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2018年11月

2018年11月30日 (金)

未来を開く「花と緑の街」(フォト俳句特集)

     

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記事のタイトル(青色文字)をタップして、

俳句と写真の詳細をご覧下さい。

   

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(薔薇苑の写真と俳句)

  

   

    

   

   

オープンガーデンコンサート

      

51回三田市民文化祭俳句大会 

(席題)「夕月」・「スマートフォン」

 (市長自作の俳句をご覧下さい)

  

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(受賞のシクラメン)

     

    

  

文化の日喜寿の手習ひスマートホン

   

           

50回三田市民文化祭俳句大会 

 (席題)「落葉」  

句に興じ白寿夢みつ落葉焚く

  

(受賞のクイーンローズ)Cimg5082

    

   

     

 

       

      

   

   

(深田公園他の俳句と写真)  

俳句の鑑賞 <万緑> 

  

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俳句の鑑賞《初紅葉・薄紅葉》 

(深田公園の写真と歳時記の俳句)

  

秋麗」の俳句と「深田公園」の写真

   

「薄紅葉」の俳句と「ひとはく・ホロンピア」の写真

   

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「紅葉」(歳時記)の俳句と

「深田公園」の写真

         

  

有馬・瑞宝寺公園  

(紅葉の俳句と写真) 

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初雪の俳句 

(手作りの庭の日本列島初雪    

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「若葉」の俳句を作って楽しもう!

(俳句愛好家がチュヌの庭に来訪)  

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ペット(愛犬)の写真と

チュヌの俳  

 

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仕事に追われている若い人々も、

「三田の歴史・自然」や俳句の面白さを知り、

心の慰みにしてくれれば、嬉しいです。

        

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

トップ欄か、この「俳句HAIKU」をタップすると、最新の全ての記事が掲示されます。

  

  

2018年11月27日 (火)

俳句《冬の薔薇・冬薔薇》

    

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ここをクリック(タップ)すれば「冬の俳句特集」をご覧になれますが歳時記(俳誌のサロン)や「575筆まか勢」から気の向くままに「冬薔薇」の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。

  

例句の詳細は青色文字(季語)をクリック(タップ)してご覧下さい。

      

冬の薔薇1

冬薔薇や気になる人のとほくゐて 

         (環順子)

   

冬薔薇古城に聴きしオルゴール 

              (川端和子)

(注)俳誌のサロン「歳時記」(2015.12.27)の「古域」は「古城」の入力ミス・文字化けと判断し、修正して掲載しています。

  

冬薔薇を贈られしより誕生日 

        (稲畑汀子

   

第九歌ふ壇に深紅の冬薔薇 

        (吉見文子)

  

冬の薔薇2

したたかにこの世を生きて冬薔薇 

        (栢森定男

   

冬薔薇にはにかむ色もありにけり 

        (菊地一枝)

  

精一杯生きて八十路や冬の薔薇 

         (筏愛子)

   

子の文に癒やされし夜の冬薔薇 

       (相沢有理子)

  

冬の薔薇3

喜寿の友米寿の吾へ冬薔薇 

       (松崎鉄之介

   

冬薔薇開かぬまゝに友逝きし 

        (舩越美喜)

   

友の訃の葬無しとのみ冬薔薇 

        (相良牧人)

   

妻逝くも吾は翁ぞ冬の薔薇 

        (林友次郎)

  

冬の薔薇4

文机の冬薔薇匂ふ芙美子の間 

      (小石川後楽園)

   

新築の槌音うれし冬薔薇 

        (林友次郎)

   

冬薔薇の紅き蕾のままに落つ 

        (前川明子)

   

冬薔薇の風に吹かれて中之島 

       (出口貴美子)

  

冬の薔薇5

表札の外されてをり冬の薔薇 

        (加藤惠子)

   

とぼとぼと帰りの道に冬薔薇 

         (秋川泉)

  

筆まか勢

一輪の冬ばら投げてフィギュア終ふ

     (小川濤美子

  

冬薔薇の咲いてしをれて人遠き

       (日野草城

  

冬薔薇の蕾のままに昭和果つ

       (五島久子

   

菊枯れて冬薔薇蕾む小庭かな

       (正岡子規

   

銀座には銀座の生活冬薔薇

       (高木晴子

  

最後に拙句(まんぽ俳句)をご笑覧下さい。

暮れ近き土佐堀川や冬の薔薇

黄の一輪狭庭に凛と冬薔薇

白と黄の一輪ごとの冬の薔薇

丈高き白き一輪冬薔薇

門先に白き一輪冬の薔薇

門入ればアーチに一つ冬の薔薇

冬薔薇のアーチに著し白一輪

冬薔薇のアーチに偲ぶ逝きし友

   

「冬薔薇」は「ふゆそうび」か「ふゆばら」と5・7・5のリズムに読み、「著し」は「しろし」と読んで下さい。

     

青色文字をタップすると、最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事をご覧頂けます。

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2018年11月23日 (金)

Photo Haiku Collection (Trip to Europe)

   

Tap the following titles to see haiku and pictures on the respective trips.

  

Trip to Poland (Haiku and pictures; lecture on haiku)

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HAIKU & pictures (Trip to Italy

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HAIKU & Pictures (Trip to E. Europe)

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HAIKU & Pictures (Trip to Turkey)

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HAIKU & pictures (Trip to Russia)

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2018年11月20日 (火)

有馬・瑞宝寺公園 (紅葉の俳句と写真)

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11月9日に有馬温泉瑞宝寺公園を吟行し、時雨上がりの明るい空の下に目を見張る美しい紅葉を満喫することが出来て非常にラッキーでした。

   

写真と拙句を掲載しますが、圧倒されるような美しさはとても満足に表現できません。

   

(写真はタッチ・タップして拡大できます。青色文字をクリックすして、歳時記や解説記事をご覧下さい。)

   

・目を見張る紅葉彩る瑞宝寺

  

・晴れ男句作に興じ紅葉狩

  

・行く程に瀬音高まる紅葉径

   

・有馬路の癒しの森の紅葉かな

  

・一行の去りて瀬音や紅葉園

  

太閤の碁盤てふ石紅葉置く

  

・句帳手の俳人の背散る紅葉

  

・紅葉径尺八の音の嫋嫋

  

白き杖暫し佇む紅葉狩

   

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2018年11月16日 (金)

俳句の鑑賞 :「初時雨」「片時雨」「古都時雨」

    

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(冬の俳句特集)不意打ちのオミクロン株冬の雷 をご一読下さい。  

   

歳時記俳誌のサロン「初時雨」の俳句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

   

    

初時雨1

 

初時雨仮住ひまだ解けぬまゝ 

           (松本松魚)

 

南座四条大橋初しぐれ  

           (坂本俊子)

    

初時雨2

  

・さいはては雪と聞く夜の初時雨 

           (長谷川春)

  

初しぐれ赤い首輪の迷ひ犬 

          (藤井智恵子)

  

初時雨3

 

・初しぐれ煮込みうどんの昼餉とす 

          (大野ツネ子)

 

病院に着きて安堵の初時雨 

           (平島利男

   

初時雨4

  

・病癒えし夫に寄り添ひ初時雨 

           (堀田清江)

  

・句碑訪ひて巡る余呉湖や初しぐれ 

           (大橋淳一)

  

初時雨5

 

・入館の列のしんがり初しぐれ 

           (門伝史会)

  

・モネの池通りすぎたる初しぐれ 

           (中谷富子)

   

  

歳時記の「時雨」から「片時雨」の句を抜粋させて頂きます。

 

時雨1

参拝は急ぎなされと片時雨 

           (佐藤康子

     

時雨2

水面から雨の降り出す片時雨 

           (丸山敏幸

    

時雨3

旅果に逢ふ嵯峨野路の片時雨 

          (佐藤よしい

 

時雨4

軒を借る西行堂の片時雨 

          (堀田恵美子

 

時雨5

天平の鴟尾をけぶらせ片時雨 

          (荻原八重子 

(注)「時雨5」(2015年5月30日 作成)の掲句にある「鴎尾」は「鴟尾」の文字化けと解釈して訂正・引用しています。

      

最後に拙句を掲載させて頂きます。 

・幼いふ京都らしいと古都時雨 

・目覚めれば音のかそけき初時雨 

有馬路やフロントガラス片時雨 

        薫風士

  

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夕月とスマートフォン (第51回三田俳句大会)

   

(P.S. 2023.9.15)

ここをクリックして、「四季の吟行《三田市》」をご覧下さい

    

ここをクリックすると、「俳句鑑賞『落葉』《第50回三田俳句大会に参加して》」をご覧になれます

   

(2018.11.16)

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(写真)

大会前の踊り(目に障害のある方)や高得点者受賞の花

  

   

掲題は2018年11月10日に開催された第51回三田市民文化祭俳句大会の席題です。

伝統的な「夕月」と現代的な「スマートフォン」を当日投句の席題とされたのは三田俳句協会若森京子会長のご配慮でしょうね。 

参加者(選者も含む)は「夕月」か「スマートホン」かの席題で各人が1句投句し、40句の投句がありました。 

高得点句5句を下記に掲載させて頂きます。

  

もう居ない犬小屋の上夕月夜 

        (桑原政子)

 

夕月やきょう一日の試歩終る 

        (仲加代子)

 

夕月や献上の絹おりし音 

       (出井なつ子)

 

スマートホン持たずに死のう古酒新酒 

        (木割大雄

  

文化の日喜寿の手習いスマートホン 

       (木下さとし

  

選句は、一般の参加者は各自3句、選者は5句(?)で投句作者の氏名は得点集計後に発表されました。

筆者の愛犬「チュヌ」が先月永眠しましたので、愛犬家として共感できる「もう居ない」の句を先ず選び、「試歩」の句などを採りました。俳句愛好家には愛犬家も多く、「もう居ない」の句は断トツでした。

選者(木割大雄先生)の俳句と拮抗して筆者の俳句も高得点を得たのは名誉なことでした。   

ここをクリックして、「俳句HAIKU」・「チュヌの追悼」をご高覧頂ければ望外の喜びです

  

森三田市長も来賓として駆けつけて来られ、次の俳句を披露されました。   

ビール注ぐグラスの先に妻の顔

        (森 哲男

ビール」は夏の季語です。「妻の顔」を読者の想像に任せた中々の秀句ですね。

市長以下関係者の方々には三田市民俳句協会の発展のご支援をお願いしたいものです

        

(2021.3.11 追伸)

今日は東日本大震災から10年になります。東北忌に思うことNHKの「東日本大震災アーカイブス」3.11映像 あの日、何が起きていたのか青色文字をクリック or タップしてリンク記事をご覧下さい。

  

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2018年11月15日 (木)

J-E HAIKU in English(バイリンガル英語俳句)

    

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2018年11月14日 (水)

俳句の鑑賞 「七五三」

   

思い出の写真俳句を作ろう! 

故郷を「まんぽ俳句」で元気にしよう!

青秋晴れ色文字をクリック(タップ)してリンク記事をご覧下さい。   

  

(2023.11.16更新)

秋晴れの七五三の日に健康管理のゴルフをエンジョイし、駄句を口ずさみました。

  

七五三孫爺離れ吾ゴルフ

     (薫風士)

 

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七五三の俳句を「歳時記」(俳誌のサロン)や「575筆まか勢」から気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

  

 

例句の詳細は青色文字(季語)をクリックしてご覧下さい。

    

七五三1

 

家を出てもう背に負はれ七五三 

       (田口千恵子)

  

七五三細きうなじの願ひ事 

       (武岡東西

 

この村の観音日和七五三 

       (大橋敦子

  

宮島の鹿のおじぎや七五三 

       (影山わこ)

   

ジーパンの母に連れられ七五三 

       (岡本たか子)

  

七五三2

 

七五三妊婦もつとも美しき 

        (佐藤鬼房

  

子等よりも祖父祖母父母が七五三 

       (稲畑廣太郎

  

やさしげに姉が手を曳き七五三 

        (溝内健乃)

   

絢爛の負んぶや抱っこ七五三 

        (紀川和子)

  

喜びも倍加双子の七五三 

        (楯野正雄

  

七五三3

  

ひたすらに晴着嬉しき七五三 

         (大橋晄)

  

七五三七人育てし親敬ふ 

       (井田実代子

  

ホスピスに晴着の母子や七五三 

        (石田康明)

  

社殿まで抱かれて雨の七五三 

       (柴田佐知子

  

線量計つけて被災地七五三 

       (大西よしき)

  

575筆まか勢

  

人の子の育つは早し七五三

         (関千世)

  

子がなくて夕空澄めり七五三

      (星野麦丘人)

  

父似の娘母似の息子七五三

       (後藤比奈夫

  

最後に拙句を掲載します。

七五三「いい子いい子」と掲げ上げ

恙なく七五三祝ぐ三世代

我が夢は七五三祝ぐ四世代

祈るには数へ年よし七五三

祝ふには満年齢の七五三

神主の商ひ上手七五三

  

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2018年11月11日 (日)

俳句の鑑賞《冬に入る・立冬・冬立つ》

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(P.S. 2021.11.18)

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(写真はタップ・拡大してご覧下さい。

  

暖冬の天気予報に違わず、立冬(11月7日)の翌日は夏日のような陽気で久しぶりのゴルフを満喫しました

      

前座として拙句を掲載しますが、ここをタップすれば「(冬の俳句特集)不意打ちのオミクロン株冬の雷」をご覧になれます

   

  

冬に入るエイジシューター友にして

 

冬立つもゴルフに興ず晴れ男

  

冬紅葉狙ひ快音ティーショット

 

立冬のゴルフの一日満喫す

       

  

(2018.11.11)

    

歳時記(俳誌のサロン)の俳句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

 

(詳細は青色文字の季語をクリックしてご覧下さい。)

 

  

冬に入る1

  

庭を掃く乾きし音や冬に入る 

       (黒川悦子)

 

味噌汁の湯気に朝の日冬に入る 

        (木下節子)

  

 

冬に入る

 

心臓の断面撮られ冬に入る 

        (高田令子)

 

エンゲージリング嵌められ冬に入る 

       (鈴木えり子)

  

冬に入る

 

スカーフの数また増えて冬に入る 

       (嶋田摩耶子)

 

八ヶ岳の大いなる影冬に入る 

        (密門令子)

 

冬に入る4

  

冬に入るいつもの場所に血圧計 

       (鈴木多枝子)

 

血圧の一喜一憂冬に入る 

       (岡本直子)

 

冬に入る

  

冬に入る今宵の夫は道後の湯 

       (増田一代)

 

夫の愚痴聞くも看取りや冬に入る 

       (田村加代)

  

   

立冬

 

立冬のことに草木のかがやける 

        (沢木欣一

 

立冬といふも実感なき陽気 

        (稲畑汀子

 

立冬の風と覚ゆる峠かな 

         (泉和美)

 

  

冬立つ

 

あらたのし冬立つ窓の釜の音 

          (鬼貫)

 

冬立つや富士くつきりと高架駅 

        (塩千恵子

   

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俳句の鑑賞「文化の日」

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歳時記(俳誌のサロン)の季語「文化の日」に掲載された俳句の中で次の俳句が目にとまりました。

・新しき館旗と国旗と文化の日 (島崎晃・遠嶺)

「国旗」を「こっき」と読むと「中七」が字余りとなりますが、俳句の定型に拘る読者には「国旗」を「はた」と読むことを作者は期待しているのでしょうか?

「館旗」とはどこの館旗か興味が湧き、作者の名前で検索すると、ウイキペディアに次の記載がありました。

    

島崎 晃(しまざき あきら、1941年 - )は、イギリスの元政治家。ニックネームはJack Bara Caws[1]。西ウェールズの町カーディガンで、2012年から2017年まで町議会議員を務めた。

2017年時点で、日本人として唯一、イギリスの町議会議員を務めていたことで知られる。なお、国籍は2000年以降イギリスである。

  

この島崎晃氏は、この俳句の作者なのか単なる同姓同名の方なのかわかりませんが、文字通りの日本人が外国に帰化した珍しい例でしょう。

何方か心当たりのある方からコメントを頂けると幸甚です。

   

歳時記「文化の日」には興味深い俳句が沢山ありますが、気の向くままに例句を下記の通り引用させて頂きます。

   

・円卓の末席さがし文化の日 (水谷契江)

・蒙古斑みせて這ひ這ひ文化の日 (水谷契江)

・聖戦の硝煙映す文化の日 (斉藤静枝)

・古語多き校長訓話文化の日 (乗光雅子)

・文化の日留学生の山形弁 (横内かよこ)

・カタカナが万事に多し文化の日 (遠藤実)

  

川柳の友を偲ぶや文化の日 (薫風士)

これは文化の日に川柳友達の訃報のメールを受信して詠んだ拙句です。

彼は先日の川柳句会で拙句「セクハラを恐れ冗談言えぬ世よ」を優秀句に選んでくれていました。

俳句仲間の句会で拙句「愛犬の深めし絆文化の日」について、「『愛犬の』は『愛犬と』とする方が良い」とか、「『文化の日』は取り合わせの季語として不適切でないか?」など、句友から批判的コメントがありました。

一般論としては、二つとも至極当然な批判です。しかし、この俳句は愛犬「チュヌ」の永眠を知った知人が文化の日に、愛犬の死についての新聞投稿記事を「お悔み」に送ってくれたことを文字通りの俳句にしたものです。

俳句の定型や技巧を考慮することは勿論重要ですが、作者の思いや感動を事実に基づいて表現することの大切さも無視すべきではないでしょう。

俳句も川柳も好き好きであり、所詮片言で私的なものですから、日記代わりに自分の納得できる俳句や川柳を作り楽しむのもよいと思っています。

  

  

2018年11月 7日 (水)

俳句の鑑賞 「露けし・露」

   

(P.S. 2022.11.5)

露けしや日々の終活ブログ書く

露けしや今年の漢字「露」(ロ)と応募

「露」は通常は「つゆ」と読みますが、ロシアを漢字で「露国」(ろこく)と表示する場合があります。

ロシア軍のウクライナ侵攻や安倍晋三元総理大臣の暗殺など、多くの人々が「この世の儚さ・人生の儚さ」を感じて共感してくれ、入選することを期待しています。

     

露けしや人の葬儀も様々に

       (薫風士)

   

俳句《涼し》死の話」や終戦記念日・墓参・盆』の俳句」、言葉の力・俳句の力《癒し》をご覧下さい。

   

(2018.11.7)

俳誌のサロンの歳時記から「露けし」や「露」の俳句を気の向くままに抜粋して掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字の季語をクリックしてご覧下さい。

             

露けし1

花火やむあとは露けき夜也けり 

        (正岡子規

    

祝はれてをりて露けくをりにけり 

        (山田弘子

  

露けし2

踏切のレール露けき通夜戻り 

         (恩田甲)

    

子規墓前露けき言葉交しつゝ 

        (稲畑汀子

  

露けし3

落雷の欅露けし挙兵の地   

        (江崎成則)

   

露けしや母の逝きたる夜の白む 

       (大橋麻沙子)

  

露けし4

握手して別れしことも露けしや 

          (安原葉)

   

湯の街の更けゆくほどに露けき灯 

        (三村純也

   

露けし5

露けしや苔を鎧ひし将の墓 

        (長谷川翠)

    

大本営跡の地下壕露けしや 

       (大久保白村

     

露けし6

ついてくる己が足音露けしや 

        (岩岡中正

   

露けしや不戦の城の四百年 

        (涌羅由美)

   

露1

なほ露の綺羅置く吉備の野路を行く 

        (稲畑汀子)

   

露に座す一度盗まれたる仏  

        (村越化石

   

露2

見舞ふこと叶はず露の別れかな 

        (稲畑汀子)

   

露拭けば木椅子の木目雲の如し 

       (能村登四郎

   

露3

芋の葉の露もて遊びては落し 

        (安西可絵)

   

芋の露こぼして泥の手を洗ふ 

         (杉良介)

   

露4

露の山鐘楼に鐘なかりけり  

        (比田誠子)

   

翁忌の露ふりこぼす朝の鳥 

       (高橋とも子)

      

露5

露深し胸毛の濡るゝ朝の鹿  

       (河東碧梧桐

  

握手して露の別れとふと思ふ 

         (安原葉)

   

露6

石仏のあたり露濃き嵯峨野なる 

         (豊田都峰)

   

草千里露の千里となりにけり  

         (佐藤京子)  

  

露7

朝の日に露光りけり残る菊  

        (兼子栄子)

   

吊橋の揺れに露の身ゆだねけり 

       (中島知恵子)

  

露8

露濡れの身を震はせて犬帰る 

        (泉田秋硯)

   

露の世にライバルとして友として 

       (今橋眞理子)

  

露9

朝露の日の出とともに光り初む 

       (大久保白村)

   

喪の家の欅がためる露の玉  

        (坪内稔典

  

露10

気が合へば歩幅も合へり露の坂

         (川村文英)

   

朝露の椰の記念樹奈良ホテル

         (小澤菜美)

    

露11

タイガースフアンてふ露の世の私 

       (稲畑廣太郎

   

横川路の露踏み重ね五十年 

       (稲畑汀子)

  

露12

今日蛇笏明日は素十忌露葎 

         (岩木茂)

   

露の世や先日会ひしばかりの訃 

         (安原葉)

  

露13

一めんのきらめく露となりにけり 

      (久保田万太郎

   

雁渡るいつもどこかで戦あり 

        (山田正子)

  

「チュヌの便り」の愛犬「チュヌ」は 2018.10.16 に永眠しました。

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愛犬の姿無き庭露けしや  

愛犬を偲ぶ芝庭露光る

        (薫風士)

 

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