新年の俳句《三ヶ日》
2024年「辰年」の三ヶ日は、能登半島地震、海保機と日航機の衝突事故、北九州市小倉北区飲食店街の大火事などが起こり、ウクライナやパレスチナの戦争は止まず、天災や人災が多発して多難な年明けとなりました。
被災者にはお見舞いを、救済・支援にご尽力されている方々には敬意を、表明すことしか出来ぬ老躯ですので、せめて何らかの慰みにお役に立てば幸いだとの思いでこの記事を書いています。
撫で牛も龍も憂ひ目初詣
(薫風士)
気の向くままに、歳時記(俳誌のサロン)から「三ヶ日」の例句を抜粋・掲載させて頂きますので、例句の詳細は青色文字の季語をクリック(タップ)してご覧下さい。
三ヶ日心ふれあひ助け合ひ
(宮地静雄)
三ヶ日新たな気力漲らせ
(稲畑廣太郎)
こころよき炭火のさまや三ヶ日
(飯田蛇笏)
太古より空の明るき三ケ日
(保坂加津夫)
三ヶ日終へずに逝きし弟よ
(松崎鉄之介)
客もなく観て食べて寝る三ヶ日
(和田恭子)
服薬の日課忘れて三ヶ日
(中原敏雄)
2024.10.30 更新
投稿: | 2024年10月30日 (水) 00時47分