和憲法下の三権分立の原則に基づく政治・行政・司法などのチェック機能を堅持することです。

「1強独裁」が続かないように、野党のみならず、与党の皆さんも、国会議員として是非ともチェック機能を果たしてほしいものです。

コロナに限らず、安倍政権の影響下の議員や官僚の言動には不透明なことが多すぎ、庶民は不安に包まれています。

     

安倍総理は、高齢者の豊富な経験を活かすために国家公務員法の改正をするといっていますが、一般の国家公務員法と検察庁法とは本質的に異なることを無視して都合よく一緒にしてあたかも正論のごとくまやかして、自分に都合の良い主張しているとすれば大問題です。 

時代の変化や技術の進歩に適応できない権力欲の強い老人が「老害になる」ということもありますよ。

  

我々一般庶民は、将来取返しのつかぬことにならないように、「お題目」や「美辞麗句」を鵜呑みせず、一歩踏み込んでよく考え、「騙されないように」・「誤解している」などと馬鹿にされないように、それぞれの立場で、折に触れて、政治や行政の透明性を要求し、確保しなければなりません。

   

俳句界は政治問題を云々することを良しとしないので、俳句の記事「真夏日や街行く人は皆マスク」を最近の政治情勢も考慮して再編集し、川柳をタイトルにして問題点のポイントを掲載しました。

       

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写真はTV-4chの画面の一部です。  

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2020年5月25日 (月)

俳句《真夏日・猛暑日》

    

(2024.6.13 更新)

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冒頭の写真は6月13日朝のNHKTV二ュ-ス画面の一部分です。早くも各地で真夏日が予想されていますが、福島県など猛暑日になる所もあるようです。 

   

2020年5月に、「真夏日や街行く人は皆マスク」と俳句を詠みましたが、コロナ感染拡大問題が収束してからは、マスクをしないで街を歩いている人が多くなりました。  

   

(2020.5.25 の記事)

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皆さんは政府支給のアベノ・マスクをしているのでしょうか? 

 

句友が送ってくれた手作りのマスクをしていると、歯医者の受付の女性が「可愛い」と言ってくれました。

見かけも良く、掛け心地がよくて息苦しくないので重宝しています。

  

新型コロナ拡散防止のために国民が自粛努力している時に、どさくさにまぎれて、与党やその支持者に「三権分立の原則」を覆すような検察庁法改正の動きがあるのは、新型コロナ問題に劣らぬ大問題です。

 

コロナも最初は現在のような大事になるとは殆どの人が予想していませんでした。

同じ轍を踏まないようにしなくてはなりません。

  

検察庁法改正の動きは、与党が政権維持のためにしているのではないとしても、絶対に止めなければなりません。

 

政権維持のためなのか、保身のためなのか、「不都合なことは記録を残さず」、「無用の忖度」や「まやかしの発言」が多いのは問題です。

 

このような重要な法案の審議を法務大臣不在で実施するということは信じられませんが、その強引さの理由は何でしょうか?

   

国民の付託を受けた国会議員・大臣・総理大臣には「説明責任」があります。

 

国民は白紙委任をしているわけではありませんから、この法案の成立を急ぐ理由を明確に答える義務があるでしょう。 

   

国民の納得できる説明がないままに、数の力で強行採決される異常事態がまかり通るとなれば長期政権が独裁化・腐敗していることの証ではないでしょうか?

  

物事には両面があり、一方的な是非論・批判は慎むべきですが、「三権分立の原則」のような基本法は是非とも堅持しなければなりません。

  

野党やその支持者は、「批判のための批判」と非難されないように、小気味よい批判をしてスタンドプレーで終わることなく、国民の幅広い理解が得られる条理に基づく法案を積極的且つ地道に提案するようにしてほしいものです。

 

たとえ、与党の数の力・不条理がまかり通り、野党の法案が否決されたとしても、単にボイコットする姑息な方法より国民の支持をより多く得ることになるでしょう。

    

「検察庁法改正案」の問題点は、「検事長など幹部が63歳で退職する『役職定年』を設けた上で、内閣が認めればその年齢を過ぎても役職にとどまることができるとする内容が盛り込まれた。」ことにあるのです。

  

この検察庁法改正案の問題点は「定年延長を『恣意的に』時の内閣が出来る」ことにあるのです。

   

野党議員は国会審議をボイコットするのではなく、その問題点を明確にして、「政権維持のために恣意的に定年延長」が行使されることを防ぐための法案を提出して、与党案と比較しながら議論すべきなのです。

  

「『公務の運営に著しい支障が生じる』と判断すれば最大で3年間勤務を延長できる。」とのことですが、「『公務の運営に著しい支障』とは何か、『特定の人物』を対象とするのではなく、『制度としての判断基準』を法律の改正案と同時に具体的に例示して審議すべきでしょう。

  

肝心なことは、民主主義・平和憲法下の三権分立の原則に基づく政治・行政・司法などのチェック機能を堅持することです。

 

野党の皆さんには、是非ともそのための責務を果たしてほしいものです。

   

安倍総理は、高齢者の豊富な経験を活かすために国家公務員法の改正をするといっていますが、一般の国家公務員法と検察庁法とは本質的に異なることを無視して都合よく一緒にしてあたかも正論のごとくまやかして、自分に都合の良い主張しているとすれば大問題です。

 

国民にそのような誤解(?)をさせない為にも、強行採決はすべきではないでしょう。 

   

時代の変化や技術の進歩に適応できない権力欲の強い老人が「老害になる」ということもありますよ。

  

我々一般庶民は、将来取返しのつかぬことにならないように、お題目の美辞麗句を一歩踏み込んでよく考え、「騙されないように」・「誤解している」などと馬鹿にされないように、それぞれの立場で、折に触れて、政治や行政の透明性を要求し、確保して行かなければなりません。

   

マスク」は「冬の季語とされていますが、「花粉症」や「新型コロナ感染防止」など、春にも夏にも使うようになり、今や季語としての意味は無くなったように思います。

  

昨日(4月11日)は東京が真夏日となり、今日は奈良が真夏日になりました。タイトル句を「猛暑日や街行く人は皆マスク」として「俳句HAIKU」の記事を書く羽目になるだろうと、覚悟をしています。

 

今日はタイトルにコロナ俳句を掲載しましたが、暢気な俳句談義をしておれなくて、つい政治談議になりました。

 

この思いを皆さんでシェアして頂けると有難いです。

  

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2020年5月12日 (火)

俳句《母の日》(改訂版)

       

(2024.7.12 更新)

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6月30日は旧暦6月30日の「御禊」に因んで、新暦でも「御祓」とされています。

(日本伝統俳句協会6月カレンダー後半部分の写真参照。)

俳句 《夏越・茅の輪》」や「梅雨の亀の呟き《政界の若返りを!》」をご覧下さい。

  

  

母の日の孫のくれたるパンの顔

母の日や感謝の会もオンライン

   

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冒頭の掲句は、母の日に孫の成長ぶりを詠んだ拙句や、新型コロナウイルス感染拡大防止の行動制限下に詠んだ拙句です。

 

平和憲法下の日本で「母の日」や「誕生日」のお祝いを気兼ねなく親子が集まって出来ることは喜ばしいことですが、ウクライナやパレスチナの戦禍に苦しんでいる人々に思いを馳せざるを得ません。

戦争と平和(俳句と川柳:終戦記念日特集)」や「俳句談義(15):『昭和の日』・『憲法記念日』」をご覧下さい。

  

結婚祝いに会社の同僚が贈ってくれ、長年使っていた掛け時計がダメになったので、娘が「母の日」や「誕生日」のお祝いなどを兼ねて「からくり時計」をプレゼントしてくれました。

リビングの雰囲気に合わせて時計のデザインを選びましたが、時計の針が遠くからは見えにくいのが難点です。しかし、時報には「ジャズ・スタンダード」や「イージーリスニング」「なつかしの愛唱歌」など34曲もあり、時報が短いのでメロディーに聞き覚えがあっても曲名を当てるのが難しく、毎時の時報をゲーム感覚で楽しんで聴いています

  

庭苺孫の作りしアイスにも

母の日の誕生祝ひ孫交へ

母の日の子のプレゼント掛け時計      

   

(2020.5.12の記事)

Dsc_1053コロナウイルス拡散防止対策の外出自粛は地域によって段階的に緩和されることになりましたが、特定警戒都道府県では未だ緩和されません。

離れた家族が母の日の感謝の会や誕生パーティなどに集まることが出来ないので、オンラインアプリを活用して凌がざるを得ません。

        

母の日や面会するもガラス越し  

母の日や雛誕生か庭の声  

蟻来たる愛犬逝きし小屋の上 

初蜻蛉黄蝶も来て舞ひゆけり   

アイリスも躑躅も咲きて誕生日  

生も死もコロナも摂理風薫る  

風薫る庭の手入れや誕生日

      

掲句は薫風士の生命誕生讃歌です。

我田引水ですが、はもちろんのこと、小鳥や蟻や蜻蛉などが万物の誕生を祝かのように吾庭に来ます。

青色文字の季語をクリックすると、「歳時記」の俳句をご覧になれます。

  

新型コロナウイルスに対する戦いには全世界の人々がそれぞれの立場で可能な全力を尽くすべきですが、自然の摂理を謙虚に受け入れることも必要だろうと思いながら「まんぽ俳句」や「コロナ俳句」を作っています。

 

「俳句HAIKU」が読者の慰みや気分転換のお役に立てば幸いです。

  

新型コロナ拡散防止のために国民が自粛努力している時に、どさくさにまぎれて、与党やその支持者に「三権分立の原則」を覆すような検察庁法改正の動きがあるのは、新型コロナ問題に劣らぬ大問題です。

この動きは、仮に自分たちの政権維持のためにしているのではないとしても、絶対に止めなければなりません。政権維持のためなのか、保身のためなのか、政・官関係者のまやかし発言が多いのは問題です。

  

これは長期政権が腐敗していることの証でしょう。

物事には両面があり、一方的な是非論・批判は慎むべきですが、「三権分立の原則」のような基本的問題は是非とも堅持しなけらばなりません。

  

野党やその支持者は、批判する場合には「批判のための批判」と非難されないように、小気味よい批判よりも国民の幅広い理解が得られる条理に基づく冷静な批判や提案をしてほしいものです。

  

肝心なことは、民主主義・平和憲法下の三権分立の原則に基づく政治・行政・司法などのチェック機能を堅持することです。野党の皆さんには、是非ともそのための責務を果たしてほしいものです。

  

我々一般庶民は、将来取返しのつかぬことにならないように、「騙されないように」・「誤解している」などと馬鹿にされないように、それぞれの立場で、折に触れて、政治や行政の透明性を要求し、確保して行かなければなりません。

  

この思いを皆さんでシェアして頂けると有難いです。

         

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

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2020年5月 3日 (日)

戦ふは新型コロナ昭和の日

   

(P.S. 2022.6.25)

令和の戦いは、新型コロナウイルスのみならず、ウクライナ戦争における独裁的覇権主義との戦いになりました。

庶民の力を結集すると専制君主を倒すことが出来ることは歴史が証明していますが、現代は暴力にたよるのではなく、WEBを活用すべきでしょう。

桃の俳句(手作りの味)」をご覧下さい。

   

(2020.4.30)

20200430

 4月29日は「昭和の日」です。「昭和」といえば、「太平洋戦争」と「戦後の復興」のことを思います。

将来、「令和」といえば、「新型コロナウイルスとの戦い」に世界の人々が思いをはせることになるでしょう。

    

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者は4月29日現在、全世界で300万人ですが、日本は1万4千人ほどに抑え込まれています。新型コロナ感染による死者は、全世界で20~30万人といわれます。日経新聞記事参照。)

   

第二次世界大戦での死者は、全世界で6~8千万人、日本は3百万人といわれます。

将来、万一世界大戦が起これば核戦争やバイオ戦争になり人類の破滅になるでしょう。

   

「西部劇時代の頭で私利私欲の覇権争い・非難合戦をするなど、戦争の火種になる馬鹿な言動はしてはならない。」

新型コロナウイルスはその警鐘になると認識していますが、アメリカ市民の意識はどうなのでしょうか?

心配なことです。

    

大型連休中も一人一人が自重して感染の爆発が起こらないようにしなければなりませんが、「緊急事態宣言」は1か月ほど延長されそうです。

新型コロナのワクチンや治療薬が1日でも早く開発され、実用化されることを全世界の人々が切望していますが、それぞれの立場で協力し合って新型コロナとの戦いを進めたいものです。

そして、「東京オリンピック」が無事開催できるように一人一人が努力すると同時に、世界の人々に働きかけましょう。

   

 も鳴くやコロナいや   

 コロナ来ず来るや我が狭庭    

 田んぼ道コロナは無縁鯉のぼり  

 鯉幟コロナを知らぬ孫元気

    

「俳句HAIKU」が読者の無聊の慰みに少しでも役立てば幸いですが、 

ここの青色文字をクリックすると、「昭和の日」の俳句や「鯉のぼり」の俳句を「575筆まか勢」や「歳時記(俳誌のサロン)」などで無数にご覧になれます。

    

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2020年4月20日 (月)

春耕の美女はマスクにコロナ避け

   

タイトルの俳句は、コロナウイルス拡散防止運動の一助になればとの思いで詠んだ薫風士の川柳もどきのコロナ俳句です。

 

日本の新型コロナウイルス感染者が遂に1万人を超え、東京は3千人を超えました。全世界の感染者数は230万人以上になりました。

(国別新型コロナウイルス感染者数「外務省海外安全ホームページ」最後の写真参照。)

  

ワクチンや治療薬が開発され、普及しないかぎり、「緊急事態宣言」が一旦解消されるとまた感染が拡散するでしょうから、コロナウイルス感染症の拡散防止と社会の活動機能維持とのバランスを考えながら長期戦略で対応せざるを得ないでしょう。

一時金支給はいつまで続けることが可能でしょうか?

東京など大都市中心の経済成長・経済効率一辺倒の社会体制はこの際思い切って見直す必要があります。

    

春耕や自産自消のテレワーク 

        (薫風士)

     

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テレワークや地産地消・自産自消をもっと普及させると大地震や新型コロナウイルスのパンデミックなど、大災害の非常事態にも持続可能な経済的社会体制が確立できるのではないでしょうか?

  

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2020年3月19日 (木)

折々の俳句《春愁》

  

(2024.3.30 更新)

元の記事のタイトルは「春愁コロナ時疫の輪に掛かり」でしたが、コロナは令和5年5月8日から「5類感染症」になり収束したので変更しました。

次の拙句の「春愁」は「はるうれい」と読んで下さい。

   

政商を生むなよNISA春愁

NISAは一般的・長期的にはインフレ対策と節税効果で利用者の利益になりますが、個別的・短期的には株価変動により損失を被るリスクがあることをNISA利用者に周知徹底して下さい。

「NISA」は「二-サ」か「にいさ」と読んで下さい。

           

春愁なぜ増え続く不登校  

バーチャルゲームなどの虜になっている子供が増えていますが、もっと自然に親しむ教育を推進して欲しいものです。

ゆとり教育は何故とりやめたのでしょうか?

多様性の進化した現代の教育方法には不適切な従来の知識・記憶中心の全体主義的画一的教育方法は止めて、自然に親しみ考える知恵を伸ばす教育を推進して欲しいものです。

   

ウクライナ紛争又も春憂

ウクライナ紛争について、プーチン大統領や世界の指導者が賢明な決断をしてくれることを切望して、「やむにやまれぬ思い」を書きました。

青色文字(タイトル)をクリックして、血に染むなドニエプルてふ春の川」をご覧下さい。

  

(2020年3月の記事)

新型コロナウイルス感染拡大を憂い詠みました。

 

春愁やコロナウイルス輪を掛ける    

春愁を吹き飛ばさむや「まん歩」の句   

春園に老若幼コロナ避く

  

春分の日」の前に「春愁」の「俳句」を詠むのは早すぎますが、ITを十分活用するためにはブログ「俳句HAIKU」の記事が一般に行き渡るまでのタイムラグを考慮せざるを得ません。

 

薫風士の「まん歩」コースの深田公園コロナウイルス対策・自衛の人々でこれまでに無く「週日」も「終日」賑わって(?)いました。

「まんぽ俳句」も慰みになれば幸いです。

(「終日」は、俳句では「しゅうじつ」と読まず、「ひねもす」と読むのが普通です。)

    

次の青色文字(春愁1春愁2春愁3春愁4春愁5春愁6春愁7)をクリックすると、歳時記(俳誌のサロン)2020.2~3月掲載の例句をご覧になれます。

  

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(写真はウイキペディアのコロナウイルス解説記事の写真のコピーをアレンジして掲載させて頂きました。青色文字をクリックして解説記事をご覧下さい。)

   

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2019年12月 4日 (水)

《蝉時雨・山眠る・山笑ふ》(政治家の引き際)

   

(2024.6.30更新)

「岸田下ろし」を口にしている長老は、国民の声を聞く総理を引き下ろして一体何をしようとしているのでしょうか?

 

かっての自民党安倍派支持者や親派の評論家や学者には、このような根本的な問題点に触れないで、あれこれと大衆受けするレッテル張りの巧みな方もいますが、まさか、意趣返しをしようとしているのではないでしょうね?!

   

梅雨の亀の呟き《政界の若返りを!》」や「梅東風や届け世界にこの思ひ」、「夏祭り最後を飾る揚げ花火 《俳句XXX》」などをご覧下さい。

   

長期政権が腐敗するのは共産圏に限りません。

自由主義圏でも、政治家の世襲や私物化が笑いごとで済まされない状況になっていないでしょうか?

  

暮れてなお命の限り蝉しぐれ 

       (中曽根康弘

  

ロン・ヤスの山荘抱き山眠る

ドナルドとシンゾウ談義山笑ふ   

時雨るるや句友と談義翁の忌 

         (薫風士

    

蝉しぐれ」といえば、芭蕉の俳句高浜虚子の俳句などを思い出します。

蝉の俳句を鑑賞しよう」をご覧下さい。    

中曽根康弘元首相が2019年(令和元年)11月29日に101歳で天寿を全うされました。

ご冥福をお祈りいたします。

        

安倍総理の「桜を見る会」の実態が問題になりましたが、吉田茂や中曽根康弘の「桜を見る会」と

安倍晋三首相の「桜を見る会」を比較してみて下さい。  

国を背負う官僚や政治家は、「信なくば立たず」、「政治と行政の透明性」を確保することによって内外の市民の信頼を得なければ、日本のみならず世界の「平和」が維持されないことを肝に銘じて、庶民の期待に応えてほしいものです。

長期政権は独裁に陥り周囲を腐敗させますが、その傾向が生じています。

「忖度」と「和」を重んじる日本社会では首相の引き際が肝心です。 

安倍総理やその取り巻きは、中曽根元総理の引き際を見習ってほしいですが、安倍さんはドナルドに「アメリカ・ファースト」や「白人優先」の政策で世界の危機感を煽ることを止めるようにアドバイスしてくれましたか ?!

言いなりになったり、気に入られるように忖度するようでは困りますよ !!

    

日本国民の危険感を煽り、高い兵器を売りつけ、在日米軍駐留経費などの負担額引き上げを日本に要求するトランプ大統領などの政治手法に庶民は憤りを抑えかねていますよ! 

    

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(写真)

NHK NEWS WEBやTV4ch.の映像の一部です。

               

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2019年8月25日 (日)

(俳句)《爽やか・虫の声・法師蝉》

  

(2023.10.5 更新)

爽やかや花と緑と水の街

爽やかや野分の進路遠ざかり

  

著名俳人の『季重なり』俳句集」をご覧下さい。

台風による災害に苦しんでおられる方方には到底「爽やか」な気分になれず、掲句に共感されないでしょう。お見舞い申し上げます。

掲句は敢えて「季重なり」で詠んだブログ用の拙句です。

  

(2019年8月25日の記事)

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今年の夏の全国高校野球大会履正社(大阪)が星稜(石川)を下し、初優勝をしました。  

炎天下の全国高校野球大会が終わると、猛暑熱帯夜から解放され、昼間は真夏日ですが朝晩はめっきり涼しくなり、「夜の秋」(夏の季語)がピッタリします。 

     

薫風士の「初秋」の「まんぽ俳句」を3句掲載しますが、各季語をクリックすると歳時記俳誌のSalon)の俳句をご覧になれます。

   

爽やかラジオ体操影伸ばし  

虫の声今朝の体操終へし帰路   

うたた寝の気怠き目覚め法師蝉

  

今朝は体操の帰りに小学校の校庭の土手から虫の声が聞こえました。

昼間は賑やかだった蝉の声が聞こえなくなり、ツクツクボウシが頻りに鳴きだしました。

 

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2019年8月14日 (水)

869祈り繋がむ原爆忌

   

 (2024.12.15 更新)

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写真は、タップ拡大してご覧になれます。(NHK-TV 画面の一部分です。)

  

2024年のノーベル平和賞は、日本被団協に授与されました。

 

被団協は、連合軍による原爆投下から11年後の1956年に広島と長崎の被爆者などによって結成された日本原水爆被害者団体協議会の略称ですが、核兵器の非人道性を広めるための草の根運動が評価されたとのことです。(日本経済新聞参照

  

ままならぬ功を焦らず原爆忌

       (薫風士)

   

「核廃絶」と同様に人々の意識が変わらない限り実現不可能ですが、世界平和実現の基本的な課題は、世界の人々が「既存の宗教を超越し、21世紀の科学に基づいた普遍的な宗教心を持つこと」です。

  

「旧統一教会」・「世界平和家庭連合」と政治家の関係は宗教のマイナス面の卑近な例ですが、問題を矮小化せず、恒久的平和へ根本的解決をする地道な努力を世界に広げましょう

   

P.S. 2022.3.12

ウクライナ紛争について、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、記事を書きました。

青色文字をクリック(タップ)して、ウクライナ・ドナウへ流る春の川」や春一番この発言はおぞましき」をご覧下さい。

  

(2019.8.14)

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タイトルの俳句は広島平和記念式典をテレビで見ながら薫風士が広島忌と長崎忌を口ずさんだタイトル俳句です。

   

「869」は、広島の被爆(194586日午前815分)と長崎の被爆(89日午前112分)を意味します。

        

忘れまじ815の炎天

   

815祈り繋がむ終戦日

  

上の2句は薫風士の川柳もどきの「標語俳句」です。

「815」は広島に原爆が投下された815終戦日815日を意味します。今年の終戦日は猛暑大型台風に見舞われそうですが、被害が少ないことを祈るばかりです

  

その悲惨俳句に詠めず原爆忌

    

俳句は片言ですから、戦争や原爆の悲惨さは到底詠むことはできませんが、考えるきっかけにはなります戦争の悲惨さを体験した世代の生存者は年々減少し、いずれ戦争を知らぬ世代ばかりになります。

     

語り継ぐ五才の記憶原爆忌  

       (末廣紀惠子)

 

原爆の阿修羅忘れず敗戦忌  

        (泉田秋硯

  

原爆忌語り部たちの老い姿  

         (桂敦子

     

戦争犠牲者のご冥福・核兵器廃絶・世界平和の祈りは永遠に続けなければならないと思います

 

核兵器の廃絶は現実には出来ないにしても、世界の人々がこの祈りを続け、いずれの分野においても、世界の指導者が「寛容の精神」をもって世界の融和・核軍縮の努力をすれば、戦争の勃発や核兵器の使用を未然に防ぐことは可能でしょう。

  

米国はじめ世界の現状はこのような庶民の願いを十分に反映せず、逆行しているのは悲しいことです。

  

しかし、一人ひとりの小さな力でも、世界の人々があきらめずにコツコツと結集すれば、大国をも動かすことは出来るでしょう。

 

この思いを皆さんがシェアしてくれることを祈っています。

     

原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ 

        (金子兜太)

   

(上記の俳句4句は歳時記(俳誌のSalon)から抜粋・掲載させて頂きました。) 

   

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2019年4月30日 (火)

平成の果てて令和の花見酒

 

To enjoy HAIKU in English, click the respective titles: Farewell haiku of Ransetsu” , Photo Haiku Collection (Trip to Europe), and "Vol.5 Kyoshi 100 Haiku (81) ~ (100)" in HIA.

     

新元号期待違はず花見かな 

花冷に祈る平和や令和の句

平成の平和繋がむ生身魂

      

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桜の写真は隅田川テラスからスカイツリーを望む風景皇居の堀端の垂れ桜です。

   

(写真はクリックすると拡大します。青色文字をクリックするとリンク記事をご覧になれます。)    

    

 現代は「花見」と言えば「桜の花見」ですが、万葉集時代の花見の対象は中国渡来の「梅の花」でした。   

               

新元号令和を祝ひ花見酒

 

万葉の文化偲びつ花の宴

 

異国語も交じり平和や花筵

 

句に興じ異国の友と花見酒

  

新元号フェイクにするな四月馬鹿

 

改元に詐欺の横行四月馬鹿

   

平和ぼけするな一喝春の雷

 

大川のジョガー行き交ふ花堤

 

花万朶スカイツリーを遠望に

 

花万朶水面に映ゆる皇居かな

  

平成の残花を惜しみ一人旅

 

碧眼の皿売りも居て花の市

  

平成の果つる四月や花に雪

 

余花の雨地を固むるや令和成る

 

花は葉に一人連句を口ずさみ

       (薫風士)

       

          

「桜」・「花」の俳句と写真集(サイト)はここをクリックしてご覧下さい 

歳時記(俳誌のサロン)の「花見」の俳句はここをクリックしてご覧下さい    

       

  

「令和」の「令」は「命令」・「号令」や「律令制」を連想し、「和」は「昭和」と「平和」を連想します。「律令制」は「大化の改新」で実施されました

 

「令和」の時代に「世界平和に貢献する日本にするか否か」は、我々一人一人の自覚と行動次第です。

  

和を以て貴しと為す」は聖徳太子の言葉とされていますが、平和憲法下の「民主主義に基く和」を推進したいものです。

  

平和ぼけして「あなた任せ」や「お上まかせ」の意識でいると、「平成から令和の歴史の流れ」は「大正から昭和の歴史」と同様の悪夢の繰り返しになるでしょう

 

自民党の憲法改正案には「天皇を元首」にしたり、「自衛隊」を「軍隊」にしてありますが、このような「改正と称する改悪」は無用でしょう。

 

平成の天皇の「『象徴天皇』と『平和』への真摯な思い」を無にしてはならない、という忖度思いを新たしています。

 

読売新聞の記事によると、安倍首相は「桜を見る会」で自作の俳句を2句披露しています。

 

平成を名残惜しむか八重桜

新しき御代寿祝ぎて八重桜

    

上記の俳句は「俳句談義(18):政治家と俳句」で紹介した俳句より上達していますが、安倍総理以下与党議員の方々には平成の天皇の思い民の思いを誤解することなく忖度して、憲法の改悪はせず、天皇が平成から令和へ「日本国民の象徴」として国際親善・平和外交を継承される環境を堅持してほしいと切望しています

  

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