「春の水」・「春水」の俳句
写真は兵庫県立有馬富士公園の福島大池です。あちこちに鴨が泳ぎ、亀が十数匹も杭の上などで甲羅を干していました。
・有馬富士映し豊や春の水 (薫風士)
歳時記(俳誌のサロン)から「春の水」の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。
詳細は青色文字の季語をクリックしてご覧下さい。
「春の水1」
・平野郷環濠巡る春の水 (井上輝男)
「春の水2」
・比叡より奔り下りて春の水 (上野昌子)
「春の水3」
・堰越ゆる小枝逆巻く春の水 (山田六甲)
「春水」
・春水を蹴つて翔ぶもの泳ぐもの (稲畑廣太郎)
「575筆まか勢」の「春の水」には、「せせらぎのさかのぼるかに春の水(西山泊雲)」など、無数の例句があります。ここをクリックしてご覧下さい。
「春の水」の俳句といえば、高浜虚子の「一つ根に離れ浮く葉や春の水」が浮かびます。この句を「自然の摂理を詠んだ比喩」と解釈して「俳句の創作的解釈」というブログを2年前に書きましたが、「俳諧」から生まれた「俳句」と「川柳」にも当てはまります。
さらに、高浜虚子の曾孫に当たる稲畑廣太郎(「ホトトギス」の主宰)と坊城俊樹(「花鳥」の主宰)の両氏の句風にも当てはまるように思います。両氏のブログ「主宰奔走」や「花鳥・近詠」をご覧下さい。
(青色の文字をクリックすると関連のリンク記事をご覧になれます。)
トランプ米国大統領の「アメリカファースト」(実は「ミーファースト」)の政権がようやく終ることになりホットしていますが、次期大統領が余程しっかりした政治をしなければ、4年後が更に恐ろしいことになるでしょう。
菅首相には、「まやかしの仕方」は安倍政権から引き継がないで、「安倍・トランプ」の日米関係に捉われず、「菅・バイデン」の日米新体制で「透明性」と「言葉の重み」を尊重し、政治に対する国民の信頼を回復してほしいものです。
・大寒やコロナ禍憂ふポピュリズム
俳句 HAIKU: 大寒の俳句(コロナ禍・国際同盟に思うこと)
http://knt73.blog.enjoy.jp/blog/2021/01/post-fb08.html
をご覧下さい。
投稿: | 2021年1月15日 (金) 17時04分