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2021年2月 7日 (日)

写真俳句《立春・春立つ・春来る》

  

コロナ禍のお慰みに、誰でも作って楽しめる類の「まんぽ俳句」を14句掲載し、最後にその情景の写真と「歳時記」の例句を掲載します。

  

季語『立春』・『春立つ』を用いた俳句や 

『節分と立春』: まんぽ俳句と写真も、

タイトルの青色文字をタップして、お楽しみ頂ければ幸いです。

  

貴方も吟行して、5-7-5の俳句を口遊みコロナ禍の憂さ晴らしをしませんか?

「三密」を避けて、コロナフレイルの予防が出来ますよ

  

「三密」と言えば、仏教の本来の教えではコロナ禍の三密「密閉・密集・密接」とは異なり、「身密・口密・意密」であり、奨励されていたことをご存じですか?

ここをクリックして、神戸新聞の記事をご一読下さい

      

早暁の鴉の声音(こわね)春来る

 烏の声に目覚めました。

「来る」は、この俳句では、「きたる」と読みます。

   

春立てり緊急事態続く中

 10都府県の緊急事態宣言が3月7日まで1か月延長されました。

  

立春や朝のテレビの声弾む

 気のせいでしょうか、朝のニュースの声が弾んで聞こえました。

  

立春のLINEで交す朝の景

 句友とLINEで立春の今朝の風景の写真(南部の日の出や北部の雪景色など)を互いに見せ合いました。

  

立春やフレイル虞れ吟行へ

 長期の外出自粛でコロナフレイルが問題になっています。

  

玄関に春立つ日差し帽子脱ぐ

 帽子を脱いで立春の朝日を受けました。

  

マンションの朝のチャイムに春の声

 チャイムの音に小鳥が鳴いていました。

  

立春の梢を映す(にわたずみ)

 遊歩道の水溜りに立春の空と梢が映っていました。

  

立春の水面を分かち煌めく日

 深田池に立春の日差しが煌めいていました。

  

相老いの愛犬と歩す春立つ日

 若い人々や高齢の人々が愛犬とよく散歩しています。

   

まんぽの背春立つ日差し帽子脱ぐ

 帽子を脱ぎ、立春の日差しを浴びながら、漫歩をエンジョイしました。

  

立春やグーチョキパーで来し親子

 親子が、「グリコ」などと言いながら歩いたり、止まったりして来ました。

  

立春のグリコ遊びや幼の歩

 「遊びの名前」を尋ねると、「名前は知らない」と言って、「遊び方」を教えて呉れました。

  

立春の下校児唄ふイーアイイーアイオー

下校児の歌声が「コロナは嫌よ嫌嫌よー」と唄っているように聞こえました。

          

「歳時記」の例句は、下記の俳句の青色文字をタップしてご覧下さい。

   

春立見古したれど筑波山  

        (小林一茶)

  

立春老医の赤き聴診器 

        (田岡千章)

     

春来たる上野に人の湧くごとし 

       (黒岩武三郎

    

新型コロナウイルスの感染拡大が収束して、この俳句のように上野の桜皇居などの桜を満喫できる日が来ることを切望しています。

俳句に親しむ <『待春』の俳句>」をご覧下さい。

   

さゞ波は立春の譜をひろげたり  

        (渡邊水巴) 

         

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

   

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2021年2月 3日 (水)

「寒夕焼」(まんぽ俳句・写真)

     

前座として、薫風士の「まんぽ俳句」と写真を掲載します。

  

・老犬の伏して立たざる寒の暮

  

 今日(2月1日)は日本老年医学会などにより「フレイルの日」と制定されました

「~withコロナ時代に神戸で支援の輪を広げる~withコロナKOBE応援プラットフォーム フレイル予防で「高齢者の応援」を実施します!」

https://with-kobe.powerappsportals.com/

をご覧下さい。

       

・老犬もじっと見つめる寒夕日

・二度巡る入日の映ゆる寒の池

・振り返る寒夕焼の漫歩道

・寒夕日親子じゃんけん遊ぶ影

・ひゅんひゅんと縄跳びの音寒の暮

    

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(写真)深田公園の夕暮れ (タップ・拡大してご覧下さい。)

    

歳時記の「寒夕焼」から、コロナ禍の緊急事態宣言下、目についた1句を抜粋・掲載しますが、コロナとは全く無関係です。

歳時記」の「寒夕焼」の俳句(197句)はここをクリックしてご鑑賞下さい。

      

・ありがたうと父逝きにけり寒夕焼 

         (大東由美子)

   

「575筆まか勢」の「冬夕焼」の俳句1句掲載します。詳細はここをクリックしてご鑑賞下さい。

  

・寒夕焼縄跳び場より跳び帰る 

          (鷹羽狩行)

       

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青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。

    

2021年1月31日 (日)

《節分・豆撒・豆まき》(俳句の鑑賞)

     

(2025.2.3 更新)

節分や美酒を求めて蔵元へ

節分の酒の俳句を口ずさみ

恵方巻き太きは食めず八十路翁

恵方巻細き手作り地酒愛づ

手作りの味は格別恵方巻

節分や打上げ成功H3

節分の宇宙(そら)へ「みちびき」旅立ちぬ

我が夢は鬼打ち豆を食む白寿

       (薫風士)

  

20250202_190149_220250202_190137A_105150_112701冒頭の写真は、H3打上げ成功放映のNHK-TV ニュース画面の一部分などです。

  

俳句は、高浜虚子所縁の丹波市の老舗蔵元「西山酒造」が開催したイベント「しぼりたて 今朝思慕里酒祭」を訪ねて詠んだ拙句などです。

  

我が故郷「丹波市」の「たんば青春俳句祭」なども未来に引き継がれ、「丹波路の俳句回廊」が実現すれば、望外の喜びです。

      

衰ひや歯に喰ひ当てし海苔の砂

         (芭蕉)  

「海苔(のり)」は春の季語です。

   

恵方巻太きは食めぬ入れ歯哉

      (薫風士)

  

薫風士の掲句を川柳ととるか、俳句として受け入れるか、貴方次第ですが、どちらでもない「川柳もどき」「俳句擬き」です。

     

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この写真の「鬼打ち豆」は大袋の中に小袋(25個入り)が幾つか入っていました。

「傘寿」(さんじゅ)は80歳、「米寿」(べいじゅ)は88歳、「卒寿」(そつじゅ)は「90歳」、「白寿」(はくじゅ)は99歳です。

「還暦」では勿論のこと、「古希」や「喜寿」では普通でしょうが、八十路(やそじ)の節分に恙無く年齢数の豆を噛む健康長寿が実現出来れば最高でしょう

「大還暦」(だいかんれき:120歳)は想定外として、「茶寿」(ちゃじゅ:108歳)の恵方巻を愛でるのが夢ですが、医療が発達した平和なセンテニアル時代の日本では不可能ではないと思っています。

          

節分や事の良し悪し考えて

豆撒きや売り言葉には買い言葉

豆撒きや目には目をとて和を祈る

        (薫風士

                         

(改定 2022.2.3)
0583Cimg5903_2今年は新型コロナウイルス・オミクロン株感染の急拡大により、「まん延防止等重点措置」下の節分を迎えることになりました。   

   

   

先日姉を見舞いに行った病院の入り口のガラス戸には大きな青鬼と赤鬼の切り絵像が張ってあり、コロナ感染防止のために面会は叶いませんでした。

  

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2月3日の節分には自宅で「豆まき」をして、新型コロナウイルスの退散を願う家庭が多いでしょうが、新型コロナの感染者と同居する家族とか濃厚接触者として自宅待機になり、買い物も豆撒きも満足に出来ない方方には、お見舞い申し上げます。

   

2021年の節分は、例年と異なり、124年ぶりに2月2日でした。

NHK-NEWS-WEBによると、新型コロナウイルスの全世界感染者数が1億人を超え、死者は2百万人を超え、緊急事態宣言下でした。   

ウイキペディアの解説によると、豆まきの「掛け声」の習慣は地域によって様々です。成田山新勝寺真言宗総本山智積院など、節分会に「鬼は外」は言わず、「福は内」のみ唱える寺もあります

     

福は内はばかり声で鬼は外

福は内はばかりながら鬼も内

豆撒や地球が家よ鬼は外

恵方巻北北西に黙食す

コロナ禍の黙食するや恵方巻

    

掲句は薫風士(旧称「チュヌの主人」)の俳句ですが、2句目の「鬼」は「九鬼家」の慣習を意識したものであり、「新型コロナウイルス」のことではありません。

俳句鑑賞: 「風花」(コロナ禍の思い)」に掲載した俳句・記事のように、「グローバル時代」の「パンデミック・コロナ禍」なので、「家の内外」のみに拘るわけにはいきませんが、青色の文字をタップして、「鬼は内」の「謂れ」をご一読下さい。 

  

歳時記などから気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

季語(青色文字)をクリックすると、全ての俳句をご覧になれますが、「恵方巻」は季語としてまだ認知されていないのか「恵方巻」を季語とした例句がありません。

   

「歳時記」・節分1

節分の明けて雀の旗日かな

        (中村房枝)

  

節分会警官鬼の道あける

       (長谷川登美)

   

コンビニの節分コーナー笑顔鬼

        (岩松八重)

  

「歳時記」・節分2

節分を過ぎても今年雀見ず

        (大坪景章)

  

節分やうぶな青鬼赤くなる

        (八木健)

  

「歳時記」・豆撒

病室に豆撒きて妻帰りけり

        (石田波郷)

  

豆撒の日は残業をするなと

       (稲畑廣太郎)

    

節分と豆まき(575筆まか勢)

二三日掃けば出てくる年の豆

        (稲畑汀子)

   

節分の豆少し添へ患者食

        (石田波郷)

  

節分の句(増殖する俳句歳時記)

恐るべき年取豆の多きかな

       (木村たみ子)

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

        

2021年1月30日 (土)

俳句《風花》

     

2025.2.12 更新

政治家の軽き言葉や風花す

風花や猫を抱きて犬眠る

庭手入れちらほらほらと風花來

風花やバレンタインの陽に光り

風花を真横に飛ばす疾風かな  

     (薫風士)

  

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冒頭の写真は、NHK-TV ニュース(2025.1.23&25)画面の一部分です。

(写真はタップ・拡大してご覧下さい。)

   

   

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この写真1は、2021.1.27 のNHK-TVニュース画面の一部分です。

   

    

  

    

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この写真は、「カラー図説日本大歳時記」の「風花」の解説です。

    

(青色文字をタップするとその記事をご覧になれます。)

      

    

風花や地球は一つ永久の旅

米科学誌「原子力科学者会報(BAS)」は23日、「終末時計」が「気候変動や核問題」で「残り100秒」と1947年の開始以来最も「終末」に近づいたと、発表しました。

  

風花やコロナウイルス蔓延りて

新型コロナウイルス発生から1年経ちましたが、感染拡大が収まりません。

  

コロナ禍や風花のごと人は逝き

新型コロナウイルスの全世界感染者数が1億人を超え、死者は2百万人を超えました。

     

風花や老は順縁諾ひて

菅首相の忘年会問題の是非とコロナ拡散防止対策緊急提言」をご一読下さい。

   

風花を老は家居に愛でてをり

大寒の俳句(コロナ禍の緊急事態宣言・国際同盟に思うこと」参照。

    

風花やコロナフレイル憂ふ日々

ワクチン接種が3月頃に開始されても、まだまだ普及しません。「まんぽ俳句」を口遊みながら漫歩して、コロナ禍を凌ぎましょう。

  

風花に除疫を祈る家居かな

吟行に除疫祈るや梅雨晴間 (俳句と写真)」をご覧下さい。

   

政治家の言葉の軽さ風花す

「政治談議(2):<政治家の「字面」軽視=外交音痴>」をご覧下さい。

   

コロナ禍の風花愛づや冬の虹

ブログ用に季語を2コ(季重なり)にした創作・空想俳句です。実際の冬の虹はコロナ禍の寒中見舞い冬の虹(嵐山の冬の虹)」をご覧下さい。

     

風花や愛犬偲ぶ居間の窓

 愛犬チュヌは2018.10.16に亡くなりました。愛犬「チュヌ」の追悼句をご覧下さい。暖かいお悔やみありがとうございました。

   

掲句10句は薫風士の「緊急事態宣言下の思い」を詠んだものですが、「ウイルスの根絶祈る初御空 (コロナ俳句川柳特集2021年元旦)」もお慰みになれば幸いです。

  

「歳時記」から目についた俳句や病気などに関連する俳句を気の向くままに引用・掲載させて頂きましたが、掲出句はコロナとは全く無関係です。

 

誤解されませんように  

   

(青色文字「風花」をタップすると、「風花」の俳句を1,000句以上ご覧になれます。)

     

風花1)100句  

風花に風鐸の鳴る多宝塔   

       (木村てる代

  

風花の中来て面会五分間

       (山田暢子)

    

風花2)100句

風花やショパンのソナタ一人聞く 

        (池尻足穂)

    

風花や母を看とりて朝迎ふ 

        (大塚禎子)

 

風花3)100句

駅長の指差確認風花す   

       (三遊亭金遊)

     

風花や散骨を言ふ人とゐて 

        (園多佳女)

    

風花4)100句

室内に産着干しあり風花す  

       (羽根田和子)

   

風花や友の訃報のひそやかに

        (中島静子)

   

風花5)100句

風花へ両手広げて子が走る  

        (須永トシ)

  

査問会舞ふ風花を誰も見ず  

        (伊藤伴子)

   

風花6)100句

生れし日や風花はわが髪飾り

        (岡本眸) 

   

風花の松の一徹義兄(あに)逝けり 

       (中野英歩)

  

風花7)99句

風花や子が馳せ若き母が駆け 

       (上田明子)

  

風花や最終便に間に合はず  

      (岩井ひろこ)

  

風花8)129句

風花の路地を舞子の二人連れ 

       (大橋雅子)

  

風花や山路の茶屋の店仕舞  

       (廣瀬雅男)

  

風花9)100句

風花や阿蘇かけのぼる牛の群 

        (長憲一)

  

風花の町夫と乗る救急車   

       (藤田京子)

  

風花10)192句

ミサの鐘風花密となりにけり 

       (土屋草子)

   

弔ひののどの渇きや風花す  

      (井上菜摘子)

        

このブログ記事は、先日MBS-TVの「プレバト」で梅沢富美男永世名人の「風花」の俳句が「ボツ」となり、「シュレッダー」にかけられる画面を見たのが切っ掛けで書いたものですが、薫風士の添削例をご笑覧下さい。  

  

(梅沢富美男永世名人の原句)

風花や改札口に眼鏡拭く

  

(夏井先生の添削句)

改札を出て風花に拭く眼鏡

  

(薫風士の添削例)

風花の改札口や眼鏡拭く

改札の外は風花眼鏡拭く

  

夏井先生の添削は「眼鏡」が強調され、「新調の眼鏡かな?」「スマホの見過ぎで度が合わなくなったのかな?」などと、余計なことを想像してしまいます。

 

作者の思い(「風花をよく見たい」)を表現するには、貴方ならどのように添削しますか?

       

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写真は、TV-4ch.画面の一部分です。

  

   

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2021年1月22日 (金)

(まんぽ俳句)写真と一句「枯葉」 

   

・群れ飛びて枯葉になりし夕雀

   

掲句は、昨年の「成人の日」に詠んだ「飛び立つや枯葉に見えし群雀と同じ遊歩道で反対側の情景を句にしたまんぽ俳句です。

広辞苑によると、「群雀」(むれすずめ)は「マメ科の落葉低木」で「春の季語」です。「の群れ」は「群雀」(むらすずめ)です。

    

旅に病で夢は枯野をかけ廻る

            松尾芭蕉

  

(写真をタップして拡大すると、がよく見えます。)

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2020年10月19日 (月)

破蓮や二千年経し大賀ハス(綾部の蓮池吟行)

    

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2020年10月13日に句友と綾部市の岩王寺や若宮神社、長福寺、極楽寺の蓮池など、吟行向きの観光スポットを巡りました。

(青色文字をクリックすると綾部市観光ガイドの解説など、関連の記事や例句をご覧になれます。)

(神宮山)岩王寺は「茅葺の寺」とも呼ばれるように山門も御堂も茅葺のユニークな屋根ですが、「しゃくおうじ」という呼称は、「寺の奥から産出した石で作った硯を嵯峨天皇が愛用されたこと」に由来しているそうです。  

参道の石段は苔むして、山門の素朴な仁王像は片手が折れたり朱色が剥げたりし、御堂の屋根に小さな雑木が生え薄黄葉になっているなど、寺の歴史を感じました。

   

朱の剥げし阿吽の仁王秋の声

  

秋深む苔むす磴の硯石

  

薄紅葉御堂の屋根に小木生え

  

若宮神社は龍の彫刻がユニークですが、それを小さな狛犬が恰も見上げているように感じました。

 

狛犬の見上げる龍や宮の

     

長福寺の観音堂は観音菩薩像が33体も安置されており、屋根の構造などもユニークです。

  

絵馬堂の旧りし扁額秋の風

  

観音のもたらす奇遇秋麗

  

句心を繋ぐ観音秋深む

 

敗荷に耽る感慨極楽寺

    

  タイトル俳句の「大賀ハス」については冒頭の写真をタップ拡大して解説をご覧になれます。

蓮は実も枯葉も蓮根と同じ空洞があり、泥に生まれて美しい花を咲かせることで釈迦の説法に用いられていますが、釈迦如来像の台座の形状にも蓮の花が取り入れられたことに、今更ながら認識を新たにしました。

破蓮」は、「敗荷」と同じ秋の季語で、「やれはす」とか「やぶれはす」と、俳句のリズムを整えて読みますが、俳句では散文のように「破れ蓮」と書かないで、「送り仮名」の「れ」を省略して簡潔にするのが普通です。

     

由良川の流れざるごと秋の雲

  

秋水の行方見違ひ一議論

  

金風「ゆらり弁当」食み句会

  

丹波路の流れも愛でて秋の句座

   

吟行に丹波の秋を惜しみけり

     

地元の句友の丁寧な案内で秋の吟行をエンジョイすることが出来ました。

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。

  

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2020年9月26日 (土)

買物へ虫の音続く遊歩道 (子規忌の「まんぽ俳句」と写真)

  

故郷を「まんぽ俳句」で元気にしよう!

青色文字をクリック(タップ)してリンク記事をご覧下さい。

  

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俳句は好き好きですが、「コロナ禍にベッドタウンの良さや俳句の面白さ・奥の深さを知ってほしい」との思いでこの俳句ブログを書いています。 

   

   

9月19日は正岡子規の忌日(子規忌・糸瓜忌・獺祭忌)で、土・日「敬老の日」「秋分の日」と、4連休です。

  

芭蕉・子規・虚子の俳句、まんぽ写真・俳句などを楽しもう!(WEB特集)」をお楽しみ下さい。

       

秋冷の朝の漫歩や老いも駈け

  

爽やかに老いを追ひ越しジョガー行く

  

橡の実の歩道ジョガーの駆け抜けり

  

秋晴や行き交ふ男女小犬連れ

  

秋冷の朝日の影と遊びけり

     

乙女等のコーラス清し秋高し

    

五歳児も昇る遊具や天高し

   

虫集く園の探検五歳児も

  

幼子の空切るばかり捕虫網

    

ひとはく」の園の虫取り賑はへり

    

愛犬の取り持つ会話秋うらら

      

秋の暮園の呻きは牛蛙

 

句に遊び園の一日や獺祭忌

   

掲句は薫風士の「まんぽ俳句」です。写真を参考に貴方も作句をお楽しみ下さい

青色文字の季語をクリックすると、「歳時記」(俳誌のサロン)などをご覧になれます。

   

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

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  写真はタップ・拡大してご覧下さい。

  ワンちゃんがもっと鮮明に見えますよ。

  

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2020年9月18日 (金)

自治会の秋の草取り遊歩道

  

9月13日の「クリーンデー」は雨上がりで、雑草を苦も無く根こそぎに取ることが出来、折に触れて浮かぶ駄句を推敲しながら1時間が直ぐに経ちました。

 

秋雨の後の草抜きクリーンデー

   

黙々と無心にむしる秋の草

    

秋草を根扱ぎにするや浮かぶ駄句

   

コロナ禍や秋の草取りマスクして

「草取り」は夏の季語なので「秋の草取り」としています。 

   

気の合ひし友と草取り秋うらら

    

草取りて腰を伸ばすや天高し

  

爽やかや箒目残る漫歩道

(クリーンデーに限らず、草取り・掃除をする奇特な方に感謝しながら朝夕の散歩をしています。)

    

俳句に興味があれば、次の青色文字のタイトルをクリックして、

(秋彼岸の俳句)夏井先生の添削を添削する(特集)

芭蕉・子規・虚子の俳句、まんぽ写真・俳句などを楽しもう!(WEB特集)

をご一読下さい。 

「俳句は好き好き、奥の深い面白さがある」と、お分かりになるでしょう。  

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

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2020年8月30日 (日)

新涼の深田公園まん歩する(まんぽ写真特集)

   

P.S. 2022.9.23

922日のプレバトを見ると、「プレバト俳句ふるさと王争奪戦」という新企画の「写真俳句」番組でしたが、夏井先生の査定や添削も納得できる興味深い番組でした。

「俳句HAIKU」の写真俳句は、「吟行地を紹介し、読者が写真を自然に見立てて疑似吟行をする参考になること」を意図していますので、プレバトの写真俳句と趣旨が異なります。

誤解されないように念のためにこのP.S.を追加しました。

   

(2020年8月30日)

新涼に歩す友好の並木道

 (1987年国際居住年記念植樹の並木道は散歩に最適です。)   

   

虫の声止めば日の出の蝉時雨

(虫の声が止み暫くすると、朝日が昇り始め蝉があちこちで鳴き始めました。)

   

涼しコロナマスクの散歩人

 (早朝の散歩でも几帳面にマスクをしている方がいました。)

   

朝日差す深田公園薄紅葉

 (猛暑が続いているせいか、早くも紅葉が始まっていました。)

    

足早しカメラ逃れし水黽

  (アメンボはカメラを構えるとサッと逃げ、接写が出来ませんでした。) 

   

早朝の太極拳や涼新た

ホロンピア館壁面のマジックミラーを鏡に体操や太極拳をしている方を見かけました。)

      

朝日差し白きを誇る百日紅

(白いサルスベリは珍しいですね。)  

  

コロナ禍の連日の猛暑で運動不足になったので、早朝に深田公園を散歩し、「ひとはく」ホロンピア館などの写真を特集しました。(2020.8.25~29)

散歩気分をシェアして頂ければ幸いです。

    

写真はクリック・拡大してお楽しみ下さい。アメンボやワンちゃんもいますよ!

(ワンちゃんの散歩特集写真はここをクリックしてご覧下さい。

  

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

     

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2020年8月23日 (日)

丹波路の森のひととき水遊び (俳句と写真)

  

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう

   

P.S. 2022.3.12

ウクライナ紛争について、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、記事を書きました。

青色文字をクリック(タップ)して、血に染むなドニエプルてふ春の川」や春一番この発言はおぞましき」をご覧下さい。

  

見たきものドニプル川の水遊び

     

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青色文字をクリック(タップ)してリンク記事をご覧下さい。

  

コロナ禍の猛暑の中を墓参を兼ねて幼孫を連れて「森のひととき」や福知山城に行きました。

 

森のひととき」はキャンプ場で涼しい風が吹き、子供たちは遊具や渓流の水遊びを楽しんでいました。

(ワンちゃんも川遊びをしています。2年ほど前に撮った写真なので誰もマスクをしていません。クリック・拡大してご覧下さい。)

  

愛犬も子等と一緒に水遊び

渓流の蟹捕り親子睦まじく

ワンちゃんも水遊びして平和かな  

   

渓流に立てば堰落つ小さき蟹

(渓流に入ったときに丁度小さな蟹が堰を這っていましたが流れ落ちました。)

  

蟹潜む石に蛙は正座して

(「蟹」は夏の季語、「蛙」は春の季語です。ありのままに詠んでいます。)

   

天守への坂の炎暑やマスクして

  

喘ぎ来し天守の狭間風涼し

      

福知山城はNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公明智光秀に所縁のある城です。

猛暑とコロナの影響で観光客が少なく、コロナの感染を心配することなく見物出来ましたが、真昼の極暑にマスクして天守に登るのは閉口しました。

   

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青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2020年8月 6日 (木)

冷酒酌み初物愛でるミニトマト

       

Click here to see "Bashō's haiku in Japanese and English by L. P. Lovee".

   

(2024.7.14タイトルなど更新)

初物をお裾分けすやミニトマト

 

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ささやかでもコロナ禍の地産地消を実践・推進しようと、2020年4月に、狭庭の菜園作りを詠んだ俳句「春耕やコロナウイルス遣り過ごし」のブログを書きました。

  

春耕の美女はマスクにコロナ避け」の女性のように、本格的な野菜作りなどを楽しんでいる方々も少なくないでしょう。

 

いずれにせよ、コロナ対策を詠んだ拙句に、定年後の「withコロナ」の新しいライフスタイルとして、共感してくれる方は沢山おられるだろうと思います。

  

地酒愛づ句友のくれし苦瓜に

  

句友は野菜作りもベテランのようですが、コロナ禍の外出自粛中の暇を活用して手作りの写真入りの句集も出版しています。

  

薫風士の菜園は畑とは言えない小さな花壇のようなものですが、お陰様でそれなりに春耕の効果があり、トマトやキュウリ、茄子、シシトウなど、毎日新鮮な野菜を食べ、食べきれないと野菜ジュースにして飲んでいます。

スイカも三つ四つなっていますのでいずれ食べれるように大きくなるだろうと、日々の成長を楽しみにしています。

  

冷酒にはシェリーグラスか江戸切子    

冷酒とてシェリーグラスの似合ふ瓶  

江戸切子美味さ一入冷し酒  

冷し酒枡のグラスを溢れをり

         (薫風士)

「冷酒」や「冷し酒」は夏の季語ですが、年中冷酒をコップで飲んでいる人も居るようです。

  

広辞苑によると、「切子」は「切籠灯籠」の略なら「秋の季語」で、「切子ガラス」の略なら「夏の季語」です。

  

結社の俳誌などに投稿する場合は、季語に拘るなど、選者の好みを知って季語の使い方を研究しておくと良いでしょう。

選者によっては「寺」を詠んだ俳句は採らないとか、「コロナ」を詠んだ俳句は採らないというような事もあるようです。

  

一般に句作を楽しむには、「歳時記」などの季語にあまり捉われず、感じたことや見たことなど、「自分の思い」を「5・7・5」で表現することにより「俳句のリズム」を身につけることが、俳句上達の早道ではないでしょうか?

 

俳句のリズムが身につけば、多作多捨・推敲が容易になり、そのうちに選者好みの俳句や、個性的な良い俳句が作れるようになるでしょう。

  

写真の酒は薫風士が日頃紙パックの安酒を飲んでいるのを見て、お中元に俳句に所縁のある西山酒造の枝豆入り冷酒セットを京都の親戚から贈ってくれたものです。  

  

(青色の文字をクリックして、「歳時記」の俳句、関連のリンク記事などをご覧下さい。)

     

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2020年6月30日 (火)

梅雨空に有馬温泉吟行す (俳句と写真)

         

鬼瓦睨む梅雨空寺田町    

梅雨空にコロナ来るなと鬼瓦  

梅天に除疫祈るや温泉寺  

泉源の湯煙絶えず梅雨空 

コロナとて封鎖の足湯かんこ鳥 

万緑や炭酸泉の波光る  

緑蔭の流れ錆色炭酸泉  

梅雨空を映す飲み場の炭酸水   

炭酸水試飲をすれば驟雨かな  

驟雨とて飛込み愛づや有馬籠  

苔に散る娑羅樹の花や念仏寺

雨上がり青蔦茂る大檜  

老阻む磴の高きに茅の輪かな   

湯泉の社の鳥居大茅の輪   

安産を祈る茅の輪や手を繋ぎ 

若者の幸を祈るや大茅の輪   

欠け旧りて茅の輪に控へ百度石  

若者に倣ひくぐるや大茅の輪  

梅雨空へ一願不動奏づ歌 

  

掲句は薫風士の吟行句です。

道端に置かれた鬼瓦は阪神大震災で屋根が被害を受けたのが契機で置かれることになったようですが、屋根にあってこそ迫力があります。

写真をクリック・拡大してご覧下さい。

青色文字をクリックすると解説記事や「歳時記」の例句などをご覧になれます。

   

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2020年6月22日 (月)

梅雨晴間・五月晴(吟行俳句と写真)

   

梅雨晴間万博予約運次第

        (薫風士)

  

ここをクリック(タップ)して、「EXPO 2025《大阪・関西万博21句》」をご覧下さい。

   

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2020年6月22日に「吟行に除疫祈るや梅雨晴間 」という記事を書きましたが、新型コロナウイルスは、ワクチンも開発されて感染拡大が収束し、2023年5月からインフルエンザ並の規制になりましたので、記事のタイトルを修正しました。

  

冒頭の写真は、近江舞子の風景です。

   

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梅雨の晴れ間の「五月晴」の琵琶湖で泳いでいる人々に外国からの観光客もいるようでした。

ウクライナやパレスチナなど、気象条件は違っても、それぞれの地域の本来の平和な風景が見られる日が一日でも早く来ることを祈っています。

  

梅東風や届け世界にこの思ひ」や梅雨の亀の呟き《政界の若返りを!》」、「夏祭り最後を飾る揚げ花火《俳句XXX》」などをご一読下さい。

      

(2020.6.22の記事)

「都道府県またぐ移動の自粛」は2020年6月19日から全国で解除されることになり、ほっとしましたが、まだ「コロナ根絶万歳!」と叫ぶことは出来ません。

ワクチンと治療薬が開発されない限り、「油断は禁物」です。  

      

梅雨晴間マイカーで神戸市北区の石峯寺(しゃくぶじ)を再訪し、「新型コロナウイルス消除」と「長寿」を祈りました。

一汗かきましたが、薬師如来ばかりでなく珍しい波切不動明王や千手観音菩薩など様々な石像があり巡礼の甲斐がありました。

青色文字をタップ(クリック)してリンク記事を開き、先月吟行の記事「風薫る・・・」の写真をクリック・拡大してこの記事と比較して、季節の移ろい・風景と俳句の変化をお楽しみ下さい。「代田」は「植田」となっています。

青色文字をクリックすると歳時記の俳句や関連の記事などをご覧になれます。

      

万緑を睥睨したる仁王像  

万緑のミニ巡礼や岩嶺山

梅雨晴間薬師に祈る疫消除 

紫陽花睡蓮も咲く如来像      

苔むすや岩嶺山のミニ遍路 

苔茂る巨岩の洞に薬師像

梅雨晴や木漏れ日さゆる木の根道 

鐘楼に立てば眼下に植田映ゆ

鐘の音に応ふ老鶯峡の寺

鐘楼に惜しむ薬師の青葉風

鐘楼のさゆるる植田ささ濁り

ミニ巡礼終へて満ち足りぬぐふ 

    

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

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2020年6月17日 (水)

「コロナ俳句」・「給付金川柳」

     

(2020.6.17の記事)  

入梅やスマホで対話マスクして 

   

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Dsc_1272東京都は6月11日に梅雨入りしましたが、「東京アラート」を解除しましたのでコロナ騒動や特別定額給付金申請の初期の混乱も一段落しただろうと思い、「特別定額給付金のオンライン申請」をしてみようと準備していると、裏庭の巣箱から巣立った四十雀が暇乞いをするかのように親子で手作りの庭を飛び交っていました。  

         

  

    

四十雀(シジュウカラ)親子飛び交ひ暇乞ひ   

四十雀チュッチュッと鳴くや詐欺注意   

老鶯やスマホ無しには生きにくし  

老鶯も時鳥も来今朝の庭    

老鶯やくたびれ儲けオンライン  

老鶯やアナログ未だ捨てがたし  

「定額」が「低額」に化けオンライン  

給付金くたびれ果てるオンライン

       

タイトルの俳句と掲句は薫風士の「俳句擬き」・「川柳もどき」ですが、「老鶯」から「老翁」を読者が連想することを期待しています。    

「俳句HAIKU」が読者の無聊の慰みに少しでも役立てば幸いですが、青色文字(季語)をクリックして、「老鶯」や「夏鶯」の歳時記をご覧下さい。

      

蛇足ですが、薫風士は誤解や混乱の防止の一助になればとの思いで「コロナ川柳」を書いています。

            

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事(タイトル)が表示されます。記事のタイトルをタップ(クリック)して、ご覧下さい。

   

2020年6月13日 (土)

風薫る寺苑に座してミニ句会 (俳句と写真)

    

新型コロナウイルス感染予防が要請されている折から、「街へのお出かけ」は自粛していましたが、「緊急事態宣言」が解除されたので久しぶりにマイカーで「近場」の「石峯寺」に吟行に行きました。

石峯寺(しゃくぶじ)」は小さな寺ですが1,300年余りの由緒ある古刹なので初夏の吟行・ミニ俳句会をエンジョイしました。

  

薫風士の俳句と写真を掲載します。写真はクリック(タップ)・拡大してご覧になれます。

青色文字(季語など)をタップ(クリック)して歳時記の例句やリンク記事をご覧下さい。

    

石峯寺へ長寿祈願や風薫る

  

疫消除祈る薬師や新樹光

   

睡蓮や如来の立つは亀の石

      

緑蔭のミニ巡礼や岩嶺山

  

巨木の根苔むす洞に薬師像

  

鐘楼に立てば眼下に代田映ゆ

  

鐘の音に応ふ田蛙峡の寺

  

鐘楼のさゆるる代田ささ濁り

   

緑陰や三密の無きミニ句会

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

   

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2020年5月25日 (月)

俳句《真夏日・猛暑日》

    

(2024.6.13 更新)

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冒頭の写真は6月13日朝のNHKTV二ュ-ス画面の一部分です。早くも各地で真夏日が予想されていますが、福島県など猛暑日になる所もあるようです。 

   

2020年5月に、「真夏日や街行く人は皆マスク」と俳句を詠みましたが、コロナ感染拡大問題が収束してからは、マスクをしないで街を歩いている人が多くなりました。  

   

(2020.5.25 の記事)

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皆さんは政府支給のアベノ・マスクをしているのでしょうか? 

 

句友が送ってくれた手作りのマスクをしていると、歯医者の受付の女性が「可愛い」と言ってくれました。

見かけも良く、掛け心地がよくて息苦しくないので重宝しています。

  

新型コロナ拡散防止のために国民が自粛努力している時に、どさくさにまぎれて、与党やその支持者に「三権分立の原則」を覆すような検察庁法改正の動きがあるのは、新型コロナ問題に劣らぬ大問題です。

 

コロナも最初は現在のような大事になるとは殆どの人が予想していませんでした。

同じ轍を踏まないようにしなくてはなりません。

  

検察庁法改正の動きは、与党が政権維持のためにしているのではないとしても、絶対に止めなければなりません。

 

政権維持のためなのか、保身のためなのか、「不都合なことは記録を残さず」、「無用の忖度」や「まやかしの発言」が多いのは問題です。

 

このような重要な法案の審議を法務大臣不在で実施するということは信じられませんが、その強引さの理由は何でしょうか?

   

国民の付託を受けた国会議員・大臣・総理大臣には「説明責任」があります。

 

国民は白紙委任をしているわけではありませんから、この法案の成立を急ぐ理由を明確に答える義務があるでしょう。 

   

国民の納得できる説明がないままに、数の力で強行採決される異常事態がまかり通るとなれば長期政権が独裁化・腐敗していることの証ではないでしょうか?

  

物事には両面があり、一方的な是非論・批判は慎むべきですが、「三権分立の原則」のような基本法は是非とも堅持しなければなりません。

  

野党やその支持者は、「批判のための批判」と非難されないように、小気味よい批判をしてスタンドプレーで終わることなく、国民の幅広い理解が得られる条理に基づく法案を積極的且つ地道に提案するようにしてほしいものです。

 

たとえ、与党の数の力・不条理がまかり通り、野党の法案が否決されたとしても、単にボイコットする姑息な方法より国民の支持をより多く得ることになるでしょう。

    

「検察庁法改正案」の問題点は、「検事長など幹部が63歳で退職する『役職定年』を設けた上で、内閣が認めればその年齢を過ぎても役職にとどまることができるとする内容が盛り込まれた。」ことにあるのです。

  

この検察庁法改正案の問題点は「定年延長を『恣意的に』時の内閣が出来る」ことにあるのです。

   

野党議員は国会審議をボイコットするのではなく、その問題点を明確にして、「政権維持のために恣意的に定年延長」が行使されることを防ぐための法案を提出して、与党案と比較しながら議論すべきなのです。

  

「『公務の運営に著しい支障が生じる』と判断すれば最大で3年間勤務を延長できる。」とのことですが、「『公務の運営に著しい支障』とは何か、『特定の人物』を対象とするのではなく、『制度としての判断基準』を法律の改正案と同時に具体的に例示して審議すべきでしょう。

  

肝心なことは、民主主義・平和憲法下の三権分立の原則に基づく政治・行政・司法などのチェック機能を堅持することです。

 

野党の皆さんには、是非ともそのための責務を果たしてほしいものです。

   

安倍総理は、高齢者の豊富な経験を活かすために国家公務員法の改正をするといっていますが、一般の国家公務員法と検察庁法とは本質的に異なることを無視して都合よく一緒にしてあたかも正論のごとくまやかして、自分に都合の良い主張しているとすれば大問題です。

 

国民にそのような誤解(?)をさせない為にも、強行採決はすべきではないでしょう。 

   

時代の変化や技術の進歩に適応できない権力欲の強い老人が「老害になる」ということもありますよ。

  

我々一般庶民は、将来取返しのつかぬことにならないように、お題目の美辞麗句を一歩踏み込んでよく考え、「騙されないように」・「誤解している」などと馬鹿にされないように、それぞれの立場で、折に触れて、政治や行政の透明性を要求し、確保して行かなければなりません。

   

マスク」は「冬の季語とされていますが、「花粉症」や「新型コロナ感染防止」など、春にも夏にも使うようになり、今や季語としての意味は無くなったように思います。

  

昨日(4月11日)は東京が真夏日となり、今日は奈良が真夏日になりました。タイトル句を「猛暑日や街行く人は皆マスク」として「俳句HAIKU」の記事を書く羽目になるだろうと、覚悟をしています。

 

今日はタイトルにコロナ俳句を掲載しましたが、暢気な俳句談義をしておれなくて、つい政治談議になりました。

 

この思いを皆さんでシェアして頂けると有難いです。

  

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2020年5月 9日 (土)

「巣箱」「こどもの日」「立夏」の俳句

  

2020年5月の記事のタイトルは、「コロナ禍の巣箱に小鳥こどもの日」としていましたが、コロナ問題は解消したので、シンプルなタイトルに変更しました。

  

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冒頭の写真は、2025.4.8に 裏庭の柿の木に掛けた巣箱とその下に止まっているセキレイ(?)を居間の窓から10日の朝に撮ったものです。

  
  

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二番目の写真は、「花祭」「虚子忌」の日に桃の木に掛けた新しい巣箱の眺めです。

  

   

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三番目の写真のように、2020年5月裏庭の柿の木の巣箱に小鳥が来て子供の日を祝うかのように鳴いていたので駄句を口ずさみ、「巣箱」は春の季語、「小鳥」は秋の季語、「こどもの日」は夏(初夏)の季語とされているのに、敢えて三つの季語を用いて実際の情景を詠み、「備忘録俳句」・「日記俳句」とし、タイトルにして、客観写生を唱道した高浜虚子はこのタイトル句について彼の世でどんな句評をするだろうか?」などと、つまらない空想をしたりしていました。

    

青色文字(季語)をクリックすると、「歳時記」の「立夏」などの例句をご覧になれます。

     

裏庭に小鳥の声や夏めきて   

蔓延のコロナ滅びず夏に入る  

コロナ禍や「三密」を避け夏立ちぬ  

イベントのキャンセル続き夏来たる  

夏場所はコロナに負けし大相撲 

(春場所は無観客で開催され、夏場所は中止となりました。)

   

コロナ禍や遊具封鎖の子供の日   

五歳児は数字大好き子供の日   

五歳児もゲーム考案子供の日   

この子らに幸多かれと子供の日   

ブラスバンド立夏の空へ高らかに 

幼子の自転車自在夏に入る  

5歳児もペダルに立ちて立夏かな      

この子らに未来託すや子供の日    

ベランダの手すりになびく鯉幟  

コロナ禍に平和憲法祝ふ老    

一つ立夏の街の裏通り

    

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2020年5月 4日 (月)

コロナ禍の苦戦続くや「みどりの日」

    

コロナ禍の公園閉鎖みどりの日   

人影の無き新樹光有馬富士

  

タイトルの俳句や掲句は薫風士のコロナ俳句です。

  

パソコンゲームばかりしたがる幼子の気分転換をさせようと、近場の郊外の公園にマイカーで行くのは大丈夫だろうと思って有馬富士公園に行きましたが、コロナウイルス感染拡大防止のために入口が閉鎖されていました。

やむを得ず、JAで花や野菜の苗を買って、狭庭の花壇に植えることにしましたが、いたずら盛りの幼子は苗植えには興味を示さず、植えた苗に土をばらまいて面白がっていました。

  

「ステイホーム」を要求されている子供たちがゲームを楽しみながら学ぶことができるように、パソコンゲームの製作者は是非とも子供たちの役に立つ内容のものを作成するようにしてほしいものです。

子供の興味を引くための奇妙な画面や音声が目まぐるしく変化するゲームサイトは親泣かせです。

  

「俳句HAIKU」が読者の無聊の慰みに少しでも役立てば幸いですが、 

青色文字の季語をクリックすると、「みどりの日」など、その季語の俳句を「歳時記」や「575筆まか勢」などで無数にご覧になれます。

  

2月5日の「立春」に、

鬼やらいコロナウイルス退治をと」

と「節分」の俳句を作り、 

 

啓蟄」(3月5日頃)に、

「啓蟄やコロナウイルス蔓延りて」

と「啓蟄」の俳句を作りました。

 

その後も、読者の憂さ晴らし・暇つぶしに少しでもお役に立つことが出来ないかとの思いで「コロナ俳句」を「俳句HAIKU」に掲載してきましたが、緊急事態宣言の外出自粛の要請は1月延長されることになり、しばらくこの状態が続きそうです。

     

5月4日現在、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者は全世界で330万人を超え、日本は1万5千人超までになり、感染拡大は続いています。    

     

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2020年4月28日 (火)

亀鳴くやコロナ来るなと過疎の町

             

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タイトルの俳句は、コロナウイルス拡散防止運動の一助になればとの思いで詠んだ薫風士の川柳もどきのコロナ俳句ですが、カ行の韻を詠み、面白くしています。

      

たんぽぽやコロナを知らぬ漫歩道

 

の声をちこちに漫歩道

   

故郷やコロナ来るなと蛙鳴く

 

新型コロナウイルス感染症の拡散防止対策の「緊急事態宣言」が出され、ゴールデンウィークの帰省や旅行は自粛しなければなりません。

 

小池東京都知事は4月25日から12日間を「ステイホーム週間」として、帰省や旅行の自粛を呼びかけています。

 

観光地も苦渋の決断でしょうが、コロナの感染拡大を恐れて観光客の来訪を拒否しています。

 

帰省ラッシュが起これば、コロナウイルス感染の爆発的拡大・医療崩壊・社会崩壊が生じるでしょうから、外出の自粛にウンザリしていても、何とかして我慢しなければなりません。

 

Dsc_0787亀は実際には鳴きませんが、「亀鳴く」は「春の季語」です。

」も「蛙」も春の季語です。

  

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故郷を偲ぶには、ここをクリックしてウグイスの鳴き声を聞き、ここをクリックして蛙の声をお聞き下さい

   

最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

  

2020年4月24日 (金)

春光やコロナ打倒とボール蹴る

        

タイトルの俳句は、薫風士の川柳もどきのコロナ俳句です。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のために幼稚園が閉鎖されているので幼孫の相手をして詠んだ即興句です。

深田公園では若者達がサッカーのボール蹴りやバレイボールなどをしているのをよく見かけるようになりました。

  

「俳句HAIKU」が読者の無聊の慰みに少しでも役立てば幸いですが、 

ここ(青色文字)をクリックすると、「春光」の俳句歳時記や「575筆まか勢」で無数にご覧になれます。

    

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