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2017年9月16日 (土)

初雪の俳句 (改訂版)

    

雪遊び技を極めて金メダル

    

上記の俳句は、平野歩夢の快挙(「北京2022」スノーボード金メダル)を称えた拙句です

       

(2017年1月の記事)

1月16日に「日EU俳句交流大使」であるファンロンパイ前EU大統領を囲む夕食会に参加しました。この夕食会はファンロンパイ氏のアジアコスモポリタン賞受賞の祝賀と俳句愛好家の交流のために開催されたもので盛会でした。

俳句愛好家の集まりなので正岡子規の号「獺祭書屋」に因んで乾杯の酒に「獺祭の発泡にごり酒スパークリング」があり、ファンロンパイ氏が挨拶で俳句の世界遺産登録への運動に協力すると賛意を表明され、多いに盛り上がりました。詳細はいずれ国際俳句協会の公式HPの記事になるでしょうから割愛しますが、俳句愛好家が増えて俳句の世界遺産登録が実現すると嬉しいですね。  

今年の4月(2017.4)に俳句の登録を目指す推進協議会が発足して「俳句のユネスコ登録をめざす」活動が推進されています。その草の根運動の一助にでもなればとの思いから、「高浜虚子の100句を読む」(坊城俊樹著)の掲句を第1回から最終回まで随時HAIKU(英語俳句)に翻訳してブログに掲載しています。

ここをクリックしてLovee's HAIKUをご覧下さい

  

ところで、当日は我が手作りの庭も銀世界となり、愛犬「チュヌ」(サモエド犬)の天国になりました。朝の散歩を済ませてから新幹線で上京し、夕食会までに時間の余裕があったので、皇居周辺を散歩しました。

当日の雪景色などの写真や拙句を掲載します。

   

手作りの日本列島雪景色

初雪にサモエド犬の白さびれ

雪の丘サクサクと行く愛犬と

  

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初雪の車窓変幻「のぞみ」かな

雪の富士瞬時の対峙デジカメで

雪景色車窓の闇に消えにけり

    

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「俳句は好き好き、気楽に句作を楽しめばよい」と、駄句を口遊んでいますが、拙句のみの掲載では読者に申し訳ないので、インターネット歳時記「初雪」から、目についた俳句をご参考までに若干抜粋掲載させて頂きます。

詳細は季語「初雪」(青色の下線文字)をクリック(タップ)してご覧下さい。

  

初雪1

初雪のそれより白き鷺の舞ふ 

       (小野ちゑ) 

  

初雪2

初雪の一瞬の富士見のがさず 

       (稲畑汀子) 

  

初雪3

初雪や水仙の葉のたわむまで  

        (芭蕉)

   

賀に参ず初雪の富士窓に嵌め 

      (稲畑廣太郎)

      

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2017年9月 9日 (土)

俳句の鑑賞《爽やか・薄紅葉》(御嶽山「播州清水寺」詣で)

 

(2025.2.28 コメント整理)

(2017.9.9 の記事)

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チュヌは主人のお供をして2017年9月5日に御嶽山「播州清水寺」(西国三十三観音第25番札所)に行きました。

登山道は薄紅葉で桜紅葉もあり爽やかでした。

清水寺には「月見亭」があり、江戸時代(?)の地元出身の俳人の俳句「名月やどの山見ても皆低し」の句碑がありました。

「月見亭」は8月26日の大法会二十六夜月待の最適所とのことです。

  

9月5日は「盆の月」ですが、生憎の小雨で月を愛でることは出来ませんでした。

     

俳誌のsalonの歳時記「爽やか」・「さはやか」や「薄紅葉」から寺や月を詠んだ俳句を抜粋・掲載させて頂きます。

  

「爽やか」を平仮名で表現する場合、伝統俳句では旧仮名遣いで「さはやか」とし、現代俳句では「さわやか」としていますが、日常的には「さはやか」という表現をしないので、漢字で「爽やか」とする方が感覚的に抵抗感が無くて良いと思います。

いずれにせよ、俳句は好き好きでしょう。

  

(青色文字の季語をクリックすると俳句の詳細がご覧になれます。) 

  

爽やか

爽やかや登りきったる立石寺

      (高木典子)

 

遣水のさはやかにして毛越寺

      (青木政江)

  

薄紅葉

峰寺へ近づきし道薄紅葉

      (安原葉)

 

森閑と寺の風鐸薄紅葉

    (芦川まり)

  

薄紅葉して曝涼の大徳寺

     (大竹淑子)

 

牧水の泊まりし寺や薄紅葉

     (鈴木阿久) 

    

「まーちゃんの山歩き」というサイトに御嶽山「播州清水寺」の詳しい紹介がありました。興味があればここをクリックしてご覧下さい。

   

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

2017年9月 5日 (火)

「防災の日」の俳句《震災・地震・津波》

    

(2024.8.30 更新)

被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

言葉の力・俳句の力《癒し》」をご覧下さい。

   

(2017.9.5 の記事) 

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9月1日は「防災の日」です。

  

  

防災の対策を確認して、「震災」・「地震」・「津波」の俳句を鑑賞しましょう。

俳句に親しんでいる方はご存知のことですが、俳句では「地震」は「ない」と読むのが普通です。

経験則から、「地震」は必ず「ある」と言えるでしょう。

「大地震」は一定の周期で発生しています。

「ダジャレ」を言って済ませるものではありません。  

冒頭の写真はチュヌの主人が撮った神戸港震災メモリアルパークの写真で、最後に掲載した写真は「1.17希望の灯り」や皇后陛下の御歌「笑み交わしやがて涙のわきいづる復興なりし街を行きつつ」の歌碑などです。

   

写真はクリックすると拡大します。青色文字をクリックすると解説や俳句の詳細がご覧になれます。)   

「俳誌のsalon」の歳時記から下記のとおり抜粋・掲載させて頂きます。

      

震災・阪神大震災

倒・裂・破・崩・礫の街寒雀 

        (友岡子郷)

  

震災の瓦礫の傍の坪すみれ 

       (佐藤いづみ)

   

虹立てば虹に祈りぬ震災地 

        (山田弘子)

   

乾パンの缶買ひ足せり震災忌 

        (木下節子)

   

震災の仮設住宅師走の灯 

        (三浦澄江)

           

地震1

地震に覚め夜半の余寒の中にあり 

         (安原葉)

  

寒月の記憶となりて地震の朝

       (稲畑汀子)

  

地震2

石蓴生ふ地震に崩れしままの波止 

         (朝妻力)  

(注)「石蓴」(アオサ)は岩石に着生する海藻で春の季語です。

    

昼顔の茂りてゐたる地震のあと 

         (藤原浩)

   

地震3

使ひゐる春の地震のあとの箸 

        (本橋愛子)

   

すは地震かとも屋根より雪落ちて 

       (寒河江桑弓)

    

地震4

旅立ちの戸口に地震秋暑し 

        (神田惣介)

   

地震に覚め孤独のつのる秋の夜 

        (塩千恵子)

    

津波

大津波跡の地獄絵凍返る 

        (山崎里美)

    

大津波の爪あと深し春の凍 

        (小林久子)

   

9月5日は「盆の月」です。最後にチュヌの主人の一句を掲載させて頂きます。

震災の慰霊の園や盆の月 

        (薫風士)

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

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2017年8月29日 (火)

俳句の鑑賞《七夕・星祭・盆踊》

    

(2025.7.8 更新)

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(写真はタップ拡大して、ご覧下さい)

  

句友に貰った筍が鉢植で一廉の黒竹に成長したので、七夕の短冊を飾り、駄句を口遊みながら星祭のお祈りをしました。

  

星祭ネット句会の弥栄を

七夕の星空如何ウクライナ

スーパーで和平祈るや星祭

祈りしは戦争中止星祭

      (薫風士)

  

ウクライナ戦争の長期化が懸念されます

「ウクライナ戦争中止せよ!」のキャンペーンを七夕祭りで広げましょう! 

    
2274写真は、世界平和祈念の短冊を飾ったスーパーニシヤマの七夕祭りです。

       

   

選挙運動の車がよく走っています。

まやかしの無い公明正大な候補者を見極めましょう。

候補者が政治家として国民の信頼を裏切らないことを切望しています

        

(2017.8.29) 

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2017年8月28日は、「旧暦の七夕」でした。

  

「七夕祭」は新暦(太陽暦)に基づいて7月にする所が多いようですが、俳句では「七夕」や「七夕祭」「星祭」は旧暦(陰暦)に則る行事として「秋の季語」とされています。

 

7月7日は梅雨の雨が降る可能性が大ですから、星空を愛でるにも「七夕祭」は8月にする方が望ましいでしょう。

 

「盆踊」は地方によって、7月に行う所と8月に行う所があるようですが、「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の伝統的行事として旧暦に準じ8月にする方が相応しい気がします。

   

天の川入ってみたいな彦星

童吊る七夕竹や初俳句

七夕や子等の短冊雨に散る

水害の復興なりて盆踊

留守居酒をどり音頭の遠音して

    

上記の俳句は、幼孫の俳句と拙句です。

(写真はクリックすると拡大します。青色文字の季語をクリックして俳句の詳細をご覧になれます。) 

  

下記のとおり歳時記(「俳誌のsalon」)の俳句を気の向くままに抜粋掲載させて頂きます。

   

七夕1

七夕やまだ指折って句をつくる

     (秋元不死男)

  

七夕やてるてる坊主も吊されて 

      (山本潤子)

   

七夕2

七夕や真の願ひの胸にあり   

       (森るか)

 

七夕竹本気の願ひひとつかけ 

     (平田紀美子)

  

七夕3

七夕や猫駅長の人気駅   

       (桂敦子)

  

食卓を飾る笹の葉七夕膳  

      (難波篤直) 

   

盆踊

五重の塔そびらに奈良の盆踊 

     (阿波谷和子)

  

今年また年寄ばかり盆踊   

      (谷口一献)

  

をどり

つまづきしこしも仕草に盆をどり 

       (永田等)

  

落人の商も陽気に阿波をどり 

      (臼杵游児)

  

歯一枚失せて果てたる踊下駄 

      (山田弘子)

  

花びらの散りゆくごとし踊果て 

       (菰田晶)

   

ここの青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

2017年8月28日 (月)

俳句《新涼・涼新た》

      

(2025.9.12 更新)

朝ドラのあんぱんまんや涼新た

始球式デコピン駆けて涼新た

      薫風士

   

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この写真は、大谷翔平の愛犬「デコピン」の活躍を報道したしたニュース(メジャーリ-グ始球式など)のパソコン画面(Microsoft Start画面)の一部分です。

 

掲句は、季語の取合せに無理がありますが、大谷翔平の活躍を称える存問のブログ用の俳句です。   

   

涼新た夜中に雨の降りし朝

新築の高きクレ-ン涼新た

新涼や新建築の香る風

新涼の新建築に差す夕日

新築の木材の香や涼新た

新涼や建て替へ工事遠近に

 

新涼の新陳代謝古し街

新涼の新築香る散歩道

 

新涼や心新たに八十路ゆく 

新涼や新芽再生庭の木々

涼新た蕗の佃煮茶漬けして

雨上がり九頭竜川の涼新た

       薫風士

  

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この写真は「まんほ俳句」を口ずさみながら散歩して、処暑の街角で見かけた新築工事の風景や墓参りの際に訪ねた永平寺町の九頭竜川などの風景です。

  

  

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このカラー図説日本大歳時記の写真は、タップ拡大すると、「新涼」の解説や例句をご覧になれます。  

   

    

涼新た京の漬物茶漬けして

新涼や運よく手にす新紙幣

       薫風士

   

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この写真は、思いがけなく句友がくれた京の漬物や新旧10,000円札です。

     

               

(2017.8.28の記事)

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全国高校野球大会」や「地蔵盆のシーズンが終わると、さすがに朝晩は秋めいて凌ぎ易くなります。

台風豪雨が大災害をもたらさないことを祈ります。

       

歳時記から「新涼」の俳句を抜粋し、下記に掲載させて頂きますが、その前座としてチュヌの主人の俳句を6句掲載します。

(写真はクリックで拡大出来ます。青色文字の季語をクリックして俳句の詳細をご覧下さい。)   

   

新涼の湖染めし落暉かな

薄雲を透かし月蝕涼新た

新涼やジョガー行き交ふ桜田門

開眼のゴルフスィング涼新た

新涼や孫の来て良し去りて良し

庭涼しショパン生家のピアノ曲    

         薫風士

    

新涼1

新涼や小雨いとはぬ畑仕事

       (伊藤宇太子)

  

新涼やパンの香満ちしパリの街 

       (長谷川通子)

   

新涼2

露天湯にゐて新涼の雨に濡れ 

        (木村享史)

  

五指ひらき閉ぢて新涼つつがなし 

        (斎藤道子)

     

新涼3 

新涼の音選びをり調律師 

       (千坂美津恵)

 

新涼の珈琲旨き朝かな

       (村本真由美)

    

新涼4 

新涼や心通へる友の文 

        (荒井慈)

  

新涼の湖の上ゆく飛行船 

       (星井千恵子)

     

新涼5 

新涼の画を見る女画の女

        (福田蓼汀)

 

新涼や砂紋定かに由比ヶ浜

        (榊原見牛)

    

新涼6  

新涼や先づは越前おろし蕎麦 

        (塩路隆子)

 

新涼や白波たつる隅田川

      (青木政江)

    

新涼7  

新涼やホテルの朝の奈良茶粥 

        (田下宮子)

   

新涼や日々成長の園通ひ 

        (松田和子)

     

新涼の深田公園まん歩する(「まんぽ写真」特集)」をご覧下さい。

   

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2017年8月22日 (火)

《秋の雨・秋雨・秋時雨・秋霖》

  

(2024.11.11 更新)

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冒頭の写真は、カラー図説日本大歳時記と「ひとはく」の新館の軒からの眺めてす。

  

秋時雨己が記憶の途切れがち

         (薫風士)

  

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「ひとはく」の新館の鎖樋に近づき、耳を澄ますと、爽やかな音が聞こえました

   

   

今日は寒露です。

残暑と思えない真夏日の暑さが続いていましが、久しぶりに雨が降り、寒さを感じています。

  

やや寒の靴音響くアスファルト

       (稲畑廣太郎)

 

ひとはくや鎖樋の音爽やかに

秋雨の旋律奏づ鎖樋

まん歩する寒露の小雨やや寒し

買い物の帰路はうそ寒失せにけり

真夏日の残暑果つるや秋の雨

         (薫風士)

 

(2023.8.16の記事)

秋の雨を詠んだ俳句を歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに幾つか抜粋させて頂きます。 

(青色文字の季語をクリックすると俳句の詳細がご覧になれます。)

  

秋の雨

閉めぎはの店に花買ふ秋の雨 

       (岡本眸)

  

石塔の梵字にたまる秋の雨 

     (柳堀喜久江)

   

震度五に容赦なく降る秋の雨 

    (柴田美佐子)

  

悔い残る一言なりし秋の雨 

       (両角平) 

  

秋雨

秋雨や煙る湖より舟の音 

     (小滝奈津江)

   

秋雨や子規の臥せりし六畳間 

      (浜崎良彦)

  

東京にだけ秋雨といふ予報 

      (稲畑汀子)

   

秋雨の滲む新聞飲酒事故 

    (佐久間はるみ) 

  

秋時雨

秋時雨セーヌが街をつらぬけり 

      (富沢敏子)

   

ひつそりと商ふ米屋秋時雨 

     (竹山みや子)

   

愚痴に慣れ夫はうとうと秋時雨 

      (木原今女)

   

ワルシャワの人は美し秋時雨 

      (南北佳昭)

  

秋霖

秋霖や水墨画めく比良比叡

     (三川美代子)

   

今日8月16日は「送り火」・「大文字」の日です。

台風7号の影響の雨で良く見ることは期待出来ませんが、実施されます。

送り火」は、夏の風物詩として親しまれていますが、俳句の季語としては秋に分類されています。

    

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

 

2017年8月16日 (水)

《残暑・秋暑し》(俳句と川柳)

     

(2025.9.12 更新)

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この写真は、NHK-TV二ュ--ス画面の一部分です。

  

勲章も実態次第秋暑し

秋暑し作り笑ひで媚ぶ候補

 

残暑とて灼熱なりし正午過ぎ

 

終活の思案あれこれ秋暑し

  

秋暑き延命地蔵叶ふ願

  

草刈り機の泣き声高し秋暑し

 

秋暑し日向の青木葉の焦げて

 

建前の鎚音響き街残暑

 

ス-パ-の米売り切れて秋暑し

 

米求めス-パ-巡り秋暑し

 

ス-パ-の米の売り場の無き残暑

  

秋暑き補修工事やまんぽ道

      (薫風士)

       

青色文字をクリック(タップ)して、リンク記事をご覧下さい。

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秋暑しダ-クパタ-ンの溢るる世

秋暑し森に入りては枝を見む

予期せざる残暑見舞や京の品

      (薫風士)

  

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この写真は、思いがけなく句友が残暑見舞いにくれた京の伝統ある村上重本店の漬物です。

お礼の代わりに掲載させて頂きますが、「おねだり」ではありませんので、忖度無用です。誤解しないで下さいね。

    

川柳擬きの拙句を掲載しましたが、川柳はこの記事の最後にあります。

     

2017.8.16の記事(改定版) 

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2017年8月7日の立秋は、長寿台風5号が極地的大雨をもたらしたにもかかわらず、「残暑」ならぬ「猛暑」でした。

8月11日(「山の日」)も真夏日でしたが、チュヌの主人は神戸フルーツフラワーパークのプールに家族で出かけました。

 

水上のアスレティックや秋暑し 

        (薫風士)

      

今日13日は「迎え火」で故郷にお墓参りに行きました。

  

かみ合はぬ親子の会話墓参り 

        (薫風士)

  

お盆を迎え、さすがに朝夕は涼しくなり、日中の残暑も凌ぎ易くなりました。

  

夕風やの亡骸腹を見せ 

        (薫風士)  

   

青色文字をクリックすると解説記事や俳句の詳細がご覧になれます。

        

歳時記「残暑」・「秋暑し」から気の向くままに「水」に関連した俳句を抜粋掲載させて頂きます。

  

残暑1

谷水に足ひたしゐる残暑かな 

       (山田京子

  

残暑2

船の水尾より残暑解く風生る 

      (稲畑廣太郎

  

残暑3

水平線まろき紀南の残暑かな 

      (伊勢きみこ)

 

残暑4

塩振りし水ぐいと飲む残暑かな 

       (廣瀬雅男)

  

残暑5

残暑なほ素焼の鉢に水を足す

       (礒貝尚孝)

 

秋暑し1

斬られ役水飲みに来て秋暑し 

        (辻享子)

 

秋暑し2

襤褸裂の水にしづみて秋暑し 

      (八木柊一郎)

 

秋暑し3

秋暑し醍醐の杜の力水  

       (柳橋繁子)

 

秋暑し4

秋暑し空地に残る水道管 

      (森山のりこ)

   

秋暑し5

秋暑しどこまで洩るる汚染水 

       (田中藤穂)

  

秋暑し6

置水に気泡のひとつ秋暑し 

       (高橋道子)

   

「水」といえば、某川柳句会でチュヌの主人(薫風士)が高得点をとった「水」の川柳を最後に掲載します。

  

失言を水に流さぬ民の声 

怖いもの地震・洪水・テロ・女房

我が町は花と緑と水の町

幸せよ水の美味しい町に住み

  

チュヌは水道の散水ジョウロの水を飲むのが大好きです。

チュヌの主人の川柳もどきの俳句を掲載した「俳句の鑑賞 <溽暑(じょくしょ)・蒸し暑し>」もご笑覧下さいね。

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2017年8月 9日 (水)

俳句の鑑賞 《極暑・酷暑・炎暑》

   

(P.S. 2022.7.1)

 各地で「猛暑日」となり、40℃を超す歴史的極暑の地域もあり、熱中症が増えています。

    

ありがたや猛暑に耐ゆるこの老躯

     

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昨日(8月6日)は原爆忌(広島忌)でしたが、8月9日は長崎忌です

             

平和の有難さを再認識し、原爆犠牲者のご冥福と平和の祈りをささげました。

      

炎天下の須磨海浜水族園を訪ねてチュヌの主人(薫風士)が詠んだ吟行句を掲載します。

        

水族館涼しい筈と思ひしに

スマスイ昼寝の魚スイと浮き

欠氷手に手に親子イルカショー

満席の団扇はためくイルカショー

炎天下イルカ巧みにフラフープ

ドルフィンや客にあいさつ立ち泳ぎ

涼しさやイルカの飛ばす水しぶき

   

(青色の文字をクリックすると解説記事や俳句の詳細などがご覧になれます。)    

  

「歳時記」から「炎暑」の俳句を抜粋・掲載させて頂きますします。

   

百選の棚田の匂ふ炎暑かな 

       (朝妻力)

   

炎暑かな郵便局に客ひとり

      (戸田澄子)

  

私も影も汗ふく炎暑かな 

     (佐々木良玄)

  

鬼瓦炎暑無言の面構へ 

       (荻龍雲)

   

ふるさとが城が崩れてゐる炎暑 

      (岩岡中正)

  

正論の溶けてゆくさま炎暑かな 

     (杉井真由美)

    

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事(タイトル)が表示されます。記事のタイトルをタップ(クリック)して、ご覧下さい。

   

2017年7月29日 (土)

俳句 《溽暑(じょくしょ)・蒸し暑し》

     

(2024.10.24 更新) 

時雨るるや又もまやかし懲りもせず

       薫風士

  

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写真は、NHK-TV のニュース画面の一部分です。

 

政治活動にせよ、企業活動にせよ、透明性を維持してテロ対策などを如何にするか、大きな課題ですが、専制的な長期政権は、腐敗しますね。

  
唐突ですが、やむにやまれぬ思いの拙句を掲載しました。
 

 

ここをクリック(タップ)して、「句談義16:『こどもの日』・『母の日』に思うこと。」の記事をご覧下さい。

  

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写真は、NHK-TVのニュース画面の一部分(衆議院選挙の投票を促す広報車など)です。

  

(2022.7.10の記事)

政治家の言動卑怯秋暑し

空蝉の縋る白百合風涼し

   

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掲句はブログ検索のキーワードとして「夏の季語」を3個用いるなど、俳句擬き・川柳擬きの拙句です。

    

青色文字をタップすると、リンク記事をご覧頂けます。

  

愛犬チュヌが生前に好んで寝転んでいた裏庭の軒下白百合が咲き、よく見ると空蝉が葉に付いていました

(写真の右下をご覧下さい。)

  

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8月25日は、「川柳(発祥)の日」です。

1757年(宝暦7年)の8月25日に、柄井川柳が最初の「月並万句合」を行ったことに由来しているとのことです。

  

俳句HAIKU」の「川柳」をご覧下さい

        

2022_7安倍晋三元総理大臣の暗殺事件と選挙にちなんで書いた「俳句《涼し》」をご覧下さい。 

   

文月や本音を言へば失言に

   

「文月」は「陰暦の7月」の呼称で、新暦の7月下旬~9月上旬に当たります。

俳句で新暦の7月にも便宜的に適用されることがありますが、慣習的な行事や実際の季節感と季語の間に齟齬が生じています。

  

(2017.7.29の記事)   

7月に入って梅雨の蒸し暑さが続いています。

季語「溽暑」を森澄雄は次の通り解説しています(「カラー図説日本大歳時記」より抜粋)  

「湿度の高い蒸し暑さをいう。梅雨の終わり頃の、じっとしていても脂汗のにじむような蒸し暑さ、また土用の曇り日などの蒸し暑さも耐え難い。夏の季節風が南海上の高温多湿の空気を運んでくるのである。不快指数の高い不愉快な暑さである。」

(青色文字をクリックして解説記事などをご覧下さい。

   

賑やかな俳句バトルや溽暑の夜

新記録更新ならず溽暑の夜

目を見張る開票結果溽暑の夜

正論も一蹴さるる溽暑かな

都議選の演説騒然街溽暑

垣根越し白百合溢る街溽暑

まやかしに官僚腐敗溽暑かな

政治家のまやかし憂ふ溽暑かな

     

上記の「溽暑」の俳句はチュヌの主人(薫風士)の川柳もどきの即興句です。

このような即興句だけでは申し訳ないので、本格的俳句をインターネット歳時記溽暑」から下記の通り気の向くままに引用させて頂きます。 

      

採血の腕逆撫でらるる溽暑かな  

       (内田しんじ)

 

度の合はぬ眼鏡のずれし溽暑かな

        (當麻幸子)

 

思考力雲散霧消溽暑かな

        (大橋敦子

  

溽暑来ることあげもせず拉致家族 

         (角直指)

  

暗がりの戦争動く溽暑かな 

        (中林晴雄)

    

「(新版)季寄せ」(角川書店編)を見ると、富田木歩の次の俳句が一句のみ掲載されていました。

女したしう夜半を訪ひ寄る蒸暑さ

   

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2017年7月10日 (月)

俳句鑑賞《花火》

         

(2025.8.18 更新)

AIに潜むリスクや揚花火

揚花火急いては事を仕損ずる

揚花火代理戦争お断り

  

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ここをクリック(タップ)して

「つかの間の最後飾るや揚げ花火」をご覧下さい。

  

   

(2017.7.10の記事)

今日は七夕ですが、NHKニュースによると九州北部は局地豪雨の洪水・地滑りなど被害甚大でなので、星祭や句作などしているのは呑気なようで申し訳ない気がします。

   

七夕豪雨よ去れと祈りけり   

掲句は、切字が「や」と「けり」二つあり、ダメ句と言われるでしょうが、被災者の方々へのお見舞いの強い思いを一句にして、笹飾りに吊るしたものと甘受して頂ければ幸いです

   

ここをクリックすると、気象庁の梅雨明け情報(速報値)などご覧になれます。)

  

梅雨が明けると本格的な夏です。   

家族で花火をしたり、花火見物に出かけたりする方が多いでしょう。

神戸港開港150周年記念に当たる今年メリケンパーク沖の海上花火大会では1万5000発の花火を打ち上げるそうですが、綺麗に見えるといいですね。

ここをクリックすると、「花火カレンダー・全国花火大会」のサイトで各地の花火大会の情報がご覧になれます。)

   

「歳時記」(俳誌のサロン)から「花火」の例句を気の向くままに抜粋させて頂きます。

青色文字(季語など)をクリックすると、例句の詳細や解説記事をご覧になれます。  

  

花火1

花火やむあとは露けき夜也けり

     (正岡子規)

 

髪の根の乾かぬままの初花火 

       (浦山輝代)

   

花火2

空に伸ぶ花火の途の曲りつゝ 

        (高浜虚子)

 

花火の中へ花火打ち込む流れ雲 

       (松崎鉄之介)

  

花火3

喚声のあとの喚声大花火   

       (沼口蓬風)

 

花火果つ天に一つの星もなし 

       (渡辺喜久子)

   

花火4

一輪の花となりたる揚花火 

       (山口誓子)

 

暗がりに肩を叩かれ花火の夜 

      (伊藤トキノ)

  

花火5

追ひ追はれ鼠花火と幼き子 

        (緑川啓子)

 

花火の夜病院の人和みあふ 

       (大西八洲雄)

 

花火6

満天を砕く打ち止め花火かな 

        (山田六甲)

 

ぢぢばばとちちははとやや庭花火 

       (野沢しの武)

  

花火7

鑑真の着きたる浜の大花火 

        (川端俊雄)

 

おひらきは線香花火やいとこ会 

       (德田千鶴子)

   

花火8

花火終へ星空と海ありにけり 

        (嶋田一歩)

  

鎮魂の花火につづく闇の黙 

        (安原葉)

  

遠花火1

死にし人別れし人や遠花火 

       (鈴木真砂女)

  

湯浴みして髪梳く夜の遠花火 

       (倉本美代子)

  

遠花火2

別のこと考へてゐる遠花火 

        (黛まどか)

 

子のこころ読めぬとまどひ遠花火 

        (白井剛夫)

  

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

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2017年6月28日 (水)

「明易」・「短夜」の俳句を楽しもう!

       

(2025.6.18 更新) 

糟糠は古語となりしか明易し

         (薫風士)

  

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これらの写真は、NHK-TV ニュース画面の一部分です。

    

    

      

完全は幻想なりや明易し

明易や止めよ独裁挑発を

短夜や長き独裁腐敗する

明易の生きてる証ブログ書く

明易の疲れ眼休め微睡みて

明易や直ぐ旧聞にブログ記事

   

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コロナ禍の外出自粛規制が繰り返され、お互いに気遣いすることが多く、緊急事態宣言などの解除後も幼孫の口癖は「大丈夫?」でした。

     

明易や「仕舞ひ忘れ」の探し物

明けやすやハイクで俳句口遊み

明易や漫歩に俳句口にして

明易やまんぽ俳句に明け暮れて

動かざる園の時計や明易し

明易の目覚まし時計孫セット

明易や孫の口癖「大丈夫?」

大丈夫?大丈夫だよ!明け易し

腰痛を防ぐ漫歩や明易し

憂さ晴らす朝の散歩や明易し  

    

掲句は、薫風士の「まんぽ俳句」です。

 

(2017.6.28の記事) 

6月21日は「夏至」です。

 

夏至といえば、「明易」や「短夜」の俳句、殊に高濱虚子の風変わりな俳句「明易や花鳥諷詠南無阿弥陀」のことを思い出しますが、この俳句の解釈には「高濱虚子の100句を読む」(坊城俊樹著)などの解説が参考になります。

(青色文字をクリックして俳句の詳細や解説記事などをご覧下さい。)

  

季語「短夜(みじかよ)明易(あけやす)し・明急ぐ・明早し」について、山本健吉が次のように解説しています(カラー図説日本大歳時記から抜粋)。  

「春分の日から夜は昼よりも短くなり、夏至(げし)に至ってもっとも短くなる。俳句では日永は春、短夜は夏、夜長は秋、短日は冬と定めているが、これはその感じを主にして言うのである。短夜の語は万葉以来である。(以下省略)

    

ここをクリック(タップ)すると、「夏の俳句特集《コロナ禍のストレスを発散しよう!》」 をご覧頂けます。  

   

チュヌの主人(薫風士)の下記の即興句もご笑覧下さい。 

  

愛犬の促す散歩明易し

明易や犬の確かな腹時計

明易のカーテン(よぎ)る蝶の影

明易や時の流れは止められず

明易の徹夜国会生みし法 

短夜のニュースに響くデモの声

何事も運用次第明易し

明易や人の噂も何とやら

明易や昭和は遠くなりにけり

短夜や睡眠負債なき吾が身

明易のパソコン疲れうたた寝す

短夜の風呂のうたたね夢数多

恙なき白寿を夢に明易し

明易やパンダの赤子すくすくと

      

インターネット歳時記の「明易」から目についた俳句を気の向くままに次の通り掲載させて頂きます。

   

明易

松島を見よとて湾の明易き   

        (鷹羽狩行)

  

明易2

すぐ来いといふ子規の夢明易き 

        (高浜虚子)

 

明易3

宿坊に井戸使ふ音明易し   

        (代田青鳥)

 

明易4

サッカーの深夜観戦明易き  

        (高谷栄一)

 

短夜

短夜や空とわかるゝ海の色  

         (几董)

 

明早し

刷り上げしインキの匂ひ明早し 

       (梅田泰正)

  

上野動物園(東京都台東区)は16日、ジャイアントパンダの雌シンシン(11歳)が産んだ赤ちゃんについて、乳首に吸い付く1回当たりの時間が長くなっており「しっかりと母乳を飲めているようだ」と明らかにした。

    

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2017年5月23日 (火)

若葉の俳句を作って楽しもう!

   

風薫る5月です。

若葉の俳句を楽しみましょう!

   

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冒頭の日本伝統俳句協会5月のカレンダー(一部分)の写真の色紙の俳句「夜の新樹すくと我らに未来あり」の作者(岩岡中正氏)は日本伝統俳句協会の会長です

この俳句は、俳句界のことを念頭にして詠まれたのかも知れませんが、「我等」は「人類」を意味していると解釈しています。

  

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上記カレンダーの掲載句「波よりも風の易しとつばめ魚」の作者山田佳乃さん(円虹主宰昨年度NHK俳句番組選者)は、201752021日に三田グリーネットのオープンガーデンが開催された時だったか()、数年前に俳人仲間と吾庭を訪ねてくれたことがあります。(写真参照)

  

来年のオープンガーデンの頃までには、句友に見られても恥ずかしくないように吾庭を綺麗に整備して、俳句の題材としても事欠かないようにたいとの思いで手作りのガーデニングをエンジョイしています。

     

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駄句でも楽しみながら俳句を作り、著名な俳人の俳句を鑑賞していると、そのうちに上手くなるだろう」と、庭弄りや散歩、吟行旅行、ゴルフなど、体を使うとともに、駄句を捻って頭の活性化に努め、老後の健康管理に留意して天寿を全うすることを願っています。

上記の写真で、三角に見える部分は、手作りの吾庭の日本列島の北海道です。

(写真はクリックすると拡大します。)       

  

2017年5月21の午前中は清々しくて隣家のバラの庭のミニコンサートのマリンバのリズミカルな遠音を聞きながら手作りの庭の手入れもはかどりましたが、昼下がりには早くも真夏日になり、窓辺の柿の木越しにミニコンサート(午後の部)のシャンソンとピアノの調べが物憂げに聞こえました。 

 
チュヌの主人(薫風士)の「若葉」の俳句10句を掲載します。
 

 

マリンバの弾む遠音や若葉風    

シャンソンの愁も運ぶ若葉風 

手作りの日本列島若葉 

俳句好き吾庭に来るや若葉風

飯事(ままごと)の一人遊びに若葉風  

土団子くるむ童や柿若葉

庭弄り腰を伸ばせば若葉風  

愛犬のまどろむ芝生若葉風  

雑草の生れし速さや庭若葉  

庭いじり終へし夕餉や若葉風  

打球飛ぶ追風なりし若葉風

  

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2017年5月21日 (日)

折々の俳句《若葉・若葉雨・柿若葉》


       

断捨離や卒婚の身に若葉風

鵯が来て小雀来るや庭若葉

音高く土黒々に若葉雨

椅子傾ぐ窓にブランコ樫若葉

愛犬を偲ぶ造形庭若葉

艶やかや椿の若葉日を返し

柿若葉チラと鶯谷渡り

       (薫風士)

  

厨(台所)の窓の柿若葉に珍しく鶯が谷渡りの鳴き声をあげる姿が見えましたが、直ぐ飛び去り写真に撮ることが出来ず残念でした。

「鶯」や「ブランコ」は春の季語ですが、「若葉」や「柿若葉」は夏の季語です。

徒然に折々の実景を「季重なり」でも日記代わりに詠み、思い出にしています。

  

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冒頭の写真は、読者からの礼状です。この方は鬼籍に入られたので、追悼の意味で礼状の写真を掲載させて頂きました。

(写真は、タップ拡大してご覧下さい。)

    

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雨上がりの朝に撮った柿葉の写真には、巣箱をご覧になれます。

最初の若葉の写真は吾庭の若葉が走り梅雨に濡れ、日本列島の周りに雨水が溜まった状態ですが、手作りの庭は常に工事中(?)で未完成です。

初夏風薫る好天の朝の柿若葉の下には、紫陽花が蕾を付けています。

最後の写真をタップ拡大すると、椿の葉裏にトンボの子が潜んでいるのが見えます。

  

雨露に傾ぐ狭庭の柿若葉

雨上がり陰影深き柿若葉

   

紫陽花の蕾覆ひし柿若葉

「柿若葉」も「紫陽花」も夏の季語です。

1句に季語を二つ使うと、「季重りでダメ句とされますが、日常的に眺めているリビングの窓の裏庭の印象的な初夏の情景をブログ俳句として敢えて二つの季語を用いて詠みました

    

柿若葉朝日に著し今朝の庭

「著し」は「きわだっている」意味ですが、「しるし」と読んで下さい。

  
ブログ用の拙句を前座に掲載しましたが、季語が「若葉」・「柿若葉」の俳句を「歳時記」(俳誌のサロン)から思いつくままに抜粋・掲載させて頂きます。

(青色の文字をクリックすると例句の詳細や解説をご覧になれます。)

   

若葉1 

高窓を一つ残して蔦若葉  

      (邑橋淑子)

  

若葉2  

地下鉄の3号出口蔦若葉   

      (中原幸子)

  

若葉3 

病院に母を置きざり夕若葉  

     (八木林之助)

  

若葉4 

鼓鳴る能樂堂の若葉かな   

      (正岡子規)

   

若葉5

水晶の念珠に映る若葉かな  

      (川端茅舍)

   

若葉6  

日を散らす風の若葉となりにけり 

      (稲畑汀子)

  

若葉7  

物干して午前六時の若葉かな 

       (尾堂燁)

  

若葉8 

若葉して手のひらほどの山の寺 

      (夏目漱石)

   

若葉9  

退院は表口より若葉風    

     (松本文一郎)

  

若葉10  

をちこちに滝の音聞く若ばかな 

      (与謝蕪村)

  

若葉11   

若葉雨小樽運河の静もれり  

      (上原光代)

  

若葉12  

犬抱いてリフトに乗りし若葉山 

      (吉田悦花)

  

若葉13 

せせらぎや青葉若葉の川湯かな 

      (西田史郎)

  

若葉14  

若葉濃し日のあるうちの湯浴みかな 

      (鈴木庸子)

  

若葉15  

窓若葉新居に笑ひ声の満つ  

      (田中藤穂)

  

若葉16 

若葉して光と影の賑はしき  

      (飛高隆夫)

  

若葉17

煙突が絵になる伊万里柿若葉 

      (鈴木基之)

   

若葉18

女児ひらく手に団子虫若葉風

      (森清堯)

  

柿若葉1

今朝生れし仔牛歩めり柿若葉 

      (田中蘇水)

  

柿若葉2

雨上がり光り見えたる柿若葉 

     (山本田津子)

  

柿若葉3  

柿若葉柿の葉鮨のために摘む 

      (二瓶洋子)

  

柿若葉4  

昼月や遠目にしるき柿若葉  

      (和田慈子)

   

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2017年5月13日 (土)

「淡路夢舞台」を見てきました(改定版)

         

「淡路夢舞台国際会議場」で神戸市外国語大学同窓会「楠ケ丘会」の2017年度総会が開催されました。

      

淡路夢舞台国際会議場のある「淡路夢舞台」は「国際会議場」「ウェスティンホテル淡路」温室「奇跡の星の植物館」「展望テラス」などが回廊で一体に繋がれた施設の総称です。

  

2月総会会場の下見をしたときはランの特別展開催中で、「ドラキュラ」という珍しいランなど様々なラン科の花が展示されていました。

(下記の写真参照。写真はクリックすると拡大されます。青色文字をクリックすると関連の解説記事や写真がご覧になれます。)

  

「楠ケ丘会」の方で俳句に興味のある方があれば同窓会・懇親会で是非お会いして、英語やスペイン語、中国語、ロシア語など、神戸外大卒ならではのバイリンガル俳句の可能性などについて話し合いたいと思っていますが、残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大が収束するまで当分の間は無理でしょう

  

俳句をユネスコ世界無形文化遺産に登録しようという運動が国際俳句交流協会などの俳句愛好家のみならず、松尾芭蕉や正岡子規所縁の自治体などの協賛で推進されています。この運動の草の根運動の一助になればとの思いで英語の俳句に関してブログを書いています俳句に興味のある同窓の方のご連絡が頂ければ幸甚です。

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

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2017年5月10日 (水)

《薫風・風薫る》徒然に俳句を口遊もう!

   

(2025.5.31 更新)

薫風や吾庭の呼称シサクとす

末広会長寿を祝ひ風薫る

薫風や吾の誕生日祝ふ曲

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この写真は、音楽好きの娘が誕生日のお祝いに招待してくれたコンサートのプログラムの一部分です。

  

  

句を口に庭の手入れや風薫る

我が夢は吾庭の初夏のコンサート

薫風や俳句の極意極めむと

老とても見守りたいや風薫る

恙無き余生の庭や風薫る

一応の吾庭の仕上げ風薫る

牛歩して余生満喫風薫る

アナログも静止画も良し風薫る

卒婚し断捨離もせむ風薫る

薫風や聞き手の気持ち如何なる

カラオケで鍛へしリズム風薫る

薫風や音痴も楽し句を口に

風薫る同名ありきのど自慢

断捨離を知るや吾庭の風薫る

風薫る世界カメの日庭手入れ

紙風船飛ばし祈るや風薫る

風薫る吾庭の句会恙無く

薫風や俳句と言へば薫風士

薫風や来たれ吾庭に!俳句好

         (薫風士)

   
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5月23日は「世界亀の日」です。「コロナ禍や狭庭の亀の松の芯」をご覧下さい。  

      

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俳句の鑑賞にとどまらず、折々に「まんぽ俳句」を口ずさみ、俳句の楽しさを実感して頂きたく、記事やタイトルを更新しました。

   

カラー図説日本大歳時記の青嵐や薫風のページの写真をタップ拡大して、例句や解説をご覧下さい。

  

薫風や我が誕生を祝ふ庭

薫風や吾庭に来たる俳句好き

ビニール袋隅に飛ばすや青嵐

今日の風は、薫風ならぬ青嵐の強さがありました。

 

ランチにもフル-ト演奏風薫る

       (薫風士)

  

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写真は誕生祝のランチを食べたレストランのフル-ト演奏と、「三田屋本店」の庭です。

     

  

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今年のOB会は会場が大阪駅前すぐの所でしたが、受付時間に余裕があったので周辺を漫歩して「まんぽ俳句」を口遊みました。

「口遊む」は「くちずさむ」と読んで下さい。

  

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俳句HAIKUへの5月8日朝8時半のアクセス累計が「101」となり、懐かしい楽団の名称「101ストリングス」を思い出す一寸面白い数字だったので、PC画面を掲載します。

   

   

徒然に俳句の深読みをするのも俳句の楽しみ方の一つです。  

俳句鑑賞 《蕪村の俳句「薫風や」は面白い》」をご覧下さい。

   

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「チュヌ」はサモエド犬なので真白な長い毛がふさふさとしています。行き交う人は「これから暑くなって大変ですね」と声を掛けてくれます。

老犬を手押し車に乗せて買い物や散歩をしている老女を見かけますが、チュヌの主人は元気にチュヌの散歩をして、天寿を全うすることを願っています。



薫風や心のゆとり保ちたし

恙無きまんぽの日々や風薫る

薫風や労りの声愛犬に

犬の乗る手押し車や風薫る

愛犬と見下ろす街や風薫る

薫風やゴルフコンペへゴルフ駆る 

漫歩して腰痛予防風薫る

薫風や歯科医の窓へ子等の声 

薫風や電車の音も心地よく 

賽銭の五円の音や風薫る

「五円」は「御縁」の連想・掛詞のつもりです。

      

掲句はチュヌの主人(薫風士)の前座的俳句です。

季語が「薫風」と「風薫る」の俳句をインターネットの歳時記(俳誌のサロン)からランダムに抜粋・掲載させて頂きます。   

青色の文字をクリックすると例句の詳細や解説などご覧になれます。)

   

薫風1

薫風やともし立てかねついつくしま 

        (与謝蕪村)

 

薫風を連れ虚子館の扉押す   

        (山田弘子)

  

薫風2

薫風や遠くに牛と白い雲   

       (小島とよ子)

  

薫風や軸に蕪村の翁像    

         (曷川克)

  

薫風3

薫風や犬の鼻先よく動く   

        (柴田久子)

 

薫風に押し戻されてナイス・オン 

        (鷹羽狩行)

  

薫風4

薫風の窓辺よろこぶ赤子かな 

       (本杉千保子)

 

薫風や子の号令の朝ごはん  

       (太田佳代子)

  

薫風5

薫風や仮設の村に一輪車  

        (松嶋一洋)

 

薫風や母が支へて父の腕  

       (德田千鶴子)

   

風薫る1

踏みならす橘橋や風かをる 

        (正岡子規)

 

弾みたるボール追ふ犬風薫る          

        (多田節子)

  

風薫る2

歌ひつつ音符書く子や風かをる 

         (大上武)

 

島に建つ仮設住宅風薫る   

        (元永高美)

  

風薫る3

風薫る献血の旗ひるがへり  

        (高木武人)

 

風薫るみすゞの詩集読みたき日 

        (松山正江)

  

風薫る4

モルダウの橋より橋へ風薫る 

        (白川敏彦)

 

風薫る曾良の菩提の正願寺  

        (小澤克己)

  

風薫る5

百歳の余生すこやか風薫る  

         (岡久枝)

 

半世紀住み古りし街風薫る  

         (大橋晄

    

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青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

     

2017年2月10日 (金)

俳句鑑賞《梅・梅の花・紅梅・白梅》

   

(2025.3.23 更新)

白梅の古木となりし二ュ-タウン

先立ちて枯れてしまひぬ垂れ梅

梅一輪煌めく昨夜の雨雫

        (薫風士)

   

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白梅の写真は、まんぽの街角で見かけた古木です。

紅梅の写真は、3月初旬の雨上がりの朝に撮った拙宅の庭の小さな梅ですが、冒頭の1句は毎年見るのを楽しみにしていた「まんぽ道」の大きな垂れ梅が枯れて切取られていることに気付き詠んだ拙句です。

  
日本では平和のお陰で、雛祭りや探梅・梅見を楽しんでいますが、ウクライナの人々はロシアの軍事侵攻による戦時下に苦しんでいます。

  

プーチン大統領や世界の指導者が賢明な決断をしてくれることを切望して、この 記事を更新しました。 

    

青色文字をクリック(タップ)して、梅東風や届け世界にこの思ひや「血に染むなドニエプルてふ春の川」をご覧下さい。

              

(2017.2.10)

梅咲くや古木の洞に二つ三つ

    

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インターネット歳時記には「梅」の俳句が約1800句、「紅梅」約800句、「白梅」約500句、「梅ヶ香(梅匂ふ)」約500句、「探梅」約350句、「梅咲く」約260句、「枝垂れ梅」121句、「老梅」59句、「梅の花」250句など、梅を詠んだ俳句が無数にあり興味が尽きません。

  

季語「白梅」の冒頭には、阪神・淡路大震災を詠んだ俳句「白梅や天没地没虚空没(永田耕衣)」があります。

 

歳時記には味わい深い俳句や個性的な俳句など沢山ありますが、与謝蕪村の俳句「しら梅に明くる夜ばかりとなりにけり」の新解釈(「チュヌの便り」)も、ここをクリックしてご覧下さい

  

歳時記からたまたま目についた俳句をランダムに抜粋させて頂きます。

(青色文字をクリックすると俳句や作者の解説など詳細がご覧になれます。)

    

老梅

老梅の穢き迄に花多し  

        (高浜虚子)

  

老梅の白の気品の衰へず 

        (石谷淳子)   

  

梅1

風に日に梅に忌心整ひし 

       (稲畑廣太郎)

  

色褪せて一瞥さるる梅やある 

        (大橋敦子) 

 

梅2

雪しづれして丸窓の古都の梅 

        (大西正栄)

  

廃校の母校の跡の梅に佇つ 

        (松田欽吾)

   

梅3

梅よりも空の蒼さを讃へをる 

        (落合絹代)

  

子と犬と抱き上げ夫婦梅をかぐ 

        (勝野薫)

  

梅4

梅は散り君は彼岸のみほとけに 

         ( 翔)

  

春競ふ源平梅や二条城 

        (田中呑舟) 

   

梅5

学問の神の庭園梅固し 

        (中村星児)

   

梅の下にけふ落日を見るゆとり 

        (瀧春一) 

 

梅6

人寄りて梅の素顔を見つめをり 

       (黒澤登美枝)

   

梅活けし小部屋の襖開きおく 

        (水谷ひさ江)

   

梅7

二もとの梅に遅速を愛す哉  

         (与謝蕪村)

  

梅固し憂ひは常に極秘なり 

         (荻野千枝) 

  

梅8

折り取りし梅添へ仕上ぐ節料理 

         (ことり)

  

老人の話筒抜け梅三分 

        (中島あきら) 

  

梅9

火照る(こつ)拾ひて梅の風に出づ 

         (藤井美晴)

   

妻佇ちし梅ほつほつと開きゆく 

          (大橋晄) 

  

梅10

軒端なる梅のひなたの石手水 

         (豊田都峰)

   

知らぬ間の隣人の訃や梅二輪 

         (布川孝子) 

  

梅11

梅が枝の折れんばかりや雪止まず 

        (小川玉泉)

  

梅早し遅しと虚子の誕生日 

        (稲畑汀子) 

 

梅12

毎年の梅の開花を愛でゐしに 

         (大橋晄)

  

盆梅や盆梅課ある城下町 

        (小澤菜美) 

 

梅13

道ひとつ違へ野梅につきあたる 

       (石田阿畏子)

  

家ごとに小さき橋掛け梅の里 

       (松本三千夫) 

 

梅14

廃業の老舗の名残垂れ梅 

        (宮本俊子)

  

盆梅の気品遺して逝かれけり 

       (稲畑廣太郎)

  

梅の花

正直は亡母の諭し梅の花 

        (小林鱒一)

  

一輪車上手にくぐる梅の花 

       (小菅美代子)

      

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、「俳句(和文)」や「英語俳句」の最新記事をご覧頂けます。

  

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2017年2月 1日 (水)

季語「立春」・「春立つ」を用いた俳句

        

立春や四季折々の花吾庭

東北に春一番が立春に

立春の打ち上げに湧く種子島

立春の宇宙(そら)へ「みちびき」旅立ちぬ

立春や花を絶さぬ我が狭庭

立春や地酒を求め故郷へ

立春の句材を求め蔵元へ

   

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この写真は、2月2日H3打上げ成功を放映したNHK-TV ニュース画面の一部分です。

  

2023年2月4日には次の「まんぽ俳句」を詠みました。

 

春立ちし雲に夕日や兔の目

         (薫風士

   

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掲句は、雲が兔の形をして夕日が目の形に見えた立春の空の瞬間的面白さを詠んだ即興句です。

買い物の帰路で写真は撮れず、帰宅後に撮ろうとしましたが、残念ながら雲の形は既に変形し、掲句と乖離していました

          

(2022.2.4の記事)

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NHKニュースによると、「全国の新型コロナ新規感染者は10万人に迫る」とのことですが、Yahoo!ニュース(2月3日18:05配信)によると、「全国の新型コロナ新規感染者は10万人超え 過去最多を更新」とのことです。

 

三回目のワクチン接種を終えても、3密を避け、マスクを着けて自衛しながら漫歩・万歩をしています。

 

恙無い茶寿を夢みて、「まんぽ俳句」を口遊み、楽しみながら健康管理をしています。

  

立春やコロナ変異の蔓延りて

       (薫風士

   

新型コロナ・オミクロン株の感染拡大過去最多の状態が続いていますが、寒さも今がピークです。

   

ここをクリック(タップ)して、「写真俳句《立春・春立つ・春来る》」をご覧下さい

  

(以下、2017年2月の記事)

先日「チュヌ」と散歩していて声をかけられたとき、ふと即興句「愛犬の取り持つ縁春立ちぬ」が浮かびました。

チュヌはこの2月に12歳になる老犬ですが、「いつまでも可愛いね」と言ってくれた方がいました。

独りで散歩していると「こんにちは」と挨拶を交わすことも稀ですが、チュヌは真白な毛の大型のサモエド犬で可愛い顔をしているので色々な人が声をかけてくれます。

チュヌの主人は、相老いの愛犬と散歩をしながら俳句のことなど思いめぐらしていますが、トランプ米国新大統領の就任後の相次ぐ独善的な大統領令発令に危惧を抱き、だまっているわけにはいかないという思いがつのっています。

 

米国市民のみならず世界の良識ある政治家・市民がトランプ大統領の独善的暴走を防ぐ働きかけをすることを願っています。

   

「歳時記」(俳誌のサロン)の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きますします。

青色文字(季語)をタップ(クリック)、例句の詳細をご覧下さい。

   

立春1」

立春の二階へ舟が入り来る 

        (井上青穂)

  

立春の光を回す水車かな   

       (吉村玲子) 

  

立春2」

さざ波は立春の譜をひろげたり

        (渡辺水巴)

   

立春や朝日まぶしき雨雫    

       (大山妙子) 

  

立春3」

立春や木洩れ日を踏むぶな林 

       (あきの澪)

  

立春や鳥の来てゐる朝の庭

     稲畑汀子

 

立春4」

立春の空の青さよ雪の後  

      (大西裕)

  

立春の大屋根の雪万福寺  

    坪内稔典

  

立春5」

春立つや雪降る夜の隅田川

     角川春樹

  

立春の海よりの風海見えず

     桂信子

    

春立つ

春立や見古したれど筑波山

     小林一茶

   

幼な子の質問楽し春立ちぬ 

      (藤野佳津子)

      

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2017年1月23日 (月)

初雪の俳句

  

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2017年1月16日、「日EU俳句交流大使」のファン・ロンパイ初代EU常任理事会議長(俗称EU大統領)を囲む夕食会に参加しました。

「日EU俳句交流大使」の委嘱外務省HP参照)

  

この夕食会は、ファン・ロンパイ氏のアジアコスモポリタン賞受賞の祝賀と俳句愛好家の交流のために開催され、盛会でした。

  

俳句愛好家の集まりなので正岡子規の号「獺祭書屋」に因んで乾杯の酒に「獺祭の発泡にごり酒スパークリング」があり、ファンロンパイ氏が挨拶で俳句の世界遺産登録への運動に協力すると賛意を表明され、盛り上がりました。

 

俳句愛好家が増えて俳句の世界遺産登録が実現すると嬉しいですね。

   

当日は我が手作りの庭も銀世界となり、愛犬「チュヌ」(サモエド犬)の天国になりました。

  

朝の散歩を済ませてから新幹線で上京し、夕食会までに時間の余裕があったので、皇居周辺を散歩しました。

  

そこで、当日の雪景色などの写真(クリックすると拡大します)や拙句を掲載します。

   

手作りの日本列島雪景色

初雪のサモエド犬の白さかな

雪の丘犬とサクサク小気味よく

初雪の車窓変幻「のぞみ」かな

雪の富士瞬時の対峙デジカメと

雪景色車窓の闇に消えにけり

        (薫風士

  

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「俳句は好き好き」と、駄句を口遊んで楽しんでいますが、拙句のみでは読者に申し訳ないので、インターネット歳時記「初雪」の俳句から、目についた句を抜粋・掲載させて頂きます。

 

詳細(約360句)は季語「初雪」(青色の下線文字)をクリックしてご覧下さい。

  

初雪1

初雪のそれより白き鷺の舞ふ 

       (小野ちゑ) 

  

初雪2

初雪の一瞬の富士見のがさず 

       (稲畑汀子) 

   

初雪3

初雪や水仙の葉のたわむまで  

         (芭蕉)

  

賀に参ず初雪の富士窓に嵌め 

       (稲畑廣太郎)

   

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2017年1月 5日 (木)

趣味の俳句《作り方・楽しみ方 5つのポイント》  

   

(2023.7.26 更新)

海の日の底割れしたる台詞かな

俳句などその気になれば直ぐ出来る

 

俳句と川柳」をご覧下さい。

  

俳句は、俳誌や新聞などに投句して特選を目指す楽しみ方もありますが、私的なことを一人で口遊み、心の癒しにするのも俳句の楽しみ方の一つだと思います。

   

ここをタップして、「言葉の力・俳句の力《癒し》」をご覧下さい。

   

春風亭昇吉さんの俳句《お題「大谷翔平」》やキスマイ横尾さんの俳句《お題「檸檬」》の推敲について書きました。 

 

青色文字をタップして、「プレバト金秋戦2022』の俳句を考えるをご覧下さい。

    

思い出の写真俳句を作ろう! 

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう

楽しい吟行・俳句の旅(四季の写真俳句特集)」をご覧下さい。

      

俳句は好き好きです

次の5つのポイントに気をつけて句作を楽しみ、コロナ鬱を発散しましょう!     

    

(1)季語・季題(季節の分かる言葉)は一つ入れます。

季語の無い俳句は川柳と同じことになりがちです。季語が分からなければ歳時で確認出来ます。歳時記を持っていない場合は、ともかく季節が分かる言葉が俳句に一つあれば良いと割り切って俳句を作れば良いのです。

季語は二つあっても、その効果があれば差支えがありません。しかし、初心者は季語を一つだけ使うのが無難です。季語が二つある「季重なり」の俳句は句意が分かりにくくなることがよくあり、選者によっては季語が二つあれば即「ボツ」とされることがあります。

    

(2)「」は一つ入れます。

「切れ」としては、「や」「かな」「けり」などの「切字」ばかりでなく、名詞や動詞の終止形なども用いることが出来ます。「切れ」は、その直後に俳句の切れ目、すなわち、「間」を作ります。この「間」によって、俳句の詠まれた背景などを読者が想像することにより味わい深い俳句になります。

「切れ」が無いと、普通の文章、いわゆる散文の断片的な一部に過ぎなくなりがちです。   

     

(3)5-7-5音のリズムを身につけることが何よりも上達の早道です。

リズムを身につけるには、「まんぽ」して、見たこと感じたことをともかく5-7-5で口ずさむことがお勧めです。

リズムが身につけば、多作多捨が可能となり、推敲が容易に出来ます

    

(4)句意が明瞭になりイメージが浮かぶように、俳句に詠む題材・季語・語句の選択や語順を工夫し、無駄な語句を省き、5・7・5のリズムで口ずさみながら推敲します。 

        

(5)文語にするか口語にするかは好み次第ですが、どちらかに統一します。

文語(旧仮名遣い)には詩的に簡潔に表現できるメリットがあり、口語には親しみやすい現代的表現が出来るメリットがあります。

   

上記の「5つのポイント」は「フラワータウンカレッジ講演の要旨」からの抜粋です。

例句など詳細は青色文字をタップ(クリック)してご覧下さい。

  

芭蕉300句: 言葉の壁を破る英訳チャレンジ(5) <ほととぎ朱>もご一読下さい。

英語俳句や俳句の翻訳に興味のある方は、ここをクリックして、「HAIKU(バイリンガル英語俳句)」をご覧下さい

俳句の面白さ・奥の深さが分かるでしょう!

   

「究極の愛・ラブを!(Ultimate LOVE!)」をご覧下さい。

「自己実現」や「世界平和実現」の指針とすべき言葉24語の頭文字を「LOVE」に当てはめています。

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

      (薫風士)

   

2016年12月31日 (土)

《初詣・初御籤・初みくじ》

   

(2025.1.2 更新)

天満宮参拝すれば初鴉

初詣一巡りして日の出かな

初詣日の出に平和祈りけり

       (薫風士)

  

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2025年(巳年)の元旦は、幸いなことに平穏でしたが、2024年(辰年)は、元旦に能登半島地震が発生し、海保機と日航機の衝突事故、北九州市小倉北区飲食店街の大火事などが起こり、ウクライナやパレスチナの戦争は止まず、天災や人災が三が日に発生して多難な年明けとなりました。

  

巳年の巳(蛇)は「幸せをもたらす」という謂れもあり、今も苦しんでおられる方々に思いを馳せて、家族のみならず世界の平穏をお祈りしました。

  

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地元の天神様にお参りして家族の健康や幸せのみならず世界平和のお祈りをしてきましたが、天災や人災の被災者にはお見舞いを、救済・支援にご尽力されている方々には敬意を、表明すことしか出来ぬ老躯ですので、せめて何らかの慰みにお役に立てば幸いだとの思いでこの記事を書いています。

    

  

初詣破魔矢の龍の眼の憂ひ

恙無き日を感謝して初詣

ウクライナの和平を祈り初詣

      (薫風士)

  

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  写真はタップ拡大して、年賀状などご覧頂ければ幸いです。

    
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2022年(令和4年)「寅年」の初詣の写真と拙句を2016年(平成28年)大晦日の記事に追加しました。

 

大晦日・大年の俳句(岸田内閣に望むこと)」をご一読下さい。

    

初みくじ虎の飛躍へ牛歩から

     

像の虎幼子乗るや初詣

   

(2016年大晦日の記事)     

今日は大晦日です。英国のEU離脱決定やトランプ次期米国大統領の選出など、今年は「まさかと思ったこと・思いがけないこと」が次々に起こりました。除夜の鐘を聞きながら今年の出来事を振り返り、新年への期待と不安を感じつつ、初詣に出かける方も多いと思います。

  

そこで、「チュヌの便り」の今年最後のブログは「初詣」の俳句をとりあげました。

   

多事多難さるとり騒ぐ初詣

ままならぬことと知りつつ初詣

砂利音に心を清め初詣

初詣くちげんかして清々と

初詣じじいに笑みし幼孫

   

上記はチュヌの主人(さとし)の初詣の即興句です。

冒頭に拙句を掲載したのは、「俳句は誰でも気軽に楽しめるものだ」ということを多くの人々に知って貰い、俳句人口を増やし、「俳句」の世界文化遺産登録への草の根運動のささやかな一助にしたいというチュヌの主人の切なる思いからです。「俳句を楽しもう!」をご覧下さい。

 

青色文字(「初詣」など)をクリックすると、インターネット歳時記「初詣」の例句などをご覧になれます。

    

初詣1」

玉砂利のやすみなき音初詣 

       (保坂加津夫)

   

初詣2」

身長を比べ合うてる初詣 

        (竹内紫翠)

   

初詣3」

株高値賽銭弾む初詣 

        (黒沢宮雄)

   

初詣4」

三世代七人揃ひ初詣 

         (大橋晄)

  

初詣5」

夫逝きてたったひとりの初詣 

         (辻香秀)

  

初詣6」

初詣出雲の国の割子蕎麦 

        (津田富司)

     

この青色文字(「俳句」や「HAIKU」)をタップすると、「俳句HAIKU」の最新の俳句や英語俳句の記事をご覧になれます。