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2018年3月 3日 (土)

俳句の鑑賞:「春一番」

    

今年の「春一番」は昨年より12日遅い(3月1日)発生でしたが、猛威をふるいました。

歳時記(俳誌のサロン)から季語が「春一番」の俳句を気の向くままに引用させて頂きます。

(青色文字の季語をクリックすると俳句の詳細がご覧になれます。) 

春一番(1)」

・春一番武蔵野の池波あげて  (水原秋桜子)

・ポリバケツ逃げまどひたる春一番 (柿沼盟子)

春一番(2)」

・風見鶏欣喜回転春一番 (山口速)

・猫探す貼り紙吹かる春一番 (池田加代子)

春一番(3)」

・改札を春一番と通りけり (本節子)

・春一番阿鼻叫喚のフェニックス (松崎鉄之介)

春一番(4)」

・春一番自転車あまた薙ぎ倒し (芝宮須磨子)

・春一番小学生は駈けたがる (今橋眞理子)

春一番(5)」

・よろめきて春一番と諾ひぬ (村上悦子)

    

575筆まか勢

・呼鈴は空耳なりし春一番 (田中湖葉)

・松に鳴り樫に響けり春一番 (川村紫陽)

・白波の浮燈台や春一番 (岡本静子)

・若者に古着が流行る春一番 (有馬朗人)

      

(「増殖する俳句歳時記」)

・胸ぐらに母受けとむる春一番 (岸田稚魚

この俳句は、清水哲男氏の解説に「折りからの強風によろけた母親を、作者はがっしと胸で受けとめた。」とある通りのことを詠んだものでしょう。しかし、広辞苑によると「胸倉」は「着物の左右の襟の重なり合う辺りの部分。むながらみ。」という意味ですから、作者は「母の胸倉が強風で膨らんだ」状態を詠んだ、と解釈できないこともないでしょう。作者は「胸ぐら」と表示することによって二通りの解釈を可能にしたというのは穿ち過ぎでしょうか?

          

・真夜中の犬の冒険春一番

掲句はチュヌの主人の即興句です。春一番の強風にカーポートのシャッターが少し開き、隙間からチュヌは夜中に冒険に出かけました。チュヌの居ないのに気付いた主人やお母さんが散歩道など探しましたが見つからず、警察署に届けました。でも、チュヌは朝食前にお家に帰ったので「遺失物」の届け出はすぐ解除されました。お巡りさん、お騒がせしてすみませんでした。

   

コメント

突然ですが、

ガラ携(ガラケー)を使っていた高齢者はスマホを十分使いこなせないのに、20ギガを最低料金に設定する体制には納得できません。
在宅が多い私の体験からすると、インターネットをいくら使ってもWiFiがあれば、スマホは1ギガも使わずに済みます。
このような実態を知っている政治家やスマホを使いこなせる政治家はどれほどいるのでしょうか?

コロナ禍の外出自粛が要請されている高齢化社会にスマホやマイナンバーの活用を推進するために、
「1ギガの適性な最低料金をいくらにすべきか?」
高齢者もスマホ無しには生活できない事態になっていますから、
IT関係の政治家や専門家は、現体制を消費者の目線で再検討して欲しいものです。

9月19日は正岡子規の忌日「獺祭忌」です。

「芭蕉・子規・虚子の俳句、まんぽ写真・俳句などを楽しもう!(WEB特集)」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2020/09/web-1bc9.html
をご一読下さい。

「俳句の面白さ・奥の深さ」が分かりますよ。

(薫風士)

俳句の初心者が上達を目指すなら、
まず「5・7・5」のリズムを身につけることです。
「お手本のリズム音痴や熱帯夜」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2020/08/post-6f6a.html

「プレバト Kis-My-Ft2 さんの『遠雷』の俳句を考える」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2020/08/kis-my-ft2-9bc5.html
をご覧下さい。

(薫風士)

子供たちの健やかな成長と世界平和への思いを込めて書いたブログ
「究極のラブを!」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2018/01/ultimate-love-fa46.html

「令和」の世界平和への思いを詠んだ「新元号祝ひ花見の俳句詠む」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/04/post-e976.html
をご一読下さい。
このブログを皆さんとシェアして頂けるとありがたいです。

愛犬「チュヌ」は戌年に天寿を全うして
10月16日に永眠しました。
 
「チュヌの便り」の総集編「チュヌの追悼」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2018/10/post-76ff.html

「チュヌの追悼句」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/tsuitouku.html

をご覧下さい。

チュヌは皆さんのお幸せを天国から見守っています。

清水哲男氏解説の句意の俳句なら、
「胸ぐらに母を受けとむ春一番」と
助詞「を」を用いて句意を明瞭にすべきでしょう。

「高浜虚子の俳句をバイリンガルで楽しもう!」
国際俳句交流協会ホームページ掲載記事です。
高浜虚子の俳句の面白さが注記や英訳でよくわかります。
下記のURLアドレスをクリックして是非ご覧下さい。
http://www.haiku-hia.com/about_haiku/takahama_kyoshi/
チュヌの主人(薫風士)

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