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2016年5月 8日 (日)

「俳句は楽しい」 句に興じ茶寿も祝ぎたし新茶汲む

    

掲句は先日の俳句会で兼題「鑑真忌」と「茶寿」との取り合わせも良いのではなかろうかと投句した拙句「句に興じ茶寿も祝ぎたし鑑真忌」を修正したものである。

「茶寿」は108歳の長寿を意味するし、煩悩は108あるとされるから、鑑真忌との取り合わせも悪くないが、たまたま静岡ゆかりの親戚から新茶を頂いたので、早速その新茶を味わいながらふとこのブログ用にアレンジすることを思いついた。

長寿に拘らず元気に天命を全うすることが出来れば幸いであるが、胃のない体でどこまで長生きできるか、チャレンジして見たいと思っている。

某川柳句会で高得点を得た拙句「わが命妻の料理に支えられ」や「幸せよ世界遺産を日々食って」が示しているように、食事と自然環境に恵まれていることや医療技術の進歩などを考慮すると、妻の支援を得て自助努力もすれば掲句を現実のものとすることはまんざら不可能でもないだろう。最近は長寿者が増えているし、夫婦そろって元気に俳句を楽しみたいものである。

インターネット歳時記には季語「新茶」を用いた俳句は約500句あり、味わい深い句が多いが、今日は「母の日」なので「歳時記」から新茶と母に因んだ俳句を取り上げた。

(青色文字のタイトルや下線部をクリックすると俳句や解説記事がご覧になれます。)

    

新茶1

・新茶汲み母の米寿を祝ひけり 大串章 (百鳥

新茶2

・祖母っ子の娘も知命なり古茶新茶 東野鈴子 (雨月

新茶3

・新茶味はひのもう在さじと 青垣和子

新茶4

・新茶汲むふと母のこと想ひつつ 大谷茂 (遠嶺 

新茶5

・新茶汲みたやすく母を喜ばす    殿村莵絲子

    

蛇足だが、「茶寿をほぎたし」と詠んだもう一つの理由は、百八歳まで生きると紀元2700の日本や世界を見届けることができるからである。

紀元2600の盛大な式典の翌年に日本は太平洋戦争に突入した。

今朝のNHKテレビの「日曜討論安倍・プーチン会談北朝鮮党大会のことなど、国際問題を取り上げていた。

米国大統領選挙では、民主党クリントン氏共和党トランプ氏の対決になるだろうが、アメリカの醜悪な面を代表するようなトランプ氏が大統領になれば、日米関係世界情勢はどうなるだろうか?  

正岡子規の俳句紀元二千五百五十五年なりに因んで書いたブログ「季語・季題が新年の俳句特集や「俳句談義18政治家と俳句<俳句を通して世界の平和を!>などもご覧下さい。

     

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「俳句は楽しい」 句に興じ茶寿も祝ぎたし新茶汲むを参照しているブログ:

コメント

「575筆まか勢」に「新茶」「古茶」の例句が沢山ある。
http://fudemaka57.exblog.jp/22579954/
をクリックしてご覧下さい。

「増殖する歳時記」に高浜虚子の戦争中(1943)の句「生きてゐるしるしに新茶おくるとか」と清水哲男氏の句評がある。
http://longtail.co.jp/~fmmitaka/cgi-bin/g_disp.cgi?ids=19970518,19990516,20020417,20070521&tit=%90V%92%83&tit2=%8BG%8C%EA%82%AA%90V%92%83%82%CC
をご覧下さい。

「茶摘み」は春の季語、「新茶」は夏の季語です。
「トレンドFan」「プレバト!(6/4)夏井いつき先生が選んだ俳句…」
http://trend-fan.blog.so-net.ne.jp/2015-06-04-1
をご覧下さい。

俳句には三つの喜び:「発想の喜び」「完成の喜び」「評価を得る喜び」があるとのことです。
兼題「新茶」主宰鷹羽狩行 NHKBS「俳句王国」(H.21.5.16)
http://blogs.yahoo.co.jp/saitou602002/57831820.html
をご覧下さい。

俳句は「極楽の文学」であると高浜虚子が言っています。
「俳句への道」
http://www.aozora.gr.jp/cards/001310/files/55609_53062.html
をご覧下さい。

俳句とは何か? 俳句の面白さは何か?
俳句の楽しみ方は各人各様です。
素人も玄人も、初心者もベテランも、それぞれの立場で楽しめるのが俳句の面白さでしょうね。
「週刊俳句時評・ユリイカ(2011.10月号)『現代俳句の新しい波』ふたつの印象」
http://weekly-haiku.blogspot.jp/2011/10/blog-post.html
をご覧下さい。

静岡新聞NEWSの記事:
「108歳「茶寿」福島さん 菊川の自園で新茶手摘み」
を読んで、意を強くしました。
http://www.at-s.com/news/article/local/west/232896.html
をご覧下さい。

新茶5に掲載した俳句が亡父の句「いたわればすぐ涙ぐみ風邪の母」(句集「青田風」木下一楓)や亡母のこと故郷の幼少の頃のことなどを懐かしく思い起させた。
インターネットを何気なく検索していると、MBS番組の「プレバト」で夏井いつきさんが「不忍池とあじさい」のお題で三田佳子さんを才能アリ第1位に査定した記事があった。
「こたつむりの悠々自適ブログ 6月18日のプレバト俳句査定の感想。」http://www.mohi9.com/article/420913734.html
をご覧下さい。

現在104歳の日野原重明さんは108歳(2020年)までの予定が入っているとのことである。

俳句談義16:「こどもの日」・「母の日」に思うこと。
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2015/05/post-3186.html
もご覧下さい。

英国が国民投票の結果EUを離脱することになり残念なことです。
米国の大統領選挙でトランプ氏がもしも勝利することになれば、
世界各国の右傾化が更に促進されて帝国主義的覇権主義に逆流することになるのではないか、
民主的な地域の拡大・統合への理想的な動きが阻害されることになるのではないか、
と危惧しています。
世界大戦の多大な犠牲に対する反省から生まれた平和憲法の基に、
日本は軍事力でなく技術力と国民の努力で経済発展を実現し、
世界平和のためにも貢献してきました。
このような日本の戦後の基本的な流れを逆流させてはなりません。
7月10日の参議院選挙は老若ともに棄権せずしっかり考えて投票して、
平和な日本で茶寿が祝えるようにしてほしいものです。

俳句は作っても、読んでも、楽しいものです。
俳句談義(3):虚子の句「初空や」の新解釈:大悪人は誰か?
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2015/01/post-f97c.html
もご覧下さい。

I would like to have President-elect of the United States,
Mr.Trump, read the following passage from "Ultimate LOVE by L.P. Lovee":

However, here in "Ultimate LOVE", 
"God" is supposed to be the system for the existence of nature in the great space itself.
It is desirable for world peace that,
instead of such God as is conventionally assumed,
you respect and believe in such God as defined herein.
It is a sincere wish of Chunu's master that your love for yourself
lead to a love for others, your town, your nation, the whole world, and
finally to the Ultimate Love toward the God who presides the earth
on which you were born to live your life.

(See "Ultimate LOVE" by L.P. Lovee)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2015/12/ultimate-love-by-lp-lovee.html

・煩悩は百八減つて今朝の春
煩悩は108あるとされるが、
煩悩が無くなるのは大往生するときのように思える。
夏目漱石は何歳の時にこの俳句を作ったのだろうか?

俳句をユネスコ無形文化遺産に登録する運動が
国際俳句交流協会などの俳句愛好者によって進められています。
その草の根運動の一助になればとの思いで、
チュヌの主人も言語の壁を破るチャレンジをして
日英バイリンガル俳句を楽しんでいます。
読者の日英バイリンガル俳句のご投稿をお待ちしています。
投稿して頂く場合には「コメントを投稿する」(記事の最後の欄)に、
次の手順で入力して下さい。
(1)名前の欄に貴方の氏名を記入。
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(3)最後の「投稿」ボタンをクリック。
(4)上記の結果表示されるセキュリティのためのテキストを指示通り入力する。
 
なお、ご投稿頂いた内容はチュヌの主人の任意の裁量で
適宜コメントし、校正・公開させて頂きます。
予めご了承ください。

今日は虚子忌(椿寿忌)ですね。
高浜虚子は「俳句への道」において次のように述べています。(抜粋)

私は『須菩提経』においてこの事を説いたのであって、立派な俳句を作る人はもとより成仏する。立派な俳句を作らぬ人でもとにかく俳句を作った人なら成仏する。俳句は作らないがしかし俳句を読んで楽しむ人ならこれまた成仏する。読んで楽しまなくっても唯(ただ)俳句を読んだことのある人も成仏する。読まなくても俳句というものに目を触れた人なら成仏する。また、俳句という名前だけに接しただけの人でもなお成仏する。成仏するというのは俳句に対して有縁の衆生となるというのである。
 この『俳諧須菩提経』というのは明治の末か大正の始(はじ)めに書いたもののように思う。今でも同じ考えである。

チュヌの主人は俳句を楽しんで大往生をしたいと思っています。

日野原重明氏が今日(7月18日)105歳で亡くなられた。
http://www.asahi.com/topics/word/%E6%97%A5%E9%87%8E%E5%8E%9F%E9%87%8D%E6%98%8E.html?iref=pc_extlink参照)
日野原さんは生涯現役で活躍されたが、
俳句も作っておられたことを知りました。
「10月4日104歳に104句」
http://bookman.co.jp/shop/literature/9784893088444/参照)
偉業を偲びご冥福を祈ります。

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