「初鏡」と「小春の鏡」(プレバト俳句の推敲)
(2025.1.21 更新)
初鏡三面鏡の連反射
(薫風士)
米国のトランプ新政権が発足しました。
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冒頭の掲句は、恒久的世界平和への思いを皆さんがシェアし広めてくれることを切望して、寝起きに三面鏡を見て思いついたブログ用の比喩の拙句です。
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人気絶頂の俳句番組「プレバト」の夏井先生の添削は「上手い」と感心することが多々ありますが、「どうかな?」と思う推敲・添削も時々あります。
ここをクリック(タップ)して、「プレバト 夏井先生の添削を添削する (添削記事特集編)」をご覧下さい。
(青色文字をタップすると例句やリンク記事をご覧になれます。)
2019年12月5日に放映された金子恵美さんの俳句の添削で、夏井先生は「小春日や夫も鏡に試着室」を「夫という鏡小春の試着室」に修正していますが、
「鏡」には「模範」という意味もあり、作者の意図からすると、夏井先生のこの添削は「どうかな?」と疑問が湧きます。
むしろ、助詞の「も」を「を」に替えるか、「試着室」を「試着」に替えて、次のように修正すると作者の意図していることがすっきり表現出来るばかりでなく、小春日の夫婦の円満ぶりがイメージに浮かび良いと思います。
小春日や夫を鏡にして試着
小春日や夫も鏡にして試着
前者は鏡に映して自分で判断するよりも夫の判断を大事にしているニュアンスがありますが、
後者は、鏡に映して自分で判断するばかりでなく、夫の意見も聞いている仲良し夫婦の情景が浮かびます。
もし、お題の「試着室」を用いなければならないのなら、
次のように修正したらどうでしょうか?
試着室夫を鏡にして小春
試着室夫も鏡にして小春
俳句は「詠み人・読み人」を映す面白い鏡だと思っていますが、
貴方なら、どう添削しますか?
夏井先生の揚げ足を取るつもりではなく、「俳句の裾野を広げたい」という夏井先生と同じ思いです。
及ばずながら、プレバト視聴者の俳句の推敲・添削の参考になれば幸いですが、俳句HAIKU の読者の作句力向上のお役に立てば望外の喜びです。
「新年」の俳句「初鏡・初髪」や「《たんぽぽ・蒲公英・タンポポ》俳句鑑賞」などもご一読頂き、下記の記事の夏井先生の添削に対する薫風士の推敲・添削案について何らかのコメントを頂けるとありがたいです。
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧になれます。
(写真)
TV-4ch.プレバト画面の一部分
2025.1.21 更新
投稿: | 2025年1月21日 (火) 12時24分
「プレバト俳句 梅沢富美男氏の「木の葉髪」の推敲を考える」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/12/post-ef7a.html
をご覧下さい。
(薫風士)
投稿: | 2021年12月28日 (火) 08時02分
「プレバト夏井先生の添削を添削する」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/purebato.html
や
「春」の俳句特集:薫風士のブログ「俳句HAIKU」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/02/haiku-f2f4.html
をご覧下さい。「俳句の面白さ・奥の深さ」が分かるでしょう。
投稿: | 2021年3月22日 (月) 07時18分