写真 Feed

2020年6月30日 (火)

梅雨空に有馬温泉吟行す (俳句と写真)

         

鬼瓦睨む梅雨空寺田町    

梅雨空にコロナ来るなと鬼瓦  

梅天に除疫祈るや温泉寺  

泉源の湯煙絶えず梅雨空 

コロナとて封鎖の足湯かんこ鳥 

万緑や炭酸泉の波光る  

緑蔭の流れ錆色炭酸泉  

梅雨空を映す飲み場の炭酸水   

炭酸水試飲をすれば驟雨かな  

驟雨とて飛込み愛づや有馬籠  

苔に散る娑羅樹の花や念仏寺

雨上がり青蔦茂る大檜  

老阻む磴の高きに茅の輪かな   

湯泉の社の鳥居大茅の輪   

安産を祈る茅の輪や手を繋ぎ 

若者の幸を祈るや大茅の輪   

欠け旧りて茅の輪に控へ百度石  

若者に倣ひくぐるや大茅の輪  

梅雨空へ一願不動奏づ歌 

  

掲句は薫風士の吟行句です。

道端に置かれた鬼瓦は阪神大震災で屋根が被害を受けたのが契機で置かれることになったようですが、屋根にあってこそ迫力があります。

写真をクリック・拡大してご覧下さい。

青色文字をクリックすると解説記事や「歳時記」の例句などをご覧になれます。

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

       

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2020年6月22日 (月)

梅雨晴間・五月晴(吟行俳句と写真)

   

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2020年6月22日に「吟行に除疫祈るや梅雨晴間 」という記事を書きましたが、新型コロナウイルスは、ワクチンも開発されて感染拡大が収束し、2023年5月からインフルエンザ並の規制になりましたので、記事のタイトルを修正しました。

  

冒頭の写真は、近江舞子の風景です。

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梅雨の晴れ間の「五月晴」の琵琶湖で泳いでいる人々に外国からの観光客もいるようでした。

ウクライナやパレスチナなど、気象条件は違っても、それぞれの地域の本来の平和な風景が見られる日が一日でも早く来ることを祈っています。

  

梅東風や届け世界にこの思ひ」や梅雨の亀の呟き《政界の若返りを!》」、「夏祭り最後を飾る揚げ花火《俳句XXX》」などをご一読下さい。

      

(2020.6.22の記事)

「都道府県またぐ移動の自粛」は2020年6月19日から全国で解除されることになり、ほっとしましたが、まだ「コロナ根絶万歳!」と叫ぶことは出来ません。

ワクチンと治療薬が開発されない限り、「油断は禁物」です。  

      

梅雨晴間マイカーで神戸市北区の石峯寺(しゃくぶじ)を再訪し、「新型コロナウイルス消除」と「長寿」を祈りました。

一汗かきましたが、薬師如来ばかりでなく珍しい波切不動明王や千手観音菩薩など様々な石像があり巡礼の甲斐がありました。

青色文字をタップ(クリック)してリンク記事を開き、先月吟行の記事「風薫る・・・」の写真をクリック・拡大してこの記事と比較して、季節の移ろい・風景と俳句の変化をお楽しみ下さい。「代田」は「植田」となっています。

青色文字をクリックすると歳時記の俳句や関連の記事などをご覧になれます。

      

万緑を睥睨したる仁王像  

万緑のミニ巡礼や岩嶺山

梅雨晴間薬師に祈る疫消除 

紫陽花睡蓮も咲く如来像      

苔むすや岩嶺山のミニ遍路 

苔茂る巨岩の洞に薬師像

梅雨晴や木漏れ日さゆる木の根道 

鐘楼に立てば眼下に植田映ゆ

鐘の音に応ふ老鶯峡の寺

鐘楼に惜しむ薬師の青葉風

鐘楼のさゆるる植田ささ濁り

ミニ巡礼終へて満ち足りぬぐふ 

    

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

   

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2020年6月13日 (土)

風薫る寺苑に座してミニ句会 (俳句と写真)

    

新型コロナウイルス感染予防が要請されている折から、「街へのお出かけ」は自粛していましたが、「緊急事態宣言」が解除されたので久しぶりにマイカーで「近場」の「石峯寺」に吟行に行きました。

石峯寺(しゃくぶじ)」は小さな寺ですが1,300年余りの由緒ある古刹なので初夏の吟行・ミニ俳句会をエンジョイしました。

  

薫風士の俳句と写真を掲載します。写真はクリック(タップ)・拡大してご覧になれます。

青色文字(季語など)をタップ(クリック)して歳時記の例句やリンク記事をご覧下さい。

    

石峯寺へ長寿祈願や風薫る

  

疫消除祈る薬師や新樹光

   

睡蓮や如来の立つは亀の石

      

緑蔭のミニ巡礼や岩嶺山

  

巨木の根苔むす洞に薬師像

  

鐘楼に立てば眼下に代田映ゆ

  

鐘の音に応ふ田蛙峡の寺

  

鐘楼のさゆるる代田ささ濁り

   

緑陰や三密の無きミニ句会

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

   

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2020年5月12日 (火)

俳句《母の日》(改訂版)

       

(2024.7.12 更新)

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6月30日は旧暦6月30日の「御禊」に因んで、新暦でも「御祓」とされています。

(日本伝統俳句協会6月カレンダー後半部分の写真参照。)

俳句 《夏越・茅の輪》」や「梅雨の亀の呟き《政界の若返りを!》」をご覧下さい。

  

  

母の日の孫のくれたるパンの顔

母の日や感謝の会もオンライン

   

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冒頭の掲句は、母の日に孫の成長ぶりを詠んだ拙句や、新型コロナウイルス感染拡大防止の行動制限下に詠んだ拙句です。

 

平和憲法下の日本で「母の日」や「誕生日」のお祝いを気兼ねなく親子が集まって出来ることは喜ばしいことですが、ウクライナやパレスチナの戦禍に苦しんでいる人々に思いを馳せざるを得ません。

戦争と平和(俳句と川柳:終戦記念日特集)」や「俳句談義(15):『昭和の日』・『憲法記念日』」をご覧下さい。

  

結婚祝いに会社の同僚が贈ってくれ、長年使っていた掛け時計がダメになったので、娘が「母の日」や「誕生日」のお祝いなどを兼ねて「からくり時計」をプレゼントしてくれました。

リビングの雰囲気に合わせて時計のデザインを選びましたが、時計の針が遠くからは見えにくいのが難点です。しかし、時報には「ジャズ・スタンダード」や「イージーリスニング」「なつかしの愛唱歌」など34曲もあり、時報が短いのでメロディーに聞き覚えがあっても曲名を当てるのが難しく、毎時の時報をゲーム感覚で楽しんで聴いています

  

庭苺孫の作りしアイスにも

母の日の誕生祝ひ孫交へ

母の日の子のプレゼント掛け時計      

   

(2020.5.12の記事)

Dsc_1053コロナウイルス拡散防止対策の外出自粛は地域によって段階的に緩和されることになりましたが、特定警戒都道府県では未だ緩和されません。

離れた家族が母の日の感謝の会や誕生パーティなどに集まることが出来ないので、オンラインアプリを活用して凌がざるを得ません。

        

母の日や面会するもガラス越し  

母の日や雛誕生か庭の声  

蟻来たる愛犬逝きし小屋の上 

初蜻蛉黄蝶も来て舞ひゆけり   

アイリスも躑躅も咲きて誕生日  

生も死もコロナも摂理風薫る  

風薫る庭の手入れや誕生日

      

掲句は薫風士の生命誕生讃歌です。

我田引水ですが、はもちろんのこと、小鳥や蟻や蜻蛉などが万物の誕生を祝かのように吾庭に来ます。

青色文字の季語をクリックすると、「歳時記」の俳句をご覧になれます。

  

新型コロナウイルスに対する戦いには全世界の人々がそれぞれの立場で可能な全力を尽くすべきですが、自然の摂理を謙虚に受け入れることも必要だろうと思いながら「まんぽ俳句」や「コロナ俳句」を作っています。

 

「俳句HAIKU」が読者の慰みや気分転換のお役に立てば幸いです。

  

新型コロナ拡散防止のために国民が自粛努力している時に、どさくさにまぎれて、与党やその支持者に「三権分立の原則」を覆すような検察庁法改正の動きがあるのは、新型コロナ問題に劣らぬ大問題です。

この動きは、仮に自分たちの政権維持のためにしているのではないとしても、絶対に止めなければなりません。政権維持のためなのか、保身のためなのか、政・官関係者のまやかし発言が多いのは問題です。

  

これは長期政権が腐敗していることの証でしょう。

物事には両面があり、一方的な是非論・批判は慎むべきですが、「三権分立の原則」のような基本的問題は是非とも堅持しなけらばなりません。

  

野党やその支持者は、批判する場合には「批判のための批判」と非難されないように、小気味よい批判よりも国民の幅広い理解が得られる条理に基づく冷静な批判や提案をしてほしいものです。

  

肝心なことは、民主主義・平和憲法下の三権分立の原則に基づく政治・行政・司法などのチェック機能を堅持することです。野党の皆さんには、是非ともそのための責務を果たしてほしいものです。

  

我々一般庶民は、将来取返しのつかぬことにならないように、「騙されないように」・「誤解している」などと馬鹿にされないように、それぞれの立場で、折に触れて、政治や行政の透明性を要求し、確保して行かなければなりません。

  

この思いを皆さんでシェアして頂けると有難いです。

         

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

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2020年2月 5日 (水)

「節分」と「立春」:「まんぽ俳句」と写真

    

鬼やらいコロナウイルス退治を

立春の朝日の綺羅を漫歩する

立春の朝日煌めく駐車場

街灯のガラスに朝日春立てり

立春の飛び立つ白さ一羽

マンションの双棟光る春立つ日

蠟梅の梢突き抜く空の青

立春の雲無き空の暮れなずむ

立春の一日の漫歩惜しみけり

立春晩酌自粛歯の治療

   

掲句は薫風士の「まんぽ俳句」です。

スマホ世代に俳句に親しみを持ってほしい」との思いで、このブログを書いていますが、令和の時代の俳句普及の一助になれば幸いです

俳句を詠んだ背景の写真をご覧下さい。

 

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

  

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2020年1月30日 (木)

吟行の写真俳句(2019総集編)

   

 Click here to see "Bashō's haiku in Japanese and English by L. P. Lovee" 

    

(各タイトルのURLをクリックして記事をご覧下さい。)

  

小春日のふれあいカフェ交わす笑み

http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/12/post-11c3.html

 

王子動物園吟行 

(まんぽ俳句と写真)

http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/11/post-f054.html

 

「小春」と「凩」

(嵯峨野吟行の俳句と写真)

http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/11/post-259d.html

 

蜘蛛の俳句と写真 

<即位礼に思うこと>

http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/10/post-3ff1.html

     

秋声や芭蕉館への句碑の路

(大垣吟行の俳句と写真)

http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/09/post-efc0.html

  

句に遊びドライブ旅行秋高し

(山口吟行の俳句と写真)

http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/09/post-4a8f.html

 

(まんぽ俳句) 

「蝉」「空蝉」「蝉時雨」

http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/08/post-5b34.html

 

「貴船神社」と「川床」

(貴船吟行の俳句・写真集)

http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/07/post-5b4b.html

 

俳句と写真:

「紫陽花」「七変化」「あじさゐ」

(神戸市立森林植物園)

http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/06/post-70ee.html

 

俳句の鑑賞:

田ステ女俳句ラリーに参加して

http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/05/post-8cc8.html

 

平成最後の「花鳥同人俳句会」に参加して

http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/04/post-7a47.html

 

「世界の梅公園」の「梅見」

(写真と俳句)

http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/03/post-9d23.html

 

「探梅」・「観梅」の俳句と写真

(神戸市・岡本梅林公園)

http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/02/post-6d05.html

 

大相撲「初場所」の俳句

http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2019/01/post-f57e.html

 

2020年1月 7日 (火)

「まんぽ俳句」新年の吟行をエンジョイしよう!


   

「三田市民歩こう会」(1月19日)に参加して、

あなた自身「まんぽ俳句」を楽しみましょう!

ここをクリックして「1月のまんぽ俳句会」のコメント欄にご投稿下さい。

  

有馬冨士望む寺苑や冬桜

  

この俳句は2019年11月の「三田市民歩こう会」に参加して、花山院で詠んだ拙句です。   

令和初正月の拙句と「まん歩」の写真を下記に掲載します。

   

平和なる令和2年や初日の出

近況を写真俳句に年賀状

初乗りどこもかしこもスマホ族

初暦スマホ買おうか買うまいか

あれこれと置き場所思案初暦

屠蘇祝ふ御節は子等の贈り物

恙なく令和を生きん初詣

初詣令和の平和祈りけり

初空やまんぽ俳句を口ずさみ

初空を写し「ひとはく」池青し

冬木の芽膨らみ初むる空の青

冬木立シルエットにし初夕日

初詣まんぽ俳句に遊びもし

初詣往きは車に帰路漫歩

正月箱根駅伝吾漫歩

正月の風に「ひとはく」旗三つ

正月や凧飛び交う園ボール飛ぶ

初暦日記代わりの俳句詠む

         

ハイク・俳句・はいくをご笑覧下さい。

      (薫風士)

 

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2019年11月26日 (火)

王子動物園吟行 (まんぽ俳句と写真)

    

神戸王子動物園を吟行した薫風士の俳句と写真をご笑覧下さい。

「俳句は気軽に楽しめば良い」ということを若い世代に知ってほしいという思いから、「まんぽ俳句会」を立ち上げました。

掲句はその例句ですが、詳細は「まんぽ俳句会」の記事などをご覧下さい。

青色文字の季語をクリックすると歳時記(俳誌のサロン)や「575筆まか勢」の俳句をご覧になれます。写真はクリックすると拡大します。

  

小春日の木陰に絵筆執る(とる)二人

小春日アシカの番(つがい)ごろ寝して

・小春日やコアラ夫婦は眠りこけ

・小六月ムムの一日のスケジュール

小六月餌に余念無きフラミンゴ

触れ合ひの兎に長蛇冬うらら

冬うらら象やパンダは尻を向け

    

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

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2019年11月 6日 (水)

京都・嵯峨野吟行《「小春」と「凩」》

      

狸像居並び迎ふ駅小春

イベントの天狗ホームに秋うらら

幼子はのトロッコ愛しみ泣く

新婚の狐の仮面の藪

こがらしや嵯峨野竹林人の波

小春日の和服の花や嵐山

異国語も行き交ふ小春渡月橋

  

掲句は幼孫とトロッコ列車に乗り、京都観光名所の「嵐山」や「嵯峨野竹林の道」などを俳句に詠んだ拙句です。

青色文字をタップすると「歳時記」の例句やリンク記事などをご覧になれます。

 

昨日は秋晴れの行楽日和なので、電車好きの孫を連れて出かけました。

文化の日」の振替休日(三連休の最後の日)だったのでトロッコ列車の立見席も満席となり、ともかく行列に並び順番待ちをしていると、幸いなことにタイミングよくキャンセルの空席が出たので片道だけ乗ることが出来ましたが、幼子はもっと乗りたいと駄々をこねて泣き叫ぶので、「また来て乗ろうね」と説得・納得させるのに一苦労でした。

                           

今年(2019年)の「立冬」は118日ですが、大阪管区気象台によると近畿地方は昨日「こがらし1号」が昨年より18日早く吹いたとのことです。

」をご覧下さい。

  

保津峡の川の辺りには、台風や豪雨の地滑りで倒れた木々が無残な姿を晒している個所もあり、異常な気象変動が常態化しているのを再認識しました。

アメリカの市民がトランプ大統領の横暴(地球温暖化の世界の努力を無視してパリ条約から離脱することなど)を阻止してくれて、気象変動による悲惨な災害の発生防止され、保津峡のみならず、世界の観光名所の景観が維持されることを願っていましたが、離脱は決定されました。

少女の涙の訴えにも大国のリーダーとして耳を傾ける謙虚さをトランプ大統領やその支持者に期待することも「老いの繰り言」とあざけられ、一蹴されるのは悲しいことです。

   

Sagano Romantic Train 嵯峨野トロッコ列車」を見ると保津峡の春や秋の美しい風景や「保津川下り」の情景を見ることが出来ます。

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

  

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2019年10月27日 (日)

蜘蛛・蜘蛛の糸《即位礼に思う》

 

(2024.11.4 更新)

蜘蛛の囲や昭和生まれの己が役

  

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この写真は、一匹で餌を待ち構えている蜘蛛や親子の蜘蛛、ジグザグの面白い形をして朝日を受けて光っている蜘蛛など、様々です。

写真をタップ拡大してご覧下さい。

  

(2019.10.27の記事)

和を祈る即位の礼や蜘蛛の糸  

        (薫風士) 

     

蜘蛛に生れ網をかけねばならぬかな  

       (高浜虚子) 

      

蜘蛛の囲や親子三匹餌食待つ         

虚空より蜘蛛も人間見つめをり 

        (薫風士)

    

今日(10月22日)は「即位礼正殿の儀」が行われました

令和の時代も平成の時代と同様に日本国民の象徴として両陛下が国際親善を推進される平和憲法の大原則が永久に堅持されることを祈っています。

  

「即位礼の句に蜘蛛の俳句とはけしからん」とおしかりを受けそうですが、昨日深田公園など散歩していて親子らしい蜘蛛が3匹いる蜘蛛の巣が目についたので写真を撮りながら高浜虚子の俳句がふと浮かんだのがこの記事のきっかけです。

 

蜘蛛の糸は肉眼で見えたのに写真には殆ど写っていないのが不思議でしたが、今朝撮った蜘蛛の囲は太陽光線の向きによっては写真に写っていました。

  

この記事の原稿を書いている間に、「即位礼正殿の儀」関連のテレビ放映がどんどん進展したので冒頭の拙句を掲載する羽目になりました。

  

蜘蛛は夏の季語ですが、思いつくままに掲句を作り、天皇陛下のお言葉や、芥川龍之介の短編小説「蜘蛛の糸」の寓話や高浜虚子の掲句に思いをはせ、世界平和を祈りつつこのブログを書く次第になりました。

  

蜘蛛は、人間界のことに関心があるのか無いのか、相変わらずあちこちに蛛の囲を張っていました。

ウイキペディアの解説によると、蜘蛛の巣を張らない蜘蛛も居るそうで、高浜虚子の掲句が必ずしも当て嵌らないことを知り、大自然の摂理を再認識しました。

 

ちなみに、「蜘蛛も」と助詞「も」を用いたのは、「虚空蔵菩薩の化身である明星のみならず蜘蛛も人間の営みを見ているよ」と言いたいからですが、「それは独りよがりで分からないよ」と批判されるでしょうね。  

    

(青色文字をタップすると、関連の解説記事などをご覧になれますが、ここの青色文字(「俳句」や「HAIKU」)をタップすると、「俳句HAIKU」の最新の俳句や英語俳句の記事をご覧になれます。

   

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2019年9月26日 (木)

楽しい秋の旅《秋吉台・錦帯橋・etc.》

  

句に遊びドライブ旅行秋高し

  

立秋から約1月たちますが、爽やか秋晴というよりも猛暑の中をドライブし、山口県の角島元乃隅稲荷神社龍宮の潮吹別府弁天池秋吉台秋芳洞岩国城錦帯橋笠戸島夕日岬柳井白壁の町並み須佐ホルンフェルスなど、写真スポットを訪ね、吟行をエンジョイしました。

   

タイトル句の季語「秋高し」は、この吟行(9月5~7日)の季語には必ずしもピッタリしませんが、季語紹介のために敢えて使いました。俳句歳時記の解説は次のとおりです。

「秋になると大気が澄み、空が高く感じられる。その趣を秋高しという。ことに十月下旬からがこの季節といえよう。」

  

俳句に詠んだ風景の写真は最後に掲載します。先ずは薫風士の単純明快な観光スポット紹介の吟行句をご笑覧下さい。    

青色文字の季語をクリックすると歳時記俳誌のサロン)や「575筆まか勢」の俳句をご覧になれます。

 

角島へ渡る大橋秋暑し

秋暑し」より、夏の季語「風涼し」を使う方が実態に合い良い俳句になります。敢えて秋の季語を使いましたが、「今は秋だから夏の季語を使うな」という考えではありません。そいう考えは本末転倒でしょう。「季語は実態に合わせて使えばよい」と思っています。)  

   

秋夕焼け千畳敷の大風車

(「夕焼」は夏の季語とされていますので、「秋夕焼け」としています。「風車」は春の季語ですが、もともとは玩具の風車を指していましたので、発電用の大風車は年中使用されるものであり、従来の季語の概念が当てはまりません。)

  

金風や鳥居に残る朱の香り

鳥居の香抜けて爽やか怒涛の香

腹這ひて覗く怒涛や秋の潮

龍宮の潮吹き未だ秋の潮

湯元なる露天湯独り秋の声

秋の風峡の湯宿の清流に

峡の川色なき風や町旧び

秋水の弁天池のエメラルド  

秋の雲走る大影秋吉台  

闇深し秋水響く秋芳洞  

スマホ手に錦帯橋を秋日傘 

秋水の浅瀬キラキラ錦帯橋

岩国城望む秋水錦帯橋

甘露てふソフトクリーム醤油味 

秋暑き白壁街をアイス手に

爽やかトイレも前の築山も 

秋潮ホルンフェルスの怒涛かな

秋潮ホルンフェルスの洞にゴミ

秋の潮怒涛覗けば足竦む

足竦む大断崖や天高し

      

余談ですが、景勝地にプラスチックごみが溜まっているのは悲しいことです。ペットボトルなどのポイ捨て防止を促進しましょう。

   

最後に、何十年ぶりかに口にしたフグ料理の拙句を掲載します。

ぬぐひほっと一息ふぐ料理

ひれ酒に初秋の旅を惜しみけり

  

ちなみに、「」は夏の季語、「鰭酒」は冬の季語ですが、実態に即して俳句を作れば良いと思っています。あまり季語の使用を制限すると、表現の幅が狭まり、俳句が面白くなくなるでしょう。

    

(写真はクリックすると拡大します。プレバトに限らず、俳句は好き好きです。写真を見て好きなように俳句を作ってお楽しみ下さい。)

       

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

  

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2019年9月 5日 (木)

    

「秋の声」「秋の水」「秋の空」

    

今日は深田公園をまんぽしながら、メタルアートなどを見たまま気の向くままに俳句に口遊み、深田公園紹介の俳句を作りました。

青色文字の季語をクリックすると「歳時記」などの俳句をご覧になれます。俳句に詠んだ風景を写した最後の写真もご覧下さい。

   

園に舞ふメタルア-トや秋の声

秋声やメタルアートの園の舞

 (深田公園をご存知でなければ、「季語『秋声』の取り合わせがミスマッチだ」と批判されそうです。)

          

虹の木てふアートを映し水澄みぬ

 語調を考慮して「秋の水」を意味する季語「水澄む」を使いました。)

  

蝗浮き百足溺れしアート池

(「いなご」は秋の季語、「むかで」は夏の季語です。季節の移ろいです。)

    

秋の空「時のリズム」てふアート舞ふ

(「てふ」は「という」意味です。)

  

ホロンピア館アートの玻璃に秋の空

(「ひとはく」のホロンピア館は建築家・丹下健三の設計でユニークです。) 

   

ところで、季語「秋の声」の解説は次のように歳時記によって異なります。

 

(カラー図説 日本大歳時記)

「秋は空気が澄んでいるので、遠くの物音でもはっきり聞える。秋の夜など、静まりかえった中に、何音とも知れぬ声が、ジーンと耳に響くことがある。秋の蕭颯(しょうさつ)たる風雨の音、その他木の葉、笹の葉、荻の葉のそよぎ、落葉や、虫の声などにも、秋の気がこもって、もの寂しく時には一種のすごみさえ感じられる。」

(山本健吉の解説によると「秋声」は和漢朗詠集に出ている詩文まで遡りますが、長文の解説なので以下省略します。)

  

(合本 現代俳句歳時記 角川春樹編)

「秋澄むという季語があるとおり、この清澄な季節なればこそ、すべての物音に耳は聡くなる。遠くの物音でも耳はそれを拾ってしまう。ちょっとした風の葉ずれの音、木の葉に当たる夜更けの雨音、なにもかも、心が内に向かう季節にはふさわしい。作例によっては、必ずしもこれといって具体的な物音を指さない場合のもあり、秋の気配のようなものを捉えて秋の声ということもあるようだ。」

  

(「俳句歳時記」 SHARP電子辞書 

「秋になると雨風の声、物の音などの響きすべてが敏感に、しみじみと感じられる。またこういった具体的な音でなくとも、秋の気配に感じて心の耳に聞こえる声のことをもいう。」

   

(ホトトギス俳句季題便覧 CASIO EX-word電子辞書)

「耳に聞こえるというのではない。心に感ずる音、すなわち秋の気配といったものである。」  

      

このように、歳時記によって季語「秋の声」の解釈が異なります。

ともかく、自分の感性で個性を発揮して未来志向で句作を楽しみましょう。松尾芭蕉は「不易流行」と言い、高浜虚子も同様の趣旨で「古壺新酒」と言っています。

    

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

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2019年8月17日 (土)

(まんぽ俳句) 今朝の庭クマゼミも来て賑々し

     

(2024.8.6更新)  

金柑の小枝に光る蝉の空

(移植した金柑の小枝に空蝉が光っていました。)

  

熊蝉や楓に眠る午後の二時

(写真の中程に楓に熊蝉が止まっていますが、殆どわかりません。)

  

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(2019.8.17の記事)

一木に空蝉五つ蝉時雨

   

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タイトルはブログ用の拙句です。

掲句は夏の季語が二つ(「空蝉」と「蝉時雨」)あり、「季重なりである」と批判されそうですが、蝉の殻が一本の木に5個もあるのが珍しいばかりでなく、蝉時雨の強さが強調されて良いと思って、季重なりを気にせずに詠んだ拙句です。

  

   

最近はアブラゼミ(油蝉・鳴蜩)が多くてクマゼミ(熊蝉)を見かけることは少なかったのですが、今朝は遊歩道の木にも熊蝉や油蝉が賑やかに鳴いたり鳴き止んだりして、正に蝉時雨でした。まだ夏たけなわの猛暑ですが、8月17日は暦や歳時記の上では既に「秋」です。

   

「俳句にカタカナを使うのは良くない。なるべく漢字を使え。」といわれますが、漢字のある言葉は漢字で表現するのが当然ですし、短冊に俳句を書く場合など、カタカナよりも「漢字」や「ひらがな」の方が適しています。

しかし、この記事のタイトルの俳句は、「今朝の庭熊蝉も来て」と表現するより、「クマゼミも来て」とカタカナ表記にするほうが、見た目に分かり易くてインパクトが有り、よいと思いました。

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧になれます。

     

2019年7月29日 (月)

「まんぽ俳句」《ゴルフ特集》(季語と自然)

  

Click here and see  "Bashō's haiku in Japanese and English by L. P. Lovee” in HIA's Column.

  

  

(2024.11.20 更新) 

鳶舞ふ小春のゴルフ有馬冨士

ティーショット彼方の紅葉狙ふかに

小春日のゴルフや疲れに飴くれて

新蕎麦と地酒を惜しみ歓談し

満喫すゴルフ日和の紅葉晴

  

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最初の写真をタップ拡大すると、羽束山の上空にトンビが見えます。  

「鳶」は、季語ではありません。読み方は、「とび」と「とんび」があります。

      

パー八や老のゴルフに秋時雨

時雨るるも八十路のゴルフ恙無く

   

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この写真は、健康管理の月一ゴルフを久しぶりに仲間とプレーした情景の一端です。  

「パー八」は、ゴルフスコアの「par」と「8」や年齢の「88歳」を掛詞にした造語ですが、川柳擬きの「まんぽ俳句」です。

        

薫風やゴルフコンペへゴルフ駈る

有馬冨士ハウスに着けば夏燕

老鶯を指呼に遠音の時鳥

       薫風士

   

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久しぶりのゴルフで初夏の新緑の自然を満喫して、「まんぽ俳句」を口遊み、ゴルフ場の自然の豊かさや臨場感を表現するために、「季重なり」のまま拙句を掲載しました。

   

  

薫風(くんぷう)」「老鶯(ろうおう)」「時鳥(ほととぎす)」はいずれも夏の季語です。

     

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2023年1月19日に、NHK朝の天気予報で何方かが、「1月19日はいいくのひ」だと言っていました。

ブログ「俳句HAIKU」へのアクセス累計は、令和5117日には縁起の良い数字「880,770件」に達しました。(写真参照)

    

(P.S. 2022.12.7) 

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十四節気の「大雪」(たいせつ)は快晴のゴルフ日和でしたが、最高気温が10℃の冷たい風に身体が固くなり、ゴルフスコアは散々でした。

  

   

大雪の一日ゴルフに恙無く

大雪の風に悴みこのスコア

ショットの勘18番で取り戻し

  

   

(P.S. 2022.10.23) 

2022年10月23日、日本オープンゴルフ選手権で蝉川泰果が95年ぶり日本OPアマチュアV 史上初のツアー2勝目を達成しました。

  

(P.S. 2022.9.14)

ショットをし手袋を脱ぎ汗を拭き

  

掲句はブログ用日記俳句で「季重なり」です。

  

月一健康ゴルフを仲間としましたが、「猛暑日」で汗だくになりました。 

        

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ウクライナ紛争についてプーチン大統領や世界の指導者が賢明な決断をしてくれることを切望して、「やむにやまれぬ思い」を書きました。

  

青色文字(タイトル)をクリックして、「血に染むなドニエプルてふ春の川」ご覧下さい。

       

(2019.7.29)  

春麗のバンカーショットピン傍へ  

ゴルフ駆り梅雨に負けじとゴルフ場  

     

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Img_4572掲句の「ゴルフ」は「車のゴルフ」と「スポーツのゴルフ」を掛けた川柳もどきの駄洒落ですが、「梅雨」を「雨」に変えると、まさに川柳になります。  

  

雨催ひグリーンの頭上夏燕

  

「燕」は春の季語なので「夏燕」と表現しましたが、燕はやはり雨が好きなのか、先日も雨の降る前に庭に飛んで来るのを見かけました。

   

快音の白球追へば夏燕

ティーショットの行方を見ると燕が飛翔していました。

   

夏燕急旋回すフェアウェイ

ワンオンのボールを見れば留まる  

  

「虻」は春の季語ですが、久しぶりのワンオンが珍しいのかボールに留まっていました。これは冗談ですが事実です。歳時記の季語にあまり捉われないで見たままの自然を気軽に詠むのが良いと思っています。

   

梅雨晴れ間はや蜻蛉飛ぶゴルフ場   

蜻蛉」は秋の季語ですが、ワンオンを祝うかのように、飛び交いました。

  

五月雨に二度もワンオン晴れ男  

  

五月雨」は夏の季語です。五月雨と言えば、芭蕉の有名な俳句「五月雨を集めて早し最上川」を思い浮かべますが、「健康管理の月一ゴルフ」をしている薫風士にとっては、「二度もワンオン」とは久しぶりの快挙で、臆面もなく駄句を口ずさみました。

  

道に立つ候補者を打つ梅雨の雨   

 

市会議員候補者が帰路の道で支持を訴えていました。 

    

憲法改正論議が高まるでしょうが、日本の平和は世界平和が維持されない限り維持できないことを肝に銘じて、政治家、特に、与党議員は平和憲法に基づく象徴天皇の民主主義体制を堅持し、自衛体制を整えるだけでなく、日本の平和憲法の精神を世界共通の精神にすべく、努力してくれることを切望しています。 

   

日本の政治家のみならず、アメリカやロシアの大統領など、世界の政治指導者にも、日本国憲法の前文を冒頭から下記の最後まで、是非読み返してほしいものです。

  

特に、最後の「日本国民は」を次のように「わが国民は」と読み替えて、自国の政治姿勢を反省してほしいと思っています。

  

「われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

わが国は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」

   

この薫風士(L.P. Lovee)の思いを皆さんでシャエアして頂ければ有難いです。 

 

ここをクリック(タップ)して、「山笑うバンカーショット儘ならず(俳句HAIKU・ゴルフ)」をご覧下さい

  

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写真はクリックすると拡大します。最後の写真に有馬富士が写っています。

    

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「和文俳句」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

     

2019年7月16日 (火)

「貴船神社」と「川床」(吟行俳句・写真集)

   

Click here to see “Bashō's haiku in Japanese and English by L. P. Lovee”

       

7月8日の朝の天気予報によると梅雨晴れが一日は期待できそうだったので、急に思い立って京都の貴船に吟行に行き詠んだ吟行句(まんぽ俳句)と写真を掲載します。

   

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(京阪電車・京橋駅ホームにて) 

  

梅雨晴間ホームに立ちし旅心

    

    

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叡電・貴船口駅にて)   

  

降り立てば貴船の瀬音風涼し 

   

  

「川床」は貴船では「かわどこ」と呼ぶそうですが俳句では「ゆか」と読み、「夏の季語」です。

 

7月8日は貴船神社の「水まつり」や「星祭」があり、和服姿の若い女性をよく見かけました。

       

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(真真庵にて) 

  

貴船川草履の並ぶ川床座敷

   

  

貴船てふ地酒も美味し川床料理

   

  

冷やし酒鴉は岩で清水飲み

  

写真をよく見れば、黒っぽい大きな岩の間で鴉が水を飲んでいるのがわかるでしょう。)

   

   

    

河鹿なく高き瀬音や箸を置く

  

(河鹿のきれいな鳴き声を実際に初めて聞きました。

ここをクリック(タップ)して、「ひとはく」(人と自然の博物館)のサイトにある河鹿の美しい音色をお聴き下さい

  

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Img_4490_2貴船神社にて)

   

   

   

本殿へ登り詰めたる老の汗

  

  

星祭る貴船の馬像白と黒

   

   

向ひ合ふ馬像の由来梅雨の晴

   

   

みずうらや浮かぶ大吉青葉風

  

   

   

  

(帰路の叡電で)

  

梅雨晴の貴船の一日惜しみけり

    

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俳画や写真俳句において、俳句と画像の付き過ぎは良くないとされていますが、吟行俳句を作る参考になればとの思いから、即興句とその情景の写真を掲載しました

  

   

(注)青色文字をクリックすると、関連の解説記事をご覧になれます。

   

       

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

    

2019年7月13日 (土)

「片陰」(俳句の文法・口語と文語)

   

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ここをクリックすると「歳時記」の「片陰」の例句をご覧になれます

  

      

俳句上達のコツは、ともかく見たこと感じたことを「5-7-5」のリズムに表現し、そのリズムを身に付けることでしょう。

投句する場合にはそれを推敲すればよいのですから・・・。

  

A)片陰を辿り訪ねた丘の街 

(B)片陰を辿り訪ねし丘の街

(C)遊歩道片陰光る水溜り

(D)片陰に移ろう光水溜り

(E)片陰に光移ろふ(にわたずみ)

(F)片陰の移ろふ光

   

(A)の「訪ねた」は口語で散文的に響きますが、

(B)の「訪ねし」は文語で詩的な響きがあり、

俳句としては(B)の方がよいでしょう。

(C)は、文語・口語の違いはありません。

(D)の「移ろう」は「水溜りの光が移ろう」のか「作者が片蔭に移ろうとしているのか」曖昧になり、不適切です。

(E)と(F)の「移ろふ」は文語(旧仮名遣)です。

口語の「移ろう」でも「水溜りの光が移ろうこと」を詠んでいることは明瞭ですが、文語の方が詩的な印象があるでしょう。

このように、旧仮名遣にはそれなりのメリットがあります。

(広辞苑などの辞書には現代仮名遣の後に旧仮名遣が付記されているので簡単に確認できます。)

    

ちなみに、前回の「まんぽ俳句」に掲載した紫陽花の俳句

梅雨晴れ間垣根溢れる額の花」は口語俳句ですが、

文語俳句にすると梅雨晴れ間垣根溢るる額の花」となります。

(現に見ている情景なので、「梅雨晴れ間垣根溢れし額の花」とはしません。)

  

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青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事(タイトル)が表示されます。記事のタイトルをタップ(クリック)して、ご覧下さい。

  

2019年6月28日 (金)

《紫陽花・七変化・あじさゐ》(俳句と写真)

     

アナベルを時の記念日挿し木せり

アナベルてふ紫陽花色を変へざると

句を口に紫陽花愛づや漫歩道

           (薫風士)

   

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先日、駄句を口遊みながら散歩をして、ブログ記事を書きました。

俳句と写真《まんぽ道の紫陽花》」をご覧下さい。

青色文字(タイトル)をクリックすると、ご覧頂けます。

   

冒頭の写真は2019年に吟行で神戸市立森林植物園に行った際に撮った「園内マップ」と紫陽花です。 

森林公園木の化石モリアオガエルなど、写真に興味がれば最後の写真集をご覧下さい。 

写真はタップすると拡大します。

  

兵庫県の高齢者は有難いことに入園料が無料でした。

見事な紫陽花が咲き誇っている小径を散策し、満足しました。

今後も季節ごとに訪れて森林浴をし、健康維持に努めたいと思っています。

  

紫陽花や幾千万年経し化石  

紫陽花をバックに自撮り若夫婦 

         (薫風士)

  

紫陽花の小径行き交う笑顔かな 

薫風士・L.P. Lovee訳

  (smiles; going and coming; the path of hydrangea)

      

歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。詳細は青色文字の季語をクリックしてご覧下さい。

  

紫陽花1

かなしみは時が癒せり濃紫陽花 

        (明田和子)

   

紫陽花2

紫陽花や青より昏るる小径かな 

        (河合笑子)

  

紫陽花3

紫陽花や癒しの青き雨雫  

      (原田喜久子)

  

紫陽花4

紫陽花の濡れつつ色を尽しけり 

        (横溝幸子)

 

紫陽花5

紫陽花に夜の暗さの籠りをり 

        (飛高隆夫)

 

紫陽花6

蝦夷松に蔓紫陽花の絡みたる 

        (廣瀬雅男)

 

紫陽花7

気詰りの眼のやりどころ濃紫陽花 

        (中山純子)

 

紫陽花8

紫陽花や藪を小庭の別座敷  

          (芭蕉

 

紫陽花9

朝の雨さと晴れ渡る紫陽花忌 

        (山下良江)

  

七変化1

七変化猫が伸びする塀の上 

       (鈴木多枝子)

 

七変化2

七変化先月よりは三変化  

       (稲畑廣太郎)

 

額の花

路地越しのスカイツリーや額の花 

        (原和三)

 

  

あじさゐ1

あぢさゐは絶対藍の礼讃派  

       (大橋敦子)

  

あじさゐ2

あぢさゐの弾む影あり鯉の池 

        (関まさを)

  

あじさゐ3

あぢさゐや寺の奥なる芭蕉句碑 

         (池田節)

   

   

この化石木は神戸層群で発見されたものです。

  

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この写真は、現役時代に畏友とも言うべき知人(弁護士)からご恵送頂いたご母堂の画集の表紙ですが、几帳面な方のご母堂ならではのほのぼのとした画集です。

  

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2019年3月17日 (日)

「鶯」・「初音」の俳句を楽しもう!

   

(2024.2.18 更新)

ふれあいの寄席果てし帰路初音かな

なめらかや落語も帰路の鴬も

        (薫風士)

  

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地区のふれあい活動推進協議会主催の「ふれあい寄席」で桂笑金さんと笑福亭瓶吾さんの落語を聞き、帰路には、寒々とした昨日が嘘のような春の陽気に鶯が落語の面白さとは異なる滑らかさで初音を聞かせて呉れて、久しぶりに癒され、冒頭のまんぽ俳句を口ずさみました。

    

  

この「ふれあい寄席」では政治問題は全く触れられませんでしたが、繁昌亭の落語で政治を小話に取り上げることはあるのでしょうか?

2月24日に繫昌亭(朝席)で開催予定の「落語怪談・百物語」の小話に、次の記事も参考にして頂けると望外の喜びです。

    

若い世代の人々が結婚して子孫を残したいと、未来に希望の持てるように、岸田内閣が聞く耳を生かした政策を推進してくれることを切望していますが、その実現の為には、若者や女性がもっと政治に関心を持ち、政治を我が事として声をあげることが必要でしょう

  

有るのが当然と思っている水道や電気が止まると、その有難さが分かりますが、自由と平和についても無くなってから気付くようでは困ります。

  

政治に関わっている方々には、「高邁なことをしているつもりでしていることが公明正大か?」「真に国民の幸せをもたらすことをしているか?」「物忘れが多くなったから引退すべきではないか?」etc. 常々、謙虚に謙虚に、自省してくれることを願っています。

大局をわきまえずに1円や2円の類のことばかりに拘り過ぎるとか、政治に無関心でいるとか、etc. 聞く耳をもった政治家をないがしろにしていると、日本もナチスのような煽動政治家やプーチンとか、誰かさんのようなアナクロ専制主義者に振り回される国になるのではないかと、危惧しています

     

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この写真のとおり、2024年2月19日午前0時現在の「俳句HAIKU」へのアクセス累計は1,078,898件と、縁起の良い数字が面白い並び方をしています。

(写真をタップ拡大してご覧下さい。)

   

落語家の皆さんも、「夏祭り最後を飾る揚げ花火」の「X」(旧Twitter)に関わる俳句をご一読頂き、薫風士の危惧をご理解の上、その思いをシェアして小話にして頂けると有難いです。

     

(2023.6.2更新)

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梅雨の雨の朝、庭の小さな梅の木に鶯(老鶯)が来ていました。

梅の木の左側中ほどに梅の木の葉に似た鶯が見えます。

     

ウクライナへのロシア軍侵攻について「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠んだ記事をご覧下さい。

血に染むなドニエプルてふ春の川

春一番この発言はおぞましき  

(青色文字をクリックすると、ご覧頂けます)

      

次の写真はカラー図説 日本大歳時記の「鶯」の解説記事の一部です。 

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(写真はクリックすると拡大します)  

  

  

  

昨日ゴルフをして鶯の初音を聞き、浮かんだ拙句を歳時記(俳誌のサロン)の前座として掲載します。

     

ちらつきし春雪止みてゴルフ場

ティーショット構へる背に聞く初音

鶯に気を奪はれてミスショット

ミスショット厭はず惜しむ初音かな

鶯の声に快音ティーショット

鶯の高音の彼方有馬富士

鶯の声しきりなりゴルフ場

初音して駄句口ずさむゴルフかな

初音の日月一(つきいち)ゴルフこのスコア

  

「歳時記」(俳誌のサロン)から気の向くままに「鶯」や「初音」の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。 

(青色文字の季語をクリックすると「歳時記」の詳細がご覧になれます) 

   

初音1

初音して海ひらけくる切通し 

         (水原春郎

 

初音2

石磴を上りゐしとき初音降る 

         (廣畑育子

  

鶯1

よく咲きて鶯の来し老樹かな 

         (鈴木白洋

 

鶯2

鶯の声に日課の歩をのばす   

       (久保田喜代

  

鶯3

新参の鴬啼ける新居かな   

         (新実貞子

 

鶯4

川へだて聞く鶯の朝の声   

         (鈴木幾子

 

鶯5

鶯の初音の宿の朝餉かな   

         (川井素山

  

うぐひす

うぐひすや木喰の里静もりて 

         (青木政江

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

     

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2019年2月28日 (木)

「探梅」・「観梅」の俳句と写真

   

故郷を「まんぽ俳句」で元気にしよう!

  

 この路を我等が行くや探梅行

掲句の「この路」で芭蕉の俳句「此道や行人なしに秋の暮」を思い出しましたが、この俳句は高浜虚子が53歳(昭和2年・1927) に詠んだ句です。

ここをクリック(タップ)して、解説記事「高濱虚子の100句を読む」(坊城俊樹著)をご参照下さい

     

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青色文字をクリック(タップ)してリンク記事をご覧下さい。 

    

写真は神戸・岡本梅林公園の梅見観梅)をして撮ったものですが、ここをクリックして、岡本梅林公園の由来・行事や写真(梅祭実行委員会のHP)をご覧下さい。 

   

前座に拙句を掲載します。

   

探梅に神戸岡本訪ねけり

探梅や駆け行く幼追ふ老躯

          (薫風士

         

歳時記俳誌のサロン)から「探梅」の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。    

  

一輪に探梅心芽生えけり

       (稲畑廣太郎

 

水音の奥へ奥へと探梅す  

         (神蔵器)

 

探梅やここまでくればあきらめも 

         (平子公一)

 

一人づつ増えて探梅らしくなる 

         (中原道夫

 

梅探しゐるポケットにワンカップ 

         (川端俊雄)

 

これほどの坂とは知らず探梅行 

          (館容子)

 

人のあとばかり歩いて探梅行 

         (吉原一暁)

 

探梅やたどる山路の暮れそめて 

         (浅井美子)

 

探梅行帰路の大きな夕日かな 

         (川井政子)

 

よき地酒あり探梅もそこそこに 

         (安陪青人)

   

上記の一連の例句を読むと、昔の人々が連歌俳諧を楽しんだことが分かるような気がします。

「『俳句の面白さ・楽しさ』を多くの人々が知り『俳句の輪』を広げてほしい」と思っています。

我田引水ですが、高浜虚子もこのような思いで冒頭の俳句「この路」を詠んだのではないでしょうか?

「この路」の俳句を日本の進むべき道の比喩であると解釈し、「八月の俳句に思うこと」と合わせて読むと、「高浜虚子は俳句を通じて平和を希求していた」と言えるでしょう。 

  

俳句(俳諧)の世界遺産登録運動の草の根運動の一助になればとの思いでささやかなブログを書いていますが、この思いを皆さんがお友達とシェアして頂けると望外の喜びです。

          

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2018年11月27日 (火)

俳句《冬の薔薇・冬薔薇》

    

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ここをクリック(タップ)すれば「冬の俳句特集」をご覧になれますが歳時記(俳誌のサロン)などから気の向くままに「冬薔薇」の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。

  

例句の詳細は青色文字(季語)をクリック(タップ)してご覧下さい。

      

冬の薔薇1

冬薔薇や気になる人のとほくゐて 

         (環順子)

   

冬薔薇古城に聴きしオルゴール 

              (川端和子)

(注)俳誌のサロン「歳時記」(2015.12.27)の「古域」は「古城」の入力ミス・文字化けと判断し、修正して掲載しています。

  

冬薔薇を贈られしより誕生日 

        (稲畑汀子)

   

第九歌ふ壇に深紅の冬薔薇 

        (吉見文子)

  

冬の薔薇2

したたかにこの世を生きて冬薔薇 

        (栢森定男

   

冬薔薇にはにかむ色もありにけり 

        (菊地一枝)

  

精一杯生きて八十路や冬の薔薇 

         (筏愛子)

   

子の文に癒やされし夜の冬薔薇 

       (相沢有理子)

  

冬の薔薇3

喜寿の友米寿の吾へ冬薔薇 

       (松崎鉄之介)

   

冬薔薇開かぬまゝに友逝きし 

        (舩越美喜)

   

友の訃の葬無しとのみ冬薔薇 

        (相良牧人)

   

妻逝くも吾は翁ぞ冬の薔薇 

        (林友次郎)

  

冬の薔薇4

文机の冬薔薇匂ふ芙美子の間 

      (小石川後楽園)

   

新築の槌音うれし冬薔薇 

        (林友次郎)

   

冬薔薇の紅き蕾のままに落つ 

        (前川明子)

   

冬薔薇の風に吹かれて中之島 

       (出口貴美子)

  

冬の薔薇5

表札の外されてをり冬の薔薇 

        (加藤惠子)

   

とぼとぼと帰りの道に冬薔薇 

         (秋川泉)

  

筆まか勢

一輪の冬ばら投げてフィギュア終ふ

     (小川濤美子

  

冬薔薇の咲いてしをれて人遠き

       (日野草城

  

冬薔薇の蕾のままに昭和果つ

       (五島久子

   

菊枯れて冬薔薇蕾む小庭かな

       (正岡子規

   

銀座には銀座の生活冬薔薇

       (高木晴子

  

最後に拙句(まんぽ俳句)をご笑覧下さい。

暮れ近き土佐堀川や冬の薔薇

黄の一輪狭庭に凛と冬薔薇

白と黄の一輪ごとの冬の薔薇

丈高き白き一輪冬薔薇

門先に白き一輪冬の薔薇

門入ればアーチに一つ冬の薔薇

冬薔薇のアーチに著し白一輪

冬薔薇のアーチに偲ぶ逝きし友

   

「冬薔薇」は「ふゆそうび」か「ふゆばら」と5・7・5のリズムに読み、「著し」は「しろし」と読んで下さい。

     

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