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2022年9月 4日 (日)

著名俳人の「季重なり」俳句集

  

2022年は「敬老の日」が9月19日となり、「子規忌・獺祭忌」と重なりました  

「季重なり」の俳句が「名句」か「迷句」か、よく議論になりますが、「論より証拠」、気の向くままに著名俳人の「季重なり」の俳句を集めました。

   

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(写真)

日本伝統俳句協会9月のカレンダー

   

(写真はタップ拡大できます。)

  

   

        

著名俳人の「季重なり」の俳句を気の向くままに掲載します。

   

松尾芭蕉・1644~1694)  

 

春や来し年や行きけん小晦日   

鶴の毛の黒き衣や花の雲

         

「小晦日」は「こつごもり」と読み、「冬の季語」です。

「鶴」は「冬の季語」ですが、「花の雲」が季語として主でしょう。

   

与謝蕪村・1716~1784

 菜の花や月は東に日は西に

 寒月や門なき寺の天高し 

「菜の花」は春の季語、「月」は秋の季語です。

寒月」は「冬の季語」、「天高し」は「秋の季語」です。

    

正岡子規・1867~1902

運動会の旗あちこちす春の山 

夕月に大根洗ふ流かな         

運動会」は「秋の季語」ですが、「春の山」が主な季語でしょう。

月」は秋の季語ですが、「大根」は冬の季語です。

      

高浜虚子・1874~1959

鴨の嘴よりたらたらと春の泥

朝顔の映り熱帯魚は沈む          

「鴨」は「冬の季語」ですが、「春の泥」が季語として主でしょう。

朝顔」も「熱帯魚」も「夏の季語」です。

国際俳句交流協会の「高浜虚子の俳句をバイリンガルで楽しもう!」には掲句の他にも「季重なり」の例句があります。

   

種田山頭火・1882~1940

雪かぎりなしぬかづけば雪ふりしきる

夕立が洗つていつた茄子をもぐ

」の俳句は、「冬の季語」が二つあり、破調「7・5・7」の自由律俳句です。

夕立」も「茄子」も「夏の季語」です。

   

中村草田男・1901~1983

手の薔薇に蜂来れば我王の如し

宵月のやがて大根の葉に照りぬ          

薔薇」も「」も「夏の季語」です。

月」は「秋の季語」、「大根」は「冬の季語」です。

   

水原秋櫻子・1892~19081

谷深くうぐいす鳴けり夕霞

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々         

うぐいす)」も「」も「春の季語」です。

「啄木鳥」は「秋の季語」、「落葉」は「冬の季語」です。

   

星野立子・1903~1984

美しき緑走れり夏料理 

障子しめて四方の紅葉を感じをり   

「障子」は「冬の季語」、「紅葉」は「秋の季語」です。          

「緑」も「夏料理」も「夏の季語」です。

言語の壁を破るチャレンジ(6)《夏料理》」をご覧下さい。

   

金子兜太・1919~2018

霧に白鳥白鳥に霧というべきか

流れ星蚊帳を刺すかに流れけり           

「霧」は「秋の季語」、「白鳥」は「冬の季語」です。

「流れ星」は「秋の季語」、「蚊帳」は「夏の季語」です。

コロナ禍の俳句鑑賞《流星》」をご覧下さい。

   

稲畑汀子・1931~2022

桜よりはじまつてゐる初紅葉 

苗代寒さそへる雨となりにけり           

「苗代寒」は、現代俳句協会「現代俳句データベース」によると、「春の季語」です。

この俳句は、切れを「苗代」と「寒さ」の間に入れて読むと句意が明瞭ですが、「苗代」は「春の季語」、「寒さ」は「冬の季語」です。

「桜」は「春の季語」、「初紅葉」は「秋の季語」です。

俳句の鑑賞 《初紅葉・薄紅葉》」をご覧下さい。

          

鷹羽狩行・1930~

稲刈りの進めば進む蝗かな

梅雨磧湿らぬ翅の蝶をのせ

「稲刈り」も「蝗」も秋の季語です。  

梅雨」は「夏の季語」、「蝶」は「春の季語」です。

  

岩岡中正・1948~

はくれんの落花を掃くといふ仕事

「はくれん」は、「ハクモクレン」(白木蓮)と解釈すると「春の季語」ですが、「白蓮」と解釈すれば「夏の季語」です。

「落花」は主に桜の花の落花を意味する「春の季語」です。

この俳句の場合、「白蓮の落花」と解釈すると「夏の季語」になるでしょうが、「白木蓮の落花」(春の季語)と解釈すべきでしょう。

作者は「はくれん」と平仮名で記述して、「俳句の解釈の面白さ」を狙ったと考えるのは穿ち過ぎでしょうか

  

室生犀星・1889~1962

とんぼうの腹の黄光り大暑かな           

「とんぼ」は「秋の季語」ですが、「大暑」は「夏の季語」です。

 

村上鬼城・1865~1938

小春日や石を噛み居る赤蜻蛉           

「小春日」は「冬の季語」、「赤蜻蛉」は秋の季語です。

「俳句《とんぼ・蜻蛉・秋茜・赤蜻蛉・やんま》」をご覧下さい。

   

季節の移ろいや時間の流れを詠むと、必然的に「季重なり」になります。

  

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著名俳人の掲句や写真の後に掲載した拙句などを読むと、納得して頂けるのではないでしょうか。

「季語を二つ用いた俳句はダメ」という観念に捉われている主宰やその信奉者は表現の幅を狭めて俳句をつまらなくしていると思います。

 

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真夏日に句友の呉れし林檎愛づ

カナカナの声鎮まりて法師蝉

法師蝉夕日に黙し虫の声

新涼の日暮れの漫歩虫時雨

爽やかや野分の進路遠ざかり

       (薫風士

   

「野分」は「台風」のことです。

高浜虚子の詠んだ次の俳句安倍晋三元総理大臣の国葬の是非論支持率低下の最中にある岸田総理大臣の現況や今年の出来事に当てはまると思っています。

   

人生の台風圏に今入りし

去年今年貫く棒の如きもの

年を以て巨人としたり歩み去る

時ものを解決するや春を待つ

       (高浜虚子)

   

戦時下の自由にものが言えない時代に、高浜虚子は客観写生を唱道することによって正岡子規から引き継いだ俳句の伝統を守ったと思っていますが、現在は自由に物の言える民主主義の時代です。

何事も好き好き俳句も好き好きです。

一歩踏み込んでよく考え多様性の時代の俳句をエンジョイしましょう

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それが、結果として、「俳句を通じて世界平和を!」の実現に繋がれば望外の喜びです。

   

   

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2022年8月17日 (水)

「終戦記念日・墓参・盆」の俳句

    

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J-Power Groupのカレンダー8月の一部分

   

   
ひまわり」がウクライナ
国花とみなされていることを最近知りました

梅東風や届け世界にこの思ひ」をご一読下さい。

    

あれ無くば愚痴のタラたら秋の昼

  

「TOKYO 2020」の開催をワクチンの開発・普及が進み新型コロナウイルスの感染拡大の収束が期待されるまで2年間延期していたら、暗殺による安倍晋三元総理大臣の不慮の死も起こらず、世界の歴史は変わっていたかもしれません

  

安倍晋三前総理大臣の「完全な形で開催する」という発言にもかかわらず、「オリパラ」の開催を新型コロナウイルスの感染拡大が収束するまで何故延期しないのか、マスコミもそのことに何故触れないのか、不思議に思っていますが、ゴルフ談義政治談議も「あれが無かったら」と愚痴や反省がしきりです。

  

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(写真)

TV画面を撮った写真の一部分。

NHK-TV画面そのものではありません。   

  

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ここをクリック(タップ)して、「《戦争と平和》(俳句と川柳:終戦記念日特集)」をご覧下さい  

  

   

    

(2022.8.17の記事)               

  

墓参1

家はみな杖にしら髪の墓参   

         (芭蕉)

  

(墓参2)

にぎやかに孫の先達墓参 

      (山口郁子)

      

(青色文字をタップしてリンク記事をご覧下さい。)

「終戦記念日」の8月15日頃になると恒例の如く、閣僚の靖国神社参拝が話題になります。

  

「靖国神社」は、日本を「一億玉砕」という際限のない戦争に駆り立てた戦争責任者とその犠牲者を合祀しており、軍国主義・国家主義を推進した軍閥政府によって戦意高揚のために利用され、今や日本の伝統文化や現代の民主主義と相いれない歴史的遺物となっています。

政府主催の全国戦没者追悼式」や戦没者・遺族それぞれの「お墓参り」で追悼すれば良い筈なのに、何か不足があるのでしょうか?

  

遺族でもない政治家が靖国神社へ参拝することに対しては、政治家としての歴史観・倫理観に疑問を感ぜざるを得ません。

    

「岸田政権になって初の『終戦の日』のきのう、高市早苗経済安全保障担当相と秋葉賢也復興相の2閣僚が靖国神社に参拝した。その2日前には、西村康稔経済産業相の参拝もあった。」

(・・・中略・・・)

「犠牲者を悼むのは当然だ。しかし、靖国神社は軍国主義を支えた国家神道の中心的施設である。しかも、東京裁判戦争責任を問われたA級戦犯14人が合祀(ごうし)もされている。

 閣僚ら政治指導者の参拝は、遺族や一般の人々が手を合わせるのとは違う。日本が戦争への反省を忘れ、過去を正当化しようとしていると受けとる人がいることに思いをはせるべきだ。憲法が定める政教分離の観点からの疑義も忘れてはならない。」

(以下省略)・・・

2022816日付けWEB朝日新聞社説「閣僚靖国参拝 首相の歴史観を問う」より抜粋)

  

岸田総理大臣は「民信無くば立たず」をご存知でしょう!?!

   

萩生田光一政調会長と生稲晃子議員など、政治家と「世界平和統一家庭連合」(旧名称:「世界基督教統一神霊協会」、旧略称:「統一教会」)とのもたれ合いの関係や「旧統一教会」の名称変更当時の政府・官僚の対応などが問題になっています。 

  

萩生田氏は「適切に対応する」と言っていますが、「何が適切な対応か」、純真で善良な信者が「いじめ」の対象にされないように、安倍亜流のまやかしや保身の為ではない、政治家として責任のある公明正大な説明をする義務があるでしょう

  

政治の透明性を確保するために、NHKなどマスコミは一歩踏み込んだ取材と報道をしてほしいものです

   

この「旧統一教会」に関わる問題や安倍晋三元総理大臣を国葬にすることの是非などについて国会での審議を求めている国民の声に是非とも応え、岸田政権が国民の声に耳を傾ける謙虚さを失わず、安倍・菅政権の単なる亜流の継承ではない国民の為の政策を推進してくれることを切望しています。

   

本との出会い(1)『あの海にもう一度逢いたい』」をご覧下さい。

薫風士の思いを詠んだ俳句・川柳擬きが、いささかでも貴方の「憂さ晴らし」になれば幸いです。

        

秋風や邪教に足をすくはれて

政治屋の卑怯な言動秋暑し

他人事(ひとごと)の如き答弁秋の空

アイドルの安倍チルドレン秋の風

   

爽やかな納得のゆく釈明を

願はくば釈明を聴き涼新た(りょうあらた

 これは「叶わぬ期待」でしょうか? 言葉の力・俳句の力《癒し》」をご覧下さい。

      

国葬の歴史たどりし秋思かな

      

宗教と科学の対立と融合」をご一読下さい。

   

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 (写真)

TV画面の一部分です。

タップ拡大してご覧下さい。

        

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2022年7月23日 (土)

内科医の待つ間の癒し熱帯魚

    

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新型コロナウイルス感染第7波が急拡大し、全国の一日の新規感染者が7月23日には初めて20万人を超えました。

 

医療体制の見直しと経済効果を考慮したコロナ感染拡大防止対策を友人と話題にし、「俳句HAIKU」の記事で提言していましたが、反応の無い状態だったのを残念に思っていたところ、遅ればせながらでも、その反応と言える動きが岸田政権で漸く出てきたことは救われる思いです

    

2022年の土用の丑の日は7月23日と8月4日なので、拙句をタイトルとし、「かかりつけ医」と「土用の丑の鰻」に因んだ「まんぽ俳句」を掲載します。

 

青色文字(季語)をタップ(クリック)して、「歳時記」などの例句をご覧下さい。

   

節電の明るさ淡き熱帯魚

冷房は緩めの内科律儀かな

かかり医は律儀な寡黙蝉時雨

主似し内科医院の熱帯魚

カナカナか狭庭の初音法師蝉

の初音の林夕日映ゆ

ひぐらしに暮れゆく林飛行雲

聞く耳何処を向くや法師蝉

我が命医者頼みとし鰻食む

鰻食みコロナ7波に負けるまじ

風涼しワクチン接種終へし帰路

        (薫風士)

 

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「俳句HAIKU」のアクセス累計が縁起の良い数(780,780)に達しました。

「俳句HAIKU」をお楽しみ頂ければ幸いです。

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2022年7月19日 (火)

「海の日」の俳句と写真

     

(2024.7.15 更新)

海の日の底割れしたる台詞かな

 

海の日や街角の門に立つ日章旗

       (薫風士)

  

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俳句は、俳誌や新聞などに投句して特選を目指す楽しみ方もありますが、私的なことを一人で口遊み心の癒しにするのも俳句の楽しみ方の一つだと思います。ここをタップして、「言葉の力▪︎俳句の力《癒し》」をご覧下さい。

    

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海の日」に子供が狭いマンションでWEBゲームに耽っているのは不健康なので、幼孫を神戸のハーバーランドに連れて行きました。

   

猛暑なので長居は出来ませんでしたが、行きずりの風景を詠んだ拙句と写真を掲載します。

  

海の日やゲームに耽る子を宥め

連れ出すはシャーペットには目が無き子

冷酒酌み久方振りの神戸牛

海の日や復興なりし神戸港

海の日やハーバーランド溢る人

復興のメリケンパーク浴衣連れ

子等燥ぐ地震の跡地噴水に

夏草や地震公園は鎮まりて

片陰を「まんぽ俳句」を口遊み

涼しさにほっと一息帰路の地下

    

新型コロナウイルス感染拡大第7波の急拡大が懸念されます。

俳句《涼し》死の話」をご覧下さい。

     

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2022年7月 8日 (金)

俳句《涼し》「死の話」

               

 風生と死の話して涼しさよ

       (高浜虚子)

(「俳句の鑑賞 《年忘れ・忘年会》」参照)

    

人の死には様々な要因がありますが、この俳句の「死」は自然死のことでしょう。

  

「涼し」の俳句と言えば、高浜虚子が「富安風生との死の話」を詠んだ俳句を思い起こします。

7月16日は閻魔詣の日です。虚子と風生は、閻魔大王の裁きなども話題にしたかもしれません。

     

2022年7月8日、安倍晋三元総理大臣が奈良で7月10日の参議院選挙の候補者応援演説中に山上徹也容疑者に手製の密造銃で撃たれ死亡したニュースに驚きました。   

このようなテロ行為が現代の日本に起こるとは予想もしていませんでした

   

プーチン大統領下のロシア軍のウクライナ侵攻・戦争を許せませんが、テロ行為も許せません。

   

安倍晋三元総理の行為も、山上徹也の行為も、「罪を憎んで人を憎まず」の寛容の精神で、民主主義を堅持しましょう

     

政治家に欠かせない要件は、人間としての倫理観・節操です。

世の中には善良な老人や若者を抱き込む口先の巧みな詐欺師や洗脳の巧みな似非宗教家・宣教師が少なからずいます。

政治家は特定の宗教団体にメッセージを送る場合など、その団体の本質を見極める責任があるでしょう。

  

似非宗教や似非政治家・政治屋に惑わされないようにしましょう!    

諦めないで、まやかしの無い公明正大な候補者・政治家を見極めましょう

候補者が政治家として国民の信頼を裏切らないことを切望しています

       

世の中は思い通りにならないのが常です

駄句を口遊んで憂さ晴らしをすることにします。

  

コロナ禍の国葬論議溽暑かな

涼しさや畳にごろ寝窓開けて

窓開けて耳を傾け夏座敷

真夏日や選挙カー行く遠音して

選挙カー去りて日陰庭手入れ

見紛ひし殿様蛙色を変へ

聞こえしか亀鳴く声の民の声

選挙終へ小雨に濡れて涼しけり

速報や参院選の溽暑の夜

    

忖度を強ひらる国や昼寝醒め

露けしや人の葬儀も様々に

ひとはく」の旗ひらめかし風涼し

    

コロナ禍の国葬如何秋の風

     

「BA.5」などの変異株による新型コロナウイルス感染第7波が急拡大しています。

「弔問外交」がコロナ禍に成功するでしょうか?

   

温暖化による台風・豪雨のみならず、大地震の発生などが懸念される現状に鑑み、老朽化したインフラの改修国土の保全のために貴重な税金・国費を有効に使うことを最優先にすべきでしょう!

  

安倍晋三元総理の国葬をしたいという安倍シンパの考え方を理解できないこともないですが、パンデミックに対応すべく医療体制を根本的に見直して、国民の経済活動の活性化を促進することを優先してほしいものです。

   

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忖度」は国民のためにすべきでしょう

  

岸田内閣が国民の声に耳を傾けて、真に国民の為になる政策を推進してくれることを切望しています。

    

老鶯已むにやまれぬこの思ひ

八月思ひ格別皇居前

涼しさや一人連句口遊み

     

拙句を前座にして「歳時記」(俳誌のサロン)から「涼し」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語)をタップしてご覧下さい。

     

涼し1

片隅に居て涼しかり寺の句座 

      (田中藤穂)

   

涼し2

老涼し不在者投票労られ 

     (田中としを)

  

涼し3

天主堂跡にマリアの像涼し 

      (林和子)

 

涼し4

能もなき教師とならんあら涼し 

      (夏目漱石)

 

涼し5

シヤンプーの済みし老犬星涼し 

       (中野薫)

  

涼し6

涼しさや行燈消えて水の音   

      (正岡子規) 

  

涼し7

庭一番涼しき処犬が占め 

      (北嶋薫)

  

涼し8

大の字に寝て涼しさよ淋しさよ   

       (一茶)

    

涼し9

豪快な雷雨の後の涼しさよ 

      (小峯雅子)

  

涼し10

トロッコで燥ぐ園児ら風涼し 

      (難波篤直)

 

涼し11

お大事に医師の笑顔や風涼し 

     (大木清美子)

   

涼し12

涼しさや庭のあかりは鄰かな  

      (永井荷風)

 

涼し13

石をもて水もて鎧ひ城涼し 

     (古賀しぐれ)

  

涼し14

人悼む心の旅路露涼し  

      (稲畑汀子)

  

涼し15

立つたまま馬の居眠り風涼し 

      (荒井和昭)

   

涼し16

ひとしきり涼しさを撒き通り雨 

      (風間史子)

 

涼し17

星涼し眠りの早き漁師町 

     (柴田佐知子)

    

涼し18

クルーズに始まる旅吟星涼し 

      (辻田玲子)

  

涼し19

指輪なく涼しく淋し薬指 

      (今井千鶴子)

        

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(写真)

日本伝統俳句協会7月のカレンダー(一部分)

  

  

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

 

    

2022年6月30日 (木)

俳句の鑑賞《西日》

    

候補者の乱立ポスター西日さす

      薫風士

   

候補者が政治家として国民の信頼を裏切らないことを切望しています 

 

まやかしの無い公明正大な候補者を見極めましょう。

単なる売名行為をしているのではないかと思うような泡沫候補者や元タレントの人気にたよる安易な選挙対策もあるようです。

このような状況は、「日出る国」が「日沈む国」になる前兆なのか、「日沈む国」が「日出る国」に再生する前兆なのか、いずれにせよ、政治家は国民の期待を裏切らないように公明正大な政治を推進して欲しいものですが、選挙権を放棄することなく、まやかしの無い有言実行の候補者を見極め、しっかり考えて投票しましょう。

     

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冒頭の写真を詠んだ拙句を前座にして、「歳時記」などから「西日」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

  

青色文字をタップ(クリック)して例句の詳細をご覧下さい。   

      

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2年ほど前にTV4ch.のプレバト俳句を見て、梅沢富男永世名人の「西日」の俳句に対する夏井先生の添削が腑に落ちなかったので、「作者の思いを活かして!」という記事「プレバト俳句『西日』の添削 」を書きました

         

愛犬の遺影を横に昼寝かな

下窓に西日の影やごろ寝醒

西日差す翳の遺影や犬と猫

          (薫風士

   

西日1

西日さす見返り柳見落とせり 

        (桑垣信子)

 

西日2

西日さす壁に助動詞活用表 

       (堀本祐子)

 

西日3

玄関のドアノブ熱し大西日 

       (寺本妙子)

  

西日4

ひと駅で空きし車内よ大西日 

        (出口誠)

   

西日5

真つ向に富士や西日の坂下る 

       (小川玉泉)

   

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

     

2022年6月19日 (日)

「朝顔」の俳句

   

(2024.7.15 更新)

朝顔や首元凛と雨上がり

 

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処暑が過ぎても猛暑の毎日ですが、昨夜の雨で今朝は漸く涼しくなり、爽やかな秋の気配になり、ほっとしています。

        

    

(2022.6.19の記事)

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先日、コスモスが庭の片隅に早くも一輪咲いていましたが、今朝、庭に出てみると、朝顔が一輪咲いていました

     

  

朝顔は夏の花だと思っている方もいるでしょうが、「コスモス」も「朝顔」も「秋の季語」とされています。

奈良の「般若寺」はコスモスと紫陽花が6月末まで見頃だそうです。

   

朝顔の俳句といえば、加賀千代女の「朝顔に釣瓶とられて貰らひ水 」が有名ですが、現代は水道が充実し井戸水は殆ど使われなくなっているので若い世代にはこの俳句の面白さはピンとこないかもしれません。    

  

花と緑と水の街」の我が街ニュータウンは、水資源に恵まれ、水道水も井戸水に劣らぬ美味しさがあります。今は亡き愛犬チュヌが公園で水道水を遣るとゴクゴクと美味しそうに飲んだ姿を思いだします。

御多聞に洩れず高齢化による世代交代が徐々に進んでいますが、世代間交流も推進されているようです

散歩していると、街のあちこちにリフォームや建て替え工事など、街の新陳代謝の風景が見られます。

そこで、拙句を口遊みました

   

斥候の如く一輪秋桜

今朝の庭朝顔一つ艶やかに  

朝顔や遠き宅地の槌の音

     

ウクライナには槌音ならぬ爆弾の音が今も響いているのでしょうか

悲しいことです

ウクライナ戦争が停止され、ウクライナの街の再建が開始される日が速やかに来ることを祈っています

「究極の愛・ラブを!(Ultimate LOVE!)」をご覧下さい。

「自己実現」や「世界平和実現」の指針とすべき言葉24語の頭文字を「LOVE」に当てはめています

     

「歳時記」(俳誌のサロン)の「朝顔」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細や解説は青色文字(季語や解説記事など)をタップ(クリック)してご覧下さい。

  

朝顔1  

路地に朝顔アメリカにエノラ・ゲイ 

        (池田澄子)

(注)「エノラ・ゲイ」とは、広島に原爆を投下した米軍爆撃機「B-29」の機名です。

  

朝顔2

朝顔や勝手口までよく見えて 

          (笠学)

 

朝顔3

朝顔の咲いて園児を欺かず 

        (渡邉春生)

   

朝顔4

朝顔や双子乗せゆく乳母車 

     (わかやぎすずめ)

   

朝顔5

朝顔を咲かせ余生を楽しめる 

        (上原恒子)

 

朝顔6

手術日のあさがほひとつ咲いてをり 

        (竹下昌子)

              

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

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2022年6月10日 (金)

「梅雨寒」の俳句 (ウクライナに思いを馳せて)

    

(2023.6.2更新)

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 写真は、吾庭の梅の木と、カラー図説日本大歳時記の「梅雨寒」などの解説頁です。

  

今朝カーテンを開けると庭に鶯が居ました

鶯が逃げないように、窓ガラス越しにそっとスマホで写真を撮りました。

写真をタップ拡大すると梅木の左側中ほどに鶯が見えます

  

梅に鶯」は取合せの定番ですが、梅の葉に紛らわしい姿や色は自然に備わった自衛手段でしょうか⁈

   

対処的自衛手段は必要でしょうが、長期的恒久平和を追求することを忘れないでほしいものです

  

カラー図説 日本大歳時記「入梅」「梅雨寒」などのページの写真をタップ拡大すると、解説と例句をご覧になれます。

  

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2022年5月15日、東北地方も梅雨入りしました

下記の俳句はウクライナ応援と写真説明用のブログ俳句です。

   

梅雨寒の青き桃の実雨雫     

梅雨寒に思ひ馳せるやウクライナ

  

青い桃が熟す頃にはウクライナ戦争が終結することを祈っていますが、世界のリーダーが互いに相手を非難し合っている状態で、祈り空しく、この戦争は当分収まりそうにありません。

悲しいことですが、已むを得ません。

何事せよ自分には出来ないと諦めて他人まかせや政治家任せにせず、少しでも知恵を出し合って平和な世界を確立する地道な努力を続けたいと思って、ささやかなブログを書いています。

ウクライナ応援のブログ用拙句を前座に掲載しました。

  

「歳時記」(俳誌のサロン)や「575筆まか勢」から、平和な日常を詠んだ「梅雨寒」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語)をタップしてご覧下さい。

     

ふたりゐてものを噛む音梅雨寒き    

        (斧田綾子)

    

梅雨寒や近くを過ぐる救急車  

       (菅野日出子)

     

うとましや声高妻も梅雨寒も

      (久保田万太郎) 

    

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2022年6月 4日 (土)

四季の雲《夏の雲・雲の峰》(特集)

   

思い出の写真俳句を作ろう! 

俳句HAIKUの記事「句集 《行雲》」をご覧下さい。

    

(P.S. 2022.8.31)

四季の雲(写真・俳句)《早春・春の雲》」をご覧下さい。

「観光立国日本」の将来のためには、架空電線の地下ケーブル化を長期的に推進していくことが必要だと、ふと考えました。

  

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この朝雲や夕雲の写真は、恐竜が対峙しているとか、何かが何かを食べようとしているように見えるでしょう?

  

このような雲の形を見て、よく見える場所から撮ろうと移動している間に雲の形は変化してしまいました。

「ロシアのウクライナ侵攻」について考えました。 

俳句《涼し》死の話」や「終戦記念日墓参・盆の俳句」、「言葉の力・俳句の力《癒し》」をご覧下さい。        

  

(P.S. 2022.7.9)

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今日、昼寝から起きて窓を見て、雲の形から何となく虎が駆けだした姿を連想しました。

今年は寅年ですね。「虎に噛まれず、虎の威を借ることもなく、平和な国で恙無く過ごしたい」と、ウクライナに思いを馳せています

    

(2022.6.4)

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先日の入道雲は、愛犬「チュヌ」が「和平」を求めて、「和を!ワオー!」と吠えている形に見えました

        

     

         

ワンワンと吠えし愛犬雲の峰

和を求め愛犬ワオー雲の峰

      

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ダジャレの拙句を掲載しましたが、「カラー図説 日本大歳時記」の写真をタップ拡大して伝統俳句の解説や例句をご覧下さい。

   

6月4日はロシアのウクライナ侵攻開始から百日目、阪神大震災から1万日目の節目に当たるとの事です。 

プーチン大統領はウクライナ侵攻を止めようとせず、ゼレンスキー大統領はあくまで抗戦する意思を表明しています。

ウクライナの人々に思いを馳せて「俳句HAIKU」に抗議提言の記事を書きましたが如何ともしがたく、プーチン大統領の暴挙への憤りと募る悲しみをを抑えかねています

    

宇宙とはカオスの秩序雲の峰

雲の峰永久の平和を祈る空

夜半の雨上がり黙々片陰を

雲の峰己が行方にもくもくと

   

「夏の雲」の俳句特集記事作成に気を紛らして、平和の有難さを再認識しています

   

気の向くままに「歳時記」(俳誌のサロン)の例句を抜粋掲載させて頂きます。

  

水の輪に影消されゆく夏の雲 

       (北村照子)

   

胸中に峰雲育ちつつありぬ 

       (岩岡中正)

   

故里の入道雲の似合ふ山 

       (森なほ子)  

 

病室の窓を見飽きず積乱雲 

       (中村邦彦)

  

雷雲を避くる旋回二十分 

       (稲畑汀子)

   

夏雲や健康保険発祥地 

       (山田六甲)

        

来年を期して奮起す雲の峰

        (薫風士

   

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(写真)

夏越のお参りの途次の西日に映える夏雲と

薬局やマンション

          

  

  

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2022年5月27日 (金)

若葉・楠若葉《大阪・梅田界隈吟行の写真俳句》

   

(P.S. 2024.6.16)

大阪・関西万博の期間延長を!《亀の呟き》」をご覧下さい。

  

春雷や賭博は嫌よIR

       (薫風士)

 

新型コロナ感染拡大防止政策により長らく開催出来なかった会社・同期の「定例飲み会」が久しぶりに開催されたので、最寄りのバス停から大阪空港経由・梅田・新大阪行きの特急神姫バスに乗り大阪・梅田へ行きましたが、同期会参加受付時間(正午)まで未だ1時間余りあったので梅田界隈をぶらぶら吟行してまんぽ俳句」を詠みました。

 

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天気予報が外れて幸い帰路も雨が降らなかったので、「ハービス(大阪梅田)バス停」まで初めて通る道に迷ったのを幸いに、堂島川沿いの葉桜の並木堤をぶらつき駄句を口遊みました。

拙句と写真をご笑覧頂ければ幸いです。

  

「初夏」は、俳句の定型「5-7-5」のリズムに合わせ、「はつなつ」か「しょか」と読んで下さい。

  

 バス降りしハービス通り若葉風

楠若葉AVANZA前の広場にも

若葉光ビルの書店を出でし街

鴉の巣街の真中の大楠に

梅新の楠をさ揺らせ風薫る

風薫る福沢諭吉誕生地

碑に馳せる諭吉の思ひ楠若葉

命綱下げ初夏のビルを拭く

ビルを拭く命知らずや若葉風

葉桜や堂島川の並木道

風涼し堂島川の蛸の松

句に遊ぶ梅田界隈風薫る

万博へ備ふる初夏の街難波(なにわ)

       薫風士

   

大阪万博2025を控えて緑化事業が促進されているのは嬉しいことですが、震災が気がかりです

  

液状化現象など、震災に対する対策を十分練って、経済的効果のみならず、国際文化交流の実を上げてほしいものです。

  

人工島「夢洲」は万博用地やIR誘致用地のみならず、大震災や台風などの避難対策にも活用できないか、もしも未検討なら、長期的観点で是非検討されることを切望しています。

   

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

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2022年5月25日 (水)

俳句《トマト》(停戦を祈って)

 

(2024.7.12 タイトルを更新し、写真などを追加しました)
一連のテレビ画面の写真は、NHK-TVニュースの一部分です。

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「ウクライナ応援俳句《トマト》」というタイトルで2022年5月に記事を書いて、和平交渉の成立を願いつつトマトの生育をフォローして来ましたが、2年半たっても問題が解決しないどころか、対決姿勢が拡大していることは悲しいことです。

 


今年のトマトは最初に赤くなったのを烏か何かに食われました。
油断大敵ですね

 


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《戦争と平和》(俳句と川柳:終戦記念日特集)」をご覧下さい。

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梅東風や届け世界にこの思ひ」で提言したように、第二次世界大戦の連合国を始めとして、世界の人々が日本の平和憲法の前文の趣旨を自国の憲法に取り入れ、既存の宗教を超越することを唱道して、覇権争いの戦争を未然に防ぐ根本的な解決策を皆で考え、実行してくれることを切望しています。


P.S. 2022.12.15

大寒波戦禍の暮らし如何ならむ

暮早し願ひ叶はず今日も暮れ

冬ざれのトマト熟せず落ちにけり


 


トマトが冬ざれになるまでには和平が成立してロシア軍がウクライナから撤収することを願っていましたが、残念ながら願いは叶いませんでした。 

 


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(冒頭の写真)
冬ざれのトマト

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(向日葵の写真)
J-Power Groupのカレンダーの一部


 


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ひまわり」はウクライナの国花ですが、日本の気象衛星の名称でもあります

 



 


冬ざれの赤きトマトを食む平和

 



22716 冬ざれのトマトを食べる頃までにはロシア軍がウクライナ侵攻を止め、和平が成立することを祈っていましたが、この祈りはまだプーチン大統領に通じていないようです。

 

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向日葵が来年咲く頃までには和平が成立することを祈っています。

 



 



(22.7.16の写真)

22716_2 悲しいことに日本はロシアに何度か裏切られましたが、ウクライナの人々も同じ思いでしょう。

言葉の力・俳句の力《癒し》」や「俳句《涼し》死の話」をご覧下さい。


 


20200804_2上記の「冬ざれ」の俳句は、「冬の季語」と「夏の季語」が「季重なり」のブログ用の拙句です。
「トマト」は俳句では「赤茄子」などと書くこともあります。

 


(22.7.9の写真)

2279 6月9日の写真は、黄色の花が沢山咲いていたので「青」と「黄」をウクライナ国旗の暗示として、ウクライナを応援して掲載しました。

それから1か月後の今日は沢山赤く実っています。

 


7月8日、安倍晋三元総理大臣が奈良で参議院選挙候補者応援演説中に山上容疑者に手製の銃で撃たれて死亡したニュースに驚きました。

 


プーチン大統領下のロシア軍がウクライナ侵攻で始まった戦争と比較になりませんが、理由の如何を問わず戦争もテロ行為も許せません。

 


俳句《涼し》死の話」をご覧下さい

 


(P.S. 2022.6.24)

22624ミニトマトが一つ赤くなり、一つは薄赤くなりました。

最初に黄色い花が咲いてから1か月程で赤くなり始めましたが、真夏日になれば一斉に赤くなると思います。


初物のトマト分け合ひ恙無し


(2022.6.9の写真)

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5月25日の写真よりも黄色の花や青い実が沢山になっています。

「青」と「黄」はウクライナ国旗を暗示し、ウクライナを応援しているつもりです。

 


青き実も黄の花も増えミニトマト


ミニトマト黄の花咲かせ青き実も




(2022.5.25の写真)

1379数日前から我が庭の片隅のトマトに花が咲いたので、トマトの俳句の記事を掲載することにしました。

写真をタップ拡大すると、小さい青い実がなっているのをご覧になれます。

 

歳時記(俳誌のサロン)のトマトの例句はここをクリック(タップ)してご覧下さい


子の為に朝餉夕餉のトマト汁

        (星野立子)

 


難民やトマトあふれるほどに売り

        (対馬康子)

「難民」の俳句は何処の国でいつ頃詠まれたのでしょうか?


 


ロシアのウクライナ侵攻により、難民数が急増していますが、国連によると、「世界の難民・避難民は1億人を超えた」とのことです。


 


冬ざれのトマト赤きをサラダにす

冬ざれの庭のトマトの猶美味し

夢尚もトマトの花の小さき黄に

         (薫風士)


 


詮無いこととは知りながら、ロシアがウクライナへの侵攻を止めることを願って「俳句HAIKU」に「花の下ウクライナ旗と童像(夙川公園吟行)」などの記事を何度か書きましたが、戦争は、始まれば止めることは至難です。


ご承知のように、共産主義専制国家は言論の自由を制限し、インターネットをコントロール、言論を統制して、善良な国民を支配者の思いのままに動くロボットにしています。
悲しいことですが、ロシアの善良な人々まで憎悪の対象にされつつあるようです。

 


青色文字「俳句(和文)」や「英語俳句」をタップすると、それぞれの最新記事をご覧頂けます。

2022年4月27日 (水)

躑躅の俳句《戦禍に思いを》

   

(2024.5.18更新)

躑躅の花枯れて皐の咲き始む

  

ロシアのウクライナ侵略のみならず、イスラエルのパレスチナ空爆の戦禍に思いを馳せて、タイトルや記事を更新しました。

  
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2022年4月、咲き始めた躑躅(つつじ)を愛でながらの移植など、庭の手入れをしました。

4月26日の午後は風が強く、一輪だけ咲き残っていた白いチューリップの花が吹き飛ばされる「春の嵐」となりましたが、27日の朝は雨も止み、午後は春爛漫となりそうです。

 

ウクライナやパレスチナの戦争停止、和平交渉のために、政治家のみならず、科学者、宗教家、哲学者、作家、芸術家、漫画家、評論家、スポーツ選手、etc.あらゆる分野の世界の指導的立場の人々が積極的に賢明な働きかけをして、プーチン大統領やネタニヤフ首相などが戦争停止に同意して平和な世界になることを切望しています。

  

春嵐やロシア侵攻マリウポリ

梅東風や届け世界にこの思ひ

血に染むなドニエプルてふ春の川

     

青色文字の拙句をクリックし、リンク記事を一読して、その思いを皆さんにSNSなどでシェアして頂ければ幸いです。

   

岩躑躅染むる涙やほととぎ朱

         (松尾芭蕉

   

いづくにも埃の躑躅いさかひ事

       (中村草田男)

  

梅雨の躑躅よ人が死にかけてゐる           

         (北原白秋)

  

盛りなる花曼陀羅の躑躅かな

         (高浜虚子

   

遊船に崖かぶさりし躑躅かな

       (長谷川零餘子)

       

六四三の俳句覚書

近道へ出てうれし野の躑躅かな  

         (与謝蕪村

      

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2022年4月19日 (火)

ヨイクの日和平祈るや朧月

       

(P.S. 2023.1.19)  

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写真は、1月19日の朝現在の俳句HAIKUへのアクセス累計を表示しているパソコン画面の一部分です。

 

  

1月19日は「いい句の日」とのことですが、意味深い数字が並んでいます。

  

令和5年1月17日現在の俳句HAIKUへのアクセス累計は、縁起の良い数字「880,770件」に達していました。

 

薫風士の思いを込めた記事を「市井の老人の幻想だ」と切り捨てずに、皆さんにシェアして頂ければ望外の喜びです。

    

今朝、NHKの天気予報で、1月19日に因んで「いい句の日」とダジャレを言って楽しませてくれましたので、このP.S.記事を追加しました。

  

(2022.4.19)

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2022年4月19日のNHK朝の天気予報でダジャレ俳句(?)を手書きにして、単調になりがちな天気予報の番組を面白くしていました。

  

早速、「419」・「ヨイク」・「良い句」・「佳い句」の掛詞を使ったダジャレ俳句をタイトルにして、この記事を書くことにしました。 

  

1187_4写真は、日本伝統俳句協会4月のカレンダー(後半部分)です。

    

      

復活祭の日(4月17日)はすっきりとした満月でしたが、18日は冒頭の写真のように朧月となり、19日の宵は雲に覆われたのか月は見えませんでした。20日は春の恵みの雨「穀雨」なのでその前触れでしょうか。    

   

これまでのロシアとウクライナの両大統領の言動からすると、ウクライナ紛争の長期化は避けられそうにありません。

 

難を転じて福となす地方創生故郷活性化のためにも、この際、地産地消・自産自消で物価高を凌ぐ覚悟をしましょう!

   

悲しいことですが、ロシアはウクライナへの攻撃を止めず、ウクライナのゼレンスキー大統領は徹底抗戦を宣言しています。

  

沖縄戦」や「原爆投下」のような非道悲惨なことにならないことを祈っています。

 

かって日本が追い込まれた沖縄戦と事情は違うにせよ、戦争を最後まで続けることの是非は一時の感情に溺れず将来を見据えてしっかり考えてほしいものです。  

  

俳句を通じて祈る世界の平和は、永久に実現しないのでしょうか? 

  

ウクライナの和平を祈って、市井の一老人が詮無いことと思いつつも、已むに已まれぬ思いで書いた記事を皆さんがシェアして頂ければ望外の喜びです。

(青色文字のタイトルをクリックしてご覧下さい。)

    

血に染むなドニエプルてふ春の川

  

梅東風や届け世界にこの思ひ

  

「花祭」の俳句《21世紀の宗教・世界平和を考える

   

花の下ウクライナ旗と童像(写真・俳句

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

   

2022年4月10日 (日)

血に染むなドニプロ川の春の水

  

ウクライナの首都の呼称「キエフ」は「キーウ」)に、川の呼称「ドニエプル」は「ドニプロ」に、それぞれ呼称がロシア語からウクライナ語に変更されました。(外務省HP参照

そこで、ロシア軍がウクライナ侵攻を止めてウクライナ紛争が速やかに解決されることを祈って1か月前に書いた俳句エッセイ「血に染むなドニエプルてふ春の川」の「ドニエプル」を「ドニプロ」に変えて俳句タイトルにし、これまでに書いた記事をリストにしました。

タイトルの青色文字をタップしてご一読頂ければ幸いですが、皆さんにその思いをシェアして頂ければ望外の喜びです。

   

「花祭」の俳句《21世紀の宗教・世界平和を考える》

    

花の下ウクライナ旗と童像(写真・俳句)

   

四季の雲(写真・俳句)《四月馬鹿の宵》ウクライナ紛争の速やかな解決を祈って

  

梅東風や届け世界にこの思ひ

   

血に染むなドニエプルてふ春の川

   

「春の水・春水」の俳句はここをクリック(タップ)して、ご覧下さい

  

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2022年4月 8日 (金)

花祭《21世紀の俳句と世界平和》

   

ここをクリック(タップ)して、「俳句の哲学は世界共通」(国際俳句協会に於けるヘルマン・ファン・ロンパイ元EU大統領のスピーチ)をご覧下さい

  

2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻は止みそうにないので、「花祭り」の今日は、宗教の観点から恒久的世界平和を訴えることにしました。

   

アメリカは「信教の自由」をアメリカ合衆国憲法で保障していますが、大統領就任の宣誓は聖書に手を置くことが慣例化しています。

  

ユダヤ教イスラム教などの特定の宗教を排除するとか、無宗教を排除する気が大統領に無いとしても、キリスト教は一神教ですから必然的にそういう誤解を与えるでしょう。

  

このような聖書に手を置く慣例を止めて、現代の憲法の精神に則って宣誓する様式に変更出来ないのでしょうか?

   

セオドア・ルーズベルトは聖書を用いず、大統領就任の宣誓をしたそうです。

    

梅東風や届け世界にこの思ひ」で述べたように、日本の平和憲法前文の理念を世界で最古といわれるアメリカ合衆国憲法の理念に反映し、その新しい合衆国憲法章典を聖書の替りに宣誓に用いる等、何か適切な新様式を採用できないでしょうか?

  

それが実現すれば、アメリカ大統領が世界のリーダーとして世界中の更に多くの国々から信頼を得ることが出来るでしょう。 

  

プーチン大統領は就任の宣誓にロシア連邦憲法を用いたそうですが、プーチン大統領にも是非、日本の平和憲法前文の理念を織り込むべく、ロシア連邦憲法改正の意思表示をしてほしいものです。

ロシアのウクライナ侵攻は、プーチン大統領の独善的な専制主義のもたらしたものであり、決して支持できません。

  

宗教戦争ナポレオンナチスなどの侵略戦争の歴史を見れば、プーチン大統領の決断の背景には独裁者として共産主義と資本主義との覇権争いに勝たねばならないという強い意思が根底にあるのでしょうが、戦争は世界の人々に多大の犠牲を伴うばかりであり、恨みが恨みを生み、問題を解決するどころか、原子爆弾による人類破滅の危険を増すばかりでしょう。

     

ウクライナの人々には、ロシア系の人もいるでしょうから、西欧系の人々が一方的にロシアを「悪」とする敵対的な姿勢一辺倒で対処すると和平の道は閉ざされてしまうことを懸念しています。

 

ロシアやアメリカ、イスラエル、ウクライナのみならず、世界の指導者が、戦闘意識をむやみに煽ることなく、お互いの国や国民の立場を考えて、和平の道を速やかに見出してくれることを祈っています。 

  

宗教と科学の対立と融合」をご一読頂き、薫風士の思いをシェアして頂ければ幸いです。

  

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2022年4月 2日 (土)

四季の雲(写真・俳句)《ウクライナ戦争止まず万愚節》

   

(2024.4.1 更新)

ここをクリック(タップ)して、「翔平の兄は新庄四月馬鹿」をご覧下さい。

  

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2022年の「四月馬鹿」の日暮れ、シャッターを下ろそうとして窓を見ると、東の空に、何かを暗示するような面白い形の雲がありました。

    

  

立春の翌朝、東の空の面白い形の雲を俳句に詠み、ブログ記事にした「四季の雲(写真・俳句)《早春・春の雲》」を読んでくれた方もいるでしょう。

人との出会いを「一期一会」として大切にしますが、変化の絶えない折々の雲も「一期一会」で、何か運命の不思議さを感じます。

雲の形の対比が面白いので写真を再掲載します。

   

今朝の雲何の兆しか春浅し

春の空今朝は稜線くっきりと

四月馬鹿何の兆しか宵の雲

春天を柔らかに分け飛行雲

飛行雲消えて一天春うらら

春天の雲と朝夕対話して

   

ウクライナ紛争の和解交渉は進展せず、解決策は「」ならぬ「暗闇」の暗中模索です。

応急的な緊急対策としては、世界の指導者が日本の平和憲法前文の理念に則り和平交渉を促進すると良いでしょうが、将来を見据えた根本的解決策を講じない限り、将来も紛争は繰り返すことになるでしょう。

この考えを「万愚節」の戯言とせず、「梅東風や届け世界にこの思ひ」をご一読頂き、「横浜シスターズ」に及ばずとも、その思いを皆さんでシェアして頂ければ望外の喜びです。

   

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2022年3月30日 (水)

梅東風や届け世界にこの思ひ

    

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このタイトルは、菅原道真の和歌「東風吹かば」や季語「梅東風」にあやかって、ウクライナ紛争の速やかな解決を祈って詠んだブログ用俳句です

 

「東梅風」は、春の俳句の季語として「うめごち」と読みます。

 

何処の国・どの都市であれ、覇権争いの戦場にしてはなりません。

    

花冷の雨に偲ぶやマリウポリ 

ひとはくの旗はためかせ春颯 

春疾風青と黄の旗はためかせ

      
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ウクライナ紛争を契機にして、台湾有事などの懸念が高まり、今年は憲法改正論議が益々高まるでしょうが、 この際、世界の政治指導者に対して、平和国家「日本国憲法」の前文を是非読み返して、自国の憲法を再検討することを促したいものです。

 

特に、前文最後の「日本国民は」を「わが国民は」と読み替えて、自国の政治姿勢に問題が無いか、世界の政治家が謙虚に反省してくれることを切望しています。   

   

「われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。

 

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」

  

お気づきでしょうが、上記の部分はウクライナ国旗をイメージして、青色と黄色にしています。

  

この思いを、「四月馬鹿」とせず、皆さんがシャエアして世界に発信してくれれば有難いです。

 

残念ながらロシアのプーチン大統領など、専制国家の独裁者には届かないでしょうが、いずれ市民が和平実現の為に指導者を動かすことを祈っています。

 

香港の例やウクライナ紛争に鑑み、台湾の人々のみならず、世界の人々が賢明な政治体制の維持に努め、人類の恒久的平和を追求することを願っています。

    

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2022年3月11日 (金)

血に染むなドニエプルてふ春の川

   

(2023.10.18 更新)

青色文字をクリック(タップ)して、梅東風や届け世界にこの思ひ盆の月に祈ることをご覧下さい。

  

ウラジスラバ・シモノバさんの次の俳句のウクライナ語の原句と英訳をご存知の方があれば教えて下さい。

 

真っ青な空がミサイル落としけり

    

(P.S. 2022.11.7)

ウクライナ祈り叶わず冬に入る

 

七夕祭に「ウクライナ戦争を止めよ!」と、祈りを七夕の短冊に書き、その思いが世界に広がり、和平が成立することを祈りましたが、残念ながら、やはりその祈りは叶いませんでした

    

日本の「平和憲法」の前文がアメリカやロシアを始めとして、世界の国々共通の憲法前文となる日が来ることを夢見ていますが、世界の指導者が21世紀に相応しい人類の指導者としての哲学を持ち、宗教や民族の違いに捉われず英知を集めて、ウクライナ紛争を速やかに解決してくれ、和平の「祈念」が「記念」となることを切望しています。

  

(2022.3.11)  

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I’m filled with thympathy

for Ukurainian refugees_

the cold spring weather

     

タイトル(俳句)は、「ウクライナ・ドナウへ流る春の川」という当初の穏やかな表現によるウクライナ紛争危機の逼迫性の誤解を避けるために変更したものです。

 

てふ」は、「とふ」と同様の「という」意味の古語で、「ちょう」と読みます

   

危機迫るキーウへ流る春の川

           

見たきものドニプル川の水遊び

  

「ドニエプル」は、ウイキペディアによると、ロシアからキエフなどのウクライナ都市を経て黒海に注ぐ川のロシア語の名称ですが、ロケットの名称でもあり、ウクライナ語では「ドニプル」です。

     

ウクライナ・ドナウへ流る春の水

戦禍にも流るドナウや春の川

春の川ドナウの辺親子連れ

この形何の兆しか春の雲

春の雲恐竜の如対峙して    

ウクライナ爆煙悲し春の雲   

   

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「悲し」など、「ストレートに感情表現をするとダメ句」などと言われますが、平和裏にウクライナ紛争が解決し、穏やかな日常が戻ることを祈りつつ、「やむにやまれぬ思い」を詠みました。

   

   

爆炎に街冴返るウクライナ 

難民の溢るる街や春寒し

難民の行くへは何処日は朧

危機迫るキーウの春へ思ひ馳せ

恙無きキーウの春を「祈念」して

        (薫風士)

    

一つ根に離れ浮く葉や春の水

       (高浜虚子

 

人類の大元の先祖を遡れば、一つの根と言えるのではないでしょうか。

  

ウクライナ紛争に限らず、国際問題の解決には、覇権争いや経済制裁ではなく、共産主義圏と民主主義圏の住み分けをして、どちらが人類に幸せをもたらすか、文化やスポーツの世界で平和裏の競争をしながら見極めることが良い政策だと思います。

 

とは言ううものの、歴史を振り返ると、共産主義は専制主義・独裁政治になり、長期政権が独裁者のみならず取り巻きの人心を腐敗させる傾向があります。

 

敵対姿勢では恒久的な紛争解決は出来ず、紛争の歴史を繰り返すことになるでしょう。

    

ベトナム戦争が1955年11月から約20年間、朝鮮戦争は1950年6月から約3年間続いた事や日本が太平洋戦争に追い込まれた経緯など、よく考えると、薫風士の考えをご理解頂けるのではないでしょうか?

        

ウクライナ・キーウの春を「記念」して

青と黄の国旗を掲ぐ春の空

大統領耳傾けば春の風

日々愛しむキノコ雲なき春の空

春の海ドナウも注ぎ青き星

幸せの春の競演ウクライナ

麗かやドニエプル川親子連れ

車椅子堤をゆるりドニエプル

      

ウクライナも「平和憲法」に基づく平和国家のモデルになり、幸せの「きょうえん(競演・共演・饗宴)」の舞台となり、また「東欧旅行」をして上記の拙句を「客観写生」だと言える日が一日でも早く来ることを祈っています。

  

「All or nothing」とか、「二者択一」でなく、状況により「第三の道」の積極的な推進も考えるべきでしょう。 

      

大寒の埃の如く人死ぬる

春の山かばねを埋めて空しかり

        (高浜虚子

  

孫たちも同じ思いをすることになるのでしょうか?

亀鳴くや声なき声を聞けよとて

        (薫風士)

      

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(写真)

  

ポーランドにおける俳句の講演風景

         

ポーランドの旅(写真と俳句 講演のことなど)」をご覧下さい。

  

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2022年3月 6日 (日)

春一番この発言はおぞましき

    

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関東地方で3月5日「啓蟄」に春一番が吹きました。     

「この発言」とは何か、誤解しないで下さいね

    

青色文字をタップするとリンク記事をご覧になれます。

   

・春一番おぞましきとはこの言葉  

・日々愛(お)しむキノコ雲なき春の雲

   

掲句は薫風士の「已むに已まれず」詠んだ「川柳擬き」の俳句です。

「已むに已まれず」は「やむにやまれず」と読みます。

貴方は、「已みません」を、物議を醸(かも)した「誰かさん」と違い、読み違いするような「よみにくいひらがな」にしなくても、「漢字」で読めるでしょう(?!  

戦争を知っていた金子兜太さんや稲畑汀子さんが、生きて「この言葉」を聞かれたら、どのような俳句を詠まれたでしょうか?

  

ウクライナのテレビ塔や原子力発電所などへのロシアのミサイル攻撃・爆発の写真と「春一番」のお題で、プレバト人気の立役者梅沢富美男永世名人や元衆議院議員/元宮崎県知事の東国原英夫永世名人に俳句を詠んで頂き、夏井先生に是非とも句評をして頂きたいと思いますが、皆さん「ムリ・無理・むり」とおっしゃるでしょうか ???!!!

   

戦争を知らない世代元総理の発言「日米核共有」を何と考えるか、あなた次第ですが、日本が核保有国になることが自衛になるとは、到底考えられません。

迎撃ミサイルが核爆発を起こさず100%防衛できるとは信じられません。

原子力発電所の安全確保も益々おぼつかなくなることは、ウクライナへのロシアの侵攻や北朝鮮のミサイル実験を見れば自明でしょう。

問題の解決には、覇権争いや経済制裁ではなく、共産主義圏民主主義圏の住み分けをして、どちらが人類に幸せをもたらすか、文化やスポーツの世界で平和裏の競争をしながら見極めることが大切だと思います。

このような考え方を「幼稚だ」とか、「青臭い」とか、「ナイーブ」だとか、「利敵行為」だとか、「おかしな人だ」とか、様々に非難される方もいるかもしれませんが、日本が太平洋戦争に追い込まれた経緯など、よく考えると、ご理解頂けるのではないでしょうか?

「All or nothing」とか、「二者択一」でなく、状況により「第三の道」も考えるべきだと思います。

国際的紛争問題のみならず、新型コロナウイルス感染拡大防止対策東南海地震対策など、何事も応急対策のみならず、将来を見据えた根本的問題解決策を考えることが大切でしょう。

      

春一番初金メダル北京パラ

 村岡桃佳選手(1997.3.3 生れ)はアルペンスキー女子滑降「座って滑るクラス」と「スーパー大回転・座位」と2日連続の金メダルを獲得しました。 

  まことにおめでとうございます。知名度の上がったこの契機に、是非ともパラリンピック・スポーツを通じて世界平和に貢献する活動をして下さい!

パラリンピックに於ける活躍は、選手の努力の成果であることは言うまでもありませんが、福利厚生・技術力・民度などのレベルの高さを象徴するでしょう。

   

「アメリカファースト(実はミーファーストか?)」の誰かさんのような、国論を分断し、対立を煽るような発言が世界を席巻しては困ります。

我が愛する日本が代理戦争の修羅場にならないことを祈っていますが、祈ってばかりいては政治は改善されませんから、いずれの選挙でも疎かにせず、しっかり考えて投票したいものです。

     

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2022年2月 5日 (土)

四季の雲(写真・俳句)《早春・春の雲》

     

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P.S. 2022.4.5 改定

ウクライナ紛争について、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、記事を書きました。

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梅東風や届け世界にこの思ひ

血に染むなドニエプルてふ春の川

をご覧下さい。

     

(2022.2.5)

0620

立春の翌朝、シャッターを開けると、東の空に日の出の雲が面白い形をして、恐竜が顔を突き合わせているように見えました。

  

    

春の朝恐竜の如雲対峙

今朝の雲何の兆しか春浅し

たをやかな縁の輝き春の雲

春立ちて翌日の雲と対話して

早春や平和を祈り句を口に

         薫風士

   

冒頭の写真の雲の形は対峙する恐竜のように見えますが、嚙み合って喧嘩をしようとしているのか、口付け(キス)をして仲良くしようとしているのか、見る人次第で真逆の見方ができると思います。

「何を暢気に馬鹿なことを言ってるんだ。目障りな電柱や鉄塔ばかりじゃないか!」と無関心な方、「電柱ばかりの風景観光立国がちゃんちゃらおかしい!」と嘲笑する方、「観光立国を言うなら、電柱や電線を無くして街の美観を促進せよ!」と腹立たしく思う方、「電線の地中化の資金源や労働力などはどうするのか?」と愚直に考え込む方、「地下ケーブル化は老朽化した道路・橋梁・水道などの改修・都市再開発に合わせて推進すると良い」と前向きに考える方、様々でしょうが、「何か思っていても、何も言わない方」が殆どではないでしょうか?

  

(青色文字をタップすると、関連のリンク記事をご覧になれます。)

冬季オリンピックのNHK TV (LIVE放映)を見ながらこの記事を書いています。

ここをクリック(タップ)すれば、NHK NEWS WEB「北京2022」をご覧になれます

  

残念ながら、コロナ禍・人権問題・冷戦問題、etc. 世界情勢は覇権争いで多難ですから、「スポーツの祭典」も無邪気に「お祭り気分」にはなれません。

芸術でも政治問題でも、何事も好き好きです。捉え方は、人それぞれでしょう

  

「人の顔の違い」以上に「人の考え方の違い」がある筈だから、「お互いに理解し合う」ことに心掛けなければならないと思いながら、かって「福井県立 恐竜博物館」の勝山の恐竜や「兵庫県立 人と自然の博物館」(ひとはく)の丹波竜を幼孫と見物したことを思い出し、子供たちの将来に思いを馳せて、この記事を書いていたところ、

現代音楽の作曲家・ロクリアン正岡氏から、Yutube の新曲の連絡が来ていました。

   

ロクリアン正岡/絵と音楽「みんなの娘が好い子に育ちますように!
         

青色文字(曲名)をクリック(タップ)してお聴き下さい。

  

ロクリアン・正岡氏は、薫風士のブログ「俳句HAIKU」の記事:

究極のラブを!(Ultimate LOVE!)

宗教と科学の融合

ポーランドの旅(写真と俳句 講演のことなど)等と同じ思いで、「みんなの娘が好い子に育ちますように!」を作曲されたかも知れないと、我田引水の解釈をしています。

  

徒然に、「俳句HAIKU」の「春の俳句特集」や「エッセイを多くの方々にご愛読頂き、薫風士の思いをシェアして頂ければ望外の喜びです。 

   

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