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2016年12月26日 (月)

俳句《年忘れ・忘年会・新年会》

     

(2024.12.25 更新)     

ひとかどのグルメ幼の年忘

年忘れ「わかる?」頻発十歳児

胃無き我和牛一品年忘れ

年忘れ世界遺産の地酒無く

欲しきもの世界遺産の新酒かな

年忘れ平和の味を噛みしめて

年忘れ世界遺産の和食愛づ

       (薫風士)   

 

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この写真は三田屋本店でランチに食べた一品料理等の一部分です。

平和の有り難さを噛みしめながら、「日本酒の造り方」がユネスコ無形文化遺産に登録されたのに、美味しい地酒を何故置いていないのだろう?と、不思議に思いながら、冒頭の拙句を詠みました。

  

年忘(としわすれ)は「忘年会」を意味する言葉ですが、「カラー図説日本大歳時記」によると、「年忘れ」は室町時代から使われているようです

 

日本大歳時記には、芭蕉の俳句「人に家を買はせて我は年忘れ」が冒頭にあり、一茶の俳句「独り身や上野歩行(あるい)とし忘れ」など多数の例句が記載されています。

  

一茶の俳句で「とし」と「ひらがな」を用いたのは、「年」と「歳」の二つのニュアンスを出すためでしょうか。

  

芭蕉の俳句やがて死ぬけしきは見えず蝉の声」の「けしき」と同じような表現手法でしょう。蝉の俳句を鑑賞しよう」参照。)

   

「年忘れ」の俳句に富安風生の面白い俳句があります。

   

老いはいや死ぬこともいや年忘れ

   

この俳句は風生70歳の時に作った句です。

「年忘れ」には「自分が何歳か歳を忘れたい」というニュアンスも含ませた俳句でしょう。

   

風生は1979年(昭和54年)222日に93歳で亡くなっていますが、222日は高浜虚子の生誕の日です。

  

風生は虚子に師事しており、虚子は次の俳句を作っています。

   

風生と死の話して涼しさよ

    

運命の赤い糸」で結ばれているという言葉がありますが、虚子と風生の間に何か不思議な縁を感じます。

   

575筆まか勢」を見ると、「年忘れ」「忘年会」の俳句が無数にあります。

目についた例句をランダムに下記します。

    

せつかれて年忘れする機嫌かな

        (松尾芭蕉)

  

年忘橙剥いて酒酌まん

        (正岡子規)

  

年忘れ老は淋しく笑まひをり 

        (高浜虚子)

「笑まふ」は「にこにこ笑う」という意味ですが、「俳句鑑賞・その八 高浜虚子」には「年忘れ老は淋しく笑まひけり」とあります。

「をり」は現在微笑んでいる状態を詠んだものであり、「けり」は過去のことを思いだして詠んだことになります。

  

年忘れ最も老を忘れけり 

        (富安風生)

  

どろどろに酔うてしまひぬ年忘

        (日野草城)

   

とんとんと上る階段年忘れ

        (星野立子)

  

にぎやかに河豚食うて年忘れけり

      (森澄雄)

   

客あれば客あるで又年忘れ

       (高濱年尾)

   

深大寺蕎麦にあづかる年忘

       (上田五千石)

   

義埋もまた楽しみもまた年忘

        (稲畑汀子)

  

厨にも味見の客や年忘

       (坊城中子) 

       

「文学者掃苔録」というサイトには風生の次の俳句などが掲載されています。

(そう)(たい)」とは広辞苑によると、「墓参り、特に盂蘭盆の墓参」のことで秋の季語です。

死を怖れざりしはむかし老の春

わが老をわがいとほしむ菊の前

老木の芽をいそげるをあはれみぬ

    

忘年会や新年会などの話題になると、句友の栄治さんが作った俳句「先輩はいつも先輩花見酒」を思いだしますが、拙句を下記に掲載します。

   

席順に気苦労したる忘年会

相棒は愛犬チュヌよ年忘れ

セクハラとパワハラ憂ひ年忘れ

句に興じブログに興じ煤籠り

   

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写真は数年ぶりに家族で訪ねた三田屋本店(やすらぎの郷)レストランのフル-ト演奏や窓に見える能舞台の風景、二階の「羽衣」で開催されたコーラスグループの「大人の発表会」の情景です。

       

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2016年12月17日 (土)

夏目漱石と高浜虚子 <漱石忌に思うこと>(改訂版)

   

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2016年は夏目漱石没後100年にあたり、夏目漱石の生前の姿を再現したアンドロイドがNHKテレビなどで放映されました。

 

  

詳細は二松学舎大学のHP参照。広辞苑によると、アンドロイドとはSFに登場する、人間そっくりのロボット」です。)

  

(青色文字をクリックするとリンクされた解説記事や青空文庫などをご覧になれます。)

  

夏目漱石の本名は夏目金之助ですが、2016年の「今年の漢字」に選ばれたのは「金」でした。面白い偶然の一致です。   

  

かねてから高浜虚子と夏目漱石の関係についてブログを書こうと思っていましたが、このアンドロイドに触発されて「文豪のアンドロイドや漱石忌」「漱石忌アンドロイドの語り口」などと即興の俳句を口遊みながら実行しました。   

  

夏目漱石と言えばすぐ「坊ちゃん」や「吾輩は猫である」が浮かびますが、「吾輩は猫である」は「ホトトギス」に掲載されて一躍有名になった文壇における漱石の処女作と言えます。

  

高浜虚子が正岡子規から引き継いだ後に「吾輩は猫である」が「ホトトギス」に掲載され、それによって漱石が一躍人気作家になり、ホトトギスの購読者も増えて虚子の「ホトトギス王国」が築かれたようです。

  

この当時の事情はNHKの土曜ドラマ「夏目漱石の妻」である程度分かりましたが、高浜虚子の「漱石氏と私」を読み更によく分かりました。

  

夏目漱石が最晩年によく口にした「則天去私」の概念と、虚子の辞世句ともいうべき俳句「春の山屍を埋めて空しかり」の「色即是空」の概念と、両者には何か共通性がある、とチュヌの主人は感じています。

  

広辞苑によると、「則天去私」とは「小さな私を去って自然にゆだねて生きること」と解説されています。

  

自然にゆだねて生きること」とは、『私』すなわち人間そのものを『大自然の一部』と見做し、『大自然の摂理』にゆだねながら人それぞれの立場で可能な自助努力をするのがよい、ということだと解釈しています。

  

「俳句談義(1):虚子辞世句の解釈」や究極のLOVEを実践しよう!」をご参照下さい。)

  

冒頭の写真は「虚子十態」(日本伝統俳句協会のカレンダー201612月に掲載されている小川千甕の戯画・「ホトトギス」大正元年9月号に掲載されたもの)ですが、それを見て、「極月の暦におかし虚子十態」と駄句を口にしながら、来年こそは高浜虚子の俳句の英訳にチャレンジしようと決意を新たにし、翌年に100句翻訳したものを見直し、2018年に国際俳句協会のHPに掲載して頂きました。

   

青色文字をクリック(タップ)して、青空文庫の「高浜虚子五百句」や「高浜虚子五百五十句高浜虚子六百句」もご覧下さい。

   

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2016年11月21日 (月)

鳥取砂丘と「砂の美術館」などの写真と俳句

 

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2016年11月12日に日帰りのバス旅行(三田地区まちづくり協議会主催)で浦富海岸島巡りや鳥取砂丘・「砂の美術館」「かにっこ館」などを見学しました。

神姫バスの案内嬢はまだガイド1年生の由で、テキストを見ながら生真面目に道中の観光スポットについて説明をしてくれましたが、内容は殆ど忘れてしまい、ガイドさんの笑顔だけが印象に残っています。

   

訥弁に笑顔のガイド旅小春  

短日の鳥取砂丘愛しみけり

        (薫風士)

      

砂丘の俳句をインターネットで検索すると、「鳥取砂丘文学散歩 石碑」というサイトや、高浜虚子の句碑・有島武郎の歌碑などのマップや解説のサイトがありました。

   

秋風や浜坂砂丘少しゆく  

        (高浜虚子)

虚子はこの俳句をどのような心境で詠んだのでしょうか? 

  

浜坂の遠き砂丘の中にしてさびしき我を見出でつるかも

  

 有島武郎はこの歌を詠んだ40日後に人妻と心中をしたとのことです。   

    

「きらめきを砂丘に返し露乾く」や「露を抱く砂丘朝日に応へ来し」という稲畑汀子さんの俳句が「歳時記(俳誌のSalon)・露」にありました。  

冬日差す砂丘の駱駝影長し」などと、チュヌの主人は即興句を口遊みながら写真を撮りました。

  

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駱駝の写真を撮ろうとすると、「撮影は有料です!」と言われ、ラクダの近くでは撮影をやめました。この写真でご想像ください。

  

   

NHKの今日のニュースによると、鳥取は震災で一時減っていた観光客も増えてきているとのことで、速やかな復興を祈っています。

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

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2016年11月 3日 (木)

《花は桜》(俳句と写真特集)

  

余花散るやソフトパワーの師の逝きて

初桜花と緑のまんぽ道

散る桜残花に馳せるこの思ひ

芦屋から希望の丘へ花回廊

椿寿忌や隣の花を雨に愛で

 

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2024年の我が町の桜の開花は、4月1日の万愚節でした。

  

   

2024年4月6日に大阪城公園を吟行し、花日和の満開の桜の花見を満喫しましたが、花祭りの今日は、雨の隣の枝垂れ桜を家居の窓に愛でています。

     

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この写真は、tenki.jpの2024年開花予想(PC画面)です。

   

   

  

「歳時記」(俳誌のサロン)には、「桜」は50頁にわたり約7,000句、「花」は41頁にわたり約3,500句掲載され、桜に関する主な季語(「初桜」「山桜」「糸桜」「枝垂桜しだれ桜)」「余花」「残花」「花筏」など)を使った俳句など、掲載句数は数え切れません。

例句の詳細は青色の文字(季語)をクリックしてご覧下さい。

    

まんぽ俳句近詠》

お隣の枝垂れ桜の舞ふ吾庭

城跡の空の青さや花万朶

「万朶」は「ばんだ」と読み、「多くの花の枝」とか「多くの枝の花」の意味です。

  

我が町や「さくら橋」より花並木

花咲きて鴉見守るさくら橋

初桜善意が守る丘の径

武庫川や鵜の啄みし花筏

我が狭庭隣の桜借景に

         (薫風士)

  

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ここをクリックして、「桜の俳句と写真(丹波篠山吟行)」をご覧下さい。

  

    

   

ここの青色文字をクリックすると、「皇居の花便り」や「京都の桜」、「姫路城の桜」の写真集(Google検索結果)をご覧になれます。

        
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写真は、カラー図説 日本大歳時記の解説(一部分)ですが、   

初桜・彼岸桜・枝垂桜・桜・花・山桜などの例句をご覧になれます。   

(写真をタップ・拡大してご覧下さい。)

               

歳時記(俳誌のサロン)から、「花」や「桜」の例句を気の向くままに各頁から1句ずつ下記の通り抜粋掲載させて頂きます。

  

散る桜残る桜も散る桜

         (良寛

     

咲満ちてこぼるゝ花もなかりけり

        (高浜虚子)

            

花1

人ひと魚の如く月下の花に漂へり 

       (高浜虚子)

  

花2

花の幹大河流るる音したり 

       (三村純也)

 

花3

人と犬引張りあへる花の昼 

     (佐久間純子)

  

花4

昇り来し満月花にとどまれる 

    (三村純也・円虹)

   

花5

花かげに句友を偲び琴の会    

     (河野友子・六花)

   

花6

借景も花や藩主の花の邸    

    (密門令子・雨月)

   

花7

花散るや角の減りたる石の階  

    (江頭信子・馬酔木)

    

花8

日曜の度に落合ひ花行脚    

 (大久保白村・ホトトギス)

   

花9

蛇ケ谷の花の奈落に句碑一基  

    (笠間圭子・京鹿子)

   

花10

舟朽ちし海津の浜に花あらし  

  (角谷美恵子・ぐろっけ)

   

花11

花明り並べ見せらる胃の写真  

 (波田美智子・をりをりに)

   

花12

白酒や兼六園の花固く     

     (長沼紫紅・朝)

   

花13

咲き満ちて花重くなる日暮かな 

    (下平しづ子・雨月)

   

花14

すぐそこの花に充ち足り夕仕度 

     (十文字慶子・朝)

  

花15

どこからも日当たる花の隅田川  

       (外川玲子)

  

花16

花ぐもり電車で乙女紅をさす

        (森理和)

  

花17

散る花に追討ちかけて雨滂沱

       (友田直文)

  

花18

本復の人に五月の花溢れ

       (稲畑汀子)

  

花19

留守宅は震度五に遭ふ花の雨

       (三輪慶子)

  

花20

父祖の地へ花の峠を越えにけり

       (苑実耶)

   

花21

今年又長寿一族花の宴

       (鈴木照子)

 

花22

立ち代り花をそびらに「はい、チーズ」

       (守屋井蛙)

  

花23

花燗漫傘寿の誕日祝げるかに

       (大橋淳一)

   

花24

花曇り老犬止まり大欠伸

       (大滝香釈)

  

花25

醍醐寺の花もしまひの雨廂

       (河崎尚子)

   

花26

花びらを留めぴかぴかランドセル

       (木野裕美)

  

花27

ニューヨークヘ赴任の友と花巡り

       (廣見知子)

  

花28

金比羅の磴に散りしく花の塵

       (山口耕堂)

  

花29

老木に女ばかりの花の宴

       (小林碧郎)

  

花30

この陽気一気に花をいざなへり

       (稲畑汀子)

     

花31

蘇生して今生の花に逢ひ得たり

       (大橋敦子)

  

花32

花ふぶく吾に天寿をいましばし

       (中尾杏子)

  

花33

国言葉すらと飛びだす花の宴

       (吉弘恭子)

  

花34

待たすより待つ間樂しや花の下

       (藤見佳楠子)

  

花35

喘ぎ来て彦根の城の花いまだ

       (菅野日出子)

  

花36

妻と子の逝きし病院花の中

       (鈴木とおる)

  

花37

もう米寿いやまだ鳩寿花万朶

       (井田実代子)

  

花38

教へ子も八十路に入ると花便り

       (平賀扶人)

  

花39

そらみみの花の便りや江戸切子

       (熊谷ふみを)

  

花40

  急ぐのは郵便夫のみ花の坂

       (村上すみ子)

   

花41

弘前を素通り出来ぬ花の旅

       (大久保白村)

   

  

桜1

一本の桜のために廻り道    

       (山田弘子)

  

桜2」 

雪を花とし相老の桜の木     

     (鷹羽狩行・狩)

   

桜3

濡れている仔馬の瞳遠桜    

    (富沢秀雄・船団)

 

桜4

今はただ戦没ざくらに憶ひ継ぐ  

   (宇都宮滴水・京鹿子)

 

桜5

生きてゐる事をよろこび櫻時 

      (袴田信子・戸峰)

 

桜6

被爆地の桜の下に画架を据ゑ 

     (藤中正治・狩)

  

桜7

湖の水の豊かに桜散る    

    (池田草曷・雨月)

  

桜8

どこからも富士見ゆる村桜咲く 

     (岡久枝・酸漿)

  

桜9

桜散り花の小路となりにけり  

    (富田志げ子・酸漿)

  

桜10

桜舞ふ駅の広場に鼓笛隊    

   (小石英子・サイサリス)

  

桜11

老夫婦手をとり合うて夕桜   

      (水田清子・朝)

 

桜12

雲寄するやち一面に雛桜   

   (菊地恵子・サイサリス)

  

桜13

灯の一つともる夜道や八重桜 

       (青山丈・朝)

  

桜14

観桜の後は至福の男酒    

      (松田和子・璦

  

桜15

教へ子は女ざかりや初桜   

     (長田曄子・火星)

  

桜16

みよし野の桜に心つながりし 

  (稲畑汀子・ホトトギス)

   

桜17

向学心なほある白寿さくら咲き 

      (前川ユキ子・璦)

   

桜18」 

降り立てばさくら夙川のどかなり

     (蓮尾みどり)

 

桜19

直会を終へてまた観る桜かな

      (小原登志春)

「直会」は「なおらい」と読み、「神前に供えたお神酒などを祭りの終了後に神職や参列者で戴くこと」を意味します。

   

桜20

山肌に桜こんもり嵐山

     (石川かおり)

   

桜21

兄逝けり万朶のさくら間に合はず

      (松本三千夫)

   

桜22

海峡に雨降り初むる桜狩

       (涼野海音)

  

桜23

姉の遺児母となりけり八重桜

       (青木朋子)

   

桜24

ケーブルカー桜吹雪の中帰る

       (杉浦典子)

  

桜25

降れるもの湧くもの桜吹雪かな

       (能村研三)

   

桜26

満開の桜の下に健診車

         (有村明子)

  

桜27

帰路に又しかと見納む滝桜

       (柳川紀子)

  

桜28

誘はれて遅桜見る旅日和

       (守屋井蛙)

   

桜29

幻覚に踏みいりにけり夜の櫻

       (長崎桂子)

   

桜30

故郷のわが句碑に添へ初桜

       (村越化石)

   

桜31

鳥獣は眠り桜は星のもの

       (山田弘子)

  

桜32

踊り子の宿や河津の早桜

       (木暮剛平)

   

桜33

碧落に揺るぎなきかな大桜

       (青垣和子)

「碧落」(へきらく)とは「青空」「大空」のことです。

    

桜34

散るさくら堰に織り成す縞模様

       (大井邦子)

   

桜35

宮さくら道折れてより寺さくら

       (有吉桜雲)

   

桜36

夕桜入り江見下ろす露天風呂

       (齋藤朋子)

  

桜37

ブーメラン投げ合ふ親子夕桜

       (坂上香奈)

   

桜38

千年の塔に桜の枝垂れたり

       (大橋晄)

   

桜39

さくら咲き箱根八里の一里ゆく

       (堀内一郎)

  

桜40

うたた寝に煌めく湖とさくらかな

       (杉原ツタ子)

  

桜41

さくら散る海を眼下に蕪村の碑

       (笹村政子)

   

桜42

八重桜四天王寺の苑深く

       (大橋晄)

  

桜43

堂堂と遅れ咲きたり八重桜

      (加山ひさ子)

  

桜44

芦屋川渡るよろこび散るさくら

      (後藤比奈夫)

  

桜45

老木の幹に吹きたる桜かな

      (住田千代子)

   

桜46

決意とはなべてひそやか冬桜

       (片山煕子)

  

桜47

青天に桜真っ赤な新車来る

       (治部少輔)

  

桜48

尼寺の築地塀より八重桜

       (下田奉枝)

  

桜49

桜の森抜ける一日若返る

       (火箱ひろ)

  

桜50

 癒えし身に山河ありけり初桜

      (小原芙美子)

     

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

2016年10月 5日 (水)

秋風の俳句を鑑賞しよう

   

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冒頭の写真は、カラー図説日本大歳時記の秋風の解説と例句の頁です。

写真をタップ拡大して、ご覧下さい。

 

   

   
江戸時代から現代までの著名な俳人の俳句をご鑑賞下さい。

「秋風」について、カラー図説 日本大歳時記(講談社)の解説:

「秋風は秋風一般に言い、またとくに秋の初風を言う場合もあり、晩秋の身にしむような蕭颯(しょうさつ)たる風を言う場合もある。『色無き風』は秋の風をいう。中国の五行思想で秋に白を配し、秋を素秋、秋風のことを素風といったのを歌語になおしたもので『色なき』とは華やかな色の無いこと、つまり、無色透明の中に身にしむような秋風の寂寥感をいったものである。」(抜粋)

    

「歳時記(俳誌のSalon)」には、「秋風」「秋の風」「色なき風」「金風」など例句が約1900句あり、各ページの冒頭句などを下記に掲載させて頂きます。  

(青色の文字をクリックすると例句の詳細や解説がご覧になれます。)

      

秋風1

秋風や薮も畠も不破の関  

          (芭蕉

   

秋風2

秋風やそのつもりなくまた眠り

      (久保田万太郎)

  

秋風3

藷畑にただ秋風と潮騒と    

        (山本健吉)

  

秋風4

秋風や模様のちがふ皿二つ 

        (原石鼎)

  

秋風5

吹きおこる秋風鶴をあゆましむ

        (石田波郷)

  

秋風6

秋風や水より淡き魚のひれ

        (三橋鷹女)

  

秋風7

秋風や眼中のもの皆俳句

        (高浜虚子)

  

秋風8

秋風の吹きくる方へ帰るなり 

        (前田普羅)

  

秋の風1

身にしみて大根からし秋の風

       (芭蕉)

  

秋の風2

かな釘のやうな手足を秋の風

          (一茶)

  

秋の風3

人の國の牛馬淋しや秋の風

        (飯田蛇笏)

  

秋の風4

線香の折鶴つたふ秋の風

        (高島茂)

  

秋の風5

秋の風ことしの音の耳ざわり

       (長谷部朝子)

       

色無き風

色なき風音なき風や鈴が森   

       (長谷部朝子)

      

「増殖する俳句歳時記」の「季語が秋風の句」に上記の俳句のいくつかの解説があり、他にも芭蕉の俳句「物言えば唇寂し秋の風」など興味ある俳句と解説があります。

  

秋風や囲いもなしに興福寺

        (正岡子規

この俳句「」について、しばやんの日々 野球の殿堂入りした正岡子規の野球への愛情と奈良の旅行」という興味あるブログ記事があります。

   

(2016.10.5)

愛犬「チュヌ」の散歩をしながら口遊んだ拙句を前座に掲載します。    

  

旧りし街色なき風を老犬と

大夕日色なき風の町を染め

         (薫風士

  

(P.S. 2022.10.23)

俳句《涼し》死の話」や終戦記念日・墓参・盆」の俳句をご覧下さい。 

 

日本のみならず、世界の指導者が公明正大な政治を推進しない限り、世界の平和は維持できないでしょう

      

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

2016年9月22日 (木)

「敬老の日」「子規忌・糸瓜忌・獺祭忌」に思うこと

     

(2025.9.17 更新)

2024年の「敬老の日」は、9月16日でした。

敬老会《俳句と写真》」をご覧下さい。

   

獺祭忌己が苦吟を句吟して

子規の忌や己がまんぽ句口遊む

口ずさむ平和の俳句獺祭忌

         薫風士

  

冒頭の俳句は、「苦吟」と「句吟」の同音異義語のダジャレ・ブログ用川柳擬きの拙句です。

 

最近は「詩吟」のみならず、「俳吟」も楽しんでいる句友がいます。

  

今日は「子規忌」なので、「上五」を「獺祭忌」にしましたが、「秋高し」とか「秋風や」とか、様々な季語を当て嵌めて「まんぽ俳句」に遊びながら、まず俳句のリズムを身につけるのが吟行俳句上達のコツです。

   

(2022.9.10 更新)    

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この写真は、日本伝統俳句協会9月のカレンダー(後半の一部分)です。

   

 写真をタップ拡大して、掲載された俳句をご覧下さい。

   

  

  

   

    

2022年は「敬老の日」と「子規忌」が重なります。

著名俳人の『季重なり』俳句集」をご覧下さい。

(青色の文字をクリックすると、歳時記の例句や関連の解説記事などをご覧になれます。)       

          

(2016.9.22の記事)

9月19日は子規忌(「糸瓜忌」・「獺祭忌」)ですが、9月20日は「敬老の日」に当たります。

       

早世の子規を偲ぶや敬老日

   

駄句を口遊みながらインターネット歳時記(俳誌のsalon)の子規忌の俳句を検索すると、次の句が目に留まりました。

 

子規忌なりいまは美顏に使ふ水

       (中原道夫)

この俳句の水は糸瓜水のことでしょう。 

  

正岡子規は肺結核の喀血や脊椎カリエスの激痛に耐えて俳句の道に励んでいたが、次の三句を絶筆に、35歳の若さで亡くなりました。

 

糸瓜咲いて痰のつまりし仏かな

痰一斗糸瓜の水も間に合はず

をととひのへちまの水も取らざりき 

当時、糸瓜の水は咳止めや痰を切るのに効き目があるとされ、特に十五夜に取った糸瓜の水は効果があるとされていたようです。「をととひのへちまの水もとらざりき」とはこの十五夜の糸瓜の水を取らなかったことを詠んでいることを最近知りました。

正岡子規自分の死の近いことを直感して「糸瓜咲いて痰のつまりし仏かな」などの句を詠んだのではないでしょうか。この3句を詠んだ後に昏睡状態になり、亡くなったとのことです。

   

糸瓜忌や絶筆に知る句のこころ

凡人は長寿が頼り獺祭忌

         (薫風士

  

自分の死をも滑稽味のある俳句にする悲壮な覚悟を思うと、申し訳ないような気もしますが、凡才の駄句を口遊みながら、子規の凄さを偲んだ凡人の「敬老の日」でした。

    

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2016年8月28日 (日)

蝉の俳句を鑑賞しよう

     

Click here to see “Haiku of Bashō” in English.

   

(2025.7.29 更新)

蝉一声小枝にとまる蟷螂に

螳螂は小枝に見えし蝉の声

蝉の声産声ならぬ悲鳴とは

螳螂に噛まれし蝉の最後かな

一頻吾庭の朝の蝉時雨

       (薫風士) 

  

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冒頭の写真は、螳螂が蝉を捉えた様子です。

    

    

蟷螂の俳句は、ここをクリック(タップ)して、「俳句の定型とリズム」をご覧下さい

ここをタップして、俳句HAIKUの記事「芭蕉の足跡巡り《秋の山寺・立石寺》」をご覧下さい。

  

松尾芭蕉が元禄2年5月27日(1689年7月13日)に出羽国(現在の山形市)の立石寺に参詣した際に詠んだ発句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」が有名ですが、芭蕉は「やがて死ぬけしきは見えず蝉の声」という俳句も作っています。

この句の「けしき」に該当する漢字は「気色」と「景色」のどちらでしょうか?

「景色」を当てはめて、「蝉の声は聞こえるが、その景色を見ることはできない。」と、病で伏してやがて死ぬ身であることを嘆いている作者の気持ちを詠んだ句であると解釈することもできないことはないでしょうが、「気色」を当てはめ、蝉の命は1~2週間(?)と短いが、やがて死ぬ様な気配もなく鳴いていることを詠んだ俳句であると解釈するのが正解でしょう。

蝉は間もなく死ぬことも知らずに鳴いている、と「命の儚さ」を詠んだ句と受け止めるか、短い命でも精一杯元気に謳歌している、と解釈するか、読者の人生観次第です。

(青色の文字をクリックすると俳句の詳細や解説がご覧になれます。)

       

高浜虚子は終戦の年に「秋蝉も鳴き蓑虫も泣くのみぞ」という句を作っています。

敵といふもの今は無し秋の月」「黎明を思ひ軒端の秋簾見る」と併せて読むと、「秋蝉蓑虫も泣くのみだ。泣きたいものは思いぞんぶん泣けばよい。だが、自分は泣かない。終戦になって、自由に句作が出来る。さあこれから本番だ。」と、清々した気持ちで詠んだ句だと思われます。

      

正岡子規は「野分して蝉の少なきあした哉」と誰もが体験したことのあるような自然現象・季節の移ろいを句にしています。

   

琉球新報の記事に「『平和の願いを蝉とともに叫ぼう』仲間さん、摩文仁で詩朗読へ」という見出しで、糸満市摩文仁で行われる沖縄全戦没者追悼式で仲間里咲(りさ)さん(金武小6年)が自作の詩「平和(ふぃーわ)ぬ世界(しけー)どぅ大切(てーしち)」を朗読することが紹介されていました。

 

詳細はココ(http://ryukyushimpo.jp/news/entry-295999.html)をクリックしてご覧下さい。

    

広島長崎原爆忌や終戦の日は例年の如く型通りの報道がなされましたが、今年はリオ・オリンピック報道に埋もれてしまった感があります。

   

金メダル囃す夜明けの蝉しぐれ

鳴くや「ナチの手口」に嵌るなと

空蝉(うつせみ)ポケモンGO空け者(うつけもの)

わだつみの声を聞けよと秋の蝉

平成の大御心や法師蝉

      (薫風士)

 

歳時記(俳誌のSalon)を見ると、「」は芭蕉の「撞鐘もひびくやうなり蝉の声」や一茶の「蝉鳴くや我が家も石になるやうに」など2200句ほどあり、「蝉時雨」は約800句、「空蝉」は400句余り、「蝉の殻」100句余りなど、例句が約3500句あります。 

     

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2016年8月 5日 (金)

八月の思ひ格別皇居前

   

(2024.3.7 更新)

注目を集める為なのか、レッテル張りをして喧伝する政治家や評論家がいますが、劣情に訴える煽動政治家が蔓延ることを懸念しています

  

掲題の俳句「八月の思ひ格別皇居前」は2014年(平成26年)823日に開催された花鳥六百号記念俳句大会日比谷公園皇居周辺吟行)における薫風士(チュヌの主人)の入選句です。

(青色の文字をクリックすると俳句の詳細や解説などをご覧になれます。)

    

季語別俳句8」(歳時記)を見ると、無数の季語と俳句があります。

八月」の句は600句ほどあり、冒頭には「聲に出て確める遺書八月來る (高島茂)(暖流)」が掲載されています。

「原爆忌」・「原爆の日」の俳句は400句余りあり、トップページには、「原爆の日の洗面に顔浸けて平畑静塔や「戦争を知らぬ子ばかり原爆忌稲畑汀子などが掲載されています。

敗戦」の俳句は約320句あり、冒頭には「敗戰日妻子入れむと風呂洗ふ」秋元不死男が掲載され、「終戦」の俳句は430句余りあり、冒頭には「馬兵に終戰の日は暑かりし」角川源義あります。

「敗戦」の句よりも「終戦」の句が多いのは、「戦争は金輪際終わりにしたい。戦争は繰り返してはならない。」という庶民の思いの表れではないか?

「『敗戦』を『終戦』というのはまやかしである」とか、「戦争は負けたから悪いのだ。勝てば官軍だ。」というナショナリストもいる。そういう人が憲法改正(実態は改悪)を推進ししようとしている。

自分の考えに同調しなければ、「無責任だ」とか「売国奴」などとレッテル貼りをする煽動的政治家に振り回されてはならない。

「ウソがつけない奴は弁護士や政治家になれない」と某氏が放言している。それには一面の真理があるが、国民は嘘をつかない真面な政治家に政治を付託するようにしなければならない。

日ごろから政治家の発言に関心を持ち、一人一人が一歩踏み込んでよく考え、選挙の際には、自分の良心に基づき投票したいものである。

      

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2016年6月28日 (火)

吟行は楽しい! 俳句アルバム(若狭・小浜の旅)

       

2007年の5月頃、バラク・オバマ氏はまだ米国民主党大統領予備選挙の候補者でオバマ氏と小浜市の関係が話題になっていたので、NHK朝ドラで9月放映開始予定の「ちりとてちん」のロケ地である福井県小浜市を先取りして見ておくのも面白いだろうと、若狭・小浜へ吟行旅行をしたが、期待を裏切らぬ楽しい思い出になった

   

青葉旅もてなし厚き若狭人

      (さとし

   

俳句仲間(神戸同人)の作ってくれた俳句アルバムをご覧下さい。

 

青色文字をクリックすると解説記事をご覧になれます。アルバム(写真)をクリックすると俳句の詳細などをご覧になれます。

       

今秋11月の米国大統領選挙において、ヒラリー・クリントン民主党候補がオバマ大統領の後任になればよいが、ドナルド・トランプ共和党候補が万一大統領に選出されることになれば日米関係や世界の情勢が憂慮すべき事態になるだろう。

 

英国は国民投票の結果、EUを離脱することが決まった。だが、EU離脱に賛成投票したことを後悔している人も沢山いるようで混乱状態になっている

 

日本は戦後70年間戦争に巻き込まれることなく過ごすことができたのは平和憲法自衛隊のお蔭であり、どちらが欠けても日本の平和は維持できないだろう。

選挙には、棄権せず、良く考えて投票してほしいものである。

   

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2016年6月15日 (水)

晴れても降っても吟行は楽しい!(北琵琶湖吟行俳句アルバム)

           

(2024.6.9 更新)

ここをクリック(タップ)して、「春の屋久島吟行(写真俳句集)」をご覧下さい。

  

2008年5月末に、俳句仲間(神戸同人)と北琵琶湖へ一泊二日の吟行旅行をしましたが、生憎の雨で当初予定のルートを急遽変更して、「観音の里」→「羽衣伝説の余呉湖」→「国友村」→「竹生島」→「長浜のまち」を巡りましたが、晴れても降ってもそれなりに対応すれば吟行は楽しいものです。

ここをクリック(タップ)して、「楽しい吟行・俳句の旅(四季の写真俳句特集)」をご覧下さい。

   

仲間が作成してくれた吟行アルバムを下記に掲載します。アルバム(写真)をクリックor タップし、拡大してご覧頂ければ幸いです。

     

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2016年6月13日 (月)

楽しい吟行の俳句アルバム(岡山城と後楽園ほか)

          

(P.S. 2024.6.8) 

     

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2012年10月に俳句仲間と岡山(宇野港・イギリス庭園~岡山城・後楽園)に渋川で一泊の吟行旅行をしましたが、2015年9月に大学のクラス会で岡山城と後楽園を見学し、岡山出身のクラスメイト秋田氏の名案内で後楽園や岡山城などに対する認識を新たにしました。

6月10日は「時の記念日」でNHKもどこかの時計草を紹介していましたが、ここをクリックすると時計草などの素晴らしい写真が沢山あるブログ「自然風の自然風だより」(Excite.ブログ)がご覧になれます   

青色文字をクリックすると関連の解説記事などがご覧になれます。 

先日、大阪市立大学付属植物園吟行時計草を見た時にふと岡山でのクラス会のことや俳句仲間との岡山吟行のことを思い出し、俳句仲間と吟行旅行をした時に初めて見た時計草のことを思いだしました。

そこで、俳句仲間が作ってくれていた吟行俳句アルバム(玉野市&岡山市後楽園)を写真にしてブログ「チュヌの便り」に載せることにしました。このブログも俳句に興味を持っている人々との新たな交流のきっかけになれば望外の喜びです。      

アルバム(写真)はクリックすると拡大され、仲間の俳句など詳細がご覧になれます。

ちなみに、チュヌの主人(俳号:さとし)の次の俳句が仲間の句会で最高点を獲得しました。夕食後、月見に出かけると、中学生が海蛍をとって賑やかにしていたので我々も海蛍を捕まえようと夢中になったことを詠んだ句です。

・海蛍月見心を奪ひけり

   

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2016年5月29日 (日)

バラ・ばら・薔薇 《俳句と写真・特集》

         

(P.S. 2022.6.6)

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赤いバラは根付きが悪くて弱いのか、土の手入れが下手なのか、数年前に買った年に咲いたきり、咲きませんでした。

今年は一輪咲いて喜んでいますが、雨滴の重さに耐えかねているようです。

  

大薔薇の赤き一輪雨に耐へ

  

関東甲信地方は今日梅雨入りしました。

  

(P.S. 2022.5.21)

故郷を「まんぽ俳句」で元気に、未来に繋ごう  

俳句《椎の花》(綾部バラ園吟行の俳句と写真)

をご覧下さい。

  

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5フラワータウンの高木邸のバラの庭で開催される恒例のチャリティ・オープンガーデン・ミニコンサートは、今年もコロナ禍の緊急事態宣言の実施により、昨年に引き続き開催されず、梅雨入り前の吟行日和を神戸市の須磨離宮公園のバラ園でエンジョイしました。

 

須磨離宮公園・バラと噴水(吟行の俳句と写真)」をご覧下さい。

 

(青色文字をクリックすると俳句の詳細や写真などをご覧になれます。)

   

(下記の2句は2016年のコンサートの紹介を兼ねて詠んだ拙句です。演奏や庭の写真など詳細に興味のある方はココをクリックしてご覧下さい。)

  

マリンバとピアノのデュオやバラの庭 

  

ポップスに手拍子弾むバラの庭 

   

薔薇の俳句と写真をインターネットで検索すると、歳時記の「バラ」の俳句は「雨宿りしてしばらくはバラの前(山口青邨)」など84あるが、現代俳句が多い。

伝統俳句はカタカナより漢字を好む傾向があり、「薔薇」を用いた俳句は1,200句余り掲載されている。

歳時記(俳誌のサロン)の「薔薇」の冒頭の俳句など、例句を抜粋させて頂きます。詳細は青色文字の季語をタップしてご覧下さい。

  

薔薇(1

寫眞の中四五間奥に薔薇と乙女 

        (中村草田男)

この句の鑑賞には「増殖する歳時記」の清水哲男氏の句評が参考になる。 

  

薔薇(2

薔薇の香の紛々として眠られず 

         (正岡子規

    

薔薇(3

手の薔薇に蜂来れば我王の如し 

        (中村草田男

      

薔薇(4

咲き切つて薔薇の容を越えけるも 

        (中村草田男)

   

薔薇(5

瞑るは見ることのため薔薇の花 

        (秋山牧車)

 

薔薇(6

薔薇買って帰れば何か言はれさう 

         (山口俊平)

  

薔薇(7

薔薇熟れて空は茜の濃かりけり 

         (山口誓子)

      

薔薇ちるや天似孫(テニソン)の詩見厭(あき)たり

         (夏目漱石

    

薔薇に付け還暦の鼻うごめかす

         (西東三鬼

   

己れ刺あること知りて花さうび

         (高浜虚子

   

薔薇匂ふはじめての夜のしらみつゝ

         (日野草城

    

薔薇園一夫多妻の場を思ふ    

         (飯田蛇笏

    

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2016年3月 3日 (木)

「春雪・春の雪」《雪の俳句を鑑賞しよう》

(2025.5.21 更新)

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冒頭の写真は、5月18日にサンシビック尼崎の大ホ-ルで開催された伝統俳句協会関西支部の俳句大会で頂いた入選句集の一部分です。写真をタップ拡大して入選句をご覧下さい。薫風士の「春の雪」が、応募総数1339句の中で、吉田節子選に入選しています。

   

ここをクリック(タップ)して、「俳句365 haiku (138) 《初夏5 Kunpūshi》」の「伝統の俳句大会初夏のアマ」をご覧下さい。

 

二番目の写真は、3月3日 放映のNHK-TV ニュース画面の一部分です。

  

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この写真は、まん歩して2月21日に撮った雪景色です。
 

   

雪遊び技を極めて金メダル

    

上記の俳句は、平野歩夢の快挙(「北京2022」スノーボード金メダル)を称えて、2016に書いた「春雪」の記事に追加しました。

    

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写真は2020年大晦日に孫と作った雪ダルマです。   

2016.3.1には春の雪が降り、この記事を書きました。

 

   

「歳時記」の「春の雪」を紹介させて頂きます。  

(青色の文字をクリックすると例句の詳細や解説がご覧になれます。)

   

春の雪(1)

冒頭には種田山頭火の俳句「春の雪ふる女はまことうつくしい」があり、

春の雪(2)」の冒頭には

「春の雪しきりに降りて止みにけり(白雄)」があり、

春の雪(3)」の冒頭には久保田万太郎の「泣蟲の杉村春子春の雪」という句があり、

春の雪(4)」の冒頭には

「春の雪青菜をゆでてゐたる間も (細見綾子)」があります。

  

春の雪(5)」の冒頭句は

「良寛のひとりあそびに春の雪 (高島茂)」ですが、

「唇に触れて消えゆく春の雪」(田所洋子・雨月)や「二・二六とふ日のありし春の雪」(水原春郎・馬醉木(あせび))など味わい深い俳句が掲載されています。

  

春の雪(6)」の冒頭には

「逢ふための一歩踏み出す春の雪(清水甚吉)」があり、

春の雪(7)」の冒頭には

一茶の俳句「古郷や餅につき込む春の雪」があります。

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

      

2016年2月17日 (水)

「旗日」は死語か? 「建国記念の日」の俳句を読んで思うこと

             

(2025.2.14 更新)

2月7日は「北方領土の日」ですが、2月7日が「北方領土の日」とされたのは、下記の写真のように、1855年2月7日(旧暦 安政元年12月21日)に「日魯通好条約(日露和親条約)」が調印されたことに因んでいます。

   

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写真は、外務省の記事の一部分です。

  

 

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これらの写真は、2月9日午後7時のNHK-TV ニュース画面の一部分です。

   

   

    
ロシアのプーチン大統領は国際条約を破り、日本の北方領土になし崩しでロシア住民を移住させています。

 

この事態を放置すると、ロシアの住民を保護するという口実で軍事侵攻を推し進め日本の領有権を略奪する恐れがあります。

 

日本の平和を維持するためには、共産主義専制国家が付け入る隙を生じないように、自由主義圏との連携を堅持しつつロシアとの平和交渉を粘り強く推進しなければなりません。

 

そのために、全ての政治家が公明正大なクリーンな政治を大局的見地で推進してくれることを切望しています。

   

戦争と平和(俳句と川柳:終戦記念日特集)」をご覧下さい。

   

春浅し命の限り句を口に

建国日思ひを新た己が役          

日の丸が民家の門に建国日            

          (薫風士

  

某俳句会で次の俳句が投句され、様々な意見が出て俳句談義が盛り上がりました。

  

旗日とふ日本語ありき建国日

  

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作者は「旗日」は死語になっていると考えてこの俳句を作っています。

 

いずれにせよ、俳句は好き好き日章旗に対する思いも各人各様でしょう。

  

(青色の文字をクリックすると例句や解説記事などをご覧になれます。

建国記念の日」は戦前は「紀元節」と言っていました。

   

梅正に綻びそむる紀元節

      正岡子規)

  

旗日とやわが家に旗も父もなし

         (池田澄子)

 

この俳句について、「増殖する俳句歳時記」の清水哲男氏の句評には「もはや死語の感のある旗日」とあります。

「旗日」という言葉は、現状では「死語」か「老人語」とみなされるでしょう。

  

2月11日を建国記念日とすることは、古事記などの神話に基づいていることを認識して、日本の歴史や未来に思いをはせて日本の平和を守り、「旗日」や「日章旗」が平和国家のシンボルとなることを祈っています。

  

究極のLOVE」(Ultimate LOVE)をご覧下さい

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

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2016年2月 7日 (日)

俳句 《春隣・春近し》

        

(2023.2.2更新)

勇み足仕切り直しや春近

まんぽ道駄句口遊み春近し

春近き時雨上がりの煉瓦道

春近き梢を映す(にわたずみ 

春隣夫婦の日なるミニ句会

         (薫風士)

          

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「薫風士の思い」を記事の最後に補足しました。(2021年12月)

   

  

開館へ向けて一気に春隣  

       稲畑汀子

この句は虚子記念文学館の開設準備を詠んだものでしょう。

   

叱られて目をつぶる猫春隣

    久保田万太郎

   

歳時記(俳誌のサロン)の例句で「取り合わせ」が「春隣」という季語に感覚的にマッチした俳句を各ページから1句ずつピックアップ・掲載させて頂きます。

青色文字の「春隣」をクリックすると詳細をご覧になれます。

   

春隣1

田畑にめりはり見えて春近し  

     (久崎富美子)

    

春隣2

芽を一つほぐすあぢさゐ春隣  

      (永見博子)

 

春隣3

髪切つてピアスを選ぶ春隣  

      (宮坂恒子)

    

春隣4

絵手紙に添へし一句や春隣  

      (高橋秋子)

    

春隣5

旅誘ふちらしの増えて春隣  

      (楯野正雄)

     

春隣6

春隣水車は光弾きゐて  

       大橋晄

     

春隣7

土佐堀のたゆたふ水も春隣  

       大橋晄

    

上記2句の掲載誌は「雨月」ですが、この俳誌のHPには「主張 虚子唱道花鳥諷詠の道の主客合一をめざす」とあります。

       

季語巡り ~俳句歳時記~には季語の解説とともに季節感のある次の句や凡茶の興味ある句などが掲載されています。

 

春近し雪にて拭ふ靴の泥 

      沢木欣一

  

車窓より瀬戸の島山春隣 

      星野立子

      

なお、春隣7には、次の俳句があります。

友情に国の壁なし春隣 

      (丸田信宏)

     

俳句談義18:政治家と俳句」に於いて述べたように、「日本人は自然を愛し平和を愛する国民であることを俳句やブログで内外に発信し、日本の平和のみならず、国際親善世界平和のために少しでも役立てたい」という思いの薫風士(亡きチュヌの主人)の俳句を最後に追記します。

   

春隣チュヌ元気かと師の電話

水際のコロナ対策春隣り

  

年越やオミクロン株蔓延りて(医療の在り方)大晦日・大年の俳句(岸田内閣に望むこと)」、「(冬の俳句特集)不意打ちのオミクロン株冬の雷をご覧下さい。

オミクロン株の感染拡大が世界的に急増していますが、ワクチンや治療薬の開発・普及により、極端な「水際対策」や「緊急事態宣言」が不要になることを切望しています。

   

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

  

2016年1月22日 (金)

「初句会」の俳句

                    

「初句会」(新年の季語)の俳句はWEBの歳時記に201句あり、冒頭と最後の句を下記に掲載しますが、青色の文字をタップすると、例句の詳細や解説記事をご覧になれます。

   

初句会美しく風邪ひき合ひて

        本橋愛子

  

恙なきをまず称えあい初句会  

        浦川哲子

         

ねんごろな伝言とどき初句会  

        中村汀女

  

ゆらゆらと人妻の香や初句会  

        鈴木鷹夫

  

受付のロビーはなやぐ初句会  

       長崎小夜子

  

初句会珠の言葉の湧き出よ

     (深見けん二)

(出典)俳人協会・俳句文学館俳句カレンダー鑑賞(平成26年1月)

  

仲間の初句会で高得点を得た句を下記に紹介させて頂きます(順不同)。

  

一口づつ母を励ましなづな粥  

        文子

   

人の日や官庁街にカレーの香  

           順子

   

インターホンの画面はみ出す白マスク 

        美娜

  

初空やプラス思考のこころざし  

        美津子

  

追憶の音突いてみる羽子日和  

        かず

  

紛争の絶えぬ世の中に入る  

           律子

   

芝焼きて髪膚に残る火の匂ひ  

        良子

   

土の香を戸板に並べ冬菜市  

           眞知子

   

青年の席譲りにも淑気かな  

           寧伸

  

カーテン開け思はず合掌初茜  

         昭夫

  

人類も七百万年御慶かな  

           輝雄

  

三鈷の松摘みて寿ぐ初遍路  

           栄治

   

一億の祈りそれぞれ初御空  

        さとし

     

冒頭の句(老老介護?を詠んだ句)は互選で最高得点です。

現代の世相などを反映する分かりやすい佳句が多いので、少しコメントします。

「初空や」は91歳の元気な句友が瀬戸内寂聴さんの話を聞いて詠んだ句。

(『チュヌの便り』(究極のLOVEを実践しよう!など)を読んで作った句か?」と、チュヌの主人は一瞬糠喜びをしていました。)

三鈷の松」は高野山の伝承を踏まえて詠んだ句。最近は遍路をしている若者もいるようです。

最後の句(「一億」)は太平洋戦争末期の「一億玉砕」や安倍政権のスローガン「一億総活躍社会」などを念頭において、テロや大災害の無い世界の平和を祈りつつ詠んだ句です。

  

インターネットの歳時記(2015.1.~2016.1 作成)には「初詣」の俳句は650句ありますが、最後の句を抜粋させて頂きます。

 

初詣いくさなき世を合掌す

     (風鈴 久保東海司)

     

チュヌの主人は初詣を神でするばかりでなく、普段は天に思いをはせて祈りを捧げています。機会があれば寺院、教会、モスクなど何処でもお祈りします。アラーの神や神の子イエスを信ずるのもそれはそれで結構ですが、科学の進歩した現代に生きる人間として独善的排他的狂信に陥ることなく、世界の人々に賢明な宗教心を持ってほしいものです。

テロや戦争がなくなるようにUltimate LOVE」を実践する人々が増えることを祈っています。         

(青色の文字をクリックすると解説や例句の詳細をご覧になれます。)

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

 

   

2015年12月30日 (水)

「初夢」の俳句

         

(2025.11.22 更新)

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冒頭の写真は、2024年に句友が知人から頂いた絵手紙の年賀状です。

 

2024年4月に岸田文雄首相が米国を公式訪問し、「日米同盟の深化を確認し、インド太平洋地域での協力を話し合う」とのことで、バイデン大統領主催の晩餐会には、ファンロンパイ日EU俳句交流大使(初代EU理事会議長)との俳句の交流や2014年のオバマ大統領来日の歓迎晩餐会などを念頭に、「俳句を通じて世界平和を!」の外交を推進してくれることを願っていましたが、その願いは叶わず、米国はトランプ政権に交代することになりました。

      

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このNHK-TV ニュース画面(一部分)のように、石破茂内閣の人気は当初から低迷していますが、石破総理大臣には、お互いに足らずを補い、「柔剛を制す」の諺どおり、「単なるポチ」にならず、「偽りの無い」・「有りの儘の素顔」で「世界の人々の信」を得て、「日本の平和」・「世界平和」の為に尽力されることを願っています。

  

石破茂首相の「柿」の俳句「奈良の柿 郷(さと)にも浦にも 茂る秋」の「秋」は「かな」に変えた方が、ご自身のPR効果が増すのみならず、俳句として「季重なり」も解消されます。

  

「ぺんは剣より強し」なので、「まんぽ俳句」を口遊んで、ご自身の健康管理と表現力を磨いて頂きたいですね。

   

ワシントンの天へ初夢龍の如

「龍天に昇る」という春の季語を捩って、「天へ」「龍の如」としています。

  

初夢の平和の夢想現にも

(「夢想」は「むそう」、「現にも」は「うつつにも」、と読んで下さい。

         (薫風士)

  

関係の方々が「《初仕事・仕事始・出初》能登半島地震緊急支援にオスプレイを!」や「俳句談義(3):虚子の句「初空や」の新解釈:大悪人は誰か?」などを読んで、俳句HAIKUの記事に込めた熱い思いを皆さんとシェアして頂ければ、うれしいです。

 

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この写真は、同期や俳句友達などから頂いた2024年の年賀状から龍の絵の部分を集めて撮ったものです。

      

   

初夢やシュライン通り句碑並木

        (薫風士)

  

芦屋から希望の丘へ、そして、ワシントンまで、松尾芭蕉や正岡子規、高浜虚子や金子兜太など、俳人所縁の各地から、花と平和の俳句の回廊が龍の如く、日本の初空を昇ることを夢見ています。

    

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「俳句HAIKU」の記事「初暦の俳句」をご参照下さい。

      

  

記事や例句の詳細は青色文字(タイトルや季語)をクリックしてご覧下さい。

          

(2015.12.30の記事)

インターネットの歳時記の「初夢」から各ページの冒頭の俳句を掲載させて頂きます。

  

初夢1 

初夢に古郷を見て涙哉

         (一茶)

  

初夢2

初夢に海鵜きたりて泣きじやくる  

        (高島茂)

   

初夢3

初夢の淫らと云ふほどには非ず  

        (竹内睦夫)  

   

初夢に母現れし八十路かな

法王のオバマ訪問夢始め

初夢や夢の中にも夢想して

     木下さとし

   

世界の有力な政治指導者や宗教指導者が一堂に会して、宗教や人種の違い・覇権争いなどから生ずる戦争を防止する根本的な解決を協議して呉れないか!?!」と夢想しています。

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧になれます。

       

2015年12月22日 (火)

《新年・正月・一月》

             

(2025.11.16 更新)

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青色文字(タイトルなど)をクリックすると俳句や解説などがご覧になれます。

    

写真はタップして拡大できます。

     

 

   

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現代の俳句に於ける季語の在り方」について考えました。  

猿回し」《季語とは何か》をご覧下さい    

      

    

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親戚が贈ってくれた高浜虚子所縁の西山酒造の原酒お節料理にピッタリでした。

   

    

故郷の原酒屠蘇に祝ひけり    

    

(2015.12.22    

「正月」の俳句を歳時記(俳誌のサロンから下記の通り抜粋・掲載させて頂きます。

   

正月1

大雪となりて今日よりお正月

       (前田普羅)

  

正月2

正月の子供に成て見たき哉

       (小林一茶

  

正月3

枯木に鴉が、お正月もすみました

       (種田山頭火)

        

初空1 

初空の藍と茜と満たしあふ

       (山口青邨)

    

みづいろのやがてくれなゐ初み空 

       (鷹羽狩行)

   

初空に残る朝月上京す  

       (稲畑汀子)

   

初空2

初御空鴉東へ鳩西へ  

      (稲畑廣太郎)

  

初空3

いづくともなき合掌や初御空   

       (中村汀女)

   

真青なる初空仰ぎ初心  

       (大橋敦子)

      

高浜虚子の人柄に興味を抱き、「初空や大悪人虚子の頭上に」の新解釈を試み、「虚子の句『初空や』の新解釈:大悪人は誰か?」を書きました。

俳句談義(3)」や初暦の俳句」もご笑覧下さい。

「きごさい歳時記」の「初空」の句はここをクリックしてご覧になれます

        

俳誌のサロン」「季語別俳句集 一月」の数十個の季語、無数の例句から、気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

  

元旦や天に轟け大般若

      (伊万里梅城)

   

一湾に日のゆきわたり大旦

       (鷹羽狩行)

   

ちちははも夫も仏や初明り

       (上野章子)

   

年玉を妻に包まうかと思ふ

       (後藤比奈夫)

    

明日死ぬる命めでたし小豆粥

        (高浜虚子)

この俳句が作られた背景をご存知の方があれば教えて頂きたいが、ウラハイ=裏「週刊俳句」に下記の記述(抜粋)がありました。

「掲出句には、一休宗純(立川談志師匠にそっくり)の「門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」という風狂はない。どちらかというと子規の『病牀六尺』二十一の、
余は今まで禅宗のいわゆる悟りといふ事を誤解して居た。悟りといふ事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思つて居たのは間違ひで、悟りといふ事は如何なる場合でも平気で生きて居る事であつた。

に連なる諷詠である。」

    

初日呑むと夢みて発句栄ゆべく

        (正岡子規)

    

子規の俳句データベース(新年)」の冒頭にはユーモラスな句、ほのほのや鼾忽ち絶えて春があり、次のページには、「紀元二千五百五十五年なり」という句がありました 

    

1940(昭和15年)は皇紀2600年にあたり、紀元二千六百年頌歌(東京音楽学校作詞・作曲)が1938年(昭和13年)に発表されました。

その歌詞を幻冬舎新書「日本の軍歌」から抜粋すると、

1番には、「紀元は二千六百年ああ一億の胸は鳴る」

2番には、「歓喜あふるる・・・はるかに仰ぐ大御言」

3番には、「ああ報国の血は勇む」

4番には、「世紀の文化・・・あゝ燦爛のこの國威」 
5番には、「正義凛たる旗の下 明朗アジヤうち建てん 力と意氣を示せ」

など、国威発揚の美辞麗句のオンパレードです。この歌が発表された翌年には太平洋戦争に突入しました。戦争末期には「一億玉砕」の本土決戦を軍部が主張し、広島・長崎の原爆投下でようやくポツダム宣言受諾の決定がなされたのです。

戦後70年の節目の年である2015年は紀元(皇紀)2675年にあたります。

無数の犠牲者の筆舌しがたい犠牲の礎によってもたらされたともいうべき平和を堅持したいものです。 

           

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

2015年12月 9日 (水)

「12月・師走」の俳句集

            

(2024.12.27 更新)

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冒頭の写真は、2024年12月5日午前5時55分現在の俳句HAIKU へのアクセスですが、累計数「1,219,373」や1日当たりの平均値「307.30」など、数字が対称的に面白く並んでいます。

  

芭蕉や一茶の俳諧の世界・元禄文化などもよいが、現代に生きる者としては現代の俳句を作り、平成文化・令和の平和をエンジョイしたいものです。

  

除夜・除夜の鐘》をご覧下さい。

  

(P.S. 2022.12.8)

12月の8日や9日は何の日か、思い返してみませんか?

  

「太平洋戦争開戦の日」や「漱石忌」です。

  

(青色文字のタイトルをクリックすると俳句や解説記事がご覧になれます。)

  

歳時記(俳誌のサロン)の「季語別俳句集12月」はここをクリックしてご覧になれます

     

(2015.12.9の記事)    

「光陰矢の如し」今年(2015年)も12月、「師走」「極月」です。

フランスに限らず、テロ対策で欧米は慌しい動きを見せています。

 

無事に年が暮れることを祈りつつ、平和の俳句を広めたいという思いで、このブログを書いています。 

       

インターネットの歳時記の「師走」の冒頭の句を抜粋・掲載させて頂きます。

    

師走1

水仙にたまる師走の埃かな

          几董

  

師走2

仕事場に泊り込みたる師走かな

      森川暁水

  

師走3

女を見連れの男を見て師走

         高浜虚子

  

師走4

市に入りてしばし心を師走かな

           素堂

   

上記の虚子の俳句「女を見」について、「増殖する歳時記」において清水哲男氏が尤もな批評をしています。

「師走の特性を街にとらえて、実にユニーク。ユニークにして、かつ平凡なる詠み振り。でも、作ってみろと言われたら、たいていの人は作れまい。少なくとも私には、逆立ちしても無理である。最大の讃め言葉としては、「偉大なる凡句」とでも言うしかないような気がする」

  

「12月8日」を詠んだ句が沢山ありますが、太平洋戦争を想起させる俳句が殆ど無いのは、戦争を知らぬ世代の句が多くなったということでしょうか。 

 

一部を次に抜粋・掲載させて頂きます。

  

十二月八日起立する肢が見ゆ  

         (高島茂)

  

十二月八日と気づく朝かな  

        (稲畑汀子)

   

十二月八日戦争を知らぬ子と  

       (小林のり人)

  

十二月八日の海を見てゐたり  

       (石田きよし)

  

十二月八日の夜の長湯かな  

         (青山丈)

  

十二月八日の兄弟喧嘩かな  

       (土井田晩聖)

   

十二月八日を言ひて疎まるる

        (森田尚宏)

  

十二月八日うつすらと覚えてゐる

        (竹内弘子)

                 

俳誌のサロン」というサイトには「歳時記」も掲載されているので、上記の「師走」や「12月」などに限らず、「数へ日」「年の暮」「年惜しむ」「年用意」など季語別に無数の俳句を見ることが出来ます。

また、色々な俳誌の「触り」の部分などを見ることが出来、俳句愛好者には便利なサイトです。

   

正岡子規の「師走」の俳句を検索したところ、「WebM旅」というサイト「子規俳句 季語・季題検索 冬 時候 師走」に、「いそがしく時計の動く師走哉」など沢山の句がリストされていました。

           

芭蕉俳句全集(季題別)」には次の句があります。

 

かくれけり師走の海のかいつぶり

節季候の来れば風雅も師走哉

旅寝よし宿は師走の夕月夜

雪と雪今宵師走の名月か

      

最後に拙句を掲載します。

朝刊の折り込みの嵩師走かな

  

平和を維持するための思いを綴った「政治談議」なども、お暇があれば、ご覧下さい。

                    

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2015年6月 8日 (月)

石清水八幡宮と松花堂庭園(京都の旅)

 

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2015年6月に京都の石清水八幡宮と松花堂庭園を吟行した仲間の俳句と写真を披露します。

   

(写真:律子さん撮影)

     

写真はクリックすると拡大されます。

   

青色文字をクリックすると解説記事がご覧になれます。

  

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元気な仲間は男山の展望台まで行きました。

  

生憎の夏霞や竹藪などに邪魔をされ三川合流のスポットは見ることが出来ませんでした。 

  

松花堂庭園には亀甲竹四方竹など珍しい竹が色々ありました。

吉兆松花堂弁当で昼食を済ませて、すぐに句会をしました。

    

(仲間の俳句)

(平成27年6月2日吟行)

(順不同)

    

江戸硝子に揺るる日の斑夏座敷   

       (知子)

  

朝涼の吾が影揺らぐ江戸硝子    

       (順子)

 

竹皮を脱ぐ草庵の静けさに      

       (美娜)

  

万緑に映ゆ朱の社殿石清水      

       (栄治)

  

竹落葉乗せ親しげに鯉寄れり     

       (文子)

  

ご神木に力瘤あり青葉風       

       (寧伸)

  

泳ぐあさざの黄色震はせて     

      (眞知子)

  

生まれながらに亀甲模様今年竹    

       (かず)

 

エジソン碑の空に戦ぎし今年竹    

       (美娜)

 

篠の子のけなげに天を目指しをり   

        (良子)

  

三川の合流隠す今年竹        

       (さとし)

 

梔子の香を運びくる風白し      

        (輝雄)

  

水琴窟のゆかしき音色夏の園     

        (律子)

  

まのあたりに巣立ち楠大樹    

  (美津子・欠席投句)

    

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