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2019年3月17日 (日)

「鶯」・「初音」の俳句を楽しもう!

   

(2025.2.27 更新)

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冒頭の写真は、令和7年1月4日未明現在の俳句HAIKU 記事へのアクセス累計です。

二つ目の写真は、2月9日(日)午後1時開催予定の「ふれあい寄席」の案内チラシです。

 

ふれあいの寄席果てし帰路初音かな

なめらかや落語も帰路の鴬も

        (薫風士)

  

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地区のふれあい活動推進協議会主催の「ふれあい寄席」で桂笑金さんと笑福亭瓶吾さんの落語を聞き、帰路には、寒々とした昨日が嘘のような春の陽気に鶯が落語の面白さとは異なる滑らかさで初音を聞かせて呉れて、久しぶりに癒され、冒頭のまんぽ俳句を口ずさみました。

    

  

この「ふれあい寄席」では政治問題は全く触れられませんでしたが、繁昌亭の落語で政治を小話に取り上げることはあるのでしょうか?

2月24日に繫昌亭(朝席)で開催予定の「落語怪談・百物語」の小話に、次の記事も参考にして頂けると望外の喜びです。

    

若い世代の人々が結婚して子孫を残したいと、未来に希望の持てるように、岸田内閣が聞く耳を生かした政策を推進してくれることを切望していますが、その実現の為には、若者や女性がもっと政治に関心を持ち、政治を我が事として声をあげることが必要でしょう

  

有るのが当然と思っている水道や電気が止まると、その有難さが分かりますが、自由と平和についても無くなってから気付くようでは困ります。

  

政治に関わっている方々には、「高邁なことをしているつもりでしていることが公明正大か?」「真に国民の幸せをもたらすことをしているか?」「物忘れが多くなったから引退すべきではないか?」etc. 常々、謙虚に謙虚に、自省してくれることを願っています。

大局をわきまえずに1円や2円の類のことばかりに拘り過ぎるとか、政治に無関心でいるとか、etc. 聞く耳をもった政治家をないがしろにしていると、日本もナチスのような煽動政治家やプーチンとか、誰かさんのようなアナクロ専制主義者に振り回される国になるのではないかと、危惧しています

     

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この写真のとおり、2024年2月19日午前0時現在の「俳句HAIKU」へのアクセス累計は1,078,898件と、縁起の良い数字が面白い並び方をしています。

(写真をタップ拡大してご覧下さい。)

   

落語家の皆さんも、「夏祭り最後を飾る揚げ花火」の「X」(旧Twitter)に関わる俳句をご一読頂き、薫風士の危惧をご理解の上、その思いをシェアして小話にして頂けると有難いです。

     

(2023.6.2更新)

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梅雨の雨の朝、庭の小さな梅の木に鶯(老鶯)が来ていました。

梅の木の左側中ほどに梅の木の葉に似た鶯が見えます。

     

ウクライナへのロシア軍侵攻について「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠んだ記事をご覧下さい。

血に染むなドニエプルてふ春の川

春一番この発言はおぞましき  

(青色文字をクリックすると、ご覧頂けます)

      

次の写真はカラー図説 日本大歳時記の「鶯」の解説記事の一部です。 

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(写真はクリックすると拡大します)  

  

  

  

昨日ゴルフをして鶯の初音を聞き、浮かんだ拙句を歳時記(俳誌のサロン)の前座として掲載します。

     

ちらつきし春雪止みてゴルフ場

ティーショット構へる背に聞く初音

鶯に気を奪はれてミスショット

ミスショット厭はず惜しむ初音かな

鶯の声に快音ティーショット

鶯の高音の彼方有馬富士

鶯の声しきりなりゴルフ場

初音して駄句口ずさむゴルフかな

初音の日月一(つきいち)ゴルフこのスコア

  

「歳時記」(俳誌のサロン)から気の向くままに「鶯」や「初音」の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。 

(青色文字の季語をクリックすると「歳時記」の詳細がご覧になれます) 

   

初音1

初音して海ひらけくる切通し 

        (水原春郎

 

初音2

石磴を上りゐしとき初音降る 

        (廣畑育子

  

鶯1

よく咲きて鶯の来し老樹かな 

        (鈴木白洋

 

鶯2

鶯の声に日課の歩をのばす   

      (久保田喜代

  

鶯3

新参の鴬啼ける新居かな   

        (新実貞子

 

鶯4

川へだて聞く鶯の朝の声   

        (鈴木幾子

 

鶯5

鶯の初音の宿の朝餉かな   

        (川井素山

  

うぐひす

うぐひすや木喰の里静もりて 

        (青木政江

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

     

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2019年2月28日 (木)

「探梅」・「観梅」の俳句と写真

   

故郷を「まんぽ俳句」で元気にしよう!

  

 この路を我等が行くや探梅行

掲句の「この路」で芭蕉の俳句「此道や行人なしに秋の暮」を思い出しましたが、この俳句は高浜虚子が53歳(昭和2年・1927) に詠んだ句です。

ここをクリック(タップ)して、解説記事「高濱虚子の100句を読む」(坊城俊樹著)をご参照下さい

     

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青色文字をクリック(タップ)してリンク記事をご覧下さい。 

    

写真は神戸・岡本梅林公園の梅見観梅)をして撮ったものですが、ここをクリックして、岡本梅林公園の由来・行事や写真(梅祭実行委員会のHP)をご覧下さい。 

   

前座に拙句を掲載します。

   

探梅に神戸岡本訪ねけり

探梅や駆け行く幼追ふ老躯

          (薫風士

         

歳時記俳誌のサロン)から「探梅」の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。    

  

一輪に探梅心芽生えけり

       (稲畑廣太郎)

 

水音の奥へ奥へと探梅す  

         (神蔵器)

 

探梅やここまでくればあきらめも 

         (平子公一)

 

一人づつ増えて探梅らしくなる 

         (中原道夫)

 

梅探しゐるポケットにワンカップ 

         (川端俊雄)

 

これほどの坂とは知らず探梅行 

          (館容子)

 

人のあとばかり歩いて探梅行 

         (吉原一暁)

 

探梅やたどる山路の暮れそめて 

         (浅井美子)

 

探梅行帰路の大きな夕日かな 

         (川井政子)

 

よき地酒あり探梅もそこそこに 

         (安陪青人)

   

上記の一連の例句を読むと、昔の人々が連歌や俳諧を楽しんだことが分かるような気がします。

「『俳句の面白さ・楽しさ』を多くの人々が知り『俳句の輪』を広げてほしい」と思っています。

我田引水ですが、高浜虚子もこのような思いで冒頭の俳句「この路」を詠んだのではないでしょうか?

「この路」の俳句を日本の進むべき道の比喩であると解釈し、「八月の俳句に思うこと」と合わせて読むと、「高浜虚子は俳句を通じて平和を希求していた」と言えるでしょう。 

  

俳句(俳諧)の世界遺産登録運動の草の根運動の一助になればとの思いでささやかなブログを書いていますが、この思いを皆さんがお友達とシェアして頂けると望外の喜びです。

          

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2018年11月27日 (火)

俳句《冬の薔薇・冬薔薇》

    

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ここをクリック(タップ)すれば「冬の俳句特集」をご覧になれますが歳時記(俳誌のサロン)などから気の向くままに「冬薔薇」の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。

  

例句の詳細は青色文字(季語)をクリック(タップ)してご覧下さい。

      

冬の薔薇1

冬薔薇や気になる人のとほくゐて 

         (環順子)

   

冬薔薇古城に聴きしオルゴール 

              (川端和子)

(注)俳誌のサロン「歳時記」(2015.12.27)の「古域」は「古城」の入力ミス・文字化けと判断し、修正して掲載しています。

  

冬薔薇を贈られしより誕生日 

        (稲畑汀子)

   

第九歌ふ壇に深紅の冬薔薇 

        (吉見文子)

  

冬の薔薇2

したたかにこの世を生きて冬薔薇 

        (栢森定男

   

冬薔薇にはにかむ色もありにけり 

        (菊地一枝)

  

精一杯生きて八十路や冬の薔薇 

         (筏愛子)

   

子の文に癒やされし夜の冬薔薇 

       (相沢有理子)

  

冬の薔薇3

喜寿の友米寿の吾へ冬薔薇 

       (松崎鉄之介)

   

冬薔薇開かぬまゝに友逝きし 

        (舩越美喜)

   

友の訃の葬無しとのみ冬薔薇 

        (相良牧人)

   

妻逝くも吾は翁ぞ冬の薔薇 

        (林友次郎)

  

冬の薔薇4

文机の冬薔薇匂ふ芙美子の間 

      (小石川後楽園)

   

新築の槌音うれし冬薔薇 

        (林友次郎)

   

冬薔薇の紅き蕾のままに落つ 

        (前川明子)

   

冬薔薇の風に吹かれて中之島 

       (出口貴美子)

  

冬の薔薇5

表札の外されてをり冬の薔薇 

        (加藤惠子)

   

とぼとぼと帰りの道に冬薔薇 

         (秋川泉)

  

筆まか勢

一輪の冬ばら投げてフィギュア終ふ

     (小川濤美子

  

冬薔薇の咲いてしをれて人遠き

       (日野草城

  

冬薔薇の蕾のままに昭和果つ

       (五島久子

   

菊枯れて冬薔薇蕾む小庭かな

       (正岡子規

   

銀座には銀座の生活冬薔薇

       (高木晴子

  

最後に拙句(まんぽ俳句)をご笑覧下さい。

暮れ近き土佐堀川や冬の薔薇

黄の一輪狭庭に凛と冬薔薇

白と黄の一輪ごとの冬の薔薇

丈高き白き一輪冬薔薇

門先に白き一輪冬の薔薇

門入ればアーチに一つ冬の薔薇

冬薔薇のアーチに著し白一輪

冬薔薇のアーチに偲ぶ逝きし友

   

「冬薔薇」は「ふゆそうび」か「ふゆばら」と5・7・5のリズムに読み、「著し」は「しろし」と読んで下さい。

     

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

   

2018年11月20日 (火)

有馬・瑞宝寺公園 (紅葉の俳句と写真)

 Click here to enjoy bilingual haiku in English. 

 

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11月9日に有馬温泉瑞宝寺公園を吟行し、時雨上がりの明るい空の下に目を見張る美しい紅葉を満喫することが出来て非常にラッキーでした。

   

写真と拙句を掲載しますが、圧倒されるような美しさはとても満足に表現できません。

   

(写真はタッチ・タップして拡大できます。青色文字をクリックすして、歳時記や解説記事をご覧下さい。)

   

・目を見張る紅葉彩る瑞宝寺

  

・晴れ男句作に興じ紅葉狩

  

・行く程に瀬音高まる紅葉径

   

・有馬路の癒しの森の紅葉かな

  

・一行の去りて瀬音や紅葉園

  

太閤の碁盤てふ石紅葉置く

  

・句帳手の俳人の背散る紅葉

  

・紅葉径尺八の音の嫋嫋

  

白き杖暫し佇む紅葉狩

   

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2018年8月30日 (木)

ポーランドの旅(写真と俳句 講演のことなど)

   

祈りつつアウシュビッツの夏の野を 

   

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掲句はチュヌの主人(薫風士)が俳句講演のためにアウシュビッツを詠んだ俳句です。

   

   

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(写真はクリックすると拡大します。青色文字をクリックするとリンクした解説記事などをご覧になれます。)

   

   

講演はポーランドの「ルブリン県」の温泉町で開催された音楽祭の機会に行いました。

  

   

・晴れ渡る温泉町や白鳥来

・白鳥来平和の国を永久(とこしえ)に 

   
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講演のタイトルは「Let's enjoy haiku!」で、「World piece through haiku」をサブタイトルにし、ファン・ロンパイ前EU大統領(日本EU俳句交流友好大使)と写したツーショットを掲載させて戴くなど、工夫を凝らし好評でした。

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・晴れ渡るアウシュビッツや青葉風

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・貨車一つ鉄路の遺跡夏草に

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・青嵐ホロコーストの灰の池

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・青嵐アウシュビッツの呻き声

   

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アウシュビッツ見学の当日は好天気で平和なポーランドを象徴しているように思いましたが、時々耳に唸るように強い風が吹き、「ナチス犠牲者の霊の呻き声」ではないかなどと感じました。

  

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クラクフや古都を見下ろす塔涼し

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・聖堂の時報のラッパ夏の空

  

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・新装のショパン生家や青葉風

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庭涼しショパン生家のピアノ曲

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・聖堂に響くオルガン夏の宵 

  

・コンサートホールを出でし園白夜

   

400年前のパイプオルガンのコンサートがカジミエシュ・ドルニーの教会の聖堂で開かれ、たまたま聴く機会がありました。

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ショパンの生家ではショパンコンクールに入賞したピアニストがショパンのポロネーズなどを演奏しました。

  

ちなみに、この俳句の講演をした音楽祭ではイタリアなどから来たピアニストなどが演奏しましたが、日本からは片山柊氏(2017年第41回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、併せて聴衆賞、文部科学大臣賞、スタインウェイ賞受賞)が「エチュード〜書、俳句、一つの線」(細川俊夫作曲)という興味ある曲などを演奏しました。

   

俳句でも音楽と同様に国際交流がもっと促進されることを願っていますが、俳句による人との出会いや音楽との出会いに不思議な縁を感じました。

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。

   

2018年6月30日 (土)

俳句と写真のサイト特集 (「チュヌの便り」より)

  

タイトル(青色文字)をクリックしてご覧下さい。

俳句の鑑賞 <万緑>

南禅寺吟行の俳句・写真(平成26年6月)

奈良公園・柳生の里の吟行(俳句と写真)

ひこにゃんの城へ吟行冬うらら(彦根城写真俳句)

吟行の写真俳句 <神戸布引ハーブ園>(改訂版)

「防災の日」の俳句鑑賞 <「震災・地震・津波」>

楽しい吟行俳句アルバム <芭蕉の足跡・加賀路>

吟行は楽しい! 俳句アルバム(若狭・小浜の旅)

俳句の鑑賞 <極暑・酷暑・炎暑>

吟行俳句)冬浅き近江八幡巡りけり

西近江路・琵琶湖周辺の吟行俳句と写真 (改訂版)

楽しい吟行の俳句アルバム(岡山城と後楽園ほか)

若葉の俳句を作って楽しもう!

紅葉の俳句と写真集(改訂版)

Lovee’s Haiku

俳句と写真(イタリア旅行) HAIKU & pictures (Trip to Italy)

HAIKU & Pictures (Trip to E. Europe)

HAIKU & Pictures (Trip to Turkey)

HAIKU & pictures (Trip to Russia)

 

2018年1月12日 (金)

「風光る」俳句・写真特集・神戸メリケンパーク(改定版)

   

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季語「風光る」について、合本現代俳句歳時記(角川春樹編)は次のとおり解説しています。

   

「春光を吹き渡る風が光るように感じられるさま。やわらかな風が木の枝をゆらし、光が揺れ、まるで風と光とが同時にいのちを宿したごとく動く感覚を(とら)えて成した、みごとな季語というべきである。」 

  

シャープ電子辞書の広辞苑には次のとおり解説されています。

「春になってだんだん日光が強くなると、吹く風が何となく鋭く光るように感ぜられる。春風との同趣同工を避くべきである。」

    

ご覧の写真は先日チュヌの主人が神戸メリケンパークで写したものです。

    

復興のメリケンパーク風光る       

風薫る開港記念音楽祭 

         (薫風士)

  

5月21日(日)には神戸開港150年音楽祭がメリケンパークで開催される予定です。

「BE KOBE」というロゴに興味が湧きインターネットで「神戸公式観光サイト」を見ると、次の記事がありました。

神戸市は、市民の皆さんが神戸に愛着を抱くことや、神戸市民であることを誇りに思う「シビックプライド」の醸成を目指しています。

BE KOBE」は阪神・淡路大震災から20年を機に生まれたロゴマークです。

「BE KOBE」を直訳すると、「神戸であれ」という意味になりますが、皆さんの心の中にある「神戸への想い」を「BE KOBE」に重ねて自由に解釈して頂くことで、神戸市民であることを誇りに思う気持ちの合言葉として定着させていきたいと考えています。

   

阪神・淡路大震災から22年過ぎ神戸は復興しました。 

東日本大震災や熊本地震の被災の方々はまだ復興中でご苦労されています。チュヌの主人は心ばかりの「貧者の一燈」を捧げ速やかな復興を祈っています。

   

歳時記(俳誌のサロン)の「風光る」から海などを詠んだ俳句を抜粋・掲載させて頂きます。 

  

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風光る海の匂ひの観覧車 

       (松木知子)

  

風光る2

風光る神戸元町パン工房 

       (池上幸子)

  

風光る3

沖の帆はひかりとなれり風光る 

       (杉田さだ子)

  

風光る4

瀬戸内は海の十字路風光る 

        (刈米育子)

   

風光る5

風光る八重の汐路を船速く 

        (高谷栄一)

   

風光る6

風光るコバルト色の潮の帯 

        (山本浪子)

   

風光る7

海へ向くベンチに二人風光る 

       (黒滝志麻子)

   

ここをクリックして「防災の日」の俳句鑑賞 <「震災・地震・津波」>をご覧下さい。

ここをクリックすると、メリケンパークの無数の写真(グーグル検索)をご覧になれます。

「退職教授の見果てぬ夢」というサイトに「神戸メリケンパーク」という興味深い解説と写真集があります。(ここをクリックしてご覧下さい。

   

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

   

2017年12月22日 (金)

(吟行俳句)冬浅き近江八幡巡りけり

    

彦根の吟行を終えて国民休暇村近江八幡で句会・会食・一泊した翌日(12月4日)は、路線バスで長命寺を経由水郷巡り船着き場まで行き、6人乗りの手漕ぎ舟で水郷巡りをしました。心配された寒さはそれほどでもなく、老練の船頭の巧みな櫓さばきで枯れ葦の水郷巡りをエンジョイしました。

チュヌの主人(薫風士)が詠んだ俳句と写真を披露させて頂きます。 

(青色文字をクリックすると解説記事をご覧になれます。写真はクリックすると拡大します。)

   

牛鍋長寿の地酒近江かな

長寿てふ地酒に浮かれ年忘れ

宮ヶ浜遠目に柿が花に見ゆ

近江富士浮かべ琵琶湖の冬霞

沖の島夕日に翳る冬紅葉

枯れ葦を巧みに船頭櫓音無く

かいつぶり二羽が水先手漕ぎ舟

枯蘆の影の水面を手漕ぎ舟

  

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最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事は青色文字をタップしてご覧頂けます。

 

   

2017年12月20日 (水)

(写真俳句)埋木舎・玄宮園・楽々園の吟行

   

12月3日は晴れ男に違わず前日と打って変わった絶好の吟行日和でした。

埋木舎(うもれぎのや)玄宮園楽々園彦根城の吟行をしてから近江八幡へ移動し、国民休暇村近江八幡で句会・会食をして一泊しました。

チュヌの主人の吟行句を掲載します。彦根城吟行の俳句と写真はここをクリックしてご覧下さい

青色文字をクリックすると解説記事がご覧になれます。写真はクリックすると拡大します。

      

・主良き埋木舎の冬柳

・小春かな埋木舎のおもてなし

・冬日射す埋木舎の井伊肖像

・茶を愛でし小春の座敷湖東焼

・小春日の時を惜しむや楽々園

・城望む玄宮園や冬うらら

   

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事(タイトル)が表示されます。記事のタイトルをタップ(クリック)して、ご覧下さい。

  

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ひこにゃんの城へ吟行冬うらら(彦根城写真俳句)

    

旅の思い出に写真俳句を作ろう

    

駅出れば直政像や街小春

身繕ひしたる白鳥日に光る

ひこにゃんの迎へし城や冬温し

  

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初冬の彦根城を吟行して晴れ男のチュヌの主人(薫風士)が詠んだ俳句と写真を掲載します。

ここをタップして「冬の俳句特集」もご覧下さい。

「ひこにゃん」といえば、「ひこにゃん」の誕生後間もなく彦根でゴルフをした際にホテルの支配人が「ひこにゃん人気」を嬉しそうに話題にしたことを思い出します。

  

(青色文字をクリックすると解説記事や歳時記がご覧になれます。写真はクリックで拡大します。)

     

天守への急な階段冬日差す

天守より四方に小春の城下町

天守より彼方の湖の冬霞

冬日差す天守仰げば飛行雲

          

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

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2017年10月14日 (土)

「秋麗」の俳句と「深田公園」の写真

   

犬連れとジョガー行き交ひ秋うらら  

愛犬の気ままに園を秋うらら  

飛行雲光りとけゆき秋うらら  

秋麗のホロンピア館映ゆる空   

秋麗の白きマンション聳ゆ空

        (薫風士)

  

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今日(10月8日)は寒露で、明日は「体育の日」なので3連休です。  

朝散歩に出かけた時は爽やかでしたが、帰りは汗ばむ程の行楽日和になりました。    

深田公園薄紅葉も写真のように次第に濃紅葉になり、まさに「秋麗」です。

  

(写真はクリックすると拡大します。青色文字をクリックすると解説や俳句の詳細をご覧になれます。)

  

歳時記の「秋麗」・「秋うらら」から親しみやすい俳句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。 

  

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普段着で行くコンサート秋うらら 

        (島田和子)

  

秋うらら木に登り出す女の子 

        (赤星惠子)

   

秋うらら猫は乳房を見せてをり 

       (永嶋みね子)

   

真つさらな産着干しゐて秋うらら 

      (木藤ヒデ子)

   

秋うららホテルのランチ佳き人と 

        (芝尚子)

   

人よりも犬に見覚え秋うらら 

        (石見邦慧)

  

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引越の荷に猫も積み秋うらら 

        (鈴木照子)

  

秋うらら金太郎飴に子規の顔 

        (浅田光代)

  

秋うららヒマラヤの塩買うてみる 

        (山荘慶子)

  

秋うらら大名となり抹茶席  

       (藤見佳楠子)

  

「ひこにゃん」に人気集中秋うらら 

       (三川美代子)

  

朱の鳥居湖に浮き立ち秋うらら 

         (森清堯)

  

秋うらら3

  

秋うらら孫はひまごに絵本読み 

        (山根征子)

  

秋うらら五台列なる保育カー 

       (懸林喜代次)

   

秋うらら鳶の高舞ふ尼の寺  

        (加藤静江) 

  

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

      

2017年9月27日 (水)

西近江路・琵琶湖周辺の吟行俳句と写真(改訂版)

         

2016年11月、晩秋の西近江路・琵琶湖周辺(高島市)を俳句仲間(神戸同人)と一泊(今津サンブリッジホテル)の吟行旅行・俳句会をしました。

初日(2016.11.6)は近江高島駅から白髭神社→鵜川四十八体石仏群→乙女の池→大溝城址→「琵琶湖周航の歌」記念館(今津港)を吟行しましたが、時々強い風が吹いて今津港で帽子を琵琶湖に吹き飛ばされるなどのハプニングがありました。

翌日(11月7日:立冬)は穏やかな日和に恵まれてメタセコイアの大並木を車で往復見物し、マキノピックランドでのんびりと吟行し、サンブリッジホテルで句会をしました。因みに、夜明けにホテルの窓から琵琶湖を眺めると日の出の太陽が湖面に映り光が橋のように伸びましたが、ホテルの名称の「サンブリッジ」はその風景とは関係ないそうです。    

青色文字をクリックすると解説や「歳時記」の俳句などがご覧になれます。写真はクリックすると拡大されます。

  

先ずチュヌの主人(俳号:さとし)の俳句を掲載しますが、最後に掲載した22枚の写真を見て疑似吟行をお楽しみ頂ければ幸いです。

   

行く秋の一日を惜しむ西近江

朱の鳥居すくと琵琶湖の暮れの秋

初冬の白髭神社翁の碑

柔和なる鵜川石仏小春の日

比良下ろし止みよろめくや城址の磴

(ひつじ)(うみ)を左右に直線路

訪ね来し安曇川の(やな)崩れ跡

(にお)の群れ朝日に白く黒く飛ぶ

三角に朝日に光る鳰の水脈(みお

吹き飛びし帽子拾ふ()鳰の湖

初冬(はつふゆ)の吟行日和ピックランド

ピックとは所縁(ゆかり)を論じ小春の園

小林檎を捥ぎて味見すマキノの園

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

   

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2017年9月 3日 (日)

写真俳句 <万緑>(改訂版)

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・万緑やブレイブボード巧みの子

・万緑の苑に早朝太極拳

・万緑に聳ゆマンション朝日差す

・万緑や光の中をペダル踏む

・万緑の窓に一点紅の薔薇

・万緑や吟行の友吾庭に来

・万緑の一日淡路の夢舞台Cimg3787

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掲句はチュヌの主人(薫風士)が作ったブログ写真の説明用俳句です。

写真はチュヌの主人が深田公園を散歩して、「ひとはく」のホロンピア館前の広場で巧みにブレイブボードをしている女の子を見て撮ったものや淡路夢舞台で開催された母校同窓会に参加した際に淡路島国営明石海峡公園を散策して撮ったもの等、「万緑」の写真です。 

  

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最後の最後の写真は、NHK-TV の二ュ-ス画面の一部分です。

  

  

吟行の写真俳句 <神戸布引ハーブ園>(改訂版)

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・万緑や夢風船てふロープウェイ

 

・万緑のハーブ園歩し香に酔へり

 

・万緑にほのかな色や煙の木

 

・万緑や風の丘より茅渟の海

 

新緑のハーブの美味し鶏料理

青色の文字をクリックすると、解説などをご覧になれます。

写真はクリックすると拡大します。

     

俳句は身近なことや自分の思いなどを詠んで気軽に作るとよい」ということを知ってほしい、との思いから敢えてチュヌの主人(薫風士)の吟行の即興句や写真を掲載しました。 

2017年8月28日 (月)

俳句《新涼・涼新た》

      

(2024.8.30 更新)

始球式デコピン駆けて涼新た

       薫風士

   

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この写真は、大谷翔平の愛犬「デコピン」の活躍を報道したしたニュース(メジャーリ-グ始球式など)のパソコン画面(Microsoft Start画面)の一部分です。

掲句は、季語の取合せに無理がありますが、大谷翔平の活躍を称える存問のブログようの俳句です。   

   

涼新た夕立夜中に降りし朝

新築の高きクレ-ン涼新た

新涼や新建築の香る風

新涼の新建築に差す夕日

新築の木材の香や涼新た

新涼や建て替へ工事遠近に

 

新涼の新陳代謝古し街

新涼の新築香る散歩道

 

新涼や心新たに八十路ゆく 

新涼や新芽再生庭の木々

涼新た蕗の佃煮茶漬けして

雨上がり九頭竜川の涼新た

       薫風士

  

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この写真は「まんほ俳句」を口ずさみながら散歩して、処暑の街角で見かけた新築工事の風景や墓参りの際に訪ねた永平寺町の九頭竜川などの風景です。

  

  

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このカラー図説日本大歳時記の写真は、タップ拡大すると、「新涼」の解説や例句をご覧になれます。  

   

    

涼新た京の漬物茶漬けして

新涼や運よく手にす新紙幣

       薫風士

   

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この写真は、思いがけなく句友がくれた京の漬物や新旧10,000円札です。

     

               

(2017.8.28の記事)

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全国高校野球大会」や「地蔵盆のシーズンが終わると、さすがに朝晩は秋めいて凌ぎ易くなります。

台風豪雨が大災害をもたらさないことを祈ります。

       

歳時記から「新涼」の俳句を抜粋し、下記に掲載させて頂きますが、その前座としてチュヌの主人の俳句を6句掲載します。

(写真はクリックで拡大出来ます。青色文字の季語をクリックして俳句の詳細をご覧下さい。)   

   

新涼の湖染めし落暉かな

薄雲を透かし月蝕涼新た

新涼やジョガー行き交ふ桜田門

開眼のゴルフスィング涼新た

新涼や孫の来て良し去りて良し

庭涼しショパン生家のピアノ曲    

         薫風士

    

新涼1

新涼や小雨いとはぬ畑仕事

       (伊藤宇太子)

  

新涼やパンの香満ちしパリの街 

       (長谷川通子)

   

新涼2

露天湯にゐて新涼の雨に濡れ 

        (木村享史)

  

五指ひらき閉ぢて新涼つつがなし 

        (斎藤道子)

     

新涼3 

新涼の音選びをり調律師 

       (千坂美津恵)

 

新涼の珈琲旨き朝かな

       (村本真由美)

    

新涼4 

新涼や心通へる友の文 

        (荒井慈)

  

新涼の湖の上ゆく飛行船 

       (星井千恵子)

     

新涼5 

新涼の画を見る女画の女

        (福田蓼汀)

 

新涼や砂紋定かに由比ヶ浜

        (榊原見牛)

    

新涼6  

新涼や先づは越前おろし蕎麦 

        (塩路隆子)

 

新涼や白波たつる隅田川

      (青木政江)

    

新涼7  

新涼やホテルの朝の奈良茶粥 

        (田下宮子)

   

新涼や日々成長の園通ひ 

        (松田和子)

     

新涼の深田公園まん歩する(「まんぽ写真」特集)」をご覧下さい。

   

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2017年6月14日 (水)

神戸布引ハーブ園 (新緑の花の吟行)

   

万緑や夢風船てふロープウェイ 

万緑のハーブ園歩し香に酔へり 

万緑にほのかな色や煙の木 

万緑や風の丘より茅渟の海 

新緑のハーブの美味し鶏料理

    

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掲句はチュヌの主人(薫風士)の即興句です。

俳句愛好者が増えることを願って、「俳句は身近なことや自分の思いなどを詠んで気軽に作るとよい」ということを知ってほしい、との思いから掲載しました。 

青色の文字をクリックして、解説などをご覧下さい。

写真はクリックすると拡大します。 

       

この青色文字(「俳句」や「HAIKU」)をタップすると、「俳句HAIKU」の最新の俳句や英語俳句の記事をご覧になれます。

 

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2017年6月 7日 (水)

俳句の鑑賞 《万緑》

  

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掲句はチュヌの主人(薫風士)が作ったブログ写真の説明用俳句です。

    

   

(写真はクリック or タップして、拡大してご覧下さい。)

写真はチュヌの主人が深田公園を散歩して、「ひとはく」のホロンピア館前の広場で巧みにブレイブボードをしている女の子を見て撮ったものや淡路夢舞台で開催された母校の同窓会に参加した際に淡路島国営明石海峡公園を散策して撮ったもの等、「万緑」の写真です。 

    

万緑やブレイブボード操る子

 

万緑の苑に早朝太極拳

 

万緑に聳ゆマンション朝日差す

 

万緑や光の中をペダル踏む

 

万緑の窓に一点紅の薔薇

  

万緑や吟行の友吾庭に来

  

万緑の一日淡路の夢舞台

 

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万緑の俳句といえば、中村草田男の俳句が有名ですが、インターネット歳時記には季語「万緑」の俳句は1000句余りも掲載されています。気の向くままに下記に抜粋します。

    

(青色文字をクリックして俳句の詳細や解説をご覧下さい。)

       

万緑1

萬緑の中や吾子の歯生え初むる

        (中村草田男 

  

万緑2

萬緑を顧みるべし()()(とうげ)  

         (石田波郷

  

万緑3

万緑に朴また花を消すところ  

         (皆吉爽雨

  

万緑4

万緑やわが額(ぬか)にある鉄格子  

        (橋本多佳子 

  

万緑5

里山を守る万緑でありにけり 

        (稲畑廣太郎

   

万緑6

万緑や抱へて重き子のいのち 

        (生方ふよう)

   

万緑7

万緑の山もこもことブロッコリー 

        (宮崎左智子)

   

万緑8

万緑の真ん中に居て余震なほ 

        (田山登喜子

   

万緑9

万緑にくひ入る百八やぐらかな 

         (鈴木庸子

   

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2017年5月21日 (日)

折々の俳句《若葉・若葉雨・柿若葉》


       

断捨離や卒婚の身に若葉風

鵯が来て小雀来るや庭若葉

音高く土黒々に若葉雨

椅子傾ぐ窓にブランコ樫若葉

愛犬を偲ぶ造形庭若葉

艶やかや椿の若葉日を返し

柿若葉チラと鶯谷渡り

       (薫風士)

  

厨(台所)の窓の柿若葉に珍しく鶯が谷渡りの鳴き声をあげる姿が見えましたが、直ぐ飛び去り写真に撮ることが出来ず残念でした。

「鶯」や「ブランコ」は春の季語ですが、「若葉」や「柿若葉」は夏の季語です。

徒然に折々の実景を「季重なり」でも日記代わりに詠み、思い出にしています。

  

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冒頭の写真は、読者からの礼状です。この方は鬼籍に入られたので、追悼の意味で礼状の写真を掲載させて頂きました。

(写真は、タップ拡大してご覧下さい。)

    

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雨上がりの朝に撮った柿葉の写真には、巣箱をご覧になれます。

最初の若葉の写真は吾庭の若葉が走り梅雨に濡れ、日本列島の周りに雨水が溜まった状態ですが、手作りの庭は常に工事中(?)で未完成です。

初夏風薫る好天の朝の柿若葉の下には、紫陽花が蕾を付けています。

最後の写真をタップ拡大すると、椿の葉裏にトンボの子が潜んでいるのが見えます。

  

雨露に傾ぐ狭庭の柿若葉

雨上がり陰影深き柿若葉

   

紫陽花の蕾覆ひし柿若葉

「柿若葉」も「紫陽花」も夏の季語です。

1句に季語を二つ使うと、「季重りでダメ句とされますが、日常的に眺めているリビングの窓の裏庭の印象的な初夏の情景をブログ俳句として敢えて二つの季語を用いて詠みました

    

柿若葉朝日に著し今朝の庭

「著し」は「きわだっている」意味ですが、「しるし」と読んで下さい。

  
ブログ用の拙句を前座に掲載しましたが、季語が「若葉」・「柿若葉」の俳句を「歳時記」(俳誌のサロン)から思いつくままに抜粋・掲載させて頂きます。

(青色の文字をクリックすると例句の詳細や解説をご覧になれます。)

   

若葉1 

高窓を一つ残して蔦若葉  

        (邑橋淑子)

  

若葉2  

地下鉄の3号出口蔦若葉   

       (中原幸子)

  

若葉3 

病院に母を置きざり夕若葉  

       (八木林之助

  

若葉4 

鼓鳴る能樂堂の若葉かな   

        (正岡子規

   

若葉5

水晶の念珠に映る若葉かな  

        (川端茅舍

   

若葉6  

日を散らす風の若葉となりにけり 

        (稲畑汀子

  

若葉7  

物干して午前六時の若葉かな 

         (尾堂燁)

  

若葉8 

若葉して手のひらほどの山の寺 

        (夏目漱石)

   

若葉9  

退院は表口より若葉風    

       (松本文一郎)

  

若葉10  

をちこちに滝の音聞く若ばかな 

        (与謝蕪村)

  

若葉11   

若葉雨小樽運河の静もれり  

        (上原光代)

  

若葉12  

犬抱いてリフトに乗りし若葉山 

        (吉田悦花)

  

若葉13 

せせらぎや青葉若葉の川湯かな 

        (西田史郎)

  

若葉14  

若葉濃し日のあるうちの湯浴みかな 

        (鈴木庸子)

  

若葉15  

窓若葉新居に笑ひ声の満つ  

        (田中藤穂)

  

若葉16 

若葉して光と影の賑はしき  

       (飛高隆夫)

  

若葉17

煙突が絵になる伊万里柿若葉 

      (鈴木基之)

   

若葉18

女児ひらく手に団子虫若葉風

      (森清堯)

  

柿若葉1

今朝生れし仔牛歩めり柿若葉 

        (田中蘇水)

  

柿若葉2

雨上がり光り見えたる柿若葉 

       (山本田津子)

  

柿若葉3  

柿若葉柿の葉鮨のために摘む 

        (二瓶洋子)

  

柿若葉4  

昼月や遠目にしるき柿若葉  

        (和田慈子

   

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2017年5月13日 (土)

「淡路夢舞台」を見てきました(改定版)

         

「淡路夢舞台国際会議場」で神戸市外国語大学同窓会「楠ケ丘会」の2017年度総会が開催されました。

      

淡路夢舞台国際会議場のある「淡路夢舞台」は「国際会議場」「ウェスティンホテル淡路」温室「奇跡の星の植物館」「展望テラス」などが回廊で一体に繋がれた施設の総称です。

  

2月総会会場の下見をしたときはランの特別展開催中で、「ドラキュラ」という珍しいランなど様々なラン科の花が展示されていました。

(下記の写真参照。写真はクリックすると拡大されます。青色文字をクリックすると関連の解説記事や写真がご覧になれます。)

  

「楠ケ丘会」の方で俳句に興味のある方があれば同窓会・懇親会で是非お会いして、英語やスペイン語、中国語、ロシア語など、神戸外大卒ならではのバイリンガル俳句の可能性などについて話し合いたいと思っていますが、残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大が収束するまで当分の間は無理でしょう

  

俳句をユネスコ世界無形文化遺産に登録しようという運動が国際俳句交流協会などの俳句愛好家のみならず、松尾芭蕉や正岡子規所縁の自治体などの協賛で推進されています。この運動の草の根運動の一助になればとの思いで英語の俳句に関してブログを書いています俳句に興味のある同窓の方のご連絡が頂ければ幸甚です。

   

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2017年4月23日 (日)

深田公園でモモちゃんとププちゃんに会ったよ

   

チュヌは新緑のシュライン通りから深田公園を散歩しました。

可愛いモモちゃんとププちゃんに会い一緒に写真を撮ってもらいました。

三田屋本店の裏あたりは八重桜が綺麗でしたよ。

写真をクリック・拡大してご覧下さい。

ここをクリックする「深田公園」の写真集(グーグル検索結果)がご覧になれます。

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