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2022年4月29日 (金)

「落花・花屑・残花」の俳句

    

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「まんぽ道」の校門にある八重桜の大半が一昨夜の風雨で散り、花見シーズンは終わりましたが、「花と緑の我が街」の自動車道路分離帯の躑躅が咲き始めました。

  

校門の脇に落花の島模様

校門に昨夜の風雨の花の屑

校門の残花舞ひ散る風の道

ニュータウン飛花の舞ひ行く自動車道

  

歳時記から「落花」「花屑」「残花」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

   

落花1) 

庭の径雨に落花の川となる 

       (五十嵐播水

  

落花2

噴水の光りては落花吹き上ぐる 

        (木内憲子)

 

落花3

落花舞ふ舞台に夜のコンサート 

       (嶋木勝次郎)

  

落花4

ライトアップに雨の落花の滝めけり 

        (大塚美孝)

 

落花5 

さす棹に落花まつはる保津下り 

        (窪田粧子)

 

落花6

落花浴び仕事ができる果報者 

        (吉野夢宙)

  

落花7

置き去りのボールがひとつ飛花落花 

         (相川健)

   

花の屑

花屑の上へ名残の花莚 

      (木暮陶句郎

  

残花

老友の柩折しも残花浴び 

       (本多正子)

   

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