夕月とスマートフォン
掲題は11月10日に開催された第51回三田市民文化祭俳句大会の席題です。
伝統的な「夕月」と現代的な「スマートフォン」を当日投句の席題とされた若森京子会長のご配慮には敬服しました。
参加者(選者も含む)は「夕月」か「スマートホン」かの席題で各人が1句投句し、40句の投句がありました。
高得点句5句を下記に掲載させて頂きます。
・もう居ない犬小屋の上夕月夜 (桑原政子)
・夕月やきょう一日の試歩終る (仲加代子)
・夕月や献上の絹おりし音 (出井なつ子)
・スマートホン持たずに死のう古酒新酒 (来割大雄)
・文化の日喜寿の手習いスマートホン (木下さとし)
選句は一般の参加者は各自3句、選者は5句(?)で投句作者の氏名は得点集計後に発表されました。
筆者の愛犬「チュヌ」が先月永眠しましたので、愛犬家に共感して「もう居ない」の句を先ず選び、「試歩」の句などを採りました。俳句愛好家には愛犬家も多く、「もう居ない」の句は断トツでした。
ところで、選者(来割大雄先生)の俳句と拮抗して筆者の俳句も高得点を得たのは名誉なことでした。
余談ですが、お暇があれば下記のURLをクリックして、俳句ブログ「チュヌの追悼」をご高覧頂ければ望外の喜びです。
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2018/10/post-76ff.html
なお、掲出の写真は、大会前の踊り(目に障害のある方)、東京出張前の時間を割いて挨拶のために駆けつけ投句もして頂いた(森市長の俳句)三田市長、高得点者受賞の花です。