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2023年10月17日 (火)

《新米・今年米》

  

(2025.6.11 更新)

古古古米売切れ売場無くなりぬ

未入荷や古古古古米も新米も

新米や農政むさく米不足

   

上記の俳句は憂さ晴らしの駄洒落ですが、「むさく」は「無策」と「無作」の掛詞を意図して平仮名にしています。

  

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これらの写真は、NHK-TV ニュースの画面(一部分)です。

 

現在の米不足問題は、現政権の問題というよりも、アベノミクスの農業政策の弊害が現在に影響していると思いますが、少子化•高齢化に対応する将来を見据えた持続可能な農業振興策と物価対策、経済政策を推進してほしいものです。

     

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これらの写真はコープこうべで撮ったスマホ写真です。

  

   

古米とて「よかたん」の飯旨かりし

  

新米を高値にしたる猛暑かな

今年米の焦げの茶漬けを愛づ猛暑

          (薫風士)

  

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兵庫県の「山田錦の郷」を2024年の晩秋に訪ねて吟行した際に「よかたん」で昼餉のカキフライ定食を食べて美味しかったので、「新米か?」とレジに尋ねたところ、「新米ではない」とのこと、「さすが酒米の本場だな」と感心しました。
   

  

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「ゆめぴりか」も美味しいが、山形県の「つや姫」の旨さは印象的でした。

また食べたいものです。

(「最上川秋の舟下り」参照)

   

  

  

歳時記(俳誌のサロン)から新米と今年米の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語)をクリックしてご覧下さい。

         

新米・今年米 1 

アルプスの水に炊きあげ今年米

       (水谷芳子)

  

新米の袋に旅の芭蕉翁

       (深川知子)

  

新米・今年米 2

新米をゴルフの賞と夫戻る

       (指尾直子)

 

新米のご飯とハムの目玉焼

       (佐方敏明)

 

新米・今年米 3  

新米は素十の里のこしひかり

       (高森弘)

  

新米の値上げ今夏の暑かりし

      (田中藤穂)

  

新米・今年米 4

恒例の旧友よりの新米来

       (大橋晄)

  

能勢棚田なる新米ともてなさる

     (片山喜久子)

   

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2025.6.11 Renewed

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