俳句 (Haiku) Feed

2023年5月 3日 (水)

藤・藤棚・藤の花

 

502_144804502_142458502_142535_2

NHKが丹波市にある白毫寺の九尺藤の紹介をしていたので何年振りかに再訪しました。

   

「九尺藤」は藤の種類の呼称であり、藤の花の長さが実際に9尺(約3メートル)もあるわけではありません

  

拙句と写真を掲載します。ご覧下さい。

   

故郷や九尺藤で町起こし

薫風やおばあちゃんてふ道の駅

藤見たさ車延々田舎道

代田映ゆ藤見へ車遅々として

車列遅々代田へ早し用水路

蝌蚪の紐取りて遊びし溝は無く

菩提寺へ筍生ゆる山の道

薫風や七福神の迎ふ寺

風薫る一心橋を渡る庭

思ひ出の詰まる寺苑や風薫る

藤棚の下に構へる大カメラ

二人連れペットと愛でる藤の花

葉桜や十三羅漢居並びて

羽伸ばしくつろぐ孔雀春の午後

藤棚や池の辺(ほとり)に父の句碑

菩提寺や愛犬偲ぶ藤の花

       (薫風士

  

鐘楼より月代今ぞ見え初めし

青田風吹き抜けてゆく夕餉かな

      (一楓)

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

  

502_135013502_134650

13502_143900502_144535502_141330502_115950

430_204354

2023年4月28日 (金)

《たんぽぽ・蒲公英・タンポポ》俳句鑑賞

  

515_110958

621_091811

冒頭の写真の黄色い花は、彼方此方で見かけますが、タンポポでしょうか? 

オオキンケイギクでしょうか

  

 

蒲公英は春の季語ですが、この茎の細長い冒頭の写真と同じ種類の花は、夏至の日(6月21日)ゴルフ場のカート径の傍に咲いていました。

    

この花は蒲公英なりや黄の盛り

蒲公英や句友誘ひまんぽの句

たんぽぽの花は最後かまんぽ道

     (薫風士)

 

「誘ひ」は「いざない」と詩的に読んで下さい。

「さそい」と読むと、字足らずになりますので、例えば、「句友を誘ひ」として、中七のリズムを整える必要がありますが、散文的になります。

 

428_065633

428_065620 427_181959427_182028

歳時記(俳誌のサロン)から「たんぽぽ・蒲公英」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語)をクリック(タップ)してご覧下さい。

    

   

たんぽぽ1

たんぽぽや転び上手に子が遊び

     (佐野美恵子)

 

たんぽぽ2

たんぽぽや上手に乗れる一輪車

       (土橋柚花)

  

たんぽぽ3

たんぽぽや野をとほりゆく笑ひ声

       (浜田はるみ)

 

たんぽぽ4

たんぽぽの絮吹き心決りけり

       (立石萌木)

 

たんぽぽ5

たんぽぽに正午の日差し池に亀

      (きくちきみえ)

 

たんぽぽ6

タンポポの返り咲きたる白秋忌

       (藤井美晴)

  

たんぽぽ7

たんぽぽが主役脇役いぬふぐり

       (松田泰子)

  

蒲公英1

車椅子起つや蒲公英まで数歩

       (井上春子)

  

蒲公英2

蒲公英や毅然と歩くレトリバー

       (伊藤美緒)

   

Nhk504_195439

写真は先日放映された「NHK俳句」のTV画面の一部分です。

  

「それが今ならば蒲公英を棺に」という俳句について、選者の夏井いつき先生は「今死ぬとすれば」と作者が自分自身の死を想定して詠んだ俳句と解釈して解説していました。

その通りかも知れませんが、「タンポポが好きだった夭逝の人子供を偲んで詠んだのかも知れない」、「この俳句は破調であるが、破調にする必然性があるのか? 5・7・5の定型で読む方が良いのではないか?、「選者受け」を狙った単なる小手先の創作俳句ではないか?、etc.

「この俳句は詠み人次第・読み人次第」の一例になると、ふと思いました。

    

たんぽぽのぽぽと絮毛のたちにけり

       (加藤楸邨)

   

たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ

       (坪内稔典)

 

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

  

2023年4月26日 (水)

浅草•深川《春の散歩俳句と写真》

   

人と船往来のどか隅田川

麗かやスカイツリーを撮り漫歩

花鳥七百号記念大会・坊城中子お別れ会に参加して

  

青色文字(タイトルや俳句)をクリックして記事をご覧下さい。

花は葉に生きざまさらしブログ書く

タイトルはブログ用の拙句(俳句擬き川柳擬き•随想句)です。

 

は葉に命の限り句を口に

 

花は葉に退屈知らず俳句よみ

「よみ」は「詠み」と「読み」を兼ねています。

 

花は葉に在るがままなる我が余生

  

句に遊び平和祈るや花は葉に

      (薫風士)

  

Dsc_4380

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

2023年4月23日 (日)

春眠や庭弄りして座す間にも

  

手作りや白山吹の咲く狭庭

春眠や永久の眠りに蓬莱苑

うたた寝や又も追炊き風呂おぼろ

うたた寝やトマトやレタス苗を植ゑ

春眠や覚めれば駄句を口ずさみ

鉄線花さゆる狭庭の昼下がり

 

508_224522


_105411



  

423_113743

423_115232

  

色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトル が表示されます。

  

2023年4月17日 (月)

花鳥七百号記念大会•坊城中子お別れ会に参加して


 

漕ぎ終へし重き櫓櫂や星流る

        (薫風士)

  

_120732

掲句は、高浜虚子が長男高浜年尾の長女(故坊城中子)の興健女子専門学校(聖路加看護学院の前身)受験の際の餞(はなむけ)に詠んだ俳句「春潮にたとひ櫓櫂は重くとも」の本歌取りとして詠んだ拙句ですが、期待通り事前投句の坊城俊樹選に入選しました。

   

_110104


409_185402コロナ禍の行動制限が解除されて、2023年4月9日に待望の花鳥七百号記念大会と坊城中子(2021.8.16逝去、享年93歳)お別れ会が東京の富岡八幡宮婚儀殿で開催され、参加しました。

    

残花愛で七百号の花鳥祝ぐ

  

_110313_110545_110452

_100050 _111539

この拙句は当日投句の入選句です。

  

   

「祝ぐ」は「ほぐ」と読んで下さい。

  

   

当日の俳句大会の選者は、ゲスト選者3氏(稲畑廣太郎•井上泰至•星野高士)と坊城俊樹主宰•岡田順子副主宰の5氏でした。  

参加者の投句と選句は各3句でしたが、1句でも入選したことは幸いでした。  

事前投句の入選句集の一部分と当日の句会や懇親会の写真など、タップ拡大してご覧下さい。  

             

句会終へ句友と惜しむ春の宴

          (薫風士)

  

230418_150437

正岡子規は下戸だったようですが、懇親会の選者のテーブルに置かれたお酒の瓶をみると、「どの選者が下戸か酒豪か分かる」と愚考しています。

 

  

一つ根に離れ浮く葉や春の水

       (高浜虚子)

  

水は命の源泉です

古壺新酒(ここしんしゅ)」という高浜虚子の言葉の通り、先生方が令和の俳句界を牽引されることを願っています。

    

句に遊び茶寿も祝ぎたし新酒酌む

       (薫風士) 

      
409_183821花鳥6百号記念大会の際にゲストとして参加された有馬明人氏や稲畑汀子さん、黒田杏子さんなど著名な方々は亡くなられ、若い世代の俳句への関心がかって程なく、俳句は川柳程人気が無い現状を考えると、俳句界の将来が危惧されますが、まんぽ俳句を口ずさみ、心身の健康を維持して、花鳥8百号記念大会が開催される将来に備えたいと思っています。

  

句心を子等に繋がむ蝌蚪の紐

 

蝌蚪の紐(かとのひも)」は、蛙の卵の意味ですが、花鳥の吟行に初めて参加した際に中子師から教わった思い出深い春の季語です。

 

この池の生生流転蝌蚪の紐

      (高浜虚子)

  

_175730

(写真)

日本伝統俳句協会8月のカレンダーの一部分  

坊城俊樹花鳥主宰の俳句が掲載されています。

タップ・拡大してご覧下さい。

      

若い世代の方々が花鳥や花鳥諷詠に参加してくれると嬉しいですが、特定の結社に属さなくとも、多くの方々がそれぞれの「まんぽ俳句」を口ずさみ、俳句人口の裾野が広がることを願いつつ、「俳句HAIKU 」の記事を書いています。 

  

この記事は、「ヨイクの日」(4月19日)にゴルフをして仲間と雑談した時に得たヒントにより見直しました。

写真をタップ拡大したり、青色文字をクリックしてリンク記事をご覧頂くと、面白さが倍増するでしょう。

    

我が命妻の料理に支えられ

幸せよ世界遺産を日々食って

  

上記の2句は仲間の川柳句会で高得点を取った薫風士の川柳です。   

409_183442

409_172210

写真の弁当は、胃の無い老躯にもなかなか美味しく、三無さんのご配慮に感謝しながら隅田川藤棚の下でも頂きました。 

    

  

色紙の写真は参加者として頂いた坊城俊樹主宰のミニ色紙です。 

 

_111534_2

観光立国を目指しているからには、電線の地下ケーブル化を促進してほしいものです

 

この記事が読者の何らかのヒントになれば幸いです

  

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

  

2023年4月15日 (土)

人と船往来のどか隅田川

  

_141425_141425410_141903410_141540

2023年4月9日に開催された「花鳥7百号記念大会坊城中子お別れ会」に参加した翌日、隅田川沿いの「俳句の散歩道」などを散策し、藤棚の下で弁当を食べ、大川の春を満喫しました。

タイトルはブログ用の拙句です。

まんぽ俳句と写真を掲載します。

写真はタップ拡大してご覧下さい。

  

異邦人俳句の道の春を愛で

煌めくや鳩も愛でゐる春の川

麗かや俳句の道を愛犬と

大河辺足の早きは新社員

河辺りを新入社員シャツ姿

春風や河辺の椅子にごろ寝人

縄跳び女彼方に春のスカイツリー

春光の大川辺りに縄跳び女

のどけしや大川辺の太極拳

春光のジョガー行き交ふ大川辺

隅田川春の釣り人何釣るや

藤棚の香に愛づ弁当缶ビール

満喫せり春の東京隅田川

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「和文俳句」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

 トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップ(クリック)すると、最新の全ての記事が掲示されます。

 

410_141214_2410_141011410_131322410_125731410_124848

 

410_122929410_122937

410_124742


410_131716
410_134811

410_123501_4

410_133833

410_133310_135333_2

2023年4月13日 (木)

麗かやスカイツリーを撮り漫歩

春の季語を使って「スカイツリー」(6音)の俳句にチャレンジし、まんぽ俳句を詠みました。 

タイトルはブログ用の拙句です。

花鳥700号記念大会坊城中子お別れ会に参加するために上京して、泊まったKKRホテル東京の窓に見えたスカイツリー隅田川沿いの散歩に見えたスカイツリーの写真や拙句を掲載します。

  

春の夜のホテルの窓やスカイツリー

星朧スカイツリーはくっきりと

春の宿カーテン開けばスカイツリー

春暁のホテルの窓のスカイツリー

暖かしスカイツリーの見ゆる宿

スカイツリーホテルの窓に春の朝

風光るビルの彼方にスカイツリー

スカイツリービルの彼方に朧なる

スカイツリー春の大川より望む

春光やスカイツリーを望む河

スカイツリー春の大川煌めきて

藤棚の蔓花越しにスカイツリー

春の釣りスカイツリーの見ゆる河

釣り人やスカイツリーは朧なる

藤の蔓スカイツリーを釣るが如

朧なるスカイツリーを苦吟せり

  

字数の多いスカイツリーの句作にチャレンジしました。

貴方も遊び心で俳句にチャレンジしませんか?

写真はタップ拡大してご覧下さい。

 

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

  

409_205235410_092010

 

410_121645410_135333_2410_134811_2
_135333_3

2023年4月 5日 (水)

俳句《つばめ・燕・初燕》

  

清流や影を飛ばして初燕

初燕見せては隠す飛翔かな

花堤川面を見れば初燕

武庫川や飛翔すばやき初燕

初燕流れ逆らふさざ波に

      (薫風士)

  


230405

405_143804

ここをクリックして、「俳句《子燕・燕の子・親燕》」の記事をご覧下さい。

  

   

歳時記(俳誌のサロン)から「燕」の俳句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

青色文字(季語)をクリック(タップ)して、例句の詳細をご覧下さい。

   

燕1

鬱の娘とカットサロンへ初燕

        (篠田純子)

  

(燕2

燕来る此の家揃ってつつがなし

      (喜多初)

  

燕3)  

燕来て児が来て言葉多用の日

        (山中宏子)

 

燕 4

燕来て町いきいきと明るかり

     (大石喜美子)

 

燕 5

餌を貰ひもとのしづけさ巣の燕

     (鷹羽狩行)

   

燕6

点滴の窓に燕の宙返り

     (今井忍)

 

燕7

煤けたる百年の梁燕来る

      (水谷文謝子)

  

燕8

さつと影過ぎたる燕ひるがへる

      (稲畑汀子)

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

  

桜の俳句と写真(丹波篠山吟行)

  

4月4日、花見日和に恵まれ幹事の配慮で俳句仲間と丹波篠山市ならではの楽しい花見の吟行をして、句会は、「バザールタウン篠山」にある「花ふじ」で昼食をすませて行いました。

拙句と写真を掲載します。

  

空青き花の城跡飛行雲

石垣に佇てばのどかな城下町

城跡を見返りあびる花吹雪

花見時解放したる市長室

市庁舎の高きより愛づ花の濠

市庁舎を城に似せたる花の町

花舞ひ来白亜の庁舎空青し

ウクライナ旗掲げ庁舎ののどけらし

茅葺の赤きポストや花舞ひ来

デカンショの踊りの像や飛花の舞

篠山の流れはいづく花筏

そろそろと花のトンネル行く車

篠山や花のトンネル抜け句座へ

花を愛で昼餉に愛でる地酒かな

丹波路や帰路の花見も満喫す

平和なる日本の春を謳歌して

丹波路の花の一日を惜しみけり

 

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「和文俳句」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

 トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップ(クリック)すると、最新の全ての記事が掲示されます。

  

404_104421

404_104231

 
404_104719

404_104620


404_105602

404_111628

404_112809

404_111539


404_111832

404_111858


404_113032404_144648

1680697228068

新聞記事の写真は句友が呉れた読売新聞の切り抜きです。

 

2023年4月 1日 (土)

俳句《入学・入学式•入社式》

 

入学す卒業後をば考えて

入学式参観したる晴れ姿

夢を追ひ仮面浪人入学す

入学やタカラジェンヌを目指す笑み

アイデアやチャペルで開く入社式

     (薫風士)

   

入学の顔の輝き揃ひけり

       (稲畑汀子)

 

ようやく、マスクをしなくてもよくなり、嬉しいことです。

  

最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事を一覧できます。

   

2023年3月29日 (水)

俳句《卒業・卒園•卒業式》

 

青春の抱負を述べて卒業す

卒園や親子の思ひこもごもに

終活や孫は就活卒業す

卒業や孫は就活爺卒婚

思ひ出の卒業式や我が答辞

卒業式人それぞれの思出に

卒業式マスク無用の晴れ姿

卒業式我が琴線に触れし弁

インフルエンザ卒業式を欠席す

      (薫風士)

 

歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに例句を抜粋・掲載させて頂きます。

  

(卒業1

花束の混んでロビーは卒業期

      (鴛尾敏子)

 

卒業2

卒業子一人送りて廃校に

     (荻島雪子)

  

卒業3

スカートの最後の寝圧し卒業す

     (奥田茶茶)

 

(卒業4

卒業生起立そろひて二人なる

      (西村梛子)

 

卒業5

連山の峰くつきりと卒業日

       (瀬口ゆみ子)

 

卒業6

大き夢抱きて吾子の卒業す

      (青野安佐子)

 

卒業7

吾子もまたガウンに帽子卒業す

       (岡村彩里)

 

卒業8

卒業や校歌の山に登りもし

      (升田ヤス子)

 

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

   

2023年3月27日 (月)

ミモザ咲く花と緑の街を步す

   

 
街角に仰ぐミモザや空青し
 
新世帯迎へし庭の花ミモザ 
 
花ミモザ見守る街のゴミ置場
 
家家にとりどりの花ミモザ咲く
 
プランタに五色を揃へチュ-リップ
 
えんどうの花も咲きたる路地の縁(へり)
 
ミモザ咲く八十路のまん步花の街

 
       (薫風士)
  
「歳時記(俳誌のサロン)」と「575筆まか勢」から例句を気の向くままに抜粋掲載させて頂きます。
例句の詳細は青色文字をクリックしてご覧下さい。
 
歳時記
咲き満てる二本のミモザ百寿祝ぎ
      (五十嵐播水)
    
足萎えし夫と散歩や花ミモザ
      (石川元子)
 
花ミモザレディスランチのレストラン
      (石井雲雀)
 
575筆まか勢) 
ミモザ咲く潮風ゆるき坂の町
      (岡田公子)
   

327_145016327_144028

328_090507
327_103919_2327_150626

327_150428

324_143059




328_085446
328_091208328_085958 328_090108

328_091605328_092459

328_092014331_135730

403_101850
329_111228
328_091500328_091649

2023年3月26日 (日)

子供らとキドラ古墳へ春休み

 

タイトルは日記ブログ用の拙句です。

(写真)

パソコンのNHK-NEWS-WEB記事の一部分。

115211

実際に行く予定は仁徳天皇陵ですが、最近壁画の新発見で話題になっているキドラ古墳をブログ用俳句に用いました。

 

「春休み」の俳句は、ここをクリックして、歳時記(俳誌のサロン)の例句をご覧下さい

2023年3月23日 (木)

花便り侍ジャパン優勝す

 

花冷えの校庭子等の声もなく

141901_2

 
タイトルは、ブログ用の拙句ですが、あいにく今日は花冷えです。

 

下記の写真のように、夙川公園辛夷(こぶし)の花や早咲きの桜が開花し、神戸王子動物園の新標本木は24日に開花したとのことです。

今日は花冷えですが、来週は花見日和になりそうです。

新型コロナの感染拡大も一応収束し、外出自粛マスク着用などの規制が解除されたので、自衛をしながら花見の吟行をエンジョイしたいと思っています

   

142904142357_2

WBCで日本代表チ-ムが3対2でアメリカに勝ち、優勝し、歓喜に沸いています。

ロシアも侵略戦争を止めて、国民が野球も楽しめる国になってくれる日が来ることを夢見ていますが、実現しそうにありません。

 

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

   

催花雨に咲く黄水仙我が狭庭

先ず咲きし八重の一輪黄水仙

328_085627

329_111228_2


323_102304

082242091855

102243

今朝の天気予報で、季語「催花雨」や「菜種梅雨」の解説をしていましたが、春雨が降り始め、手作りの庭黄水仙やムスカリなどが咲き、膨らんでいた桃の花芽も3月23日に開花しました。

タイトルは、ブログ用のキ-ワ-ドを用いた「季重なり」の拙句です。

白色の水仙(冬の季語)は早くから咲いていましたが、黄水仙もそちこちに咲き、雨が上がると、春本番になるでしょう

 324_134657324_110446324_110508

雨上がりの24日には我が庭の白い椿も咲きましたが、神戸王子動物園の新標本木の桜も開花したとのことなので、春本番の吟行をエンジョイしたいと思ってす。

 

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「和文俳句」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

 トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップ(クリック)すると、最新の全ての記事が掲示されます。

 

 

2023年3月21日 (火)

春分や子供に見せん親の背

   

タイトルは、ブログ用の拙句です。

「背」は、「5-7-5」のリズムにするために、「せな」と読んで下さい。

パンフレットの写真は、「ひとはく通信 ハ-モニー」(118号)の一部分です。タップ拡大して解説をご覧下さい。

20230322_100637

 


130456

140107


135659

135821

春分の日なので好天を期待していましたが、あいにくの雨になり、「ひとはく」の新館で本を読んだり、小鳥の標本を見たりして過ごしました。

何事にせよ、「良かれ」と思ってアドバイスしても、「押し付けは嫌だ」と、反発を招くことがよくあるので、なるべく「不言実行」で「背を見せる」ように心がけていますが、ままになりません。

それでも、「いずれわかるだろう」と、諦めないで自分に言い聞かせているこの頃ですが、元気な子供が居るのは嬉しいことです。

 

「ひとはく」で愛でる自然や彼岸の日

「新館」の仕掛け巧みや春の雨

春雨の音リズミカル鎖樋

春雨や見てるつもりが見られをり

下からも上からも見ん山笑ふ

暖かや親の背見て子は育つ

        (薫風士)

 

最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

 

2023年3月18日 (土)

丹波篠山雛祭り 《吟行の写真俳句》


  

3月14日、句友と丹波篠山の雛祭りを見に行き、吟行しました。

163005

篠山城大書院•武家屋敷安間家資料館•青山歴史村•歴史美術館を4館共通券(600円)で巡りました。

写真と拙句を掲載します。

バザールタウン篠山の駐車場で句友を待っている間に、軽トラがよく行き来したので先ず1句詠みました。

 

軽トラの行き交ふ丹波春浅し

城跡を望む花芽のなほ硬し

白鷺も鵜もゐる濠や春浅し

青き踏み濠辺に立てば鷺飛びぬ

白鷺も青鷺もゐし春の濠

御祓(みそぎ)とて竹樋に流す紙の雛

水琴窟春の煌めき樋を流れ

雛流す水琴窟の音清し

句に遊び篠山城趾青き踏む

城跡や天道虫が下萌

デカンショ館鎧と雛の威容かな

春ともし写真禁止の美術品

春日陰法廷跡の被告席

春灯や法廷跡の美術館

白梅や無文銭てふ庭に映ゆ

下萌や青山銭の石囲

春風やお伽草子の大絵巻

目纏の舞ひたる庭の春日向

武家屋敷小さき紅梅庭隅に

暖かや別れを惜しむ立ち話

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「和文俳句」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

 トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップ(クリック)すると、最新の全ての記事が掲示されます。

  

0938531019221020372102043
20230317_084527


121641


121354

112047_3


111136_2


112449


115448

115531_2

16792277367180


115432_2

105044

104643


120255124357

124713

124824


152453


2023年3月10日 (金)

日々の散歩に5-7-5《まんぽ俳句3月》

   

23316171325

まんぽ俳句」とは、「散歩」を「万步」や「漫歩・漫遊」などの掛詞にした薫風士の造語です

  

「俳句は好き好き」と割りきって、健康長寿を目指して、まんぽ俳句を口ずさんでいます。  

      

頼もしき無邪気な幼春の園

春浅き家路の子らの声元気

春めくや老の感慨一入に

まん步にはマスク忘るな花粉症

庭隅に植ゑし球根芽を出しぬ

不死鳥に剪定したる垣根杉

杉垣根花粉は嫌と花芽切る

小さくとも松竹梅あり庭の春

  

朝日さす舗装工事や暖かし

3.11の今日は夏日になるところもあるそうです。

福島の復興が未来志向で促進されることを祈っています。

      (薫風士)

 

23311

俳句HAIKUの最新の記事を見るには、この青色文字の俳句HAIKUをタップして下さい

  

   

2023年3月 7日 (火)

早春の琵琶湖•長浜城(俳句と写真)

  

122132

122058

 

3月6日、啓蟄の日にJR新快速で長浜に行き、琵琶湖•長浜城•豊公園周辺を吟行しました。

長浜城は「秀吉の出世城」と言われ、周辺の公園は「豊公園」(ほうこうえん)と呼ばれ、瓢箪がメルクマ-ルになっています。

吟行に行けない方は、下記の写真を参考にして、擬似吟行をお楽しみ下さい。

拙句がヒントになれば幸いです。

  

早春の青空高く天守閣

瓢箪の穴越覗く春の城

雪吊を残す一景豊公園

紅白の梅一対や豊公園

早春の豊公園を車椅子

早春の煌めく湖(あわうみ)空蒼し(あおし)

湖の朽し桟橋春の鴨

長浜や湖畔の池に春の鴨

春鴨の水脈の揺らぎや池の昼

城下町盆梅展のパスポート

盆梅を尻目に幼SLへ

盆梅展孫のためとて割愛す

とんかつの創作料理春を愛で

春浅き創作ランチ手酌酒

啓蟄の一日のまん步城下町

早春の帰路の車窓や月ほのか

 

最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事を一覧できます。

  

 12402612354112411112405214362620230306_14374920230306_14440614300113483620230306_130623142356122023


122208

115953


173950