俳句 (Haiku) Feed

2021年1月 3日 (日)

ウイルスの根絶祈る初御空 (2020 コロナ俳句・川柳特集)

     

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2021.1.2 の「NHK NEWS WEB」によると、日本の新型コロナ感染者数は24万人を超え、死者は3,500人を超えていますが、全世界の感染者数は8,396万人を超え、死者は約183万人です。

  

日本経済新聞WEB(2021.1.2)によると、「米東部時間1日午後の段階で米国内の新型コロナ感染者数は累計2007万人、死者数は累計34万6000人を超え、いずれも国別で最も多い。」とのことです。

   

去年今年コロナコロナに明け暮れて    

去年今年GoTo自粛ままならず

コロナ禍や地球は一つ初御空

  

新型コロナウイルスのパンデミックに対する思いを2020年の「節分」から「大晦日」までにブログ「俳句HAIKU」に掲載した日記代わりの「コロナ俳句」と「コロナ川柳」の主な81句を編集・再掲載します。

   

(2月)1句

鬼やらいコロナウイルス退治をと 

  

(3月)11句

春風や難を転じて福にせむ

春眠やコロナウイルス寝るが勝ち

啓蟄コロナウイルス蔓延りて

浮かれざる開花だよりやパンデミック

青き踏むコロナ蔓延る街を避け

ひとはく」の園に野遊びコロナ避け

春愁コロナ時疫の輪に掛かり

愛犬の彼岸妨ぐコロナかな

時疫とて春場所侘し無観客

春場所やコロナてふウイルス

春場所や負けるなコロナウイルスに

   

(4月)7句

亀鳴くやコロナ来るなと過疎の町 

たんぽぽやコロナを知らぬ漫歩道

故郷やコロナ来るなと蛙鳴く

春耕の美女はマスクにコロナ避け

春光やコロナ打倒とボール蹴る

たんぽぽやコロナを知らぬ漫歩道

戦ふは新型コロナ昭和の日

   

(5月)20句

コロナ禍の苦戦続くや「みどりの日」

コロナ禍の公園閉鎖みどりの日

コロナ禍の巣箱に小鳥子供の日

裏庭に小鳥の声や夏めきて

蔓延のコロナ滅びず夏に入る  

コロナ禍や「三密」を避け夏立ちぬ

夏場所はコロナに負けし大相撲

コロナ禍の砦は皆の良心よ

母の日や感謝の会もオンライン

生も死もコロナも摂理風薫る

声を上げ吹き飛ばそうよコロナ鬱

生真面目に基準を守り馬鹿にされ

国民がコロナを抑え今日がある

第二波も抑え込もうよ油断せず

コロナ禍の朝令暮改自画自賛

コロナ禍や遊具封鎖の子供の日 

コロナ禍に平和憲法祝ふ老

コロナ禍や狭庭の亀の松の芯

コロナかも春の風邪かも油断せず

真夏日や街行く人は皆マスク

    

(6月)5句

コロナとて封鎖の足湯かんこ鳥 

梅雨空コロナ来るなと鬼瓦

誤解すなコロナとCOCOA愛車の名

マイナンバーコロナ回避に役立つの?

独裁もコロナも怖いマイナンバー

  

(7月)6句

蝉しぐれコロナコロナに明け暮れて 

梅雨明けやコロナウイルスなほ盛ん  

イベントのキャンセル続き溽暑かな

我が狭庭コロナを知らず巣立つ   

海の日」やコロナテストの促進を  

コロナ禍の「スポーツの日」や庭手入れ

   

(8月)4句

涼しコロナマスクの散歩人 

天守への坂の炎暑やマスクして

コロナ禍の式典侘し原爆忌

コロナ禍や庭の初物冷酒愛で

  

(9月)4句

コロナ禍や秋の草取りマスクして 

コロナ禍や漫歩に愛づる百日紅

コロナ禍や白く逞し百日紅

清貧の自粛の日々や百日紅

 

(10月)5句

ゆるキャラもマスクで迎ふ秋の城  

コロナ禍の蓑虫庵や小鳥来る  

コロナ禍の自産自消や秋耕す  

コロナ禍の地産地消水の秋  

コロナ禍やテラスに野菜秋麗

   

(11月)5句

七五三コロナ感染過去最多

風除や避けたきものはウイルスよ 

コロナ禍や時雨忌待たず初時雨

冬ざれやコロナ感染日々拡大  

コロナ禍や日々冬ざれの庭手入れ

  

(12月)13句

コロナ禍の通信句会漱石忌

逆縁にするなコロナ禍冬ごもり 

コロナ禍の俳句推敲冬ごもり

3密と無縁や庭の日向ぼこ 

Go Toの期待外れや冬ざるる 

冬ざれの庭の手入れを恙無く   

Go Toの迷走続き暮早し 

コロナ禍の安産祈り日向ぼこ

風花やコロナを避けてカイト揚げ

数へ日コロナ感染過去最多

大晦日歌合戦も無観客

コロナ禍の歌の世相や大晦日

コロナ禍や茶寿を夢見て晦日蕎麦

  

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2020年12月30日 (水)

プレバト 博多華丸氏の「梅雨の初運転」の俳句を考える

       

(2020.12.30)       

 2020年12月24日MBS放映の「プレバト300回記念スペッシャル 夏井先生の劇的添削アワード」における博多華丸さんの俳句についてふと考えました。

 

夏井先生の添削句の「初めての」が文法的に何を修飾しているのか、腑に落ちなかったからです。

 

文法を無視して感覚的に俳句を捉える俳人が多いようですが、夏井先生は国語の先生だったそうですから、「エンタメ俳句」と言えども、文法も大切にしてほしいものです。

     

華丸さんの原句

初運転梅雨の花道晴れ舞台

  

(夏井先生の添削句)

初めてのハンドル握る梅雨の朝

   

「初めての」は何を修飾しているのでしょうか?

「ハンドル」ですか? 「梅雨」ですか? 「朝」ですか?

「握る」は動詞ですから、「初めて」と副詞にしなければ修飾出来ません。

「梅雨の朝初めて握るハンドルよ」とすれば文法的にはOKですが、何のハンドルか不明瞭です。

 

夏井先生の添削後の俳句は、初めて車の運転をする作者のワクワク感を表現していないので、読者は作者のワクワク感よりも不安感を想像するのではないでしょうか?

 

俳句は好き好きですが、次のように添削しては如何でしょうか?

  

梅雨に入る初運転や胸躍る  

初運転梅雨の道とて晴れ舞台  

マイカーの運転デビュー梅雨の雨

          

プレバト視聴者に薫風士の添削も参考になると幸いですが、貴方ならどの様に添削しますか? 

  

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2020年12月20日 (日)

菅首相の忘年会問題の是非とコロナ拡散防止対策緊急提言

      

新型コロナウイルス感染拡大の第三波が大きく、遂に全国的に「Go Toトラベル」のキャンペーンを年末年始は中止し、5人以上参加の忘年会などの開催も国民に自粛することを要請した菅義偉首相が参加した忘年会には8人位いたことが問題視されています。

    

忘年会や新年会の画一的な自粛要請に応じて、皆さんが年末年始に自粛しても、これまでのような「Go To」キャンペーンが再開されると、コロナ感染拡大の第4波が来てオリンピック開催も危ぶまれる事態になるでしょう。

  

一律の人数制限や時短ではなく、次のような対策を講じてほしいものです。

  

「新型コロナウイルス感染防止の対策マニュアル」を整備し、

適合するホテルやレストラン、居酒屋、喫茶店などを認定し、

認定基準適合の準備に要したコストの一部を補助し、

「コロナ対策Bグルメ店」とか、「コロナ対策三ツ星店」とか、「三密防止対策認定店」など、

実態に応じ、店主や経営者の要請も考慮して適切な呼称を決めて、コロナ対策を奨励する。

  

「認定基準」は、「一律に5人以下」などとせず、「店ごとの定員」や「部屋ごとの定員」などを規定して、

一般に公表するとともに、店の来客が自然にチェック出来るように店頭に公示することを義務化し、

公式のパトロールなどのチェック体制も整備する。

認定基準を順守しなかった店や補助金需給申請に偽りがあった場合の罰則等をしっかり規定する。

  

一律の人数制限や時短ではなく、きめ細かい新型コロナウイルス対策を是非とも推進してほしいものです。

経済的に余裕のある人々は三密を防止している飲食店などの年末年始の会食も適切に実施すれば良いのではないでしょうか?

そうすると、

「安いから行くのではなく、安心できるから行く」という客が増えて、

真面目に営業している店が繁盛することになり、経済効果も上がるでしょう。

  

コロナ対策は、むやみに政争の具にせず、政治家や既存の専門家会議メンバーのみならず、レジャー・旅行・飲食店などの関連の専門学者や経済学者などが協議して、一般市民の声も取り入れ、きめ細かく検討して決定し、法律や条例により実施を徹底することが肝要でしょう。

  

この思いを皆さんがシェアして、

政府や自治体の関係者を動かしてくれるとありがたいです。

ご意見のご投稿を歓迎します。

  

ちなみに、「ミシュランの三つ星」を獲得したスペインの著名なレストランがコロナの影響で廃業に追い込まれたそうです。

  

(薫風士の思いを詠んだ俳句を掲載します。青色文字をタップし、例句や解説をご覧下さい。)

  

逆縁にするなコロナ禍冬ごもり

順縁を諾ひ老の冬籠

コロナ禍の俳句推敲冬ごもり

故郷の大雪偲ぶ自粛かな

順縁の天寿を祈り日向ぼこ

   

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2020年12月14日 (月)

日向ぼこ(俳句と写真)

   

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2020年の新語・流行語大賞は「3密」でした。

吟行旅行を断念して、手作りの庭の手入れに専念しながら有りの儘に詠んだ拙句・日記俳句と写真をご笑覧下さい。

  

Go Toの期待外れや冬ざるる

 

冬ざれの庭の手入れを恙無く

   

Go Toの迷走又も暮早し

  

GoToは意固地の策か日向ぼこ

  

拘りも人様々や日向ぼこ

  

まやかしの政策憂ひ日向ぼこ

  

手作りの庭を愛でつつ日向ぼこ

 

縁側で日向ぼこしつ昼餉蕎麦

    

縁先に日本列島日向ぼこ

    

スマホ手に縁に微睡む日向ぼこ

      (薫風士)  

「日向ぼこ」の俳句は殆ど老人が読んでいるのではないかと思いますが、歳時記に若い世代の次の俳句がありました。

   

胎内のぬくもりにゐる日向ぼこ

       (下平しづ子)

  

日向ぼこ赤子手を振る足を蹴る 

       (田中嘉代子)

   

コロナ禍に出産を迎える方々の安産を祈ります。

   

コロナ禍の安産祈り日向ぼこ 

         (薫風士)

   

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最後の写真のフジバカマの傍を飛んでいるのは蜻蛉でしょうか?

  

(写真はタップすると拡大します。 青色文字をタップしてリンク記事をご覧下さい。)    

         

   

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2020年12月 9日 (水)

漱石忌の俳句

    

12月9日は漱石忌です。

  
ここをクリックして、「夏目漱石と高浜虚子《漱石忌に思うこと》(改訂版)」をご覧下さい。

     

コロナ感染拡大防止のために、大阪モデルの赤信号が点灯され、2020年12月4日から15日まで、大阪府民の外出自粛が要請されました。

 

東京都では、65歳以上の高齢者などの外出自粛を要請されました。

 

薫風士の関係している俳句会は吟行を中止したり、通信句会にしたりして、外出自粛の要請に応じ、初句会も新年会は断念して句会のみ開催でした。

   

去年今年コロナコロナに明け暮れて 

コロナ禍のファックス頼り初句会

  

「俳句HAIKU」が読者のコロナ禍の慰みにいささかでもお役に立てれば幸いです。

 

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2020年12月 7日 (月)

「はやぶさ」のカプセル帰還冬麗

   

新型コロナウイルスの感染拡大など暗いニュースが多い中で、ワクチンの開発成功や「はやぶさ2」のカプセル回収成功など明るいニュースもあり、「冬麗(ふゆうらら)」の俳句をタイトル句にしました。

   

ここをクリック(タップ)すると「冬の俳句特集」をご覧になれますが、俳句の鑑賞 <冬の日・冬日・冬日向>は、ここをクリックしてご覧下さい。

     

「日向ぼこ」の俳句は、ここをクリックして、「<3密と無縁や庭の日向ぼこ> (俳句と写真)」をご覧下さい。

    

2020年11月30日 (月)

《冬ざれ》(俳句と写真)

  

(2023.12.2更新)   

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ウクライナやパレスチナの庶民は戦争の惨禍に苦しんでいます。

世界の人々が「戦争の惨禍」ではなく、「平和の賛歌」の「まんぽ俳句」を口ずさむことが出来る日の来ることを夢見ていますが、平和と健康のありがたさを再認識しながら、庭の手入れや健康管理ゴルフを卒寿まで恙無く出来ることを目指しています。

   

冬ざれの庭の手入れを恙無く

冬ざれの谷越ショットOBに

       (薫風士)

「谷越」は「たにごえ」と読んで下さい。この俳句の「OB」は「old boy」の略称ではなく

ゴルフで谷越えのショットが失敗してOBになったことを詠んだ拙句(まんぽ俳句)です。

   

(P.S. 2022.11.8)

冬ざれやトマト熟せず落ちにけり 

今年は日夜の寒暖差が大きいせいかトマトが完熟しないで落ちています。     

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ここをクリック(タップ)して、「トマトの俳句(ウクライナ応援句)」をご覧下さい。

   

  

(2020.11.30の記事)

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健康維持・管理のために手作りの庭の手入れに専念する日々ですが、自然の摂理に感銘して詠んだ素朴な拙句と写真をご笑覧下さい。

  

冬ざれの庭に竦みし飛ぶ

  

冬ざれの保護色纏ふ蛙かな

(蛙の写真をタップ・拡大してご覧下さい。)

     

冬ざれやコロナ感染日々拡大

  

コロナ禍や日々冬ざれの庭手入れ

 

冬ざれやドクダミの根の蔓延りて

          

冬ざれのトマト赤きをサラダにす

  

冬ざれの庭のトマトの猶美味し

  

歳時記の「冬ざれ」の俳句はここをクリックしてご覧下さい

575筆まか勢」の「冬ざれ」の例句はここをクリックしてご覧下さい

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

  

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2020年11月27日 (金)

風除や避けたきものはウイルスよ

  

(2023.11.24 更新)

若者に謝すや勤労感謝の日」をご覧下さい。

若者に感謝し、自然の恵みに感謝し平和な日本に感謝し手作りの庭の手入れをしながら、「まんぽ俳句」をエンジョイしています。

 

青色文字をタップ(クリック)して、「ソーダ水《青春の俳句》」や「俳句《花は葉に》OB会」など、リンク記事をご覧下さい。

      

(2020.11.27 の記事)

Dsc_3268新型コロナウイルスの1日の感染者数が全国で2,000人を超えましたが、大阪府は東京都を超えて490人になりました。

第三次感染拡大が懸念される状態となり、「Go Toトラベル」や「Go Toイート」のキャンペーンも見直しを余儀なくされています

日本の新型コロナ感染者(累計)は13万人を超え、死者(累計)は2千人を超えましたが全世界の感染者数は5千8百万人を超え、死者は138万人を超えています

   

新型コロナウイルス感染者数の増大を懸念して、七五三コロナ感染過去最多をブログ「俳句HAIKU」に書きましたが、新型コロナウイルス感染者数過去最多の状況が続いています。

   

1122日は「いい夫婦の日」です。万一家族に感染者が出ると、家族間の感染防止は至難です。

知らぬうちに感染の被害者・加害者にならないように、お互いに気を付けて、吟行しましょう。

   

今日は勤労感謝の日ですが、終日手作りの庭の手入れをして過ごしました。そこで、「勤労感謝の日」の俳句を作り、ブログ記事のタイトルにしようと思いましたが、「勤労感謝の日」は9文字で、5-7-5の定型に収めるのが至難です。

 

我が家には強い北風が殆ど無く、「風除け」は無用ですが、某俳句会の兼題に「風除」(「風垣」・「風囲」など、冬の季語)が出されたので、川柳もどきのコロナ俳句をタイトルにしました。

 

愛犬「チュヌ」が亡くなってから2年が過ぎた先日、ふと、犬小屋を「クイーンローズ」などの植木鉢の花の「霜除」・「風除」にして愛犬を偲ぶことを思いつきました。

  

愛犬の小屋を風除鉢の花  

霜除や愛犬偲ぶ小屋に鉢  

愛犬の小屋に花鉢初時雨

  

一般に使う言葉としては「風除け」と書きますが、俳句では「風除」と漢字のみですっきり表現するのが普通です。

  

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(犬小屋は山茶花の奥に見えます。)   

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2020年11月14日 (土)

「七五三」と「二の酉」

    

(最新の現状に合わせて、タイトルと記事を更新しました。)

2020年は、「二の酉」が11月14日で、翌日が七五三」でしたが、Go Toトラベル」や「Go Toイート」を利用して、紅葉狩に出かけ、冬麗」の俳句を口遊みたいところが、新型コロナウイルス感染者数が連日過去最多で自粛を余儀なくされました。

    

新暦と旧暦の違いにより、旧暦に基づく行事が前後して、2024年は、「二の酉」は11月17日で「七五三」の二日後でした。

  

ここをクリック(タップ)して、「二の酉や再選されしど根性」をご覧下さい。

   

ここをクリックして、歳時記の「紅葉狩」の例句をご覧いただきここをクリックして、「紅葉の俳句と写真集」をご覧下さい

  

「七五三」の俳句は、ここをクリックして、「俳句の鑑賞 七五三」をご覧頂けると幸いです

  

この青色文字「俳句」や「HAIKU」をタップすると、「俳句HAIKU」の最新の俳句や英語俳句の記事をご覧になれます。

 

2020年11月 3日 (火)

時雨忌や俳句はすごい奥深し

    

タイトルは俳句を称える拙句です。

 

時雨忌や濡羅吏くらりと身を躱し 

時雨忌や平和憲法堅持せむ

時雨忌や時雨のごとき記憶かな

       (薫風士)

 

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2020年の1031日は旧暦の915日に当たり、秋晴れに恵まれ、ハロウィンムーンとかブルームーンなどと言われる珍しい満月でした。

   

安酒を求めし帰路や後の月」などと駄句を口遊みながら、十三夜や十五夜の月を愛で、スマホカメラで写真を撮りましたが、電線や街灯、ビルなどが多くて良い写真スポットを中々見つけることが出来ませんでした。

 

日本伝統俳句協会の10月のカレンダーに十三夜を詠んだ俳句「業平の現れさうな十三夜(吉村玲子)」が掲載されていましたが、作者は何処でこの俳句を詠まれたのでしょうか?

   

時雨忌」は松尾芭蕉(1644年~16941128日)の命日(陰暦1012日)のことで、「芭蕉忌」・「翁忌」・「桃青忌」などと言われ、冬の季語とされています。

 

芭蕉の俳句300句の英訳にチャレンジし、国際俳句協会のホームぺージに「英語で分かる芭蕉の俳句」というシリーズ記事を掲載して頂いています。

 

青色文字をタップして、記事をご高覧頂ければ、有難いです。

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

   

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2020年10月31日 (土)

芭蕉ゆかりの伊賀上野吟行(俳句と写真特集)

   

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう!

   

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「GoToトラベル」を利用して10月20~21日に伊賀上野の観光スポットを9年ぶりに再訪し、吟行した俳句と写真を特集しました。

青色文字のタイトル句をクリックするとその記事の俳句や写真、解説などの詳細がご覧になれます。   

高浜虚子は秋風や眼中のもの皆俳句と詠んでいます。

 

薫風士の俳句(40句)とその風景の写真(37枚)をお楽しみ頂ければ幸いですが、俳句は好き好きです。

あなたも貴方の作句をお楽しみ下さい。ご投稿を歓迎します。

    

子の描く俳聖殿や天高し(上野公園・俳句と写真)

(俳聖殿見物の俳句5句と写真6枚)

  

俳聖の偉蹟を尋ね秋の伊賀(俳句と写真)

(芭蕉翁記念館見学の俳句5句と写真3枚)

  

木漏れ日の蓑虫庵や小鳥来る (俳句と写真)

 (蓑虫庵観光の俳句9句と写真7枚)

  

芭蕉句碑めぐる水辺や秋高し(俳句と写真)

(くれは水辺公園芭蕉句碑巡りの俳句9句と写真10枚)

  

ゆるキャラもマスクで迎ふ秋の城(俳句と写真)

(伊賀上野城見物の俳句12句と写真10枚)

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示されます。

タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。

   

ゆるキャラもマスクで迎ふ秋の城(俳句と写真)

     

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コロナ禍の「GoToトラベル」(1泊)を利用して、10月20~21日に「伊賀上野城」や「俳聖殿」、「芭蕉翁記念館」、「蓑虫庵」など、吟行しながら伊賀市の観光スポットを巡りました。 

伊賀上野城に入ると、マスク姿の「た伊賀ーくん」(城を冠にしたゆるキャラ縫い包み・タイガー君)が迎えてくれました。

 

タイトルは即興のタイトル俳句ですが、「『マスク』は冬の季語だからダメ」などと、野暮な難しいことは言わないでご笑覧下さいね。

マスクは新型コロナウイルス拡散予防のために冬に限らず年中使うようになりました。

  

・一葉散る桜紅葉や「母の像」

 「母の像」建立の趣旨は写真をタップ・拡大してご参照下さい。

   

赤とんぼ母子の像に纏ひつき

 赤蜻蛉はスマホカメラを構えるとサッと飛び去って写真を撮らせてくれませんでした。

  

天守映ゆ雲無き空の澄み渡り

 空澄む」は秋の季語としてあまり見かけませんが、この俳句で「水澄む」というわけにはいきません。

  

・色変へぬ高石垣の松仰ぐ

  伊賀上野城の高石垣は日本で2番目に高いそうです。「色変へぬ松」は秋の季語です。

     

・窓の写す天守の色紙かな

  天井いっぱいに掲げてある日本画や書の色紙の中に高浜虚子の俳句もありました。

   

・水澄むや雲無き空の天守映え

 この俳句の情景は何処かにあるに違いありません。

   

・城を下り一息吐くやの茶屋

 茶屋は女忍者を意味する「くノ一」を屋号にしていました。

  

・鯉跳ねて廂に揺らぐ秋日影

  茶屋の廂に池の水面の反射が揺らいでいました。

 

の昼廂の日影食卓に

   秋の日差しの廂への反射の揺らぎが食卓に映っていました。

  

・弁当を二人で分かつの茶屋

 遅い時間でしたが、最後の弁当にありつけました。

   

秋風や芭蕉生家は閉ざされて

  芭蕉の生家は老朽化の為、改修されるまで閉鎖されています。

  

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木漏れ日の蓑虫庵や小鳥来る (俳句と写真)

    

Click here to see "Bashō's haiku in Japanese and English by L. P. Lovee".

   

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芭蕉の俳句300など、俳句の英訳にチャレンジしているので、1020~21日に「GoToトラベル」(1)を利用して、参考資料などを求め伊賀上野の芭蕉翁記念館や蓑虫庵など、伊賀市の観光スポットを巡りました。

(青色文字をクリックすると関連の記事がご覧になれます。写真はタップ・拡大してご覧下さい。)

   

コロナ禍の蓑虫庵や小鳥鳴く

    

蓑虫庵庭の小鳥の声絶えず

     

俳聖を偲ぶ庵や秋の風

  

秋風や俳聖見えぬ芭蕉堂

(この芭蕉堂は暗くて芭蕉像が見えませんでしたが、京都にある芭蕉堂はここをクリックしてご覧になれます。京都史蹟散策参照)

    

落葉掃く手を止め案内受付嬢

     

爽やかや蓑虫庵を守りし人

   

懇切な案内嬢や秋日和

    

蓑虫庵玄関隅の鉢に綿 

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。

  

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2020年10月25日 (日)

芭蕉句碑めぐる水辺や秋高し(俳句と写真)

      

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10月20~21日に「GoToトラベル」(1泊)を利用して、伊賀上野の「芭蕉翁記念館」や「蓑虫庵」、「伊賀上野城」、「くれは水辺公園」など、吟行しながら伊賀市の観光スポットを巡りました。

「くれは水辺公園」は淀川水系の木津川支流の「服部川」に通ずる「矢谷川」沿いにあります。

カーナビで探すことが出来ず困っていましたが、「蓑虫庵」の親切な管理人さんに教えてもらって、JAの「とれたて市ひぞっこ」を目的地にして、たやすく行くことが出来ました。   

「ひぞっこ」で買った草餅と焼き鯖寿司は美味しくて満足しました。

  

秋晴や草餅食みて句碑巡り

駄句ですが、句作を楽しんでいます。

「『草餅』は春の季語だからダメ」などと、野暮な難しいことは言わないで下さいね。

  

・矢谷川桜紅葉や句碑巡る

「矢谷川」は、名称がカーナビに表示されず、橋の銘板の文字は読めないので地元の方に教えてもらいました。この俳句は「三段切れ」ですが、「矢谷川桜紅葉の句碑巡る」など、滑らかなリズムにするより薫風士の実感を表現していると愚行しています。

    

露けしや法華経塔枯れし供花

安政の大地震」の犠牲者の供養塔の上を蜻蛉が飛んでいましたが、供花(くげ)が枯れていたので季語は「露けし」を使いました。東南海地震の発生が懸念されますが、備えは大丈夫でしょうか?

   

・鷺覗くアワダチソウの水辺かな

「セイタカアワダチソウ」は、アメリカ伝来の花であり、まだ「季語」として認められていない上に語数が多いので「麒麟草」を使いたいところですが、「麒麟草」(夏の季語)は異なる花なので、敢えて「アワダチソウ」と略称しました。

  

秋の空「くれは水辺」を鷺飛翔

飛翔したのは「アオサギ」ですが、「白鷺」が伊賀市の「市の鳥」です。「青鷺」は夏の「季語」ですが、「白鷺」は季語ではありません。その理由を知りたいものです。

    

・飛ぶ鷺をカメラで追ふや秋の雲

水辺に首を伸ばしていた青鷺が、写真を撮れとばかりに悠然と旋回して、飛び去りました。 

   

・標柱の像は佐助か秋の雲

「くれは水辺公園」には「夏の広場」や「秋の広場」など、四季に合ったゾーンがあります。「くれは」の名称の由縁は何でしょうか? 忍者の像は猿飛佐助か霧隠才蔵でしょうか?

   

・芭蕉句碑巡り惜しむや伊賀の

晴れ男」を自認していますが、幸い吟行日和に恵まれました。

     

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2020年10月23日 (金)

俳聖の偉蹟を尋ね秋の伊賀(俳句と写真)

   

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Click here to see "Bashō's haiku in Japanese and English by L. P. Lovee".

   

芭蕉の俳句300句など、俳句の英訳にチャレンジしているので、1020~21日に「GoToトラベル」(1)を利用して、参考資料などを求め伊賀上野の芭蕉翁記念館や蓑虫庵など、伊賀市の観光スポットを巡りました。

   

俳聖の一端知るや伊賀の秋

  

爽やかや子等の句掲ぐ芭蕉館

   

芭蕉館初心新たに秋高し

  

芭蕉の句誤訳見つけし秋思かな

  

(注)

BASHO: The Complete Haiku」(Jane Reichhold著)からの抜粋8句が記念館に掲示されていました。

(写真をタップ・拡大してご参照下さい。)

「五月雨を集めて早し最上川」の下記の翻訳は、「切字」が無いので普通に読むと、芭蕉の俳句を誤訳した英訳になります

  

summer rains

quickly gathered

Mogami River

  

上記の英訳では、「五月雨が早く集められた最上川」という意味になり、原句の「最上川の流れが速い」という句意と異なります。

俳句は様々な翻訳が可能ですが、下記の通り、薫風士の試訳をご参考までに掲載します。

  

Mogami River_

rapids,

gathering early summer rains

  

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子の描く俳聖殿や天高し (上野公園・俳句と写真)

  

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10月20~21日に「GoToトラベル」(1泊)を利用して、伊賀上野城や芭蕉翁記念館、俳聖殿、蓑虫庵、くれは水辺公園など、伊賀市観光スポットを巡り吟行しました。

   

薫風士の写真と俳句をご笑覧下さい。

(写真はクリックすると拡大します。)

  

・俳聖殿覗き遊ぶ子秋麗

  

・覗き見し蕉翁像や秋の声

  

金風や令和の献句数十人

   

・俳聖殿鴉一声秋高し

  

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2020年10月19日 (月)

破蓮や二千年経し大賀ハス(綾部の蓮池吟行)

    

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2020年10月13日に句友と綾部市の岩王寺や若宮神社、長福寺、極楽寺の蓮池など、吟行向きの観光スポットを巡りました。

(青色文字をクリックすると綾部市観光ガイドの解説など、関連の記事や例句をご覧になれます。)

(神宮山)岩王寺は「茅葺の寺」とも呼ばれるように山門も御堂も茅葺のユニークな屋根ですが、「しゃくおうじ」という呼称は、「寺の奥から産出した石で作った硯を嵯峨天皇が愛用されたこと」に由来しているそうです。  

参道の石段は苔むして、山門の素朴な仁王像は片手が折れたり朱色が剥げたりし、御堂の屋根に小さな雑木が生え薄黄葉になっているなど、寺の歴史を感じました。

   

朱の剥げし阿吽の仁王秋の声

  

秋深む苔むす磴の硯石

  

薄紅葉御堂の屋根に小木生え

  

若宮神社は龍の彫刻がユニークですが、それを小さな狛犬が恰も見上げているように感じました。

 

狛犬の見上げる龍や宮の

     

長福寺の観音堂は観音菩薩像が33体も安置されており、屋根の構造などもユニークです。

  

絵馬堂の旧りし扁額秋の風

  

観音のもたらす奇遇秋麗

  

句心を繋ぐ観音秋深む

 

敗荷に耽る感慨極楽寺

    

  タイトル俳句の「大賀ハス」については冒頭の写真をタップ拡大して解説をご覧になれます。

蓮は実も枯葉も蓮根と同じ空洞があり、泥に生まれて美しい花を咲かせることで釈迦の説法に用いられていますが、釈迦如来像の台座の形状にも蓮の花が取り入れられたことに、今更ながら認識を新たにしました。

破蓮」は、「敗荷」と同じ秋の季語で、「やれはす」とか「やぶれはす」と、俳句のリズムを整えて読みますが、俳句では散文のように「破れ蓮」と書かないで、「送り仮名」の「れ」を省略して簡潔にするのが普通です。

     

由良川の流れざるごと秋の雲

  

秋水の行方見違ひ一議論

  

金風「ゆらり弁当」食み句会

  

丹波路の流れも愛でて秋の句座

   

吟行に丹波の秋を惜しみけり

     

地元の句友の丁寧な案内で秋の吟行をエンジョイすることが出来ました。

  

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2020年10月 9日 (金)

コロナ禍の自産自消や秋耕す

   

(P.S. 2022.10.23)

円安や自産自消の秋耕を

円安の物価高耐へ秋耕す

生ごみを埋めて秋耕庭の隅

治にゐても乱を忘れず秋耕を

   

「骨太」の政策と言われても、「日本経済を弱体化した従来の政策では、何が骨太なのか」全く納得できません。

「休耕すれば補助金を出す」という類の姑息な政策を継続するのではなく、「効率的な農業を支援する政策」を岸田政権では是非推進して欲しいものです

 

「新しい資本主義」とは何か、まだよく分かりませんが、「自己責任一点張りでなく、自助努力と国や自治体の援助とを公明正大に結びつける政策」を推進してくれることを期待しています。

 

最近の米国を中心とした資本主義圏の政策は初期資本主義の良さが無くなり、投機主義になり一部の富裕層のみが富を享受する傾向になっているようですが、日本にもこのような現状をもたらしたのはアベノミクスではないでしょうか

その日暮らしの限界的生活に追われている多くの国民にとっては、「資産所得倍増計画」などといわれても納得できないでしょう。

この状態を放置していると共産主義国家の専制政治を利することを懸念しています。

   

いずれにせよ、円安が1ドル150円前後まで進行し、野菜など食料品が次々に値上がりしているので、ジム通いの代わりの健康管理に趣味と実益を兼ねて、ささやかながら自衛のために、「庭弄りの秋耕」をエンジョイしています。

  

(2020.10.9 の記事)

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(写真)

日本伝統俳句協会10月のカレンダーの一部分

(掲載の俳句をご鑑賞下さい。クリックすると拡大します。)

   

  

 

タイトルの俳句は「秋耕」や「自産自消」・「地産地消」というにはおこがましい庭弄りを詠んだものです。

新型コロナウイルス感染の拡大が話題になり始めた頃に春耕の俳句ブログを書きましたが、新鮮な夏野菜を食べたことに味を占めレタスやキャベツ、ネギ、などの苗を植えました。

この日(10月1日・旧暦8月15日)は暖かい「秋日和」で庭仕事には汗ばむ程で、夜は中秋の名月も楽しめましたが、今日(10月8日)は「寒露」の秋雨で急に寒くなり、セーターを着こみ、「晴耕雨読」ならぬ「俳句ブログ」を書いています。

  

コロナ禍の地産地消水の秋  

コロナ禍やテラスに野菜秋麗

   

我田引水ですが、マンション住まいの方方にはベランダのプランターで野菜や花を育てるなどして、「句作の楽しさ」を知ってほしいと思っています。

   

青色文字の季語をクリックするとその季語の俳句をご覧になれます。

「秋耕」の「歳時記」はここをクリックしてご覧下さい。

  

ここをクリックして

「芭蕉・子規・虚子の俳句、『まんぽ写真俳句』などを楽しもう!(WEB特集)」

もご一読頂ければ幸いです。

  

ところで、台風14号は週末に西日本に接近しそうですが、災害が生じないことを祈っています

     

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2020年9月30日 (水)

秋場所や至誠一貫相撲道

  

(P.S. 2022.9.25)

爽やかや玉鷲関の勝ち笑顔

秋場所の優勝候補平幕に

秋場所や金星取りし息遣ひ

  

掲句は、北勝富士(前頭八枚目)に勝って優勝争い単独トップになった玉鷲(前頭三枚目)の笑顔や高安が横綱照ノ富士を破り金星を46場所ぶりに取ったことを詠んだブログ日記用の拙句です。

今年の九州場所は、横綱照ノ富士が膝の故障で5勝5敗で休場となり、カド番の大関御嶽海が負け越し、白星スタートをした大関正代が連敗で負け越しが決定するなど、上位陣の不調ぶりが目立ちました。

拙句は、「秋場所」を「初場所」や「春場所」などに変えても差し支えの無い「季語が動く」ダメ句と言われるでしょうが、季語を変えて推敲したり、日記代わりにするのも俳句の楽しみ方でしょう。           

大相撲の俳句(初・春・夏・秋)」をご覧下さい。

      

(P.S. 2020.9.30)

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写真は、カラー図説日本大歳時記とNHK NEWS WEBの一部分です。

        

タイトル句は正代関初優勝の「喜びとお祝い」の贈答句です。

白鵬・鶴竜の両横綱がケガで休場し、朝乃山・貴景勝両大関もケガのせいかやや不調なためにコロナ禍の大相撲が低調になる中、正代は力強い相撲で両大関を破り、優勝しました。

「至誠一貫」は関脇正代大関昇進の伝達式の口上に用いた四字熟語です。

  

新型コロナウイルスの感染症の世界的拡大(死者100万人超)が人々の命や社会活動に大きな打撃を与え、暗いニュースが多い中で、正代関の三度目の正直ともいうべき初優勝・大関昇進は熊本の人々のみならず、多くの人々が勇気づけられる明るいニュースです。

正代新大関は口上通り相撲道に精進してくれるものと期待しています。

  

我田引水ですが、若い人々も「相撲の面白さ」や「俳句の面白さ」を知ってほしいとの思いでこの俳句ブログを書いています。  

   

大相撲の俳句 <初場所>」や 芭蕉・子規・虚子の俳句、『まんぽ写真俳句』などを楽しもう!(WEB特集)をご一読頂けると嬉しいです。 

  

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子規の忌や俳句HAIKUに明け暮れて

  

Let’s enjoy haiku!          

  

正岡子規のホトトギスを引き継いだ高浜虚子の「椿寿忌」に因んで書いた記事「『花祭』の俳句《21世紀の宗教・世界平和を考える》」をご覧下さい。

   

9月19日は正岡子規の忌日(「獺祭忌」・「糸瓜忌」)です。

 

あなたは、次の俳句(投句)のどのタイプですか?

  

投函を済ませほっとす獺祭忌

  

子規の忌や夢膨らませ投函す

  

糸瓜忌や投函してもなほ思案 

   

「俳句の面白さ・奥の深さ」を若い世代にも知ってほしいとの思いで俳句ブログを書いています。

(青色文字をクリック or タップしてリンク記事をご覧下さい。)

     

芭蕉・子規・虚子の俳句、「まんぽ写真俳句」などを楽しもう!(WEB特集をご一読下さい。 

  

NHK俳句927日の「俳句さく咲く」をご覧になりましたか?

櫂未知子先生の「居残り授業」に田中要次さんの次の俳句が選ばれました。

   

(田中さんの原句)

湯気向かふ浴室の窓辺秋の声

  

(櫂先生の添削)

浴室の窓より湯気や秋の声

   

高浜虚子は「客観写生」を唱道しながら「選は創作なり」と言って多くの優れた俳人を育成しました。

 

櫂先生の添削句は素晴らしいですが、田中さんが風呂の湯に浸りながら俳句に詠んだ思いを反映していません

それでも、田中さんは納得されたのでしょうか?

 

僭越ながら、次の通り修正すれば田中さんの思いが反映されると思います。

 

浸る湯の湯気向かふ窓秋の声

   

浸る湯の湯気の行方や秋の声

   

投句用には櫂未知子先生の添削句が良いでしょうが、日常生活の実体験を俳句に詠み個人的に楽しむには薫風士の添削句の方が実感のある俳句として楽しめるのではないでしょうか?

いずれにせよ、俳句は好き好きです。

「湯」と「湯気」がダブっているからダメ句とするか、「リフレイン」の韻が面白いと採るか、あなたなら、どのように添削しますか?

  

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