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2024年5月

2024年5月 9日 (木)

アイリスの一輪咲くや躑躅散る

 

(airisu-no ichirin saku-ya tsutsuji chiru)

    

upon blooming of an iris,

flowers of azalea droop_

my garden

    

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タイトルは庭の季節の移ろいを表現するためのブログ用拙句です。

躑躅」は晩春の季語ですが、「アイリス」は初夏の季語です。

  

Photo

写真のように咲き誇っていた躑躅が散りはじめ、5月7日にはジャ-マンアイリスが一輪咲きました。

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Click here to see "Trip to Poland (Haiku and pictures; lecture on haiku)".

   

「チュヌの俳句・夏(Haiku of Chunu・Summer)」や「イタリア旅行」をご覧下さい。  

  

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2024年5月 7日 (火)

俳句徒然《菖蒲・花菖蒲・菖蒲湯》

  

菖蒲湯に浸り夢見る己が茶寿

極楽やうたた寝したる菖蒲の湯

菖蒲湯や祖父母離れの孫は来ず

菖蒲苑訪ね山越え九十九折

白足袋の似合ふいなせや花菖蒲

菖蒲湯に怪我を癒せよ尊富士

菖蒲湯や相撲場改善何故しない⁉️

         (薫風士)

    

徒然にまんぽ俳句を口ずさみ健康を維持したいと思っています

「九十九折」は、「つづらおれ」、又は、「つづらおり」と読みます。(ウィキペディア参照)

 

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下記に掲載するカラー図説日本大歳時記の写真をタップ拡大して、「菖蒲湯」や「菖蒲刀」などの解説や例句をご覧下さい。

  

  

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歳時記(俳誌のサロン)の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。例句の詳細は青色文字(季語)をクリック(タップ)してご覧下さい。

   

菖蒲1

匂ふには足らねど菖蒲浮かべをり

       (松田みち枝)

 

菖蒲2

菖蒲田を囲む紫陽花寺の雨

       (疋田雪子)

  

菖蒲3

白菖蒲活けて八十路の背を正す

       (佐久間由子)

  

花菖蒲

花菖蒲いつも笑つて伐られ役

        (中原道夫)

   

「菖蒲」は、形が刀に似ているばかりでなく、同音異義語の「尚武」や「勝負」を連想させます。

「尚武」や「勝負」の精神は大切ですが、戦争へ駆り立てることなく、スポーツやゲームの世界で平和裏に活かしてほしいと思っています

  

一時勝負のチャンスに凡打して懸念する声があった大谷翔平は、ホ-ムラン打数メジャーリ-グトップとなり、このところ快進撃で活躍しているのは喜ばしいことです

   

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2024年5月 5日 (日)

俳句徒然《蜥蜴・とかげ》

 

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この写真は5月4日「みどりの日」に玄関先で撮った蜥蜴です。顔の正面を撮りたかったが、動いて撮らせてくれませんでした。

蜥蜴は夏の季語です
  

    

挨拶に來るも横向く蜥蜴かな

      (薫風士)

  

歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに例句を抜粋掲載させて頂きます。例句の詳細は青色文字の季語をタップ(クリック)してご覧下さい。

   

蜥蜴1

我を見て舌を出したる大蜥蜴

        (高浜虚子)

   

蜥蜴2

争ひと見しは蜥蜴の睦み合ひ

     (田中峰雪)

  

蜥蜴3

弾痕の残る城壁青とかげ

      (岩永はるみ)

  

(蜥蜴4)

切れ長の目の流し目の蜥蜴かな

       (飛高隆夫)

   

蜥蜴5

恐竜の皃して指程の蜥蜴

       (森なほ子)

   

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2024年5月 2日 (木)

春雨の廣田神社吟行写真集

 

八十八夜に当たる5月1日は生憎の春雨になりましたが西宮市の廣田神社に参拝して霊気を賜り、吟行して広田山荘で句会をしました。

 

広田神社は、伊勢神宮など、日本に22社ある官幣大社の一つです
廣田山公園の名勝「小葉三葉躑躅」の花は散ってしまい、新緑になっていたので、来年は春風花の盛りの「つつじ祭り」に訪ねて「まんぽ俳句」を口ずさみたいと思っています。
  

 

春雨に踏む音清しさざれ石
春雨に祈りを込めて参拝す
春雨に霊気賜り句に遊ぶ
鰹木の金輝くや春の宮
絶へざりし春の神水龍の口
岩間より春の神水流す龍
廣田山三葉躑躅の新樹かな
        (薫風士)

 


青色文字をクリック(タップ)してリンク記事をご覧下さい。
写真は、 スマホ写真なので、タップ拡大してご覧になり、疑似吟行をして頂けると幸いです
掲句は観光スポット紹介のブログ用拙句ですが、「神水」は「夏の季語」とされています。(カラー図説日本大歳時記の写真参照)

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「兜麓底績碑と天狗のさばき」の写真の記事の詳細は、ここをクリック(タップ)して、ご覧下さい
最後の写真は、カラー図説日本大歳時記「神水」などの解説(一部分)や廣田神社の解説書と境内マップです。
賽銭箱が三ヵ所あるのを見て、「二礼二拍一礼」の参拝様式には「参拝」と「三拝」の掛詞や「三顧の礼」に通じる意味があると、ふと思いました。
ちなみに、「兜麓底績碑」は、「とろくていせきひ」と読みます。