俳句 (Haiku) Feed

2022年4月19日 (火)

ヨイクの日和平祈るや朧月

       

(P.S. 2023.1.19)  

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写真は、1月19日の朝現在の俳句HAIKUへのアクセス累計を表示しているパソコン画面の一部分です。

 

  

1月19日は「いい句の日」とのことですが、意味深い数字が並んでいます。

  

令和5年1月17日現在の俳句HAIKUへのアクセス累計は、縁起の良い数字「880,770件」に達していました。

 

薫風士の思いを込めた記事を「市井の老人の幻想だ」と切り捨てずに、皆さんにシェアして頂ければ望外の喜びです。

    

今朝、NHKの天気予報で、1月19日に因んで「いい句の日」とダジャレを言って楽しませてくれましたので、このP.S.記事を追加しました。

  

(2022.4.19)

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2022年4月19日のNHK朝の天気予報でダジャレ俳句(?)を手書きにして、単調になりがちな天気予報の番組を面白くしていました。

  

早速、「419」・「ヨイク」・「良い句」・「佳い句」の掛詞を使ったダジャレ俳句をタイトルにして、この記事を書くことにしました。 

  

1187_4写真は、日本伝統俳句協会4月のカレンダー(後半部分)です。

    

      

復活祭の日(4月17日)はすっきりとした満月でしたが、18日は冒頭の写真のように朧月となり、19日の宵は雲に覆われたのか月は見えませんでした。20日は春の恵みの雨「穀雨」なのでその前触れでしょうか。    

   

これまでのロシアとウクライナの両大統領の言動からすると、ウクライナ紛争の長期化は避けられそうにありません。

 

難を転じて福となす地方創生故郷活性化のためにも、この際、地産地消・自産自消で物価高を凌ぐ覚悟をしましょう!

   

悲しいことですが、ロシアはウクライナへの攻撃を止めず、ウクライナのゼレンスキー大統領は徹底抗戦を宣言しています。

  

沖縄戦」や「原爆投下」のような非道悲惨なことにならないことを祈っています。

 

かって日本が追い込まれた沖縄戦と事情は違うにせよ、戦争を最後まで続けることの是非は一時の感情に溺れず将来を見据えてしっかり考えてほしいものです。  

  

俳句を通じて祈る世界の平和は、永久に実現しないのでしょうか? 

  

ウクライナの和平を祈って、市井の一老人が詮無いことと思いつつも、已むに已まれぬ思いで書いた記事を皆さんがシェアして頂ければ望外の喜びです。

(青色文字のタイトルをクリックしてご覧下さい。)

    

血に染むなドニエプルてふ春の川

  

梅東風や届け世界にこの思ひ

  

「花祭」の俳句《21世紀の宗教・世界平和を考える

   

花の下ウクライナ旗と童像(写真・俳句

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

   

2022年4月14日 (木)

北山緑化植物園・春爛漫の吟行(俳句と写真)

         

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今日は花冷えですが、先日、夏日と言える春爛漫の「西宮市北山緑化植物園」を句友と訪ね、吟行をエンジョイしました

   

北山緑化植物園には満開の見事な桜や多種多様な花があり満足しましたが、残念ながら、温室は改装の為か閉鎖中でした。 

俳句会で共感を呼んだ拙句は「熊ん蜂」などの写生句でしたが、ウクライナの人々に思いを馳せて詠んだブログ用の拙句などを掲載します。

(ブログ用の拙句には「季重なり」の俳句がありますので、例句の参考としてはご注意下さい。)

「歳時記」や「575筆まか勢」の例句は拙句の青色文字の季語(青色文字が記事にリンクしている場合はその記事の中の季語)をクリック(タップ)してご参照下さい。

   

写真をタップ・拡大して疑似吟行をして頂ければ幸いですが、是非とも、素晴らしい緑化植物園を訪ねて直にお楽しみ下さい。

   

園入れば花爛漫に息を呑む

青と黄の園児の帽子花の舞 

削岩機手にする背へ花の舞

余念なき園の補修や花曇

読み違ひみどりみとり花の園

纏ひ付き逃げ飛ぶ速さ熊ん蜂

楽しさや句友と句作花の下

      (薫風士) 

    

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花の下ウクライナ旗と童像(写真・俳句)」でも述べようにウクライナの国旗の色は青と黄の二色なので、「向日葵」(ウクライナの国花)や「チューリップ」(トルコの国花)を用いて、紛争が速やかに終わることを祈り、ウクライナを応援する俳句を詠みました。

花の黄色と葉の青を重ねて比喩的に詠んだ応援句の心算です。

比喩の俳句としては強引過ぎですが、和平を求める思いの強さとして、ご容赦下さい。

    

花見にもキーウの人に思ひ馳せ    

菜の花の爛漫として夏日かな    

夏日とて向日葵は未だ緑化園

青と黄の園児に注ぐ花の舞    

菜の花に馳せる思ひやウクライナ     

求めしは黄のチュ―リップ緑化園 

        (薫風士

  

梅東風や届け世界にこの思ひ」で訴えたように、日本国憲法前文の理念は世界平和を望む国国の共通の理念としてNATO本来の理念でもある筈ですから、その精神に則ってロシアとウクライナ両国大統領が歩み寄り、「向日葵」が咲く真夏日頃までには和平が成立することを祈っています。

恒久的な平和は、「『花祭』の俳句《21世紀の宗教・世界平和を考える》」で述べた提言が受け入れられた時に実現されるでしょう。

「緑化園」のみならず、「梅園」や「手作りの庭」などの手入れと同じように、「平和な社会」も手入れをしなければ維持できません。

「俳句HAIKU」も日々・折々に更新したいと思っています。

       

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トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

  

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2022年4月10日 (日)

飛行雲ほのかに二つ春の空

    

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タイトルの俳句は散歩に詠んだ拙句「まんぽ俳句」です。

   

冒頭の写真をタップ・拡大すると、パソコンなら微かに飛行機雲を一つご覧になれますが、スマホの場合は見えないでしょう。

  

飛行機雲キーウは如何春の空

   

「キーウ」はウクライナの首都の新しい呼称です。従来、ロシア語由来の呼称「キエフ」が用いられていましたが、ウクライナ語の呼称に変更されました。(外務省HP参照

    

横たふる歯科の足先春の空   

春天へ飛び交ふ子等の声高し

  

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歳時記「春の空」や「春天」の例句は

ここをクリック(タップ)してご覧下さい。

     

   

ウクライナに思いを馳せた俳句は、ここをクリック(タップ)して、「花の下ウクライナ旗と童像(写真・俳句)」をご覧下さい。

   

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2022年4月 8日 (金)

花祭《21世紀の俳句と世界平和》

   

ここをクリック(タップ)して、「俳句の哲学は世界共通」(国際俳句協会に於けるヘルマン・ファン・ロンパイ元EU大統領のスピーチ)をご覧下さい

  

2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻は止みそうにないので、「花祭り」の今日は、宗教の観点から恒久的世界平和を訴えることにしました。

   

アメリカは「信教の自由」をアメリカ合衆国憲法で保障していますが、大統領就任の宣誓は聖書に手を置くことが慣例化しています。

  

ユダヤ教やイスラム教などの特定の宗教を排除するとか、無宗教を排除する気が大統領に無いとしても、キリスト教は一神教ですから必然的にそういう誤解を与えるでしょう。

  

このような聖書に手を置く慣例を止めて、現代の憲法の精神に則って宣誓する様式に変更出来ないのでしょうか?

   

セオドア・ルーズベルトは聖書を用いず、大統領就任の宣誓をしたそうです。

    

梅東風や届け世界にこの思ひ」で述べたように、日本の平和憲法前文の理念を世界で最古といわれるアメリカ合衆国憲法の理念に反映し、その新しい合衆国憲法章典を聖書の替りに宣誓に用いる等、何か適切な新様式を採用できないでしょうか?

  

それが実現すれば、アメリカ大統領が世界のリーダーとして世界中の更に多くの国々から信頼を得ることが出来るでしょう。 

  

プーチン大統領は就任の宣誓にロシア連邦憲法を用いたそうですが、プーチン大統領にも是非、日本の平和憲法前文の理念を織り込むべく、ロシア連邦憲法改正の意思表示をしてほしいものです。

 

ロシアのウクライナ侵攻は、プーチン大統領の独善的な専制主義のもたらしたものであり、決して支持できません。

  

宗教戦争やナポレオン、ナチスなどの侵略戦争の歴史を見れば、プーチン大統領の決断の背景には独裁者として共産主義と資本主義との覇権争いに勝たねばならないという強い意思が根底にあるのかもしれませんが、戦争は世界の人々に多大の犠牲を伴うばかりであり、恨みが恨みを生み、問題を解決するどころか、原子爆弾による人類破滅の危険を増すばかりでしょう。

     

ウクライナの人々には、ロシア系の人もいるでしょうから、西欧系の人々が一方的にロシアを「悪」とする敵対的な姿勢一辺倒で対処すると和平の道は閉ざされてしまうことを懸念しています。

 

ロシアやアメリカ、イスラエル、ウクライナのみならず、世界の指導者が、戦闘意識をむやみに煽ることなく、お互いの国や国民の立場を考えて、21世紀の宇宙時代に相応しい哲学・宗教観をもって和平の道を速やかに見出してくれることを祈っています。 

  

宗教と科学の対立と融合」をご一読頂き、薫風士の思いをシェアして頂ければ幸いです。

  

虚子の忌や深読みしたる虚子俳句

      (薫風士)

 

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2022年4月 3日 (日)

花の下ウクライナ旗と童像(夙川公園吟行)

    
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タイトルは、俳句会に出席する途次にJR「さくら夙川駅」で下車し、夙川公園の花見をして、写真のような情景を詠んだ拙句です。

  

  

地蔵さんと思い込んでいた「像」は「鎮魂の童像」でした。

この童像の作者が誰か存じませんが、ご本人か何方かが傍にウクライナの小さな国旗を幾つか立てて、ウクライナ紛争の犠牲者に対する追悼と速やかな紛争解決を祈ったのでしょう。その祈りに共感して、急遽この記事を書きました。

      

句会への車窓に涙花時雨

花堤童の像に涙雨

鎮魂の童の像や花時雨

花万朶小鳥は雨の蜜を愛で

コロナ禍や宴は自粛花時雨 

    

掲句の「涙」は比喩です。俳句会で投句した原句では「ぽつり」としていましたが、このブログ用に修正しました。

ウクライナに桜はあるのでしょうか? 

桜の蜜を吸っている小鳥は鶯でしょうか

(写真をタップ・拡大してご覧下さい。)

  

ウクライナの人々に平穏な日常が速やかに戻ることを祈っています。

ウクライナ紛争について、これまでに詠んだ俳句の記事をご覧頂き、その思いをシェアして頂ければありがたいです。

青色文字のタイトルをタップ(クリック)してご覧下さい。

  

四季の雲(写真・俳句)《四月馬鹿の宵》ウクライナ紛争の速やかな解決を祈って

  

梅東風や届け世界にこの思ひ

  

俳句の鑑賞《花曇・花冷》

  

血に染むなドニエプルてふ春の川

   

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2022年4月 2日 (土)

四季の雲(写真・俳句)《ウクライナ戦争止まず万愚節》

   

(2024.4.1 更新)

ここをクリック(タップ)して、「翔平の兄は新庄四月馬鹿」をご覧下さい。

  

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2022年の「四月馬鹿」の日暮れ、シャッターを下ろそうとして窓を見ると、東の空に、何かを暗示するような面白い形の雲がありました。

    

  

立春の翌朝、東の空の面白い形の雲を俳句に詠み、ブログ記事にした「四季の雲(写真・俳句)《早春・春の雲》」を読んでくれた方もいるでしょう。

人との出会いを「一期一会」として大切にしますが、変化の絶えない折々の雲も「一期一会」で、何か運命の不思議さを感じます。

雲の形の対比が面白いので写真を再掲載します。

   

今朝の雲何の兆しか春浅し

春の空今朝は稜線くっきりと

四月馬鹿何の兆しか宵の雲

春天を柔らかに分け飛行雲

飛行雲消えて一天春うらら

春天の雲と朝夕対話して

   

ウクライナ紛争の和解交渉は進展せず、解決策は「」ならぬ「暗闇」の暗中模索です。

応急的な緊急対策としては、世界の指導者が日本の平和憲法前文の理念に則り和平交渉を促進すると良いでしょうが、将来を見据えた根本的解決策を講じない限り、将来も紛争は繰り返すことになるでしょう。

この考えを「万愚節」の戯言とせず、「梅東風や届け世界にこの思ひ」をご一読頂き、「横浜シスターズ」に及ばずとも、その思いを皆さんでシェアして頂ければ望外の喜びです。

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

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2022年3月30日 (水)

梅東風や届け世界にこの思ひ

    

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このタイトルは、菅原道真の和歌「東風吹かば」や季語「梅東風」にあやかって、ウクライナ紛争の速やかな解決を祈って詠んだブログ用俳句です。

 

「東梅風」は、春の俳句の季語として「うめごち」と読みます。

 

何処の国・どの都市であれ、覇権争いの戦場にしてはなりません。

    

花冷の雨に偲ぶやマリウポリ 

ひとはくの旗はためかせ春颯 

春疾風青と黄の旗はためかせ

      
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ウクライナ紛争を契機にして、台湾有事などの懸念が高まり、今年は憲法改正論議が益々高まるでしょうが、 この際、世界の政治指導者に対して、平和国家「日本国憲法」の前文を是非読み返して、自国の憲法を再検討することを促したいものです。

 

特に、前文最後の「日本国民は」を「わが国民は」と読み替えて、自国の政治姿勢に問題が無いか、世界の政治家が謙虚に反省してくれることを切望しています。   

   

「われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。

 

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」

  

お気づきでしょうが、上記の部分はウクライナ国旗をイメージして、青色と黄色にしています。

  

この思いを、「四月馬鹿」とせず、皆さんがシャエアして世界に発信してくれれば有難いです。

 

残念ながらロシアのプーチン大統領など、専制国家の独裁者には届かないでしょうが、いずれ世界の市民が和平実現の為に指導者を動かすことを祈っています。

 

香港の例やウクライナ紛争に鑑み、台湾の人々のみならず、世界の人々が賢明な公明正大な政治体制の推進に努め、人類の恒久的平和を追求することを願っています。

    

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

2022年3月29日 (火)

俳句の鑑賞《花曇・養花天・花冷》

      

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう!

    

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この写真は、2025年3月29日のNHK-TVニュース画面の一部分です。

   

2023年3月24日の東京は夏日で、25日は花冷えになりました。

  

武庫川の桜並木や短冊句

(写真をタップ・拡大して短冊句をご覧下さい。)

青色文字(季語など)をタップ(クリック)して例句や解説記事をご覧下さい。   

   

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  各地で桜が満開となりました。

    

  

今日は昼にかけて春雨午後は「花曇り」・「花冷え」です。

         

   

花冷えの高校野球きびきびと

   

選抜高校野球の決勝戦「大阪桐蔭 vs. 近江」を見ながら掲句を詠みました。

大阪桐蔭が高校野球史に残る記録的な圧倒的強さを見せましたが、近江もベストを尽くし、コロナ禍の花冷えに清々しい気持ちになりました

  

先日来、ウクライナに思いを馳せて「花曇」や「花冷」など、さまざまに拙句を詠みました。

ここをクリックして、ご覧下さい。

   

花曇キエフの空は如何ならむ

花冷に思ひ馳せるやマリウポリ

 春風に耳傾けよこの思ひ

ウクライナの和平はなるか日は朧   

     

「養花天」の例句は、ここをクリックしてご覧下さい

   

気の向くままに歳時記から例句を抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語)をタップ(クリック)して、ご覧下さい。

  

花曇1

千駄ヶ谷四ツ谷市ヶ谷花曇 

        (曽根久順)

   

花曇2

槌音の律義に響く花曇 

       (中村喜美子)

 

花曇3

山鳩のくくうくくうと花ぐもり 

       (田所節子)

    

花冷1

花冷を来て白粥に和みたり 

        (江木紀子)

 

花冷2

花冷の椅子ひとつ足す通夜なかば 

        (田所節子)

 

花冷3

花冷や若き日の悔いふと過り 

       (久保田雪枝)

   

花冷4

花冷や日暮れの雨は音もなし 

        (芝生南天)

  

花冷5

花冷えやつるりと光る牛の像 

        (丑久保勲)

  

花冷6

花冷えの余震ごもりとなりにけり 

        (門伝史会)

  

花冷7

花冷えや選挙ポスターみな笑顔 

        (奥田温子)

   

花冷8

花冷えやかかる電話の皆長し 

       (大塚たきよ)

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2022年3月27日 (日)

雨上がり昼餉の窓辺黄蝶来

    

蝶舞ふや老々介護行く小径

座す我に黄蝶舞ひて挨拶す

窓過る影の早さや黄蝶来

「過る」は「よぎる」と読んで下さい。

  

手作りの日本列島蝶の舞

黄蝶の番戯る吾庭かな

黄蝶の小さきが飛ぶやギザギザに

小さき蝶芝生すれすれ舞ひ行けり

木蓮や小雨に著き白き花

庭隅の小雨にさゆる雪柳

花冷の狭庭にピンク五六輪   

   

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窓辺の昼餉に蝶の舞や木蓮の花などを見るにつけても、ウクライナの人々の苦難に思いを馳せざるを得ません。

    

    

戦禍にも希望捨てず黄蝶來  

ロシア軍退きてキエフに黄蝶来

黄蝶の堤の舞やドニエプル

黄蝶を追ひて幼の転ぶ声

   

掲句をウクライナ旅行の「客観写生句」と言える日が速やかに来ることを祈っています。

歳時記」の「黄蝶」の例句はここをクリックしてご覧下さい

   

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「桜餅」の俳句鑑賞

    

辛党の胃の無き身とて桜餅

有難き平和の味や桜餅

この美味さ無縁の戦時桜餅

戦争の無き世を願ひ桜餅

         (薫風士) 

    

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(写真)

ウイキペディア解説PC画面の一部分

  

青色文字(季語など)をタップ(クリック)してリンク記事や例句の詳細ご覧下さい。

歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

   

桜餅1

・本復の喜び分かつ桜餅

        稲畑汀子

  

桜餅2

幼な子の掌よりはみ出す櫻餅

           (能勢栄子)

  

桜餅3

来る筈の人待つ席の桜餅

       (森脇貞子)

 

桜餅4

もてなしは世間話と桜餅

       (小林久子)

   

 桜餅5

・桜餅買ふもソーシャルディスタンス

         (田中信行)

  

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2022年3月21日 (月)

三田独活小屋・有馬富士公園吟行(春の俳句と写真)

    

人誰も美しき死を恋ふ西行忌

        (生澤瑛子)

    

詩心を求めまん歩西行忌

コロナ禍の句心発露西行忌            

         (薫風士)

    

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(写真)

日本伝統俳句協会カレンダー

(2021年3月と2022年3月の一部分)

   

   

写真をタップ・拡大すれば掲載された俳句をご覧になれます。

    

2022年3月19日、兵庫県立有馬富士公園の独活(うど)小屋など、公園関係者のご親切な案内のお陰で、春寒の吟行をエンジョイしました。

バーチャル吟行が出来るように、写真を23枚最後に掲載しています。

色々な「春」の季語をありのままに用い、巧拙に捉われず拙句31句掲載しましたが、写真を見て俳句を口遊み、少しでもコロナ禍の憂さ晴らしをして頂ければ望外の喜びです。

やっと、3月22日から「まん延防止等重点措置」が解除され、23日の午後には大阪城の桜の開花が確認され、25日には神戸の王子動物園の桜も開花しました。

まさに「春本番」・「春うらら」になりました。

 

自然のリアルに勝るものはありませんから、是非とも現地を訪ねて吟行をお楽しみ下さい

(青色文字をタップすると例句やリンク記事をご覧になれます。)

      

紅梅の彼方に小さき有馬富士

早春の登頂目指せし有馬富士

曇天に固く閉じたる桜の芽

咲初め何れが先か桜桃

馬酔木咲く小道を暫し流れ沿ひ

鶯の声の巧拙小径行く

晴れ男好かれしものは目まとひ

福島てふ大池巡り春寒し

有馬富士裾野に一つ独活の小屋

藁小屋の藁を分ければ独活覗く

独活白し薄暗がりの小屋の奥

茅葺や奥に雛段吊るし雛

盆栽実棉の弾け萱の軒

春風や心ばかりの募金して

もてなしは今朝取り立ての独活料理

独活料理三品試食に盛り上がり

独活切る女(め)八十路男(をのこ)が教へをり

独活小屋の主は八十路の元サラぞ

独活小屋も炭焼窯も守り八十路

萱軒に炭焼薪の整然と

炭焼はエコの枯木ぞ有馬窯

曇天を突く意気盛ん辛夷の芽

有馬富士折々映ゆる春の池

うずくまり浮寝ならざる岸の鴨

さざ波へ水脈を伸ばすや春の鴨

春の鴨水辺の何か啄みて

幼子もも見つめる春の池

三椏の花や瀬音の磴険し

吟行の帰路は春雨晴れ男

三月の吟行終へて恙無し

恙無き春の一日を惜しみけり

      

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

     

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2022年3月11日 (金)

血に染むなドニエプルてふ春の川

   

(2023.10.18 更新)

青色文字をクリック(タップ)して、梅東風や届け世界にこの思ひ盆の月に祈ることをご覧下さい。

  

ウラジスラバ・シモノバさんの次の俳句のウクライナ語の原句と英訳をご存知の方があれば教えて下さい。

 

真っ青な空がミサイル落としけり

    

(P.S. 2022.11.7)

ウクライナ祈り叶わず冬に入る

 

七夕祭に「ウクライナ戦争を止めよ!」と、祈りを七夕の短冊に書き、その思いが世界に広がり、和平が成立することを祈りましたが、残念ながら、やはりその祈りは叶いませんでした。

    

日本の「平和憲法」の前文がアメリカやロシアを始めとして、世界の国々共通の憲法前文となる日が来ることを夢見ていますが、世界の指導者が21世紀に相応しい人類の指導者としての哲学を持ち、宗教や民族の違いに捉われず英知を集めて、ウクライナ紛争を速やかに解決してくれ、和平の「祈念」が「記念」となることを切望しています。

  

(2022.3.11)  

Click here to enjoy bilingual haiku in English. 

   

I’m filled with thympathy

for Ukurainian refugees_

the cold spring weather

     

タイトル(俳句)は、「ウクライナ・ドナウへ流る春の川」という当初の穏やかな表現によるウクライナ紛争危機の逼迫性の誤解を避けるために変更したものです。

 

てふ」は、「とふ」と同様の「という」意味の古語で、「ちょう」と読みます

   

危機迫るキーウへ流る春の川

           

見たきものドニプル川の水遊び

  

「ドニエプル」は、ウイキペディアによると、ロシアからキエフなどのウクライナ都市を経て黒海に注ぐ川のロシア語の名称ですが、ロケットの名称でもあり、ウクライナ語では「ドニプル」です。

     

ウクライナ・ドナウへ流る春の水

戦禍にも流るドナウや春の川

春の川ドナウの辺親子連れ

この形何の兆しか春の雲

春の雲恐竜の如対峙して    

ウクライナ爆煙悲し春の雲   

   

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「悲し」など、「ストレートに感情表現をするとダメ句」などと言われますが、平和裏にウクライナ紛争が解決し、穏やかな日常が戻ることを祈りつつ、「やむにやまれぬ思い」を詠みました。

   

   

爆炎に街冴返るウクライナ 

難民の溢るる街や春寒し

難民の行くへは何処日は朧

危機迫るキーウの春へ思ひ馳せ

恙無きキーウの春を「祈念」して

        (薫風士)

    

一つ根に離れ浮く葉や春の水

       (高浜虚子

 

人類の大元の先祖を遡れば、一つの根と言えるのではないでしょうか。

  

ウクライナ紛争に限らず、国際問題の解決には、覇権争いや経済制裁ではなく、共産主義圏と民主主義圏の住み分けをして、どちらが人類に幸せをもたらすか、文化やスポーツの世界で平和裏の競争をしながら見極めることが良い政策だと思います。

 

とは言ううものの、歴史を振り返ると、共産主義は専制主義・独裁政治になり、長期政権が独裁者のみならず取り巻きの人心を腐敗させる傾向があります。

 

敵対姿勢では恒久的な紛争解決は出来ず、紛争の歴史を繰り返すことになるでしょう。

    

ベトナム戦争が1955年11月から約20年間、朝鮮戦争は1950年6月から約3年間続いた事や日本が太平洋戦争に追い込まれた経緯など、よく考えると、薫風士の考えをご理解頂けるのではないでしょうか?

        

ウクライナ・キーウの春を「記念」して

青と黄の国旗を掲ぐ春の空

大統領耳傾けば春の風

日々愛しむキノコ雲なき春の空

春の海ドナウも注ぎ青き星

幸せの春の競演ウクライナ

麗かやドニエプル川親子連れ

車椅子堤をゆるりドニエプル

      

ウクライナも「平和憲法」に基づく平和国家のモデルになり、幸せの「きょうえん(競演・共演・饗宴)」の舞台となり、また「東欧旅行」をして上記の拙句を「客観写生」だと言える日が一日でも早く来ることを祈っています。

  

「All or nothing」とか、「二者択一」でなく、状況により「第三の道」の積極的な推進も考えるべきでしょう。 

      

大寒の埃の如く人死ぬる

春の山かばねを埋めて空しかり

        (高浜虚子

  

孫たちも同じ思いをすることになるのでしょうか?

亀鳴くや声なき声を聞けよとて

        (薫風士)

      

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(写真)

  

ポーランドにおける俳句の講演風景

         

ポーランドの旅(写真と俳句 講演のことなど)」をご覧下さい。

  

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2022年3月 6日 (日)

春一番この発言はおぞましき

    

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関東地方で3月5日「啓蟄」に春一番が吹きました。     

「この発言」とは何か、誤解しないで下さいね。

     

青色文字をタップするとリンク記事をご覧になれます。

   

春一番おぞましきとはこの言葉  

日々愛(お)しむキノコ雲なき春の雲

   

掲句は薫風士の「已むに已まれず」詠んだ「川柳擬き」の俳句です。

「已むに已まれず」は「やむにやまれず」と読みます。

貴方は、「已みません」を、物議を醸(かも)した「誰かさん」と違い、読み違いするような「よみにくいひらがな」にしなくても、「漢字」で読めるでしょう(?!  

戦争を知っていた金子兜太さんや稲畑汀子さんが、生きて「この言葉」を聞かれたら、どのような俳句を詠まれたでしょうか?

  

ウクライナのテレビ塔や原子力発電所などへのロシアのミサイル攻撃・爆発の写真と「春一番」のお題で、プレバト人気の立役者梅沢富美男永世名人や元衆議院議員/元宮崎県知事の東国原英夫永世名人に俳句を詠んで頂き、夏井先生に是非とも句評をして頂きたいと思いますが、皆さん「ムリ・無理・むり」とおっしゃるでしょうか ???!!!

   

戦争を知らない世代の元総理の発言「日米核共有」を何と考えるか、あなた次第ですが、日本が核保有国になることが自衛になるとは、到底考えられません。

迎撃ミサイルが核爆発を起こさず100%防衛できるとは信じられません。

 

原子力発電所の安全確保も益々おぼつかなくなることは、ウクライナへのロシアの侵攻や北朝鮮のミサイル実験を見れば自明でしょう。

  

問題の解決には、覇権争いや経済制裁ではなく、共産主義圏と民主主義圏の住み分けをして、どちらが人類に幸せをもたらすか、文化やスポーツの世界で平和裏の競争をしながら見極めることが大切だと思います。

 

このような考え方を「幼稚だ」とか、「青臭い」とか、「ナイーブ」だとか、「利敵行為」だとか、「おかしな人だ」とか、様々に非難される方もいるかもしれませんが、日本が太平洋戦争に追い込まれた経緯など、よく考えると、ご理解頂けるのではないでしょうか?

 

「All or nothing」とか、「二者択一」でなく、状況により「第三の道」も考えるべきだと思います。

 

国際的紛争問題のみならず、新型コロナウイルス感染拡大防止対策や東南海地震対策など、何事も応急対策のみならず、将来を見据えた根本的問題解決策を考えることが大切でしょう。

      

春一番初金メダル北京パラ

村岡桃佳選手(1997.3.3 生れ)はアルペンスキー女子滑降「座って滑るクラス」と「スーパー大回転・座位」と2日連続の金メダルを獲得しました。 

 

  まことにおめでとうございます。知名度の上がったこの契機に、是非ともパラリンピック・スポーツを通じて世界平和に貢献する活動をして下さい!

パラリンピックに於ける活躍は、選手の努力の成果であることは言うまでもありませんが、福利厚生・技術力・民度などのレベルの高さを象徴するでしょう。

   

「アメリカファースト(実はミーファーストか?)」の誰かさんのような、国論を分断し、対立を煽るような発言が世界を席巻しては困ります。

 

我が愛する日本が代理戦争の修羅場にならないことを祈っていますが、祈ってばかりいては政治は改善されませんから、いずれの選挙でも疎かにせず、しっかり考えて投票したいものです。

     

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2022年3月 5日 (土)

大相撲の俳句(初・春・夏・秋)

  

 2025.5.23 更新

五月場所強い大関大の里

                      (薫風士)

   

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大相撲令和6年九州場所は、千秋楽の大関対決で、琴桜が豊昇龍を下して初優勝しました。

   

   

満席の観客沸くや名古屋場所

名古屋場所は横綱照ノ富士が優勝しました。

愛知県立体育館で行われる名古屋場所は今年が最後との事ですが、今後の予定はどうなっているのでしょうか?⁉️

ここをクリック(タップ)して、「大暑の名古屋場所《元気》」をご覧下さい

青色文字をクリック(タップ)すると、リンク記事をご覧になれます。

         

夏場所や怪我で全滅上位陣

         (薫風士)

  

春場所で優勝した尊富士(たけるふじ)の活躍を期待していましたが、残念ながら怪我で夏場所は初日から休場です。

大関貴景勝の角番や休場には慣れましたが、角番の大関霧島も首を痛めて休場となり、再出場出来なければ大関陥落です。

関脇若元春も足を痛めて休場なので、関脇から転落するでしょう。

横綱照ノ富士の休場はやむを得ないとしても、体重依存の力士が増えて怪我が多くなり、休場力士が多くて、大相撲がつまらなくなっています。

怪我を少なくするには、例えば、土俵の高さを一段低くし、その分審判席や呼び出し待ちの力士の席を掘り下げるなど、土俵の改善をすると良い、と思います。

これだけ怪我が多いのに、一方的に力士の稽古不足や精神力不足と決めつけるのは、一種のパワハラと言えるのではないでしょうか?

関係者には時代の変化に合った改善策を推進して欲しいものですが、相撲ファンの方々がこの提言に賛同して、声を上げてくれることを願っています。

  

ここをタップすると、江戸時代から現代までの「相撲の俳句」をご覧になれます  

 

(写真)

(令和3年7月場所)《白鵬 vs. 照ノ富士》  

白鵬は全勝優勝をして、9月に引退しました。

  
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「啓蟄」の今日は、ここをタップして、「俳句の鑑賞:《啓蟄》に思うこと」をご一読頂ければ幸いですが、3月13日から始まる大相撲・「春場所」に備えて、「大相撲」の俳句を集めました。

青色のタイトルをクリック(タップ)して、記事をご覧下さい。

   

俳句の鑑賞《相撲・角力》

 江戸時代の松尾芭蕉から現代までの著名な俳人の俳句をご覧になれます。

   

大相撲の俳句「初場所 

平成最後(2019年)の初場所中日は天覧相撲でした。 

大寒や天覧相撲熱気満つ

初場所や一人横綱仁王立ち 

     

時疫とて春場所侘し無観客  

令和の最初の大相撲春場所パンデミックとなったコロナウイルスの感染拡大予防のために史上初の無観客で開催されました。

春場所や負けるなコロナウイルスに

春場所や白鵬優勝四十四

  

白鵬の全勝優勝名古屋場所

白鵬が横綱の進退をかけたなりふり構わない技で、千秋楽まで14連勝の大関照ノ富士に勝ち、45回目の優勝をしました。

   

秋場所や至誠一貫相撲道

  至誠一貫」は関脇正代が大関昇進の伝達式の口上に用いた四字熟語です。

   

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2022年2月22日 (火)

猫の日の俳句鑑賞《猫・恋猫・恋の猫》

   

Click here to see “HAIKU of Basho” in English.

       

 「猫」は季語になりませんが、「恋猫」や「猫の恋」は「春の季語」です

一般に猫を詠む場合は、「春の季語」(朧月)とか、「冬の季語」(「炬燵」や「布団」etc.)とか、季語との取合せをすれば、一句が成立します。

       

 猫の妻竃の崩れより通ひけり

 猫の恋 やむとき閨の 朧月

麦めしにやつるる恋か猫の妻        

         (松尾芭蕉)

      

芭蕉の掲句の「竈」は季語ではありませんが、「猫の妻」と合わせると、「富安風生」が最初に使ったと言われる「竈猫」(冬の季語)に通ずるものがあります。

故郷を偲びつつ幼年の思い出の猫を詠みましたが、住宅事情が著しく変化した現在、拙句に共感するのは昭和生まれの老人ばかりでしょうか。

    

尾曲りの毛を焦がし来し竈猫

猫潜り炬燵布団のざらつきぬ

恋猫や口のをひけらかし

       (薫風士) 

                

(青色文字をタップすると例句やリンク記事をご覧になれます。) 

今日、2022年2月22日は何の日でしょうか? 「スーパー猫の日」です。

スーパーなどのタイムセールの宣伝ではありませんが、俳句の国際化・世界遺産登録への草の根運動の一助になればとの思いで、川柳擬きのダジャレ俳句を詠みました。

    

恋猫の高き一声午後の2時

恋猫やニャンニャン八つ22時

22時スーパータイム猫の恋

恋猫と聞き紛ひたる稚児の声

         (薫風士)

              

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(写真)

カラ-図説日本大歳時記です。

 

気の向くままに「歳時記」(俳誌のサロン)などから例句を抜粋・掲載させて頂きます。

青色文字をクリックして、例句の詳細や関連のリンク記事をご覧下さい。

  

恋猫も鈴を鳴らして神頼み

       (庄司久美子)

   

引越しのに先客猫の恋

       (濱上こういち)

   

猫はもっぱら癒しのペットとして今や若者にも大人気です

  

恋猫の戻りて家族夕餉かな 

       (稲畑廣太郎)

 

 トップの欄・「俳句HAIKU」、または、ここをタップすると、最新の全ての記事をご覧になれます

     

2022年2月18日 (金)

俳句《日脚伸ぶ》

   

万博は孫と行きたし日脚伸ぶ

万博の会期延ばせよ日脚伸ぶ

順縁を祈る八十路や日脚伸ぶ

         (薫風士)

 
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この写真はカラー図説大歳時記の「日脚伸ぶ」・「春待つ」・「春近し」などの季語の解説ページの一部です。

 

写真をタップタップ拡大して例句をご覧下さい。

  

「日脚伸ぶ」は冬(晩冬)の季語です。

「順縁」とは、「年齢の順に年老いたものから死んで、若いものがその供養をすること」です。

   

あるがまま八十路を行かむ日脚伸ぶ

恙無き白寿目指すや日脚伸ぶ

      (薫風士)

       

青色文字をタップして、「歳時記」の「日脚伸ぶ」の例句をご覧下さい。

  

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

   

氷上の滑走美帆の金メダル

   

タイトルは「北京2022」の高木美帆選手スピードスケート1000メートル金メダル獲得を称えた薫風士のブログ用俳句です。

  

氷上の舞艶やかに着実に

            (薫風士)

掲句は坂本花織さんの銅メダル獲得祝い詠んだ拙句です

  

「北京2022」出場選手活躍の関連のニュース記事は、「神戸新聞NEXT」の記事《高木美帆「金」、坂本花織「銅」 複合男子団体、28年ぶりメダル》をご覧下さい。

  

「氷」を詠んだ俳句は、「歳時記」や「575筆まか勢」、「きごさい歳時記」の例句を、それぞれ青色文字をクリック(タップ)してご覧下さい。

  

・工事場の太き轍や初氷 

         (若林杜紀子)

  

開館へ急ぐ工事場初氷

      (薫風士)

     

デジタル田園都市国家構想」の実現を切望していますが俳句HAIKU」がコロナ禍の慰みになれば幸いです。

  

2022年2月 9日 (水)

早春や命の限り句を口に (本との出会い)

        

建国日思ひ新たに己が役

   

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掲句とタイトルの俳句は、先月末に姉を見舞った際に姉が読んでいた本を借りて読み、感動して口にした拙句です。

(青色文字をタップし、解説やリンク記事などをご覧下さい。)

  

  

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俳優の塩見三省氏が俳優としての活躍の佳境の最中に脳出血で倒れ、死線を乗り越え、半身不随の体で俳優として命を全うしようとしている思いに共感し、かって病院の廊下や残花の道を術後のリハビリにひたすら歩いた事を思い出し、つい涙ぐみました。

     

その本の表紙には、タイトルとして、「歌うように伝えたい」とあり、サブタイトルとして、「人生を中断した私の再生と希望」とあります。

  

 ありのまま生き様晒し(さらし)春来る

        (薫風士

   

定年直後に胃癌の全摘手術をした薫風士(元サラリーマン)は三省さんと同じような思いをして、大げさに言えば、「死線を乗り越えて、余生を『俳句の道』で全うしよう!」との思いで、「まんぽ俳句」を口遊み、ブログ「俳句HAIKU 俳句を通じて世界平和を! World peace through haiku!」を書いています。

    

(2022.2.9の記事)

コロナ禍の立春に「北京2022」が始まり、日本選手の活躍が期待されます。形は違っても、同じような思いを抱いて全力を尽くしている選手は少なくないでしょう。

   

心意気雪の北京の空に舞ふ

スノ―ボード選手の活躍を詠みました。

    

氷上の潔き舞艶やかに

羽生弓弦の挑戦、鍵山優真、宇野昌磨などの潔い華麗な演技を称え口遊みました。

   

「東京2020」の日本選手の活躍を俳句や川柳に口遊み、「俳句HAIKU」に様々の記事を書き、「夏の俳句特集(薫風士のブログ)」として纏めました。

薫風士のブログは、塩見三省氏の本に及ばずとも、コロナ禍の苦難を乗り越える読者の慰めと希望の一助になれば幸いです。

本との出会い(1)「あの海にもう一度逢いたい」や「本との出会い《母と子・優しさと厳しさと》をご覧下さい。

     

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2022年2月 8日 (火)

代田と植田(石峯寺吟行の写真・俳句)

  

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青色の文字(タイトル)をタップ(クリック)して、俳句と写真をご覧下さい。

写真はタップ・拡大してご覧になれます。

  

風薫る寺苑に座してミニ句会 (俳句と写真)

   

吟行に除疫祈るや梅雨晴間 (俳句と写真)

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

   

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2022年2月 7日 (月)

夏の俳句特集《改定版》

    

(2025.4.17 更新)

海の日の底割れしたる台詞かな

      (薫風士)

  

俳句は、俳誌や新聞などに投句して特選を目指す楽しみ方もありますが、私的なことを一人で口遊み心の癒しにするのも俳句の楽しみ方の一つだと思います。ここをタップして、「言葉の力▪︎俳句の力《癒し》」をご覧下さい。

    

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この写真は、日本伝統俳句協会5月のカレンダーの一部分です。

  

写真をタップ(クリック)・拡大して掲載の例句をご覧下さい。 

        

立夏は5月5日頃で、立秋は8月7日頃です。

  

タイトル(青色文字)をクリック(タップ)して記事をご覧下さい。

  

夏祭り最後を飾る揚げ花火

  

俳句《花は葉に》OB会

    

芭蕉記念館・俳句の散歩道》真夏の吟行俳句と写真

    

若葉・楠若葉《梅田界隈吟行の写真俳句

  

俳句:「立夏」・「夏に入る」・「夏来る」

     

俳句:「こいのぼり」・「鯉のぼり」・「鯉幟」

   

「俳句は楽しい」 句に興じ茶寿も祝ぎたし新茶汲む

(補足・再掲載)

   

真夏日や街行く人は皆マスク

   

コロナ禍の花鳥諷詠梅雨晴れ間

    

コロナ禍の続く忍従沖縄忌

  

コロナ禍や酒無き昼餉梅雨の灘

  

コロナ禍の梅雨のひととき「美かえる」で

   

俳句の鑑賞:「初夏」

《コロナ禍に思うこと》

         

海の日や遊び心を如何にせむ

  

俳句の鑑賞:「昼寝」

  

オリパラと向日葵の俳句

(コロナ禍の猛暑見舞い)

    

東京2020 喜怒哀楽俳句・川柳クイズ:

誰のことか?(百日紅・雲の峰・総括編)

  

コロナ禍の俳句・川柳の鑑賞:

「半夏生」と「オリパラ」

     

TOKYO 2020 俳句・川柳クイズ:

メダリストは誰か? (ひまわり編)

 

俳句と川柳:終戦記念日 

<「戦争と平和」特集>

    

俳句の鑑賞 <極暑・酷暑・炎暑>

  

お手本のリズム音痴や熱帯夜

   

コロナ禍や庭の初物冷酒愛で

  

丹波路の森のひととき水遊び 

(俳句と写真)

  

俳句と写真:「紫陽花」「七変化」「あじさゐ」

   

俳句の鑑賞  <老鶯・夏鶯・残鶯・乱鶯>

  

(まんぽ俳句) 「蝉」「空蝉」「蝉時雨」

  

蝉の俳句を鑑賞しよう

     

俳句雑感(5):「西瓜」(秋の季語)と「西瓜割」(夏の季語

  

俳句雑感(6):《季語と切れ字》「猛暑日」と「立秋

  

五歳児の口癖「あきた」夏休

    

「野球」の俳句を作って楽しもう!

   

「野球」の俳句を楽しもう!

   

ポーランドの旅

(写真と俳句 講演のことなど)

  

梅雨晴間綾子生家を訪ねけり 

(俳句と写真)

  

コロナ禍の梅雨の吟行谷性寺 

(写真と俳句)

   

風薫る寺苑に座してミニ句会

(俳句と写真)

   

吟行に除疫祈るや梅雨晴間

(俳句と写真)

  

須磨離宮公園・バラと噴水

(吟行の俳句と写真)

    

俳句の鑑賞 <万緑>

  

吟行の写真俳句 <神戸布引ハーブ園>

(改訂版)

    

「百日紅」の俳句と写真(特集)

 ・清貧の自粛の日々や百日紅

   

俳句の鑑賞《「滝音」・「滝の音」・「滝」》

 ほろほろと山吹ちるか瀧の音(松尾芭蕉)

 ・神にませばまこと美はし那智の滝(高浜虚子)

      

南禅寺吟行の俳句・写真

(平成26年6月)

   

吟行は楽しい! 俳句アルバム

(若狭・小浜の旅)

    

芭蕉300句の英訳チャレンジ:

「夏草」(28/300)

    

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(写真)    

日本伝統俳句協会5月のカレンダーの後半部分。

写真をタップ(クリック)・拡大して掲載の例句をご覧下さい。 

        

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。