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2021年2月 7日 (日)

写真俳句《立春・春立つ・春来る》

  

コロナ禍のお慰みに、誰でも作って楽しめる類の「まんぽ俳句」を14句掲載し、最後にその情景の写真と「歳時記」の例句を掲載します。

  

季語『立春』・『春立つ』を用いた俳句や 

『節分と立春』: まんぽ俳句と写真も、

タイトルの青色文字をタップして、お楽しみ頂ければ幸いです。

  

貴方も吟行して、5-7-5の俳句を口遊みコロナ禍の憂さ晴らしをしませんか?

「三密」を避けて、コロナフレイルの予防が出来ますよ

  

「三密」と言えば、仏教の本来の教えではコロナ禍の三密「密閉・密集・密接」とは異なり、「身密・口密・意密」であり、奨励されていたことをご存じですか?

ここをクリックして、神戸新聞の記事をご一読下さい

      

早暁の鴉の声音(こわね)春来る

 烏の声に目覚めました。

「来る」は、この俳句では、「きたる」と読みます。

   

春立てり緊急事態続く中

 10都府県の緊急事態宣言が3月7日まで1か月延長されました。

  

立春や朝のテレビの声弾む

 気のせいでしょうか、朝のニュースの声が弾んで聞こえました。

  

立春のLINEで交す朝の景

 句友とLINEで立春の今朝の風景の写真(南部の日の出や北部の雪景色など)を互いに見せ合いました。

  

立春やフレイル虞れ吟行へ

 長期の外出自粛でコロナフレイルが問題になっています。

  

玄関に春立つ日差し帽子脱ぐ

 帽子を脱いで立春の朝日を受けました。

  

マンションの朝のチャイムに春の声

 チャイムの音に小鳥が鳴いていました。

  

立春の梢を映す(にわたずみ)

 遊歩道の水溜りに立春の空と梢が映っていました。

  

立春の水面を分かち煌めく日

 深田池に立春の日差しが煌めいていました。

  

相老いの愛犬と歩す春立つ日

 若い人々や高齢の人々が愛犬とよく散歩しています。

   

まんぽの背春立つ日差し帽子脱ぐ

 帽子を脱ぎ、立春の日差しを浴びながら、漫歩をエンジョイしました。

  

立春やグーチョキパーで来し親子

 親子が、「グリコ」などと言いながら歩いたり、止まったりして来ました。

  

立春のグリコ遊びや幼の歩

 「遊びの名前」を尋ねると、「名前は知らない」と言って、「遊び方」を教えて呉れました。

  

立春の下校児唄ふイーアイイーアイオー

下校児の歌声が「コロナは嫌よ嫌嫌よー」と唄っているように聞こえました。

          

「歳時記」の例句は、下記の俳句の青色文字をタップしてご覧下さい。

   

春立見古したれど筑波山  

        (小林一茶)

  

立春老医の赤き聴診器 

        (田岡千章)

     

春来たる上野に人の湧くごとし 

       (黒岩武三郎

    

新型コロナウイルスの感染拡大が収束して、この俳句のように上野の桜皇居などの桜を満喫できる日が来ることを切望しています。

俳句に親しむ <『待春』の俳句>」をご覧下さい。

   

さゞ波は立春の譜をひろげたり  

        (渡邊水巴) 

         

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

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2021年2月 3日 (水)

「寒夕焼」(まんぽ俳句・写真)

     

前座として、薫風士の「まんぽ俳句」と写真を掲載します。

  

・老犬の伏して立たざる寒の暮

  

 今日(2月1日)は日本老年医学会などにより「フレイルの日」と制定されました

「~withコロナ時代に神戸で支援の輪を広げる~withコロナKOBE応援プラットフォーム フレイル予防で「高齢者の応援」を実施します!」

https://with-kobe.powerappsportals.com/

をご覧下さい。

       

・老犬もじっと見つめる寒夕日

・二度巡る入日の映ゆる寒の池

・振り返る寒夕焼の漫歩道

・寒夕日親子じゃんけん遊ぶ影

・ひゅんひゅんと縄跳びの音寒の暮

    

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(写真)深田公園の夕暮れ (タップ・拡大してご覧下さい。)

    

歳時記の「寒夕焼」から、コロナ禍の緊急事態宣言下、目についた1句を抜粋・掲載しますが、コロナとは全く無関係です。

歳時記」の「寒夕焼」の俳句(197句)はここをクリックしてご鑑賞下さい。

      

・ありがたうと父逝きにけり寒夕焼 

         (大東由美子)

   

「575筆まか勢」の「冬夕焼」の俳句1句掲載します。詳細はここをクリックしてご鑑賞下さい。

  

・寒夕焼縄跳び場より跳び帰る 

          (鷹羽狩行)

       

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2021年1月23日 (土)

京都・嵐山(渡月橋の冬の虹)

        
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(写真)        

薫風士の寒中見舞い状。

クリックすると、拡大してご覧になれます。

   

    

   

寒中お見舞い申し上げます。

  

皆さん、コロナ禍の緊急事態宣言下、如何お過ごしでしょうか?

このブログ記事が無聊の慰みになれば幸いです。

    

渡月橋嵯峨野に掛るの虹    

渡月橋下弦にするや時雨虹  

冬の虹渡月橋をば弦にして

渡月橋弦になりけり冬の虹  

渡月橋人影まばら冬の虹   

冬の虹小倉山まで架かりしか   

Go To」は儚く消えし冬の虹

  

ここをクリックして、

「俳句談義(4): 高浜虚子の句『大寒の埃の如く人死ぬる』とは、「平和」を考える」

をご一読下さい。

  

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(写真)

冬の虹・渡月橋

親戚の者が寒中見舞いに撮って呉れた写真。

   

トランプ米国大統領の「アメリカファースト」(実は、「ミーファースト」か?)の政権がようやく終ることになりホットしていますが、次期大統領が余程しっかりした政治をしなければ、4年後が更に恐ろしいことになるでしょう。

我々の憧れの国であったアメリカは異民族に寛大な世界に開かれた国であり、アメリカの発展と世界の発展とが直結していました。

かって我々が憧れたアメリカの理想を「虹」で終わらせてはなりません。

トランプ氏は大統領引退の演説でも、未だ飽き足らずに、世界の理想主義を破壊し、結果的に新たな冷戦下で共産主義独裁国が世界を牛耳ることが懸念される台詞を、「我々の始めた運動は始まったばかりだ」などと、「理性」に訴えるのではなく、「感情」にばかり訴える「扇動的Twitter作戦」をとっているのは悲しいことです。

菅首相には、「まやかしの仕方」は安倍政権から引き継がないで、「安倍・トランプ」の日米関係に捉われず、「菅・バイデン」の日米新体制で「透明性」と「言葉の重み」を尊重し、我々のみならず世界の人々の政治に対する信頼を回復してほしいものです。 

この願いも儚い「」に終わるのでしょうか?

    

コロナ対策を政争の具にせず、真に国民のためになる対策を超党派で協議してほしいものです。   

俳句 HAIKU: 大寒の俳句(コロナ禍・国際同盟に思うこと) http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/01/post-fb08.html

をシェアして頂ければ有難いです。

  

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2021年1月22日 (金)

(まんぽ俳句)写真と一句「枯葉」 

   

・群れ飛びて枯葉になりし夕雀

   

掲句は、昨年の「成人の日」に詠んだ「飛び立つや枯葉に見えし群雀と同じ遊歩道で反対側の情景を句にしたまんぽ俳句です。

広辞苑によると、「群雀」(むれすずめ)は「マメ科の落葉低木」で「春の季語」です。「の群れ」は「群雀」(むらすずめ)です。

    

旅に病で夢は枯野をかけ廻る

            松尾芭蕉

  

(写真をタップして拡大すると、がよく見えます。)

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2020年10月31日 (土)

芭蕉ゆかりの伊賀上野吟行(俳句と写真特集)

   

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう!

   

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「GoToトラベル」を利用して10月20~21日に伊賀上野の観光スポットを9年ぶりに再訪し、吟行した俳句と写真を特集しました。

青色文字のタイトル句をクリックするとその記事の俳句や写真、解説などの詳細がご覧になれます。   

高浜虚子は秋風や眼中のもの皆俳句と詠んでいます。  

薫風士の俳句(40句)とその風景の写真(37枚)をお楽しみ頂ければ幸いですが、俳句は好き好きです。

あなたも貴方の作句をお楽しみ下さい。ご投稿を歓迎します。

    

子の描く俳聖殿や天高し(上野公園・俳句と写真)

(俳聖殿見物の俳句5句と写真6枚)

  

俳聖の偉蹟を尋ね秋の伊賀(俳句と写真)

(芭蕉翁記念館見学の俳句5句と写真3枚)

  

木漏れ日の蓑虫庵や小鳥来る (俳句と写真)

 (蓑虫庵観光の俳句9句と写真7枚)

  

芭蕉句碑めぐる水辺や秋高し(俳句と写真)

(くれは水辺公園芭蕉句碑巡りの俳句9句と写真10枚)

  

ゆるキャラもマスクで迎ふ秋の城(俳句と写真)

(伊賀上野城見物の俳句12句と写真10枚)

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。

   

ゆるキャラもマスクで迎ふ秋の城(俳句と写真)

     

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コロナ禍の「GoToトラベル」(1泊)を利用して、10月20~21日に「伊賀上野城」や「俳聖殿」、「芭蕉翁記念館」、「蓑虫庵」など、吟行しながら伊賀市の観光スポットを巡りました。 

伊賀上野城に入ると、マスク姿の「た伊賀ーくん」(城を冠にしたゆるキャラ縫い包み・タイガー君)が迎えてくれました。

 

タイトルは即興のタイトル俳句ですが、「『マスク』は冬の季語だからダメ」などと、野暮な難しいことは言わないでご笑覧下さいね。

マスクは新型コロナウイルス拡散予防のために冬に限らず年中使うようになりました。

  

・一葉散る桜紅葉や「母の像」

 「母の像」建立の趣旨は写真をタップ・拡大してご参照下さい。

   

赤とんぼ母子の像に纏ひつき

 赤蜻蛉はスマホカメラを構えるとサッと飛び去って写真を撮らせてくれませんでした。

  

天守映ゆ雲無き空の澄み渡り

 空澄む」は秋の季語としてあまり見かけませんが、この俳句で「水澄む」というわけにはいきません。

  

・色変へぬ高石垣の松仰ぐ

  伊賀上野城の高石垣は日本で2番目に高いそうです。「色変へぬ松」は秋の季語です。

     

・窓の写す天守の色紙かな

  天井いっぱいに掲げてある日本画や書の色紙の中に高浜虚子の俳句もありました。

   

・水澄むや雲無き空の天守映え

 この俳句の情景は何処かにあるに違いありません。

   

・城を下り一息吐くやの茶屋

 茶屋は女忍者を意味する「くノ一」を屋号にしていました。

  

・鯉跳ねて廂に揺らぐ秋日影

  茶屋の廂に池の水面の反射が揺らいでいました。

 

の昼廂の日影食卓に

   秋の日差しの廂への反射の揺らぎが食卓に映っていました。

  

・弁当を二人で分かつの茶屋

 遅い時間でしたが、最後の弁当にありつけました。

   

秋風や芭蕉生家は閉ざされて

  芭蕉の生家は老朽化の為、改修されるまで閉鎖されています。

  

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木漏れ日の蓑虫庵や小鳥来る (俳句と写真)

    

Click here to see "Bashō's haiku in Japanese and English by L. P. Lovee".

   

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芭蕉の俳句300など、俳句の英訳にチャレンジしているので、1020~21日に「GoToトラベル」(1)を利用して、参考資料などを求め伊賀上野の芭蕉翁記念館や蓑虫庵など、伊賀市の観光スポットを巡りました。

(青色文字をクリックすると関連の記事がご覧になれます。写真はタップ・拡大してご覧下さい。)

   

コロナ禍の蓑虫庵や小鳥鳴く

    

蓑虫庵庭の小鳥の声絶えず

     

俳聖を偲ぶ庵や秋の風

  

秋風や俳聖見えぬ芭蕉堂

(この芭蕉堂は暗くて芭蕉像が見えませんでしたが、京都にある芭蕉堂はここをクリックしてご覧になれます。京都史蹟散策参照)

    

落葉掃く手を止め案内受付嬢

     

爽やかや蓑虫庵を守りし人

   

懇切な案内嬢や秋日和

    

蓑虫庵玄関隅の鉢に綿 

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。

  

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2020年10月25日 (日)

芭蕉句碑めぐる水辺や秋高し(俳句と写真)

      

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10月20~21日に「GoToトラベル」(1泊)を利用して、伊賀上野の「芭蕉翁記念館」や「蓑虫庵」、「伊賀上野城」、「くれは水辺公園」など、吟行しながら伊賀市の観光スポットを巡りました。

「くれは水辺公園」は淀川水系の木津川支流の「服部川」に通ずる「矢谷川」沿いにあります。

カーナビで探すことが出来ず困っていましたが、「蓑虫庵」の親切な管理人さんに教えてもらって、JAの「とれたて市ひぞっこ」を目的地にして、たやすく行くことが出来ました。   

「ひぞっこ」で買った草餅と焼き鯖寿司は美味しくて満足しました。

  

秋晴や草餅食みて句碑巡り

駄句ですが、句作を楽しんでいます。

「『草餅』は春の季語だからダメ」などと、野暮な難しいことは言わないで下さいね。

  

・矢谷川桜紅葉や句碑巡る

「矢谷川」は、名称がカーナビに表示されず、橋の銘板の文字は読めないので地元の方に教えてもらいました。この俳句は「三段切れ」ですが、「矢谷川桜紅葉の句碑巡る」など、滑らかなリズムにするより薫風士の実感を表現していると愚行しています。

    

露けしや法華経塔枯れし供花

安政の大地震」の犠牲者の供養塔の上を蜻蛉が飛んでいましたが、供花(くげ)が枯れていたので季語は「露けし」を使いました。東南海地震の発生が懸念されますが、備えは大丈夫でしょうか?

   

・鷺覗くアワダチソウの水辺かな

「セイタカアワダチソウ」は、アメリカ伝来の花であり、まだ「季語」として認められていない上に語数が多いので「麒麟草」を使いたいところですが、「麒麟草」(夏の季語)は異なる花なので、敢えて「アワダチソウ」と略称しました。

  

秋の空「くれは水辺」を鷺飛翔

飛翔したのは「アオサギ」ですが、「白鷺」が伊賀市の「市の鳥」です。「青鷺」は夏の「季語」ですが、「白鷺」は季語ではありません。その理由を知りたいものです。

    

・飛ぶ鷺をカメラで追ふや秋の雲

水辺に首を伸ばしていた青鷺が、写真を撮れとばかりに悠然と旋回して、飛び去りました。 

   

・標柱の像は佐助か秋の雲

「くれは水辺公園」には「夏の広場」や「秋の広場」など、四季に合ったゾーンがあります。「くれは」の名称の由縁は何でしょうか? 忍者の像は猿飛佐助か霧隠才蔵でしょうか?

   

・芭蕉句碑巡り惜しむや伊賀の

晴れ男」を自認していますが、幸い吟行日和に恵まれました。

     

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2020年10月23日 (金)

子の描く俳聖殿や天高し (上野公園・俳句と写真)

  

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10月20~21日に「GoToトラベル」(1泊)を利用して、伊賀上野城や芭蕉翁記念館、俳聖殿、蓑虫庵、くれは水辺公園など、伊賀市観光スポットを巡り吟行しました。

   

薫風士の写真と俳句をご笑覧下さい。

(写真はクリックすると拡大します。)

  

・俳聖殿覗き遊ぶ子秋麗

  

・覗き見し蕉翁像や秋の声

  

金風や令和の献句数十人

   

・俳聖殿鴉一声秋高し

  

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2020年10月19日 (月)

破蓮や二千年経し大賀ハス(綾部の蓮池吟行)

    

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2020年10月13日に句友と綾部市の岩王寺や若宮神社、長福寺、極楽寺の蓮池など、吟行向きの観光スポットを巡りました。

(青色文字をクリックすると綾部市観光ガイドの解説など、関連の記事や例句をご覧になれます。)

(神宮山)岩王寺は「茅葺の寺」とも呼ばれるように山門も御堂も茅葺のユニークな屋根ですが、「しゃくおうじ」という呼称は、「寺の奥から産出した石で作った硯を嵯峨天皇が愛用されたこと」に由来しているそうです。  

参道の石段は苔むして、山門の素朴な仁王像は片手が折れたり朱色が剥げたりし、御堂の屋根に小さな雑木が生え薄黄葉になっているなど、寺の歴史を感じました。

   

朱の剥げし阿吽の仁王秋の声

  

秋深む苔むす磴の硯石

  

薄紅葉御堂の屋根に小木生え

  

若宮神社は龍の彫刻がユニークですが、それを小さな狛犬が恰も見上げているように感じました。

 

狛犬の見上げる龍や宮の

     

長福寺の観音堂は観音菩薩像が33体も安置されており、屋根の構造などもユニークです。

  

絵馬堂の旧りし扁額秋の風

  

観音のもたらす奇遇秋麗

  

句心を繋ぐ観音秋深む

 

敗荷に耽る感慨極楽寺

    

  タイトル俳句の「大賀ハス」については冒頭の写真をタップ拡大して解説をご覧になれます。

蓮は実も枯葉も蓮根と同じ空洞があり、泥に生まれて美しい花を咲かせることで釈迦の説法に用いられていますが、釈迦如来像の台座の形状にも蓮の花が取り入れられたことに、今更ながら認識を新たにしました。

破蓮」は、「敗荷」と同じ秋の季語で、「やれはす」とか「やぶれはす」と、俳句のリズムを整えて読みますが、俳句では散文のように「破れ蓮」と書かないで、「送り仮名」の「れ」を省略して簡潔にするのが普通です。

     

由良川の流れざるごと秋の雲

  

秋水の行方見違ひ一議論

  

金風「ゆらり弁当」食み句会

  

丹波路の流れも愛でて秋の句座

   

吟行に丹波の秋を惜しみけり

     

地元の句友の丁寧な案内で秋の吟行をエンジョイすることが出来ました。

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。

  

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2020年9月26日 (土)

買物へ虫の音続く遊歩道 (子規忌の「まんぽ俳句」と写真)

  

故郷を「まんぽ俳句」で元気にしよう!

青色文字をクリック(タップ)してリンク記事をご覧下さい。

  

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俳句は好き好きですが、「コロナ禍にベッドタウンの良さや俳句の面白さ・奥の深さを知ってほしい」との思いでこの俳句ブログを書いています。 

9月19日は正岡子規の忌日子規忌糸瓜忌獺祭忌)で、土・日「敬老の日」「秋分の日」と、4連休です。

  

芭蕉・子規・虚子の俳句、まんぽ写真・俳句などを楽しもう!(WEB特集)」をお楽しみ下さい。

       

秋冷の朝の漫歩や老いも駈け

  

爽やかに老いを追ひ越しジョガー行く

  

橡の実の歩道ジョガーの駆け抜けり

  

秋晴や行き交ふ男女小犬連れ

  

秋冷の朝日の影と遊びけり

     

乙女等のコーラス清し秋高し

    

五歳児も昇る遊具や天高し

   

虫集く園の探検五歳児も

  

幼子の空切るばかり捕虫網

    

ひとはく」の園の虫取り賑はへり

    

愛犬の取り持つ会話秋うらら

      

秋の暮園の呻きは牛蛙

   

句に遊び園の一日や獺祭忌

   

掲句は薫風士の「まんぽ俳句」です。写真を参考に貴方も作句をお楽しみ下さい

青色文字の季語をクリックすると、「歳時記」や「575筆まか勢」をご覧になれます。

        

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

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  写真はタップ・拡大してご覧下さい。

  ワンちゃんがもっと鮮明に見えますよ。

  

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 写真(Dsc 2390)をタップ・拡大すると草の露をご覧になれます。

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2020年9月 6日 (日)

「百日紅」の俳句と写真(特集)

      

いつの世も祈りは切や百日紅 

         (中村汀女)

    

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掲句は「575筆まか勢」の「百日紅」の冒頭句です。

  

  

台風10号は経験したことのない強い暴風雨になりそうですが、新型コロナウイルスの感染症(COVID-19)の収束と台風・洪水が大災害にならないことを祈るばかりです。

  

今朝の「まん歩」から共感する俳句を歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

(詳細は青色文字の季語をクリックしてご覧下さい。)

  

人住むか住まぬか咲くは百日紅 

         (小黒カツ)

    

一つ家に表札二つ百日紅   

         (高橋瑛子)

(この俳句は自分の家のことか、他人の家のことか、不明瞭です。) 

  

お隣の百日紅の咲くわが家  

         (稲畑汀子)  

(この俳句の「百日紅」は「さるすべり」と読むと「字足らず」になります。「ひゃくじつこう」と、「5・7・5」のリズムにして読みます。)

     

百日紅もう父母をらぬ家となり 

         (北崎展江)

   

古びたる団地にぎはし百日紅 

         (西本花音)

     

表札に子の姓並ぶ百日紅  

      (田原陽子)

(この俳句は子供と同居したことを詠んだものでしょうか? 語順を変えて「表札に並ぶ子の姓百日紅」とすると、たまたま見かけた家の表札を詠んだことになるでしょう。語順によって句意やニュアンスが変わります。「俳句雑感(3)俳句のリズムを考える」参照。)

   

(薫風士の「まんぽ俳句」と写真を掲載します。)   

百日紅コロナにめげず句に遊び   

をちこちの街角さゆる百日紅  

コロナ禍や漫歩に愛づる百日紅  

コロナ禍や白く逞し百日紅  

大房の重きに垂るる百日紅  

仰ぎ見る百日紅に朝の月  

清貧の自粛の日々や百日紅  

ニュータウン旧りし石垣百日紅

    

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2020年8月30日 (日)

新涼の深田公園まん歩する (「まんぽ写真」特集)

   

P.S. 2022.9.23

922日のプレバトを見ると、「プレバト俳句ふるさと王争奪戦」という新企画の「写真俳句」番組でしたが、夏井先生の査定や添削も納得できる興味深い番組でした。

「俳句HAIKU」の写真俳句は、「吟行地を紹介し、読者が写真を自然に見立てて疑似吟行をする参考になること」を意図していますので、プレバトの写真俳句と趣旨が異なります。

誤解されないように念のためにこのP.S.を追加しました。

   

(2020年8月30日)

新涼に歩す友好の並木道

 (1987年国際居住年記念植樹の並木道は散歩に最適です。)   

   

虫の声止めば日の出の蝉時雨

(虫の声が止み暫くすると、朝日が昇り始め蝉があちこちで鳴き始めました。)

   

涼しコロナマスクの散歩人

 (早朝の散歩でも几帳面にマスクをしている方がいました。)

   

朝日差す深田公園薄紅葉

 (猛暑が続いているせいか、早くも紅葉が始まっていました。)

    

足早しカメラ逃れし水黽

  (アメンボはカメラを構えるとサッと逃げ、接写が出来ませんでした。) 

   

早朝の太極拳や涼新た

ホロンピア館壁面のマジックミラーを鏡に体操や太極拳をしている方を見かけました。)

      

朝日差し白きを誇る百日紅

(白いサルスベリは珍しいですね。)  

  

コロナ禍の連日の猛暑で運動不足になったので、早朝に深田公園を散歩し、「ひとはく」ホロンピア館などの写真を特集しました。(2020.8.25~29)

散歩気分をシェアして頂ければ幸いです。

    

写真はクリック・拡大してお楽しみ下さい。アメンボやワンちゃんもいますよ!

(ワンちゃんの散歩特集写真はここをクリックしてご覧下さい。

  

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Haiku about rings made by water-striders (See pictures.)

    

・水黽の水輪をちこち映ゆる空

 (amembo-no mizuwa-ochikochi hayuru-sora)

     

 rings made by water striders

 here and there

 on the reflected sky

   

・水黽の水輪をちこち空映ゆる

  (amembo-no mizuwa-ochikochi sora-hayuru)

  

  the clear sky reflected,

  here and there

  rings made by water-striders

      

Appreciate the diferrences in the meaning according to the difference in the word order of the Japanese haiku. 

   

Click and enlarge the pictures to find the rings made by water-striders. 

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Click the following URL to see "Bashō's haiku in Japanese and English by L. P. Lovee":

http://www.haiku-hia.com/about_haiku/basho300_en/archives/300-01_en.html#preface_en

  

京都・夏の貴船吟行(俳句と写真)


Click here to see Bashō's haiku in Japanese and English by L. P. Lovee”

       

昨年の7月8日、朝の天気予報によると梅雨晴れが一日は期待できそうだったので、急に思い立って京都の貴船に吟行に行きました。

7月8日は貴船神社の「水まつり」や「星祭」があり、和服姿の若い女性をよく見かけました。       

「川床」は貴船では「かわどこ」と呼ぶそうですが、俳句では「ゆか」と読み、「夏の季語」です。

  

月並ですが、薫風士の吟行俳句を掲載します。

青色文字をクリックすると、関連の解説記事をご覧になれます。

     

梅雨晴間ホームに立ちし旅心

    

降り立てば貴船の瀬音風涼し 

   

貴船川草履の並ぶ川床座敷

   

貴船てふ地酒も美味し川床料理

   

冷やし酒鴉は岩で清水飲み

      

河鹿なく高き瀬音や箸を置く

  

本殿へ登り詰めたる老の汗

  

星祭る貴船の馬像白と黒

   

向ひ合ふ馬像の由来梅雨の晴

  

みずうらや浮かぶ大吉青葉風

   

梅雨晴の貴船の一日惜しみけり

    

俳画や写真俳句において、俳句と画像の付き過ぎは良くないとされていますが、

吟行俳句を作る参考になればとの思いから、拙句を詠んだ情景の写真を掲載します。  

  

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奥の細道むすびの地記念館の見学(俳句と写真)

  

芭蕉の俳句300句の英訳にチャレンジしているので、大垣市の奥の細道むすびの地記念館」を2019年9月に訪ねました。

芭蕉が奥の細道で詠んだ俳句の句碑や銘板などを読みながら、記念館まで「四季の路」の漫歩をエンジョイしました。

途次23か所にあるトイレは、「貴船橋手洗場」など風流な名前が付けられ、壁に芭蕉の俳句の銘板が貼ってあるのが印象的でした。

大垣・芭蕉館の一端を紹介する薫風士の俳句と写真をご笑覧下さい。

青色文字の季語をクリックすると歳時記(俳誌のサロン)や「575筆まか勢」の俳句をご覧になれます。

  

金風や芭蕉の句碑の「四季の路」 

爽やかやトイレの壁に芭蕉の句

閉店の駅前デパート秋の風

秋風や芭蕉俳句の町興し

風白し八幡宮のさざれ石

絶えざるや「被爆地の跡菊の花

の潜る水門川に街映ゆる

秋水に映ゆ新庁舎工事中

爽やかな自噴の水やをちこちに

さはやかや掃除ガイドのボランティア

売店の地酒新酒か芭蕉館

の旅しめの地酒を飲み干せり

      

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最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

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2020年8月23日 (日)

丹波路の森のひととき水遊び (俳句と写真)

  

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう

   

P.S. 2022.3.12

ウクライナ紛争について、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、記事を書きました。

青色文字をクリック(タップ)して、血に染むなドニエプルてふ春の川」や春一番この発言はおぞましき」をご覧下さい。

  

見たきものドニプル川の水遊び

     

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青色文字をクリック(タップ)してリンク記事をご覧下さい。

  

コロナ禍の猛暑の中を墓参を兼ねて幼孫を連れて「森のひととき」や福知山城に行きました。

森のひととき」はキャンプ場で涼しい風が吹き、子供たちは遊具や渓流の水遊びを楽しんでいました。

(ワンちゃんも川遊びをしています。2年ほど前に撮った写真なので誰もマスクをしていません。クリック・拡大してご覧下さい。)

  

愛犬も子等と一緒に水遊び

渓流の蟹捕り親子睦まじく

ワンちゃんも水遊びして平和かな  

   

渓流に立てば堰落つ小さき蟹

(渓流に入ったときに丁度小さな蟹が堰を這っていましたが流れ落ちました。)

  

蟹潜む石に蛙は正座して

(「蟹」は夏の季語、「蛙」は春の季語です。ありのままに詠んでいます。)

   

天守への坂の炎暑やマスクして

  

喘ぎ来し天守の狭間風涼し

      

福知山城はNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公明智光秀に所縁のある城です。猛暑とコロナの影響で観光客が少なく、コロナの感染を心配することなく見物出来ましたが、真昼の極暑にマスクして天守に登るのは閉口しました。

   

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2020年8月 6日 (木)

コロナ禍や庭の初物冷酒愛で

     

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20200727

ささやかでもコロナ禍の地産地消を実践・推進しようと、4月に、狭庭の菜園作りを詠んだ俳句「春耕やコロナウイルス遣り過ごし」のブログを書きました。

  

春耕の美女はマスクにコロナ避け」の女性のように、本格的な野菜作りなどを楽しんでいる方々も少なくないでしょう。

 

いずれにせよ、コロナ対策を詠んだ拙句に、定年後の「withコロナ」の新しいライフスタイルとして、共感してくれる方は沢山おられるだろうと思います。

  

地酒愛づ句友のくれし苦瓜

  

句友は野菜作りもベテランのようですが、コロナ禍の外出自粛中の暇を活用して手作りの写真入りの句集も出版しています。

  

薫風士の菜園は畑とは言えない小さな花壇のようなものですが、お陰様でそれなりに春耕の効果があり、トマトやキュウリ、茄子、シシトウなど、毎日新鮮な野菜を食べ、食べきれないと野菜ジュースにして飲んでいます。

スイカも三つ四つなっていますのでいずれ食べれるように大きくなるだろうと、日々の成長を楽しみにしています。

  

冷酒にはシェリーグラスか江戸切子    

冷酒とてシェリーグラスの似合ふ瓶  

江戸切子美味さ一入冷し酒  

冷し酒枡のグラスを溢れをり

         (薫風士)

「冷酒」や「冷し酒」は夏の季語ですが、年中冷酒をコップで飲んでいる人も居るようです。

  

広辞苑によると、「切子」は「切籠灯籠」の略なら「秋の季語」で、「切子ガラス」の略なら「夏の季語」です。

  

結社の俳誌などに投稿する場合は、季語に拘るなど、選者の好みを知って季語の使い方を研究しておくと良いでしょう。

選者によっては「寺」を詠んだ俳句は採らないとか、「コロナ」を詠んだ俳句は採らないというような事もあるようです。

  

一般に句作を楽しむには、「歳時記」などの季語にあまり捉われず、感じたことや見たことなど、「自分の思い」を「5・7・5」で表現することにより「俳句のリズム」を身につけることが、俳句上達の早道ではないでしょうか?

俳句のリズムが身につけば、多作多捨・推敲が容易になり、そのうちに選者好みの俳句や、個性的な良い俳句が作れるようになるでしょう。

  

写真の酒は薫風士が日頃紙パックの安酒を飲んでいるのを見て、お中元に俳句に所縁のある西山酒造の枝豆入り冷酒セットを京都の親戚から贈ってくれたものです。   

(青色の文字をクリックして、「歳時記」や「575筆まか勢」の俳句、関連のリンク記事などをご覧下さい。)

     

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2020年7月25日 (土)

コロナ禍の「GoTo」迷走鵯巣立つ

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7月22日は「大暑」です。

新型コロナウイルスの感染者が累計で東京は1万人を超え、全国では3万人を超え、感染拡大の第2波が懸念される状態です

 

GoToトラベル」のキャンペーンが開始されましたが、やり方が拙速過ぎるのではないでしょうか?  

「GoToトラベル」よりも「GoToコロナテスト」「GoToCheckCOVID-19」促進の体制を充実することが先決でしょう。その方が経済効果が大きいのではないでしょうか?

安心できれば、奨励されなくても人々は旅行するようになるでしょう。

ちなみに、「COVID-19」は「新型コロナウイルス感染症」のことです。「check」には「検査する」とか「阻止する」という意味があります。

   

"Go to check COVID-19" を世界的な協力体制で推進してほしいものです。

  

世界の新型コロナウイルス感染者数は1,500万人を超え、死者は63万人を超え、更に感染拡大が続いています。このような状態では医療体制が整備されない限りオリンピックが来年開催出来るとは到底信じられません。

関係者は対策に苦慮されているでしょうが、思い切って2024年開催の可能性を検討して、IOCに再延期を働きかけるべきではないでしょうか?

  

23日から「海の日」・「スポーツの日」・土・日と4連休ですが、

新型コロナウイルスの拡散を防止するためには外出を自粛して庭の手入れをする方が、不安な旅行やジム通いなどよりはるかに健康的だと思っています。

しかし、残念ながら連休は雨勝ちで、予報はまだ出ていませんが梅雨明けは月末頃になりそうで、儘になりません。

    

今朝、裏庭の巣箱から鵯の雛が出て、紅葉の鉢の木や柿木に用心深くうずくまっていましたが、無事に飛び立ちました。

うずくまっている雛を驚かせてはいけないと思うと写真はうまく取れませんでしたが、クリック・拡大してご覧下さい。 

タイトルの俳句や次の句は薫風士の「日記俳句」・「備忘録俳句」です。

ちなみに、入梅(6月10日)頃に巣立った四十雀の写真も最後に掲載します。

  

の子や葉陰に潜み飛翔待つ

  

・我が狭庭コロナを知らず巣立つ

   

・「海の日」やコロナテストの促進を

  

・コロナ禍の「スポーツの日」や庭手入れ

        

梅雨晴間老躯いたわり庭手入れ

  

・若者に耳かせ貸せと蝉時雨

  

夜の秋俳句ブログに刻忘れ

  

・ブレーキとアクセル違ふ梅雨嵐

            

(コロナ関係のNHK-TVニュース画面の一部の写真を掲載させて頂きます。) 

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2020年7月22日 (水)

コロナ禍の梅雨の吟行谷性寺 (写真と俳句)

   

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故郷を「まんぽ俳句」で元気にしよう!

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梅雨の最中に亀岡市の観光スポットを愛車を駆って吟行しました。

最初に訪れたのはNHK大河ドラマ麒麟がくる」に所縁のある「ききょうの里」です。

梅雨の雨の中を「谷性寺」と「元出雲大神宮」にお参りしました。

オニバス」の名所「平の沢池」は風雨が強かったので車から眺めました。

  

・出陣の光秀像や梅雨荒ぶ

 

・参道の青田波打つ雨柱

 

・首塚や五月雨しとど谷性寺

  

・光秀を弔ふ鐘や梅雨嵐

  

・青楓枝間に映ゆる朱の社殿

  

・神官の傘の白さや梅雨最中

   

・五月雨や真名井の水を汲む老女

  

・小雨降る小滝の音や静心

 

・梅雨の闇二十一尊摩崖仏

  

・蓮池や愛車の窓に雨嵐

   

・光秀を偲びて酌むや冷し酒

  

・夏料理地産のレシピ地酒愛で

  

(写真はクリックすると、拡大してご覧になれます。青色文字をクリックすると関連の記事をご覧になれます。)

 

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