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2022年12月

2022年12月31日 (土)

《年越・年越蕎麦》   

      

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日本の平和は世界の平和が維持されてこそ実現できるとの思いで、「俳句を通じて世界平和を!」と、ブログ「俳句HAIKU」を書いています。

    

ここをクリックして、「トマトの俳句(停戦を祈って)」をご覧下さい

        

親戚が贈ってくれた年越し蕎麦を頂き、駄句を口ずさみました。 

  

恙無く越前蕎麦を年越しに

年越や歌合戦と蕎麦を愛で

新蕎麦か古蕎麦か問へる平和かな

年越に思ひ馳せるやウクライナ  

        (薫風士

    

年越し」の歳時記(俳誌のサロン)の例句はここをクリックしてご覧下さい。

ここをクリックすると、「年越蕎麦」の例句をご覧頂けます

      

この青色文字(「俳句」や「HAIKU」)をタップすると、「俳句HAIKU」の最新の俳句や英語俳句の記事をご覧になれます。

   

2022年12月30日 (金)

「年用意」と「事始め」 《季語とは何か》

    

年用意人それぞれの拘りに

庭手入れ妻は厨に年用意

事始WEB句会を立ち上げて     

        (薫風士

   

年用意1   

庭手入れよりはじまりし年用意 

       (稲畑汀子)

   

年用意2

踏み台に妻の指示待つ年用意 

       (岡田正義)

   

荒庭の俄か手入や年用意 

       (善野行)

    

仕事始め」など「事始め」は一般的には「御用始め」などの新年最初の行事を指し、「新年の季語」ですが京都・祇園の習慣の「事始め」を指す場合は12月の季語になります

575筆まか勢」の「事始」の例句はここをクリックしてご覧下さい

「正月事始め」(ウイキペディアの解説はここをクリックしてご覧になれます。

  

青色文字の「俳句」や「HAIKU」をタップすると、それぞれ最新の「俳句(和文)」や「英語俳句」の記事のタイトルが表示され、この「俳句HAIKU」をタップすると最新の全ての記事のタイトルが表示されます。タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。

      

2022年12月24日 (土)

《おでん・寄鍋・牡丹鍋》

     

八歳児おでんと鍋が良いと言ふ

        (薫風士

   

「冬至」には各地に初雪や大雪が降り、本格的な寒さが到来しました。

口真似なのか、「冬は鍋やおでんがいいね」と、孫が夕食に一人前の台詞を吐くのに驚き詠んだ拙句を冒頭に掲載しましたが、「歳時記(俳誌のサロン)」から気の向くままに例句を抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字(季語)をタップしてご覧下さい。

   

おでん1

俳諧の危機を語りておでん酒 

      (稲畑廣太郎)

    

おでん2

おでん鍋盛り沢山のクラス会 

        (呂秀文)

    

おでん3

三日目の温めおでんの匂ふ部屋 

       (石谷淳子)

      

寄鍋

寄鍋に忽ち本音行き交へる 

      (稲畑汀子)

  

牡丹鍋

健吟の顔揃ひたり牡丹鍋 

      (大石よし子)

      

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2022年12月21日 (水)

俳句:故郷の《里芋》

      

(2024.9.11 更新)

俳句を市民の文化としてエンジョイしよう

冬紅葉散りし並木の俳句論

    

青色文字をタップ(クリック)して、「俳句の比喩と掛詞《白鳥》」や「猿回し《季語とは何か》」をご覧下さい。

     

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「歳時記(俳誌のサロン)」の「里芋」の例句を1句抜粋・掲載させて頂きますが、例句の詳細はここをクリックしてご覧下さい

    

   

山芋と里芋うまし里帰り

        (村越化石

        

冒頭の写真の里芋に詠んだ拙句を3句:

里芋を共に食ひたる友は逝き

故郷を想ひ里芋求めけり

里芋や妻の憂ひは物価高

       (薫風士     

   

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2022年12月20日 (火)

《冬夕日・冬夕焼・冬茜》

   

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「夕焼」は「夏の季語」とされていますから、冬に「夕焼け」や「夕日」を読む場合は「冬夕焼」と表現するのが普通です。

  

拙句の後に「歳時記(俳誌のサロン)」から気の向くままに例句を抜粋・掲載させて頂きます。

青色文字(季語)をタップすると例句の詳細が表示されます。

    

坂上る車に眩し冬夕日

冬夕焼明日の日の出を期待して

冬茜人それぞれに思ひあり

         (薫風士

   

冬夕焼1

胃の腑取り冬夕焼に佇めり 

        (高畠陽子)

  

冬夕焼2

ハイウェーの視野に巨船や冬夕焼 

       (吉田きみえ)

   

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2022年12月18日 (日)

俳句《冬木・冬木立》  

     

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「歳時記(俳誌のサロン)」から気の向くままに例句を抜粋・掲載させて頂きますが、最後に掲載した写真と拙句も作句のヒント・ご参考になれば幸いです。

 

青色の文字をタップすると例句の詳細が表示されます。

  

冬木1

青春の日を知る雨の冬木かな 

       (山田弘子)

  

冬木2

一冬木遣す露伴の旧居跡 

       (勝原文夫)

 

冬木3

この冬木幾年見ゆる余生かな 

       (四條進)

  

冬木4

然々の樹齢を伝ふ大冬木 

      (佐藤淑子)

然然」は「しかじか」と読みます。

    

冬木5

ひと日毎いのち犇めく冬木の芽 

      (寺田すず江)

 「犇めく」は「ひしめく」と読みます。

   

冬木6

酒蔵を守りし年月大冬木 

      (石谷淳子)

  

冬木7

散るものは散りて冬木となりにけり 

      (稲畑汀子)

    

冬木立1

朝の雨幹光らせて冬木立 

      (稲畑汀子)

    

冬木立2

送らるる子のふり向かず冬木立 

      (藤井智恵子)

   

冬木立3

晩鐘の余韻嫋々冬木立 

       (石塚勝典)

   

冬木立4

武蔵野の風漉く音や冬木立

       (今井弘雄

  

最後に拙句を掲載します。  

裸木や吾庭の宇宙さざめきて

店出でし彼方入日の冬木立

冬木立映し駅前潦(にわたずみ)

校庭に矍鑠として冬木立

冬木立日の出七時のシルエット

帰路急ぐ夕日に翳る冬並木

膨らみし帰路の入日や冬木立

       薫風士

    

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2022年12月16日 (金)

俳句《水鳥・浮寝鳥》

       

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(写真)皇居前の堀

タップ・拡大すると、水鳥が一羽見えます。

    

 「歳時記(俳誌のサロン)」や「575筆まか勢」から気の向くままに例句を抜粋・掲載させて頂きますが、最後に掲載した水鳥の写真と日記代わりの拙句も作句のヒント・ご参考になれば幸いです。

青色の文字をタップすると例句の詳細が表示されます。

    

水鳥1

水鳥の餌に寄り来しはヌートリア 

       (大橋敦子)

    

水鳥2

水鳥の陽光こぼす嵯峨野かな 

      (片岡久美子)

  

水鳥3

水鳥の影紫に余呉の湖 

       (木村傘休) 

   

浮寝鳥1

古利根や朝靄うすれ浮寝鳥 

       (岸恒雄) 

   

浮寝鳥2

琵琶湖より余呉湖は昏し浮寝鳥 

       (藤井啓子)

    

575筆まか勢

水鳥の水尾の静かに広かりし

        (高浜年尾)

   

いざこざのなき隔たりに浮寝鳥

       (高澤良一 

     

最後に拙句と写真を掲載します。   

水鳥や用心深き人嫌

浮寝鳥都心の堀の片隅に

よく見れば彼方の陰に浮寝鳥

マンションの映ゆる水面や浮寝鳥

(さざなみ)移ろひ静か浮寝鳥

束の間の微睡なりや浮き寝鳥

浮寝鳥一声上げて動き出す

一声を聞きつけ飛翔浮き寝鳥

点々と日の出の翳の浮寝鳥

朝靄の漂ふ水面鴨の群

溜池の中州に宿る親子鴨

立ち去りし後の岸辺へ浮き寝鳥

        (薫風士    

   

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(写真)

深田公園や車池公園、三田谷公園の池    

タップ拡大すると水鳥が見えます。

  

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タイトルをタップしてその記事をご覧頂ければ幸いです。

  

《初氷・薄氷・うすらひ》

       

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221219_22022年12月15日、本格的な冬の寒波襲来で近畿各地で初氷が観測されましたが、19日には神戸でも初氷が張り、京都では初雪が降りました。

天気予報を見ると、散歩道でも初氷が見れそうだったので「健康管理のマンポ」を早朝にして、スマホ写真を撮りながら駄句を口遊みました。  

    

・「ひとはく」のホロンピア池初氷

・虹の木てふメタルアートや薄氷に

・初氷今朝の散歩の潦(にわたずみ)

スマホ手にプール覗くや初氷

・薄氷や戦禍の暮らし如何ならむ 

        薫風士

    

「歳時記」(俳誌のサロン)や「575筆まか勢」から気の向くままに例句を抜粋・掲載させて頂きます。青色の文字をタップすると例句の詳細が表示されます。

 

初氷

初氷割りて登校下校かな 

       (稲畑廣太郎)

     

うすらひ

薄氷といへざるほどのうすらひで 

        (大橋敦子)

   

薄氷1

犬の水替へ薄氷を流しけり 

        (稲畑汀子)

  

薄氷2

薄氷の神水を汲む老夫婦 

        (片渕清子)

  

薄氷3

日を返す能登の捨田の薄氷 

        (石原光徳)

  

薄氷4

薄氷や畦川板を渡すのみ 

        (根橋宏次)

  

薄氷5

薄氷踏んでおどける里訛り 

        (鴨下昭)

    

薄氷6

薄氷を胸で分けゆく鴨の二羽 

        (佐藤喬風)

   

575筆まか勢

薄雪を乗せし薄氷銀閣寺

        (右城暮石) 

  

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2022年12月14日 (水)

「猿回し」《季語とは何か》

 
221214写真は、「カラー図説 日本大歳時記」の1981年発行「猿回し」の解説ページです。

タップ拡大してご覧下さい。

   

ウイキペディアによると、猿回しは、「4500年前のメソポタミア文明に職業としてあったが、日本には奈良時代に中国から伝わり」、「昭和30年代(1955年 - 1964年)にいったん絶滅した[6]」が、「1978年(昭和53年)に周防猿まわしの会が猿まわしを復活させ、現在は再び人気芸能となっている。」とのことです。

 

正月の行事(牛馬の厄払い)として行われた「猿回し」は、現在では本来の宗教的行事ではなく「大道芸」として親しまれていますから、選者の選句で「猿回し」を「正月の季語」として厳密に適用されると違和感があります。

 

松尾芭蕉は「不易流行(ふえきりゅうこう)と言い、高浜虚子は「古壺新酒(ここしんしゅ)と言っています。

  

「季語」は古い歳時記の分類に捉われず、弾力的に運用すれば良いでしょう。

  

健康長寿の俳句をエンジョイするためには、「正月」でなくとも、「季重なり」になっても、あまり気にせず、実際の猿回しの情景を素直に詠んで句作を楽しめば良いと思っています。

   

猿曳やアナクロ専制如何にせむ

         (薫風士

  

掲句は川柳擬き・俳句擬きのブログ用俳句ですが、「歳時記(俳誌のサロン)」などから「猿回し」の「季重なり」の例句を気の向くままに抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は青色文字をタップ(クリック)してご覧下さい。

   

歳時記

花吹雪人だかりして猿廻し 

        (松沢久子)

  

梅の下掛声高き猿回し 

       (古川さかえ)

   

秋日和猿回しゐる天満宮 

       (長濱順子) 

   

曳猿の空を見てゐる梅白し 

      (宇都宮敦子)

  

先日句友と「道の駅 神戸フルーツフラワーパーク大沢」にて吟行し、日記代わりに詠んだ猿回しの拙句と写真を掲載します。

  

2022年12月17日(土)18日(日)には、神戸モンキーズ劇場にて特別公演(手話を取り入れた猿まわしショー)をするとのことですが、機会があれば夜のイルミネーションに吟行をしたいと思っています。

   

日溜まりに人待ち顔の猿回し

猿回し電飾用の馬像背に

句材にと話しかけたる猿回し

佳い句をと祈って呉れし猿回し

猿回し八艘飛びを十八番(おはこ)とし

しくじりも演技の一つ猿回し

曳猿のお辞儀頭を地に付けり

猿曳の弁舌に乗り笊へ札

さよならの手振り合はすや猿回し

曳猿の齢は幾つ幸祈る

     

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ここをクリックして

「マイちゃん」の八艘飛びの動画をご覧下さい。

(動画は句友が撮ってくれたものです。)

  

        

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2022年12月 9日 (金)

俳句《冬の蝶》

  

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新型コロナウイルス第8波の感染拡大を警戒して、コロナ感染拡大防止のためにクラスが休校になり、遊びに来た孫を連れ出して散歩に詠んだ冬の蝶の拙句と写真を掲載します。

     

   

写真をタップ拡大して、冬の蝶が何処に写っているかを見つけて頂ければ幸いですが、それは蝶でなく、蛾かもしれません

        

快晴の小道ひらひら冬の蝶

冬の蝶我を誘ひ見え隠れ

冬の蝶見え隠れして丘の径 

冬の蝶小径に留り紛れけり

冬の蝶撮れど写りし姿無く

駄句捻り遊びし相手冬の蝶

          (薫風士

   

「誘ひ」は、「5・7・5」の定型リズムにして、「いざない」と読んで下さい。

歳時記(俳誌のサロン)から気の向くままに「冬の蝶」の俳句を抜粋・掲載させて頂きます。

例句の詳細は季語(青色文字)をタップしてご覧下さい。

   

冬の蝶1

冬蝶の日を拾ひつつ消えにけり

        (松本松魚)

 

見失ふほどには飛ばず冬の蝶

       (高橋さえ子)

 

冬の蝶2

操りの手の止まるとき冬の蝶 

        (田中一美)

  

今生の高さをとべり冬の蝶

       (荻野加壽子)

  

冬の蝶3

六階のわが窓のぞく冬の蝶

        (大坪景章)

  

冬の蝶波郷の墓へ吹かれきし

        (山田春生)

    

蝶」は春の季語です。ここをクリックして、歳時記の例句をご覧下さい

 

ここをクリックして、「俳句談義(8): 高浜虚子の句「初蝶来何色と問ふ黄と答ふ」《虚子の対話の相手は誰か?》」をご覧下さい。

  

ここをクリックして、「俳句《凍蝶(いてちょう)》(コロナ禍の思い)」をご覧下さい

 

ここをクリックすれば、「秋蝶の俳句と写真」をご覧になれます。

  

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2022年12月 5日 (月)

俳句《冠雪・初冠雪》

  

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12月2日、国際俳句交流協会(旧称)の俳句大会・講演会・臨時総会に出席の為に上京の際、車窓(ひかり号)の冠雪の風景を日記代わりの駄句に詠みました。

 

(注)

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講演は、岩岡中正氏日本伝統俳句協会会長熊本大学名誉教授)による、「《幕末の漂流者・庄蔵》 ー《ことばの力》に寄せて」というタイトルで、聖書「ヨハネ伝」の庄蔵等が世界最初の和訳で「初めに言葉ありき」と翻訳した経緯など、興味深いお話でした。(写真をタップ拡大してご参照下さい。)

ちなみに、ここをクリックして、「宗教と科学の対立と融合」をご覧下さい。

  

当日の臨時総会に於いて、「国際俳句交流協会」の新名称は「国際俳句協会」に決定されました

   

国際俳句協会は俳句の世界遺産登録への推進運動の事務局としての活動もするとのことですが、薫風士は「HIA]への投稿「英語でわかる芭蕉の俳句」や「俳句HAIKU」のブログ記事を通じて、その草の根運動をしています

   

・初冠雪E席の窓飛び去りて 

 「E」は「いい」・「良い」の掛詞のつもりです。

  ウエザーニュースによると、伊吹山は平年より12日遅れの初冠雪になりました。

 ここをクリックして、「初雪の俳句 (改訂版)」をご覧下さい

   

・冠雪の峰を遥かに車窓愛で

   

・車窓愛で初冠雪を撮り損ね

  

・微睡みて冠雪富士を見逃しぬ

   

「575筆まか勢」から「冠雪」の俳句を1句抜粋・掲載させて頂きます。

 例句の詳細はここをクリック(タップ)してご覧下さい

   

・冠雪の風の流れに乗れる鷹

        (村越化石

   

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2022年12月 1日 (木)

俳句寸評《冬紅葉》

   

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(写真)

NHK俳句・TV画面一部分(2022.11.11)

 

   

NHK俳句を見ていて、ふとこの記事を書く気になりました。

俳句は好き好きですが、「俳句寸評《鯛焼》」など、「俳句寸評」があなたの句作のご参考になれば幸いです。

    

(原句)

・切通し青空細し冬紅葉

   

(井上弘美選者の添削句)

・冬紅葉あをぞら細く切通し

   

この俳句を詠んだ作者と切通しの立ち位置(空や紅葉を見た状況)は知りませんが、原句の句意に沿った一応の添削をすると次のように修正したいところです。

作者のコメントが頂けると幸いです。

    

(薫風士の推敲案)

(A)冬紅葉あをぞら細き切通し

(B)切通し細き青空冬紅葉

   

推敲案(B)の三段切れは、季語が強調され且つ句意が明瞭だから問題ないと思います。

   

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