俳句 (Haiku) Feed

2023年10月17日 (火)

《新米・今年米》

    

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「ゆめぴりか」も美味しいが、山形県の「つや姫」の旨さは印象的でした。

(「最上川秋の舟下り」参照)

   

  

  

歳時記(俳誌のサロン)から新米と今年米の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語)をクリックしてご覧下さい。

         

新米・今年米 1 

アルプスの水に炊きあげ今年米

       (水谷芳子)

  

新米の袋に旅の芭蕉翁

       (深川知子)

  

新米・今年米 2

新米をゴルフの賞と夫戻る

       (指尾直子)

 

新米のご飯とハムの目玉焼

       (佐方敏明)

 

新米・今年米 3  

新米は素十の里のこしひかり

       (高森弘)

  

新米の値上げ今夏の暑かりし

      (田中藤穂)

  

新米・今年米 4

恒例の旧友よりの新米来

       (大橋晄)

  

能勢棚田なる新米ともてなさる

     (片山喜久子)

   

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2023年10月16日 (月)

俳句《どんぐり・団栗》

    

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写真は「まん歩」の道で撮ったものです。

   

   

歳時記(俳誌のサロン)から「団栗」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語)をクリックしてご覧下さい。

  

団栗1

団栗を宝とせる子擲つ子

       (宮本俊子)

   

団栗2

団栗を拾ふ想ひ出拾ふごと

       (石田静)

  

団栗3

団栗や林の奥に絵画館

       (塩田博久)

  

団栗4

どんぐりやもうすぐできる逆上がり

       (今村千年)

  

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2023年10月11日 (水)

「客観写生」と「花鳥諷詠」の違い

 

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(写真)

花鳥2023年11月号の「花鳥徒然」の記事(薫風士の投稿)です。

タップ拡大してご一読下さい。

  

  

  

高浜虚子は、自由にものが言えない戦時中の俳句では「客観写生」を唱道し、戦後自由にものが言えるようになると、「花鳥諷詠」を推奨したのだろうと推測していましたがウイキペディアには次の解説がありました。

抜粋・掲載させて頂きますが、詳細はここをクリック(タップ)して、ご覧下さい

    

「花鳥諷詠」は1928年4月21日の「大阪毎日新聞」の講演会で提唱された。「花鳥」は季題の花鳥風月のことで、「諷詠」は調子を整えて詠う意味である[注 1]

一般に「花鳥風月」といえば「自然諷詠」の意味になるが、虚子によれば「春夏秋冬四時の移り変りに依って起る自然界の現象、並にそれに伴ふ人事界の現象を諷詠するの謂(いい)であります」(『虚子句集』)と「人事」も含めている。この「花鳥諷詠」は「ホトトギス」(俳誌)の理念であるが、それまで主張していた「客観写生」との関係は必ずしも明らかではない。虚子は終生この主張を変えることなく繰り返したが、理論的な展開は示さなかった。

 (以下省略)

    

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(写真)

人と自然の博物館のイベントのパンフレットと新館の軒からの眺めです。

 

ひとはく」(兵庫県立人と自然の博物館)の新館の軒にある鎖樋が秋雨に奏でる音を聴きながら「まんぽ俳句」を口遊み、冒頭の写真を見ながら拙句を推敲していて、ふと客観写生と花鳥諷詠のことを考えました。  

   

(A. 客観写生)

秋雨の旋律奏づ鎖樋

  

(B. 花鳥諷詠)

秋雨の旋律愛づや鎖樋

   

掲句について、「Aは客観写生であり、Bは花鳥諷詠である」と言えるのではないでしょうか?

 

客観写生をして、感じたことや思ったことを俳句に詠み込めば、それが花鳥諷詠だと思います。

 

貴方のお考えなど、何らかのコメントを頂けると幸いです。

  

ちなみに、花鳥諷詠についてWEB検索をすると、「新興俳句と花鳥諷詠論」(松井利彦著)という興味深い参考になる記事がありました。

    

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2023年10月10日 (火)

東京の四季《まんぽ俳句写真特集》

  

旅の思い出に写真俳句を作ろう  

タイトル(青色文字)をクリックして記事をご覧下さい。

  

   

人と船往来のどか隅田川 

202349日に開催された「花鳥7百号記念大会坊城中子お別れ会」に参加した翌日、隅田川沿いの「俳句の散歩道」などを散策し、藤棚の下で弁当を食べ、大川の春を満喫して、「まんぽ俳句」を口遊みました。

   

  

 

麗かやスカイツリーを撮り漫歩 

字数の多いスカイツリーの句作にチャレンジして「まんぽ俳句」を詠みました。

貴方も遊び心で俳句にチャレンジしませんか?

  

  

  

 

花鳥七百号記念大会・坊城中子お別れ会に参加して 

コロナ禍の行動制限が解除されて202349日に待望の花鳥七百号記念大会と坊城中子(2021.8.16逝去、享年93)お別れ会が東京の富岡八幡宮婚儀殿で開催され、参加しました。

記事の写真を見て、どの選者が下戸か酒豪か当てるのも一興でしょう。 

    

  

  

芭蕉記念館・俳句の散歩道》真夏の吟行俳句と写真 

青色文字をクリックしてリンク記事をご覧になると面白さが倍増すると思いますが、是非とも現地を訪ねてご自身のまんぽ俳句を詠まれることをお勧めします。   

  

  

  

花鳥6百号記念全国俳句大会に参加 

2014年8月22~23日に東京の霞会館で開催された花鳥6百号記念全国俳句大会に参加しました。大会の情景の写真や入選句の記事をご覧下さい。

     

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2023年10月 2日 (月)

秋の建仁寺(まんぽ俳句と写真)

  

一昨日(2023.9.30)、正岡子規の俳句の英訳色紙の展示会を友人が開いているのを見に行った帰路、建仁寺を訪ねて、「まんぽ俳句」を詠みました。

 

写真と拙句をご笑覧下さい。

青色文字をクリック(タップ)すると、歳時記の例句やリンク記事をご覧になれます。

  

色変へぬ松を背(そびら)に大砂紋

花頭窓白き砂紋の秋気かな

方丈の大雄苑や秋高し

法堂の秋燈に映ゆ双龍図

双龍も阿吽やの建仁寺

双龍のお茶目な目玉秋の堂

襖絵の七賢人に秋思かな

金風や風神跳びし金屏風

秋日和笑みを誘ひし雷神図

建仁寺訪ね一日の秋惜しむ

      (薫風士)

  

(写真はタップ拡大出来ます。)

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2023年10月 1日 (日)

秋の蹴上・無鄰菴吟行(俳句と写真)

        

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(冒頭の写真)

無鄰菴のパンフレットの一部分です。

   

  

    

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(2023.9.30)

正岡子規の俳句の英訳の色紙展を開いている友人からお誘いがあり、京都の蹴上にある無鄰菴を訪ね、色紙展や庭の吟行をエンジョイしました。     

拙句と写真を掲載しますのでご笑覧頂ければ幸いです。

写真をタップ拡大すると、色紙の英語や俳画をご覧になれます。

        

友集ひ蹴上の秋の俳画展

爽やかや英語俳句の色紙展

床の間に並ぶ色紙や秋日影

秋澄むや英字の書体端正に

色紙展玻璃窓見れば初紅葉

南禅寺三門高し天高し

廃線に乙女戯れ秋高し

       (薫風士)

  

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2023年9月30日 (土)

仲秋の名月(写真俳句)

  

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(写真)

親戚がくれたものです。

タップ拡大して兎の餅つきをご覧下さい。

    

中秋や宵の八時のまん歩する

名月や明るき窓に子等の声

中秋の名月愛でて八千歩

十五夜のまんぽ俳句を口ずさみ

名月の映ゆる水面やホロンピア

仲秋深田公園月明かり

仲秋のマンション映ゆる宵の池

まん歩して中秋の月惜しみけり

  

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2023年9月29日 (金)

俳句《林檎》

 


22910 歳時記(俳誌のサロン)から「林檎」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きますが、拙句の記事もご笑覧頂けると幸いです。

例句の詳細は青色文字(季語)をタップしてご覧下さい。

 


添削の礼に呉れたる林檎愛づ
       (薫風士)

 


林檎1
みな貧しかりし林檎の歌うたひ
       (大串章一)

 


林檎2
歯の若さ誇りて林檎丸かじり
       (井田幸子)

 


林檎3
町はづれ賑はひそめしりんご狩
       (梅田秀子)

 


林檎4
林檎熟れはるかに威ある津軽富士
       (望月晴美)

 


林檎5
会ひ語ることは活力林檎むく
       (落合絹代)

 


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2023年9月26日 (火)

《栗・栗飯・栗ご飯》

        

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2023年9月に丹波篠山市の「福住の町並み」などを吟行した帰路の旧街道に落ちていた栗を拾い、「栗拾い」や「栗ご飯」などの「まんぽ俳句」を詠みました。

 

ここをクリック(タップ)して、「福住の町並み・《住之江の庭》秋の吟行」をご覧下さい。

   

丹波路や栗の転がるアスファルト

吟行の帰路に転がる栗の毬

道の毬踏み割り見れば丹波栗

道の栗拾はぬ主何処に住む

吟行の帰路の余得や栗拾ふ

栗飯の入れ歯に優し旨さかな

安酒を酌みて愛でるや栗ご飯

          (薫風士)

  

歳時記(俳誌のサロン)から「栗」や「栗飯」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は季語(青色文字)をクリック(タップ)して、ご覧下さい。

  

ポケットの楽しき重さ栗拾ふ

       (山田弘子)

 

お守りとともに届きぬ里の栗

       (村越化石

 

栗剥の証となりし指の傷

      (鈴木多枝子)

 

一升の栗を剥きたる肩のこり

       (黒杭良雄)

 

母と子にはなしは尽きず栗を剥く

       (窪田粧子)

 

かみさんの言ひ成り次第栗を剥く

      (石田きよし)

  

子ら招く金婚式や栗おこわ

      (松本文一郎)

 

栗剥きつ耳すましをる長電話

      (柿沼盟子)

  

栗飯

栗飯や征きしままなる兄若く

      (野沢しの武)

 

わがままは気づかないふり栗ごはん

      (尾上有紀子)

   

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2023年9月25日 (月)

俳句《手踊と秋扇》

 


テレビの横にある窓を見ると、庭に秋の蝶が舞っていました。
写真をタップ拡大して、ハマボウの梢に止まっている蝶をご覧下さい。

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(写真)
NHK-TV画面と庭の蝶

 


俳句のリズムを整えるために、「秋扇」は「あきおうぎ」か「しゅうせん」と読み、「手踊女」は「ておどりめ」と読みます。

 


手踊りや津軽三味線秋扇
手踊りの蝶の舞ふ所作秋扇
たおやかな手踊りの蝶秋扇
秋扇を蝶の舞にす手踊女
手踊りの扇の蝶や秋蝶來

       (薫風士)


歳時記(俳誌のサロン)から秋扇の例句を気の向くままに抜粋掲載させて頂きます。
例句の詳細は季語(青色文字)をタップして、ご覧下さい。

 

秋扇
秋扇置く仕草にも観世流
      (稲畑廣太郎)


秋扇
秋扇手持ち無沙汰で扇ぎをり

       (溝渕弘志)


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2023年9月22日 (金)

俳句《コスモス・秋桜》

 

922_072315 924_101708 925_144742今朝、庭に出ると、三色のコスモスに次々と虻が止まり、蜜を吸っていました。

虻は近づいても逃げないで白い花に長居しました。
昼過ぎには蝶も来てピンクの花に止まり、蜜を吸っていましたが、近づくと、すぐに逃げました。
写真をタップ拡大して、虻や蝶をご覧下さい。
 


歳時記の前座として、先ず拙句(まんぽ俳句)を掲載します。
「秋桜」は、俳句の定型「5・7・5」のリズムを整えるために、「こすもす」か「あきざくら」と読みます。

 


さ揺るるや秋桜の丈二米
三色のさ揺る秋桜虻留まる
白きには虻長居して蜜を吸ふ
手作りの庭の秋桜咲き乱れ
居間の窓今朝は大揺れ秋桜
コスモスの三色正し整へり
秋桜のさゆる吾庭の蝶の舞
次々と秋蝶舞ふや居間の窓
コスモスや虻蜂捕らず逃げもせず
コスモスや何かに刺され腕腫らし
コスモスや駄洒落俳句で何目指す
コスモスや未来志向の句に遊ぶ
コスモスや折れても尚も咲き続け
         (薫風士)

 

歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに秋桜の例句を抜粋掲載させて頂きます。
例句の詳細は季語(青色文字)をクリック(タップ)してご覧下さい。

 

秋桜1
首細き少女のピアス秋桜
     (田下宮子)

 

秋桜2
倒れてもまだ咲き誇る秋桜
     (高木昌子)

 

秋ざくら
秋ざくら渾名で呼ばれ呼べる仲
     (岩田裕江)

 

コスモス1
コスモスと背丈きそいし子らの笑み
     (朝日千尺)

 

コスモス2
休耕田コスモス咲かせ町おこし
     (柿沼利男)

 

コスモス3
コスモスや鯖街道の番所跡
    (藤田京子)
   

 

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2023年9月18日 (月)

四季の吟行《神戸市・西宮市》

    

神戸市や西宮市へ吟行した時の俳句と写真をまとめました。

  

青色の文字(タイトル)をクリック(タップ)して、記事をお楽しみ頂けると幸いです。

  

神戸どうぶつ王国《真夏日の吟行

 

舞子公園《真夏日の吟行

 

秋晴れの灘・酒蔵吟行(写真と俳句

 

「海の日」の俳句と写真

 

花の下ウクライナ旗と童像《夙川公園吟行

 

北山緑化植物園・春爛漫の吟行(俳句と写真

 

冬晴の吟行楽し誓子館(吟行句と写真

 

コロナ禍の梅雨のひととき「美かえる」で

 

須磨離宮公園・バラと噴水(吟行の俳句と写真

 

綱敷天満宮吟行《梅の花・土筆

 

《春の海》 俳句と写真(須磨浦公園吟行

 

梅雨空に有馬温泉吟行す (俳句と写真

 

《紫陽花・七変化・あじさゐ》(俳句と写真

 

「探梅」・「観梅」の俳句と写真

 

有馬・瑞宝寺公園 (紅葉の俳句と写真

 

吟行の写真俳句《神戸布引ハーブ園》(改訂版

    

俳句は読み人(詠み人)次第・気軽に楽しもう

    

俳句の鑑賞《極暑・酷暑・炎暑

   

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2023年9月14日 (木)

四季の吟行《三田市》

   

三田市吟行の俳句と写真の記事をまとめました。

青色の文字(タイトル)をタップして、記事をご覧下さい。

  

五月雨《三輪明神窯史跡園を訪ねて

   

三田独活小屋・有馬富士公園吟行(春の俳句と写真    

 

時雨晴れ「つくしの里」を吟行す(俳句と写真

 

俳句鑑賞:「下萌」(俳句と写真

  

「百日紅」の俳句と写真(特集

 

新涼の深田公園まん歩する(「まんぽ写真」特集

 

「まんぽ俳句」新年の吟行をエンジョイしよう

  

(俳句)《蝉・空蝉・蝉時雨

    

「早春」・「春浅し」(有馬富士

  

「春光」の俳句《花山院吟

      

夕月とスマートフォン (第51回三田市民俳句大会

    

紅葉の俳句と写真集(改訂版

 

俳句の鑑賞《初紅葉・薄紅葉

 

「薄紅葉」の俳句と「ひとはく」ホロンピアの写真

  

俳句の鑑賞 《万緑

  

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四季の吟行《丹波市》

     

丹波市吟行の俳句と写真の記事をまとめました。

下記の青色文字(タイトル)をクリック(タップ)して、記事をお楽しみ頂けると幸いです。

   

冬紅葉愛でし石庭石像寺

 

ソーダ水《たんば青春俳句祭

   

万緑と青田《丹波竜の里・化石工房吟行俳句

  

俳句《藤・藤棚・藤の花

   

常勝寺吟行《鬼こそ・鬼やらい・追儺式

 

丹波路の森のひととき水遊び(俳句と写真

 

丹波路の花片栗と雛祭り(俳句と写真

  

梅雨晴間綾子生家を訪ねけり(俳句と写真

 

俳句の深読み: 田ステ女俳句ラリーに参加して

 

太鼓橋・一心橋の思い出

   

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四季の吟行《丹波篠山市》

  

丹波篠山市吟行の記事をまとめました。

タイトル(青色文字)をクリック(タップ)して、記事をご覧下さい。

   

《冬霧》丹波並木道中央公園

   

福住の町並み・「住之江の庭」秋の吟行

  

波々伯部神社祇園祭吟行

   

桜の俳句と写真(丹波篠山吟行)

  

丹波篠山・戎神社吟行

  

兵庫陶芸美術館・登り窯吟行(俳句と写真

   

山の日」を満喫しけりユニトピア (吟行写真集

   

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2023年9月13日 (水)

福住の町並み・「住之江の庭」秋の吟行

  

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2023年9月12日に俳句仲間と丹波篠山市の旧宿場町エリア「福住」を訪ね、丹波路ならではの吟行をエンジョイしました。

  

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冒頭の写真は、丹波篠山市教育委員会発行のパンフレットの一部分です。

 

写真をタップ拡大してご覧下さい。

  

住吉神社の敷地にある重森三玲作の枯山水の庭園「住之江の庭」などの写真や拙句(まんぽ俳句)をご笑覧下さい。

  

稔り田や旧街道の一里塚

福住むてふ郷の稔田豊かなり

故郷を誇るガイドや秋の宮

住之江の庭の彼方は初黄葉

三玲作枯山水の庭時雨る

秋時雨厭はずガイド元教授

爽やかや枯山水のモダニズム

雨上がり枯山水の秋気澄む

せせらぎの煌めく畔秋の草

秋草を探り談笑俳句好き

爽やかに余生談議も句座の昼

門入れば尊徳像秋茜

福住や栗転がりしアスファルト

福住の一日惜しみつ栗拾ふ

拾ひたり旧街道に落ちし栗

夕餉にと拾ふ落栗篠山路

栗飯は舗装道の落ち栗ぞ

安酒を汲みて栗飯愛でにけり

    

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俳句《秋澄む》

    

秋澄む」の例句を歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに抜粋掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字の季語をクリックしてご覧下さい。

   

秋澄む1

せせらぎの鈴振るごとし秋澄めり

         (菰田晶)

  

パラグライダー色とりどりに秋澄めり

        (永井孔雀)

  

秋澄む2

魚はねて広がる水輪秋気澄む

      (丹生をだまき)

  

名にしおふ養老の滝秋気澄む

       (大石よし子)

  

秋澄む3

秋澄むや猫も耳かす遠汽笛

      (小山繁子)

  

秋澄むやおしやれカットの犬のゐて

        (中貞子)

  

秋澄む4

菩提寺の瓦普請や秋澄めり

      (農谷ゆき江)

  

都庁より三浦半島秋澄める

       (大霜朔朗)

   

秋澄む5

小流れの正しきリズム秋澄めり

      (橋本貴美代)

  

秋澄むや試飲自由のワイナリー

      (山中ミツ)

  

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2023年9月10日 (日)

二百十日・厄日・二百二十日

    

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(写真)

日本伝統俳句協会9月のカレンダー(一部分)

  

陰暦の9月の呼称は「長月」です。

  

写真をタップ拡大して、掲載句をご覧下さい。

  

9月1日の「二百十日」・「厄日」には大災害が起こりませんでしたが、9月9日には台風13号の影響で福島や茨木、千葉など各地で局地的豪雨の災害が起きています。

  

9月9日は「重陽」ですが、陰暦の重陽が新暦に当てはめられていて、到底お祝い気分にはなれません。

駄句で失礼かと存じますが、被災された方々には謹んでお見舞い申し上げます。

    

重陽や局地豪雨に苛まれ

      (薫風士)

   

「苛まれ」は「さいなまれ」と読んで下さい。

ここをクリック(タップ)して、「言葉の力・俳句の力《癒し》」をご覧下さい。高野ムツオ氏の俳句などが慰みになれば幸いです。

   

歳時記(俳誌のサロン)から、「二百十日」・「厄日」・「二百二十日」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語)をクリックしてご覧下さい。

  

二百十日

真夜覚めて二百十日の雨を聞く

       (稲畑汀子)

 

田のうねり見守る二百十日かな

       (水谷靖)

  

厄日1

天気図に渦巻き増ゆる厄日前

         (横山茂子)

  

厄日2

忌心に句心重ね厄日かな

       (稲畑廣太郎)

  

厄日3

たこ足のコードにけつまづく厄日

       (根橋宏次)

   

二百二十日

おだやかな二百二十日の川流れ

       (鈴木とおる)

   

今年は1923年(大正12年)に発生した関東大震災から100年の節目に当たります。

ここをクリック(タップ)して、内閣府「防災情報のページ」をご覧下さい

   

9月8日の「白露」が過ぎると、さすがに朝夕は凌ぎよくなりましたが、地球温暖化の影響でしょうか、台風の発生時期や進路、線状降水帯の発生、局地的豪雨など異常気象が常態化しています。

  

人悼む筆を起こせし白露かな

       (山田弘子)

    

季語《東北忌・3.11》に思うこと」をご覧ください

    

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2023年8月30日 (水)

「盆の月」に祈ること

  

八月尽何の兆しか宵の空

       (薫風士)

    

ウラジスラバ - シモノバさんの俳句を読んで思ったことを書きました。

  

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(写真)

8月31日の満月

   

  

空の雲の模様が「四季の雲(写真・俳句)《早春・春の雲》」の空に似て、何かが対峙して噛み合っているかのようにも見えます。

    

30日の「盆の月」は曇りで見えなかったので、31日の満月を愛で、世界の平和を祈りましたが、ウクライナ戦争の終結の兆しはありません。
  

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日本経済新聞電子版8月27日付の「春秋」(写真参照)に、ウラジスラバ・シモノバさんの俳句が次のとおり引用されていました。

  

真っ青な空がミサイル落としけり

  

シモノバさんのウクライナ語俳句の翻訳の「空がミサイルを落とす」という表現は腑に落ちません。

ミサイルを落とすのは空ではなく、人間です。  

次の仮想俳句や川柳に込める薫風士の思いを世界の人々がシェアしてくれることを祈っています。

   

ミサイルの打ち止めならず盆の月      

        (俳句)

 

月面へ覇権争い持ち込むな

        (川柳)

月面や月の資源の権益については、「宇宙条約」が適用されるのでしょうが、国際条約が反故にされることが無いことを祈っています

        

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写真)

日本伝統俳句協会のカレンダー8月後半部分

   

写真をタップ拡大すると、掲載の俳句をご覧になれます。

     

チュヌの便り」として2014年に掲載を始めた薫風士のブログは、2018年にチュヌが亡くなったのを契機に、ブログの名称を「俳句HAIKU」に変え

キャッチフレーズを

俳句を通じて世界平和を! 

World peace through HAIKU!   

故郷を『まんぽ俳句』で元気に、

未来へ繋ごう!

に改めました。

  

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(写真)

俳句HAIKUのアクセス累計

「チュヌの便り」~「俳句HAIKU」の10年間のアクセス累計は、お陰様で8月30日(盆の月)に百万件の大台にのりました。

    

ブログ用の川柳擬きの拙句をご笑覧下さい。    

  

満月やチュヌにアクセス百万に

百万のアクセス謝すや盆の月

盆の月馳せる思ひはウクライナ

月面へ競ふ先着盆の月

盆の月憂ふ未来の宇宙戦

満月や慈悲の心を月面へ

恙無き白寿目指すや盆の月

      

ここをクリック(タップ)して、「花祭《21世紀の宗教・世界平和を考える》」をご一読下さい。

   

歳時記(俳誌のサロン)から「盆の月」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

青色文字(季語)をタップして、例句の詳細をご覧下さい。

  

盆の月1 

本音述べ後悔もあり盆の月

        (後藤とみ子)

  

盆の月2

戦前派戦中派老い盆の月

       (吉田多美)

  

盆の月3

話したきことの溢るる盆の月

       (一民江)

    

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2023年8月26日 (土)

西瓜食み馳せる思ひやウクライナ

     

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(写真)

親戚がくれた暑中見舞い状と、

鴉か何かに食われた無惨な西瓜

     

8月23日の「処暑」が過ぎても、残暑とは言いがたい猛烈な暑さが続いています。

  

残暑お見舞い申し上げます

 

ロシア軍がウクライナ侵攻を始めてから1年半が経ちましたが、停戦の気配はありません。

  

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タイトルは、ウクライナ戦争の終結を祈りつつ詠んだ、ウクライナ応援のブログ記事用の拙句です。

  

   

828_080526

先日、日本経済新聞電子版8月27日付の「春秋」のコピー(写真参照)を後輩が送って呉れました 

その記事に、ウラジスラバ・シモノバさんの俳句が次のとおり引用されていました。

  

真っ青な空がミサイル落としけり

 

この俳句はシモノバさんがウクライナ語で詠んだ俳句の翻訳でしょうが、「空がミサイルを落とす」という表現は腑に落ちません。

ミサイルを落とすのは空ではなく、人間です。

自然現象は止めることが出来ませんが、人間のすることは止めることが出来ます

 

この点を認識して原句が作られたのかどうか、ウクライナ語は知らないので、英語訳があれば是非それを見て確認したいものです

     

梅東風や届け世界にこの思ひ」が令和の人々の目の黒いうちに実現するとは思えませんが、その平和の祈りは、俳句を通じて続けることによって世界の人々にシェアして頂き、未来へつながれることを願っています。

  

青色の文字をタップして、リンク記事をご覧下さい。 

  

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