エッセー Feed

2020年4月20日 (月)

春耕の美女はマスクにコロナ避け

   

タイトルの俳句は、コロナウイルス拡散防止運動の一助になればとの思いで詠んだ薫風士の川柳もどきのコロナ俳句です。

 

日本の新型コロナウイルス感染者が遂に1万人を超え、東京は3千人を超えました。全世界の感染者数は230万人以上になりました。

(国別新型コロナウイルス感染者数「外務省海外安全ホームページ」最後の写真参照。)

  

ワクチンや治療薬が開発され、普及しないかぎり、「緊急事態宣言」が一旦解消されるとまた感染が拡散するでしょうから、コロナウイルス感染症の拡散防止と社会の活動機能維持とのバランスを考えながら長期戦略で対応せざるを得ないでしょう。

一時金支給はいつまで続けることが可能でしょうか?

東京など大都市中心の経済成長・経済効率一辺倒の社会体制はこの際思い切って見直す必要があります。

    

春耕や自産自消のテレワーク 

        (薫風士)

     

20200417Dsc_0994_2Dsc_1038

テレワークや地産地消・自産自消をもっと普及させると大地震や新型コロナウイルスのパンデミックなど、大災害の非常事態にも持続可能な経済的社会体制が確立できるのではないでしょうか?

  

最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事をご覧になれます。

  

2020年4月13日 (月)

春耕やコロナウイルスやり過ごし

   

P.S. 2022.3.12

ウクライナ紛争について、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、記事を書きました。

青色文字をクリック(タップ)して、血に染むなドニエプルてふ春の川」や春一番この発言はおぞましき」をご覧下さい。

   

タイトルの俳句は、コロナウイルス拡散防止に関連して先月に掲載した川柳もどきの俳句(「春眠やコロナウイルス寝るが勝ち」や「椿(ちん)寿忌(じゅき)やコロナウイルスやり過ごす」など)と同じ類のコロナ俳句です。

 

新型コロナウイルス感染症の拡散防止対策の「緊急事態宣言」は暫く解除にならないでしょう。

ワクチンや治療薬が開発され、普及するまでは「緊急事態」の解消は期待できないでしょう。一旦解消されてもまた感染が拡散するでしょうから、コロナウイルスの感染症の拡散防止と社会の活動機能維持とのバランスを考えながら長期戦略で対応せざるを得ないでしょう。

自分に出来ることは不要不急の外出を控え、近場の散歩ですますか、手作りの庭の手入れなどをしながら、「まんぽ俳句」を口ずさみ慰みにすることしかありません。

 

・春耕やマスク無用の我が狭庭

       (薫風士

   

コここをクリックして、「ロナ禍の自産自消や秋耕す」をご覧下さい。

  

「俳句HAIKU」が読者の無聊の慰みに少しでも役立てば幸いですが、青色文字をクリックすると、「春耕」に限らず、「耕」の俳句(歳時記575筆まか勢)を無数にご覧になれます。

    

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

    

2020年3月27日 (金)

春風や難を転じて福にせむ

    

(P.S. 2023.2.4)

「TOKYO 2020」の開催をワクチンの開発・普及が進み新型コロナウイルスの感染拡大の収束が期待されるまで2年間延期していたら、暗殺による安部晋三元総理大臣の不慮の死も起こらなかったかもしれません

 

ゴルフ談義政治談議も「あれが無かったら」と愚痴や反省がしきりです。

   

(2020.3.27)

雪やなぎ小さき南天両脇に  

南天の種を落として鳥帰る  

南天の実の無き房や鳥帰る

      (薫風士

   

Dsc_0757

1179

タイトルの俳句と冒頭の雪柳の俳句は薫風士の縁起担ぎの「まんぽ俳句」です。

  

雪柳は小さい5弁の花を無数に雪のように咲かせますが、5弁は5輪を連想させます。

   

生命力が旺盛な南天は庭のあちこちに自生しています。小鳥が実を食って種を落とす結果繁殖しているようです。

  

ここをクリックして、「コロナ禍の自産自消や秋耕す」をご覧下さい

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

      

2020年3月21日 (土)

愛犬の彼岸妨ぐコロナかな

   

犬連れて親子四人が春の道

彼岸会をコロナウイルス妨げり

コロナ避け近場の園の彼岸かな

悠然と彼岸の空を大烏

強風の彼岸に聖火届きけり

春嵐や五輪にならぬ飛行雲

          

NHK NEWS WEBによると、オリンピック開催について、

「『完全な形』と申し上げたが、まず、アスリートと観客にとって安全で安心できるものでなければならない。そして、規模は縮小せずに行う、かつ、観客にも一緒に感動を味わっていただきたいということだ」、「延期や中止については、一切言及はしていない。大切なことは、完全な形で、オリンピック・パラリンピックを日本で開催をすることだ。」と、

安倍総理大臣は述べています。

安倍さんは美辞麗句を並べるのが巧みですが、どのようにして【完全な形】を実現する心算なのか、具体策はあるのでしょうか? 

   

今日は「春分の日」で3連休になりますが、新型コロナウイルスの拡散を防止するために、「兵庫ー大阪間の不要不急の往来自粛」を大阪府・兵庫県の両知事がそれぞれの立場で呼びかけました。

コロナウイルスの拡散が「春分」(彼岸の中日)を境にして沈静化することを期待していましたが、残念ながら裏切られました。

  

青色文字(彼岸1彼岸2彼岸3彼岸4彼岸5)をクリックして歳時記(俳誌のサロン)の例句をご覧下さい。

    

(青色文字をクリックすると関連の記事をご覧になれます。)

このブログが無聊の慰みになれば幸いです。

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。

タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。

     

2020年3月16日 (月)

浮かれざる開花だよりやパンデミック

    

・パンデミク開花だよりに浮きもせず

・パンデミック近場まん歩の花見せむ

     

WHOにより新型コロナウイルスが「パンデミック」に指定されましたが、有力な治療薬やワクチンなどが無い現状では、人々の濃厚接触を避けるとか、消毒や手洗いによる感染防止を徹底するしか仕方がありません。

東京の靖国神社の桜が今日(14日)開花しましたが、雪も降っています。近畿の「桜の開花」予想は3月20日過ぎのようですが、今年は近場の散歩花見をして「まんぽ俳句」を口ずさみ健康管理に努めることにします。

  

3月12日にギリシャのオリンピアで行われた東京オリンピッ聖火採火式のニュースが放映されました。日本の聖火リレーは3月26日に福島から開始される予定ですが、東京五輪を首尾よく開催出来るのか、心配なことです。

IOCバッハ会長が「WHOの勧告に従う」と述べているのは当然のこととしても、「中止」あるのみで「延期」や「繰り延べ」を考慮しないとすれば、責任逃れの無責任な決定と言わざるを得ないでしょう。日本政府やオリンピック関係者は万一のWHO勧告に備えて、IOCへの積極的な働きかけをすべきでしょう。

東京都やオリンピック関係者はパンデミック対応の対策に苦慮されていることでしょうが、前例に捉われることなく、未来志向で、然るべき決断を速やかにしてほしいものです。

全国高校選抜野球大会は中止に追い込まれましたが、コロナウイルス対策が確立され、夏の全国高校野球大会は無事開催されることを祈るばかりです。

東京オリンピックは中止することなく、最悪でも安全が確認できるまで開催を延期することで対処してほしいものです。

オリンピックの伝統を重んじることは大切でしょう。しかし、世界的に新型コロナウイルスが蔓延しているのに効力の有る治療薬や予防ワクチンの開発が間に合わない場合は延期も止むを得ないでしょう。

「オリンピックは4年ごとの開催でなければならない。WHOの勧告があれば中止するしか選択肢は無い。」という考えはオリンピック本来の精神に反するのではないでしょうか? 

オリンピック誘致のIOCとの合意条件はどうなっているのでしょうか?

ちなみに、IR誘致運動」や「観光立国政策」なども、パンデミックのような非常事態も考慮して社会問題や経済効果を慎重に再検討してほしいものです。

    

パンデミック・ショックで本題から脱線しましたが、掲題の俳句は薫風士の「まんぽ俳句」です。手元の電子辞書では「パンデミック」の項目はなく「カタカナ英和」に「パンデミク」が記載されていました。

俳句はリズムを整えるために様々な読み方をします。「パンデミック」と「パンデミク」のどちらが貴方の好みに合うでしょうか? 前者は字余りで、下五の「パンデミック」にインパクトがあります。後者は定型で、「開花だより」に重点があります。

     

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

 

2019年12月28日 (土)

虚子の俳句「去年今年貫く棒の如きもの」の棒とは何か? (改定版)

        

掲句「去年今年」について稲畑汀子さんは「虚子百句」において次のように述べている(抜粋)。  

     

「昭和25年12月20日、虚子76歳の作である。・・(省略)・・時間の本質を棒というどこにでもある具体的なものを使って端的に喝破した凄味のある句であるが、・・(省略)・・この棒の、ぬっとした不気味なまでの実態感は一体どうしたことであろう。もしかすると虚子にも説明出来ず、ただ「棒」としかいいようがないのかも知れない。敢えて推測すれば、それは虚子自身かも知れないと私は思う。

この句は鎌倉駅の構内にしばらく掲げられていたが、たまたまそれを見た川端康成は背骨を電流が流れたような衝撃を受けたと言っている。感動した川端の随筆によって、この句は一躍有名となった。・・(以下省略)」

  

汀子さんは上記の如く述べているが、この句の「棒」は虚子の信念・意志を象徴していると思う。「貫く棒の如きなり」と言わず、「貫く棒の如きもの」と言っているから「時のながれ」というよりも虚子の俳句に対する考えや信念の強さの比喩に違いない。

  

「虚子俳句の痴呆性」を云々する人がいるが、この俳句には「大鐘のごとし。小さく叩けば小さく鳴り。大きく叩けば大きくなる。」という坂本龍馬の言(勝海舟に説明した西郷隆盛の評価)を当てはめたい。

  

文学に限らず、音楽や絵画など、芸術は個性を表現するものであり、それをよく理解できるか否かは鑑賞する人の性格や人生観、能力などが左右する。まして、俳句は17音(文字)で表現する短詩であり、論理ではなく感性にうったえるものである。従って、俳句はその作者と「場」を共有するか、それが作られた「場」を適切に推定することが出来なければ理解できないことがある。

特にこの「去年今年」の句のように比喩的な俳句はそうである。それを読む人が卑しければ卑しい句であると誤解されることになる。逆に、読む人が優れていればその句を作った人の意図以上に解釈されることも珍しくない。それは俳句の本質的な限界でもあり広がりの可能性でもある。中立的な表現の俳句は鏡のように、読む人の心を映しだす。

虚子はこのような俳句の面白さもこの句に織り込んだのではなかろうか?

  

大岡信は「百人百句」において、「俳句という最少の詩型で、これだけ大きなものを表現できるのはすごいと思わざるを得なかった。」と次のように述べている(抜粋)。  

  

「昭和20年代後半から30年代にかけては『前衛俳句』の黄金時代で、若手の俳人はそちらに行ってしまい、虚子は一人さびしく取り残されている感があった。・・(省略)・・私は現代詩を書いていたので、・・(省略)・・どちらかというとはじめに前衛派的な人々の句に親しんだので、それから逆に句を読み進め、高浜虚子を初めてというくらいに読んでみた。すぐに感じたのは、虚子の俳人としての人物の大きさだった。私は常々現代詩を作り、・・(省略)・・斎藤茂吉が好きだったので茂吉の歌もよく読んでいた。しかし、『去年今年』の句を読んだときに、俳句という最小の詩型で、これだけ大きなものを表現できるのはすごいと思わざるを得なかった。・・(以下省略)」

  

この句についてインターネットで検索していると、宗内敦氏の「アイデンティティ-第二芸術」というタイトルの傑作な記事があった。 

   

「去年今年(こぞことし)とは、行く年来る年、時の流れの中で感慨込めて新年を言い表す言葉である。しかして虚子のこの一句、『貫く棒の如きもの』、即ち、時の流れを超えて『我ここにあり』と泰然自若の不動の自我を描いて、まさに巨星・高浜虚子の面目躍如たる『快作にして怪作」(大岡信『折々のうた』)の自画像である。それが何としたこと、バブル絶頂の頃だったか、ある新聞の本句についての新春特集ページに、『この句を知ったとき、顔が火照り、胸がときめき、しばらくは止まらなかった』という中年婦人の感想文(投書)が載せられた。一体何を連想したのか。破廉恥にも、よくぞ出したり、よくぞ載せたりと、バブル時代の人心・文化の腐敗に妙な感動をもったことを思い出す。・・(以下省略)」

  

この句を作ったとき虚子は夏目漱石の「草枕」の冒頭にある有名な文「智に働けば角が立つ、情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。」も意識していたかもしれない。

 

この句の「棒」のイメージは、「草枕」の「情に掉させば流される」という文句や方丈記の名文句美空ひばりのヒット曲「川の流れのように」の歌詞など、時世・人生を表現するのに用いられる「川のながれ」とは全く異なり、力強くて斬新なものである。

  

虚子は「深は新なり」とか「古壺新酒」と言っている。「花鳥諷詠」と「客観写生」を唱道していたが、「前衛俳句」の黄金時代にあって、「去年今年」の句を作ることによって「これも『花鳥諷詠』だ」と、その幅の広さと虚子の信念と自信をアッピールすることを意識していたのではなかろうか。

   

俳談」や「俳話」なども読み、虚子の考えや作句の「」を知るにつれて虚子の俳句をよく理解できるようになる。インターネットのブログを検索していると、様々な俳句の解釈があり面白い。この「」をわきまえず、俳句のみならず作者の人格まで悪しざまに云々するブログを見かけることもある。それを鵜呑みにしている人もいるようで困ったものである。

    

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

   

2019年12月22日 (日)

ハイク・俳句・HAIKU

まんぽ俳句会  (会員募集)   

Click here to "Enjoy bilingual haiku of Kyoshi Takahama!"  

Click here to see "Basho's haiku in Japanese and English by L. P. Lovee".

  

・漫歩して令和の御代初句会

  

あなたは「俳句なんて!」と、俳句の「食わず嫌い」になっていませんか?

俳句は楽しむものです。「名句」でなく「迷句」を作っても、初心者が恥じることはありません。

「迷句でも楽しめば良い」と割り切って、5・7・5を口ずさみましょう。

その内に、まぐれでも「名句」が出来るのが、俳句の面白さです。

  

「ハイク (hike)」俳句を作ろう!

徘徊」でなく「俳諧」を楽しもう!

廃人」でなく「俳人」になろう!

   

・パソコンに向かう縁側小春の日

小春日や老い二人行く漫歩道

・そろりゆく老々介護冬日差す

時雨晴れ笑みの行き交う漫歩道

   

まんぽ俳句会」は、令和の俳句塾として、定年・退職を迎える世代が俳句を楽しむための敷居を低くし、奥の深い俳句の世界へ飛び立つまでの「巣箱」になることを意図しています。

     

俳句HAIKU」をご覧になれば、俳句の面白さがわかるでしょう。

ご希望なら、貴方の句心に沿って、推敲・添削のアドバイスを致します。

俳句を楽しみ、心身ともに健康な長寿を全うしようとする俳句愛好者を増やすことを願っています。 

このサイト「俳句HAIKU」は営業目的ではありません。

お気軽に、コメント欄にご投稿下さい。 薫風士

  

Img_6215

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事(タイトル)が表示されます。記事のタイトルをタップ(クリック)して、ご覧下さい。

  

Img_5561

2019年12月 5日 (木)

俳人の文法力

      

昭和・平成の俳句界を代表する俳人の2~3人の著書を見ると、高浜虚子の俳句「神にませばまこと美はし那智の滝」について、「那智の滝は神様なのでじつに美しい」などと単純に解釈していますが、それは文法的な裏付けの無い感覚的解釈でしょう?

  

「神にませば」が何故「神様なので」と解釈されるのか納得できず、2年程前に俳句の深読みをして、「高浜虚子の俳句 《「去年今年」と「神にませば」の面白い解釈》」というブログ記事を書きました。

最近、この解釈を裏付ける「補陀落・普陀落(ふだらく)」という言葉に出会い、筆者の解釈が間違いでなかったという確信を得ました。

   

広辞苑によると、「ふだらく」は「(梵語Potalakaの音写。光明山・海島山・小花樹山と訳す)観世音菩薩が住む山。南海上にあるという。日本では和歌山県那智山などに擬する。」と解説されています。

   

著名な俳人の中には、詩的解釈を文法的解釈よりも優先し、自分の解釈に合わなければ、自分の文法力の無さを棚に上げ、「目糞鼻糞を笑う」ような批判をしている俳人がいますが、高浜虚子の俳句を嘲る俳句の先生はその一例でしょう。

(蛇足ですが、「俳句の先生」でインターネット検索をすると、「プレバト」で人気絶頂の夏井いつき先生に関連する記事ばかりですが、夏井先生のことを指しているのではありません。)

  

俳句は世界最短の定型詩ですから、「日本語の豊かな言葉を生かすべく、文法を疎かにせず、俳句を作り、俳句を鑑賞したい」と思っています。

(青色文字をクリックすると関連の記事がご覧になれます。写真はSNSに拒否反応をしない俳句会員を募集するポスターです。クリックして「まんぽ俳句会」の趣旨をご覧下さい。)

      

A

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事(タイトル)が表示されます。記事のタイトルをタップ(クリック)して、ご覧下さい。

  

2019年12月 4日 (水)

《蝉時雨・山眠る・山笑ふ》(政治家の引き際)

   

(2024.6.30更新)

「岸田下ろし」を口にしている長老は、国民の声を聞く総理を引き下ろして一体何をしようとしているのでしょうか?

 

かっての自民党安倍派支持者や親派の評論家や学者には、このような根本的な問題点に触れないで、あれこれと大衆受けするレッテル張りの巧みな方もいますが、まさか、意趣返しをしようとしているのではないでしょうね?!

   

梅雨の亀の呟き《政界の若返りを!》」や「梅東風や届け世界にこの思ひ」、「夏祭り最後を飾る揚げ花火 《俳句XXX》」などをご覧下さい。

   

長期政権が腐敗するのは共産圏に限りません。

自由主義圏でも、政治家の世襲や私物化が笑いごとで済まされない状況になっていないでしょうか?

  

暮れてなお命の限り蝉しぐれ 

       (中曽根康弘

  

ロン・ヤスの山荘抱き山眠る

ドナルドとシンゾウ談義山笑ふ   

時雨るるや句友と談義翁の忌 

         (薫風士

    

蝉しぐれ」といえば、芭蕉の俳句高浜虚子の俳句などを思い出します。

蝉の俳句を鑑賞しよう」をご覧下さい。    

中曽根康弘元首相が2019年(令和元年)11月29日に101歳で天寿を全うされました。

ご冥福をお祈りいたします。

        

安倍総理の「桜を見る会」の実態が問題になりましたが、吉田茂や中曽根康弘の「桜を見る会」と

安倍晋三首相の「桜を見る会」を比較してみて下さい。  

国を背負う官僚や政治家は、「信なくば立たず」、「政治と行政の透明性」を確保することによって内外の市民の信頼を得なければ、日本のみならず世界の「平和」が維持されないことを肝に銘じて、庶民の期待に応えてほしいものです。

長期政権は独裁に陥り周囲を腐敗させますが、その傾向が生じています。

「忖度」と「和」を重んじる日本社会では首相の引き際が肝心です。 

安倍総理やその取り巻きは、中曽根元総理の引き際を見習ってほしいですが、安倍さんはドナルドに「アメリカ・ファースト」や「白人優先」の政策で世界の危機感を煽ることを止めるようにアドバイスしてくれましたか ?!

言いなりになったり、気に入られるように忖度するようでは困りますよ !!

    

日本国民の危険感を煽り、高い兵器を売りつけ、在日米軍駐留経費などの負担額引き上げを日本に要求するトランプ大統領などの政治手法に庶民は憤りを抑えかねていますよ! 

    

Img_6307Img_6300

 

           

   

(写真)

NHK NEWS WEBやTV4ch.の映像の一部です。

               

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

2019年11月 6日 (水)

京都・嵯峨野吟行《「小春」と「凩」》

      

狸像居並び迎ふ駅小春

イベントの天狗ホームに秋うらら

幼子はのトロッコ愛しみ泣く

新婚の狐の仮面の藪

こがらしや嵯峨野竹林人の波

小春日の和服の花や嵐山

異国語も行き交ふ小春渡月橋

  

掲句は幼孫とトロッコ列車に乗り、京都観光名所の「嵐山」や「嵯峨野竹林の道」などを俳句に詠んだ拙句です。

青色文字をタップすると「歳時記」の例句やリンク記事などをご覧になれます。

 

昨日は秋晴れの行楽日和なので、電車好きの孫を連れて出かけました。

文化の日」の振替休日(三連休の最後の日)だったのでトロッコ列車の立見席も満席となり、ともかく行列に並び順番待ちをしていると、幸いなことにタイミングよくキャンセルの空席が出たので片道だけ乗ることが出来ましたが、幼子はもっと乗りたいと駄々をこねて泣き叫ぶので、「また来て乗ろうね」と説得・納得させるのに一苦労でした。

                           

今年(2019年)の「立冬」は118日ですが、大阪管区気象台によると近畿地方は昨日「こがらし1号」が昨年より18日早く吹いたとのことです。

」をご覧下さい。

  

保津峡の川の辺りには、台風や豪雨の地滑りで倒れた木々が無残な姿を晒している個所もあり、異常な気象変動が常態化しているのを再認識しました。

アメリカの市民がトランプ大統領の横暴(地球温暖化の世界の努力を無視してパリ条約から離脱することなど)を阻止してくれて、気象変動による悲惨な災害の発生防止され、保津峡のみならず、世界の観光名所の景観が維持されることを願っていましたが、離脱は決定されました。

少女の涙の訴えにも大国のリーダーとして耳を傾ける謙虚さをトランプ大統領やその支持者に期待することも「老いの繰り言」とあざけられ、一蹴されるのは悲しいことです。

   

Sagano Romantic Train 嵯峨野トロッコ列車」を見ると保津峡の春や秋の美しい風景や「保津川下り」の情景を見ることが出来ます。

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

  

Img_5956

Img_5967

Img_6004

Img_6006

Img_6023

Img_6027

Img_6034_2

2019年8月31日 (土)

俳句雑感(6)《季語と切れ字》「猛暑日」と「立秋」

    

(2024.9.14更新)

猛暑日やビルは虹色夕日差し

虹色に酷暑の夕日ビルを染め

新米を高値にしたる猛暑かな

         (薫風士)

   

_185859

まん歩で見かけた猛暑の夕日に映えるビルの情景を駄句に詠みました。

 

2024.6.14  朝のNHK天気予報

_055754

京都は早くも猛暑日になる予想です。

  

_073730

(2023.8.13 更新記事)

今日(8月13日)は「迎火」です。

台風7号が発生していますが台風による災害が大きくならないことを祈るばかりです

  

猛暑日の早朝まん歩句を口に

猛暑日やLINEで交はす老の愚痴

この極暑老躯に欲しき剛健さ

   

(2019.8.31)

tenki.jpによると、7月31日に東北北部も梅雨明けとなり、日本列島は猛暑日となりました。  

梅雨明けは猛暑日なりし七月尽

    

Img_4696_2

掲句は、強いて俳句と言うなら、話題提供の「報道俳句」です。

この俳句は「梅雨明け」「猛暑日」「七月尽」と季語が3つあり、一般的な俳句ではありません。

「猛暑日」は2007年以降に用いられるようになった言葉なので私の歳時記には有りませんが、季語として扱うべきでしょう。

  

猛暑日や熱中症の孤独死も

  

この俳句は世相を表す川柳にする方が相応しい内容です。

伝統俳句の「梅雨明け」の例句はここをクリックしてご覧下さい。

   

立秋や名のみの秋の猛暑かな

 

この俳句は二つ「切れ字」(詠嘆の「や」と「かな」)があり、季語も三つありますので、一般的には「ダメ俳句」として批判されるでしょう。しかし、「はや立秋になったんだ」という感慨と、「それにしても猛暑だな」という二つの感慨を共に表す俳句として是認してくれる俳句の先生が居てもよさそうですが、いないのでしょうか?  

  

今年の立秋88日ですが、天気予報によると未だ「猛暑日」や「真夏日」が続いています。

このように、実際の季節感と歳時記の季語にずれがあるのは、陰暦(旧暦)に基づいていた二十四節気が太陽暦(新暦)に当てはめられた結果ですが、地球温暖化による異常気象の影響も無視できないでしょう。

   

余談ですが、中国やインド、米国、ロシアなどの人口巨大国が率先して温暖化対策を促進しなければ、将来の地球環境はどうなっていくのか心配なことです。

世界の指導者として、米国トランプ大統領には大いに反省して頂きたいですね

トランプ大統領は「積み木崩しゲーム」の崩すことばかりやっているような気がします。 

トランプ大統領とその取り巻きは、世界の緊張が高まり、米国の軍需産業が繁栄すれば良いと、「アメリカ・ファースト」を唱道しているのでしょうか?

  

国際条約を簡単に反故にする風潮が蔓延ると、平和な世界の秩序が維持できなくなります。

次の選挙では、米国市民が世界のリーダーとして相応しい大統領を選ぶ良識を発揮してくれることを祈るばかりです。

  

トランプに振り回される世界かな

  

日本の政治家もしっかりしてほしいものですが、庶民は、憤懣やるかたなくても、川柳を口ずさみ、ぼやいているしかありません。

   

最後の写真は日本伝統俳句協会8月の俳句カレンダーの一部です。

写真をクリックして拡大し、掲載された俳句をご覧下さい。

短冊の稲畑廣太郎氏の「丸ビル」の俳句は、秋めいた景色が丸ビルの窓ガラス越しに見えたことを詠んだのでしょうが、ガラス窓に映っている初秋の情景を詠んだものかもしれません。

(「玻璃」は「ガラス」の意味です。)

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

  

Img_4698

2019年8月20日 (火)

俳句雑感(7)金子兜太の「炎天」の俳句(改訂版)

     

2019年8月、「炎天下」の甲子園における高校野球全国大会をNHK・TVで観戦しながら、「炎天」の俳句を作ろうとして、ふと金子兜太の有名な俳句のことを思い浮かべました。

  

水脈の果炎天の墓碑を置きて去る

  

この俳句は5・8・5の破調です。

一般的に、俳句の「中七」の字余りは良しとされません。

しかし、この俳句を、例えば、「水脈の果炎天の墓碑置きて去り」とか、「炎天の墓碑置き去りし水脈の果」、「戦友の墓碑炎天の水脈の果」などと、5・7・5の定型に収めると破調のインパクトが無くなり、作者の痛恨の思いを表現しきれない気がします。

 

このように、俳句の内容によっては破調にする方が効果がありますが、安易に破調にすると散文の断片に過ぎない片言になります。

破調にするにはそれなりの必然性がなければなりません。

一般的な作句では定型を守るのが無難で良いと思います

  

湾曲し火傷し爆心地のマラソン

 

この俳句は、季語が無く破調の最たるものであるばかりでなく、現在はマラソンが盛んなのでそのマラソンの印象が強く、被爆者が黒焦げになって無残な即死をしたり、悶え死んだり、逃げ惑ったりした悲惨な状況を想起させる名句として納得するには抵抗を感じます。 

この俳句は、「軽み」を特徴とする俳句の分際で被爆や被災など悲惨な状況・重い題材そのものを詠むには無理があること・俳句の限界の証になるでしょう。

  

_113425

_113538

写真は、2024年2月26日に開催された大阪マラソンのスタートとゴールのNHK-TV画面の一部分です。

  

当日は冴返る冬日の春雨のマラソンになりましたが、平林清澄(國學院大學3年)が初マラソンで初優勝の快挙を達成しました。

    
金子兜太が長崎の被爆を詠んだ前衛的現代俳句は、
歳時記「炎天」の一茶の俳句にある言葉を借りて言えば、伝統的な俳句の概念からは「とっぱづれ」しています。 

   

復興なった被爆地でマラソンが出来る平和の有難さを現代俳句として詠むべく、次のように本歌取りをしました。

     

    

マラソンや被爆忘るな春の雨

      (薫風士)

  

の俳句の「春の雨」から「被爆の黒い雨」を想起してくれる世代は減るばかりですが、「俳句HAIKU」の読者の皆さんは、世代を問わず、この拙句に共感して頂けるでしょうか?

    

8月19日は「俳句の日」です。

俳句愛好家が増え、俳句を通じて世界の平和が実現することを切望しています。

ここをクリック(タップ)し、「夏の俳句特集(改定版)」 をご覧下さい。

   

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

2019年8月16日 (金)

815祈り繋がむ終戦日(改訂版)

  

(2024. 12.15 更新)

2024年のノーベル平和賞は、日本被団協に授与されました。 

日本被団協は、連合軍による原爆投下から11年後の1956年に広島と長崎の被爆者などによって結成された日本原水爆被害者団体協議会の略称です。

核兵器の非人道性を広めるための草の根運動が評価され、ノーベル平和賞を受賞したとのことです。(日本経済新聞参照

   

(2019.8.16 の記事)

Img_4941

Img_488720241011_195215

  

  

  

   


タイトルの俳句は薫風士の川柳もどきの「標語俳句」です。

   

「815」は広島に原爆が投下された815終戦日815を意味します。

   

今年の終戦日は猛暑大型の台風10号・豪雨に見舞われそうです。被害が少ないことを祈るばかりです

  

天災は甘受せざるを得ませんが、英知を集めて災害を最小限に食い止める努力が必要です。災害が発生した際には自衛隊の救助活動によって多くの人命が救われています。

自民党の草案にある憲法改正(天皇を元首とする国家主義により自衛隊を軍隊にして戦争に駆り出す羽目になる改悪)は阻止しなければなりません。

  

終戦記念日を迎え、平和のありがたさを再認識しています。

まやかしの政治を繰り返させないように、次の選挙では一歩踏み込んでよく考えて投票するようにしましょう。

  

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

      

2019年8月14日 (水)

869祈り繋がむ原爆忌

   

 (2024.12.15 更新)

20241012_06002920241011_19521520241011_195440

 

 

   

   

   

写真は、タップ拡大してご覧になれます。(NHK-TV 画面の一部分です。)

  

2024年のノーベル平和賞は、日本被団協に授与されました。

 

被団協は、連合軍による原爆投下から11年後の1956年に広島と長崎の被爆者などによって結成された日本原水爆被害者団体協議会の略称ですが、核兵器の非人道性を広めるための草の根運動が評価されたとのことです。(日本経済新聞参照

  

ままならぬ功を焦らず原爆忌

       (薫風士)

   

「核廃絶」と同様に人々の意識が変わらない限り実現不可能ですが、世界平和実現の基本的な課題は、世界の人々が「既存の宗教を超越し、21世紀の科学に基づいた普遍的な宗教心を持つこと」です。

  

「旧統一教会」・「世界平和家庭連合」と政治家の関係は宗教のマイナス面の卑近な例ですが、問題を矮小化せず、恒久的平和へ根本的解決をする地道な努力を世界に広げましょう

   

P.S. 2022.3.12

ウクライナ紛争について、「已むに已まれぬ思い」を俳句に詠み、記事を書きました。

青色文字をクリック(タップ)して、ウクライナ・ドナウへ流る春の川」や春一番この発言はおぞましき」をご覧下さい。

  

(2019.8.14)

Img_4885

タイトルの俳句は広島平和記念式典をテレビで見ながら薫風士が広島忌と長崎忌を口ずさんだタイトル俳句です。

   

「869」は、広島の被爆(194586日午前815分)と長崎の被爆(89日午前112分)を意味します。

        

忘れまじ815の炎天

   

815祈り繋がむ終戦日

  

上の2句は薫風士の川柳もどきの「標語俳句」です。

「815」は広島に原爆が投下された815終戦日815日を意味します。今年の終戦日は猛暑大型台風に見舞われそうですが、被害が少ないことを祈るばかりです

  

その悲惨俳句に詠めず原爆忌

    

俳句は片言ですから、戦争や原爆の悲惨さは到底詠むことはできませんが、考えるきっかけにはなります戦争の悲惨さを体験した世代の生存者は年々減少し、いずれ戦争を知らぬ世代ばかりになります。

     

語り継ぐ五才の記憶原爆忌  

       (末廣紀惠子)

 

原爆の阿修羅忘れず敗戦忌  

        (泉田秋硯

  

原爆忌語り部たちの老い姿  

         (桂敦子

     

戦争犠牲者のご冥福・核兵器廃絶・世界平和の祈りは永遠に続けなければならないと思います

 

核兵器の廃絶は現実には出来ないにしても、世界の人々がこの祈りを続け、いずれの分野においても、世界の指導者が「寛容の精神」をもって世界の融和・核軍縮の努力をすれば、戦争の勃発や核兵器の使用を未然に防ぐことは可能でしょう。

  

米国はじめ世界の現状はこのような庶民の願いを十分に反映せず、逆行しているのは悲しいことです。

  

しかし、一人ひとりの小さな力でも、世界の人々があきらめずにコツコツと結集すれば、大国をも動かすことは出来るでしょう。

 

この思いを皆さんがシェアしてくれることを祈っています。

     

原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ 

        (金子兜太)

   

(上記の俳句4句は歳時記(俳誌のSalon)から抜粋・掲載させて頂きました。) 

   

Img_4904

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

   

2019年6月 7日 (金)

芭蕉300句:言葉の壁を破る英訳チャレンジ (1)

         

 (Click here to see "the English version by L. P. Lovee".)

Img_4037

Img_4036

先日、「575 The haiku of Basho」の著者John Whiteが共著者の佐藤平顕明氏と来日され、芭蕉の俳句の英訳について議論する機会を得ました。

ホワイト氏は俳句の原則5-7-5音を尊重して英訳を5-7-5 音節(syllable)のhaikuとし、芭蕉が字余りで詠んだ俳句はそれに従って音節を増やすという徹底ぶりで、300句を英訳しています。その労作には驚嘆しました。

ホワイト氏は日本語を理解できないので、佐藤氏の解説を基にして英訳されたそうで、両氏のご努力には敬意を惜しみません。しかし、俳句の本質は5-7-5音の簡潔な詩的表現をすることにあり、日本語と英語の構文や発音などの違いを無視して形式的に音節に拘ることには賛成しかねます。動詞や前置詞・副詞などを使用して音節を増やすと散文的になり、俳句の特徴である「詩的短さ」が損なわれると主張しましたが、ホワイト氏は英語の詩として十分簡潔なhaikuに翻訳していると反論され、議論は平行線に終わりました。

ホワイト氏には94歳のご高齢にもかかわらず翌日の帰国を控えたお忙しい時間を割いて頂いたので議論の矛を収めましたが、言葉の壁を破り俳句の翻訳をすることの難しさの一例として、ご参考までに下記のとおり紹介させて頂きます。

 

・ほろほろと山吹ちるか瀧の音 (芭蕉

 

yellow rose petals

gently, gently flutter down;

waterfall thunder

 

ホワイト氏は、芭蕉が山吹を見て詠んだものとしてこの翻訳をしたとのことで、「滝音の響きと山吹が静かに散る対比が面白い」と感想を述べていました。

この解釈は、疑問を表す助詞「か」を見落としていますが、日本の著名な俳人も文法に気をとめず直感的に句意を解釈する傾向があるので是認すべきかもしれません。この俳句は滝の音を聞きながら、「滝の轟音の響きで山吹が散るのではないか?」と滝音の大きさを詠嘆して詠んだものでしょう。 

そこで、次のとおり試訳してみました。

  

shall yellow rose petals

flutter down?

the thunder of water fall

   

ホワイト氏の翻訳は9語17音節ですが、上記試訳は11語16音節です。語数が増えても「滝の音」を強調するために敢えて「the thunder of waterfall」としました。

英詩のHAIKUとしては試訳よりホワイト氏の翻訳の方が詩的映像が鮮明になり優れていると思いますが、原句の句意を無視することはできません。試訳は1~2行の改行を活かし、間をおいて読むと俳句らしくなります。

芭蕉は「滝と山吹」の従来の取り合わせの焦点を音に当てることにより新鮮味を出し、映像は読者の想像に委ねたものと思います。

ホワイト氏はロンドンの名門大学UCLの教授だったとのことですが、まだまだお元気です。「来年も生きていたら来日し、俳句と仏教について講演するつもりだ」と仰ってました。

芭蕉の俳句を気の向くままに英訳して言葉の壁を破るチャレンジをし、来年もホワイト氏と議論できることを願っています。

 

今後の英訳は折に触れてfacebookにも掲載します。俳句の翻訳に関心のある読者の皆さんからコメントを頂き、「俳句とhaiku」鑑賞の楽しさをシェアして頂けると望外の喜びです。

   

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事(タイトル)が表示されます。記事のタイトルをタップ(クリック)して、ご覧下さい。

  

2019年4月30日 (火)

平成の果てて令和の花見酒

 

To enjoy HAIKU in English, click the respective titles: Farewell haiku of Ransetsu” , Photo Haiku Collection (Trip to Europe), and "Vol.5 Kyoshi 100 Haiku (81) ~ (100)" in HIA.

     

新元号期待違はず花見かな 

花冷に祈る平和や令和の句

平成の平和繋がむ生身魂

      

Img_3089_2

Img_3100Img_3255_2Img_3177

桜の写真は隅田川テラスからスカイツリーを望む風景皇居の堀端の垂れ桜です。

   

(写真はクリックすると拡大します。青色文字をクリックするとリンク記事をご覧になれます。)    

    

 現代は「花見」と言えば「桜の花見」ですが、万葉集時代の花見の対象は中国渡来の「梅の花」でした。   

               

新元号令和を祝ひ花見酒

 

万葉の文化偲びつ花の宴

 

異国語も交じり平和や花筵

 

句に興じ異国の友と花見酒

  

新元号フェイクにするな四月馬鹿

 

改元に詐欺の横行四月馬鹿

   

平和ぼけするな一喝春の雷

 

大川のジョガー行き交ふ花堤

 

花万朶スカイツリーを遠望に

 

花万朶水面に映ゆる皇居かな

  

平成の残花を惜しみ一人旅

 

碧眼の皿売りも居て花の市

  

平成の果つる四月や花に雪

 

余花の雨地を固むるや令和成る

 

花は葉に一人連句を口ずさみ

       (薫風士)

       

          

「桜」・「花」の俳句と写真集(サイト)はここをクリックしてご覧下さい 

歳時記(俳誌のサロン)の「花見」の俳句はここをクリックしてご覧下さい    

       

  

「令和」の「令」は「命令」・「号令」や「律令制」を連想し、「和」は「昭和」と「平和」を連想します。「律令制」は「大化の改新」で実施されました

 

「令和」の時代に「世界平和に貢献する日本にするか否か」は、我々一人一人の自覚と行動次第です。

  

和を以て貴しと為す」は聖徳太子の言葉とされていますが、平和憲法下の「民主主義に基く和」を推進したいものです。

  

平和ぼけして「あなた任せ」や「お上まかせ」の意識でいると、「平成から令和の歴史の流れ」は「大正から昭和の歴史」と同様の悪夢の繰り返しになるでしょう

 

自民党の憲法改正案には「天皇を元首」にしたり、「自衛隊」を「軍隊」にしてありますが、このような「改正と称する改悪」は無用でしょう。

 

平成の天皇の「『象徴天皇』と『平和』への真摯な思い」を無にしてはならない、という忖度思いを新たしています。

 

読売新聞の記事によると、安倍首相は「桜を見る会」で自作の俳句を2句披露しています。

 

平成を名残惜しむか八重桜

新しき御代寿祝ぎて八重桜

    

上記の俳句は「俳句談義(18):政治家と俳句」で紹介した俳句より上達していますが、安倍総理以下与党議員の方々には平成の天皇の思い民の思いを誤解することなく忖度して、憲法の改悪はせず、天皇が平成から令和へ「日本国民の象徴」として国際親善・平和外交を継承される環境を堅持してほしいと切望しています

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

   

2019年3月13日 (水)

二月尽イータックスにチャレンジす

     

(P.S. 2024.3.1)

e-Tax やる気にならぬ二月尽

政倫審審議尽くさず二月尽

二月尽正直者を馬鹿にすな

       (薫風士)

  

大谷翔平選手など、メジャーリーグで活躍している日本人の高額所得の租税条約や租税法の扱いはどうなっているのでしょうか❓️

   

鶯」・「初音」の俳句を楽しもう 

ここをクリック(タップ)して、NHK政治マガジンをご覧下さい

    

桂笑金さん、笑福亭瓶吾さん

落語怪談・百物語」の小話に「俳句HAIKU」の記事(薫風士の思いや願い)を取り上げてくれたでしょうか?

  

政治に関わっている方々には、「高邁なことをしているつもりでしていることが公明正大か?」「真に国民の幸せをもたらすことをしているか?」「物忘れが多くなったから引退すべきではないか?」etc. 常々、謙虚に謙虚に、自省してくれることを切望しています。

 

大局をわきまえず、物事の一面のみに捉われるとか、1円や2円の類のことばかりに拘り過ぎるとか、政治に無関心でいるとか、etc. 聞く耳をもった政治家をないがしろにしている人々が増えると、日本もナチスのような煽動政治家やプーチンとか、誰かさんのようなアナクロ専制主義者に振り回される国になるのではないかと、危惧しています。 

    

(2019.3.13の記事)

Etax_img_2658

掲題は、マイナンバー制度を活用して「e-Taxの確定申告」にチャレンジし、口ずさんだ即興句をタイトルにしたものです。

伝統的な俳句としては、「チャレンジす」を「挑戦す」に変えて、「二月尽イータックスに挑戦す」とする方が良いでしょう。

二月尽」は「2月末」を意味する季語です。

「確定申告」は8音もあるので季語にするには不適切ですが、「納税期」を季語にしている俳句があります。 

  

5年前の e-Tax 挑戦では疲労困憊して寝込みましたが、今回は「二月尽イータックスに祝杯を!」と口ずさみ、祝杯を上げる気分になりました。

この新しい e-Tax申告システムは利用価値があり、お勧めです。

筆者のe-Tax確定申告の奮戦の顛末は下記のとおりですが、ご参考になれば幸いです。

(青色の文字をクリックするとリンクした解説記事などがご覧になれます。)

   

5年程前に、「住基カード」(住民基本台帳カード・電子証明書マーク付き)を使用してe-Taxで確定申告をするのにパスワードや暗証番号の名称などが分かりにくくて混乱し、悪戦苦闘したことをブログ(チュヌの便り)に書きました。

この苦労に懲りて、それ以来は地域の商工会館で開催される確定申告相談会を利用していましたが、相談の順番待ちや事前準備に時間が掛かるのが不満でした。

昨年の相談会で、マイナンバー制度による新しいe-Taxシステム(「利用者識別番号」(「ID」と「パスワード」の届けが必要)が利用できるようになったことを知り、必要な手続きを済ませて期待していたところ、税務署から「平成30年分確定申告のお知らせ」という折込葉書が来ました。

そこで、新しいタブレット式のパソコンを使って「確定申請書等作成コーナー」でe-Taxの申請書の作成にとりかかりました。

「パスワード」や「暗証番号」の煩雑さからは解放されましたが、入力作業を途中で止めると、その後は操作がスムーズにいかず、最初から何度も入力作業を繰り返すことになりました。

「作成済み分を保存して入力作業を再開すれば良い」と思いやってみましたが、「タブレットでは保存済みファイルを開くことが出来ない」と分かりました。

そこで、ノート型のパソコンならファイルの保存・入力作業の再開が出来るだろうと思って、別のパソコンで最初から入力をやり直してみましたが、入力操作の中断・継続をすることが出来ません。

その理由をあれこれ考えましたが、「このパソコンのアカウントやメールアドレスが最初に使用したタブレットと異なるために上手くいかないのだろう」と判断して、またタブレットを使って最初からやり直しました。

「入力作業を中断するとダメだ」と思って、「必要なデータをすべて手元に揃え」、「中断せずに継続的に」入力作業をしました。その結果、やっとe-Taxで申告書を送信することに成功しました。

パソコン画面操作の初歩的なことですが、スクロールバーが表示されている画面では、必要に応じて上下・左右にスクロールして、画面全体をよく確認することが肝心です。

次の画面に進む場合や前の画面に戻る場合は、「次へ」とか「戻る」をクリックして、指示通りに操作することです。

このように、入力作業の仕方を2日がかりでマスターしましたので、来年は半日も掛けずに楽々とe-Taxで申告できることを期待しています。

以上、恥ずかしながら皆さんの何かのご参考になればと思って書きました。

  

最新の俳句や英語俳句の記事は、青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップしてご覧下さい。

この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事を一覧できます。

   

2019年1月28日 (月)

大相撲「初場所」の俳句

 

Img_2260

Img_2266_2

Img_2231_2

Img_2264

 

  

・大寒や天覧相撲熱気満つ

初場所に柔和な笑顔ご天覧

・初場所や一人横綱仁王立ち

  

  

1月20日は大寒平成最後の初場所も中日となり、天覧試合をテレビで見ながら掲句を口ずさみました。

 

歳時記(俳誌のサロン)から「初場所」の俳句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

    

初場所や赤子のごとく投げられし (今瀬剛一

初場所の蒙古襲来治まらず (大橋晄

初場所や巨漢ころりと土俵下 (新実貞子 

   

 歳時記の詳細はここをクリックしてご覧下さい。)

     

怪我で休場が多く異例の「激励」をされていた横綱稀勢の里は3連敗して引退に追い込まれ、天覧相撲に出場できずさぞ無念だったでしょう。鶴龍も怪我で欠場、白鵬圧倒的な強さで10連勝していましたが怪我の再発で3連敗し休場、横綱全員休場する異例の千秋楽になりました。

関脇の玉鷲貴景勝の優勝争いが注目されましたが、貴景勝が大関豪栄道に敗れ、玉鷲が念願の初優勝を達成しました。

  

2年前の秋場所では日馬富士が一人横綱で頑張りましたが、同年11月に暴力問題不祥事で引退に追い込まれました。

関取の怪我が多いのは関取自身の稽古不足や技の未熟さもあるでしょうが、そればかりではないと思います。

相撲界の事情は知りませんが、伝統を重んじつつ組織の在り方や会場設備(土俵の高さ)などの近代化を図る必要があるのではないでしょうか?

社会全般に「働き方改革」が検討されていますが、相撲界も若者がもっと相撲に魅力を感じるように改善をしなければ相撲の将来が懸念されます。関係者が改善・改革を前向きに検討することを相撲ファンとして期待しています。

元横綱「稀勢の里」には新親方「荒磯」として、このようなファンの期待に是非応えてほしいと思っています。

       

(青色文字をクリックするとリンクされた関連の記事をご覧になれます。)

  

2018年12月24日 (月)

天皇誕生日の俳句

     

Cimg5701_2

・同じ日に生まれ天皇誕生日 (伊藤ふみ)

   

柚子一つ浮かべ長湯や誕生日 (薫風士)

   

今日は平成最後の天皇誕生日でした。一般参賀には8万2800人余りが訪れたとのことです。

陛下の記者会見のテレビニュースやWEBニュース「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵(あんど)」とのご発言に陛下の思いと平和のありがたさに思いをはせて、つい感慨にふけって長湯をしてしまい、駄句を口ずさみました。

今日の記者会見からも陛下が「象徴天皇」に重きを置かれていることがうかがわれ、八月の俳句に思うこと」に述べた思いを新たにしました

(青色文字をクリックすると関連の記事がご覧になれます)

 

2018年9月30日 (日)

究極の愛とは? What's "Ultimate LOVE" ?

   

Sn3u0014b

幸せな人生を送る指針となる24のキーワードをLOVEの4文字に当てはめ、「究極のLOVE」として集約しました。

混迷の現代社会の希望と不安が交錯する問題解決の参考として、お役に立てば幸いです。

  

青色文字をタップして、リンク記事をご覧下さい。

   

(日本語版)究極のラブを!

   

(英語版)"Ultimate LOVE" by L.P. Lovee