俳句 (Haiku) Feed

2024年1月31日 (水)

折々の《まんぽ俳句》(No.3)《一月尽》

 

琴ノ若確と口上一月尽

横綱を目指す口上一月尽

若者よ声をあげよう一月尽

  

掲句はブログ用の俳句もどきの警句です。

  

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冒頭の写真はNHK-TV画面で、他の写真は4ch-TV画面の一部分です。

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「二月尽は季語だが、一月尽は季語として認めない。」と云う方もおられるでしょう。

「政治を云々するのは川柳だ。俳句の世界で政治を云々すべきではない。」と云う俳人もおられるでしょう。

ですが、「俳句は好き好き」だと思います。

  

「総理大臣の選出は、所謂永田町や派閥の長老が決めるのではなく、国民が選挙を通じて決めるのが本来の政治の有り方だ。」と思っています。

  

若い現役世代は仕事や子育てなどに追われて余裕が無くとも、「政治が将来の自分たちの幸せに影響する」と、しつかり考え選挙に棄権しないようにしましょう‼️

  

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2024年1月27日 (土)

折々の《まんぽ俳句》(No.2)《 絵手紙賀状》

 

絵手紙の平和祈りし賀状來も

花雲りワシントンへと吾夢飛びぬ

       (薫風士)   

  

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昨日、岸田文雄首相が4月10日に米国を公式訪問するとのニュースがありました。

岸田首相はバイデン大統領と「日米同盟の深化を確認し、インド太平洋地域での協力を話し合う」とのことですが、バイデン大統領主催の国賓待遇の晩餐会には、ファンロンパイ日EU俳句交流大使初代EU理事会議長)との俳句の交流や2014年のオバマ大統領来日の歓迎晩餐会などを念頭に、「俳句を通じて世界平和を!」の平和外交を推進してくれることを願っています。

写真は知人からの年賀状の絵手紙です。

ご了解を得て掲載させて頂きました。

  

青色の文字をタップして、「初夢の俳句」や「平成の果てて令和の花見酒」の記事をご覧下さい。

 

掲句はブログ用創作俳句です。「吾夢」は「あむ」と定型のリズムに読むのが普通ですが、絵手紙の俳句に続けて、「わがゆめ」と字余り「5・7・7」調に読むと、短歌的な余韻が出ます。

2024年1月20日 (土)

一茶忌《俳句とAI》

  

最近、生成AI(せいせいエイアイ)ChatGPTを利用した俳句自動作成アプリAI一茶くん」等がありますが、俳句は人が詠んでこそ意味があり、価値があると思います。

AI(エイアイ)には感情が無くて愛が有りませんが、人間には感性があり、愛があります。

俳句に感性を込めて自然や人の営みを詠むのが花鳥諷詠でしょう。

AIは既存のデ-タを集めても、倫理観が無く、そのデ-タを哲学的に活用することは出来ず、真の創造性や芸術性が有りません。

人間の感性を活かして、AIを活用すると良いでしょうが、それが出来るだけの俳句の作句力や鑑賞力を身につけることが先決だと思っています。

  

AIに負けじと苦吟一茶の忌

        (薫風士)

 

初夢の俳句」をご覧下さい。

  

歳時記(俳誌のサロン)から一茶忌の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字の季語をタップ(クリック)して、ご覧下さい。

  

一茶忌の信濃は雪となりにけり

      (近藤幸三郎)

 

合席の赤子をあやし一茶の忌

      (櫨木優子)

 

物忘れするもめでたし一茶の忌

      (稲畑汀子)

  

小林一茶(宝暦13年5月5日~文政10年11月19日:新暦1763年6月15~1828年1月5日)の解説と代表句は、青色文字をクリック(タップ)して、政府広報オンラインの「小林一茶:弱い者に寄り添う俳人」や「Kobayashi Issa: A Haiku Poet Who Empathized with the Weak」をご覧下さい。

  

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2024年1月17日 (水)

折々の《まんぽ俳句》(No.1) 《阪神忌》

   

最近、生成AI(せいせいエイアイ)ChatGPT を利用した俳句自動作成アプリAI一茶くん」等がありますが、俳句は人が詠んでこそ意味があり、価値があると思います。

AI(エイアイ)には感情が無くて愛が有りませんが、人間には感性があり、愛があります。

俳句に感性を込めて自然や人の営みを詠むのが花鳥諷詠です。

《初夢》の俳句」をご覧頂けると幸いです。

  

折に触れて、「俳句HAIKU」の既存の記事を更新したり、新しい記事を掲載します。  

このサイトが、健康長寿を目指して折に触れて貴方の「まんぽ俳句」を口遊んで頂くのに何らかの参考になると嬉しいです

(青色文字をタップすると、リンク記事をご覧になれます。)

   

被災者の思ひ分たむ阪神忌

阪神忌心ばかりの義援して

震災の思ひを共に阪神忌

アレアレの連覇祈るや阪神忌

阪神忌アレの連覇を恙無く

       (薫風士)

  

1月17日は阪神忌です。

阪神忌に思うこと」や《初仕事・仕事始・出初》能登半島地震緊急支援にオスプレイを!」をご覧下さい。

被災された方々に謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げると共に、速やかな復興をお祈りして、「気は心」の寄付をし、提言をしました。

  

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2024年1月15日 (月)

俳句《餅・寒餅》

    

年用意パン焼き器にて餅作り

パン焼き器使ひ手作り鏡餅

ことことと寒餅搗くはパン焼き器

パン焼き器搗きし寒餅伸びる丈

餅の黴確かと防ぐや寒の水

        (薫風士)

   

歳時記(俳誌のサロン)の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は季語(青色文字)をタップ(クリック)して、ご覧下さい。

   

餅 1

マンションの餅搗き胸に名札つけ

           (藤森万里子)

 

餅2

小言ばかり言はれて餅を搗いてゐし

       (大西八洲雄)

   

(餅3) 

餅食べてサンドイッチ食べ三ヶ日

       (鈴木榮子)

    

(餅4)

餅焼いて母のことなど老姉妹

       (島貫寿恵子)

    

餅5

ふくれ餅さむや小じわの己が貌

       (物江康平)

   

寒餅

身の重さかけて寒餅切りにけり

       (守屋吉郎)

   

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2024年1月 4日 (木)

《初仕事・仕事始・出初》能登半島地震緊急支援にオスプレイを!

 

被災された方々に、

謹んでお見舞い申し上げます

   

この記事のタイトルを見ただけで馬鹿扱いにせず、最後まで読んで頂けると幸いです。

   

NHKテレビの「あさイチ」で、黒柳徹子さんと朝ドラ「ブギウギ」のモデルになった淡谷のり子との往年の対談シーンが先日放映されましたが、淡谷のり子の歌を聴いて16歳で特攻隊員として飛び立った戦時下の至誠のある青年のことを思うと、日本と世界の平和の為にもっと若い政治家が奮起して活躍してほしいという切望を新たにしました。

 

軍事独裁政権が、天皇を現人神(あらひとがみ)にして太平洋戦争を推進し、有無を言わせず、純真な若者を戦争に駆り立てた悲壮な一時期がありましたが、かっての政治家や官僚などは倫理観を持っていたと思います。

しかし、日本社会の活性化や政治の刷新の為には、長老の偏狭さが老害になっていないか派閥の幹部は謙虚に考えて、若者に活躍の場を譲る配慮をして欲しいものです。

 

政治資金規正法違反の多額のキックバックを受け取って真面に税金も払っていない倫理観のない議員がいる現状は悲しいことです。

 

「政策研鑽の場とし派閥が必要だ」と言っている長老がいますが、若者の人材育成にはかっての狭い村社会的な派閥に依存するのではなく、全体的な人材育成の場を設けて、複雑多様な国際社会に適応出来る視野の広い有為の人材を育成すべきでしょう。

 

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(写真)

4ch-TV画面の一部分

 

派閥解消に反対している料簡の狭い長老が居座り、老害になっては困ります

  
令和の政治家や官僚には21世紀に相応しい倫理観と哲学を持ってほしいものですが、龍が昇らないままに大年を迎えることにならないように起死回生の政界刷新・若返りが推進されることを切望しています。

  

初仕事思ひを込めて句を口に

頼もしき消防隊や出初式

寒に入る心ばかりの義援して

起死如何期待違うな岸総理

  

「違うな」は「たがうな」と読んで下さい。

拙句(「起死と岸」のゴロ合わせのダジャレ川柳)に込めた思いを実現すべく、俳句HAIKU をフォローしてリンク記事をご覧頂き、シェアして頂けると幸いです。 

   

NHKのニュースを見ていると、能登半島地震の被災地で石川県に土砂崩れなどの影響で孤立している地域があるようです。 

自衛隊の救援物資を運ぶ予定の海保機に日航機が衝突するという不幸な事故が起こりました。

  

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オスプレイは米軍や自衛隊基地に現在30機程(?)あるようですが、屋久島沖に於ける米軍機の墜落事故の結果、全て飛行停止になっています。

米軍オスプレイの墜落事故は軍事訓練目的の無理な飛行をしたからではないのでしょうか?

  

機体の問題点を把握して、安全第一の飛行をすれば、オスプレイを能登半島地震の被災地の救援物資の運搬などに活用出来るのではないでしょうか?

  

日本はオスプレイを十数機買ったようですが、オスプレイは一機の価格が200億円(?)もするのにそんな簡単なことも出来ないほどお粗末なオスプレイを買ったのなら国民が払った貴重な税金の3000億円(?)もの無駄使いをしていることになります。

    

関係者がまだ未検討なら、大至急、聞く耳を持つ岸田首相には税金の有効活用を検討して将来の災害対策の布石として、将来の大災害の救助にオスプレイを活用することも非常事態の緊急処置として是非とも検討して頂きたいと思いますが、維持費と安全性の観点でオスプレイの使用は検討に値しないということでしょうか?

  

自民党の安倍派議員などが政治資金規正法違反容疑で逮捕され、自民党や岸田内閣の支持率が最悪のレベルに低下しています。

 

「あらゆる可能性を排除せず」真に国民のためになる思い切った決断をして政治の刷新・若返りを推進しなければ、岸田内閣が「万事休す!」になるのは時間の問題ではないでしょうか ⁉️

  

「難を転じて福となす」

ピンチは最大のチャンスです。

岸田内閣やオスプレイの起死回生の活躍を期待して駄句を口遊みました

  

オスプレイ平和の使途の初仕事

オスプレイ仕事始めに石川へ

オスプレイ天に昇るや龍の如

  

掲句は季語「龍淵に潜む」と「龍天に昇る」を捩った俳句擬きの比喩の拙句です。

初夢の俳句」をご覧下さい❗

                    (薫風士)

  

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新年の俳句《三ヶ日》

    

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2024年「辰年」の三ヶ日は、能登半島地震、海保機と日航機の衝突事故、北九州市小倉北区飲食店街の大火事などが起こり、ウクライナパレスチナの戦争は止まず、天災や人災が多発して多難な年明けとなりました。

 

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被災者にはお見舞いを、救済・支援にご尽力されている方々には敬意を、表明すことしか出来ぬ老躯ですので、せめて何らかの慰みにお役に立てば幸いだとの思いでこの記事を書いています

  

  

撫で牛も龍も憂ひ目初詣

仕事始まんぽ俳句を口遊み

         (薫風士)

  

気の向くままに、歳時記(俳誌のサロン)から「三ヶ日」の例句を抜粋・掲載させて頂きますので、例句の詳細は青色文字の季語をクリック(タップ)してご覧下さい。

  

三ヶ日心ふれあひ助け合ひ

       (宮地静雄)

 

三ヶ日新たな気力漲らせ

      (稲畑廣太郎)

 

こころよき炭火のさまや三ヶ日   

       (飯田蛇笏)

 

太古より空の明るき三ケ日

      (保坂加津夫)

  

三ヶ日終へずに逝きし弟よ

      (松崎鉄之介)

  

客もなく観て食べて寝る三ヶ日

       (和田恭子)

  

服薬の日課忘れて三ヶ日

       (中原敏雄)

   

2023年12月 9日 (土)

《冬霧》丹波並木道中央公園

    

冬霧に霞む丹波の並木道

冬霧朝日の霞む並木道

冬霧の並木を行くや句を口に

冬霧や俳句談議す俳句好き

冬霧の晴れておどろし恐竜像

冬霧の晴れる思ひや言ひ尽くし

冬晴を俳句好き行く並木道

古民家の天井窓の冬明り

句座の昼冬菜サラダをたっぷりと

アッシ-役終へし夕餉の温め酒

      (薫風士)

     

「古民家」の俳句の「冬明り」は、「初明り」とすれば新年の俳句となりますが、「月明かり」とすれば名月の俳句になると思います

青色文字の文字をクリック(タップ)して、リンク記事をご覧頂ければ、面白さが倍増すると思います。

    

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掲句は、デカンショで知られる丹波篠山市兵庫県立丹波並木道中央公園を俳句仲間と12月6日に吟行して詠んだ拙句(まんぽ俳句)です。  

聞くところによると、第55回三田市民文化祭俳句大会は会長以下関係者のボランティア活動により成功裏に終わりましたが、会員の高齢化で開催の準備が大変だと、将来が危惧されます。

  

そこで、三田市の協力をもっと得ることが出来ないのか?と話題にしたところ、三田俳句協会の関係者は「残念ながら三田市にはその余裕が無い」と諦めているようでした。  

歴史的に著名な俳人がいた丹波市など、市を挙げて「俳句で町おこし」をしている市と同一に論ずることは出来ませんが、俳句は比較的に費用を掛けずに市民の健康維持に役立てることが出来ると思います。

妊婦や病人を受け入れる病院の維持管理体制を確立することは勿論重要ですが、市民の健康維持、特に、寝たきり高齢者の発生を予防するためにも、市民の文化活動を支援協力する一環として、三田市当局の関係者が市民文化祭俳句大会の準備などに協力する体制を作って頂けないでしょうか?

そうすれば、高齢者のみならず現役で活躍している若者にとっても魅力のある「花と緑」の豊かな文化的ベッドタウンとして、もっと活性化されるのではないでしょうか?

  

並木道公園を案内してくれた句友はこの公園を毎日のように散歩しているそうですが、薫風士は三田市にある兵庫県立人と自然の博物館(ひとはく)周辺の深田公園を散歩して、健康維持の「まんぽ俳句」を口ずさんでいます。

  

皆さんも現地を訪ねることが出来ない場合は、写真をタップ拡大してご覧になり、疑似吟行の「まんぽ俳句」を口遊み、生きづらい世を「それぞれ」にエンジョイされることを願っています。

「まんぽ俳句」を貴方が詠まれるのに、薫風士の「冬のまんぽ俳句特集」が何らかのご参考になれば幸いです。

  

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ここをクリックして、恐竜が啼く動画をご覧下さい❗
  
  

最後の写真は、ホロンピアホテルにある「旨いもん屋 さんで~」の一画を薫風士が撮ったもので、丹波並木中央公園の古民家の写真ではありませんが、ここで句会をさせて頂いたので掲載しました。

  

 

2023年12月 7日 (木)

冬紅葉愛でし石庭石像寺

   

石庭の父子の句碑や冬紅葉

「父子」は「おやこ」と読んで下さい。

  

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2023年11月18日丹波市で開催された第23回青春俳句祭俳句ラリーのスポット「石像寺」(せきぞうじ)や西山酒造を訪ねました。

  

   

タイトルはブログ記事用の拙句ですが、石像寺には知る人ぞ知る重森三玲の石庭があります。

当日は舞鶴若狭自動車道から丹波路を愛車で駆けつけましたが、時雨や霙が降って道に迷い投句締め切りに遅れて、残念ながら真面な投句が出来ませんでした。

ここをクリック(タップ)して、「庭園ガイド 石像寺」の素晴らしい写真と解説をご覧下さい

俳句祭終了後に吟行して撮ったスマホ写真ですが、石像寺の石庭や高浜虚子所縁の西山酒造の三々庵(ささあん)や庭の写真も掲載します

    

粕汁と地酒を愛でて恙無し

       (薫風士)

    

写真をタップ拡大して、疑似吟行をして頂ければ幸いです。

  

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2023年11月29日 (水)

万博や昭和はレトロ冬銀河

  

タイトルはブログ用の拙句です。

  

万博の令和の夢や暮早し

   

EXPO'70」(昭和45年)の開催後55年ぶりに開催される「大阪万博2025」の開催まで500日のカウントダウンが始まりました。

難題が山積しているようですが、無事成功することを祈るばかりです。

 

青色文字のタイトルをタップ(クリック)して、「夏祭り最後を飾る揚げ花火」や「俳句《花は葉に》OB会」をご覧下さい。

  

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2023年11月24日 (金)

若者に謝すや勤労感謝の日

  

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タイトルはブログ用の拙句ですが、若い世代への期待を込めて正真正銘の気持を詠んでいます。

勤労感謝の日」は、「新嘗祭」という宮中などで「収穫を祝い、収穫物を神に供えて感謝する」祭礼に由来する祭日です。

「自分が元気に勤労することが出来たこと」や「自然の摂理」に感謝する日であると、自分なりに解釈していますが、高齢化が加速している現代では若者の勤労に対する感謝の気持が強くなっています

「勤労感謝の日」は9音なので、俳句の定型(5-7-5)にして良い句を作るのは至難です。

ここをクリック(タップ)して、歳時記(俳誌のサロン)の例句をご覧下さい

  

冒頭の写真は句友がくれたメモを写真に撮り、ご了解を得て掲載させて頂きました。

青色文字(記事のタイトル)をタップ(クリック)して、「本との出会い(2)『尾曲がり猫と擦り猫と』を読んで選挙を考える。」や「ソーダ水《青春の俳句》」、「俳句《花は葉に》OB会」をご覧頂けると幸いです。

        (薫風士)

2023年11月21日 (火)

冬の吟行《俳句と写真特集》

  

青色文字のタイトルをクリック(タップ)して、記事をご覧下さい。

   

《冬霧》丹波並木道中央公園

冬紅葉愛でし石庭石像寺

ソーダ水《たんば青春俳句祭

丹波篠山・戎神社吟行

冬紅葉・初冬の梅田・中之島界隈吟行

時雨晴れ「つくしの里」を吟す

冬晴の吟行楽し誓子館  

有馬・瑞宝寺公園

新年の花山院歩こう会吟行

冬浅き近江八幡巡りけり    

埋木舎・玄宮園・楽々園の吟行

ひこにゃんの城へ吟行冬うらら 

鳥取砂丘と「砂の美術館

  

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2023年11月10日 (金)

芭蕉の足跡・東北《紅葉の名所巡り》

  

山寺や紅葉を見れば奇岩見ゆ

初紅葉見仰ぐや奇岩仁王門

仁王門仰げば奇岩初紅葉

      (薫風士)

  

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冒頭の写真は立石寺(山寺)の仁王門の初紅葉ですが、仁王門の屋根の上に蛙の口に似た奇岩が見えます

この奇岩は、見方を変えると、「片目の猫の顔」に見えます

俳句は、詠人次第ですが、読み人次第で面白い深読みが出来ます

 

芭蕉の「奥の細道」の足跡を廻りたいとの思いで2023年10月に東北旅行をしました。 

 

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旅程はこの写真(クラブツーリズムのパンフレット「旅のしおり」の一部分)のとおりですが、芭蕉所縁の下記の「奥の細道」の名所と「厳美渓」「鳴子峡」「山形県総合運動公園」「寒河江温泉の紅葉公園」「秋保大滝」「磊々峡」など、観光スポットを訪ねて詠んだ紅葉(黄葉)の「俳句」とその写真を逐次掲載します。

         

最後に掲載した写真をタップ拡大して、皆さんも疑似吟行をエンジョイして頂けると幸いです。

   

これまでに書いた次の記事のタイトル(青色文字)をタップして、紅葉の俳句や写真などをご覧下さい。

   

中尊寺-金色堂 《秋の平泉》(写真と俳句

最上川秋の舟下り(写真と俳句) 

芭蕉の足跡巡り《秋の山寺・立石寺 

  

季語をタップすると、歳時記(俳誌のサロン)などをご覧になれます。   

  

富士川や富士雲隠れ草紅葉

朝9時頃東京駅発のツアーに参加するために前日上京の新幹線で詠んだ拙句です

翌日からは夏日のような秋晴れに恵まれ、吟行の旅をエンジョイしました。

    

皇居映ゆ朝餉の窓や薄黄葉

ホテルの朝餉の窓に見えた皇居の景色の写生句です。

 

晩秋の車窓に仄か富士の峰

東北新幹線「やまびこ号」の車窓の彼方に富士山がほのかに見えました。

 

中尊寺手前の道は初紅葉

破蓮や小さき池の片隅に

ここをクリック(タップ)して、「中尊寺の歴史」をご覧になると、観光客が紅葉に気をとられて見落とした小さな蓮池に藤原氏の歴史が残されていることが分かります。

  

大杉の間の日差し黄葉映ゆ

薄紅葉映ゆる日差しや月見坂

「間」は「はざま」と、詩的なリズムで読んで下さい。

       (薫風士)

  

紅葉より団子人気や厳美溪

黄葉より団子が良しと旅の人

薄紅葉写し流るや厳美溪

「厳美溪」は「げんびけい」と読み、岩手県一関市の紅葉の名所で、奇岩と青い流れの景色が写真愛好家の人気スポットですが、渓流を挟んで「郭公だんご」がロ-プを使って販売され、外国からの観光客の人気を呼んでいるようです

写真をタップ拡大すると、「かっこうだんご」を運ぶ籠がロープにぶら下がっているのが見えるでしょう。

  

駆けつけしダム湖の山は薄黄葉

薄紅葉とてバスガイド詫び重ね

薄黄葉鳴子のダムの谷深く

時の閉門ぎりぎりに間に合い、晴天のお陰でダムの眼下や山の薄紅葉を愛でることが出来ました。帰路は日が暮れて真っ暗の山道にスリルを感じましたが、山交バスの安全運転で無事ホテルに着きました。

   

バス送る花笠音頭秋の旅

山形の郷土料理「芋煮ご膳」を満喫してバスに乗ると、いつまでも店の方が花笠を振って見送って呉れました。

    

溪谷の岩にハ-トや薄紅葉

(にわたずみ)岩のハ-トに秋の空

鳴子峽秋水映ゆるハ-ト岩

         薫風士

  

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秋保温泉郷観光案内所「秋保・里センター」では宮城県のゆるキャラ「むすび丸」の像が迎えて呉れました。

「磊々峡」(らいらいきょう)の呼称は「石が沢山ある峡谷」の意味とのことですが、「秋保」を「あきう」と読む根拠や謂れを聴き忘れました。

      

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岩の窪みに雨水が溜まり見事なハ-トの形をしています。

写真をタップ拡大して、画面の左下の岩盤をご覧下さい。

  

雨に愛ず秋保大滝薄紅葉

秋保(あきう)は、宮城県仙台市の紅葉の名所で、紅葉の山と秋保大滝の美観が写真スポットです。

午前中は雨が降り続いていたそうですが、幸いなことに雨が上がり、薄紅葉を見て紅葉の盛りの美観を想像しました。

  

国際俳句協会のホームページに芭蕉の俳句の英訳記事「英語でわかる芭蕉の俳句」を投稿しています。ここをクリック(タップ)して、ご覧下さい

  

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2023年10月29日 (日)

秋の吟行俳句と写真(特集)

    

立秋」(8月7日頃)から「立冬」(11月8日頃)の吟行俳句と写真の特集です。

青色文字のタイトルをクリックして記事をご覧下さい。

   

芭蕉の足跡巡り《秋の山寺・立石寺

  

秋の最上川舟下り(写真と俳句)

    

中尊寺-金色堂 (秋の吟行写真と俳句

  

秋の建仁寺(まんぽ俳句と写真

 

秋の蹴上・無鄰菴吟行(俳句と写真

 

福住の町並み・「住之江の庭」秋の吟行

 

秋の天橋立《バス旅行の写真と俳句

 

京都・秋の旅《嵯峨野吟行の写真と俳句

 

京都・秋の旅《大徳寺吟行

 

京都・秋の旅《落柿舎と去来墓

 

秋の灘・酒蔵吟行(写真と俳句

 

兵庫陶芸美術館・登り窯吟行(俳句と写真

  

破れ蓮や二千年経し大賀ハス(綾部の蓮池吟行

 

初紅葉・薄紅葉(深田公園

  

紅葉の俳句と写真集(深田公園

 

越前の恐竜博や秋うらら(吟行の俳句と写真

  

奥の細道むすびの地記念館(大垣市)を見学(俳句と写真)

 

伊賀上野吟行(俳句と写真特集

 

奈良公園・柳生の里の吟行(俳句と写真) 

   

秋の旅《秋吉台・錦帯橋・etc.

 

伊賀上野・草津宿(吟行アルバム

  

芭蕉の足跡・加賀路(吟行アルバム

 

岡山城と後楽園ほか(吟行アルバム

 

西近江路・琵琶湖周辺の吟行俳句と写真

    

2023年10月28日 (土)

芭蕉の足跡巡り《秋の山寺・立石寺》

     

閑さや岩にしみ入る蝉の声

       (芭蕉)

      

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立石寺入山券(写真参照)の案内図のとおり、芭蕉が詠んだと思われる岩を観察しながら、山寺の「奥の院」まで老躯を労わり労わりして、千段余りの石段を登りました。

写真をタップ拡大してルートをご覧下さい。

    

ここをクリック(タップ)して、立石寺のホームページの写真やすばらしい動画(最後にある。2:32)をご覧になると、山寺の全貌が分かります

   

ここをクリック(タップ)して「蝉の俳句を鑑賞しよう」(俳句HAIKU)をご覧下さい。

   

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この写真はクラブツーリズムのパンフレット「旅のしおり」の一部分です。

芭蕉が掲句を詠んだ季節とは異なっても、その岩を実際に見ておきたいとの思いで、クラブツーリズムの「テーマのある旅」のツアーに参加し、「芭蕉と曽良が二人旅でニ-ニー蝉の声を聴き、芭蕉ならではの感性で『閑さや』の名句が生まれたのだ」と、一応納得しましたが、毛越寺にお参りする時間がなかったので、来年の夏(蝉の鳴く頃)にもう一度平泉や山寺など岩手県や山形県の観光地をゆっくり訪ね吟行したいと思います。

   

慌ただしいツアーで閑さを詠むのは難しく、月並みの凡人俳句ですが、「俳句は好き好き」と、思いつくままにブログ用にまんぽ俳句を口遊みました。

     

秋茜芭蕉と曽良の座像に来 

小鳥来る芭蕉と曽良の座像かな 

秋茜」(=赤とんぼ)や「小鳥来る」は取合せのしやすい秋の季語です。

    

蝉塚に暫し憩ふや秋茜

「秋茜」は「赤蜻蛉」のことですが、「冬茜」は「冬夕焼」のことです。

   

縁石に躓き転ぶや秋の山 

五大堂へ行く断崖の石畳の道は狭いので、スマホ写真を撮りながら後退りをして道を譲ったところ、縁石に踵が躓き仰向けに倒れましたが、どなたかに引き起こして頂き、幸いなことに怪我をせず、駄句を口遊みました。 

根本中堂でお祈りをしていたお陰か怪我をしませんでしたが、縁石の傍に雨水溝の水を落とす穴があり、危ない所でした。 

この拙句は中七が字余りの「5・8・5」の破調です。

ここをクリック(タップ)して「著名な俳人の『字余りの俳句』の鑑賞」をご覧下さい。

  

初紅葉仰げば岩の大蛙    

        

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掲句は、「初紅葉だ」と、仁王門を見上げた時に蛙の口に似た大岩が見えたので、ブログ用に詠んだ即興句ですが、この奇岩は見方を変えると、片目の猫に見えます。

(写真をタップ拡大してご覧下さい。)

   

  

石磴を上る千段天高し

俳聖を偲び千段秋の夏

奥の院詣でし汗や初紅葉

薄黄葉背にしたる奥の院

山寺に詣でし昼餉芋煮蕎麦

       薫風士

   

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「秋の夏」は当日の秋晴れの「夏日」を表現した造語です。

「背」は「そびら」と、「5・7・5」のリズムで読んで下さい

        

  

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芋煮は山形の特産だけの美味しさがありました!

お暇があれば写真をタップ拡大して疑似吟行をして頂けると幸いです。

 

最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

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最上川 秋の舟下り(写真と俳句)

       

芭蕉の「奥の細道」の足跡を巡って、平泉の金色堂、最上川の舟下り、山寺(立石寺)を2023年10月に訪ねました。

        

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私達が乗った舟下りの船頭さんは、世界的にヒットした映画「おしん」の船頭役をしたとのことです。

最後に掲載した動画で、船頭さんの「おしん」の台詞入りの「最上川舟唄」をお楽しみ下さい。

  

最上川舟唄の囃子「ヤーエーエード」は、ヘブライ語の「神よ、永久の神よ」という意味に解釈されるそうです。

 

舟唄における日本とユダヤの関係の詳細に興味があれば、ここをクリック(タップ)して、「古代史の研究・山形民謡『最上川舟唄』」をご一読下さい

  

この瞬間もパレスチナの庶民は宗教や人種などの覇権争いの戦禍に苦しんでいるのは悲しいことですが、日本は幸いにして平和憲法と自衛隊のお陰で代理戦争の修羅場にならずに正月を迎えることが出来たことに感謝しています。

  

戦争は人為的に防ぐことが出来ますが、地震などの天災の発生を防ぐことは出来ません。

しかし、過去の天災の経験を生かし、将来の天災の被害を最小限に押さえる努力は出来るでしょう。

  

「《東北忌・3.11》に思うこと」や「《初仕事・仕事始・出初》能登半島地震緊急支援にオスプレイを!」をご覧下さい。

福島や石川の震災復興が未来志向で促進されることを祈っています。  

  

「舟唄」などのヒットでお馴染みの八代亜紀さんが12月30日に膠原病などの指定難病で亡くなられたことを1月9日のニュースで知りました。 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

   

このツアーの旅程は、冒頭の写真(クラブツーリズムのパンフレット「旅のしおり」の一部分)のとおりですが、ここをクリック(タップ)して、「奥の細道」(芭蕉db)をご覧下さい。

        

 五月雨を集めて早し最上川

暑き日を海にいれたり最上川

         (芭蕉

         

ゆるやかな最上の流れ黄葉映ゆ

ごとんゴトン秋の最上浅瀬行く

船頭のおしんの唄や秋深む

       (薫風士)

   

掲句はブログ用の「まんぽ俳句」です。

「ごとんゴトン」は船底が浅瀬の岩に触れる音です。

特別の事情が無い限り、最上川の舟下りは年中実施しているそうです。

写真をタップ拡大して、疑似吟行をお楽しみ下さい   

         

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最後の写真は宿泊したホテル・シンフォニーアネックスの窓からの最上川の夕方の風景や夕食「清風」の献立表などです

  

  

地元特産の「寒河江産つや姫御飯」等と地酒に、胃の無い老躯ながら、夕餉をエンジョイすることが出来しました。

(「寒河江」は「さがえ」と読みます。つや姫の新米の旨さが印象的でした。)

     

ここの青色文字をクリックして、「おしん」に出演した船頭さんの「おしん」の台詞入りの「最上川舟歌」や英語混じりの観光客向けの「最上川舟唄」をお聞き下さい。     

      

ここをクリックして、イタリア旅行の写真とベネチアのゴンドラ船頭などを詠んだバイリンガル俳句をご覧頂ければ幸いです

   

天に昇るや最上の淵に潜む龍

   

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掲句は、2024年(令和6年)の干支が辰なので「龍淵に潜む」(秋の季語)と「龍天に昇る」(春の季語)をもじってブログ用に詠んだ拙句です。

青色文字をタップしてリンク記事をご覧になり、この俳句の破調込めた比喩の「龍」や「夏祭り」の俳句の「X」の意味を考えて頂けると幸いです

  

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2023年10月26日 (木)

中尊寺-金色堂 《秋の平泉》(写真と俳句)

   

五月雨の降残してや光堂

       (松尾芭蕉

   

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芭蕉の掲句について、ここをクリック(タップ)して、「奥の細道」(芭蕉db.)をご覧下さい。 

  

ここをクリック(タップ)して中尊寺HPの「金色堂について」を開くと、金色堂の歴史や撮影禁止の金色堂内部の写真などをご覧になれます

  

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日記代わりに詠んだ拙句(まんぽ俳句)を取りあえず掲載し、金色堂周辺の写真を最後に掲載しますので、写真をタップ拡大し、疑似吟行をして頂けると幸いです。

   

        

金色の旧りし御堂や秋の声

金箔の幾秋経しや秋の堂

神杉を仰ぐ秋気や平泉

見返れば弁慶堂の秋の声

神杉の秋の木漏れ日月見坂

  

「金色」は「こんじき」、「神杉」は「しんさん」と読んで下さい。

ここをクリック(タップ)して、「世界遺産平泉」をご覧下さい

  

泰衡を偲ぶ敗荷中尊寺

破蓮や一瞥されて無視されて

「敗荷」は「やれはす」と読み、「破蓮」と同義の秋の季語です。

ツアーの一行にはうらぶれた小さな蓮池は興味が無さそうでした。

  

一行の去りし神苑秋澄みぬ

             (薫風士)

   

ここをクリック(タップ)して、中尊寺HPの「中尊寺の歴史」をご覧になると、観光客に見落とされそうな小さな蓮池の中尊寺ハスに藤原氏の歴史が残されていることが分かるでしょう。

最後の写真は宿泊した「ホテル オニコウベ」の窓の朝霧の眺めです。

   

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2023年10月19日 (木)

《秋祭》丹波篠山吟行

 


_105957 20231015_112401 写真はタップ拡大出来ます。
丹波篠山市の春日大社の秋祭や城跡の蓮の実など、最後に掲載した写真と拙句(まんぽ俳句)をご覧下さい。

 


 


ここをクリック(タップ)して、「夏祭り最後を飾る揚げ花火」の「X」の俳句など、俳句の比喩をご笑覧下さい

 


歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに「秋まつり・秋祭」の例句を抜粋・掲載させて頂きます。
例句の詳細は青色文字(季語)をクリックしてご覧下さい。

 


秋まつり
爺につく少女笛方秋まつり
       (島崎勇作)

 

秋祭
老人と子供と多し秋祭
       (高浜虚子)

 

秋祭
石段のはじめは地べた秋祭
       (三橋敏雄)   

 


ブログ用日記俳句を口遊みました。ご笑覧下さい。

 


外国の人も山車曳き在祭
この日のみこの町賑し村祭
秋まつり稚児の泣声奉納し
一行の去りし堀端秋の声
蓮の実の姿態様々城の堀
柿紅葉さゆる軒端の雨宿り

     (薫風士)

 


「外国」は「とつくに」と、俳句らしく読んで下さい。
「在祭」(ざいまつり)は「村祭」と同じく、「秋祭」の傍題です。
「山車」(だし)は、「祭」と同じく、夏の季語です。
スピーカーで聞こえる祝詞の奏上に子供の元気な泣声が、偶然なのか故意なのか、ずっと交じっていたので、ひょっとすると少子化・過疎化の町の秋祭の祈りかな?と、ふと思いました。

 


「ホトトギス 新歳時記」の下記写真をタップ拡大して、例句をご参照下さい。
最後の写真は、昼食を食べてミニ句会をしたレストラン「花ふじ」の外観です。

 


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《彼岸花・曼珠沙華》

    

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インフルエンザの予防注射と新型コロナウイルスワクチン予防接種(7回目)を受けた翌日、体調管理の散歩をしていて、街角の垣根に珍しい黄色の彼岸花が咲いているのを見かけました。

写真をタップ拡大してご覧下さい。

   

垣覗く黄の彼岸花まんぽ道

去来墓の路傍に朽ちし彼岸花

      (薫風士)

  

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写真は2022年10月5日に落柿舎を訪ねて吟行した際に、路傍に見かけた彼岸花ですが、盛りを過ぎて朽ちかけていました。

  

歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに「彼岸花」と「曼殊沙華」の例句を抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語)をクリック(タップ)して、ご覧下さい。

  

彼岸花

老い猫は何処で果てしや彼岸花

             (坂口三保子)

   

彼岸花

彼岸花棚田ふちどる明日香村

       (石川かおり)

  

彼岸花3

段畑へ疎水豊かや彼岸花

        (鈴木鞠子)

   

曼殊沙華

考へても疲るるばかり曼殊沙華

        (星野立子)

  

曼殊沙華2

色褪せし曼珠沙華にもある命

       (杉本艸舟) 

   

曼殊沙華3

菩提寺へ抜ける畦みち曼珠沙華

       (海老澤映草)

  

曼殊沙華4

墓に寄り墓を離れて曼珠沙華

       (大串章)

  

曼殊沙華

鳥羽行の土手を真紅に曼珠沙華

        (鷹羽狩行)

  

曼殊沙華6

夕星やくつきり白き曼珠沙華

       (藤田登久)

  

曼殊沙華7

古民家の陰に咲き初む曼珠沙華

       (井上幸子)

 

曼殊沙華8

来る人の無き墓白き曼珠沙華

       (青木政江)

  

曼殊沙華9

曼珠沙華あれば必ず鞭うたれ

       (高浜虚子)

  

曼殊沙華10

曼珠沙華どれも腹出し秩父の子

       (金子兜太)

   

曼殊沙華11

明日香野の棚田を区切る曼珠沙華

      (山田をがたま)

  

曼殊沙華12

つり竿で長刀払ひ曼珠沙華

      (山田六甲)

   

曼殊沙華13

藤村の生家に傲る曼珠沙華

       (倉谷紫龍)

  

曼殊沙華14

古戦場ただ赫々と曼珠沙華

          (中村紀美子)

   

曼殊沙華15

曼珠沙華もたれ合ふこと一切なし

       (荒井千佐代)

  

    

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2023年10月18日 (水)

木犀・金木犀・銀木犀

  

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写真をタップ拡大して様々な金木犀の態様をご覧の上、疑似吟行をエンジョイして頂けると幸いです

  

歳時記(俳誌のサロン)の例句の後に、写真に対応した拙句(まんぽ俳句)を掲載します。ご笑覧下さい。

    

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俳誌のサロンの歳時記から気の向くままに「木犀・金木犀・銀木犀」の例句を抜粋・掲載させて頂きます。

   

例句の詳細は青色文字の季語をクリック(タップ)して、ご覧下さい。

      

木犀

木犀に人を思ひて徘徊す

       (尾崎放哉)

  

木犀

町の名となりし木犀香を放つ

       (梶井和呼)

  

木犀

家絶えし木犀大樹香を放つ

       (上崎暮潮)

  

木犀

雨あとの木犀かをる美術館

       (堺昌子)

  

金木犀1 

これといふ庭なき家に金木犀

       (松崎鉄之介)

   

金木犀

抜け路地は昭和の匂ひ金木犀

       (佐渡谷秀一)

   

銀木犀

山麓の百年の家銀木犀

       (坪内稔典)

    

最後に拙句(まんぽ俳句)をご笑覧下さい。

  

金木犀両隣にも真向ひも

厨窓開ければ香る金木犀

大小の金木犀やまんぽ道

小さき黄の更地に飛び來金木犀

金木犀垣根に黄の香ちりばめて

そよ風に吾を包みし木犀香

木犀の香りを纏ひ帰宅かな

        (薫風士)

    

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