俳句 (Haiku) Feed

2023年3月23日 (木)

花便り侍ジャパン優勝す

 

花冷えの校庭子等の声もなく

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タイトルは、ブログ用の拙句ですが、あいにく今日は花冷えです。

 

下記の写真のように、夙川公園辛夷(こぶし)の花や早咲きの桜が開花し、神戸王子動物園の新標本木は24日に開花したとのことです。

今日は花冷えですが、来週は花見日和になりそうです。

新型コロナの感染拡大も一応収束し、外出自粛マスク着用などの規制が解除されたので、自衛をしながら花見の吟行をエンジョイしたいと思っています

   

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WBCで日本代表チ-ムが3対2でアメリカに勝ち、優勝し、歓喜に沸いています。

ロシアも侵略戦争を止めて、国民が野球も楽しめる国になってくれる日が来ることを夢見ていますが、実現しそうにありません。

 

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催花雨に咲く黄水仙我が狭庭

白水仙一輪光る雨滴かな

白水仙絶えて咲き初む黄水仙

先ず咲きし八重の一輪黄水仙

 

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今朝の天気予報で、季語「催花雨」や「菜種梅雨」の解説をしていましたが、春雨が降り始め、手作りの庭黄水仙やムスカリなどが咲き、膨らんでいた桃の花芽も3月23日に開花しました。

タイトルは、ブログ用のキ-ワ-ドを用いた「季重なり」の拙句です。

白色の水仙(冬の季語)は早くから咲いていましたが、黄水仙もそちこちに咲き、雨が上がると、春本番になるでしょう

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雨上がりの24日には我が庭の白い椿も咲きましたが、神戸王子動物園の新標本木の桜も開花したとのことなので、春本番の吟行をエンジョイしたいと思ってす。

 

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2023年3月21日 (火)

春分や子供に見せん親の背

   

タイトルは、ブログ用の拙句です。

「背」は、「5-7-5」のリズムにするために、「せな」と読んで下さい。

パンフレットの写真は、「ひとはく通信 ハ-モニー」(118号)の一部分です。タップ拡大して解説をご覧下さい。

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春分の日なので好天を期待していましたが、あいにくの雨になり、「ひとはく」の新館で本を読んだり、小鳥の標本を見たりして過ごしました。

何事にせよ、「良かれ」と思ってアドバイスしても、「押し付けは嫌だ」と、反発を招くことがよくあるので、なるべく「不言実行」で「背を見せる」ように心がけていますが、ままになりません。

それでも、「いずれわかるだろう」と、諦めないで自分に言い聞かせているこの頃ですが、元気な子供が居るのは嬉しいことです。

 

「ひとはく」で愛でる自然や彼岸の日

「新館」の仕掛け巧みや春の雨

春雨の音リズミカル鎖樋

春雨や見てるつもりが見られをり

下からも上からも見ん山笑ふ

暖かや親の背見て子は育つ

        (薫風士)

 

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2023年3月18日 (土)

丹波篠山雛祭り《吟行の写真俳句》

  

2023年3月14日、句友と丹波篠山の雛祭りを見に行き、篠山城大書院•武家屋敷安間家資料館•青山歴史村•歴史美術館を4館共通券(600円)で巡りました。

写真と拙句を掲載しますが、バザールタウン篠山の駐車場で句友を待っている間に、軽トラがよく行き来したので、先ず1句詠みました。

 

軽トラの行き交ふ丹波春浅し

城跡を望む花芽のなほ硬し

白鷺も鵜もゐる濠や春浅し

青き踏み濠辺に立てば鷺飛びぬ

白鷺も青鷺もゐし春の濠

御祓(みそぎ)とて竹樋に流す紙の雛

水琴窟春の煌めき樋を流れ

雛流す水琴窟の音清し

句に遊び篠山城趾青き踏む

城跡や天道虫が下萌

デカンショ館鎧と雛の威容かな

春ともし写真禁止の美術品

春日陰法廷跡の被告席

春灯や法廷跡の美術館

白梅や無文銭てふ庭に映ゆ

下萌や青山銭の石囲

春風やお伽草子の大絵巻

目纏の舞ひたる庭の春日向

武家屋敷小さき紅梅庭隅に

暖かや別れを惜しむ立ち話

  

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2023年3月10日 (金)

日々の散歩に5-7-5《まんぽ俳句3月》

   

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まんぽ俳句」とは、「散歩」を「万步」や「漫歩・漫遊」などの掛詞にした薫風士の造語です

  

「俳句は好き好き」と割りきって、健康長寿を目指して、まんぽ俳句を口ずさんでいます。  

      

頼もしき無邪気な幼春の園

春浅き家路の子らの声元気

春めくや老の感慨一入に

まん步にはマスク忘るな花粉症

庭隅に植ゑし球根芽を出しぬ

不死鳥に剪定したる垣根杉

杉垣根花粉は嫌と花芽切る

小さくとも松竹梅あり庭の春

  

朝日さす舗装工事や暖かし

3.11の今日は夏日になるところもあるそうです。

福島の復興が未来志向で促進されることを祈っています。

      (薫風士)

 

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2023年3月 7日 (火)

早春の琵琶湖•長浜城(俳句と写真)

  

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3月6日、啓蟄の日にJR新快速で長浜に行き、琵琶湖•長浜城•豊公園周辺を吟行しました。

 

長浜城は「秀吉の出世城」と言われ、周辺の公園は「豊公園」(ほうこうえん)と呼ばれ、瓢箪がメルクマ-ルになっています。

  

早春の青空高く天守閣

瓢箪の穴越覗く春の城

雪吊を残す一景豊公園

紅白の梅一対や豊公園

早春の豊公園を車椅子

早春の煌めく湖(あわうみ)空蒼し(あおし)

湖の朽し桟橋春の鴨

長浜や湖畔の池に春の鴨

春鴨の水脈の揺らぎや池の昼

城下町盆梅展のパスポート

盆梅を尻目に幼SLへ

盆梅展孫のためとて割愛す

とんかつの創作料理春を愛で

春浅き創作ランチ手酌酒

啓蟄の一日のまん步城下町

早春の帰路の車窓や月ほのか

       (薫風士)

 

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2023年3月 4日 (土)

早春の嵯峨野・嵐山《俳句と写真》

 

3月3日雛祭りの日、句友の勧誘で嵯峨野を吟行しました。

吟行地紹介の15句を写真と共にご笑覧下さい。

 

早春の嵯峨野や喜寿のピアの音

春浅きべ-ゼンドルファ弾く思ひ

早春の光と影にさざれ石

嵯峨駅の尊徳像や春浅し

紅の花源平梅の一枝に

紅白の盛りの梅や土塀沿ひ

紅梅は苑に誇るや天龍寺

早春の街賑ふや嵐山

春浅き街晴れやかな着物行く

春浅し乙女和服に湯葉チーズ

早春や光煌めく桂川

早春の川辺に乙女こもごもに

大堰川舟点々と春浅し

早春や堰の上下舟と鳥

春浅き賑ひ戻る渡月橋

雛祭り電車っ子には興味無く

  

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2023年3月 1日 (水)

俳句《磯遊び》

    

漸くにコロナ収束磯遊び

磯遊び戦禍の国思ひ馳せ

         (薫風士)

  
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(写真)

須磨浦公園吟行

(2021年3月)

        

「歳時記」(俳誌のサロン)から気の向くままに「磯遊び」の例句を抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字をクリックして、ご覧下さい。

     

歳時記

青春に想ひを駆せて磯遊び

        (松井治美)

  

固まつてゐてひとりづつ磯遊

        (杉浦典子)

   

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2023年2月12日 (日)

常勝寺吟行《鬼こそ・鬼やらい・追儺式》

 

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(上記の写真)

常勝寺のパンフレット(一部分)と

読売新聞記事(切り抜き)

   

     

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2月11日の建国記念日に行われた丹波市・常勝寺の追儺式「鬼こそ」を句友と吟行した際の写真を掲載します。

写真を見ながら、思いつくままに吟行紹介の拙句を逐次掲載しますが、皆さんも追体験・疑似吟行をして頂けると幸いです。

 

丹波路の低き山並春浅し

鬼こそへ三百六十五段をも

早春の古木に寄りて一休み

千年の杉を仰ぐや春の磴

稚児縋る大師の像や寺の春

仁王像目を光らせて鬼やらい

鬼やらい育三郎てふ犬に会ひ

鬼こその法螺貝響き(じょう)舞ひ來

 この句の「尉」は、「老翁」ではなく、「炭火の白い灰」の意味です。

  

追儺式世界平和を祈る声

寿老尊笑み綻ばす追儺式

般若経の転読はやし鐘太鼓

「はやし」は「早し」と「囃し」の掛詞です

  

里山へ法螺響かせて鬼やらい

鬼こそに目を輝かせ肩車

御堂裏鬼残雪に出番待ち

鬼の剣幼仰ぐや鬼やらい

鬼こそや童仙人面の笑み

鬼こその由来知りたき追儺式

鬼こその「こそ」は「鼓騒」か追儺式

         (薫風士

   

NHK関西ブログによると、常勝寺は桜も楽しめるのでまた吟行に行きたいと思います

 

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2023年2月 8日 (水)

俳句《冬の霧☆霞・靄・霧》

      

(2023.12.16 更新)

冬霧に朝日の霞む並木道

 

ここをクリック(タップ)して、「《冬霧》丹波並木道中央公園」をご覧下さい

  

十八番パターを急かす冬の霧

 

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12月15日なのに10月並みの気温に恵まれて、曇りながら時雨ることもなく今年最後の健康管理ゴルフを仲間とエンジョイしました。

 

掲句は、夜は雨が降る予報で18番ホ-ルではクラブハウスが霧に霞み始め、パットを急ぎながら頭に浮かんだ駄句(まんぽ俳句)です。

 

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この写真はクラブハウスのレストランの一角です
地酒は自腹でしたが、友達の誕生日優待券のお陰で美味しい鰻重をご馳走になりました。

   

(2023.2.8 の記事)

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2月8日は「針供養」の日ですが、最近は針仕事や針供養をする主婦は殆ど居ないでしょう。

 

今朝の日の出は靄にくっきりと見え、国際俳句協会のホームページに翻訳を投稿した芭蕉の俳句がふと浮かび、このブログ記事を書くことにしました。

   

春もややけしきととのふ月と梅

         (芭蕉)

   

この芭蕉の俳句を深読みして掛詞として翻訳し、国際俳句協会のHPに投稿しました。

 

ここをクリックして、「英語でわかる芭蕉の俳句」をご覧下さい

  

歳時記(俳誌のサロン)から、気の向くままに例句を抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語)をクリックしてご覧下さい。

  

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濃きものは淡きに食はれ山霞

       (鷹羽狩行)

 

霞2

曳船の霞んで上る隅田川

       (及川澄江)

  

霞3

月斗忌の海おほいなる霞かな

       (島谷征良)

 

霞4

大霞比良白嶺を浮き立たす

       (沢田清子)

 

霞5

白内障の故か万物遠霞

        (大橋晄)

  

霞6

春なれや名もなき山の薄霞  

        (芭蕉)

 

霞7

夕霞川面見下ろす露天風呂

      (丸山酔宵子)

  

霞8

高階の都心眺望遠霞

       (安原葉)

      

「靄」の例句を、なるべく宣伝の無いサイトから、気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

詳細は青色文字をクリック(タップ)してご覧下さい。

  

俳句季語一覧ナビ」の例句から1句  

靄中にうく日輪や花菜雨

       (西山泊雲)

    

「575筆まか勢」《冬の靄》から1句

冬の靄クレーンの鉤の巨大のみ

       (山口青邨)

    

朝霧に子等と体操日を仰ぎ

丹波路冬靄の峰朝日差し

        (薫風士)   

    

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2023年2月 5日 (日)

俳句ブログ《初午》

    

初午や万博期間延長を!

          (薫風士)  

   

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写真は、2月6日 (初午)のNHK-TV ニュース画面の一部分です。

ここをクリック(タップ)して、俳句(haiku)の記事をご覧下さい。 

    

我を見て舌を出したる大蜥蜴   

       (高浜虚子 )

  

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健康管理の散歩をしながら雲の動きを鑑賞したり、朝起きてシャッターを上げる時に日の出の雲を観察したりして、面白い雲の形を発見すると駄句を口遊み楽しんでいます

        

      

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この写真は、日本伝統俳句協会2月のカレンダー(一部分)です。

  

2月初旬は、1日の「碧梧桐忌」、3日「節分」、4日「立春」、5日「初午(はつうま)(旧暦1月15日)、8日「針供養」etc、俳句の題材になる日が続きますが、一般の人々、特に現役の多忙な人々にはどれほど関心があるのでしょうか?!

                           

歳時記(俳誌のサロン)の「初午」の例句は、ここをクリックしてご覧下さい

     

昨日は立春の夕日と雲が兔のように見えましたが、今朝の雲はトカゲのように見えたので、冒頭に高浜虚子の俳句を掲載しました。

        

初午の日の出の雲は蜥蜴形

初午や蜥蜴のごとく逞しく

初午の字をよく見てよ牛じゃない

初午に進む英訳芭蕉の句

初午に俳句の未来祈りけり

  

掲句は薫風士のブログ用俳句擬きです    

   

初午に狐の剃りし頭哉

       (松尾芭蕉)

  

比喩のようなこの俳句は、芭蕉の高弟宝井其角の従僕是橘が其角の父東順に医学を学ぶこととなった時の門出を祝って芭蕉が詠んだ一句、とのことです。(芭蕉db.参照

  

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2023年1月29日 (日)

句に遊び腹据え祈る初不動

   
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(写真)

成田山不動尊HPの画像

  

(PC画面の一部分)

   

初不動(1月28日)の日の出来事・心境を口遊み、記事のタイトルにしました。

  

初不動ゲーム最中にベルの音

   

寒晴れ霹靂のごと電話聞く

   

初不動持つべきものは句友かな

   

初不動やるべきことをやり尽くし

  

初不動苦しい時の神頼み

  

句に遊び寝て待つ果報春隣り

       (薫風士

  

  

俳句HAIKUの記事『花見酒』令和を祝ひ句に遊ぶ」や「夏目漱石と高浜虚子《漱石忌に思うこと》(改訂版)」、惜春やゴルフに興じ句に遊ぶ」、「『春隣』の俳句(オミクロン株感染に思うこと)」などをご笑覧下さい。

      

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2023年1月27日 (金)

俳句《悴む・かじかむ》

     

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前座に拙句を掲載し、歳時記(俳誌のサロン)から親しみやすい俳句を抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語)をタップしてご覧下さい。  

      

悴むや誤解まねきしアドバイス   

悴みて直すボタンの掛け違ひ  

何もかも雪に悴み今朝の庭     

悴みし手に柔らかし幼の手  

内科医へ悴みそろり坂の道   

悴みし手に運勢のチラシ呉れ  

悴みし指にスマホの無反応  

悴みて手を両脇立ち話            

悴みし手を出し握手意気合ひて  

         (薫風士

   

悴む

悴みて独り居の鍵取り落とす 

        (小島緑泉) 

   

悴む

悴める指にそむけり釦穴

      (岡田和子)

   

悴む

悴みつつ連れ行きし犬命尽き

        (大橋晄)

  

悴む

悴むや逆縁悼む言葉なく 

     (長谷川閑乙)

    

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写真はcitymate」の記事の一部分(「2023年総合運」と「1月の運勢」)ですが、よく思い当たる内容を要約してあり、参考になるので、抜粋・掲載させて頂きました。

   

   

ちなみに、「究極の愛・ラブを!(Ultimate LOVE!)」をご覧下さい。

  

人生の指針の参考になれば幸いです。

   

青色文字の「俳句」「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧になれます。

     

2023年1月25日 (水)

俳句《初雪・寒椿・冬椿》

    

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1月25日はこの冬一番の寒気で、10年に一度と言われる全国的な寒さですが、昨夜からの初雪は早朝に止み、時々風花がちらついています。

  

殆ど雪の降らない当地では子供たちが雪だるまを作ったり、雪合戦などをして初雪を楽しんでいますが、コロナ禍の豪雪地域のご苦労や交通事情などを思うと、大雪にならないことを祈るばかりです。

     

・初雪の校庭子等の声高く

・乾雪に煌めく朝日影長し

・乾雪やダルマ作れぬ夢ひろば

・風荒ぶ狭庭に耐へて寒椿

・初雪の風にさ揺るや寒椿

・初雪を葉にたっぷりと寒椿

・寒椿初雪少し黄の蕊に

     (薫風士

  

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「初雪」と「寒椿」の「季重なり」の拙句はダメ句だと言われる方もおられるでしょうが、「初雪」の降る時期や「椿」の咲く時期は地域によって異なりますから、自然現象を在りのままに、表現を豊かにして、多様性の時代の俳句を楽しめば良いと思っています

   

ここをクリック(タップ)して、「著名俳人の『季重なり』俳句集」をご覧下さい

 

「575筆まか勢 寒椿」の例句から、気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

   

寒椿置きたる水の動きだす

      (夏井いつき

   

花咲いておのれをてらす寒椿

       (飯田龍太)

   

楮蒸す湯気の向ふの冬椿

       (池田和子)  

     

俳人協会文学館に次の俳句がありました

自分には厳しく生きん寒椿 

       (吉川康子)

Twitterの流行る現代の世界には、この俳句のような殊勝なリーダーが少なくなり、残念なことです

  

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2023年1月20日 (金)

季語・季題を考える俳句特集

  

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「1月19日は『いい句の日』です」と、NHK天気予報でどなたかが言っていましたが、この写真のように、2023年1月19日朝現在の「俳句HAIKU」へのアクセス累計は、本日0時から朝の合計が「88」、累計合計が「881786」と意味深い数字が並んでいます。

  

俳句は好き好きですから、日記代わりの俳句を楽しむためには季語の有無や是非などをあまり気にする必要はありませんが、投句用の良い句を作るためには季語が適切か等、しっかり考えて推敲する必要があります。

  

句を口に寒さにめげずいい句の日

       (薫風士

     

今日(1月20日)は「大寒」です。

季語・季題が『大寒』の俳句を集めました。」や下記の記事が句作のご参考になれば幸いです。

青色文字のタイトルをタップ(クリック)して記事をご覧下さい。

  

俳句の本質とは何か 《季語と定型

  

季語」と「お題」を考える

   

七夕」・「鯉と錦鯉」《季語の考え方・使い方

   

猿回し」《季語とは何か

 

「年用意」と「事始め」 《季語とは何か》

  

俳句雑感(5):「西瓜」(秋の季語)と「西瓜割」(夏の季語)について

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。

   

2023年1月12日 (木)

丹波篠山・戎神社吟行

  

(P.S. 2023.9.14)

丹波篠山市吟行の記事を纏めました。

ここをクリック(タップ)して、「四季の吟行《丹波篠山市》」をご覧下さい。

     

(2023.1.12の記事)

 

初戎丹波の一日惜しみけり

   

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写真は、令和5年1月17日現在の俳句HAIKUへのアクセス累計が縁起の良い数字「880,770件」なので記念に掲載しました。

  
2023年1月10日に丹波篠山市の戎神社や「まけきらい稲荷」などを俳句仲間と吟行し、200年の由緒ある玉川楼で昼食を頂き初句会をしました

 

拙句の青色文字(季語など)をタップすると、歳時記(俳誌のサロン)の例句や観光案内記事などをご覧になれます。

 

吟行地紹介の写真をタップ拡大して、疑似吟行をして頂ければ幸いです

     

丹波路や冬靄の峰朝日差し

時雨とて車窓に愛でる城下町

初戎へ河原町てふ城下街

水音の淑気の磴や朱の鳥居

冬日向芭蕉来ざるも芭蕉句碑

 興味があれば、「HAIKU (バイリンガル英語俳句) 」の「芭蕉300句の英訳」をご覧下さい。

  

相撲場に青きシートや寒日陰

初御籤「まけぎらい」てふ名に惹かれ

凶とても御陰はあるよ初御籤

本経寺主に焚火もてなされ

赤マント着せられ小さき狐像

扁額の句集は読めず時雨る軒

淑気満つ忠良公の能楽像

壊れたる唐箕の陰に寒椿

注連飾り格子戸潜り句座に就く

初句会硝子障子の庭を愛で

恙無く地酒手酌に初句会

初句会俳句論議も楽しみて

熱燗に鯖街道とふ膳を愛で

牡丹鍋メニューに惜しみ句座の昼

     (薫風士

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「和文俳句」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

    

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2023年1月 8日 (日)

《紅白》と《除夜の鐘》

      
23113大ヒットしているのか、シンガーソングライター藤井風が紅白に出演し、愛の歌「死ぬのがいいわ」を歌いました。

拙句の文字の背景色は、死を賭して戦っているウクライナの人々を俳句で支援する象徴として、ウクライナの国旗の色にしています。

         

にぎにぎし紅白果てて除夜の鐘

ウクライナいつなる和平除夜の鐘

ウクライナへ馳せる思ひや除夜の星

聞く耳を如何に活かす除夜の鐘

我が祈り健康長寿除夜の鐘

究極の愛の形や除夜の詩(うた)    

子や孫に未来を託し除夜の詩(うた

死ぬよりも愛がいいよ除夜の談

       薫風士

   

上記の拙句を川柳ととるか俳句として受け入れるか、貴方次第です。

俳句をユネスコ世界無形文化遺産へ(草の根運動)」をご覧下さい。

   

青色文字をタップしてリンク記事をご覧頂ければ幸いですが、「歳時記(俳誌のサロン)」から気の向くままに例句を抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細も青色文字をタップしてご覧下さい。

    

除夜の鐘1

平成の終の響きや除夜の鐘 

       (田中臥石)

    

除夜の鐘2

崩れたる篝の火の香除夜の鐘 

       (森清信子)

   

    

   

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2023年1月 3日 (火)

俳句の比喩と掛詞《白鳥》

     

夏祭り最後を飾る揚げ花火」をご覧下さい。

「X」や「YouTube」等には興味本位の短絡的な偏見の投稿や書き込みが多いので、何事にせよ一歩踏み込んで気を付けて考えて対応しなければ、と思っています。

  

「X」とは「旧ツイッター」のことですが、中身よりもタイトルで興味を引く記事が多いので、肝心なことは「偏見を覆すだけの結果を出すか否か」でしょう。

   
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写真は皇居の堀の白鳥です。

   

     

「白鳥」の音楽といえば、サン・サーンスの組曲「動物の謝肉祭」の「白鳥」やチャイコフスキーの「白鳥の湖」を連想しますが、拙句の「寄り来る白鳥」を俳句による何かの比喩とすると、色々な考えが浮かぶのではないでしょうか? 

    

俳句の比喩や掛詞の記事を集めています。   

青色文字(タイトルや季語)をタップしてご覧下さい。

   

 馬ぼくぼく我をゑに見る夏野哉

しばしまもまつやほととぎす千年

          (芭蕉)

   

寄り来たる白鳥二羽や皇居前

         (薫風士

    

俳句の創作的解釈《高浜虚子の俳句「一つ根に離れ浮く葉や春の水」

  

虚子の俳句「去年今年貫く棒の如きもの」の棒とは何か

     

俳句をユネスコ世界無形文化遺産へ(草の根運動

   

高浜虚子の俳句 「神にませば」の面白い解釈

  

高浜虚子の俳句をバイリンガルで楽しもう

国際俳句協会HP参照

Vol.2 虚子100句(21)~(40

Vol.5 虚子100句(81)~(100

    

俳句の解析・鑑賞 《蕪村の「白梅」と虚子の「去年今年

  

俳句鑑賞 《蕪村の俳句「薫風や」は面白い

  

《台風・野分》(改訂版)  

この台風の記事は岸田文雄首相への俳句作家としてのエールです。
ロシアのウクライナ侵攻の例もあり、自衛の為の対処的自衛力増強も必要ですが、根本的な対策を講ずることも肝要でしょう。

今年は広島サミットが開催されますが、梅東風や届け世界にこの思ひをご一読頂き、ファン・ロンパイさんなど俳句を理解してくれる世界のリーダーと共に世界平和を訴え、対話による平和外交も推進して頂けると、望外の喜びです。

   

俳句《冠雪・初冠雪

   

Haiku of Bashō (芭蕉300句の英訳 176/300)《梅》

      

歳時記(俳誌のサロン)から「白鳥」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

    

白鳥1

白鳥や魔法の解けぬ王子やも 

        (吉村玲子)

  

白鳥2

白鳥の暮れ残りたる水輪かな 

         (立脇操)

  

白鳥3

白鳥の辞儀交々に愛生まる 

      (佐々木よし子)

  

白鳥4

斥候の白鳥飛来もがみ川 

         (池内結)

   

白鳥5

白鳥の湖暮れてより鴨の鍋 

        (沢木欣一)

   

白鳥6

白鳥の二羽の波のり清水港 

        (堺昌子)

   

白鳥7

白鳥の旅の思ひ出遠き日々 

        (稲畑汀子)

    

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2022年12月31日 (土)

《年越・年越蕎麦》   

      

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日本の平和は世界の平和が維持されてこそ実現できるとの思いで、「俳句を通じて世界平和を!」と、ブログ「俳句HAIKU」を書いています。

    

ここをクリックして、「トマトの俳句(停戦を祈って)」をご覧下さい

        

親戚が贈ってくれた年越し蕎麦を頂き、駄句を口ずさみました。 

  

恙無く越前蕎麦を年越しに

年越や歌合戦と蕎麦を愛で

新蕎麦か古蕎麦か問へる平和かな

年越に思ひ馳せるやウクライナ  

        (薫風士

    

年越し」の歳時記(俳誌のサロン)の例句はここをクリックしてご覧下さい。

ここをクリックすると、「年越蕎麦」の例句をご覧頂けます

      

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2022年12月30日 (金)

「年用意」と「事始め」 《季語とは何か》

    

年用意人それぞれの拘りに

庭手入れ妻は厨で年用意

事始WEB句会を立ち上げて     

        (薫風士

   

年用意1   

庭手入れよりはじまりし年用意 

       (稲畑汀子)

   

年用意2

踏み台に妻の指示待つ年用意 

       (岡田正義)

   

荒庭の俄か手入や年用意 

       (善野行)

    

仕事始め」など「事始め」は一般的には「御用始め」などの新年最初の行事を指し、「新年の季語」ですが、京都・祇園の習慣の「事始め」を指す場合は12月の季語になります

 

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