2023年3月14日、句友と丹波篠山の雛祭りを見に行き、篠山城大書院•武家屋敷安間家資料館•青山歴史村•歴史美術館を4館共通券(600円)で巡りました。
写真と拙句を掲載しますが、バザールタウン篠山の駐車場で句友を待っている間に、軽トラがよく行き来したので、先ず1句詠みました。
軽トラの行き交ふ丹波春浅し
城跡を望む花芽のなほ硬し
白鷺も鵜もゐる濠や春浅し
青き踏み濠辺に立てば鷺飛びぬ
白鷺も青鷺もゐし春の濠
御祓(みそぎ)とて竹樋に流す紙の雛
水琴窟春の煌めき樋を流れ
雛流す水琴窟の音清し
句に遊び篠山城趾青き踏む
城跡や天道虫が下萌に
デカンショ館鎧と雛の威容かな
春ともし写真禁止の美術品
春日陰法廷跡の被告席
白梅や無文銭てふ庭に映ゆ
下萌や青山銭の石囲
春風やお伽草子の大絵巻
目纏の舞ひたる庭の春日向
武家屋敷小さき紅梅庭隅に
暖かや別れを惜しむ立ち話
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3月6日、啓蟄の日にJR新快速で長浜に行き、琵琶湖•長浜城•豊公園周辺を吟行しました。
長浜城は「秀吉の出世城」と言われ、周辺の公園は「豊公園」(ほうこうえん)と呼ばれ、瓢箪がメルクマ-ルになっています。
早春の青空高く天守閣
瓢箪の穴越覗く春の城
雪吊を残す一景豊公園
紅白の梅一対や豊公園
早春の豊公園を車椅子
早春の煌めく湖(あわうみ)空蒼し(あおし)
湖の朽し桟橋春の鴨
長浜や湖畔の池に春の鴨
春鴨の水脈の揺らぎや池の昼
城下町盆梅展のパスポート
盆梅を尻目に幼SLへ
盆梅展孫のためとて割愛す
とんかつの創作料理春を愛で
春浅き創作ランチ手酌酒
啓蟄の一日のまん步城下町
早春の帰路の車窓や月ほのか
(薫風士)
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3月3日雛祭りの日、句友の勧誘で嵯峨野を吟行しました。
吟行地紹介の15句を写真と共にご笑覧下さい。
早春の嵯峨野や喜寿のピアの音
春浅きべ-ゼンドルファ弾く思ひ
早春の光と影にさざれ石
嵯峨駅の尊徳像や春浅し
紅の花源平梅の一枝に
紅白の盛りの梅や土塀沿ひ
紅梅は苑に誇るや天龍寺
早春の街賑ふや嵐山
春浅き街晴れやかな着物行く
春浅し乙女和服に湯葉チーズ
早春や光煌めく桂川
早春の川辺に乙女こもごもに
大堰川舟点々と春浅し
早春や堰の上下舟と鳥
春浅き賑ひ戻る渡月橋
雛祭り電車っ子には興味無く
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(上記の写真)
常勝寺のパンフレット(一部分)と
読売新聞記事(切り抜き)
2月11日の建国記念日に行われた丹波市・常勝寺の追儺式「鬼こそ」を句友と吟行した際の写真を掲載します。
写真を見ながら、思いつくままに吟行紹介の拙句を逐次掲載しますが、皆さんも追体験・疑似吟行をして頂けると幸いです。
丹波路の低き山並春浅し
鬼こそへ三百六十五段をも
千年の杉を仰ぐや春の磴
稚児縋る大師の像や寺の春
仁王像目を光らせて鬼やらい
鬼こその法螺貝響き尉(じょう)舞ひ來
この句の「尉」は、「老翁」ではなく、「炭火の白い灰」の意味です。
追儺式世界平和を祈る声
寿老尊笑み綻ばす追儺式
般若経の転読はやし鐘太鼓
「はやし」は「早し」と「囃し」の掛詞です。
里山へ法螺響かせて鬼やらい
鬼こそに目を輝かせ肩車
御堂裏鬼残雪に出番待ち
鬼の剣幼仰ぐや鬼やらい
鬼こそや童仙人面の笑み
鬼こその由来知りたき追儺式
(薫風士)
NHK関西ブログによると、常勝寺は桜も楽しめるのでまた吟行に行きたいと思います。
(P.S. 2023.9.14)
丹波篠山市吟行の記事を纏めました。
ここをクリック(タップ)して、「四季の吟行《丹波篠山市》」をご覧下さい。
(2023.1.12の記事)
初戎丹波の一日惜しみけり
写真は、令和5年1月17日現在の俳句HAIKUへのアクセス累計が縁起の良い数字「880,770件」なので記念に掲載しました。
2023年1月10日に丹波篠山市の戎神社や「まけきらい稲荷」などを俳句仲間と吟行し、200年の由緒ある玉川楼で昼食を頂き、初句会をしました。
拙句の青色文字(季語など)をタップすると、歳時記(俳誌のサロン)の例句や観光案内記事などをご覧になれます。
吟行地紹介の写真をタップ拡大して、疑似吟行をして頂ければ幸いです。
丹波路や冬靄の峰朝日差し
初戎へ河原町てふ城下街
水音の淑気の磴や朱の鳥居
興味があれば、「HAIKU (バイリンガル英語俳句) 」の「芭蕉300句の英訳」をご覧下さい。
凶とても御陰はあるよ初御籤
本経寺主に焚火もてなされ
赤マント着せられ小さき狐像
扁額の句集は読めず時雨る軒
淑気満つ忠良公の能楽像
壊れたる唐箕の陰に寒椿
注連飾り格子戸潜り句座に就く
初句会硝子障子の庭を愛で
恙無く地酒手酌に初句会
初句会俳句論議も楽しみて
熱燗に鯖街道とふ膳を愛で
牡丹鍋メニューに惜しみ句座の昼
(薫風士)
青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「和文俳句」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。
「歳時記(俳誌のサロン)」から気の向くままに例句を抜粋・掲載させて頂きますが、最後に掲載した写真と拙句も作句のヒント・ご参考になれば幸いです。
青色の文字をタップすると例句の詳細が表示されます。
青春の日を知る雨の冬木かな
(山田弘子)
一冬木遣す露伴の旧居跡
(勝原文夫)
この冬木幾年見ゆる余生かな
(四條進)
然々の樹齢を伝ふ大冬木
(佐藤淑子)
「然然」は「しかじか」と読みます。
ひと日毎いのち犇めく冬木の芽
(寺田すず江)
「犇めく」は「ひしめく」と読みます。
酒蔵を守りし年月大冬木
(石谷淳子)
散るものは散りて冬木となりにけり
(稲畑汀子)
朝の雨幹光らせて冬木立
(稲畑汀子)
送らるる子のふり向かず冬木立
(藤井智恵子)
晩鐘の余韻嫋々冬木立
(石塚勝典)
武蔵野の風漉く音や冬木立
(今井弘雄
最後に拙句を掲載します。
裸木や吾庭の宇宙さざめきて
店出でし彼方入日の冬木立
冬木立映し駅前潦(にわたずみ)
校庭に矍鑠として冬木立
冬木立日の出七時のシルエット
帰路急ぐ夕日に翳る冬並木
膨らみし帰路の入日や冬木立
(薫風士)
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(写真)皇居前の堀
タップ・拡大すると、水鳥が一羽見えます。
「歳時記(俳誌のサロン)」から気の向くままに例句を抜粋・掲載させて頂きますが、最後に掲載した水鳥の写真と日記代わりの拙句も作句のヒント・ご参考になれば幸いです。
青色の文字をタップすると例句の詳細が表示されます。
水鳥の餌に寄り来しはヌートリア
(大橋敦子)
水鳥の陽光こぼす嵯峨野かな
(片岡久美子)
水鳥の影紫に余呉の湖
(木村傘休)
古利根や朝靄うすれ浮寝鳥
(岸恒雄)
琵琶湖より余呉湖は昏し浮寝鳥
(藤井啓子)
最後に拙句と写真を掲載します。
水鳥や用心深き人嫌
浮寝鳥都心の堀の片隅に
よく見れば彼方の陰に浮寝鳥
マンションの映ゆる水面や浮寝鳥
漣(さざなみ)の移ろひ静か浮寝鳥
束の間の微睡なりや浮き寝鳥
浮寝鳥一声上げて動き出す
一声を聞きつけ飛翔浮き寝鳥
点々と日の出の翳の浮寝鳥
朝靄の漂ふ水面鴨の群
溜池の中州に宿る親子鴨
立ち去りし後の岸辺へ浮き寝鳥
(薫風士)
(写真)
深田公園や車池公園、三田谷公園の池
タップ拡大すると水鳥が見えます。
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タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。
新型コロナウイルス第8波の感染拡大を警戒して、コロナ感染拡大防止のためにクラスが休校になり、遊びに来た孫を連れ出して散歩に詠んだ冬の蝶の拙句と写真を掲載します。
写真をタップ拡大して、冬の蝶が何処に写っているかを見つけて頂ければ幸いですが、それは蝶でなく、蛾かもしれません。
快晴の小道ひらひら冬の蝶
冬の蝶我を誘ひ見え隠れ
冬の蝶見え隠れして丘の径
冬の蝶小径に留り紛れけり
冬の蝶撮れど写りし姿無く
駄句捻り遊びし相手冬の蝶
(薫風士)
「誘ひ」は、「5・7・5」の定型リズムにして、「いざない」と読んで下さい。
歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに「冬の蝶」の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細は季語(青色文字)をタップしてご覧下さい。
冬蝶の日を拾ひつつ消えにけり
(松本松魚)
見失ふほどには飛ばず冬の蝶
(高橋さえ子)
操りの手の止まるとき冬の蝶
(田中一美)
今生の高さをとべり冬の蝶
(荻野加壽子)
六階のわが窓のぞく冬の蝶
(大坪景章)
冬の蝶波郷の墓へ吹かれきし
(山田春生)
「蝶」は春の季語です。ここをクリックして、歳時記の例句をご覧下さい。
ここをクリックして、「俳句談義(8): 高浜虚子の句「初蝶来何色と問ふ黄と答ふ」《虚子の対話の相手は誰か?》」をご覧下さい。
ここをクリックして、「俳句《凍蝶(いてちょう)》(コロナ禍の思い)」をご覧下さい。
ここをクリックすれば、「秋蝶の俳句と写真」をご覧になれます。
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11月11日、「同期の飲み会」に参加した前後の時間を活用して、快晴の小春日和の梅田・中之島公園界隈を吟行しました。
写真を見ると思わぬ発見があり、俳句の推敲が容易になります。
拙句と写真を掲載しますが、貴方も疑似吟行をして頂ければ幸いです。
写真はタップ・拡大してご覧になれます。
青色の文字(季語)をタップして、歳時記(俳誌のサロン)の連句をご覧下さい。
スマホ形初冬(しょとう)の空に白きビル
冬紅葉白きアーチを覆ふ道
冬日浴び空へ伸ばす手乙女像
暮早し並木通りは電飾に
暮早し屋上クレーン暮残り
デパートの明りに陰り冬紅葉
デパ地下のイベントセール日の短か
短日のデパ地下見遣り帰路急ぐ
裏庭の風情それなり冬紅葉
「初冬」は「5・7・5」のリズムになるように「しょとう」か「はつふゆ」か、何れかの「詠み方」・「読み方」をします。
「暮れ残る」と言えば、芥川龍之介の辞世の俳句「水洟や鼻の先だけ暮れ残る」が有名です。
ここをクリック(タップ)して、「紅葉の俳句と写真集(改訂版)」をご覧下さい。
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冒頭の写真は、2024.12.1に撮った、紅葉の見頃を過ぎたものです。
紅葉狩りに遠出をしなくても、「健康管理のゴルフ」や漫歩で「花と緑の街」の錦秋の紅葉狩をエンジョイしています。
とは言っても、京都の紅葉の名所を満喫する吟行をしたいと思っています。
2022年の11月1日は秋雨でしたが、2日は朝から秋日和となり、「錦秋」の「ひとはく」周辺の深田公園を散歩し、我が街讃歌の駄句を口遊みました。
錦秋の花と緑の街まん歩
玻璃の壁池の細波紅葉映ゆ
水澄みてアートの池に映ゆる空
太極拳向かふ玻璃壁紅葉映ゆ
風に舞ふメタルアートに映ゆ紅葉
紅白の帽子の列や秋の園
秋麗ローラースケート公園へ
先々月、「プレバト《金秋戦2022》の俳句を考える」という記事を書きましたが、「錦秋」の深田公園の朝の「まん歩」をして、句作をエンジョイしました。
拙句を前座に掲載しますが、俳句は好き好きです。
写真を掲載しますので疑似吟行をして頂けると幸いです。
「金秋」と「錦秋」の違いは、ここをクリックして「WNウエザーニュース」をご参照下さい。
「秋晴や」は「あきばれや」と読まず「しゅうせいや」と読むと、「秋声や」と同音異義になります。
いずれにせよ、「遠足」が晩春の季語とされていますので、掲句は「季重なり」になりますが、ブログ記事用に敢えてありのままに詠みました。
「著名俳人の『季重なり』俳句集」をご覧下さい。
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思い出の写真俳句を作ろう!
(写真)菊正宗のパンフレットの表紙
写真はタップして拡大出来ます。
(青色文字をタップしてリンク記事をご覧になると、面白さが倍増します。)
10月1日が「日本酒の日」だったからというわけではありませんが、先日(2022.10.11)灘の菊正宗記念館や福寿の酒心館を俳句仲間と訪ね、秋晴れの吟行をエンジョイしました。
酒樽の箍作りを見学することが主な目的でしたが、樽酒や箍作りはノウハウ(企業秘密)で写真撮影は禁止でした。
拙句と写真を掲載します。
気配りの女性ガイドや天高し
「下らぬ」の語源解説爽やかに
竹を割る音爽やかや箍作り
巧技新酒の樽の箍(たが)作り
竹しなり叩かる音の澄にけり
杉の香の満ちる新酒の樽詰め場
会所場の消防法被秋灯(あきともし)
秋澄むや江戸を伝へる水車小屋
秋澄みて回る水車や蔵の庭
蔵元の庭の水車や小鳥来る
遠近(おちこち)に雀の番(つがい)秋うらら
煌めきて住吉川の水澄めり
朝ドラの甘辛しゃんや古酒新種
前庭の芒煌めく酒心館
蔵元を訪ねし夕餉新酒酌む
「柿」も「柘榴」も秋の季語ですが、「かって蛍も飛んでいた」と言われる灘郷の蔵元「酒心館」などの庭の自然の豊かさを強調するために敢えて「季重り」の俳句にしました。
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ここをクリック(タップ)して、「俳句「猛暑」「俄雨」《夏の橋立吟行》」をご覧下さい。
(写真)
(切符の半券)
(写真はタップ拡大出来ます。青色文字をタップするとリンク記事をご覧になれます。)
2022年10月12日に、「弥生が丘ふれあい活動推進協議会」(ふれあい協)主催のバス旅行で天橋立に行きました。
新型コロナ感染拡大防止のための自粛で開催されなかった久しぶりのバス旅行だった上に予期せぬクーポンの支給があり、参加の皆さんも大満足の様子でした。
「ふれあい協」主催のバス旅行に参加したのは2016年の鳥取砂丘旅行以来です。
今回のようなクーポン支給の旅行は今後期待できないだろうと思いますが、新型コロナの感染が再拡大しなければそれに勝ることは無いでしょう。
スマホ写真と拙句を掲載します。皆さんの思い出になれば幸いです。
秋の伊根「ふれあい協」のバス旅行
鴎舞ふ伊根湾めぐり秋愛(お)しむ
えびせんを鴎に遣るや秋麗(あきうらら)
鴎舞ひ舟屋連なる秋の潮
小半時鴎と愛(め)でし秋の海
秋の亀背(せな)にうごめく亀の像
雨催(あまもよい)股越しに観る秋の空
初紅葉股のぞきして愛でもして
瓦け投げ色無き風に逆らへず
クーポンで特産求め秋の伊根
ドライバへ拍手でお礼秋の暮
句に遊び恙無く終へ秋の旅
秋の旅終へし夕餉に土産物
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最後の写真はバスの高速道路走行中の慰みに提供されたクイズ用紙です。
単純に考えて回答すれば正解だったのに、一見「ウソ」に見えても、掘り下げて考えると実質的には「ホント」になる設問など、考え過ぎて正解を逃した問題が幾つかあり、残念ながら賞品を手にすることが出来ませんでした。
10月3日午前中に、大徳寺を拝観・吟行し、午後は市バスと嵐電を乗り継いで嵐山まで行き、落柿舎を訪ねて吟行しました。
乗り合わせた嵐電の車両は「鬼滅の刃」のイベント仕様の一両車でした。
渡月橋方面の吟行は時間の都合で割愛し、竹林の散策路を通り抜け、野宮神社に参拝してから落柿舎まで歩きました。
和服姿の女性たちが御手洗団子(みたらしだんご)を食べているのが印象的で、「御手洗で汚さなければ良いが」と、他人事ながら余計な心配をしました。
「ました。ました。」と小学生のような文が続きましたが、お暇があれば、
「京都の旅《写真俳句集》」をご覧下さい。
青色文字をタップしてリンク記事の解説をご覧になると、面白さが倍増するでしょう。
秋の嵯峨鬼滅に逢ひし一輌車
和服女等御手洗食むや秋うらら
人力車秋の竹林駆け行けり
秋風や人声途切れ竹の声
野宮に乙女二拍手爽やかに
爽やかや祈りを終へし嵯峨野道
満ち足りし嵯峨野の帰路や秋深む
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記事のタイトルをタップ(クリック)して、ご覧下さい。
10月3日に、洛北・紫野にある大徳寺(臨済宗大徳寺派の大本山)を拝観しましたが、「黄梅院」と「興臨院」の院内は撮影禁止だったので、残念ながら受付近辺の庭の写真しか撮れませんでした。
拙句と本坊庭園のスマホ写真を若干掲載します。
色変へず金毛閣を囲む松
朱に聳る金毛閣や天高し
花頭窓見やる小径や初紅葉
石庭の細波白し秋高し
裏庭の澄みし水音禅寺かな
悠然と禅寺の庭の秋の鯉
黄梅院直中庭の秋高し
掲句の「禅寺」は、「ぜんじ」や「ぜんでら」と、「5-7-5」のリズムにしてお読み下さい。
下記の青色文字のタイトルをタップ(クリック)して公式ホームページなどをご覧下さい。
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2022年10月3日に京都の大徳寺を拝観しましたが、「黄梅院」と「興臨院」の院内は撮影禁止で残念ながら受付近辺の庭の写真しか撮れず、時間的に余裕があったので大徳寺前の蕎麦屋「徳寿」で蕎麦を食べてから、バスと嵐電を乗り継いで嵐山の「落柿舎」を訪ねました。
ここをクリック(タップ)して、「京都・大徳寺(秋の吟行)」をご覧下さい。
新型コロナの影響と観光シーズン前のせいもあり、俳句に興味がない限り、向井去来(松尾芭蕉の高弟)が晩年に過ごした草庵「落柿舎」まで来る人は稀なので、縁側に座して去来になった気分で秋の庭を満喫しました。
小さな柿の木には10個ほど柿が実っていましたが、大きな木は老化のせいか2~3個位しか成っていませんでした。
庭を掃除している方に話しかけると、「休暇中の執事がおられたら喜んでお話しされたでしょうが・・・」と残念がったので、「また来ます。」と言って別れましたが、去来庵の隣に新しい庵「次庵」があり、電話予約をするとそこで句会も開催できるそうです。
又の機会に俳句仲間と吟行して次庵で句会をしたいと思っていますが、落柿舎紹介の俳句と写真を下記のとおり掲載します。
落柿舎へ秋の嵯峨野を人力車
色変えぬ松の袂に龍馬像
落柿舎の前は保護区や草紅葉
姿良き比叡望むや草紅葉
落柿舎へ矢筈芒の小道経て
落柿舎や庭の小木に柿十個
仰ぎ見る大木老化柿二つ
庭を掃く背中にひらり柿落葉
去来墓へ向かふ道角初紅葉
去来墓の彼方露けき句碑の段
露けしや小さき去来墓句碑の段
秋風や西行井戸の歌碑の径
西行碑去来墓覆ふ薄紅葉
写真を見て思いつくままに「まんぽ俳句」を掲載しています。
貴方も写真を見ながら疑似吟行をして頂ければ幸いです。
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(2025.8.23 更新)
舞ひ戻り成長したる秋の蝶
葉の色に羽を染め舞ふ秋の蝶
遠目には枯れ葉の如く秋の蝶
秋の蝶サッシの黒に紛れけり
秋の蝶花に見せかけ蜜を吸ふ
コスモスの花に見紛ふ秋の蝶
秋の蝶寒露を過ぎて尚元気
秋の蝶睦合ひつつ飛び行きぬ
(薫風士)
(2024.10.10 更新)
写真を撮れと言わんばかりに親し気に寄って来た秋蝶の写真を追加しました。
吾庭には、蝶が何処かに潜んで住み着いているようですが、「蝶の昼」には、大小合わせて2,3種類の秋の蝶が舞っています。
黒蝶だと思っていた蝶が、留まる場所によって壁の色やカーテンなどの色に合わせて保護色に変色していることに気付きました。
手作りの庭のテラスで休んでいると黒蝶が親し気に目の前を舞って、フラーワーボックスのペチュニアの花の蜜を吸い始めました。
秋の蝶これ見よ見よと舞ひ変化
秋蝶の舞ふごと擬態変化して
(薫風士)
掲句は秋蝶の舞う情景をありのまま・感じたままに詠んだ拙句ですが、見たまま詠めば「客観写生」、感じたままに詠めば「花鳥諷詠」だろうと、高浜虚子の唱道した客観写生・花鳥風詠を自分なりに解釈し、「まんぽ俳句」をエンジョイしています。
高浜虚子は、自由に物を言えない時代には「客観写生」を唱道し、自由に物を言える時代になれば「花鳥諷詠」を唱道したのではないでしょうか?
「俳句談義(5):戦時中の高浜虚子・文芸家としての良心」をご覧下さい。
歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままにの例句を抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細は青色文字(季語)をクリック(タップ)して、ご覧下さい。
(秋蝶1)
秋蝶の隠れ上手や晶子の碑
(柴田久子)
(秋蝶2)
秋蝶の睦み合へるも風のまま
(松田泰子)
(秋の蝶1)
行く我をひとめぐりして秋の蝶
(星野立子)
(秋の蝶2)
わが庭をよるべとしたる秋の蝶
(稲畑汀子)
(秋の蝶3)
舞ひ落つる色葉と見ゆる秋の蝶
(菅原孟)
(秋の蝶4)
小流れの続く野の道秋の蝶
(岡淑子)
(秋の蝶5)
秋の蝶吹かるるままに紛れけり
(稲畑汀子)
写真をタップ拡大すると、画面左上隅に蝶が「秋の蝶吹かるるままに紛れけり」の上記例句のとおり、紛らわしく留まっているのが見えますが、最後の写真は上部中程に枯れ葉に留まっている蝶がぼんやり見えます。
ここをクリック(タップ)して、「冬の蝶」の俳句をご覧下さい。
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写真は、有馬富士を望む高台のティーグラウンドで仲間がショットをしている情景です。
タイトルの「同期会」とは春と秋に開催したゴルフコンペや「飲み会」のことです。
同期のゴルフコンペは30年余り続きましたが、年を重ねる毎に本人や家族の健康上の支障や死亡などにより参加者が減少したので、今回を最後のコンペにすることになりました。
無理なゴルフをして不測の事故が起こると困るので元気な間に止めておこうという配慮です。
青色文字(タイトルなど)をクリックしてゴルフ俳句や川柳の記事をご覧下さい。
同期の「飲み会」や「談話会」など、用心して昼間に行っていますが、ゴルフコンペのように体力を必要としないので未だエンジョイ出来そうです。
花は葉に元気な仲間同期会
ところで、「旧統一教会」との関係のあった著名な政治家が、刑事責任を問われることを避けるためでしょうが、「イベントの主催者が旧統一教会関連団体だったことは知らなかった。これから気を付けます。」などと、まるで世間知らずの子供のような弁明をして、与党も野党も政治家としての説明責任を果たしたと思っているかのようなまやかしの発言が多々あるのにはあきれるばかりか、憤りを感じ、情けなくなります。
「旧統一教会」などに限らず、宗教団体や関連組織がやっている事には良いことも悪いこともあり、何らかの組織の構成メンバーには善人も悪人もいるでしょう。
マスコミもタレント依存の安易な視聴率稼ぎの「十把ひとからげの批判・レッテル貼り」の報道をするのではなく、掘り下げた取材と公正な報道を粘り強く推進してくれることを期待しています。
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(P.S. 2024.11.11)
「九谷焼《赤絵の極致》吟行」をご覧下さい。
写真は、4ch.TVの一画面です。
(2022.9.15の記事)
9月10日から開催されている兵庫陶芸美術館のルネ・ラリック展を俳句仲間と見に行き、登り窯の吟行やランチをエンジョイしました。
爽やかやルネ・ラリックのガラス展
秋色の花柄の皿陶器展
受付の冷房効くや祝電板
アベマキの古木に宿る実南天
実南天宿る神木五百歳
神木の黄葉し守るや窯幾代
秋暑し穴塞がれし登窯
裾分の林檎も愛でて句座の昼
段菊を愛でつ昼餉や虚空蔵
(薫風士)
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故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう!
(PS.2024.7.8)
「五月晴の吟行《ユニトピア》」をご覧下さい。
2022年8月11日、「山の日」に、コロナ禍にせよ、WEBゲームに嵌って家に閉じこもっているのは健康に悪いので、丹波篠山市の「ユニトピアささやま」に家族で出かけました。
タイトルは「ユニトピアささやま」を賞賛する薫風士の俳句です。
「まんぽ俳句」を口遊みながらスマホで写真を撮りました。
ユニトピアかつら並木の影涼し
親子行くアスレティックや深緑
林越しプールの子等の声賑し
緑映ゆ昼餉の窓の矢代池
特産の黒豆カレー夏の昼
幼子の帰路は鼻歌雲の峰
写真を掲載しますので、疑似吟行をお楽しみ頂ければ幸いですが、現地を訪ねて吟行されることをお勧めします。
ここをクリック(タップ)して、「楽しい吟行(四季の写真俳句特集)」をご覧下さい。
貴方の吟行のご参考になれば幸いです。
「俳句HAIKU」の累計アクセスが79万123になりました。
ご愛読ありがとうございます。