季語「阪神忌」に思うこと
阪神・淡路大震災から25年目の2019年1月17日は、神戸のみならず東京でも追悼行事「1.17のつどい」をするそうです。
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・阪神忌若者知らず街を行く (薫風士)
神戸の街並みは当時の惨状を想像できないほど復興したことは喜ばしいことです。
「阪神忌」は、季語とすることにプロ野球の阪神ファンなどに抵抗があり、句作の広がりが限定的です。
関東大震災が発生した9月1日は「防災の日」ですが、「震災忌」は季語として定着しています。
震災の犠牲者を追悼して防災意識を新たにする俳句が作りやすくなるように「阪神忌」も季語として容認されると良いと思いませんか?
筆者の所属している俳句のグループは「阪神・淡路大震災」を契機として発足しました。当初の関係者の思いが若い世代に引き継がれることを願っています。
第20回HIA俳句大会の現代俳句協会賞受賞句を契機にして書いた「東北忌について思うこと」をご覧下さい。