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2018年3月 6日 (火)

俳句の鑑賞:「啓蟄」

      

・啓蟄や犬はひと際嗅ぎ回り

・啓蟄や南北対話動き出す  

今日(3月6日)は啓蟄です。掲句はチュヌの主人の即興句ですが、最初の俳句は今朝の雨上がりの散歩でチュヌが一際(ひときわ)あちこちを嗅ぎ回ったことを詠んだ句です。二つ目の俳句はチュヌの主人が今朝のテレビニュースで「3月5日に韓国政府の特使が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長と会談した」ことを知って詠んだものです。

南北対話が民の期待を裏切らず世界の平和のために順調に進展することを願いつつ、気の向くままに歳時記(俳誌のサロン)の俳句を引用させて頂きます。

(青色文字の季語をクリックすると、俳句の詳細がご覧になれます。)

    

啓蟄1

・啓蟄や屋根くろぐろと寺の町 (鷹羽狩行)

・啓蟄や堆肥の匂ふ蜜柑畑 (大塚禎子)

啓蟄2

・啓蟄や残らず靴を磨き上げ (石川のぶよし)

・啓蟄や靴の減りぐせ父に似て (千田百里)

啓蟄3

・啓蟄の蚯蚓の紅のすきとほる (山口青邨)

・啓蟄や汐留にビル競ひ建ち (今村恵子)

啓蟄4

・啓蟄や背伸びをすれば骨の鳴り (八染藍子)

・啓蟄の歩幅大きくなりにけり (寺田すず江)

啓蟄5

・啓蟄や反抗期の子まだ寝床 (下山和美)

・啓蟄や政変聞きつ厨事 (足利錞子)

啓蟄6

・啓蟄や地下鉄を出て迷ひける (竹内悦子)

・啓蟄や探しあぐめる地下出口 (渡邉英子)

啓蟄7

・啓蟄や小さき地震に耳立てて (久津見風牛)

・啓蟄や大地震の地よ甦れ (木野裕美)

啓蟄8

・啓蟄や要介護より抜け出せず (吉村摂護)

・啓蟄や犬の見てゐるショベルカー (平野みち代)

啓蟄9

・啓蟄や仏足石の苔生して (服部鹿頭矢)

・啓蟄や杖つく足をやや高く (吉村摂護)

   

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