日記 Feed

2022年4月14日 (木)

北山緑化植物園・春爛漫の吟行(俳句と写真)

         

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今日は花冷えですが、先日、夏日と言える春爛漫の「西宮市北山緑化植物園」を句友と訪ね、吟行をエンジョイしました

   

北山緑化植物園には満開の見事な桜や多種多様な花があり満足しましたが、残念ながら、温室は改装の為か閉鎖中でした。 

俳句会で共感を呼んだ拙句は「熊ん蜂」などの写生句でしたが、ウクライナの人々に思いを馳せて詠んだブログ用の拙句などを掲載します。

(ブログ用の拙句には「季重なり」の俳句がありますので、例句の参考としてはご注意下さい。)

「歳時記」や「575筆まか勢」の例句は拙句の青色文字の季語(青色文字が記事にリンクしている場合はその記事の中の季語)をクリック(タップ)してご参照下さい。

   

写真をタップ・拡大して疑似吟行をして頂ければ幸いですが、是非とも、素晴らしい緑化植物園を訪ねて直にお楽しみ下さい。

   

園入れば花爛漫に息を呑む

青と黄の園児の帽子花の舞 

削岩機手にする背へ花の舞

余念なき園の補修や花曇

読み違ひみどりみとり花の園

纏ひ付き逃げ飛ぶ速さ熊ん蜂

楽しさや句友と句作花の下

      (薫風士) 

    

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花の下ウクライナ旗と童像(写真・俳句)」でも述べようにウクライナの国旗の色は青と黄の二色なので、「向日葵」(ウクライナの国花)や「チューリップ」(トルコの国花)を用いて、紛争が速やかに終わることを祈り、ウクライナを応援する俳句を詠みました。

花の黄色と葉の青を重ねて比喩的に詠んだ応援句の心算です。

比喩の俳句としては強引過ぎですが、和平を求める思いの強さとして、ご容赦下さい。

    

花見にもキーウの人に思ひ馳せ    

菜の花の爛漫として夏日かな    

夏日とて向日葵は未だ緑化園

青と黄の園児に注ぐ花の舞    

菜の花に馳せる思ひやウクライナ     

求めしは黄のチュ―リップ緑化園 

        (薫風士

  

梅東風や届け世界にこの思ひ」で訴えたように、日本国憲法前文の理念は世界平和を望む国国の共通の理念としてNATO本来の理念でもある筈ですから、その精神に則ってロシアとウクライナ両国大統領が歩み寄り、「向日葵」が咲く真夏日頃までには和平が成立することを祈っています。

恒久的な平和は、「『花祭』の俳句《21世紀の宗教・世界平和を考える》」で述べた提言が受け入れられた時に実現されるでしょう。

「緑化園」のみならず、「梅園」や「手作りの庭」などの手入れと同じように、「平和な社会」も手入れをしなければ維持できません。

「俳句HAIKU」も日々・折々に更新したいと思っています。

       

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

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2022年4月 3日 (日)

花の下ウクライナ旗と童像(夙川公園吟行)

    
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タイトルは、俳句会に出席する途次にJR「さくら夙川駅」で下車し、夙川公園の花見をして、写真のような情景を詠んだ拙句です。

  

  

地蔵さんと思い込んでいた「像」は「鎮魂の童像」でした。

この童像の作者が誰か存じませんが、ご本人か何方かが傍にウクライナの小さな国旗を幾つか立てて、ウクライナ紛争の犠牲者に対する追悼と速やかな紛争解決を祈ったのでしょう。その祈りに共感して、急遽この記事を書きました。

      

句会への車窓に涙花時雨

花堤童の像に涙雨

鎮魂の童の像や花時雨

花万朶小鳥は雨の蜜を愛で

コロナ禍や宴は自粛花時雨 

    

掲句の「涙」は比喩です。俳句会で投句した原句では「ぽつり」としていましたが、このブログ用に修正しました。

ウクライナに桜はあるのでしょうか? 

桜の蜜を吸っている小鳥は鶯でしょうか

(写真をタップ・拡大してご覧下さい。)

  

ウクライナの人々に平穏な日常が速やかに戻ることを祈っています。

ウクライナ紛争について、これまでに詠んだ俳句の記事をご覧頂き、その思いをシェアして頂ければありがたいです。

青色文字のタイトルをタップ(クリック)してご覧下さい。

  

四季の雲(写真・俳句)《四月馬鹿の宵》ウクライナ紛争の速やかな解決を祈って

  

梅東風や届け世界にこの思ひ

  

俳句の鑑賞《花曇・花冷》

  

血に染むなドニエプルてふ春の川

   

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2022年4月 2日 (土)

四季の雲(写真・俳句)《ウクライナ戦争止まず万愚節》

   

(2024.4.1 更新)

ここをクリック(タップ)して、「翔平の兄は新庄四月馬鹿」をご覧下さい。

  

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2022年の「四月馬鹿」の日暮れ、シャッターを下ろそうとして窓を見ると、東の空に、何かを暗示するような面白い形の雲がありました。

    

  

立春の翌朝、東の空の面白い形の雲を俳句に詠み、ブログ記事にした「四季の雲(写真・俳句)《早春・春の雲》」を読んでくれた方もいるでしょう。

人との出会いを「一期一会」として大切にしますが、変化の絶えない折々の雲も「一期一会」で、何か運命の不思議さを感じます。

雲の形の対比が面白いので写真を再掲載します。

   

今朝の雲何の兆しか春浅し

春の空今朝は稜線くっきりと

四月馬鹿何の兆しか宵の雲

春天を柔らかに分け飛行雲

飛行雲消えて一天春うらら

春天の雲と朝夕対話して

   

ウクライナ紛争の和解交渉は進展せず、解決策は「」ならぬ「暗闇」の暗中模索です。

応急的な緊急対策としては、世界の指導者が日本の平和憲法前文の理念に則り和平交渉を促進すると良いでしょうが、将来を見据えた根本的解決策を講じない限り、将来も紛争は繰り返すことになるでしょう。

この考えを「万愚節」の戯言とせず、「梅東風や届け世界にこの思ひ」をご一読頂き、「横浜シスターズ」に及ばずとも、その思いを皆さんでシェアして頂ければ望外の喜びです。

   

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2022年3月29日 (火)

俳句の鑑賞《花曇・養花天・花冷》

      

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう!

    

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この写真は、2025年3月29日のNHK-TVニュース画面の一部分です。

   

2023年3月24日の東京は夏日で、25日は花冷えになりました。

  

武庫川の桜並木や短冊句

(写真をタップ・拡大して短冊句をご覧下さい。)

青色文字(季語など)をタップ(クリック)して例句や解説記事をご覧下さい。   

   

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  各地で桜が満開となりました。

    

  

今日は昼にかけて春雨午後は「花曇り」・「花冷え」です。

         

   

花冷えの高校野球きびきびと

   

選抜高校野球の決勝戦「大阪桐蔭 vs. 近江」を見ながら掲句を詠みました。

大阪桐蔭が高校野球史に残る記録的な圧倒的強さを見せましたが、近江もベストを尽くし、コロナ禍の花冷えに清々しい気持ちになりました

  

先日来、ウクライナに思いを馳せて「花曇」や「花冷」など、さまざまに拙句を詠みました。

ここをクリックして、ご覧下さい。

   

花曇キエフの空は如何ならむ

花冷に思ひ馳せるやマリウポリ

 春風に耳傾けよこの思ひ

ウクライナの和平はなるか日は朧   

     

「養花天」の例句は、ここをクリックしてご覧下さい

   

気の向くままに歳時記から例句を抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語)をタップ(クリック)して、ご覧下さい。

  

花曇1

千駄ヶ谷四ツ谷市ヶ谷花曇 

        (曽根久順)

   

花曇2

槌音の律義に響く花曇 

       (中村喜美子)

 

花曇3

山鳩のくくうくくうと花ぐもり 

       (田所節子)

    

花冷1

花冷を来て白粥に和みたり 

        (江木紀子)

 

花冷2

花冷の椅子ひとつ足す通夜なかば 

        (田所節子)

 

花冷3

花冷や若き日の悔いふと過り 

       (久保田雪枝)

   

花冷4

花冷や日暮れの雨は音もなし 

        (芝生南天)

  

花冷5

花冷えやつるりと光る牛の像 

        (丑久保勲)

  

花冷6

花冷えの余震ごもりとなりにけり 

        (門伝史会)

  

花冷7

花冷えや選挙ポスターみな笑顔 

        (奥田温子)

   

花冷8

花冷えやかかる電話の皆長し 

       (大塚たきよ)

  

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2022年3月27日 (日)

雨上がり昼餉の窓辺黄蝶来

    

蝶舞ふや老々介護行く小径

座す我に黄蝶舞ひて挨拶す

窓過る影の早さや黄蝶来

「過る」は「よぎる」と読んで下さい。

  

手作りの日本列島蝶の舞

黄蝶の番戯る吾庭かな

黄蝶の小さきが飛ぶやギザギザに

小さき蝶芝生すれすれ舞ひ行けり

木蓮や小雨に著き白き花

庭隅の小雨にさゆる雪柳

花冷の狭庭にピンク五六輪   

   

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窓辺の昼餉に蝶の舞や木蓮の花などを見るにつけても、ウクライナの人々の苦難に思いを馳せざるを得ません。

    

    

戦禍にも希望捨てず黄蝶來  

ロシア軍退きてキエフに黄蝶来

黄蝶の堤の舞やドニエプル

黄蝶を追ひて幼の転ぶ声

   

掲句をウクライナ旅行の「客観写生句」と言える日が速やかに来ることを祈っています。

歳時記」の「黄蝶」の例句はここをクリックしてご覧下さい

   

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2022年3月21日 (月)

三田独活小屋・有馬富士公園吟行(春の俳句と写真)

    

人誰も美しき死を恋ふ西行忌

        (生澤瑛子)

    

詩心を求めまん歩西行忌

コロナ禍の句心発露西行忌            

         (薫風士)

    

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(写真)

日本伝統俳句協会カレンダー

(2021年3月と2022年3月の一部分)

   

   

写真をタップ・拡大すれば掲載された俳句をご覧になれます。

    

2022年3月19日、兵庫県立有馬富士公園の独活(うど)小屋など、公園関係者のご親切な案内のお陰で、春寒の吟行をエンジョイしました。

バーチャル吟行が出来るように、写真を23枚最後に掲載しています。

色々な「春」の季語をありのままに用い、巧拙に捉われず拙句31句掲載しましたが、写真を見て俳句を口遊み、少しでもコロナ禍の憂さ晴らしをして頂ければ望外の喜びです。

やっと、3月22日から「まん延防止等重点措置」が解除され、23日の午後には大阪城の桜の開花が確認され、25日には神戸の王子動物園の桜も開花しました。

まさに「春本番」・「春うらら」になりました。

 

自然のリアルに勝るものはありませんから、是非とも現地を訪ねて吟行をお楽しみ下さい

(青色文字をタップすると例句やリンク記事をご覧になれます。)

      

紅梅の彼方に小さき有馬富士

早春の登頂目指せし有馬富士

曇天に固く閉じたる桜の芽

咲初め何れが先か桜桃

馬酔木咲く小道を暫し流れ沿ひ

鶯の声の巧拙小径行く

晴れ男好かれしものは目まとひ

福島てふ大池巡り春寒し

有馬富士裾野に一つ独活の小屋

藁小屋の藁を分ければ独活覗く

独活白し薄暗がりの小屋の奥

茅葺や奥に雛段吊るし雛

盆栽実棉の弾け萱の軒

春風や心ばかりの募金して

もてなしは今朝取り立ての独活料理

独活料理三品試食に盛り上がり

独活切る女(め)八十路男(をのこ)が教へをり

独活小屋の主は八十路の元サラぞ

独活小屋も炭焼窯も守り八十路

萱軒に炭焼薪の整然と

炭焼はエコの枯木ぞ有馬窯

曇天を突く意気盛ん辛夷の芽

有馬富士折々映ゆる春の池

うずくまり浮寝ならざる岸の鴨

さざ波へ水脈を伸ばすや春の鴨

春の鴨水辺の何か啄みて

幼子もも見つめる春の池

三椏の花や瀬音の磴険し

吟行の帰路は春雨晴れ男

三月の吟行終へて恙無し

恙無き春の一日を惜しみけり

      

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

     

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2022年3月 5日 (土)

大相撲の俳句(初・春・夏・秋)

  

 2025.5.23 更新

五月場所強い大関大の里

                      (薫風士)

   

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大相撲令和6年九州場所は、千秋楽の大関対決で、琴桜が豊昇龍を下して初優勝しました。

   

   

満席の観客沸くや名古屋場所

名古屋場所は横綱照ノ富士が優勝しました。

愛知県立体育館で行われる名古屋場所は今年が最後との事ですが、今後の予定はどうなっているのでしょうか?⁉️

ここをクリック(タップ)して、「大暑の名古屋場所《元気》」をご覧下さい

青色文字をクリック(タップ)すると、リンク記事をご覧になれます。

         

夏場所や怪我で全滅上位陣

         (薫風士)

  

春場所で優勝した尊富士(たけるふじ)の活躍を期待していましたが、残念ながら怪我で夏場所は初日から休場です。

大関貴景勝の角番や休場には慣れましたが、角番の大関霧島も首を痛めて休場となり、再出場出来なければ大関陥落です。

関脇若元春も足を痛めて休場なので、関脇から転落するでしょう。

横綱照ノ富士の休場はやむを得ないとしても、体重依存の力士が増えて怪我が多くなり、休場力士が多くて、大相撲がつまらなくなっています。

怪我を少なくするには、例えば、土俵の高さを一段低くし、その分審判席や呼び出し待ちの力士の席を掘り下げるなど、土俵の改善をすると良い、と思います。

これだけ怪我が多いのに、一方的に力士の稽古不足や精神力不足と決めつけるのは、一種のパワハラと言えるのではないでしょうか?

関係者には時代の変化に合った改善策を推進して欲しいものですが、相撲ファンの方々がこの提言に賛同して、声を上げてくれることを願っています。

  

ここをタップすると、江戸時代から現代までの「相撲の俳句」をご覧になれます  

 

(写真)

(令和3年7月場所)《白鵬 vs. 照ノ富士》  

白鵬は全勝優勝をして、9月に引退しました。

  
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「啓蟄」の今日は、ここをタップして、「俳句の鑑賞:《啓蟄》に思うこと」をご一読頂ければ幸いですが、3月13日から始まる大相撲・「春場所」に備えて、「大相撲」の俳句を集めました。

青色のタイトルをクリック(タップ)して、記事をご覧下さい。

   

俳句の鑑賞《相撲・角力》

 江戸時代の松尾芭蕉から現代までの著名な俳人の俳句をご覧になれます。

   

大相撲の俳句「初場所 

平成最後(2019年)の初場所中日は天覧相撲でした。 

大寒や天覧相撲熱気満つ

初場所や一人横綱仁王立ち 

     

時疫とて春場所侘し無観客  

令和の最初の大相撲春場所パンデミックとなったコロナウイルスの感染拡大予防のために史上初の無観客で開催されました。

春場所や負けるなコロナウイルスに

春場所や白鵬優勝四十四

  

白鵬の全勝優勝名古屋場所

白鵬が横綱の進退をかけたなりふり構わない技で、千秋楽まで14連勝の大関照ノ富士に勝ち、45回目の優勝をしました。

   

秋場所や至誠一貫相撲道

  至誠一貫」は関脇正代が大関昇進の伝達式の口上に用いた四字熟語です。

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

   

2022年2月22日 (火)

猫の日の俳句鑑賞《猫・恋猫・恋の猫》

   

Click here to see “HAIKU of Basho” in English.

       

 「猫」は季語になりませんが、「恋猫」や「猫の恋」は「春の季語」です

一般に猫を詠む場合は、「春の季語」(朧月)とか、「冬の季語」(「炬燵」や「布団」etc.)とか、季語との取合せをすれば、一句が成立します。

       

 猫の妻竃の崩れより通ひけり

 猫の恋 やむとき閨の 朧月

麦めしにやつるる恋か猫の妻        

         (松尾芭蕉)

      

芭蕉の掲句の「竈」は季語ではありませんが、「猫の妻」と合わせると、「富安風生」が最初に使ったと言われる「竈猫」(冬の季語)に通ずるものがあります。

故郷を偲びつつ幼年の思い出の猫を詠みましたが、住宅事情が著しく変化した現在、拙句に共感するのは昭和生まれの老人ばかりでしょうか。

    

尾曲りの毛を焦がし来し竈猫

猫潜り炬燵布団のざらつきぬ

恋猫や口のをひけらかし

       (薫風士) 

                

(青色文字をタップすると例句やリンク記事をご覧になれます。) 

今日、2022年2月22日は何の日でしょうか? 「スーパー猫の日」です。

スーパーなどのタイムセールの宣伝ではありませんが、俳句の国際化・世界遺産登録への草の根運動の一助になればとの思いで、川柳擬きのダジャレ俳句を詠みました。

    

恋猫の高き一声午後の2時

恋猫やニャンニャン八つ22時

22時スーパータイム猫の恋

恋猫と聞き紛ひたる稚児の声

         (薫風士)

              

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(写真)

カラ-図説日本大歳時記です。

 

気の向くままに「歳時記」(俳誌のサロン)などから例句を抜粋・掲載させて頂きます。

青色文字をクリックして、例句の詳細や関連のリンク記事をご覧下さい。

  

恋猫も鈴を鳴らして神頼み

       (庄司久美子)

   

引越しのに先客猫の恋

       (濱上こういち)

   

猫はもっぱら癒しのペットとして今や若者にも大人気です

  

恋猫の戻りて家族夕餉かな 

       (稲畑廣太郎)

 

 トップの欄・「俳句HAIKU」、または、ここをタップすると、最新の全ての記事をご覧になれます

     

2022年2月18日 (金)

氷上の滑走美帆の金メダル

   

タイトルは「北京2022」の高木美帆選手スピードスケート1000メートル金メダル獲得を称えた薫風士のブログ用俳句です。

  

氷上の舞艶やかに着実に

            (薫風士)

掲句は坂本花織さんの銅メダル獲得祝い詠んだ拙句です

  

「北京2022」出場選手活躍の関連のニュース記事は、「神戸新聞NEXT」の記事《高木美帆「金」、坂本花織「銅」 複合男子団体、28年ぶりメダル》をご覧下さい。

  

「氷」を詠んだ俳句は、「歳時記」や「575筆まか勢」、「きごさい歳時記」の例句を、それぞれ青色文字をクリック(タップ)してご覧下さい。

  

・工事場の太き轍や初氷 

         (若林杜紀子)

  

開館へ急ぐ工事場初氷

      (薫風士)

     

デジタル田園都市国家構想」の実現を切望していますが俳句HAIKU」がコロナ禍の慰みになれば幸いです。

  

2022年2月 9日 (水)

早春や命の限り句を口に (本との出会い)

        

建国日思ひ新たに己が役

   

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掲句とタイトルの俳句は、先月末に姉を見舞った際に姉が読んでいた本を借りて読み、感動して口にした拙句です。

(青色文字をタップし、解説やリンク記事などをご覧下さい。)

  

  

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俳優の塩見三省氏が俳優としての活躍の佳境の最中に脳出血で倒れ、死線を乗り越え、半身不随の体で俳優として命を全うしようとしている思いに共感し、かって病院の廊下や残花の道を術後のリハビリにひたすら歩いた事を思い出し、つい涙ぐみました。

     

その本の表紙には、タイトルとして、「歌うように伝えたい」とあり、サブタイトルとして、「人生を中断した私の再生と希望」とあります。

  

 ありのまま生き様晒し(さらし)春来る

        (薫風士

   

定年直後に胃癌の全摘手術をした薫風士(元サラリーマン)は三省さんと同じような思いをして、大げさに言えば、「死線を乗り越えて、余生を『俳句の道』で全うしよう!」との思いで、「まんぽ俳句」を口遊み、ブログ「俳句HAIKU 俳句を通じて世界平和を! World peace through haiku!」を書いています。

    

(2022.2.9の記事)

コロナ禍の立春に「北京2022」が始まり、日本選手の活躍が期待されます。形は違っても、同じような思いを抱いて全力を尽くしている選手は少なくないでしょう。

   

心意気雪の北京の空に舞ふ

スノ―ボード選手の活躍を詠みました。

    

氷上の潔き舞艶やかに

羽生弓弦の挑戦、鍵山優真、宇野昌磨などの潔い華麗な演技を称え口遊みました。

   

「東京2020」の日本選手の活躍を俳句や川柳に口遊み、「俳句HAIKU」に様々の記事を書き、「夏の俳句特集(薫風士のブログ)」として纏めました。

薫風士のブログは、塩見三省氏の本に及ばずとも、コロナ禍の苦難を乗り越える読者の慰めと希望の一助になれば幸いです。

本との出会い(1)「あの海にもう一度逢いたい」や「本との出会い《母と子・優しさと厳しさと》をご覧下さい。

     

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

   

2022年2月 5日 (土)

四季の雲(写真・俳句)《早春・春の雲》

     

Click here to see all contents of HAIKU in English.

   

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冒頭の写真は、2025年4月9日 朝の雲ですが、雲の動きが面白く、掲載しました。

 

2022.4.5ロシア軍の ウクライナ紛争について、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、書いた記事梅東風や届け世界にこの思ひ血に染むなドニエプルてふ春の川をご覧下さい。

     

(2022.2.5の記事)

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立春の翌朝、シャッターを開けると、東の空に日の出の雲が面白い形をして、恐竜が顔を突き合わせているように見えました。

  

    

春の朝恐竜の如雲対峙

今朝の雲何の兆しか春浅し

たをやかな縁の輝き春の雲

春立ちて翌日の雲と対話して

早春や平和を祈り句を口に

         薫風士

   

冒頭の写真の雲の形は対峙する恐竜のように見えますが、嚙み合って喧嘩をしようとしているのか、口付け(キス)をして仲良くしようとしているのか、見る人次第で真逆の見方ができると思います。

「何を暢気に馬鹿なことを言ってるんだ。目障りな電柱や鉄塔ばかりじゃないか!」と無関心な方、「電柱ばかりの風景で観光立国がちゃんちゃらおかしい!」と嘲笑する方、「観光立国を言うなら、電柱や電線を無くして街の美観を促進せよ!」と腹立たしく思う方、「電線の地中化の資金源や労働力などはどうするのか?」と愚直に考え込む方、「地下ケーブル化は老朽化した道路・橋梁・水道などの改修・都市再開発に合わせて推進すると良い」と前向きに考える方、様々でしょうが、「何か思っていても、何も言わない方」が殆どではないでしょうか?

  

(青色文字をタップすると、関連のリンク記事をご覧になれます。)

    

残念ながら、コロナ禍・人権問題・冷戦問題、etc. 世界情勢は覇権争いで多難ですから、「スポーツの祭典」も無邪気に「お祭り気分」にはなれませんが、芸術でも政治問題でも、何事も好き好きです。捉え方は、人それぞれでしょう

  

「人の顔の違い」以上に「人の考え方の違い」がある筈だから、「お互いに理解し合う」ことに心掛けなければならないと思いながら、かって「福井県立 恐竜博物館」の勝山の恐竜や「兵庫県立 人と自然の博物館」(ひとはく)の丹波竜を幼孫と見物したことを思い出し、子供たちの将来に思いを馳せて、この記事を書いていたところ、

現代音楽の作曲家・ロクリアン正岡氏から、Yutube の新曲の連絡が来ていました。

    

ロクリアン正岡/絵と音楽「みんなの娘が好い子に育ちますように!
         

青色文字(曲名)をクリック(タップ)してお聴き下さい。

  

ロクリアン・正岡氏は、薫風士のブログ「俳句HAIKU」の記事:

究極のラブを!(Ultimate LOVE!)

宗教と科学の融合

ポーランドの旅(写真と俳句 講演のことなど)等と同じ思いで、「みんなの娘が好い子に育ちますように!」を作曲されたかも知れないと、我田引水の解釈をしています。

  

徒然に、「俳句HAIKU」の「春の俳句特集」や「エッセイを多くの方々にご愛読頂き、薫風士の思いをシェアして頂ければ望外の喜びです。 

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2022年2月 1日 (火)

丹波路の花片栗と雛祭り(俳句と写真)

  

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう

丹波市吟行の記事を纏めました。

ここをクリック(タップ)して、「四季の吟行《丹波市》」をご覧下さい。

    

P.S. 2022.9.23

922日のプレバト・俳句を見ると、「プレバト俳句 47都道府県 ふるさと王争奪戦」とかいう新企画の「写真俳句」番組でしたが、夏井先生の査定や添削も納得できる興味深い番組でした

「俳句HAIKU」の写真俳句は、「吟行地を紹介し、読者が写真を自然に見立てて疑似吟行をする参考になること」を意図していますので、プレバトの写真俳句と趣旨が異なります。

誤解されないように念のために急遽このP.S.を追加しました。

    

(2021年4月吟行)

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2021年4月にコロナを避けて、丹波路の達身寺や「清住かたくりの里」「かいばらの雛めぐり」などを訪ねて俳句仲間と吟行し、江戸時代創業の由緒ある三友楼で昼餉と句会をエンジョイしました。

拙句の青色文字をタップすると、「歳時記」や「575筆まか勢」などの例句をご覧になれます。

  

咲きそろひ一行迎ふ黄水仙

花の舞ふ茅葺御堂達身寺

虫食ひの木彫仏の舞

片栗の花や瀬音に咲き揃ひ

片栗や瀬音の法(のり)の満面に

 (「片栗」は「片栗の花」の省略ですが、まだ認知されていないようです。)

堅香子かたかごの小径行き交ふ大カメラ

の列鼠も牛も同じ丈

嫁入りのの行列鼠かな

見ほれたる己の干支の牛の

門入れば一人静てふ花楚々と

満ち足りし春の昼餉や句座の膳

聞きほれる女将の秘話や春の昼

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

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2022年1月21日 (金)

「雪」の俳句(特集)

  

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冒頭の写真は、2025年2月18日「ニノ午 雨水」の日の出の吾庭や手作りの日本列島、孫と作った雪ダルマなどです。

   

  

「雪」の俳句と言えば、正岡子規の「いくたびも雪の深さを尋ねけり」に思いを馳せますが、故郷所縁の田ステ女の「雪の朝二の字二の字の下駄の跡」を上級生が寒参りの雪の朝に教えて呉れた子供の頃を懐かしく思い出します。  

  

先日、俳句友達が舞鶴の雪景色をLINEの写真で見せて呉れ、幼いころの故郷の雪景色や雪遊び、父親が牛に引かせる雪かき用のソリに乗って重しになったことなどを懐かしく思い出しました。

昨日の大寒には福井の句友からは金沢・兼六園の雪景色をLINEで送ってきましたが、翌朝雨戸を開けると、吾庭は雪景色でした。句友とLINEで交信した俳句・雪景色をご笑覧頂けると幸いです。

    

コロナ禍や老は家居ぞ窓に雪   

手作りの日本列島雪景色   

初雪の孫と作りし達磨かな  

俳句どちラインで交はす雪景色  

積雪に庭は無残と返信来

  

ここをタップして、「俳句HAIKU」の「初雪の俳句」をご覧下さい。

「俳句を楽しもう! 春の雪・春雪」も、ここをタップしてご覧下さい

余談ですが、親戚の高齢者で娘が買ってくれたスマホが上手に使えずガラホに戻した。」という女性がいます。

スマホで検索しようとすると、商業的売り込み過剰・サービス過剰の宣伝画面がポップアップすることが多くて、煩わしくなります。

「俳句HAIKU」は、日本の伝統文化「俳句」の普及を目指していますので、俳句記事のポップアップについてはご容赦下さい

    

「歳時記(俳誌のサロン)」の「雪」の俳句は100~200句掲載のページが55頁もあります。

気の向くままに、親しみやすい俳句を抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は掲句の青色文字をタップしてご覧下さい。

    

看取る窓雨から雪へかはりけり

      (久崎富美子)

   

足跡の重なつて行く雪の道 

                        (佐竹美保子)

    

冠雪の富士に車内のどよめけり

       (谷泰子)

   

シュトーレンミュヘンの雪思ひつつ

       (山田弘子)

  

靴跡の上を歩みて雪の路地 

       (片山明俊)

   

雪五尺隣が遠くなりにけり 

       (高橋将夫)

  

雪の夜の母へ一匙づつの粥 

       (杉浦典子)

   

点滴のゆっくり落ちて窓に雪

       (甲田夏湖)

  

トンネルの長きを抜けて雪眩し

       (桜井菜緒)

 

早朝の地震にめざめぬ外は雪 

       (早崎泰江)

  

雪しんしん壁にお日さま画く園児 

       (伊藤希眸)

   

蔵王連山初冠雪を玻璃越しに

        (増田八重)

  

俳句は好き好きですが、「初冠雪蔵王連山瑠璃越しに」とすると、リズムは良くなります

     

足跡のなき雪道を怖れけり 

        (稲畑汀子)

  

ふる里を丸く包みて深雪かな 

        (梅田武)

   

滑つては黄色い声の雪の道 

        (野村鞆枝)

   

夢の世を行くごと真夜の雪明り

         (山内碧)

  

日に五回雪掻く日々のつづきけり

       (山形悦子)

  

ぜんざいも出て分校の雪下し 

      (中川句寿夫)

  

雪しんしん始発のバスの顔なじみ 

      (山田くみこ)

  

しんしんと雪降るばかり皆無口 

      (吉澤恵美子)

   

歳時記・雪」の例句は掲句(青色文字)をクリック(タップ)してご覧下さい。

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

        

2022年1月20日 (木)

コロナ禍の俳句ブログ「大寒」(特集)

  

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(写真)

日経新聞WEB朝刊(2022.1.20)の一部分

写真をタップ拡大すると、記事をご覧になれます。

   

NHK NEWS WEBによると、日本の新型コロナウイルス新規感染者数は1月19日には過去最多となり、4万人を超えました。 

   

アメリカの1日の新規感染者数はピーク時の1月10日頃は130万人超でしたが、最近は70万人超で推移しています。(「NHK特設サイト・新型コロナウイルス」参照)

  

世界の新型コロナ感染者数・死者数(累計)は1月20日 (17時時点)現在の統計によると、感染者: 337,891,706人 死者: 5,565,198人です。

世界第一次大戦の1918年頃に流行したスペイン風邪は、患者数約5億人、死者約4~5千万人と推定されています。

   

そこで、ブログ用の俳句擬きを詠みました。

 

・大寒やオミクロン株急増す

 

・大寒や老は家居にコロナ避け

 

・大寒や先ず現役にブースター

   

青色文字(「俳句HAIKU」の記事のタイトル)をタップして記事をご一読下さい。

 

季語・季題が「大寒」の俳句を集めました。

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俳句談義(4):

高浜虚子の句『大寒の埃の如く人死ぬる』とは、「平和」を考える

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青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。

  

2022年1月18日 (火)

《着ぶくれ・着膨れ・冬ごもり・冬籠》

  

2022年の初詣初戎で新型コロナ・オミクロン株感染拡大の収束を祈りましたが、オミクロン株感染の急拡大は当分の間収まりそうにありません。

 

(青色文字をタップしてリンク記事をご覧下さい。)

コロナ感染拡大により社会活動・経済活動に支障が生じないように、コロナワクチン接種(ブースター接種)は現役世代を優先的に実施して貰い、高齢者は暫く自衛の隠遁生活をするほうが良いと思いを句に詠みました。

   

コロナ避け着膨れ漫歩句に遊ぶ

    

寛ぐや着膨れせずに手酌酒

   

順縁を諾ひ老の冬籠

  

逆縁を避けてコロナ禍冬ごもり

   

青色文字のタイトルをタップして、年越やオミクロン株蔓延りて(医療の在り方)」などのエッセイもご一読頂ければ幸いです  

  

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

2022年1月13日 (木)

初戎・十日戎・残り戎・残り福

   

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう!

  

(2024.1.20 更新)  

AI(エイアイ)に勝る俳句や初戎

AI(エイアイ)に勝る俳句を初戎

  

上記の俳句の助詞「や」と「を」の違いによる句意・ニュアンスの違いを考えて頂けると幸いです。

俳句は人が詠んでこそ意味があり、価値があります。

AI (エイアイ) には感情が無くて愛が有りませんが、人間には感性があり、愛があります。

俳句に感性を込めて自然や人の営みを詠むのが花鳥諷詠です。

      

(2022.1.13 の記事)

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新型コロナウィルス・オミクロン株の感染が急増している中、先日(2022.1.10~11)、近場の戎神社や三輪神社などにお参りし、コロナの収束を祈り、仲間と吟行して「まんぽ俳句」を口ずさみました。

  

まず拙句を掲載しますが、青色文字をクリック(タップ)して、「歳時記」等の例句、リンク記事をご鑑賞下さい。

   

パスカルに句友集ふや福寿草

吟行のメンバーはJAパスカルに集合し、各人思い思いの花などを買いました。

  

初戎達治偲びつ橋渡る

 写真をタップ・拡大すると、三好達治の解説をご覧になれます。

   

門松を逆さに飾る思ひ遣り

「戎」の写真をタップ・拡大すると、「逆さ門松」の由来をご覧になれます。

   

残り福昨日吉とて今日は凶

十日恵比須は晴れに恵まれ「吉」でしたが、残り恵比寿は雨に祟られ「凶」でした。

  

晴れ男雨に方無き残り福

晴れても降っても、吟行の句作はそれなりにエンジョイ出来ます

 

初手水自動水栓アルコール

新型コロナ感染予防が徹底していました。

    

故郷の偲ぶ昔日寒参

 戦時下の故郷は、一般的に若者は必勝祈願の寒参「三輪神社」などにしていました

    

大歳てふ雨に淑気の神社かな

大原の大歳神社は永禄3年に氏子が寄進したとのことです。

「てふ」は「という」意味の古語で「ちょう」と読みます。

   

大杉に雨の淑気や旧りし宮

大歳神社は杉の大木に囲まれ、冬雨の淑気に包まれていました。

    

餅花に迎へられたる句座の膳

お屋敷・三田の里」(がんこ)で昼餉を済ませ句会をしました。 

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

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2022年1月 8日 (土)

初暦の俳句

    

スケジュール記すスマホの初暦

組立し厚紙細工初暦

      (薫風士)

   

掲句は下記冒頭の写真をご参照下さい。

日本伝統俳句協会のカレンダーの写真(一部分:下記掲載)をタップ・拡大すると記載された1月(睦月)の俳句をご覧になれます。 

  
Wfp_1045060457241_113412冒頭の写真は寄付金の領収書と共に国連WFP協会から贈られた厚紙の組立式カレンダー等の写真です。

組み立てるのに少々苦労しましたが、一枚の厚紙を無駄の無いように上手く設計してありました。

日本の折紙や梱包材の技術には感心します。

        

薫風士の即興句を下記に掲載します。

「記す」は5・7・5のリズムに合わせ、「しるす」か「きす」と読み、「吾身」は「わがみ」と読んで下さい。

   

スケジュールスマホに記す初暦  

ブースタの接種日未定初暦   

初暦明日の身知らず記しをり  

明日の身を信じて記す初暦   

初暦コロナ禍記す検診日   

自衛して卒寿目指すや屠蘇祝ふ

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

   

2022年1月 4日 (火)

親子して本音の論議屠蘇祝ふ

     

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タイトルの俳句と掲句は薫風士の即興句です。     

   

   

        

(2025.1.1 更新)  

明けましておめでとうございます。

 

恙無し世界遺産の屠蘇祝ひ

恙無く世界遺産の屠蘇お節

屠蘇祝ふ平和の味を噛みしめつ

  

和食は2013年(平成25年)にユネスコの無形文化遺産に登録されましたが、日本酒の伝統的な造り方もユネスコの無形文化遺産に登録されることになりました。

  

青色文字をタップ(クリック)し、農林水産省の記事「『和食』がユネスコ無形文化遺産に登録されています」やNHK NEWS WEB 「日本の『伝統的酒造り』ユネスコの無形文化遺産に登録へ」等をご覧下さい

      

孫二人鯛をつつくや屠蘇祝ふ

俳句《年忘れ・忘年会・新年会》」をご覧下さい。

  

屠蘇祝ふ次女は今年は年女

超多忙の娘は来れず屠蘇手酌

娘は正月も盆も実家で過ごす余裕が無いようです。

年越やオミクロン株蔓延りて(医療の在り方)」をご覧下さい。

  

医学部定員の増加や医師資格試験制度の見直しにより勤務医の待遇を改善して、パンデミックの発生や認知症患者の増大、産婦医の不足、地方の過疎化等に対応できるように、余裕のある医療従事者数を確保すべく医療体制の根本的見直しをしてほしいものです。

   

 屠蘇手酌ドン・キホーテと言はれつつ

俳句をユネスコ世界無形文化遺産へ(草の根運動)」をご覧下さい。

  

牛歩して巳年の飛躍屠蘇祝ふ        

『初夢』の俳句」をご覧下さい。

   

ここの青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

      

2021年12月29日 (水)

《大晦日・大年》(岸田内閣に望む)

  

( 2024.2.2 更新)

初夢の俳句」や「《初仕事・仕事始・出初》能登半島地震緊急支援にオスプレイを!」をご覧下さい。

  

安部晋三元総理大臣の暗殺事件を契機として政治家と旧統一教会との癒着・相互依存関係が明らかになりました。

 

これを契機として、恒久的世界平和を確立する為に、宗教心の在り方について是非とも皆さんに考えて頂きたいと思っています。    

  

日本のみならず、世界の指導者が公明正大な政治を推進しない限り、世界の平和は維持できないでしょう

  

下記のタイトル(青色文字)をタップして記事をご覧下さい。 

  

花祭の俳句《21世紀の宗教・世界平和を考える》

 

梅東風や届け世界にこの思ひ

 

台風・野分》(改訂版

    

俳句《涼し》死の話

 

言葉の力』・『俳句の力』《癒し》

 

終戦記念日・墓参・盆』の俳句

  

ここをクリックして、「秋風の俳句を観賞しよう!」をご覧下さい。

         

(2021.12.29)

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高浜虚子は「去年今年つらぬく棒の如きもの」とか「年を以て巨人としたり歩み去る」という俳句を詠んでいますが、「ふさはしき大年といふ言葉あり」という俳句も作っています。

    

今年(2021年)は俳句で馴染みのある岸田文雄首相の率いる内閣が発足しました。

来年は「寅年」です。

   

丑年に発足した岸田内閣は「牛歩」でしっかり足場を固めて、来年はオミクロン株拡散と重症化のリスクを見極め、「with COVID-19」下の「新しい資本主義の実現」と「デジタル田園都市国家構想実現」への体制作りに尽力して、将来の日本の飛躍に備えてほしいものです

    

最近、米国などの資本主義の実態は初期の資本主義の良さがなくなり、「投機主義」に陥っています。

  

「株価変動」を指標にして政治問題を云々することは必ずしも妥当ではないでしょう。

  

それどころか、ごく一部の富裕層が既得権益を維持するために政治を株価操作に利用しているかもしれません。

   

「賃金が上昇しない原因は消費税にある」という説がありますが、それは間違いであり、「従業員よりも株主を優先する米国式企業の姿勢にある」と言えるでしょう。

  

「従業員の待遇改善・最低賃金のアップ」を推進する企業が増える政策を政府・財界が知恵を出し合って実施してほしいものです。

    

従来の「アベノマスク的発想」や「アベノミクス」などの踏襲、「経済成長一辺倒」の口先だけのまやかし政策は「社会的経済格差の拡大」により社会不安を醸成し、共産主義独裁国の世界覇権政策に利することになるでしょう。

  

そのような事にならないように、岸田内閣がクリーンでフェアな政治を期待している国民を裏切らない施政を推進してくれることを切望しています

   

「新しい資本主義」の構想は、「共産党独裁国家」や「社会主義国家」の独裁政権と一線を画し、平和憲法下の自由な民主主義国家として是非とも成功させたいものです。

    

「頭ごなしの批判」でなく、「建設的な提言」をして応援しましょう。

  

デジタル田園都市国家」の構想は、世界中が「with COVID-19」で社会生活・経済活動をせざるを得ない時代の日本の必須の政策です。

  

東京一極集中をやめようと長年言い続けながら実現していません。

デジタル田園都市国家構想は地震など災害の多い日本が最も必要としている課題でしょう

  

IT革命推進を政府の戦略課題として位置付け」していながら政府関係者の多くがITに疎かったことを反省して、若い世代の起用を積極的に推進して是非とも成功させて下さい。

   

今朝は風花がちらつき、太陽も冬雲に見え隠れし、最高気温も3℃の予想で正に「冬日」です。

  

来年も多難な年になるでしょうが、「春遠からじ」です。

   

去年今年つらぬく棒の如きもの」の信念で、岸田首相が令和の本格的な日本の総理大臣として国際的にもリーダシップを発揮してくれ、数年後(2030年頃?)の新年には恙無い長寿を祝いながら、「年を以て巨人としたり歩み去る」と、新たな俳句を詠めることを期待しています

  

岸田政権短命説もありますが、「民の声」に耳を傾け、「しなやかな胆力を発揮して初心貫徹」をしてほしいものです。

    

年越やオミクロン株蔓延りて(医療の在り方)」や

「親子して本音の議論屠蘇祝ふ」も併せてご一読下さい。 

     

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青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

     

2021年12月18日 (土)

冬晴の吟行楽し誓子館(吟行句と写真)

   

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう

青色文字をタップするとリンク記事をご覧になれます。

    

神戸大学の山口誓子記念館を冬晴れの吟行日和に俳句仲間と訪ね、記念館に展示された山口誓子の代表句の一つ 「学問のさびしさに耐へ炭をつぐ」 の英訳を見て俳句の英訳の難しさ・楽しさを再認識し、昨日「俳句HAIKU」の記事「神戸大学山口誓子記念館を訪ねて(俳句の英訳)」を書きましたが、今回は拙句とその裏付けとなる写真を掲載します。

    

振り返り愛しむ六甲冬紅葉

Going downward on the Rokko,

I looked back again to admire

the colored leaves up there.

     

玻璃に映ゆ名残の紅葉誓子邸

Reflected on the windows,

remaining colored leaves_

the restored house of haiku-poet Seishi

       

冬晴の六甲台や誓子邸

格子戸を入れば侘助三つ四つ

冬日差す誓子の色紙「虹の環を

木の葉髪見入る筆跡誓子かな

誓子邸名残の紅葉玻璃に映ゆ

玻璃越しに名残の紅葉誓子邸

凩や誓子邸より茅渟の海

煙突の高き煙や冬雲

煌めくや冬日の彼方茅渟の海

     

余談ですが、プレバト梅沢富美男永世名人は、「70点でよい」と言っています

最近気になることは、世間一般に子供の教育など、何事にも100点満点を求める完全主義の傾向が強く、政治の世界でも満点を求めて主観的な思い込みで頭ごなしに批判をし過ぎる傾向があることです。何をもって70点や100点とするかは人それぞれの考え方・価値観次第です。

 

「努力もせず、いい加減にして良い」とは決して思いませんが、努力をしても出来ないことはあります。

 

人生には、「自分がコントロール出来ること」と「自分がコントロール出来ないこと」があります。

 

向上心は大切ですが、あまり無理をしないようにしましょう。

欲が深すぎると常に不満を抱き、不幸なみじめな気持ちに陥り、精神衛生上も良くないでしょう。

 

うつ病になると、何事も前向きに考えることが出来なくなるでしょう。うつ病の一面は「努力が出来ない病気」といえるのではないでしょうか? 重症化すると、「自殺願望」に陥る危険があると思います。

  

コロナ禍の生きづらい世の中になりましたが、無理をしないで、それぞれの自分のペースで、必要なら社会的支援も活用して、乗り越えましょう。

 

今年は「丑年」で牛歩の日々でしたが、「寅年」の来年はどのような1年になるのでしょうか?!

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

   

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岸田文雄総理大臣には喫緊の課題が一段落すれば、「俳句を通じて世界平和を」という俳句愛好家の思いにも耳を傾けてほしいものですが、喫緊の課題は矢継ぎ早に生じますから、総理大臣在任中は期待出来そうにありません。

渡月橋etc.の俳句 (橋梁通信掲載に因んで)」をご覧下さい。

     

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