« 椅子傾ぐ歯科医の窓辺樫若葉 | メイン | 俳句《苔の花》 »

2022年6月 1日 (水)

「五月・皐月」の俳句(季語と暦の新旧について)

 

1423 今年の新暦「5月」は陰暦「皐月」より約1か月早く、陰暦の「卯月」に相当し、陰暦の「五月・皐月」は新暦では6月です。
数日前から手作りの吾庭の日本列島の皐月(さつき)が咲き始めたので「皐月」の俳句について記事を書くことにしました。
 
「皐月」は一般的に「サツキツツジ」の略称として使われていますが、「陰暦5月」の異称でもあり、「五月」や「皐月」は初夏の「季語」として用いられます。
 
(旧暦と西暦の日付の関係はここをタップして、「ウィキペディア」の解説をご覧下さい。) 
     
「五月雨」は「さみだれ」と読み、「梅雨の雨」のことですが、最上川を詠んだ芭蕉の俳句が有名です
 

五月雨を集めて早し最上川


 
「歳時記」(俳誌のサロン)や「575筆まか勢」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語)をタップ(クリック)してご覧下さい。

 
 

五月来る心新たに令和の世

         (石黒興平)
 

朝刊とパンとコーヒー風五月

         (浅野右橘)
 
川沿ひの鐵灸院や風五月

         (笹村政子)
 
「鐵灸院」は「しんきゅういん」と呼びます。


 

恐竜の喉に触って聖五月

         (松本恭子)

少し泣き少し笑ひて五月果つ

         (新家生子)
 
 

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。 

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。


コメント

楽しい吟行 (写真俳句特集)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/pictureandhaiku.html

をご覧下さい。 (薫風士)

「俳句《涼し》死の話」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/07/post-70ee.html

「言葉の力《俳句は癒し》」
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2022/07/post-ea4b.html
   
をご覧下さい。 (薫風士)

2022年は6月6日に関東信越地方が梅雨入りしました。

コメントを投稿